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いつもの会話のあと、歩くことに。神鉄の線路沿いに西鈴まで出て、王将で昼食。13時過ぎだってのに結構な混み具合でちょっと待たされた。お昼食べたあとはさらに歩いてスーパーで買い物。カミさんをイートインのスペースに座らせといて大急ぎで買い物。倅も昼シフトだから晩は鍋にしようって事で、今日はトマト鍋。肉野菜にワイン買い込んで戻って帰宅。
なんだけどスーパーから出たところでカミさん動かなくなっちゃって。「どした?」って聞いたら「タクシーが来る」と。「どうやって呼んだ?」「電話した」「スマホ見せなさい」で、カバン見たらスマホ持ってない(w。
お気の毒ですがタクシーは来ませんね、ってことで歩いて帰ることに。実はスーパーから自宅マンションまでの道のりには、途中距離は短いんだけど結構勾配のきつい坂があって、そこは退院以来下りは一度歩いたんだけど上りは初体験。横で見てる限りなんとか登り切った様には見えたんだけど、なぜか(^^;その後無口になっちゃった。
それでもまあなんとか無事に帰宅して、お風呂に入れて一休みさせてたら晩飯前に嘔吐あり。体動かしたあとにすぐ横にさせるのが良くないのかねえ…。
ディトマー・アーサー・ヴェアー 著/月岡小穂 訳
カバーイラスト Justin Adams
カバーデザイン 早川書房デザイン室
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-012262-1 \(税別)
オオカミ型宇宙種族、ソーガの構成をかろうじて退けた人類だったが、犠牲も少なくはなかった。さらには人類にとってもソーガにとっても恐るべき敵である昆虫型宇宙種族の脅威も残っているのだ。苦境を打開するため、人類側AIの一人、ワルキューレは一つの戦略を構想する。それは…
という。一度敗北寸前で踏みとどまった闘いの前の段階に、比較的経験の浅いAIたちを搭乗させた大型のタイムリープ専用艦の建造。だがその建造には結構な資材と時間が必要になる。タイムマシン艦を建造するための時間を稼ぐ苦闘が序盤~中盤のお話。ここにシャイローとケリーのイチャイチャとか、AI軍団を快く思わない旧勢力の暗躍と横やりが邪魔をして、ってのがまあスパイスか。で、いろいろあってワルキューレの作戦は成功するのか、その作戦の結果がどうなるのか、でラストに向かって一直線…なんだけど。
ええと、ツッコみたくなるところ満載のような気がするのはオレだけだろうか? 人類とソーガが戦うのは、昆虫型異星人の脅威に対抗できるだけの戦力を作り上げるために、人類にとっての友好種族であったはずのフレンドリー族が仕組んだことだったんですって。そんなに危急な事態ならフレンドリー族が自分でなんとかせえよ、ってところだけどもそこはまあ、フレンドリー族は戦闘方面のテクノロジーやストラテジーについてはからっきしなんで仕方ないんだよ、って説明はあるにはあるけど、それでもどうなんだ、って気はしてしまうな。
次。危急の事態を打開するため、これまでも本シリーズではキモとなっていた未来からの幻視を拡大して、幻視じゃなく実際のブツも過去に送って事態を打開しようとする動きが来るわけだけど、で、タイムパラドックス云々については良く飲み込めんけど説明はしてもらったってことにしてもいいけど、そこから展開するストーリーは控えめに言っても乱暴、って事にはならないだろうか。ネタバレしないように言うけど、たとえば「ここで死んでもドラゴンボールが揃えばみんな生き帰られっぞ!」でお話を推していくのは倫理的にどうよ、って思うし、こちらは作劇法の分野になるんだけども、時制を跳躍してお話が進むのはいいとして、そのお話のポイントポイントで、今読んでいるのが時制的にどこなんだ、ってのをしばしば見失いがちな構成になっていて、これはお話を読んでいく上でかなりマイナスな要素になっていると思う。
さらに先にドラゴンボールのネタをひいたけど、その伝でいくならドラゴンボールが揃うためにはそれなりの苦難が必要だし、一度四散したドラゴンボールがまた使えるようになるまでには一定の期間のような障害が必要だと思うんだけど、そこのところのルール設定が本書ではやや希薄な気がする。タイムトラベルは出来るけど、それは過去にしか移動できない、という縛りはあるけど、それ以上の障壁がないんだね。それ故本書の後半は見せ場は派手だけどいまいち飲み込みづらい展開になってしまっていると感じる。一度「死んで」しまったキャラクタにタイムトラベルの効果で再会できるのは嬉しいんだけど、話が薄いんで嬉しさも中の下ぐらいで収まってしまうのだよな。
あと、最終的なオチの部分もどうなんだろう。ここで語られるのは究極の敵である昆虫型種族と一見至高の存在に見えるフレンドリー族に対する決着であるべきと思うんだけど、前者は倫理的、というか個人の好み的にどうかと思うし、後者は投げっぱなし。特に前者についてはそこで価値観の逆転を導入できるいいチャンスだったと思うんだけど、そこは「いぢめる?」「慈悲はない」で終わり。それでいいのかなあ。
なんだかんだで残念賞、ですかねえ…。
★★☆
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「時空大戦」、いやもぅホントに(3)でいろいろヒドかったのを(4)で回収してくれるのかと(少しだけ)期待していたら、(4)は単にさらにダメダメで、結局途中で挫折しました…。作者が自分ではいろいろ考えたつもりで面白がりながら書いてる感が伝わってくるだけに悲惨というか…。<br><br>「マーダーボットダイアリー」は良かったですね。ARTと掛け合いの話をもっと読みたいですねぇ。<br><br>そうそう、HHKBのご愛用ありがとうございました。まだ使ってらっしゃるとは思ってませんでした。
自分も終盤は何言ってるのか解らなくなってきてました(w。単純な幻視の話だけならそんなに悪くはなかったと思うんですが…<br><br>HHKBはまだ現役ですよう。ただまあコネクタがちょっとバカになりかかってるのか、ちょいちょい入力できなくなったりするんですけどね。さすがに買い換え時かしら(^^;