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「子連れ狼」と「水戸黄門」。黄門様は2時間スペシャルを残してはいるけど、一応どちらも最終回。んで「子連れ狼」。原作は読んでないんだけど、たしか「子連れ狼」の最終回って、烈堂と一刀の戦いでは烈堂が勝利し、続いて大五郎が烈堂に向かっていき、それを烈堂は敢えてかわさず、大五郎によって倒される、んじゃなかったっけ? 錦之介版は確かそうじゃなかった? 最後はこちら(旧作の終わり方)の方がいいと思うんだけどなあ。
というかまあ、今回の「子連れ狼」は、烈堂に深みが無かったのが惜しかったですな。ただの悪党で終っちゃってる。先週の終わりの方じゃあ「一刀を迎え撃つのだ、ふっはっはっはっはっは」などと悪党笑いかましてるし、今週は柳生封廻状をしっかり記憶して、自分に不利なことをやろうとする幕府の高官を「そういえばお宅の息子さんは…」などと恐喝してみせたりするし。セコいぞ柳生。
旧作の烈堂は、血も涙もない人間なんだけど、それはすべて裏柳生を維持していくために敢えて心を鬼にしている人物で、内心は一刀親子を強敵(と書いて"とも"と読む)存在としてちゃんと認めている様な人物、になってたような気がするんだが。だから、一刀によって裏柳生を一掃されてしまった以上全力で彼は倒すけど、その後はすべての遺恨は精算されたから、莞爾と大五郎に刺されて果てる、という死に様を選んでみせる、といういかにも小池一夫なくっさい芝居に説得力も出たと思うんだけど、今シリーズの烈堂に、そこまでの魅力はありませなんだな。あーだから単に腕の立つ悪党として死ぬしかなかったのか。
黄門様の方は、いつも通り。それでいいので文句はない。ちょっと前の「おせん」で取り上げられてた越後村上、三面川の鮭の塩引きの話が出てきて興味深かったっす。
あの借力さんのバカ日本地図−全国のバカが考えた脳内列島MAP−。この本、実は企画が進んでいるというのはいろいろあって知っていたんだが、ホントに本になるとはなあ。まあ「電車男」が本になるご時世だから、こういうのも充分アリの範疇なのかも知れんけどさ。どういう料理のしかたをしているのか、ちょっと気にならなくもないけど、申し訳ないが立ち読みレベルだなあ。
早起きしたし今日は何となく一日さぼっても大丈夫そうな感じがあったんで、映画見てきた。「ゲド戦記」とか「グエムル」とか「スーパーマン・リターンズ」とかのセンもあったんだけど、どうせ見るならやっぱりこれだよなあ、で、もういっぺん「時かけ」。シネカノン神戸は水曜日は1000円だったので、非常に得した気分。そんでもってまたきゅんきゅん(^^;)。
そもそも今日のお出かけの目的の本チャンは、もんちぃ師匠から「ちょっと変った味のカレーがある」つーことで、甲東園のカレーの市民アルバなるカレー屋さんへ行ってみようではないか、ということだったわけであるのですよ。
で、「時かけ」見てややうるうる状態になったお目々のまま、電車に乗って甲東園へ。もんちぃ師匠と合流して目指すお店へ。甲東園の駅を出て、線路沿いに門戸の方に5分ばかり歩いたところにあるお店。なすカレー650円をいただく。ふむふむ、普通カレー、つーと多分味と色のおおもとを担当するのはターメリックって事になると思うんだけど、ここのはドミグラスソースベースにいろんな香辛料を入れてるような感じ(あくまで感じ。私は基本的に味音痴です)。どかんとくる感じじゃなく、じわっといろんな味が拡がるようなカレーで、カレー単体で食うよりも、いろいろトッピングを乗っけて食べると美味しいカレーのような気はした。
メシ食ったあとはもんちぃ師匠のお宅にお邪魔して、昼間っからビール飲みながらDVD鑑賞。「ローレライ」のコメンタリー音声バージョン、てのを見せていただきました。樋口真嗣と福井晴敏が嬉しそうにしゃべってます。時折プロデューサー批判が飛び出したりしてちょっとだけデンジャーかも知れません(それ程のことはない)。
特典映像DVDの方もチラッと見せていただいたんだけど、本編ではカットされてたシーンの中に、結構「それ入れときゃ良かったのに」って思わせるカットがありましたな。橋爪功のシークエンスとかラストの思い出話とかばっさりやって、こっちを入れれば良かったのに。"恥ずかしい絵は1カットたりとも使いたくない"樋口真嗣の美学が悪い方に行ったでしょうか。まあ劇場版ではあんまりよく見えなかったトミノ御大の晴れ姿がしっかり見れたのは収穫だった。今「憲兵モノ」(あったんだよ、そういうジャンルの映画が)作るなら、御大は大ハマリかも分からんな(w。
