ばむばんか惰隠洞

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2004-09-05 この日を編集

[PC] あり?

webは見えるのに、LANが見えねえとはこれいかに。悩み中。

[Day] 地震だぁ…

結構長いこと揺れてたなあ。うう、イヤな感じ。

[TV] 定期視聴番組

新しいおもちゃのセッティングがうまく行かないので、今日はながらの度合い強めの鑑賞。「特捜戦隊デカレンジャー」、「仮面ライダーブレイド」、「ふたりはプリキュア」。土曜の晩は録り損ね。「デカレンジャー」(#29「ミラー・リベンジャー」)は先週から続く最強悪人対テツの戦いの完結編。後輩が出来てから、ずいぶん良い感じになったバンバン君、それに押されて心の傷をようやく癒すテツのエピソード、ってことでまあ、よろしいんじゃないですか。少々勢いで押し切り過ぎな所もなくはないけど、そこはそれ、戦隊シリーズだし。ほんとはあっと驚く鏡封じが見たかったけどね。

「ブレイド」(#31「53番目の存在」)のほうもまあ、後半に入ってエンジンかかってきましたか? な感じで、相変わらず思わせぶりは多いけど、少なくとも引きつける力、みたいなものはあると感じる。後はいつもの、思わせぶりのぶつ切りが無くなってくれたら、悪くない展開だと思うのだけれどもな。

[Day] うわあ、また揺れた…

怖いよう、いやだよう。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

ks1234_1234 [tcp/ipは入っているけどMSネットワーククライアントが入っていないとかワークグループ名が違うとか。そういうLAN..]

rover [ヤマちゃん社長に聞いたら「時間が解決する事が多い」だって(^^;)。]

HashiM [私もついこの前経験したのですが,共有フォルダの設定をしていたのに,ファイアウォールソフトが自分のマシンをブロックして..]

rover [>HashiMさん ソレダー!!! ZoneAlarmが接続を許可するIPを追加してやったら解決したです。わんだほー..]


2005-09-05 この日を編集

[web] 自己の中心で快楽を叫ぶタワケ者 (17:53)

phaさんの日記を経由して、リアルタイムF尺度測定ページ。FはファシストのF、だそうです。結果は以下の通り。マークアップ等は適宜処理。

2.966666666666667
あなたは『自由主義者』です。 自己中心的、相対主義、即時志向、感覚主義、快楽志向が特徴です。

因襲主義中産階級の諸価値に対する執着3.5
権威主義的従属内集団の理想化された道徳的諸権威に対する無批判な態度3.2
権威主義的攻撃因襲的な諸価値を侵犯しようとする人々を探し出し、非難し、拒絶し、処罰しようとする傾向性3.2857142857142856
反内省性主情的で、想像力に富んだ、柔軟な考え方への敵対3.25
迷信とステレオタイプ個人の運命について神秘的な規定要因を肯定しようとする信念。固定したカテゴリーで考えようとする専有傾向2
権力と「剛直」支配者-服従者、強者-弱者、指導者-追随者、という思考枠組みへの先入観。権力をもった人物への一体化。自我の因襲にとらわれた諸属性を過度に強調すること。 強さとタフネスについての誇張された主張2.857142857142857
破壊性とシニシズム人間的なものに対する一般化された敵意と誹謗。5.5
投影性この世の中には野蛮で、危険なことがらが横行していると信じたがる傾向。無意識の情緒的衝動の、外界への投射2.4
性的「現象」についての誇張された関心3.5

んまあそういうことなんだろうなあ。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

りつこ [わたくしめは一般人でした(^^;)]

rover [あっしが回った限りでは、全体的に皆さん"破壊性とシニシズム"の点数が高かったんですけど、いかがでした? この項目、破..]

りつこ [おっしゃる通りその項目は高かったです。うーんどうなんでしょう?素直に捉えながらも同時に裏を勘ぐっている自分も常にいる..]


