ばむばんか惰隠洞

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2004-07-22 この日を編集

[Day] あうう………OTL

古本屋の次の追加に、と思って積み上げてた本の山が崩れちゃいまして。崩れた本の上の方に結構重めの本がありまして。本が崩れた先にカバンに入れっぱなしだっためびうす君がいてまして………。

液晶がぁ………。

大きめの濡れ落ち葉が数枚、液晶部分に貼り付いたかのように、真っ黒に表示されないエリアができてしまった。うう、液晶の交換っていくらかかるんやろ………(泣)

[Day] 家庭内三者懇談会

本日は高校で三者面談があるっちゅうので暑い中、カミさんは学校にお出かけ。で、帰ってきたカミさんと倅の話を聞いてみるに、とりあえず本人に明確に「どこそこに行きたい」と言う意志がない以上、教師としてもアドバイスのしようがないぞ、と。

そんな状態から、それでもまあ今の成績ならこのあたりの大学、っちうのを出してもらってきた(先生って商売も大変だよ)らしいんだけど、えーと、半分以上は聞いたことない学校だなあ………。

いやまあ、あれだけ勉強してなくても入れるかも知れない大学がある、という方にむしろ驚くべきなのかもしれないけど、どうしたもんかのこれは。なんにせよ自分が「ここ」ってのを決めてくれんことには話が先に進まんのだけどどうなのよ、その辺>倅

ちなみに父はまずあこがれてた大学があって、全国模試の結果ワシの頭ではそこはちょい無理、ちうのがわかってきて、それなら、といくつか候補を絞りつつ、できたら最初に行きたいと思った学校に行きたいなー、で受験して、やっぱり第一志望はアウトだったので(まああきらめはついた)、二番目に行きたかったとこは受かってたのでそこに行こうかな、と思ったら学費が一番安い、という理由で父の父の強権発動があって関西にやってくることになったわけだが。少なくとも本人がまず行きたいところを物色して、そこから話は始まるのよ。ぼーっとしてねえでそこは考えておくれ。あと半年もしたら本番だよ、って、あと半年しかないとこまでのんびり構えてる親も親だがな。

[web] 諸事情により

CornerValley経由、あなたのサイトはこう終わる!(改訂版)。設問が100もあるので、答えていくのがなかなか大変ではありますが、わたくしの性格のタイプはDタイプで、このタイプの特徴はというと、

あなたは非常に矛盾した性格の持ち主です。変なところにはこだわる癖に、細かいことにはこだわらない性格のようです。あなたが閉鎖する理由はなにかわかりません、ただあなたがサイトに閉鎖する理由としてあげるのは諸事情によりかも知れません。あなたにとって閉鎖の理由はこだわりの外、どうでもいい事なのですから。

まあ、当たり障りがなくて良い理由かも知れんね、諸事情により。

[CS] トラ・トラ・トラ!

CS 日本映画専門チャンネルで「トラ・トラ・トラ!」。1970年二十世紀フォックス、監督リチャード・フライシャー、レイ・ケロッグ、舛田利雄、深作欣二、出演マーチン・バルサム、E・G・マーシャル、山村聡、田村高広、ジェースン・ロバーズ、ジョセフ・コットン、三橋達也。「トラトラトラやぁぁっ!」のアレ。言うまでもなく戦争映画の大傑作の一つ。久しぶりに観たんだけど、あれやね、日本式のミニチュア特撮とアメリカ式実機ばりばり撮影が、これぐらい幸福に融合しておる戦争映画はそうはないね。「赤城」が「赤城」らしい、ってだけで人間は、こんなにも安心して映画を楽しめるものなのか(大袈裟)。ちなみにこっちの映画では日本側の飛行機はおおむね定番のテキサン改造なんだけど、で、例の「パールハーバー」の方はここでわざわざプレーンズ・オヴ・フェイムで保管されてる本物の零戦を持ち出したりしてきてるんだけど、いくら点描にこだわっても、全体像が抜け作だと映画のリアリティは格段に落ちちゃう、という良い証明になってますな。空襲を受ける真珠湾に、巧妙に現代風な艦船を配置しないという気配り一発で、34年前の映画の圧勝でございますよ。いやあ、やっぱ見応えあるわあ。

ただなんだな、トリミングされるのは仕方ないとしても、トリミングしたあとも妙に画像の縦横比がヘンで、山村聡が妙にスマートな感じだったりしたのは、ちょっと残念だったかな。

[TV] ネクサス、かあ

こいつを忘れるところだった。ウルトラマン:14作目は「ネクサス」 10月2日スタート(MSN-Mainichi)。土曜の朝7:30、ってのはせらむんの後番組ってこと? ちょっと堪らん時間帯だなあ。

それはともかく「ネクサス」ちうワードはそこはかとなくSFっぽい匂いがしてきて、そこはちょっと興味深いんだけど、どういうお話になるんでしょうね。私は「ネクサス」という言葉にSF臭さを感じてちょっと興味を惹かれてるんだけど、

「ネクサス」はウルトラワールドが進化。ウルトラマンが戦うのは時空のゆがみに出現した異次元ワールド「メタ・フィールド」。その空間ではウルトラマン自体も銀色の「アンファス」から赤の「ジュネッス」に変身するなど、よりSF色の強い設定になっている。

という紹介からは、ぜーーーーーーーーんぜん"SF色"は感じられないんだけどなあ、つかウルトラマンが戦うのは時空のゆがみに出現した異次元ワールド「メタ・フィールド」。って、それって「グリッドマン」?

