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ごそごそ。なぜか仕事をしていると、9月の日本映画専門チャンネルのラインナップに「キューティーハニー」が入ってるらしいことがわかったりするのが不思議だ。居間のビデオ(DVDレコーダーつき、ただ今死亡中)をどうにかしたいなあ。高架下で適当なビデオデッキでも物色してみようか知らん。
明日の昼イチにはできますよ、とクライアントさんに請けあっちゃったので、もちっとだけがんばろー。
ニュースショー見ててすごくイライラするのが、「刺客」を「しきゃく」と発音する連中。この筆頭が腐れ下衆野郎亀井静香なものだから、イライラ度が嫌が上にもアップしてしまう(あやつが『しきゃく』と発音するたびにテレビに向かって『しかく』じゃこの田舎モノー、と突っ込んでしまう私も大人げないが)のだけど、実は厳密には「しかく」も正しい読み方とは言えないんだって。本当は「せきかく」、もしくは「せっかく」が正しいのだそうだ(参照:SPACE ALC)。いずれにせよ「しきゃく」はかなり稀な用法らしいので亀井は反省しる。
それはそれとして、コイズミが立てたのが「せっかく」だった、というのはちょっと面白いかも知れないと思ったです。うちの倅が幼児の頃、自分の気に入らないことがあると「せっかくぅー、せっかくぅー」ってダダこねてたのをちょっと思い出しちゃってね。
明日中に2700字埋めたものを作らなくちゃいけないのだが、さすがにノン冷房、おもちゃいっぱいのわが家での作業は無理っぽいので三宮出撃…って水曜じゃん、Voice休みじゃん(つoT)。
しゃーねえので今日は神戸亭(焼肉屋ではありません)で2時間ばかり作業。冷房効き過ぎで寒かったっす。
昨日もらったメール。POPFileはちゃんと弾いてくれたけど、振り分け設定上の問題で楽天のフォルダに紛れ込んでた。送り主は"news-master@mail49.rakuten.co.jp"、Subjectが"Mail Delivery (failure ○○←隠すほどのものでもないがオレのメールアドレス)"。本文は、
If the message will not displayed automatically, follow the link to read the delivered message.
Received message is available at: [a:message.zlq]以下ちょっと伏せときます。
で、"message.zlq"なる添付ファイルがくっついてる(拡張子はZoneAlarmが書き換えた可能性アリ)。
さらに5分後、もう一通。こんどは"news-master@rakuten.co.jp"さんから"Notice again"ってことで本文は
You have downloaded these illegal cracks?.
というヤツに"massege.doc"なる添付ファイル付きのメールが。なんじゃこりゃ。2通目の添付ファイルは、ZoneAlarmがさらにzl9の拡張子を付けてくれたっぽい。なかなか微妙な感じがした(こちらからの誤操作に、向こうから何か自動反応があったのかも、と思って。いや、普通そんなコトしないけど、人間酔っぱらってるときは何やらかすかわからないからね)んで念のため、昨日の夜に楽天にタレ込んだら、今日の午後になって返事が来た(やや対応遅い気もする)。
該当のメールにつきまして、こちらでも確認させていただきましたが、 まず、楽天市場からは「Mail Delivery」という題名でのメールの配信は 行っておりません。
該当のメールにつきましては、ウィルスのメールである可能性が 高いかと思われますので、そのまま破棄していただくことを おすすめいたします。
だそうで。特に楽天側で(自動応答メール系とかで)こういうのが出てくる可能性もなさそうなので、めでたくワーム決定。
周回遅れ解消分。「仮面ライダーカブト」、「ふたりはプリキュアSS」。「カブト」(#29)はなんかもう、完全に熱血料理マンガの様相を呈しておる。呆れたらいいのか笑えばいいのか。なんつーか、妙に高いテンションの毒気に当てられちゃった感じだな。とりあえず誰かが、坊ちゃまはワームであると思いだしてくれたのはまあ良かったけど。
毒気と言えば今週は、むしろプリキュアの秘められた毒気にオジサン、テレビを前に少々赤面してしまいましたが。二人っきりの、とびきりの夏の思い出を作ろうとして二人がやることが、この電車を、終点まで乗ってみるというのはえーとあーと。何かこう、暗喩としてなにやらただならぬものを感じてしまうんでございますが。オジサンかなりうろたえてしまいましたよ。心が汚れている証拠ですかそうですか。でもなあ…
トム・クルーズ、「奇行」で契約打ち切りへ(asahi.com)。わはは、これはきっと教祖様がキミに課した新しいワークなんだよトム。このピンチを乗り越える方法は一つしかないぜ。すぐトラボルタに連絡を取るんだ、そして作るんだ、「バトルフィールド・アース2」を!