ちょっともんちぃ師匠邸の座椅子が柔らかくて座り心地良くて、妙にねむーくなってしまったのがあれでしたが、や、楽しゅうございましたです。
何やら段ボール箱がどかんと。お袋からの荷物。なんじゃいなと思って開けてみたら"富山名産 マスカット・オブ・アレキサンドリア"、とな。いつからブドウが富山の名産品になったんだ? とりあえず電話してみたら、「まあ6日はあんたの誕生日だし」だと。今まで誕生祝いなんて贈ってもらったことなかったのに。「いやほら、親王も生まれたし、誕生日一緒だし」だって。親王誕生の経済効果は1500億円とか言う話だが、なるほどなあ、お世継ぎが生まれるとブドウまで売れるってか。たいしたもんだ。さすがは天皇を中心とした神の国。
しかしな母よ、もうそろそろ親子やって半世紀になろうというのに、まだ倅の好みが分からんか? 単体のブドウ送られるより、醸造したヤツ送ってもらった方が、こっちははるかに嬉しい訳なんだが。もっというならブドウよりもコメを…(^^;)。
ま、親戚衆に配ることにしますよ。こんなモン、うちに置いてたって腐らせちゃうだけだもん。
録れてたら見るシリーズ、「セキレイ」、「ゼロの使い魔」、「マクロスF」、「鉄腕バーディーDECODE」、ぐらいかな。どこもラス前っぽい感じでそれなりに盛り上がり傾向。「マクロスF」のツン系アンドロイドさんの原型はランカのお兄ちゃんだったのかー、とか、「バーディー」はとりあえずいったんバーディーとツトムを分けるのかー、みたいな。そういえば「バーディー」はもうあらかじめ二期が約束されてたんでしたっけか、そっちにはどういう形で繋いでいくんだろうね。
個人的にはバーディーよりもセキレイの二期が見たいですが。
LiveTimingによると、金曜のフリーはmonsoon-likeなコンディションであったようだけれど、土曜になってもその状況はあまり変わらず、モンツァには珍しいウエット・コンディションの予選。マシンのポテンシャルよりも、チームのストラテジとドライバーの勇気がモノをいうような状況下で、ある意味予選慣れした有力チームのスキを突いた、中団以下のチームの頑張りがめざましく、そして見ていてなんだか楽しくなっちゃう。データオタクの川井ちゃんもなんだか楽しそうだったけど、そりゃさ、かつてのミナルディがブイブイ言わすんだもの、楽しくないわけがないわさ。
去年のフジでもウエットレースで良いところを見せながら、肝心なところで(若さ故?)キッついポカやっちゃったヴェッテルがポール、チームメイトのボーデも予選4位な上に、ハミルトンとライコネンがQ2でノックアウトされるというオマケまでついちゃって、明日の決勝が楽しみだわ。
コンディション的には今日よりひどいことにはならないだろう、ってことらしく、そうなると下位からのスタートであってもハミルトンやライコネンのポテンシャルは油断できないだろうなあ、と思うんだが、それはそれとしてなかなか見れるもんじゃないこのスターティング・グリッド、前にいる人には頑張って欲しいよね。
なんでもトヨタのマシンはダウンフォースを大きく取ったときに比較的良好なパフォーマンスを発揮するらしいので、明日もヘヴィー傾向のウエットだと、台風の目になるのかも知れないな。
ってそれはあれかい? 今年のフジもウエットだ、って前提の上でマシンの改良に向かってるのかい? ってな気分になったりしなくもないな。
パルシネマしんこうえんで「マイ・ブラザー」(→公式サイト)と「ハート・ロッカー」(→公式サイト)。先週見るつもりだったんだけど、いろいろあって週明けまでずれ込んじゃった。さて。
「マイ・ブラザー」(DVDイメージは英語版です)は、厳格な父を持つ兄弟。兄は海兵隊の優秀な兵士にして良き夫(ちなみに奥さんはアミダラ姫)、良き父。弟はけんかっ早いはみ出し者。つかの間の休暇で戻ってきた兄の最初の用事も、銀行強盗を働いて収監されていた弟を受け出しに行くことだった。ぎこちない家族の会話ののち、ふたたびアフガンに赴いた兄だったが、彼の乗ったヘリが撃墜されたという知らせが家族の元に届く。悲嘆にうちひしがれる妻と娘たちを見て何とか力になろうとするダメ弟の努力がようやく実を結びはじめたころ、死んだはずの兄が奇跡的に生還するのだが、彼の心には簡単には拭えない傷が刻み込まれていた、てなお話で、まあ「ディア・ハンター」っぽいところを多く持ったホームドラマといえるか。極めて優秀な兵士が、その優秀さゆえに極限状況下でそのアイデンティティを破壊されてしまう、という過程の描写はかなり怖いが、兄サイド、弟サイドのお話のバランスがややいびつなところで、佳作とは言えるが名作とは言えない、ような作品であったかも。
