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ちょっとだけ無線LANに興味が湧いた、というかそろそろKindle買ってみようかな、でも3G版は割高だし、待たされそうだし、ってことで、差額で納まる値段で無線LAN環境がでっち上げられるのならそれもいいか、ってなことでちょいとソフマップまで偵察。このあたりだと3G版より安く上げられるみたいね。あまぞんでの評判も悪くなさそう。有線LANポートも3つあるんで、今使ってるPCはこっちに繋げばいいし、悪くはないかな、ってところではあったんだけど、
そもそもオレは本気でKindle買うんけ? ってところで手が止まったよ(w。
結局購入は見送って、一つ下の階に入ってる大垣書店で文庫本を5000円分ぐらい買って帰ってきました。あれっ?
大垣書店で本買うと、併設しているカフェで50円引いてくれる割引クーポンを付けてくれるんだけど、どーせ禁煙なんでしょ、って思ったら、ちゃんと喫煙室あんのな。おー、んじゃ次から利用させてもらうことにしよ。ハーバーで煙草・コーヒー付きで本読めるところができたのは嬉しいやね。
「黒子のバスケ」、「ニセコイ」、「世界征服 謀略のズヴィズダー」、「烈車戦隊トッキュウジャー」、「仮面ライダー鎧武」、「スマイルチャージプリキュア」、「マギ」。
土曜深夜、うーん、「ズヴィズダー」はやっぱ合わんなあ。その他は面白いです。
日曜日、キャラ掘り下げシリーズ第一弾はチームの末っ子的存在のカグラちゃんフィーチャー編。軽いノリに見えて結構深いところもありそうね、だった「トッキュウジャー」、深いっつーか黒いっつーならこっちは本気出してきたぜ、だった「鎧武」。どっちも面白いですが「鎧武」、これはメインのターゲットに対していきなり高いハードルぶっ込んできた、とか言うことにならないのかしら。案外大丈夫なものなのかなあ。「プリキュア」、ダメプリンセスのダメっぷりが毎回可愛い。「マギ」はお話のクオリティに絵がついて行けてない感じだなあ。
ジョン・スコルジー 著/内田昌之 訳
カバーイラスト 前嶋重機
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文SF
ISBN978-4-15-011924-9 \1200 (税別)
ペリーらの活躍の結果、コロニー連合に搾取されるばかりの立場からの脱却を果たした地球。それはコロニー連合にとって、豊富な兵士の供給先を失うことになる。はるかに進んだ400の星間種族の連合体、コンクラーベにあって技術的にも戦力的にも不利な立場にあるコロニー連合にとって、地球の老人達をサイボーグ化し、強力な兵士として再生させる
そんなコロニー連合上層部の悩みをよそに、CDFの技術士官、ハリー・ウィルスン中尉はコロニー外務省の外交団、アブムウェ大使の一行に技術顧問として随行し、日々ロクでもない任務に向き合う日々を送っていたのだが…。
構成的にいろいろ凝っていて、訳者の内田さんのあとがきにもあるとおり全13話、一回目と最終話は前後編となっている、というわけで、二時間スペシャルを最初と最後に配した、ワンクールもののTVドラマを連想させるような構成になっている。ここで展開するのは背景としては結構危機的な状況にある世界で、少々ひねてはいるが有能な主人公が、さまざまな騒動に巻き込まれ、それを持ち前の能力や機転、後は偶然の助けで無理筋の任務を次々と(それなりにおもしろおかしく)こなしていくうちに、背景になっている危機的状況の解決のキーになっていくかも知れない、ようなお話。まあ正しく連続テレビドラマのノリと言えるかも知れない。で、そのテレビドラマの背景になっているのは「老人と宇宙」シリーズの世界観、と。
ここまでの「老人と宇宙」シリーズのノリよりは、先に読んだ「アンドロイドの夢の羊」に近いか。厄介な騒動に巻き込まれた主人公が、その困難を捌いていく様を軽いコミカル・タッチで描いていくようなお話。それぞれのエピソードはミステリ風味あり、ハードSF風味あり、ユーモア、スラプスティック、ちょいとペーソス多めのヒューマンドラマとまんべんなくいろんな味も配されて、どれもちゃんと面白く出来上がっている。そういう意味では文句なしの筈なんだけど、なぜか読み終わったときに大満足、とは言えない気分になっているのが不思議なところ。
不満の一点は本書がこれできれいに完結してなくて、いろんなものが納得できないまま放り出されてしまってる、ってところにあると思う。で、これはまあ続きやるならやってくれや、で済む話なんだけど、もう一点考えてることがあって、それは必ずしもこの本固有の問題とは言えんのではないか、って気もしているんで、どうしようかな、それについては改めて書きますか。
あのね、この本は、これはこれでとっても面白いんだよ。そこは保証します。その上で、何ともいえん割り切れなさも感じた本だったのね。そこは別項で。
★★★
続きです。感想とはちょっと違うので項を改めて。
本を読む、ってなんだろな、って思ったときに、それって本の本体を見たときの、こちらの覚悟みたいなものから話は始まるんじゃないかな、って気がして。「いさましいちびのトースター」と「啓示空間」では、その本を手にした時点で本を読むときの覚悟というか気構え、みたいなところにそれなりの違いが生じるんじゃないかと。