もしかしたらオレ達、見に行くかも知れないぜ。一作目、ちゃんと金払って見た手前(^^;)。
webサイトを眺めていて、なんだこの言葉? と思ったらそこをマウスなり何なりで選択して右クリックメニューを開き、"Search"を選べば知りたい単語をそのままGoogleに投げてくれる。便利ですね。でもOperaだと検索結果は今見ていたウインドウに表示される(Firefoxだと新しいタブ開いてそっちに表示するみたいですな)。これはちょっと不便。もとのページが見えなくなっちゃうからね。
どうにかならんかなーと思ってたんだけど、ふと思いついて、文字を選択して右クリックしたところで、Shift押しながら"Search"をぽちっとやると、検索結果は新規ウインドウに表示されることが分った。おーこりゃ便利じゃないの。
なんかすげー当たり前なことを、今の今まで気づいてなかっただけのような気もするけど。
世間の限られたごく一部では、「セキレイ」2期決定やら「ひだまりスケッチ」3期決定やらでプチアスミ祭りのようですが、地上波の方は高校野球やら世界陸上やらで今週は少なめで、「侍戦隊シンケンジャー」「仮面ライダーディケイド」「フレッシュプリキュア!」の三本です、うぐうが。
先週途中で切れちゃってたので若干見通しは悪いけれども、ぴしっとテンション張ってていい感じだった「シンケンジャー」。殿様の素振りがヤケに切れが良く、格好良くなってきとるね。十蔵さんはこれで退場、って事では無いんだよね、きっと。
意外に面白かったのが「ディケイド」。アマゾンの顔の造作が微妙に安っぽい「ぷらっちっく」ぽさが感じられたり、アマゾン役の役者さんの芝居と滑舌(ついでにその衣装)はどうなんだ、ってのを差し引いてもかなり楽しめる。
なんつーか、「ショッカー」と言うキイ・ワードが出てきたとたんにお話が面白くなるってのは、こりゃどうなんだろうと思わなくもない。「世界の破壊者」とかなんとか、思わせぶりなワードよりも、やっぱこの時間帯の番組は、「地獄の軍団が迫ってくるぜ!」って盛り上げた方が良いのかも知れないよね。平成ライダーまとめて否定しかねない勢いですが(w。
オードリーという芸人さんがさっぱり分らないので、面白さも今一歩、だった「プリキュア」。小柄な方の芸人さんが機敏に敵のお面をピシピシと叩き落としていくのを見て、この方は芸人になる前に空手でも習っていた、なんていう既知の設定があったりするのかと思ったら、それは単に的確なツッコミであった、というオチで脱力しつつも笑かしてもらいました。
ちょっと前に日記でぶー垂れたら、今日になってどかんと素材兼資料が送られてきた。pptとpsdの混成ファイル群。やればできるじゃないの。って事で作業開始なんだけど、メールの最後に「早く終了させたいので、なるべく早めに作業していただけたら助かります」だって。
そう思うのならテメエがちゃっちゃと動け、と返信したかったけど、もちろんそんな大人げないことはしませんよ、ええしませんとも。
高校野球(一回戦で砺波工業に勝った報徳、かなりがんばったのねー、でもって興南の生徒さんたち、おめでとう)の影響で一週遅れになってた「プリキュア」と「仮面ライダーダブル」、本日午前中に放映してたので録画して晩飯後に鑑賞。圧倒的に強いはずのユートピアさんが突然弱くなっちゃったのが何となく解せない。重力を自在に操る技の力の根元になっているのは戦う相手の怖れや怒りみたいな、どちらかというと負の方面の感情みたいなもので、それを吸収できないか、もしくはそれを上回る、信頼とか何とか、正の方面の感情を注ぎ込まれるとうまく力が発動しないと言うことなのかな? そこの所の引っかかりはあるにはあったが、それ以外はなかなか良い感じだったのではないかね。そんでもって次回最終回。予告では微妙に松田優作的ラストを匂わせてるけど、これは多分Aパートのラストなんだろな、などと勝手に予想してみたりする。