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

asano [ガーン。ジェリー・ゴールドスミスが亡くなったそうです。 http://www.reuters.com/newsArt..]

taoy [asanoさんと同じく、ジェリーゴールドスミス氏逝去にガーン。]

ROVER [がーん…。優れた映画音楽作曲家は、必ず優れたマーチを作っていなくてならん、と私は思ってるんですが、「パットン大戦車軍..]


2005-07-22 この日を編集

[web] 勉強は朝の涼しいうちに (10:43)

てことで奈々子姐さんとこで知ったSFセンター(模擬)試験。そうか、SF大会の夏だな。去年もやったような憶えがあるけどログが見つからないや、てへ。さて今年の結果は…

番号:への5番
名前:乱土 労馬
得点:20
順位:4 (/147)
時間:5:54

いわゆるラノベ系統に分類される問題が多くて、あっちゃこっちゃで手も足も出ませんですた。とほほ。問30は一種の引っかけなのかな?


2006-07-22 この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (23:15)

「ウルトラマンメビウス」、「BLOOD+」、「ツバサ・クロニクル」。今回のツバサは八奈見乗児に「ポチッとな」と言わせるためだけに作ったようなお話だったなあ。さて「メビウス」(#16:宇宙の剣豪)。

えーと、とーとつにコノミっちーがメガネからコンタクトに換えようと思ったら、とーとつに宇宙から隕石が降ってきて、しかもその隕石の上では宇宙人同士がチャンバラしてて、チャンバラの余波で隕石の迎撃には失敗するわガイズの基地は機能不全になるわの大騒ぎ。何とかして宇宙人さんにはお引き取り願い、くだけて降ってくる隕石を地上から迎撃しなくてはならないのだが…というお話。あらゆるところに納得できる理由のないままお話は突っ走り、最終的には剣豪同士(ザムシャーとヒカリ)の剣戟のクライマックスに、その上空でどかーんと花火の絵を出したかっただけだったと分かってがっくり来る、ようなエピソード。もっとがんばりましょう。

で、コノミっちーはなんでコンタクトに換えたかったんだ? 保母さんのイメージを捨ててこれからはガイズの一員として働く、と言う意思表明(園児の描いたコノミっちーの絵が何度もインサートされるというのはそういうことか)? と思ったんだけどそういうものでもないらしく。ホントにこれ、とーとつだよな。

作り物のお話には、作り物ならではのオチの付き方があってほしい。コノミっちーが何かを変えたいと思った、という小さいエピソードがあるならば、それはたとえば、ガイズの迎撃システムを妙にいかがわしい新式のそれに変えようという流れがあって、みたいな少し大きめなネタとシンクロして、最終的に(メガネ|今のシステム)でも良いですよねっ、ちゃんちゃん、で締めるのがスジっちゅーもんでしょうが、ったく。

[web] はてなアンテナ (23:46)

ん? 寸゛さんとこはちゃんと更新拾えてる(「日本沈没」の感想、面白かった)けどadramineさんや奈々子姐さんとこが上手く拾えてない感じだな。はてなダイアリーのメンテナンスが何か関係あるのかしら。

んまあそんなことより、倉田わたるさんとこの更新が全然引っかからないのがかなり腹立つんだけど。


2007-07-22 この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (22:31)

「DARKER THAN BLACK 黒の契約者」、「おおきく振りかぶって」、「地球へ…」、「電脳コイル」、「ラブ★コン」、「大江戸ロケット」、「ななついろドロップス」、「獣拳戦隊ゲキレンジャー」、「仮面ライダー電王」、「Yes! プリキュア5」。

なんか「地球へ…」が、どんどん種風味になってきておるなあと思う今日この頃。「電脳コイル」は、コムズカシイ話とジュヴナイルの楽しさを、上手に取り入れて作ってる、と思う。ややこしい話を放ったらかしにしても、今週のダイチの苛められっ子ぶりは、見てて楽しい。意外に打たれ強いのも、いいですな。

土曜深夜は最初の二本は楽しく、三本目は恥ずかしい。

「ゲキレンジャー」は、パワーアップ編。全身タイツっぽくてちょっとなあと思ってたゲキレンジャーのデザイン、パワーアップすると、ぐっと格好良くなりますな。あっちこっちにスラスターつけて、なんだか嬉しいぜ、つーかCGIのコストパフォーマンスは、日々高まってきておるのだなあ、とか思ってたら、次の「電王」でさらに唖然としちゃったですよ。日本で一番お金とノウハウを使える映画会社が作った作品の恐竜のシーンで、開いた口がふさがらない思いをしたのはほんの10年くらい前の話だったと思うのに、今やそれを遙かに凌ぐクオリティの映像が、ふっつーにテレビで見れちゃうご時世なのね。

