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一週間ぶりに従姉妹殿来訪。今日は倅の部屋と台所の引き出しの整理。毎回すいません。一応お昼(ソース焼きそば)と晩ごはん(ミートスパwith大根サラダ)はご馳走させていただきましたけど、味合わなかったらゴメンナサイ。次回はお義母さん宅訪問の予定。
ディトマー・アーサー・ヴェアー 著/月岡小穂 訳
カバーイラスト Justin Adams
カバーデザイン 早川書房デザイン室
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-012235-5 \1080(税別)
謎の異星人たちとの戦いは続く。要所要所で謎の幻視によって未来を垣間見、その経験を元に人類に勝利をもたらしてきたシャイローだったが、ある時見た幻視は微妙な違和感があった。シャイローに幻視を送り込む存在は一つではないと言うことなのか? 当面の危機はかろうじて回避したシャイローたちだったが、敵の攻勢は続く…
どうやら幻視というのは未来からのメッセージで、それは人類側からも敵側からも送信可能な物。そしてシャイロー以外にもこの幻視が届いている人物がいたらしい。さらにはシャイローの肝いりで設立されたAI部隊の中にもメッセージを受信できる存在があるらしい。はたして送信者とは? って話をベースに前半は人類側の反攻作戦、そして後半は今度は敵側の逆襲が始まり、シャイローたちはある程度それを予測できていながら、むざむざとその逆襲を許してしまい、それからどうする、ってところで以下次巻。
前半の見どころは、幻視によって先が見えるシャイローが、彼に十全の信頼を寄せるAIたちと共に少しずつ味方を増やしながら戦果を上げていくところ、後半はそれでも防ぎ得ない敵の攻勢に対して彼らはどんな手を打つのか、ってあたりかな。んで最後にちょっと驚き悪心展開も待っている、みたいな。
著者が意図しているのかどうかはわからないけど、「敵」の方がほぼその行動のみを描写するだけで、彼らにどんな意図があってその勝利条件は何なのか、ってあたりは全く描かれず、その分味方サイドの関係性を深く描写していく感じ。特にシャイローの頼りになる部下である、コールサイン「アイスマン」をはじめとしたAIたちの個性が際立っている。単なる人工知能であるはずなのに、彼らの個性がとても親しみやすく、ある意味好きになっちゃうやつらが揃ってるあたりが楽しいところか。人間をはるかに超える情報処理とそこからの類推演算能力を持ち、肉体がないからどんな過酷なマニューバでもへっちゃら、という言ってしまえば超人たちが、皆そろってシャイローに心酔し、忠誠を誓ってるあたりが何というか、可愛いというか(w。
もちろんそこには危険性も潜んではいる(ロボットは反乱するものだよね(^^;)んだけど、今のところは楽しく読んでいける本になっている。終盤の新展開も含め、ちょっと続きが気になって来ちゃったぞ(w。
★★★☆
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