2006-09-05 この日を編集

[Day] 天皇誕生日(21:10)

紀子さま:出産、6日午前に 宮内庁発表(MSN 毎日新聞インタラクティブ)。これで生まれた子供が男の子だったら、ゆくゆくは天皇になるわけで、したら9月6日は天皇誕生日になるわけで、オレの誕生日は9月6日な訳で、便乗で日本国民から誕生日を祝ってもらえることになる訳なんだが。

「そうなる前にあんたは死んどろうが」とカミさんに言われてしまいました。それもそうか、今の皇太子(私と同い年)がお隠れになって初めて、9月6日が天皇誕生日になるわけだもんなあ(^^;)。

[TV] 火曜時代劇 (23:43)

おやおや、「新 桃太郎侍」、8話で終了なのか。受けなかったのかな、受けなかったんだろうな。最終回にしては少々とっ散らかった話になっちゃってたし、そもそも今日の午前中にラス前のエピソードを放映してたなんて知らなかった。ゲストで「コスモス」の杉浦太陽クンが出てたらしいが、もはや確認のしようもなく。つまりはさっさと終わらせて、なかったことにしちゃおう、みたいな思惑でもはたらいたんだろうか、などと邪推してみたり。

確かに序盤から、あちこち気になるところの多い番組だったんだけど、後半に入った、ここのところのエピソードは、どうしてどうして少々良い感じになってきたかな、もうちょっと続けて見てみても良いかな? と思い始めてた矢先だけに、ちょっともったいない気がしないでもない。

ま、桃太郎のおっかさんを中村玉緒にして、左とん平が中村に懸想してる、なんてのはどう考えてもあり得ないシチュエーションなんで、ここらのキャスティングで失点1(おっかさんは中村玉緒にすべきではなかったね)、主人公である桃太郎が、今ひとつ魅力的なダメ男に見えなかったところで失点プラス1、ダメなはずの桃太郎がその気になったらものすごい剣客だった、ってのが見えないところでさらに失点プラス1、ってところだろうか。マザコンの超絶剣士、ってのは面白い切り口だと思ったんだけど、マザコンのマザーがこれに関しては違うだろそのキャスティングは、と思っちゃうものだった(こんだけがさつな人間が揃ってるなら、おっかさんは松原智恵子級じゃなきゃ)のと、桃太郎の剣戟のメリハリがイマイチだったのが惜しいなあ。高島のお兄ちゃんには高橋英樹の、あの華麗な殺陣に挑戦して欲しかったような気はしますな。無理かも知れんけど、捲土重来を待っておきたい気はするので、これに懲りずにまたやってください。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

TUX [●いいじゃないですか、たとえ将来のことであっても。 ●ワタシの誕生日なんて、0079年(これも凄い年号だなあ:笑)..]

もんちぃ [オレは唐沢なをき氏と同日に生まれた。マゼラン海峡ハケーンよりなんかうれしい。]

すみ [飲み屋ネタで申し訳ない。 ・すみ=2月24日=ひろのみやの1日後 ・弟 =4月28日=ひろひとさんの1日前 しかも、..]

rover [なんでも9月6日は「妹の日」だそうで(w。]

すみ [ググってみました。「日本妹大賞」なんてあるのか…このくにはもうだめかもしらんね。]


2007-09-05 この日を編集

[Day] 午前中からこれかい… (11:26)

8Mbと3.6Mbの.aiを開いて、両方から必要なパーツを持ってきて拵えたファイルを.psdに書き出して(プリントサイズ1.04Mb、作業レイヤーやらなにやら含めた実質サイズ27Mb)、変更・差し替え用の画像をでっち上げ、チェック用にIEとFirefoxとOpera立ち上げて、DreamWeaverを立ち上げてリモートサイトから変更対象のファイルをGETしにいくと、マシンが熱暴走の兆候をお見せになる、と。

どんだけ負荷かかるんだよ、主にDreamWeaver。

[DVD] ちぇーんぶ、わかる!(高島忠夫の声で)(24:28)

B000VNST5O【初回限定生産】『ブレードランナー』製作25周年記念 アルティメット・コレクターズ・エディション(5枚組み)だとさ。んでこいつに更に1万上乗せすると、ガフが折った一角獣やらポリス・スピナーのフィギュアがオマケで付く、更にデラックスなバージョンが予約可能なそうな。

あたしは最初の劇場公開版を見たのと、タイレル社長が目ん玉ぐちょーんとやられちゃう版(「完全版」って触れ込みだったかな)のLDを持っているんですけど、世の中にはそれ以外にもこないにバージョンが出ておりますか、「ブレードランナー」は。ディレクターズ・カットを見ておかないと、その後の小説版の続編が意味不明になるんでしたっけか?