ってまあこれは、劇場版タイアップ企画っぽくて、劇場版で使われている映像を使っているのだろうけれど、んーと、テレビ本編に強引に劇場版をまぎれ込ませてきたと言うことは、この時点で二人のユートが存在していることになるんだが、それはどう説明するのかね。んまあ時間の流れが一本である必要はないので、複数の時間の流れが錯綜している、とういうんでも、それはそれで良いんだけど、それをどう説明するのかにはちょっと興味ありますよ。

んでもって「電王」で平成モスラを思い出したらば、なんかモスラみたいな新アイテムが「プリキュア」でありました、と言うことで今週分はおしまい。

[F1] ヨーロッパGP決勝 (23:33)

ビデオをカミさんに取られちゃったので、Live Timingと2ちゃんの実況板で観戦。ややいびつな観戦になってしまったけれど、おかげで2ちゃんにおいて、ヴィンケルホック(懐かしい名前ですね)が神に奉られ、ハミルトンが大バッシング受けるところを目撃できたのでまあいいか。

とにかく荒れに荒れたレースで、スタート直後に降り出した雨でレースは大混乱(これでヴィンケルホックが初参戦でトップを走り、暫定ながらファステストラップまで叩き出すという椿事が起きた訳だけど)、ライコネンはピットに入り損ない、ハミルトンはコースアウトでクレーンの助けを借りてレースに復帰(ここで2ちゃんねらの怒り爆発)、赤旗が出てレースは中断。その後セーフティーカー先導でのレース再開、と言うめまぐるしい展開に。降った雨もシャレにならなかったが、乾きっぷりも早かったようで、レースはその後もドタバタ展開。最後の最後にアロンソがマッサをパスするというオマケまでついちゃった。普通のコンディションでは起こりえないことがいろいろ起きるから、こういうドタバタは時々起こって欲しい気はするな。とりあえず地上波で、スタートで何が起きたのか、見てみることにしよう。

本日のツッコミ(全7件) [ツッコミを入れる]

寸゛ [あそこで怒る2ちゃんねら、の心理が分りません‥‥なんで? しがみついてでも走り続けようとする見苦しさって美しいと思う..]

rover [クレーン使ってコース復帰ってところで、マーシャルの手を借りたことにならないか? ってのが主な論調でしたね。実は私もそ..]

寸゛ [なるほど。でもまあ、後で失格になってでも可能性に賭けるくらいじゃないと勝てない気はします。ミハエルも似た様なことやっ..]

もんちぃ [セナがオフィシャルの手を借りて再起動、その後ナニーニを抜いて1位でゴール。でも失格ってのがありましたなあ。]

もんちぃ [お、オフィシャルて…orz]

rover [再始動にマーシャルの手を借りるのはダメ、なのでエンジンを止めてなかった今回は問題なし、と言うことのようですね。 あの..]

寸゛ [あの時のセナの罪状は「シケイン不通過」でしたね(ほぼ言い掛かりでしょうが)。あの後、押し掛けに関するルールが再検討さ..]


2009-07-22 この日を編集

[Day] なべてお仕事なるものは… (16:26)

9割のルーティンと1割の新機軸。1割側が面白いと仕事はそれなりに楽しいし、そちら側にはやる方もそれなりの集中力を向けて仕事するんだけど、9割側の方の作業で躓くと、意外なくらいリカバーに時間がかかったりして。

さんざっぱら流用して使ってたJavaScriptが、今回に限ってなぜかスクリプトエラーで動かなくて。自分としては何も間違ったことはやってない(この思い込みが危険なんだよね)つもりなのに、なぜかいっかな状況は好転せず、昨日の午後からずーっと悶々としてたんだけど、気を落ち着けて一行ずつスクリプトを見て行く作業を数回繰り返したすえに、ようやく原因が分った。

二重引用符が一個多かった。

これだけのことを突き止めるのに足かけ二日かかってしまうとは。自分に絶望するわ。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

TUX [●FlashのAction Scriptでエラーの原因が、グローバル関数の初期値設定ミスであるコトに気づくのに、二年..]

rover [すんげー長いこと、間違っておぼえてることってありますよねー。これから先、そういうネタが増えていくんでしょうなー(ある..]

でした [なかなか見つからない不具合の原因って、たいてい 「そんな馬鹿な」と最初に可能性を否定した場所に隠れてたり するんです..]

rover [そそ。そして最初に否定したところが一番怪しい、って気づくのはいつも最後の最後なんですよね(^^;)。]


2010-07-22 この日を編集

[TV] 定期視聴番組

週前半分。「生徒会役員共」、「ぬらりひょんの孫」、「ドラマ もやしもん」、「屍鬼」、「MM9」、「オオカミさんと七人の仲間」。「セキレイ」、「ストライクウィッチーズ2」、「祝福のカンパネラ」はニコ動で追いかけることにした。コメ流しながら見るのもまた一興、というか「カンパネラ」はおまいらが何か言ってくれないととても楽しめそうにない感じだし。