「ロウきゅーぶ!」、高校野球でお休みだった分の「仮面ライダーOOO」2本、あとニコ動で「日常」。
「ロウきゅーぶ!」は、一定の周期でやってくる「オレは見なくて良いんじゃね」側のお話。小学生のぽろり! 水着回て。
「OOO」はこれで実質的に一昨日まで追いついて、これでラス前と言うことになるんだね。で、このラス前(とそのまたひとつ前)のエピソードは相当な力作だったんじゃないだろうか。作品のテーマの一環に「前向きな欲張り」というちょっと扱いの難しいテーマを持ち込んできたり、ちょっと「クウガ」のクライマックスを意識しましたか? 的なシーンもちょっとテンション上がったし、アンクの扱いもかなり良い。ピルドゥングス・ロマンとまではいわんけど、一種のアンチ・ヒーローとしてのアンクの描写も、説明不足な部分も無しとはしないけれども、最低限の情報は伝わったと思う。自分にとっては決して歓迎できる結末とは言えない「消える」ことが、自分以外の多数にとっては良いことなのだ、ってあたりを受け入れつつあるアンクの描写は、悪くなかったんじゃないかな。最終回でどういうまとめ方をするか、楽しみです。
あ、あと次作品「フォーゼ」のトレイラーがあちこちで見られるようになってますな。意外に面白そうに見えてしまうのが困ったものだ(^^;。
「カンピオーネ!」、「トータル・イクリプス」、「人類は衰退しました」、「氷菓」、「もやしもんリターンズ」、「夏雪ランデブー」、「DOG DAYS'」、「うぽって!」、あとwebで「輪廻のラグランジェ」。
「人類…」は微妙に時系列をシャッフルしたシリーズ構成になっているのかな? 先週から引き続いて、助手さんが「わたし」のところにやってくるまでのお話。ここに一種の多世界解釈みたいなものをしれっと紛れ込ませて作っちゃった、みたいな。妙な味があって好きです。
火曜日。「氷菓」はほーたろ君が突然、中学時代の記憶を引っぱり出してきて気になってしまうお話。ほーたろ君とえるたそのいい感じ、はまあ良いんだけど、推理のパートがやっぱりこう、「それで?」としか思えないようなネタを一生懸命ほじくり返しているとしか見えないあたりが何というか、うーん。ノイタミナ枠の二本は早送りで。「もやしもん」は原作マンガ以上の何かがあると感じられないし、「夏雪…」の方は悪いけど、オレ向きじゃない。
水曜日。クレイトスの巨大生物は出てきたけど、消耗部隊とは何の関係もなかった「DOG DAYS'」、なんか知らんけどみんな楽しそうだから、いいんじゃないでしょうか。「うぽって!」は学祭話。学校がそもそもヘンなところなんだから、学祭もおかしなことにはなるんだろうな。
「ラグランジェ」はポリへドロン絡みのお話が一段落して、いよいよ肝心の「輪廻」の部分にお話が進むって事なんでしょうかね。
週前半戦、「げんしけん 二代目」、「ローゼンメイデン」、「たまゆら もあぐれっしぶ」、「銀の匙」、「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」、「ダンガンロンパ」、「戦姫絶唱シンフォギアG」。
波戸さんの意外な(?)弱点が明らかになった「げんしけん」。ここで原作者の出番ですよ、って話には…ならんか。「ローゼンメイデン」は巻かなかった方のジュン君の煮え切らない青春ストーリー部分が結構好きかも。
火曜日、「たまゆら」は汐入に行く話。なんか絵のタッチがちょっといつもと違うような。「銀の匙」は八軒君が鹿を捌く話。マグロの解体ショーは見世物になるのに四つ足の動物を捌くって事になると話が違ってくるってのは、形は違えど生き物として装備されてるパーツ(顔とか、手足とかがあるって状態)が人間のそれと共通してると、それだけで何かすごくインモラル感が加速する、ってのはあるかも知れんなー、とは思った。コミカルな造りになってはいるけど、意外と深いところまで踏み込んでくるお話ですな。