何と言うかね、見た目のボリュームってそれなりに読み手に与える印象の差、みたいなものに違いができて、で、それが結構本を読む、って行為の楽しみの一つとも言えるんじゃないかと思うんだ。ぶっちゃけ「分厚い本を見たらこっちも覚悟するよ」ってこと。
650ページオーバーの「戦いの虚空」、これは「アンドロイドの夢の羊」より100ページボリュームがある。これだけの厚さの本を手にしたら、読むこっちは勝手に、これはかなりずしんと来るお話を読ませてくれるのだろうな、って期待をしてしまうのだよね。だけど「戦いの虚空」って本は、感想で書いたとおり比較的ライトなお話を集めた結果「厚くなっちゃった」本なの。で、ここに自分は何とも言えんがっかり感を持ってしまうのだった。この厚さでこの程度の読後感かよ、と、ね。
ただここでふと思ったことがあって、これ、紙の本で読んだら「(物理的に)重い割に(内容は)軽いなあ」と思うものが、Kindleなどの電子書籍で読んだら、物理的な重さの問題は無い話になって、(物理的に)軽いデバイスを利用して、内容的には軽いけど、それなりに量のあるもの、をストレス無く読める環境ができたから、こういうのもアリなんじゃね? って状況ができてしまった、ということなんだろうか、と。
簡単に良いか悪いかを決めつけられるものではないと思うけど、自分はまだ、本を手に取ったときの重さを、その内容の重さに関連づけて読んでいきたい気はします。「戦いの虚空」は、手に取った重さと読んだ内容の重さのバランスが、自分にはどうにも納得できなかった、って事なんですね。
日曜深夜から火曜まで。「ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル」、「のうりん」、「ノブナガ・ザ・フール」、「とある飛空士への恋歌」、「魔法戦争」、「桜Trick」、「銀の匙」。
「ウィザード…」、話が大きく動いてきたが、ウドが魔法を使うのは基本的に禁止、って世界のはずなのに結構盛大に魔法を行使してて、かつそのことに対してその後さほどお咎めがないってのはどうなんだ? 「のうりん」は斎藤千和ショー。酷すぎる(褒めてないこともない)。
月曜日、「ノブナガ…」はまあ展開がスピーディーなのは悪くないか。謙信役は元ヅカガールなんすね。ドスの利かないパクロミ姐さん、って感じかな。「とある…」はまあ、うん。「魔法戦争」は厨二全開で、これはこれで悪くない(良いとも言わんけど)。「桜Trick」はいろいろ厄介やなあ(w。
「銀の匙」はちゃんとしてる。駒場君、フェードアウトなんですかね。
前々からアナウンスはあった、ずっとやってた定期のお仕事の追加作業の詳細が出たんで、昨日はそいつのための情報収集で結構時間を取られてしまった。で今日からちょっとずつ実作業に着手中。むー、MovableTypeベースなのね。そこですでに厄介だなあ。とにもかくにも手順は掴んだのでちょっとずつ進めてみる。
んでも今週末は確定申告と格闘、が優先だな(^^;
「中二病でも恋がしたい 戀」、「未確認で進行形」、「ウィッチクラフトワークス」、「凪のあすから」、「鬼灯の冷徹」、「キルラキル」。「中二病」、実にありふれたボーイ・ミーツ・ガールにものっそいイフェクトをかけてきてるお話なのね。そう考えたらこれはこれで、微笑ましい。
「未確認…」はとても楽しい。比較的キャリアの浅い声優さんたちで回してるんだけど、この人たちがみんなかなりデキる人たちでなかなかいい感じ。「ウィッチ…」はまあ、深夜アニメスタンダード、っぽいな。
「凪…」は人魚姫的テイストも盛り込んできましたなあ、いろいろ痛い方に話持って来ているなあ、とは思う。「鬼灯…」は流し見、「キルラキル」は相変わらず勢いハンパねえ。
シェリー・プリースト 著/市田泉 訳
カバーイラスト Shan Jiang
カバーデザイン コードデザインスタジオ
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011852-5 \1100 (税別)
アラスカの永久凍土の下に眠ると言われる莫大な金鉱、アメリカへの譲渡話も持ち上がるタイミングで、ロシア政府はこの金鉱を採掘できるマシンを作り上げたものに莫大な賞金を支払うと発表する。次々と挑戦者が現れ失敗を繰り返していくなか、シアトルの発明家、ドクター・ブルーはロシア政府を説き伏せて多額の資金援助の元、一台のマシンを完成させた。圧縮蒸気で駆動させる3基のドリルと切削ヘッドを備えた巨大なマシンは「ボーンシェイカー」と命名され、ついに試運転の日を迎える。だがその日、「ボーンシェイカー」は突如暴走を開始、シアトル市街に多大な被害を与えて停止する。しかも「ボーンシェイカー」の暴走が何かの引金になったのか、マシンによって掘り返された土壌からは正体不明のガスが流出し始める。そのガスを吸ったものはたちまち死に至り、さらに恐るべきことに一度死んだ人びとは、生肉を食らうゾンビとなって復活するのだ。
人びとは「ボーンシェイカー」で破壊された旧市街を300フィートに及ぶ壁で囲い、ガスの流出を壁の内側に押さえ込み、その外側で細々と暮らし始めた。そして15年…。