思えば一本の映画が出来た時、その映画に対してほにゃらら・カットやらほにゃらら・エディションなるものがあると言うことに、それなりのコンセンサスが出来るようになった嚆矢がこの作品であった、のかも知れない。こいつのおかげで劇場公開版の優に倍はあろうかという尺のディレクターズ・エディションやら、最初に登場した俳優をすげ替えて、旧作に付いては無かったことにするような風潮が当然のものになってしまったような気もして、何やら忸怩たるものを感じなくもない。「ブレードランナー」はとても好きな映画だけど、んじゃ俺が好きな「ブレードランナー」は、5つのうちのどれだったんだ? なんて思うと熱も冷めるよね。

25周年は結構だし、この映画(に限らず、私が好きな映画は、私が劇場で見たバージョンだ、とここで限定して宣言しときますが)を好きなことには変わりはないけど、こういうのはどうなんだろうなあ、などとちょっと思ってしまったです。


2009-09-05 この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (22:56)

「東京マグニチュード8.0」、「CANAAN」、「仮面の忍者赤影」、「バスカッシュ!」、「大正野球娘。」。

地震本体の描写の部分を考慮せず、何らかの災害によって離散状態に追い込まれた家族が、それをきっかけに崩れかかっていた家族の絆を取り戻す物語、と見るならば「東京マグニチュード8.0」はそんなに悪い話じゃないと思う。んまあ今週の、弟君が死んじゃったかも話は少々引っぱりすぎの感も無しとはしないけど。ただその、お話のきっかけが地震である必要性が全然ないんだよなこれ。なんだろう、震災の後の「空気」みたいな物が全然感じられない、というか…。

余震が来たときのすごくいやーな感じとか、脱力感と高揚感が同居したような、妙な空気とか、なんかこう上手く説明できないんだが、アニメを見てて「そうじゃないんだよなー」と思ってしまうのだよなぁ。

[Day] あ、やっぱり(23:54)

保留になってたお仕事のお話、今朝(あ、正確には昨日の深夜か)になってメールがやって来て、予想以上にゴタゴタしており、外部の人を巻き込むにはリスクが高すぎる状況になってきてるんでごめんね、ってことだそうで。

多分そのゴタゴタの原因はキミ自身にある(いろいろ前科のある御尽なのでね)と思うんだけど、確かに巻き込まれるのはいやなので、稼ぎが減るのは残念だけど、遠く西の地からプロジェクトの完遂をお祈りしておきますよ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●それはそれとして、御誕生日おめでたうございます(笑)飲みましょう。]

rover [めでたくねぇぇぇ(つoT)]


2010-09-05 この日を編集

[Day] 暑くてぼー

というかここに来て夏バテか? なんか部屋の酸素が足りない感じで、ぼーっと何をするでもなく二日ほど無駄に過ごした感じだ。昨日の晩、何を思ったかエヴァの新劇場版・「破」を見たのが悪かったんだろうか。なんつーか、ものすごく童貞臭のする気持ちの悪いものを見たような気がして(呑みながら観てたんで、終盤良く憶えてないんだ)、そのダメージを一日引きずっちゃったような感じ。なので、

[TV] 定期視聴番組

は今日はお前らのコメント付きの「ストライクウィッチーズ2」だけ。水着回だったわけだが相変わらず雑な脚本で何だかなー。


2011-09-05 この日を編集

[Day] 土日はぼけー

何をするでもなく。んまあ台風来てたしね。いろいろやろうと思ってたこともあったんだけど、ほぼなーんもやらんと二日が無為に過ぎた…、あ、でも土曜日は古本追加したし、日曜日はカミさん出かけてたから半日ばかり主婦やったか。うん、何かしらは、やった、と言うことにしよう。