木曜日。「マジェプリ」が意外にSFしてるところにびっくりだ。ボンクラなおふざけも多いんだけど。「ダンガンロンパ」は良くも悪くもゲームだな、と。ただアニメだと恣意的に時間を止めて考える、って事が出来ない分いろいろ不利なのかも。あと、ゲームのくすぐりとしたら面白いのかも知れんけど、「北斗の拳」や「あしたのジョー」のパロは無理に入れなくてもよかったんじゃないかしら。「シンフォギア」は、まあ、うん…。気持ちはわかるがイマイチ引っ張り力がないというか。あと、歌うところもアフレコ時の同録なんでしたっけか。ひかささささん、結構辛そうっすね。このあたり、やっぱ水樹奈々ってすごい人なのかなってちょっと思った。
popfileをすり抜けてきた。Subjectは「(東京Direct)Eインフォメーション受付のお知らせ」。こんなの。
~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~ ※本メールは、セキュリティ強化のため、暗号化技術を使用しております。 ~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~
l-rover@kobe.email.ne.jp様 東京ダイレクトをご利用いただき、誠にありがとうございます。
2013年7月8日にご予約されたEインフォメーションのお手続きが完了致しましたので、ご連絡いたします (受付番号 20130814-001)。
お手続き内容は下記の通りです。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - □商品名:[インサイダー]ロト6抽選結果、先行開示(8月22日、8月29日) □料金:0円 □期限:8月21日 □備考:大変遅れてしまい申し訳ありません。 性質上、21日以降は商品価値が無くなりますので ご確認次第、速やかに下記からお申し込みをお願い致します。 http://ofma.cq2my.mangio.asia/2ba/h7lca.php?z9=JQoE808GLm81z0y570rE8QH38hRG8MPm - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
今後とも東京ダイレクトをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。
──■□ Tokyo Direct □■──
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■本メールの送信アドレスは送信専用となっております。返信メールでのお問 い合わせは承りかねますので、あらかじめご了承願います。
──────────────────────────────────── no:039.658.114.2457
割に巧妙な方かな。引っかからないようにね。
週前半分、なんだけど先週までの世界陸上のあおりを食らったABC系列の土曜深夜分も回収。全部というわけにはいかなかったですけれど。
「ナイツ&マジック」、ついにエルくん専用機、斑鳩登場。なかなかの悪役面っすね(^^;。「プリンセス・プリンシパル」、洗濯屋さんが舞台の今回は、そこそこ明るいエピソード。赤字状態とはいえいきなり洗濯工場一つぽーんと購入する人を、もしかしてこれは結構やんごとなき人なのでは? と普通周りの人は思わないものなのかね、ってとこだけちょい首捻り物件。
先週土曜深夜に放映されるべきだった分。阪神戦が延長だったあおりで「ボールルームにようこそ」は録り逃し。「賭ケグルイ」、ロシアンルーレットねえちゃんとの決着がつく話。「シンフォギア」は二本立て。なんか戦ってる(こればっか)。