南北戦争がさまざまな理由で20年の長きに及んでいるアメリカ、蒸気で動く超マシン、壁で囲まれた街には致死性のガスが充満し、その中を屍肉喰らいのゾンビが徘徊し、同時にそこを活動圏とする生者達も存在する。そんな場所にとある目的があって潜り込むことになった少年ジークと、彼を連れ戻すべく街を目指すその母ブライアが繰り広げる大冒険。スチームパンクの風味も按配良く、息子視点、母視点のカットバックもリズムが良い。母は強すぎだし息子はちょっとガーリィ過ぎね? って気もしないことはないがまあ許せる。タイトルにもなっている「ボーンシェイカー」が実はあんまり(ぜんぜん)活躍してなかったりするあたりは残念だけど、お話の展開そのものはスピーディーで大変楽しめる。
ただですね、この手のお話ってのはまず、冒頭で舞台設定である程度その世界観を飲み込んだ上で、お話に入り込んでいくのが一番良いんだと思うんだけど、このお話の場合、
ってのが前提になっているんだけど、その4.はいいのか? ドリルが地面をほじくり返したら突然良くわからんガスが出てきてさあ大変、って話なんだけど、それは何でシアトルの地下にあるの? 何が原因で出来たガスなの? そもそも「ボーンシェイカー」とはなんか関連するの? ってあたりがまったく語られず、ただ単に噴出するだけなんだよね。
で、この最初のツカミを受け入れられればその先は結構楽しく読んで行けそうな気はする。でも、「そのガスはなんやねん?」ってのが頭に残ってしまうと、もひとつ乗り切れないままお話に付き合う羽目になってしまうんじゃないのかな。自分は引っかかっちゃった口。なのでこのお話内のリアリティをいまいち信用できないまま最後まで行っちゃった感はあったかも。続編で説明があるのかもわからんけど、ここはもう一声、こっちを納得させて欲しかった。スジそのものはいい感じだったので、そこがちゃんとしてたらもっと拍手多めになったんだけどな。
★★★
今日中に申告用書類を仕上げて、明日叩き付けてやろうと思ったんだけど、朝起きたら結構な数の古本のご注文頂いてて、結局午前中はそいつの準備。おやつ時に発送に出かけて、ついつい局の近所の焼き鳥屋にふらふらと。酒舐めながらバチガルピの「シップブレイカー」読みはじめたんだけど、となりの客の会話が良い感じで。
30代後半から40代前半ぐらいの男女なんだけど、男性の方はどうもアパレル関連のお店を東京に開店したいと思ってるんだけど、こんな良いことがある、こうすれば上手く行く、メンバーはあいつとあいつで、みたいなことを自信満々でまくし立てるんだけど、女性の方はそれを片っ端から「それ、あんたがそうなると思ってるだけで他の根拠はなんもないやろ」的な論調で論破していくんだった。で、ドンドンロンパされてるのに男性の方はまったく落ち込まずに、次から次へとおいしい話をまくし立て、女性の方はそれを片っ端から潰してく。なのに二人の様子はあんまり険悪にはならないんだよね。おもろいカップルやなあと思って話聞いてました。正直バチガルピより酔っ払いカップルの会話の方が面白かったんだぜ(^^;。
ほろ酔いで帰ってデータ入力の続き。一応目につく紙は全部打ち込んだと思う。あれ? 数字の上では去年、黒出てるぞ(ええことやん)。
「ハマトラ」、「黒子のバスケ」、「ニセコイ」、「世界征服 謀略のズヴィズダー」、「烈車戦隊トッキュウジャー」、「仮面ライダー鎧武」、「スマイルチャージプリキュア」、「マギ」。データ入力のBGVになってしまったので割にながら見。
「トッキュウジャー」は今のところまだ乗り切れないでいるかも。トッキュウジャーサイドのお芝居が、悪党側に負けてる感じがすんのね。ここが解消されれば面白くなる、のかな。「鎧武」はいよいよ難しいとこに踏み込んで来たぞ、わくわく。
今年の「プリキュア」は世間知らずでわがままでジコチューなプリンセスの成長物語を隠し味にしていこう、って構成になっているのかね。ヒメのふるまいについ「殴るぞてめー」と思ってしまうのはつまり、それだけ作品にひき込まれてるってことなのかしら(^^;。
「マギ」、ティトス君のされこうべのその作画、あんまりじゃなかろうか。笑うとこじゃなかろ、そこは。
領収書のデータ化をすませ、国税庁のサイトに出向いて青色申告作成、印字、それから確定申告用の書類のデータ作成。特に問題なく作成完了、印字じゃー、と思ったら、すかすかすかと黒が出てこない。プリンタヘッドをクリーニングして再挑戦。あれあれあれ、青とマゼンタも死んだ…。
ついこの間、2回目の詰め替えの儀を済ませたばっかりだぞ。1ヶ月しか保たんのかい、なんじゃそりゃ。
なんだろなー、こっちの詰め方が悪かったとか、いろんな理由もあるんだろうと思うけど、詰め替え用インク、1回半ぐらい使える、ってあたりを目処に使っていくしかないって事なのかも知れない。
最近は詰め替えインク以外にもサードパーティー製の互換カートリッジも出ているようなので次はこっちも試してみようかね。
それはともかく、印字できないと困るのよ。こっちは明日出しに行く気満々だったのに、こんなところで出鼻挫かれるとか。どうにかならんかなー、どっかで印字サービスとかやってたら、そこ使って見ようかなーなんて思ってちょっとぐぐってみたら、なんとまあ、最近はローソンで普通にpdfとか印字できちゃうんだね。やり方わかるかなあ、とか思いながら夜道をとぼとぼ歩いて行ってみたら、例の、オレの顔みただけでセブンスター出してくれる兄ちゃんがいたんで、「コピー機でpdfとかもプリントできんの?」って聞いたら、「あーできますよー」って、ぱっぱと段取りしてくれた。USBメモリからのデータの読み込みにちょっと時間かかったけど、それ以外は極めてスムース。印字もキレイ、機械も他のお客からは何印刷してんのか判らん様に紙を吐き出すようにデザインされてて大変結構。