オスカーを元夫の「アバター」と争ったって事で話題になった「ハート・ロッカー」。こちらはイラクを舞台に、爆発物処理チームの戦いを描く。主人公のジェームズは極めて優秀な爆発物処理の専門家。常に危険と隣り合わせの任務をこなしていく彼のチームだったが、とあるミッションでジェームズの中にはちょっとしたしこりが生まれて…みたいな。「マイ・ブラザー」に「ディア・ハンター」の雰囲気があったとすれば、こちらに感じられるのは「フルメタル・ジャケット」のそれか。一方的に全く異なる環境に放り込まれた人間が、どこまで変わってしまうのかってあたりの描写は、後々考えてみるとかなり怖い。
手持ちカメラを思わせる微妙な映像のブレ具合や爆発シーンの瓦礫をパーティクル扱いする表現手法など、見るべきところはたくさんあるし、お話の奥に潜むテーマの怖さも充分なんだが、ジェームズの行動を追うことに主眼を置いたが故に、映画のいろんなところにかなり大きめな穴が開いたまま、お話を先に進めて行ってしまった感も無しとはしない。いろいろ「バカだろ、それは」って言いたくなるシークエンスが挟まってしまって、そこで少々興が醒めてしまう部分もあるのだな。そのあたりがちょっと残念だったかも。
戦場という環境が人間にどういう変化を強要してしまうのか、というテーマを描いたという点でどちらの映画もそれなりに健闘していたとは思うんだけれど、血縁者、知人と言った身近な人が実際に戦地に送り込まれることなんてないという、ある意味外様にいる人間からしてみれば、そもそもそんなところに善男善女を送り込む理由を造ってしまった人々の責任は問わないで良いものなのか?ってところへの疑問は拭えない。「個」の辛い話はたくさんあるが、その「個」が生まれる元となった元凶に、何か言うべき事はないのだろうか、とこの手の作品を観るといつも思ってしまうのだよな。そこに踏み込むことなく、個々の事例ばかりをピックアップするだけで、何かのエクスキューズが成立するという風潮ができてしまったら、それはそれで困った状態だと思ってしまうわけなんだが。
商売物に手を付けるシリーズ。ちょいと前にマクラナハンたちがいなくなってしまったドリームランドのお話を読んだんだけど、んじゃあその後先代の主人公達は何やってたんだろ、ってふと気になってそっちの方も読んでみた。とは言えこちらのシリーズも「『影』の爆撃機」までは読んでいて、で、こいつがかなりトンデモ展開方向に進んでる感じがして、さすがにちょっと、と思って続きが出ても買わなくなっちゃったのね。
で、この「『影』の爆撃機」のあとに来るお話がこちら「炎の翼」(書影はamazonにリンク)。前作で前大統領が極秘に結成したハイテク武装集団に助力することを決めたマクラナハンたち旧「ドリームランド」のメンバーたち。折しも中東ではカダフィが追放され、かつてのリビア王朝の末裔を名乗る男がリビア王を名乗り、イスラム過激派勢力を集めてアラブ世界を支配しようとする。手始めの目標はエジプトの傀儡化。中東の油田の権益が一気に危機に陥った今、アメリカの石油メジャーはマーティンデイル前大統領の率いる私設軍隊、「ナイト・ストーカーズ」に出動を依頼する。それこそが現在、マクラナハンたちが協力しているチームであったのだが…。
スジだけ見ると至極真っ当なんだけど、この事態に立ち向かう「ナイト・ストーカーズ」ってのが、陸は前作でも登場したレールガン装備のパワードスーツ(3人いたら中隊レベルの戦闘力を発揮する)、空にはおなじみメガ・フォートレスを中心にした旧「ドリームランド」のハイテク空中戦艦。少なくともこのお話の世界におけるマクラナハン一党の戦闘力は、確実にチートなレベルなわけで、そんな連中が国家レベルでのコントロールからフリーハンドになって、国際紛争に勝手に介入する、ってのはつまり、ソレスタル・ビーイングだよね(そういえばマクラナハンのメガ・フォートレスに対する偏愛ぶりってのも、何となく「オレたちが、ガンダムだ!」に通ずる物があるのかも知れない)。
今回はこのチート設定に、さらに9歳の天才少女科学者、なんてキャラが登場して、かーいらしい顔して(るんだと思う)レーザー兵器の一足飛びのパワーアップに助力する、なてな展開が加わるもんだから、読んでる方は
アニメか
って気になっちゃうのもしかたなかろうってところで。それどこのギガンティック・フォーミュラ?