「アホガール」、同年代の恋バナと児童の遠足のおやつ問題と犬の恋バナが同レベルで全力投球の対象になるヨシコがなんか尊い(w。「徒然チルドレン」、うおい、君ら中学生やろ! キスはあかん、キスはまだ早いで。あとオッパイ揉むのもな(未遂で良かったよ)。んで最後にヘモカワ先輩対りえしょんで実体があるかも知れない残像バトルで締めるという(訳がわからん)。
E-M10 Mark III のリーク画像が掲載 (デジカメinfo)。全体的にはMk.Ⅱを正常進化させた感じで、逆に大きなインプルーブは見送られてる感じなのかな。画素数も期待込みで言われてた20Mピクセルじゃなく、16Mに押さえられそう、みたいな噂もあるようだし。
そうなると画素数が欲しいのなら今しばらくはMk.Ⅱを使って、次に登場するであろうEM-5Mk.Ⅲがどうなるか、を待ってみるって選択肢もありって事か。
ま、今のところはえむてん君Mk.Ⅱで全然不満はないので、現状Mk.Ⅲはよほど飛びつきたいネタが無かったら静観って事でしょうけど。
ベッキー・チェンバーズ 著/細美遙子 訳
カバーイラスト K.Kanehira
カバーデザイン 岩郷重力+W.I
創元SF文庫
ISBN978-4-488-77601-5 \1040(税別)
ISBN978-4-488-77602-2 \1040(税別)
宇宙航行種族たちの連合体、通称GCの末席に加わる事を許された人類。いまや彼らの母星、地球は居住不可能となってしまい、人類は火星のコロニーと宇宙航行種族に交わって生活するようになっていた。そんな宇宙船乗りの一人、アシュビーの持ち船、ウェイフェアラー号は宇宙空間に超光速航行のためのトンネルを掘削するトンネル建設船。新人の事務職乗員、ローズマリーを新たにメンバーに加えたアシュビーの元に、破格のプロジェクトの申し出が。謎多い種族、トレミの主星へのトンネル開通事業。一年に及ぶ航宙が前提となる大事業に赴くウェイフェアラーのクルーたちだったが…
で、アシュビー以下ウェイフェアラーのクルーたち(地球人以外のクルーもいる)の紹介とそれぞれの種族故の独自性の紹介や、一年にわたる大航宙の中で遭遇する様々な異星文明、アクシデントがたたみかけられる。いろんなことが起きるのでまあ退屈はしない。でもね、
本書の帯に曰く、「王道スペースオペラ」ってあるけど断じてそういう物ではないね、どちらかというと「オデュッセイア」的な味わいの方が強いんじゃなかろうか。長期の航海(航宙)でウェイフェアラーのクルーたちが出会う様々な事象、異世界文明といったものが次々と眼前に展開していく構成。で、それらは個別でみたらそれなりに興味深いモノも結構あるにはあるけど、一本筋の通ったストーリーがあると言うものでは(残念ながら)ない。そこはとても惜しいと思う。
例えば本書で言うなら(ややネタバレになるかも知れませんが)新人事務員のローズマリーの過去話、ウェイフェアラーののAI技術者であるジェンクスと宇宙船を統括するAIであるラヴィーの関係性を幹に、アシュビーが請けた大仕事をベースにして物語を構築していく、ような造り方もあったと思うし、そちらの方がちゃんとしたお話になる様な気もするんだけど、著者のベッキーさんはそういう、お話として完成度の高い物を作るよりは、多様性みたいな物をとにかく一つでも多く提示したい、って方に意識が向いているのかも知れない。故に「物語」としては相当希薄な物になってしまっている、と思う。
「お話」としてはだから、かなり粗がある。はっきり言ってストーリーとしてのヤマ場の置き方とか、ものすごく下手くそ。何か事件が起きた時にそれがお話の展開に応じて上手く意味を保持して、改めてネタを広げる、ような事はまずないので、読んでいくと結構がっかりしてしまうのね(^^;。
そこら辺、とても残念なんだけど、ただ「オデュッセイア」的な個別のエピソード自体はそんなに悪くないので、盛り上がりには欠けるけどそこそこ読めちゃう、という不思議な本になっているとは思う。嫌いではないです、が読み手を選ぶのかなあ……