[TV][web] 定期視聴番組

「神様ドォルズ」、「TIGER & BUNNY」、「セイクリッドセブン」、「神様のメモ帳」、「海賊戦隊ゴーカイジャー」、「仮面ライダーフォーゼ」、「スイートプリキュア♪」、ニコ動で「花咲くいろは」、「日常」。

割とあっさり姉弟和解しちゃった「神様ドォルズ」。最後の方で訳ありげなお姉さんも登場してましたな。

土曜深夜。んまあ小技が使えないのが虎徹だから、「バニーちゃん」発言でぷっつん、ってのはまあ妥当な落とし所なんだろうけど、できたらもう一声、仕込みが欲しかったな。何かの理由でマーベリックさんの記憶操作が完全にはできてなかったとか、そんな感じで良いので。

「セイクリッドセブン」は回想回。ツンツン執事くんの少年時代がなかなかかわいらしかったですな。ただこういう過去があった割には、皆さん研美さんのことを信用しすぎなんじゃね? って気はしないでもなく。

「ヤーさんの21球」的趣だった「神様のメモ帳」。んーと、配球パターンがわかると言うことと、その球を打てるというのは、別な話のような気がするんだが、そこはあんまり深く突っ込んじゃいかんのだろうね。

日曜朝。「ゴーカイジャー」はジェットマン回。何かと評判の高かった「ジェットマン」ですけど、このあたり見てないんだよなあ。と言うわけで盛り上がり具合は個人的にはイマイチだったかも。というかアダルティ方向に振ったお話造り自体が、そもそもあんまり上手くできていなかったんじゃないかしら。

さて新ライダー、フォーゼ。んー、一回目を見る限りは、お芝居ダダすべりにキャラ造りがなんか勘違い設定のオンパレードで、正直見てて、

恥ずかしかったです。

別にオレが何かやらかした訳じゃないんだけど、どうにもこう、見てると居心地の悪さばかりが先に立って来る第一回でしたよ。これからどうなっていくのやら。今回は「トランスフォーマー」あたりも意識してたりするんでしょうかね。

webの分、今週は「日常」の、何となくはかせのところに謝りにいく麻衣のお話が良かったです。


2013-09-05 プチどたばたの週前半 この日を編集

[Day] 妙にタイミング逸してたのでまとめて

火曜日

DG君から振ってきた仕事用資料の第1弾が到着。ざっと見る限りはごく伝統的なHTMLなのでそこは楽か。ただ最近のDG君(か、またはDG君配下のデザイナーさん)はやたら要素をオーバーラップさせたがる傾向があるみたいで、そこをどう実現させるかでちょっと頭を使う事になりそう。あと、これもDG君の最近の傾向として、ナビゲーションあたりを外部の.jsに出して、そいつを読み込ませるのを嫌う傾向があるみたいなので、こちらとしてはDWのテンプレートを積極的に使っていく方向で行くことになりそうなので、そこらも含めてサイトの設計を(酒舐めながら)構想してたらもうこんな時間だ。

水曜日

昨日今日とえらく雨降っとるねえ。とりあえず小降りになったあたりを狙って古本発送。あとはしこしこ定期のYM女史がらみのお仕事しつつ、DG君仕事の方も環境づくり。比較的平和だなと思ってたら、酒飲んで日記書くか、ってタイミングで結構まとまった数の古本のご注文頂いたので、深夜の倉庫番。ごそごそ本掘ってたらもうこんな時間だ。

木曜日

昨日の続き。なんだかんだで今日の発送は5Kgオーバーだよ。午前中は荷造りの続き、BGVに撮り損ねてた「たまゆら」をニコ動で流したら、ちょっと涙腺への刺激が強すぎて荷造りどころじゃなかったわ。中田さんに緑川さん、いい声のおじさん二人に渋いにも程があるお芝居やられたら、見入るしかないじゃないのさ(^^;。