と言うわけで全体としては行くとこまで行っちゃってる感じのハイテク軍事サスペンスなんだけど、「お?」と思う所もほんとにちょっぴりだけどあって、それは「国家の正義、国家の大義」ってなんなんだい、ってあたりに対する考察が加えられている、ってところ。
もはやアメリカは世界の警察たり得ない。世界各国の紛争は、基本的に当事者のみがその解決にあたるべきである、と言った思想について、それもアリかも知れんよなあ程度の歩み寄りが見られるところ、国家の指導者とは、その国民がその時点で一番その存在を欲している存在であり、その人物は必ずしもその国家と国際社会にとって最良の存在とは限らない、ってあたりを(あまり上手くはないんだけど)描写してきたあたりには、一定の評価をしてあげてもいいような気はする。
とは言え全体的には褒められた出来じゃないのは確かなところですよ。著者のブラウンさんがそうなのか、平均的なアメリカ人の意識がそうなのかは良くわからんのだけど、核兵器がどんだけ厄介なものかってところを割と浅い認識で済ましてるのはいつものことな上に、本作ではさらに無頓着に中性子爆弾なんて物までほいほい爆発させちゃったりしてるんだよな。ここらのある意味無邪気な部分はもうちょっとどうにかして欲しいもんだと思うぞ。
一週間分まとめて。一つずつなんか言うのも面倒くさいので、印象に残ったヤツを順不同で。
その他、「アルスラーン」も「ソーマ」も「シンフォギア」も愉しんでますよ。「乱歩…」は、うーんどうだろね(^^;
ちょっと前からぽちぽち読んでたもの。「半藤一利と宮崎駿の 腰ぬけ愛国談義」と「「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気」。前者はまあ、自分の知らない世界線にいた人が語る良き、または良くあるべき世界観。全然違うものだけど、なんか湯木貞一さんが「暮しの手帖」で連載していた「吉兆つれづれ話」(だったかな)のテイストを感じてしまった。心地よさの裏には膨大な努力があるべき、的な? 総じて軽い読み物ではあるんですが、矜持を持ったじいさま達ってのは侮れねえなあ、ってのも同時に感じるあたりは、さすがなのかもね(w。
もう一冊は何年か前に話題になっていたもので、買いそびれてたらいつの間にか文庫になって、さらに電子書籍化に当たって加筆もされていた(上に安くもなってた)もの。なんというのか、西崎義展という人を「突破者」として評価することも可能なのだろうけれど、そういう自分が作ったポジティブな面を、自分で全て台無しにしてしまう生き方ってのは、いったいどういう力が働いたからなんだろう、なんてことを考えてしまった。
世の中には憎めない悪党、ってタイプの人も居るにはいる、でも西崎はそういうタイプじゃない。にもかかわらず、彼の許には彼とともに博打を打とうと思う人材が集結する。その求心力って何なんだろう、ってこと。いや、それは求心力とかではないのかもしれない。もっと強力な、ブラックホール的な何か、だったのかも。
自分はそういうところは怖くて近寄れない。でも、だから自分には一攫千金は絶対無理だなあ、なんてことを改めて納得してしまったよ。こうはなりたくない、でもここまでやらないとトロフィーは掴めない(掴み続けられるとは限らないんだけど)。そこに飛び込めるかどうか、ってのが人の一生に大きな選択肢として立ちはだかるのだろう。大抵の人はそこの選択肢ゲートは迂回して先に進むんだけど、希にそのゲートにまともにぶつかる人がいる。その時その人物に待っているものとは、と考えるとちょっとだけ西崎義展に親近感を持つ…のかなあ(^◇^;)。
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□ TUX [●あたいは「グエムル」を見ちゃいましたよ。 「ゲド」とセットで乱土さんとハシゴネタにすべきだったと猛省しております..]
□ rover [なんだかんだと賛否両論聞いてます(朝日が褒めてwebでクサされてるあたりで、なんか傾向が見えるような気がしますが)し..]