ほんとに助かったよ兄ちゃん。お礼にセブンスター(すでに手に持ってた)とからあげくん買って帰ってきた(w。
昨日ドタバタしたけどなんとか書類は揃ったので、本日湊川まで出かけて確定申告書類一式提出。特に困ったこともなく、さくっと儀式終了。牛丼食って(「アタマの大盛り」出来てから、並盛りの肉の量、減ってね?)ハーバーまで出かけてプリンタ用の純正インク購入。今日は1万円、使って良いことにしてたんだけど、ここまで黒だけだった増量バージョン、カラーインクも追加されたんだね。保ちが良くなるのは嬉しいのでこちらを選んで購入したら、最初に思ってた程には本代使えないことに気がついた(5000円ぐらい本買えると思ったんだけど、3000円ちょいでストップになっちゃうんだよね)。
とはいえ止まらんものはあるもんで、本の方はちょい予算オーバー(ミエヴィルとヴィンジを買いました)。ハーバーランドの大垣書店にはカフェが併設されていて、そこには喫煙室も用意されてるんで、ものっそ嬉しい。買い物した後コーヒー飲みながら一服できるところが一つ出来たのはありがたいね。
後は無事に確定申告済んだので、立ち呑みでぷはーして帰宅。
パオロ・バチガルピ 著/田中一江 訳
カバーイラスト 鈴木康士
カバーデザイン 岩郷重力 + N.S
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011867-9 \880 (税別)
石油資源が枯渇した近未来。地球温暖化による気象の変動や政治体制の変動なども相まって、人類社会は極端な格差社会へと変貌している。そんな時代のアメリカで廃船や沈船に潜り込み、貴重な金属資源などを回収してわずかな賃金を得る子供たちがいた。ネイラーもそんなシップブレイカーとして厳しい日々を送っていたのだが、そんな暮らしが一変する事件が起きる。超弩級のハリケーンが来襲した翌日、ネイラーたちは浜辺に打ちあげられた豪華なクリッパーを発見したのだ。船内に収められたさまざまな貴重品たち。これを運び出せばネイラーたちの許には莫大な富がもたらされるだろう…。勇んで残骸に潜り込むネイラーたち。
だが、船内に残っていたのは金銀財宝の類だけではなかった。嵐でかき回された船室の中に調度品の下敷きになった一人の少女の姿が…。
基本的に映画評なら根岸泉さんのSCRIPT SHEET、SF評ならTHATTA ONLINEあたりが自分にとっての信用銘柄で、毎度興味深く読ませて頂いてるんだが、THATTAではこの本、あまり高い評価はされてないみたい。そう言うもんかなあと思って読みはじめたんだけど、んまあ確かに出だしは若干もたついてるかも。まあやたら面白い隣人に出くわした、って事情もあるんだけどね。
でもこれ、そんなにダメかなあ。確かにお話のスジは貧しい少年がお姫様と出会って彼女の願いをかなえるために頑張る過程でそれなりに成長を遂げていく、という実にオーソドックスなジュヴナイル(本書はヤングアダルト向けの作品として刊行されている)なんだけど、で、正直そのラインからは三分の一歩ぐらい足を踏み外しはするところがあるんだけど、でも総じて極めてオーソドックスな構成のジュブナイル作品。で、んなもんバチガルピにゃ期待してねえんだよ、というのもわからなくはない。前が「ねじまき少女」だったわけだからね。
なんだけど、これはこれで結構いい味、出していないかなあ。かなり高く評価したいところがあって、それは「死」への向き合い方。通常ジュブナイル作品においては、主人公は人の死に積極的にコミットすることはない(『バルス!』はどうだろうねえ、とも思うけど)ものだけど、本作ではここは結構シビアに描いてる。特筆したいのはこのラインにおいて、「父殺し」まで踏み込んでお話を描いているわけで、ここはかなり頑張ったと言えるんじゃないだろうか。
もたついてる、と先に書いたけど、で、これは確かにそういうところはあるんだけど、それも半分をちょっと過ぎたあたりからちょいとシフトアップ。テンポも上がり、かつここでネイラー君の成長、って部分も抜かりなく描かれる。ここからラストまではかなり楽しいんだよ。しかもこの、楽しくなるきっかけが、
ドーントレス号の登場
ってところでもうね、厨房で「レンズマン」と遭遇したオレにとっては盛り上がり感がハンパねえ。そりゃあなた、ドーントレス号が来てくれたら無敵じゃん、ここからはイケイケだね、って思うなって方が無理だよ(w。バチガルピさん、狙ってやったのかねえ(ねえよ…多分)。
バチガルピでこれかよ、もわかるけど、バチガルピ、こんなのも出来んだぜ、と思えばこれはこれで楽しいんじゃないかな。自分がジュヴナイルに甘め、ってのもあるのかも知れんけど割に楽しめました。同じ世界観でのお話があるようなのでそっちも楽しみ。本書でもいい味出してる"半人"トゥールが登場するそうです。
★★★
あーでもこれ、同じ舞台にシチュエーションでフィリップ・リーヴが書いたら、すんげーキッツい話が出来ただろうなー、なんて事はちょっと思った(w。昨日見た分、「ノブナガ・ザ・フール」、「とある飛空士への恋歌」、「魔法戦争」、「桜Trick」。昨日のことなのにあんまり良く覚えていない。全体になんか見たような、普通な話が続いていたような。「桜Trick」で「普通」はかなり自分としては褒め言葉になるんじゃないかと。アブノーマルさ控えめ、って意味でね。