とりあえず荷造り済ませて、重い荷物持って郵便局まで(代金引換ゆうパックになると、局員さん、しかも新人さんはかなり混乱すんのね。お手数かけます)。発送したあとはプチ主婦モードで買い物して帰宅。午後はがっつりDG君仕事。主婦モードにもかかわらず、スーパーのレジに並んでたときに、ひょいと横見たらちょうどアルコールのケースで、すんげー良い感じで「オレを飲め」とこいつが主張していたのでついつい買い物かごに放り込み、家に帰る途中の公園のベンチで(お昼前から)グビグビやってたのは家族には内緒だ。

[News] 訃報

フレデリック・ポール(asahi.com)。古い方だと(コーンブルースとの共著)「宇宙商人」、「マン・プラス」、「JEM」、あとはなんと言ってもヒーチー年代記(「ゲイトウェイ」シリーズ、根拠はないけどこのコンセプトって、高千穂・石川コンビの『サザンクロス・キッド』に影響与えてたりしないかなあ)か。「ギャラクシー」などのアンソロジーでもお世話になった覚えがある。93歳は大往生だとは思うけど、やっぱり残念です。感謝を込めて、安らかに。


2014-09-05 この日を編集

[Day] ダブルブッキングだとー

なんか3年ぶりくらいにたっくん(昔よく仕事した相手)から電話がかかってきて、とある企業サイトの求人ページを作成する仕事があるんだけど、コーディング苦手なんでそこをやってくれまいか、と。聞くと来週末までに8ページ程度のコーディングで、特に動的なコンテンツなどもない、とのこと。基本的に無理のないスケジュールっぽいな、と思って「行けそうでっせ」とお返事したらば、返ってきたギャラの提示でちょっとくらっときた。よく見るweb広告の「うそー! 私の年収…」的感覚と申しますか(w。DG君カンパニーとのつきあいが長かったもんだから、ページ単価なんてそんなものと思ってたんだけど、出してくれるところは今でも結構払ってくれるもんなんだな。ちょっと自分の営業努力について考えてしまったぜ。

で、そんなことを考えている最中にそのDG君カンパニーからちょっと前に声かかってた仕事、正式にそっちに振りたいんでよろしく、つきましては来週半に動的ページのアウトラインを仕上げて欲しい、と。

あちゃあ、被った……。

むっふー、大丈夫かなこれ。お金いただけるんですからがんばろうとは思いますが。

[Books] 小口の感覚、大事なのよ

ちょっと消耗品を買う用事があったので三宮まで。ついでにジュンク堂に寄って文庫本を何冊か購入。ちょっと気になったので近くの店員さんに「これ、研磨してないヤツってあります?」って聞いてみたんだけど、「そういうのは販元から送られてくる時点でそうなっているので…」と言う返事。

オレ、ずっとこういうのは書店がやってるんだと思ってたけどそう言うものでもなかったのね。一度書店から下げて販元(つーか取次?)に戻ってきたものが、そこでがりがりやられてまた書店に戻される、って感じか。

お店の人も「やっぱりキレイなのを好むお客様も多いですから…」つーてはったけど、うーん、本を読み始めようと思って親指が小口にかかったときのとぅるん、な感じって結構重要だと思うんだけどな。そこで親指がざり、って滑るとちょっとがっかりしてしまうよ。書いてあること以外の、持ったときの重さだったりページの手触りとかって、本を読むって行為の中で決して軽いところではないと思うんだけど。そこが好きでなかなか電子書籍に行けない、こんなオッサンもいるわけでね。

[Books] ロードサイド・クロス キャサリン・ダンス 2

ロードサイド・クロス 上(ジェフリー・ディーヴァー/著 池田真紀子/翻訳)ロードサイド・クロス 下(ジェフリー・ディーヴァー/著) ジェフリー・ディーヴァー 著/池田真紀子 訳
カバー写真 Jan Mammy/Getty Images
アートワーク 矢部弘幸(SPACE SPARROWS)
デザイン 関口聖司
文春文庫
ISBN978-4-16-781230-0 \740 (税別)
ISBN978-4-16-781231-7 \770 (税別)