月曜の二本はまあ普通。子安さんに「子猫ちゃん」と言わせたいがためのキャスティングだったんですかね、「ぬらりひょん」は。

火曜日。関東だとノイタミナ枠ってことになるのかな、「屍鬼」はいかにもこの枠っぽい造りで、ギアスのキャラで竜騎士07原作のお話をやってみよう的なノリなんだろうか。個人的にはあんまり食い付き良くない感じ。前後するけど「もやしもん」はなかなか面白い。実はSFX方面では「MM9」なんかよりよっぽどがんばってるんじゃないかって勢いで(w。今週は先日の選挙で落選しちゃった大ちゃんの乗ってるストレッチ・リムジンの走りっぷりがなんかすごかった。前後を走る普通のセダンと変わらん走りを見せてくれたんだけど、あの手のクルマにそういう走りって出来るモンなんだろうか。スタント・ドライバーさんの腕が良いのか普通のクルマで撮っといて、あとから必殺、マッチムーヴかましたのか、どっちなんだろう(そこまではやらんと思うけど、白組だしなあ)。

ってことで「MM9」の第3話。うん、今週は上等。縛りの多い深夜枠の30分番組で怪獣パニックを演出するならこのやり方(怪獣自体は見せない、組織側に矢継ぎ早に厄介なことが降りかかる、その上でいくつかのヒキをしのばせる。基本的にスペクタキュラじゃなくサスペンスで引っぱっていく作り方)はアリだろう。伊藤和典的脚本がしばしばやらかす、得体のしれない物を得体の知れないままぽんと放り投げる造りが良い方に作用していたと思う。

ただなあ、そのスタイルでドラマを作るのならば、ぶっちゃけ樋口真嗣は必要ないんだよなあ。MM9に樋口真嗣が絡むからには、見る側としてはやはりビジュアル面でのハッタリを期待してしまうわけで、それなりに制約の多い環境で樋口っちゃんが何をやらかしてくれるか、ってところに興味が行ってしまうわけなんだけど、そこがある意味どうでも良いってんじゃ、樋口真嗣を持ってくる必要はないじゃんよ、って事になってしまうし実際今のところ、樋口真嗣のネームバリューはむしろ邪魔なんじゃないかと思えてしまう訳なんだが。

このまま地味な展開だけってわけにも行かないと思うし、どこかで樋口真嗣の手腕が炸裂するときがあるのだろうと思いたいのでそこを楽しみにしたいのだけれどもさてどうなる事やら。

第三話で登場した謎めいた女子中学生がヒキであると信じたいのですが、この先どうなるのでしょうね。


2011-07-22 昨日は途中で力尽きた この日を編集

[Books] 星の光、いまは遠く

星の光、いまは遠く 上(Martin,GeorgeR.R/著 酒井昭伸/翻訳 マーティンジョージ・R.R./著)星の光、いまは遠く 下(Martin,GeorgeR.R/著 酒井昭伸/翻訳 マーティンジョージ・R.R./著) ジョージ・R・R・マーティン 著/酒井昭伸 訳
カバーイラスト Sparth
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011813-6 \780 (税別)
ISBN978-4-15-011814-3 \780 (税別)

闇のクロスカウンター…はあまり関係ない

かつて愛した女性、グウェンから7年ぶりにダークの許に届いた便り。それはかつて、互いの思いを込めて装飾され、これが送られてきた時には、互いにどんな事情や距離の隔たりがあっても、必ず相手の許に駆けつける、と言う約束の込められた特殊な宝石だった。すでにダークは彼女の許に宝石を送っていたのだが、その時には彼女からの反応は返っては来なかった。それでもダークにとってグウェンは忘れがたい存在であったのだ。

今は特殊な超遠軌道を描いて銀河系を放浪し、数千年ぶりに人類の文明圏の近くを通過している最中の惑星、ワーローンに滞在しているというグウェンの許へと旅立つダークだったのだが…

G・R・R・マーティンの長編第一作。とは言えSF作家としてのキャリアはすでにスタートしていて、中短篇の作家として数年のキャリアはあったと言うことらしいけど、それはそれとして、やはり処女長編というのは格別なものがあるのだろうと思う。で、マーティンが本作に込めたものはといえば、「サービス、サービス!」って事になるのかな?

放浪惑星やら完全に制御された巨大都市やら何やらかにやらといった、「そんなのあったな」的な懐かし感覚をあちこちに持ち込みつつ、あまりにも希なタイミングでやってきて程なく去っていくことがわかっている惑星を舞台に、そこがそういう環境であるのだから、ここはひとつ祭りをしようぜという、ちょっとこっちの予想の斜め上のコンセプトで、人類の文明圏に所属するいくつかの文化圏が、それぞれの文化を代表するような祝祭都市をワーローンに建設してめったにない機会を祝っちゃおう、なんて展開は新しいし、そもそもそのお祭り自体がこのお話の主題でもないってあたりはさらに新しい(w。そうではなくて本書で語られるのは、祭りが終わり、やがては忘れられていく運命にある惑星を舞台にした異文化コミュニケーションを背景に描かれる、一人の男の成長物語、って事になるのかな。

読んでみて感じる雰囲気というのは、かなり「闇の左手」に近いかな。あれも大概だったけど、こちらも最初に来るのは「退屈」ってワードだろうか。退屈さの先に待っているのが「闇の左手」では異星人の間で発生する身体性の違いから来る差異が生むドラマであったのに対して、こちらは生命体の差異ではなく文化の違いから来る、「解釈」をめぐる理解にまつわるドラマのような気がする。で、それはたぶんSFとしては「闇の左手」よりもお話のスケール的には若干小ぶりになってしまわざるを得ず、その分退屈さが増幅されてしまう、って事になってしまうのかな、という気は読んでる最中ずっと思ってた。退屈さがなかなか面白さに転化してくれないのだね。