今日、「銀の匙」、「中二病でも恋がしたい 戀」、「未確認で進行形」、「ウィッチクラフトワークス」。
「銀の匙」、主に駒場君リタイヤのお話。若さゆえの情熱とか何やらとかでは通用しないものが世の中にはある、と青二才が思い知るお話。狙ってやってるのかどうか知らんけど、駒場家のクルマが数世代前のゴルフ(これは二代目?)ってあたりで、使えるお金があまりない感が上手く出ていたなあ、なんて。
「中二病…」、あら、なんだか甘酸っぱ切ないお話になっているわ。「未確認…」はとても楽しい。にしてもホワイトデーネタでずいぶん引っ張るなー。「ウィッチ…」は、まあ、つまらなくはないけど、敵味方の関係性がどんどんワケ判らんことになってきてるな。
ロイス・マクマスター・ビジョルド 著/小木曽絢子 訳
カバーイラスト 浅田隆
カバーデザイン 矢島高光
創元SF文庫
ISBN978-4-488-69816-4 \1100
ISBN978-4-488-69817-1 \1100
聴聞卿としての初仕事を終え、帰還したマイルズ。故郷のバラヤーは今、皇帝グレゴールとライザ嬢の結婚式の準備で沸き返っている。だがマイルズにはそれとは別に、個人的なそわそわで落ち着けない状況があった。聴聞卿として赴いた惑星コマール、そこで発生した事件に巻き込まれ、夫を失うことになったヴォルの女性エカテリン。彼女が今、マイルズの中では特別な女性になっていたのだ。なんとか彼女との距離を詰めようと画策をめぐらすマイルズだったが、その画策が裏目に出たか、なぜかエカテリンの許にはマイルズ以外に3人もの求婚者が現れて…
人気シリーズの最新長編。巻末に短編を一編収録。
「ミラー衛星衝突」から直接繋がるお話で、今回はグランド・ホテル形式のコメディ仕立て。それでなくてもこのシリーズは、SFとしてアイデアがどうとかヴィジョンがどうとかにズバズバ斬り込んでくるようなタイプじゃなく、むしろそちらはあくまで隠し味で、キャラクターの魅力とストーリーテリングの面白さで読者を引き込むタイプの小説。
なので、本作のように基本的なスジが「マイルズは上手く結婚できるのか」などという、どこかの惑星の存亡の危機とか言うレベルにはまったく達していないレベルの障壁を乗り越えるお話を、上下二巻にわたるボリュームで読まされるのかい、と思い、そして読みはじめてみると案の定、こんなの調子悪いときのマキャフリィに任せておけば良かったんじゃないかな、なんて思いながら読んでいたんだけど、上巻の中盤を過ぎたあたり、マイルズがエカテリンとの仲を深めるための、周到すぎる(マイルズという人は権謀術数の達人なんです)くらい念入りに企画されたイヴェントが、ちょっとしたボタンの掛け違いから、一気にスラプスティックな悲喜劇になだれこんでいく、あたりの描写の巧さはさすがビジョルド、痛面白い、って言うのかね。そこまでは「パッとせんなあ」と思いながら読んでいたんだけど、ここで一気に惹き込まれてしまった。くっそう、やられた(^^;。
というわけで読み物としての面白さはさすがの信用銘柄、大変楽しく読んでいける。ただ、ビジョルドがこの世界で「あり」としているそれなりにSF風味をまぶした世界設定(性転換とか、人工子宮による出産とか)が自分にはいまいち積極的に飲み込み辛いな、と感じてしまうのと、マイルズの人物像が、ジャック・ライアン的というか島耕作的というか、自身の能力もさることながら、ペーペー時代からの活躍を通じて得た人材と、現在ただいまの自分の地位を行使することで、かなりなことをかなり有利に進めていける人になってしまっている、というあたりの、「そりゃあなたには容易いでしょうよ」的拒否反応はやっぱり引っかかりとして残ってしまうのは否めないところで。このあたりは主人公が成長していくタイプのシリーズ物にとっては避けられないマイナス要素、ってことで受け入れるしか無いのかもね。そこのところの同窓会的面白さ、を全否定するわけではないのだけれども。
面白かったのは確かなのでまあいいか。最後に入ってる短編も同窓会感を増幅させるって意味では良いオマケだったと思う。ただ、同じところで実施される結婚式シーンを二回続けられるのはちょっと勘弁、ってところもあるんだけどね。
最後に、シリーズ初期から常にマイルズの行動でいろいろ貧乏くじを引かされる(まあ自業自得、なことも結構多いんだけど)従兄弟のイワン君になにがしかの救済があるまでは、このシリーズ続けて下さいねビジョルドさん、ってのはそっと言っておきたい(w。
★★★
えらく早くインクが無くなった問題、純正に交換したのでこれでしばらくは平和かな、と思ってたらば、今日になって古本の納品書をプリントアウトしたら用紙にえらい勢いで黒いシミが。これ、詰め替えインクを使い始めたときから時々出てたんだけど、純正品に変えたとたんにシミが増えるってどういうことなんだい。
っかしいなあと思ってフタ開けて、カートリッジを外して、ついでにカートリッジを取り付けるプラ製のホルダーみたいなものも外してみたらあらびっくり。ホルダー部分の下っかわに大量にインクがこびりついている。ははーん、これが溢れて、それが紙を押さえる用途で設置されているプラのローラーにこびりつき、ローラーから紙に乗り移ってマックロクロスケみたいな染みを作っていたんだね。