あと邦題はもうちょっと、考えた方が良かったんじゃないかしら
★★★
1週間分。何の話をすれば良いのかな(^^;。ええと、「Great Pritender」は何となく敬遠傾向、「富豪刑事」のほうは今のところ持続中。なんか巨悪が出てきそうですね。「デカダンス」「A.I.C.O」「放課後…」あたりも継続中。
「とある…」、「禁書目録」の方ではすでに亡くなっているフレンダちゃん大活躍の回。「禁書Ⅲ」よりは前の話って事ですね。「SAO」キリトさん無双。ゲーム内とは言え人をあやめたことがトラウマになっていて、それと向き合おうとしている人なんだけども、いったんスイッチ入るとどう見ても殺人狂にしか見えないという点。案外PoH氏は彼の本質を見抜いていたのかも(w。
「ゼロワン」はラス前。弟? を失ったホロビ、最高の相棒を失ったアルト。人間とヒューマギアは争うべき関係ではないと皆が気づきつつあるところで二人は最終決戦になだれ込むのか? ってところで以下次週。
ダニエル・アレンソン 著/金子浩 訳
カバーイラスト 加藤直之
カバーデザイン 岩郷重力+H.K
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-012286-7 \1000(税別)
訓練期間の終盤、スカム達の襲来を受け図らずも凄絶な実戦を経験することになったマーコら新兵たち。激戦を辛うじて制した彼らに新たなミッションが。それは
というわけで。前作が「フルメタル・ジャケット」(の特に前半)風味だったとするならこちらは「プラトーン」風味と言えるか。強力な敵軍の攻撃を受け流しつつ、どうやら味方にも内通者がいる模様という疑心暗鬼の中、次々と失われていく戦友の命、その中で強まる仲間達の絆、とまあ定番ではあるけれど定番故のお話の強さ、みたいなものはしっかりある、と思う。腕のある人なんだと思いますよ。
その上でやっぱり不満もあって、「SF」としてどうなんだ、ってところももちろんあるし、あとキャラクタへの贔屓ぐあいはそれで良いのか、ってところもあると思う。これは好みの問題かも知れんけど、最初に自分が決めたヒーローとヒロインの図式のために、作中それなりの存在感を持っていたキャラクタにかなり乱暴な落とし方でけりをつけるのはどうなんだ、というね。ネタバレになってしまうかも知れませんけど(SAOで)なんとしてもアスナと添い遂げさせたいがためにシノンを裏切り者にしてしまうのはどうなんだ? って話です(もちろん原作にそんな要素はありませんよ)わ。作劇的にそれはドラマティックになりはすると思うんだけど、それでいいのかなあとどうしても思ってしまうわけ。ホントに個人的な趣味の問題なんですけどね。
あとはそうだな、超エリート集団であるはずのSTCの兵士たちが全くエリートに見えないあたりもちょっとマイナスか。かませ犬としての働きしかさせてもらえてなくて、人類側の軍事予算の99%までを独占でき、装備的にも訓練も最高水準の扱いがされている部隊、という感じが全くしないのだね。新米集団であるはずのマーコ達の方がよっぽど優秀に見えてしまっているような気が(^^;。
先にも書いたけど、それでも基本的に腕のある人だとは思うのでお話自体はそれなりに楽しく読んではいける。ただまあ、言っちゃ悪いけどそんだけ、かもねえ。
★★★
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□ noki [そういえば、うちのばぁさんも95でした。去年階段から落ちて頭蓋骨陥没骨折したまま、現在も寝たきりで意識不明です。もう..]
□ rover [それは大変ですね。介護される方の苦労も大きいでしょう。歳を取るとなんでもないことで大きなダメージを負ってしまったりし..]