ここは怖いインターネッツですね

カリフォルニア州モンテレー。勤務を終えて帰宅中だったパトロール警官は、道ばたに不可解なオブジェを発見する。黒っぽい木の枝をワイヤーで括っただけの簡単な十字架とバラの花束。十字架にはこの場所で亡くなったと思われる人物の命日が。だが警官はそこに妙な違和感を感じた。なぜならそこに書かれていたのは、明日の日付だったのだ…。

そしてその翌日、一人の女子高校生が自らは開けることのかなわぬ状態で、一台の車のトランクに閉じ込められていた。今、その車は波打ち際に乗り捨てられ、そして潮の満ちる時間が刻々と迫ってきていた…。

もしかしたらリンカーン・ライムものよりこっちの方がいい感じなんじゃね、と評した前作に続く、キャサリン・ダンスもの第2作。今回のお話の背景にあるのはネットが生み出す悪意の暴走。いわゆるアルファブロガーが提起したトピックに飛びつき、それに飛びつき無責任なコメントを付けていく匿名のネットワーカーたちが作ってしまう「空気」のようなものの怖さみたいなものを、かなりリアルに描いている。

いつもとはちょっと勝手の違う電脳がらみの捜査に加え、キャサリン自身も無碍にできない、身近に降りかかった事件なども絡み合い出だしから中盤への流れはきわめて快調。キャサリンの持ち味であるキネシクスを使った真犯人へのアプローチ、頼りになる同僚に無能で邪魔なだけの上司といったキャラクタの相関関係、ネット周りにまつわる様々なトピックなどが手際よく配されている。ここで描かれているものごとというのは、現在我々が比較的容易に目にすることが可能な事案である、というあたりはリアルだし、ある意味怖い、と思える。

そういうわけで途中まではかなり楽しく読んでいけたんだけど、終盤にきてやや失速感というか違和感というかが顔を出し始めるのがちょいと惜しい。惜しいと思う点その一は、最近のリンカーン・ライムものでもちょいちょい感じる、トゥイストが売りの作家が、トゥイストのためのトゥイストをぶち込んでくることからくる、一周回って「そうだよね」に落ち着いちゃって捻りが捻りにならなくなってしまっている件。章の終わりをショックで締めて、次章でそのショックの種明かしがされ、それが意外にしょーもない、と言うのの繰り返しになってしまう、という週刊マンガ的な展開が続くので、後半にいくにつれて飽きが来てしまうのだよね。

もう一点は、これは単純に好みの問題ではあるんだけど、真犯人がそいつでいいのか、ってところ。登場人物には限りがあるし、その中でそこそこ意外な人物を犯人に、ってことだとこのあたりに落ち着くのも仕方がないか、とも思うけど、この人を犯人にしてしまうと、読み終わったときに著者が言いたかったことというのが、夜のニュースショーでキャスターがドヤ顔で「私たちはネット社会に潜む闇について、改めて考え直さなくてはいけないのではないでしょうか」つって締めるのと大して変わらんレベルに落ち着いちゃっている、と感じられてしまうのだった。それでもいいけど、でもむしろそこにこそトゥイストをぶち込んでくるべきじゃなかったかと思うんだけどな。

本書ではメインとなる事件とは別に、前作で起きた事件が元で発生するもう一つの事案があって、こちらもキャサリンに向けての大きな障害となるんだけど、こっちの捌き方もちょっとなあ。真犯人を彼にしてしまったことで、二つの事件が有機的に絡んでこない恨みもある。あと、序盤で容疑者となるある人物への最終的な扱いも、もうちょっと持ち上げてあげてもよかったんじゃないかなあ、なんて。

摑みから中盤に描けての展開は大変おもしろかったんだけど、残念ながら終盤腰砕け。惜しかったな。

★★★


2015-09-05 この日を編集

[Books] ブラックアウト

ブラックアウト 上(コニー・ウィリス/著 大森望/翻訳) ブラックアウト 下(コニー・ウィリス/著 大森望/翻訳) コニー・ウィリス 著/大森望 訳
カバーイラスト 松尾たいこ
カバーデザイン 早川書房デザイン室
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4150120207 (税別)
ISBN978-4150120214 (税別)

