ばむばんか惰隠洞

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2019-11-01 [長年日記]

[Books] 物体E

物体E (ハヤカワ文庫SF)(ナット キャシディ/マック ロジャーズ/金子 浩) ナット・キャシディ&マック・ロジャーズ 著/金子浩 訳
カバーイラスト 加藤直之
カバーデザイン 早川書房デザイン室
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-012250-8 \1280(税別)

音→文字→脳内で音…が鳴るだろうか

北カリフォルニアの広大な研究施設、クイル・マリン。もと軍事施設だつたこの研究施設に勤務する職員たちに、地元民は一人もいない。研究者はもとより、警備チームもまた特殊部隊や精鋭部隊から引き抜かれた腕利きの専門家たち。その警備主任であるわたし、ダクことダコタは新任の警備員であるあなた、マットと出会った。
厳重な警備体制が布かれたクイル・マリン、そこでは職員同士の恋愛すらも禁止されている。そうまでしてここに保存されているものの正体とは……。

まあなんだ、エリア51的な施設で繰り広げられるX-FILES的なお話に、恋愛要素が振りかけられた話、と言えるか。そういう意味ではまあ、オーソドックスな作りとはいえるけど、本書の出自はちょっと変わっていて、もとはこの作品、ポッドキャストで配信されていた、いわゆるサウンドノヴェル的なものをノヴェライズしたもの。それ故なのかこの本、かなり分厚くなっている。サウンドノベルをかなりまともに文字起こしした感じなのだね。それが長くなった理由なんじゃないかと思う。多分これ、サウンドノヴェル形式で鑑賞するなら、ここまで長さを感じる事はなかったんじゃなかろうか。おまけ的なラストの2章を別に、5部構成で構成された各章は、章ごとにそれなりの起伏が付けられ、かつ次章へのヒキもちゃんと用意されていて、1時間程度の連続ドラマを見る(聴く)感じはできていると思う。

ただ、先にも書いたとおり、あまりにもこれ、バカ正直に文字起こししちゃったんじゃないのかな。それゆえ音で聴くものを文字にした物を我々は目で追って、それに音を付け直すって作業を脳内でやるわけで、それをやってると本書はあまりにも冗長に感じてしまうのだな。誰かがやってくれるお芝居、がこっちに伝わらない分、読んでて非常にイライラするんだった。お話自体はそれほど破綻もしてなくて、まあ前振りから予想できるとおり、やったらいかん恋愛に陥った主人公カップルがどんどんドツボにハマっていく、という展開が待ってるわけだけど、まあそういうジャンルにはダグラス・ケネディという達人がいる(w のでね。そっちに比べるとそこのところのツッコミ具合はかなり甘い。しかも肝心のSF的な面白さ、ってところも相当希薄。間違ったことはやってないけど全てがユルい、と思う。

最後の最後でようやくちょっとSFっぽくはなってくれるんで、まあむちゃくちゃ悪い印象は持たないけど、でもまあ必読、とまでは言えないな。お暇なら……、うーん、相当暇な人にしか、オススメできないかもね( ̄▽ ̄;)。

★★☆

[Anime] 定期視聴番組

スルーしてたけど「BEASTARS」、かなり良いですね。前の話見落としてたのがちょっと残念。OPの不穏さには何か意味があるのかしら。「アズールレーン」、んー、メカにあまり拘りのない人が多いのかなあ。特に飛行機がらみが感心しないっすね。


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