なので正直、これはこのまま、退屈なままお話が終わってしまうのかなあと思っていたらば、最後の最後で、かなり大きく話にアクセントをつけてきたのでそこはちょっとびっくりし、評価もちょっと(良い方に)変わったかもしれない。このオチの付け方自体には賛同できないものも感じるけど、ストーリーの展開としてはこの持って行き方はアリかもな、と。賛同できない、というのはそこにSFの要素があんまり食い込んできていないことと、お話的にもう一歩踏み込んで欲しかった、と個人的には思ったから。ただ、かなり退屈な気分で読んできていた本書、読後感的には最終的にただ退屈な本ではなかった、というあたりで辛うじて平均点はクリアした、ってところだろうかね。読み手の好みにかなり左右されるタイプの本なのじゃないだろうか。

★★★

闇の左手(LeGuin,UrsulaK/著 小尾芙佐/翻訳)

SF読み的にはある意味マストアイテムのひとつ。未読の方はこの機会に如何?


2012-07-22 この日を編集

[PC] OpenすれどもCloseできず

OpenOffice.org 3.4。作業中にファイルをセーブしようとしたらWrite Errorのワーニングが出てファイルをセーブできない、という現象が発生してほとほと困る(昨日はこれで拗ねてしまって、日記も書かずに寝てしまったのです)。

一夜明けて調べてみたらこんな記事が。(OpenOffice)Calcでファイル保存時に「書き込みエラー」となってしまう(3流プログラマのメモ書き)。こちらでは旧バージョンでセーブしたデータを新しいバージョンのOOoで開いた時に起きる現象らしいけど、ウチの場合は開いてるシートの一部分の複数のセルをまとめてコピーして、それを別のところにペーストすると発生するOOoの暴走(たとえば3セルまたいでコピーしたものを、別のところにセル数を指定せずに(素の空白セルの状態のところに)ペーストしようとすると、なぜか暴走状態になって手がつけられなくなっちゃうのね)、リスタート後に発生する不具合のよう。

で、確かにこちらのブログで書かれているように、[データ]→[範囲の指定]のところを見てみると、使用されている範囲名、というところにアンダースコア二つに続けて何やよう判らん英文字が並んでおる。こいつを削除してやるとあら不思議、ちゃんとセーブできるようになりましたわ。

その他の対処法としては、一度xlsで書き出して、そいつを読み込んで改めてodsでセーブする、なんて手もあるようで。

とりあえずメモメモ。

[Anime][TV][web] 定期視聴番組(週後半分)

フテ寝しちゃったので木曜の分もまとめて。「アルカナ・ファミリア」、「エウレカセブンAO」、「じょしらく」、「貧乏神が!」、ニコ動で「カンピオーネ!」、「ココロコネクト」、土曜深夜、「黒子のバスケ」、「境界線上のホライゾンⅡ」、「アクセルワールド」、「ソードアート・オンライン」、日曜日、「特命戦隊ゴーバスターズ」、「仮面ライダーフォーゼ」、「スマイルプリキュア!」、「機動戦士ガンダムAGE」。

木曜深夜。わあ、FLOW来たで、だった「エウレカ」。いかにもこのタイトルらしい、放っときゃいいのにややこしいことに首を突っ込みたがる姿勢が前に出てきてなんだかなー、と。こちらはシンプルなボーイ・ミーツ・ガールものを期待してたのに、こうなっちゃうのー? ってのは前のシリーズでも感じたことなんだけど、今回もそうなっちゃうのかなあ。「じょしらく」はまあこれでおっけー。で、「貧乏神が!」がかなり良い感じに面白い。荒ぶるはなざーさんがなかなか良いです(w。

ニコ動で補完の二本。一回目は「TARI TARI」>「ココロコネクト」って感じだったんだけど、2話目は明らかに「ココロコネクト」のほうが面白くなっとるね。「京アニの2軍」とか言ってしまってすいませんでした。「京アニの1軍ベンチ入りメンバー」に訂正させていただきます(^^;。

土曜深夜、「アクセル」と「ソードアート」、同じ作者の電脳ワールドテーマ、ってのが二本続くことになってしまっているんだけど、どちらも肝心のゲームのルールが不明瞭なあたりがちょっとアレかなあ、と。特に「ソードアート…」の方にその傾向が顕著かな。キリト君が(オフィシャルなどでは)達人級のプレイヤーである、とはどうにも思えない感じなのだよね。

「黒子」と「ホライゾン」は面白いと思うです。交渉術で30分引っ張った「ホライゾン」、なかなかやるね。

日曜日。そういえば最近の戦隊やライダーではちびっ子がお話に関わってくる、的エピソードが意外に少なかったかもなあ、なんて事を再確認した「ゴーバスターズ」。なんだろねー、いじめ問題がちょっとした話題になってる昨今、これはこれで子供番組の範囲内でちゃんと世相を反映したお話になっていた、と言えるのかも知れない。「フォーゼ」はペア・チケットで笑いました(w。