詰め替え用のインクがカートリッジ内のインクを溜めておく部分(スポンジみたいなモンなんだと思う。バラしたこと無いから分からんけど)に上手く浸みわたらずに、カートリッジから洩れてしまったってことなんだろう。つまりは自分のインクの注入の手順が正しいそれよりもちょっと性急だった、って事なのかも知れない。あと、一回目はそれほどでもなかった、って事を考えると、本来そういう(後からインクを足すようなことは考えてない)作りになってないカートリッジ、こういうことすると、いろいろ劣化しちゃうってこともあるのかも。
マニュアルに書かれていることよりも、さらに慎重に(スローモーに)やってやることで、もうちょっとは事情は好転するかも、ってことなんだろうか。安価なブツと引き替えに、そういったもろもろの手間をかけることを良しとするか、割高な純正カートリッジを購入して、その後は何も気に病むことなく使い続けるか、の二択ってことか。答えはその時の気分と財布の状態で変わってきそうだなあ。
おかしなノーズのマシンのオンパレード。あれはどうなんだろうねえ。エンジンや燃料関係のレギュレーションの変更などもあって、全体に遅くなるんじゃないか、なんて予想もあるようですがさてどうなるか。
往年のブラバムを連想させるウィリアムズ、なかなか好調らしいですが本番ではどうなんでしょう、あと、苦労は多いだろうが可夢偉も頑張って。
さて、今シーズンからカーナンバーはドライバーが希望するものを付けるようになったんだけど、F1ドライバーはなぜその数字を選んだのか: 固定ナンバー 4(F1通信)。マルシア、ケータハム編なんですが、その後に全レーサーのナンバーが番号順に並んでいるので把握しやすいかも。
カーナンバー31を誰も選んでないってのはどういうことやねん(どうもこうも無かろう)。
なぜか朝起きるとケータイがちかちかしてて、見てみるとなんや知らんが結構な数の注文が入ってて、倉庫番から荷造り→郵便局に持っていく→土日に発送した時は自分へのご褒美にちょいと飲んで帰る、ってことにしてるんで、土曜日は西鈴の駅横の焼き鳥屋で酒舐めながらミエヴィルの「クラーケン」取りかかり。今日もそこそこ注文いただいたので前日と同じパターン…はさすがにちょっと、と思ったんで、昼飯抜いておやつ時に発送、その後王将に行ってビール舐めながら餃子をアテに「クラーケン」の続き。なんかふわっふわお話やなあ、と思いながら小一時間。なんか頭に入ってない感じがするんで、読み直した方が良いような気がしてきた。
夕方にはすでにほろ酔い状態、てのが二日続いてしまったが、まあいいか。
予選は完全に出遅れ、決勝もラスト15周ぐらいをタイミングモニタで観戦。ゆえにすでに可夢偉もベッテルも止まっちゃった後。
いくつかの下馬評はその通りだったようで、具体的にはメルセデス強いんじゃね? とマグヌッセンは親父の犯した過ちは繰り返さないんじゃないか、ってところかな。
ポディウムに立ったのはロズベルグ、リチャルド、マグヌッセンという大変フレッシュな顔ぶれ、だったんだけどリチャルドのレッドブルには規約違反があったということでレース結果から除外、バトンが3位に繰り上がったとのこと。燃料流量が規約より多かった、って事はそれだけパワー出るクルマに乗ってた、って事なのかな。いろいろ苦労してるらしいレッドブル、出だしは散々な感じね。
マルティーニ・カラーをまとったウィリアムズ、今年は上向きって話も出ているようですが、マッサが可夢偉に潰されちゃったのはなんとも残念。ブレーキトラブルでどうしようもなかった用ですけど。ただ、チームメイトのボタスが6位(あ、5位になるのか)フィニッシュしてるってことは、それなりに今年は期待できるのかも。あのカラーリングはちょっと嬉しいよね。
二日がかりで「ハマトラ」、「黒子のバスケ」、「ニセコイ」、「世界征服 謀略のズヴィズダー」、「烈車戦隊トッキュウジャー」、「仮面ライダー鎧武」、「ハピネスチャージプリキュア」、「マギ」、「ウィザード・バリスターズ」、「のうりん」。
「ハマトラ」、なんだろな、集合知(ではないな、集合意識、みたいなものか)が暴走するととても怖いぜ、ってのは理解できるし、そこのところの描写も悪くないと思うんだけど、絵を、ね、もうちょっと、ね(^^;
土曜深夜は良い感じ。「ズヴィズダー」が何やらシリアスになってまいりましたな。
日曜日、「トッキュウジャー」、うん、先週乗り切れねえ、なんて書いたけど、今週は結構楽しかったぞ。今年のレッド(今年に限っては『1号』だけどね)は「ゴセイジャー」のレッド君に近い位置づけなのかしらね。「鎧武」はこれ、ミッチがどれくらい黒いのか、ってのと貴虎さんがいつデレるのか、ってあたりが興味の中心ってことになるんでしょうかね。「プリキュア」は近年稀にみる良い出来。「マギ」、大きい話が動いてるんだけど、それがイマイチ伝わって来ない感じ。「ハマトラ」もそうだったけど、絵って大事よね。
「ウィザード…」、「のうりん」、ともにラスボスでリキちゃん大活躍、的な。
チャイナ・ミエヴィル 著/日暮雅通 訳
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011910-2 \880 (税別)
ISBN978-4-15-011911-9 \880 (税別)
ロンドン自然史博物館のキュレーター、ビリーの仕事の一つは博物館を訪れた客に館内の即席ツアーのガイドを務めること。いつものようにその業務をこなしていたビリー。観客達のお目当ては、ビリーが標本の作製を担当した全長8メートルを超えるダイオウイカの剥製。各種の標本の説明を加えながら、お目当てのダイオウイカが保存されている部屋に到着したビリーは我が目を疑った。そこにあるべき巨大なダイオウイカの標本が忽然と消え去っていたのだ。一体誰がなんの目的で、そもそもどうやって。