1940年の「君の名は」

2060年、オックスフォード大学史学部のダンワージー教授の研究室は、過去への現地調査旅行の準備で大混乱。今回学生たちが赴くのは第二次世界大戦中の世界。大戦においてキーポイントとなった事象のいくつかを実際に観察するのが目的なのだが、なぜか計画は順調に進行せず、混乱ばかりが大きくなっていく。それでもゴタゴタの末、どうにか歴史の舞台に送り込まれた学生たちだったが、混乱はさらに続いていた…。

ダンワージー研究室物の最新作。今回舞台になるのはバトル・オブ・ブリテンまっただ中の英国。ロンドン空襲を直接観察しようとするポリー、空襲からの疎開先に滞在するメロビー、ダンケルク撤退作戦を観察しようとするマイクルの三人をメインに、初めてのV-1号の攻撃を観察しようとするもの、"大君主"作戦の下準備に従事するものなど、1940年の英国と、間にちょいと挟まる形での1944年の英国の様子が描かれる。正直1944年の方は本書に限っては何も回収されていないエピソードなんだけど、これはまあ、続編というか解決編的な存在である「オールクリア」で意味を持ってくるのだろう。そう、このお話、上下間900ページ超を費やしてもなお、お話が終わってないんですな(^^;。

上巻では2060年のオックスフォード大学のドタバタぶりなんかも挟みつつ、少々とっちらかった感も無くはない(けどこれも伏線に向けての伏線なんだろうな)んだけれど、いざそれぞれのメンツが目的地に送り込まれたあとは、描かれるのは極めて膨大な分量の戦時下の英国の状況と、そこで生きる人々の非常に丁寧なキャラの立てっぷり。タイムリープした学生たちが出会う人々が、皆とても魅力的に描かれているんだった。イヤなヤツっぷりもコミでね。

やがて学生たちは、いったん自分たちの時代に戻ろうとするのだが、どうしたことか彼らを過去へと送り込んだ降下点が開かないというトラブルが起こり、どうにかして打開策を見出そうとするのだが…、というのが後半のキモになっていく。ここのところのストーリーテリングはさすがにウィリス、その会いたいと思っている人々のすれ違いっぷりの描写がすばらしく上手いんだった。

そういうわけで読んでる間は全く退屈しない。さすがのページターナーだとは思う。思うんだがしかし、読み終わったところでアタマにぼやーんと浮かんでくるのは次の二点。その1・終わらんのかい。その2・SFはどこ行った?

その1についてはまあ、訳者あとがきなどでも触れられているし、とにかく空襲下のロンドンと9・11以降の世界の不穏な感じのシンクロ具合に、作家としてのやむにやまれぬ感情が動いてしまって、という心情は汲めなくもないし、そこで1940年の英国の人々にどうしようもない感情移入が起きてしまった、というのもそれなりに理解はできる。いみじくも本書の登場人物がこんなこと言っている。

彼らはこの先どうなるかを知らない。それは、航時史学生にとって、けっして理解できないことのひとつだ。時代人を観察し、時代人とともに生き、時代人の立場に身を置いてみることはできる。しかし、彼らが経験していることを本当の意味で経験することはできない。なぜなら、わたしはこれからどうなるかを知っているからだ。

なんてあたりは著者本人にとってもいろいろ思うところはあるって事なのだろうね。そこは飲み込みますが、その2の方はどうだろう。ま、そもそも最初の設定の状態からしていろいろ無理はあるんだけど、この作品でもタイム・パラドックスに関する描写は出てくるんだけど、そこの扱いは意外にぞんざいなのだよね。

そこらは続く「オールクリア」でぜんぶさっくり説明がつくのかもしれないけれど、ひとつのタイトルとして見たときに、この宙づり感はどうしたもんだろうね。著者の思いとは裏腹、読んでるこちらは逆に醒めてしまうところもあると思うんだけどな。とりあえず続きに期待。