「AGE」は、テッカマン・ブレード(しかもやってることはノーベルガンダム)やら百式リスペクトっぽいMSやら続々登場で、もう何でもありって感じだな。総じて見どころはあるけど話がない、って感じだな。

[F1] ドイツGP決勝

グランプリとは関係ないけど、ニュルブルクリンクが破産したんだとか。世知辛いねえ。

タイミングモニタで観戦したんだけど、タイヤを替えてからの可夢偉のタイムがかなり良い感じで、結構盛り上がった。終盤にミハエルに更新されるまではファステストを更新しまくってたもんね。マシン(とタイヤ)がコースにあっていた、って事なんだろうか。

レースはポールからスタートしたアロンソがそのポジションを死守した感じの3勝目。2回目のタイヤチェンジの後のライコネンのキレっぷり、遅きに失した感じではあったけど、ちゃんと走れるマシンがあれば今でもミハエルは速いんだぜ、って思わせてくれた終盤が、なかなか手に汗握っちゃいました。数字で見る限りでは、かなり楽しいレースだったような気が。


2015-07-22 この日を編集

[Anime] 定期視聴番組

「うしおととら」、「WORKING!!!」、「GATE」、「それが声優」。「WORKING!!!」は佐藤君と轟さん初デートのお話。まあかーいらしいこと(^o^)。「GATE」異世界における難民対応、的な。自衛隊的都合と異世界の事情のせめぎ合い。おもしろいんだけど割と人の命が安いのは、こういう世界なんだからしかたがないのか、やっぱりやり過ぎだろうこれは、なのかどっちだろ。「死傷者多数」のテロップ一発でそこを済ますのはやっぱしちょっと引っかかるんだけど。

「それが声優」は初webラジオ挑戦回。スタッフになかなか恰幅のいい人物がいるんだけど、これはネットラジオ界的には割に有名な作家のあの人なんすかね。

[Baseball] カッタデー!

T4-2G。より打てなかった方が負けた、ってところか。こっちがそないに打ちまくった訳でもないんだけど、巨人がそれ以上に打てなかったという…。強いぞ阪神! とは口が裂けても言えんのが何とも。相変わらずスカッとしない試合が続きますな。


2016-07-22 この日を編集

[Anime] 定期視聴番組

週前半。最終的に「甘々と稲妻」「マクロスΔ」「クロムクロ」の3本が残った模様。どれも面白いと思うんだけど、「クロムクロ」の富山弁に違和感感じまくり。呉東(富山県は呉羽山を境界に呉西、呉東と分けられましてな、呉西は前田、呉東は徳川(というか佐々?)寄りなメンタルがあるらしいですな) のイントネーションはこうなのかしら。予備校時代に魚津や上市の人とも知り合いになったけど、そこまで違いは無かったと思うんだけどな。

てか富山弁って案外独自性高いというか、よその人が真似るには難しい言葉なのかも知れないなー。「おーどばす」とか、わかります?(^^;

[Baseball] マケタデー!

C4-2T。これはちょっと、なんか深いものにはまってしまった感じだなあ


2017-07-22 この日を編集

[Baseball] マケタデー!

S6-2T。ノーミサンが勝てなくなってしまった。ただまあ今日はお互いのためにもこれで良かった、ってことで明日は仕切り直してくれたら。メッセだし、明日は勝てると思うんだけど、さてどうなりますやら。


2018-07-22 この日を編集

[Books] 多々良島ふたたび ウルトラ怪獣アンソロジー

多々良島ふたたび(山本弘/著 北野勇作/著 小林泰三/著 三津田信三/著 藤崎慎吾/著 田中啓文/著 ほか) 山本弘 小林泰三 他著
カバーイラスト 開田裕治
カバーデザイン 伸童舎
ハヤカワ文庫JA
ISBN978-4-15-031334-0 \1060(税別)

みんなユリっぺ好きやなあ(オレもだけど)

かつてレッドキング、チャンドラーらが暴れ回った多々良島。今、この島にふたたび人間たちが上陸した。破壊された観測基地を修理、復旧させるために。だが、なぜこの島に怪獣たちが跋扈していたのかについてはいまだに明らかにはなっていない。慎重に再調査を開始する隊員たちだったが…。「ウルトラ」シリーズをテーマに7人の作家が新たな物語を紡ぎ出す。作品ごとに各作家のあとがきと、それぞれ異なるイラストレーターの挿絵付き。

ということで。早速行きまっせ。カッコ内は作家/イラストレータの順です。

多々良島ふたたび(山本弘/田中光)

多々良島の秘密、なぜピグモンだけは人間の味方をしてくれたのか、そもそもなぜにピグモンはガラモンにそっくりなのか、ってあたりに、いかにも山本弘らしい語り口でケリをつける。構成として大変端正な作品と言えるか。なんだろうね、出来が良すぎて却って可愛くない、というか(^^;。ただ、イラストまでもが伏線として機能しているあたりはなかなかのもんです。

宇宙からの贈りものたち(北野勇作/藤原コウヨウ)

