ばむばんか惰隠洞

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2014-04-24 [長年日記]

[Anime] 定期視聴番組

「ブラック・ブレット」、「ソウルイーター ノット!」、「ノーゲーム・ノーライフ」、「棺姫のチャイカ」。厳選してみると火曜、水曜は結構いいかも。厨二とクセ玉のハイブリッド感が良い感じ。「ノーゲーム…」にゲームのルールの裏をかく、的面白さがもうちょっとあると楽しいんだけどな。

[Books][Oldbooks] アドルフ・ヒトラー

アドルフ・ヒトラー〈1〉ある精神の形成 (集英社文庫)(ジョン・トーランド/永井 淳) アドルフ・ヒトラー〈2〉仮面の戦争 (集英社文庫)(ジョン トーランド/永井 淳) アドルフ・ヒトラー〈3〉第二次世界大戦 (集英社文庫)(ジョン トーランド/永井 淳) アドルフ・ヒトラー〈4〉奈落の底へ (集英社文庫)(ジョン トーランド/永井 淳) ジョン・トーランド 著/永井淳 訳
イラスト 西口司郎
デザイン 中城裕志
集英社文庫
1.1889-1928 ある精神の形成 ISBN978-4-087-60180-0 \777 (税別)
2.1928-1938 仮面の戦争 ISBN978-4-087-60181-7 \777 (税別)
3.1938-1941 第二次世界大戦 ISBN978-4-087-60182-4 \777 (税別)
4.1941-1945 奈落の底へ ISBN978-4-087-60183-1 \777 (税別)

明日から本気出す

膨大なインタビューを元に構成されるノンフィクション大作の名手、トーランドによる20世紀最悪の独裁者の出生から最期の時までを綴るドキュメント。

買取物件を眺めてたら目にとまったんで何の気なしに読み始めてみたらやっぱり面白くて。一度読んだ覚えはあったんだけど文庫版はは90年刊。まだ消費税が3%のころだ。さすがにwebに感想文とか書きつける前の本で、初読で何を思ったかを確認することはできなかった。

というわけで、逆に新鮮な気持ちで読んで行けた。ヒトラーについてはNSDAP(国家社会主義ドイツ労働者党、略すとナチスですね)の指導者となった後の流れは割と他の書物などでもいろいろ描かれていて、そこでなにか新鮮な発見があるというものでもないんだけど、出生から青年となり、第一次大戦で大きな失望を得る、というところまでの流れは意外と知られていないところも多かったと思うので、そこの所にかなり突っ込んだ取材がされているあたりは相当興味深い。「ヒトラー」という、ドイツ人としてもオーストリア人としても比較的珍しいと思える姓について、元がチェック族の「ヒドラール」、「ヒドラルチェク」だろう、ってあたりから話が始まるあたり、また、父親であるアロイスという人物の複雑さ(公においては公正で有能な官吏、私においてはいささか放埓な好色家)といったあたりにも詳しい取材がなされている。

そんな幼少から青年期のヒトラーの、さまざまなインタビューから再現される生き方を読んで行って感じられるのは、こういうヤツに付けるレッテル、あるよなあってことか。「厨二」なんだよね。ヒトラーが画家を目指していたというのはよく知られているけれど、その、画家、という仕事に対する考え方なんかも、自分が本気出せば必ず道は拓ける、と根拠なしに思い込み、自分の中では「本気出した」後の自分と現在の自分をごっちゃにした自己評価を疑問なしに受け入れて言動に反映させてしまう、という。

で、それは現在ただいまの我々から見たら、苦笑交じりにスルーできるものではあると思うんだけど、特定の時代背景において、一人の中二病を患った人間が語る、本気出した後の理想的な世界に関する世迷言が信じるに足りる理想として通用してしまった、というのが20世紀中盤のドイツが嵌った陥穽だったのかもなあ、と思えてしまうというのがなんともはや。そしてこの陥穽はどうかすると、21世紀の我らも落ち込みかねない落とし穴なんだよな。

もちろん1930年代とは情報の冗長性とかの部分で大きな変化はあると思うので、当時のナチスがやれたような急速な権力の集中の再現は結構困難なんじゃないかと思うけど、それでも何かのはずみで、似たようなことは起きる可能性はあるんじゃないかと思ってしまった。一人の独裁者にすべての権力がたやすく掌握される、という危険性は減ったかもわからんけど、得体の知れないクラウドが、気がついたら個人の思惑を超えて軌道修正不可能な慣性を持って暴走する、みたいな危険性はあるのかもわからんな、とは思ったことでした。

そういう意味では時々読み返すに足りる本ではあると思う。現在ただいまの我々限定で言うなら、本書の終盤読んでると、ニコ動の「総統閣下シリーズ」のあれ、このあたりの話なんだろなー、などという不謹慎なお楽しみのオマケも付くことだしな、シュタイナー(^^;。

★★★☆


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