★★★


2018-09-05 この日を編集

[Day] 台風一過

画像の説明極めて大きな台風21号、関西では昨日の午後くらいからが最接近だったようで、神戸の山奥ではお昼ぐらいから雨風(特に風)が強まり14時前後の一段落を挟んでまた風が強まって、夕刻には収まった感じ。規模も大きいけど移動速度も速めだったので、意外にすんなり行ってくれたかな、なんて思ったんだけど、ネットを見てみると大阪方面でかなり大きな被害が出ていたようで、いまだに結構苦労されてる方も相当多くいらっしゃるようでもあるし、ネットを見て改めて「うへえ」と思ったことでした。

自分は昼ぐらいに台風がやってくるってことで、朝イチで原チャ飛ばして食料など買い集め(スーパーも12:00で閉めるって貼り紙あったので、出ておいてよかったよ)、あとは単純な傍観者でいて良かったんでまあ、お気楽でいられたんですけど、地域によってはかなりシャレにならん被害が出ている地域もあったようで、当該地域におられた方には心からお見舞い申し上げます。

画像の説明翌日はうってかわって良いお天気で、ちょっと本を買いたかったのでハーバー方面に出かけたんだけど特に被害を受けてるような地域も見かけなかったんだけど、鈴蘭台に戻ってみたら、自宅の近場の区民センターの横の公園の植木が一本、見事に吹き飛ばされてて、ああ、結構凄い風だったのね、なんて再認識させられましたよ。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

まなたけ [そんな乱土さんに、はっぴ〜バースディ! 王将?でビールぷはー!してね! へ^^;🖖🏼 なぜ、知ってるか?って?^^..]

ROVER [どもー。あと一年頑張れば、いつでも映画が1100円で見られるようになるので頑張りまっす(w。]

まなたけ [^^;🖖🏼ふんわり、ブログ、また始めとるです。ほとんど、140文字以上の呟きですが^^;🖖🏼^^;]


2019-09-05 この日を編集

[Day][PC] マシン到着

画像の説明カミさんを透析に出した後、とにかく新しいキカイを置くスペースを作らなくちゃ、ってんで積み上がった本を何冊か移動、ついでにいまや使わないのになぜかででんと鎮座ましましてたスキャナ(SCSI接続という…)にもどいてもらって何とかスペース確保。

透析から帰ってきたカミさんに昼飯食わせて、自分も王将で飯食って(酒飲んで)帰りがけにLANケーブル買って待機。夕刻到着したのでさっそくセッティング開始。言うても電源つないでディスプレイとLAN接続しただけですけど。黒いのが新しいマシン、お隣はパーツ換装などしつつ10年ぐらい頑張ってくれたパイセン。古い方はパネルの脱着とか、とても簡単にできたんだけど、最近のはがっつりネジ留めになっちゃってる。基本的に中は弄るな、ってことなのかな。

新しいマシンの方はCPU Intel Core i3-8100、メモリDDR4 4Gb×2(サムスン)、HDD 東芝1Tb、DVDマルチドライブ。マザーはASUS。お、Asrockじゃないのか(w。ま、エントリクラスですね。

とりあえず電源入れてみる。音は大変静か。ファンがパイセンのヤツより一回り大きい感じなので冷却はかなり良い感じ。すぐにWindows10が立ち上がってアカウント登録。前のアカウントがそのまま使えるのね。パイセンのDesktop.iniを引き継いじゃうんで、壁紙なんかはパイセンと同じ物が表示される。それ、どこから引っぱってきた? (^^;。ただ、クリーンインストールしたWin10は言語が日本語でUSキーボードを使うユーザーには少々冷たいようで、キーボードの設定がかなり深いところ(設定→時刻と言語→言語→日本語→オプション→ハードウェア キーボードレイアウト、と進む。こんなモン判るかい)にあるんだった。

あとはちょっとずつ環境を移していく訳だけど、これが結構大変ね。とりあえずATOK入れて、Adobe CC入れて、共有フォルダひとつ作って、そこにデータやらツールやらを送って、それを再展開していく、って流れ。ついでにある程度取捨選択もしながら。

続きは明日だな。


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