タイトルからして連想されるのは「あれ」ですけど書き手が北野勇作さんなのでね。すっとぼけた、人を食った話になっている。ついでに卵も食う(w。なんだけど世界観としては結構「Q」のそれを上手に取り込んでいると思う。ほんとにさ、あのときバルンガが居てくれたらな、なんてちょっと思ってしまったよ。

マウンテンピーナッツ(小林泰三/鷲尾直広)

「健康のためなら死んでも良い」というジョークがありましたが、過激なまでの環境保護団体と、ウルトラマンは「何」を護るのか、の相克がテーマ。今「ウルトラ」をやるのなら、当然このテーマを持ち込むのは有りだろう。トリッキーだし、「ウルトラ」っぽくないとも言えるかも知れんけど、それだけにクセ弾としてこういうのはアンソロジーのスパイスとして必要ですよね。

影が来る(三津田信三/樽喜八)

本書中唯一、純粋SF畑ではなくミステリ・ホラーのジャンルの作家による作品。これが「ウルトラQ」の世界観に素晴らしくマッチしている。作家ご本人があとがきで説明されているとおり、むしろ「怪奇大作戦」のいちエピソードとしても充分通用すると思うけど、その舞台仕立てや小物の使い方で、これはこれでしっかり「ウルトラQ」のエピソードとしても機能していると思った。そもそも「Q」には怪獣出てこないエピソードもあるもんね。本書の中では一番完成度が高いのではないでしょうか。

変身障害(藤崎慎吾/大石まさる)

ある日突然「変身」出来なくなってしまった男。その原因を探るため、メンタル・クリニックの門を叩いた彼の名は、モロボシ・ダン…。ウルトラセブン誕生のエピソードと、セブンが地球で活動するためのアバターを手に入れたと言うことは、アバターとオリジナルの関係性に問題は発生しないのか、するとしたらそれは…的な。「マックス」のネタまで網羅して、ちょっとコミカルな風味も込みのミステリ・ハードSFと言えるかな。しかも結構ラストはハートウォーミングに〆るという。大変結構でした。

怪獣ルクスビグラの足形を取った男(田中啓文/工藤稜)

日本にばかり集中的に出現する怪獣たち。それは日本人にとってはある意味アイドル的に情報が要求されるジャンルになっていた。そのニーズを満たすため、怪獣の足形を取ることに命を賭ける男たちのお話。なにせ田中啓文さんなのでね、真面目に向かい合うと酷い目に遭うのは判っているんですが、で、確かにそうなってはいるんですが、それ以上にファンの熱さ、みたいなものがストレートに伝わって来てなんだか嬉しくなってしまう。大伴昌司は反則です(w。

(あと)(まつ)り(酉島伝法/加藤直之)

「ティガ」に倒した怪獣の後始末はどうするのか、ってネタがありましたがある意味そちら方向にシフトしつつ、いかにもこの作家らしく大変にトリッキー。これはもはや「ウルトラ」の範疇からははみ出してしまっているのじゃないかしら。ラストに本作を持ってくる、ってあたりがハヤカワらしいと言える、の、かなあ…。

ってことで。総じて楽しめたので良かったですが、おそらく年齢的にさほど離れてはいない人たちが描く「ウルトラ」たちなはずなのに、自分が漠然と「ウルトラ」に対して思っているものと、本書で展開される「ウルトラ」の世界観には結構乖離があるんだな、ってのは割と新鮮でした。クセ弾が良いのか、王道で攻めて欲しかったのか、って話になるのかも知れないけれど、そういう点では自分は王道をちゃんと踏まえて欲しかった方なのかも知れない。そういう意味では「影が来る」、「変身障害」あたりが自分的にはとても好きですね。

★★★★

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

taoy@笹塚 [おぉ、私も「変身障害」と「影が来る」が出色でした。楢喜八さんイラストも良かったです。というか、作家さんたちそれぞれが..]


2019-07-22 この日を編集

[Day] お掃除魔神、来襲

一週間ぶりに従姉妹殿来訪。今日は倅の部屋と台所の引き出しの整理。毎回すいません。一応お昼(ソース焼きそば)と晩ごはん(ミートスパwith大根サラダ)はご馳走させていただきましたけど、味合わなかったらゴメンナサイ。次回はお義母さん宅訪問の予定。

[Books] 時空大戦 2 戦慄の人類殲滅兵器

時空大戦 2 戦慄の人類殲滅兵器(ディトマー・アーサー・ヴェアー/著 月岡小穂/翻訳) ディトマー・アーサー・ヴェアー 著/月岡小穂 訳
カバーイラスト Justin Adams
カバーデザイン 早川書房デザイン室
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-012235-5 \1080(税別)

超有能AI(cv.ヴァル・キルマー)

謎の異星人たちとの戦いは続く。要所要所で謎の幻視によって未来を垣間見、その経験を元に人類に勝利をもたらしてきたシャイローだったが、ある時見た幻視は微妙な違和感があった。シャイローに幻視を送り込む存在は一つではないと言うことなのか? 当面の危機はかろうじて回避したシャイローたちだったが、敵の攻勢は続く…