そんなビリーにコンタクトしてきたのは、スコットランド・ヤードのカルト関係の犯罪を専門に扱う部署の警官たち。さらに混乱するビリーに告げられたこととは…。
長い歴史を持ち、しかも産業革命の発祥の地でもある、というロンドン。そこはファンタジーの要素とスチーム・パンク的、あるいは何かいびつなハイテクイメージ的なものをごっちゃにして、なんだかよく分らん世界をでっち上げるにはうってつけの街、と言えるのかも知れない。日本で言うなら東京を舞台に将門伝説とアキバのノリを一つの器にぶち込んでみる、みたいなノリになるのだろうかね。我々が知ってるような気がするロンドンと、同時にそこに存在する、魔術的な何かが色濃くしみついた裏のロンドンが一緒くたになった世界で、カルトと魔法が暴走するようなお話。で、これが、
ものすごく面白い
自分は貧弱な脳味噌が理解できる範囲で、「物語」をちゃんと作ってくれているお話が本来好きなんだけど、で、本書はそれとは正反対の位置にある小説と言えるんだけど、お作法がどうとか、小説としての構造がどうとか言うのも結構だけれど、世の中にはそういう建前を「そんなん知るかー」でぶっちぎり、とにかくイメージの奔流のみで最初から最後まで読み手を引きつけて離さないお話が存在する、ってことで、自分にとっては本書はまさにそんな一冊(上下巻で二冊だけどね)。正直ワケわからん。でもこのワケのわからなさは快感だ。何をやっているのか、何が起きているのか、実はよくわからんのだけど、でも何かすごく面白いことが起きているようだ、と感じられるって点では出来の良いハードSFに近い味があるのかも知れない。わからんままに読んでいくと、最後に本気で大事なものってなんだったのか、ってところでSF者をニヤリとさせるような描写もあったりしてなんだか嬉しくなってしまう。
正直とっ散らかったところも多いし、なんというか、割と考え無しで突っ走ってるところもあるような気はして、小説の完成度としてはどうなんだ、って思うところも無くは無いけど、そんなのをチャラにしてしまえるくらい、いろんなところが楽しい。うん、次々と惜しみなく繰り出されるイメージが楽しすぎるんだよね。ワケわからんけどなんだかとてもステキな読書体験をさせていただいた。これ、かなり好きです
以下いくつかの蛇足。
本書でいい味を出してる登場人物の一人、デイン君、「『スタートレック』は知ってるけどトリブルは知らん」、ってのはどうなんだ? オレもトレッキーじゃないけど、トリブル騒動は結構覚えてるぞ。
もう一個。本書ではさまざまな民間伝承とかカルト的クリシェがルビつきでがんがん羅列されてて、そこも本書の面白さの一つになってはいるんだけど、そんな中、原典がどこになるのかはわからないんだけど、「土地の守護神」に「ジニアス・ローサイ」ってルビが振られてて。ジニアス・ローサイ? それ、神官さんでねか? 紫堂恭子、やるなぁ(^^;
★★★★
っと連休を消費。普通は休み前にどかんと振り逃げ的にタスクが降ってくるものなんだけど、今回はそういうこともなく。で、何をしてたかというと、いろんなアニメを固め見大会。3話で止まってた「ガンダムビルドファイターズ」がものっそ面白くって。主人公ペアの一方、レイジ君を演じる國立幸さん、聞き覚えのある声だなあと思って調べてみたら、「ギガンティック・フォーミュラ」のロシアチームのパイロット、セルゲイ君の人だった。結構キャリアのある人なんですね。
とにかくホンがしっかりしてて、お話がいちいちこの世界の中で納得できるものになってる、ってのがすげえなあと思った。いいんちょがぬいぐるみが好きだからベアッガイの中にスポンジを詰める、ってのが自由な発想、ってテーマに繋がってたり、1/144のジオン兵士フィギュアを使ってMSに爆薬を仕掛けさせる、とか、とにかく「ガンプラは全部動かせる」ってルールをこれ以上ないくらい上手く使ってんなーと思ったよ。
その上で熱い展開も用意されてるのが堪らんわね。15話から先はオジサン、毎回涙目状態ですよ(w。
主にTRちゃん。あと買取依頼やら何やらでちょこまかちょこまかと時間取られ中。ここに首が痛いのが直らないのが加わって、わやな週始めでございますよ。
ちょっと厄介な仕事が一つ片付いたので一安心…してる最中にまた新しい仕事が降ってくると言う。しかもこの後にTRちゃん仕事が控えているかも知れないんだよなあ(^^;。
先週分も見てはいるんだけど、いろいろ忘れた。「鎧武」のカチドキアームズが派手やなあ、ぐらいか。ってことで日曜深夜から、「ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル」、「のうりん」、「ノブナガ・ザ・フール」、「とある飛空士への恋歌」、「魔法戦争」、「桜Trick」。えーと、その前の「ハマトラ」や「マギ」にもその傾向はあったんだけど、「セシル」、「飛空士」、「魔法戦争」と、軒並み(俗な言葉ですが)作画崩壊が発生しているというのはどうしたことか。というか「セシル」に至っては絵がおかしいとか言う以前に絵が足りない、状態に陥ってたような気が。なんだろね、ペースメーカーに選んだ選手が以外に無能で、序盤飛ばしすぎて後半息切れ、が続出してたりする?