どうやら幻視というのは未来からのメッセージで、それは人類側からも敵側からも送信可能な物。そしてシャイロー以外にもこの幻視が届いている人物がいたらしい。さらにはシャイローの肝いりで設立されたAI部隊の中にもメッセージを受信できる存在があるらしい。はたして送信者とは? って話をベースに前半は人類側の反攻作戦、そして後半は今度は敵側の逆襲が始まり、シャイローたちはある程度それを予測できていながら、むざむざとその逆襲を許してしまい、それからどうする、ってところで以下次巻。

前半の見どころは、幻視によって先が見えるシャイローが、彼に十全の信頼を寄せるAIたちと共に少しずつ味方を増やしながら戦果を上げていくところ、後半はそれでも防ぎ得ない敵の攻勢に対して彼らはどんな手を打つのか、ってあたりかな。んで最後にちょっと驚き悪心展開も待っている、みたいな。

著者が意図しているのかどうかはわからないけど、「敵」の方がほぼその行動のみを描写するだけで、彼らにどんな意図があってその勝利条件は何なのか、ってあたりは全く描かれず、その分味方サイドの関係性を深く描写していく感じ。特にシャイローの頼りになる部下である、コールサイン「アイスマン」をはじめとしたAIたちの個性が際立っている。単なる人工知能であるはずなのに、彼らの個性がとても親しみやすく、ある意味好きになっちゃうやつらが揃ってるあたりが楽しいところか。人間をはるかに超える情報処理とそこからの類推演算能力を持ち、肉体がないからどんな過酷なマニューバでもへっちゃら、という言ってしまえば超人たちが、皆そろってシャイローに心酔し、忠誠を誓ってるあたりが何というか、可愛いというか(w。

もちろんそこには危険性も潜んではいる(ロボットは反乱するものだよね(^^;)んだけど、今のところは楽しく読んでいける本になっている。終盤の新展開も含め、ちょっと続きが気になって来ちゃったぞ(w。

★★★☆


2020-07-22 この日を編集

[News] 訃報

ノストラダムスの大予言 : 迫りくる1999年7の月,人類滅亡の日(五島勉/著 倉田英乃介/著)ライター 五島勉さん (asahi.com)。「ノストラダムスの大予言」の人ですけど自分は本書の刊行前に週刊少年マガジン誌の毎回1テーマを取り上げた特集企画(名前が思い出せない。時々面白い企画があったんだけど。『お奨めの自殺方法』みたいなね。ちなみにそのときのお奨めは『凍死』でしたw)があるんだけど、そこで「世界の大予言者」みたいな記事があって、そこでノストラダムスの予言的中率は90%以上、みたいな記述があって「ほえー」と思っていたんで、その後本書を読んで「ほえー、ほえー」と思ったものでした。

今からは想像できないかも知れないけど、1970年代前半というのは一方で米ソ冷戦、もう一方でいわゆる四大公害の件などがあって、「もしかしたら地球って保たないんじゃないか」的な風潮は割と世間に通底した意識だったりしたんだよね。学研の「○年の科学」誌でも公害関連の記事があって、このまま現状の公害などが改善されなければ、人類の余命はあと30年、なんて記事があったりして、数字的にこの値がおおむね西暦2000年前後に合致してたりもしたので、当時の青二才は結構本気で恐れおののいたものだったんだよね。今となっては笑い話ですけど(w。

多分ご本人の予想を超えた大ヒットになっちゃったのだろうね。うちにも一冊ありますが、奥付見ると26版。驚くべきことに昭和48年11月に初版発行、で昭和48年12月にこの26版が刊行されている。勢いがすごかったんでしょうね。なんというか、今となってはオモシロ案件なんだけど、それでも田舎の一少年の心胆を寒からしめた一瞬もあったってことで、良い経験させてもらえましたよ。そこには感謝を。どうか安らかに

[Anime][SpFX] 定期視聴番組

順不同で「天晴爛漫」「放課後ていぼう日誌」「円炎ノ消防隊」「SAO」「ゼロワン」「キラメイジャー」「ノイエ銀英伝」「A.I.C.O」あたりまでかな。抜けがあるかもわからん。「SAO」、スリーピング・ナイツまで参戦するのか。そりゃあ上がるわ。どうでもいいけどアメリカからの参戦組、一人もSAOサバイバーを連想できないものなのかね(^^;。

「ゼロワン」、CFでゼロツーの存在匂わせちゃったらちょっぴり台無し感も…。「キラメイジャー」、マブシーナ姫をちょっと掘り下げるお話になぜか「ダルマさんが転んだ」が絡むという。相変わらずの「ゴレンジャー」風味がなんだか楽しい(w。

「A.I.C.O」、結構面白いと思う。富山SF、って下駄もあるにはあるけど(^^;。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

たじまや [一回り下の世代なので「大予言」関係は既にある常識として受容しちゃってましたが、図書館で借りて読んだ「ツングース恐怖の..]

ROVER [五島さん、ツングースネタも扱っていたのですか。ちょっと調べてみたんですが、なるほどー、と(^^;。「大予言」、自分は..]

たじまや [前半の事実(まあ、一往の)の紹介だけでも興味深かったわけですが、後半の論理の飛躍が凄まじく、そこに特撮やアニメのプロ..]

ROVER [最初に「事実」を固めておいて信用させて、後半で大ネタかます、ってこの手の本の定石ですもんね(w。]


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