相対的に「ノブナガ」とか「桜Trick」とかがやたら上出来なアニメに見えてしまうってのが困ったもんじゃ。「のうりん」もここに来て意外とまじめな話を持ってきてたりするし。
ちょっと補給物資を購入したくて街まで。古本屋始めてから、あんまり模型を作らなくなっちゃったんだけど、それとは別の用途でも薄め液は稀に使うので、そいつも買おうと思ってひっさしぶりにワークに行ったら、今Mr.カラーのうすめ液(特大)って700円オーバーなのな。500円でお釣り来る感覚だったんでちょっとびっくりしたぜ。
久しぶりにのぞいたアクセルワークさん、何となくスケールモデルメインに舵切った品揃えになってるみたい。ま、今は同じフロアにボークスさん来てるもんねえ(^^;。
「銀の匙」、「中二病でも恋がしたい 戀」、「未確認で進行形」、「ウィッチクラフトワークス」。今期は火曜~木曜が良作ぞろいな感じだけど、中でも「未確認で進行形」が素敵でございました。なんて事のないラブコメなんだけど、極めて丁寧に作られた作品。メインの三人(小紅、紅緒、真白)を比較的キャリアの浅い声優さんたちが演じているんだけど、この人たちのハマり具合が素晴らしかった。特にお話を絶対にシリアスなままで終わらせない担当(?)、紅緒役のカッターこと松井恵理子嬢、良い仕事してくれました。
あと、昨今のアニメでは珍しいことに、冬に放映されているアニメが、作品中でも冬から春への時間経過になっているところに大変好感を持ちました。正月ボケの頭で水着回とか、やっぱちょっと調子狂うんだよね。
もう一個。この作品、なんでも舞台は何となく郡山あたりらしいんだけど、真白たんたちの故郷は会津のどこかっぽいね。只見線沿線らしい表現がありましたな。磐越西線住民だったこともある自分的には、なんだかとっても懐かしかったです(w。
G12-4T。オープン戦絶不調だっただけに、逆に本番じゃ良いとこ見せてくれるんじゃないか、などとちょっぴり期待もしたけれど、で、3回に一挙4点もぎ取ったときには「お」と思ったりもしたけれど、世の中そんなに甘くはなかったわなー。ノーミサン一気に崩れて10失点、味方は追加点取れず。相変わらず打線が繋がらない感じだわ。マートン以外のクリーンナップがどうにも不安だな。好材料は大和がスタートで好結果を出したってことだけですかね。ま、巨人相手にらきには勝てねえわな、とあきらめるしか。
今年は何月ぐらいまでシーズン続くんだろうねえ。割に早めに脱落しちゃいそうな気はするんだよなあ…。
G3-5T。守り勝った感じ。シンノスケのミスにも助けられたか。2桁安打で5点しか取れねえってのはどうなんだ、って気もしないではないが、何はともあれ勝ちがついたのはめでたいやね。
「凪のあすから」、「鬼灯の冷徹」、「キルラキル」、「ハマトラ」。ラス前でさらにツイストかましてきた「凪…」、このまま一種の悲劇で終わらせることはないと思いたいけど、そっちの可能性もなくはないあたりがマリーさんの怖いところだったりするんだよね。「鬼灯…」はちゃんとしてると思うんだけど、突き抜けた面白さ、は残念ながら無いよなあ。
残り二つは最終回。「キルラキル」は、うん、テンションだけで突っ走った。この勢いは嫌いじゃないし、良くも悪くも後に何も引かない感じも良かったんじゃないかな。完全に消費するだけのコンテンツ、ってのも悪くないと思います。
「ハマトラ」は今期のアニメの流行りなのか、完全に息切れしちゃった系。「To Be Continued」のメッセージがこれぐらいウソくさいアニメも珍しいとは思ったけど。これでホントに二期やるの? だったらある意味スゴいわ。抜け作っぷりはかなり突き抜けてるんで、そこは割に好きだったんだけどね。
G12-3T。負けるのは時の運だけど、3連戦で27失点って…。その上こんなオマケも。
阪神・西岡、福留と激しく衝突し重傷…検査次第で長期離脱も(SANSPO.COM)。給料泥棒とかは言いたくないけど、それでも何だかなあ…。ま、若手にチャンスが回ってきた、と前向きに考えていきましょうかね。
とはいえその若手がまた信用ならん、ってのが阪神なんだよなあ…。
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□ taoy@笹塚 [あー、スコルジーはその感じがありますねぇ。厚みに深さが伴わないという。私が「戦いの虚空」を読んだのはけっこう前なので..]
□ rover [面白いんですけどね。本になったら印象結構違う、って事もあるんだなあと思った事でした。ミエヴィルもバチガルビも溜まって..]
□ taoy@笹塚 [ですねぇ、「(紙の)本」という形そのものにも意味を見出してしまうということかもしれません。あ、ヴィジョルドと言えばこ..]
□ rover [あー、ヴィンジも出てますねえ。割と苦手なんだよなあ(^^;]