ばむばんか惰隠洞

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2003-09-20 テスト開始 この日を編集

どんなんやったっけ

書式とかさっぱり判らんけど書いてみる。


2004-09-20 この日を編集

[web] 落ち着けやSCE

証拠画像Playstation.comのメルマガによりますと、「サンダーバード」のDVD、はやくも11月に発売決定だそうで。うんうん、客入んなかった分、他所で補填せんことには大赤字だわね。

それにしてもweb担当者までそないにあわててコンテンツ作らんでもええと思うんだけどなあ。最新鋭のメカたしh? 最新VFXでよいが得る!? 落ち着いてタイプしなはれや、もちっと。せっかくだから証拠画像キャプチャーしとこう。

それはともかく個人的にこの、「よいが得る! 」は何となくツボ。うん、あの映画のことはこれから個人的に、「よいが得る名作」と呼ぶことにしよう。

[web] これってFirefox標準なの?

Firefox 画面キャプチャわたしゃ基本的におぺらーなんだけど、Firefoxも入れてる。今は使わない(使えない)けど、ノートで使うにはOpera(特にMDIで使うと)は場所取りすぎるんで、コンパクトに使えるFirefoxの方が快適だし、どっちにしろお仕事チェックでも使うし。で、Ver1.0PRなんちゅうものが登場して人気沸騰中という話は聞いておりましたが、ようやく我が家でも導入してみたです。で、いきなりこれだ。

どうもあれだ、<Hn>要素になんかしらのスタイルを指定してやると(あるいは何も指定してなくてもそうなのかも知れない)、自動的にborderとbackground-colorも適応させちゃうみたいだ。ご丁寧に見出しレベルに応じて色味まで微妙に変えてくれちゃって。見出しレベルが下がるほど、背景色は明るくなるみたい。うーんわかりやすい(w。

はてさてこれは一体どうしたことじゃろう。スタイルシートを記述する際には、すべからく背景色は指定さるべし、とな? んなアホな。

うーんわからん。どこかの設定で切ってしまえるものなんだろうか? そもそも他所様はこれ、困ってないのかなぁ。

その他。マウスジェスチャーのためのエクステンション、All-in-One Gesturesは使いやすい(前はmoz_optimizer使ってたんだったかな)。ジェスチャーすると画面にそのラインが引かれるのがちょっと楽しかったりして。Operaのブックマークをインポートできるのはマンセーなんだけど、UTF-8で書かれたOperaのブックマーク、ダブルバイトコードで盛大に文字化けしてくださります。とほほ。

とりあえずそんなとこかな。

[TV] 月曜時代劇

黄門様は2時間スペシャルで第33部の大団円。お話としては悪くはないが次々出てくるゲストキャラの若手俳優さんおよび俳優さんじゃない娘さんたちのお芝居が全滅でがっかりこ。華原の朋ちゃんにSAYAKAとMEGUMIについては最初から期待してなかった(けどまあMEGUMIはそこそこナチュラルで悪くはなかった)が、もう一方のキーパーソンになる若き北町奉行を演じた平岳大が、あまりにもダイコンで面白み半減。盛りだくさんな要素を手際よく織り込んでいるのだけれど、お話の中でかなり重要な位置付けの役者さんのお芝居が、こうもスカタンではちょっとなあと言う感じ。悪役側の隆大介もなんか顔色悪くて(なんか病気してないか? 肌が土っぽいぞ)どうもなあ、と。一瞬福本さんがやっつけられる絵が見えたのでそこはよかったんだけど、スペシャルの豪華さって点では残念ながら満足できるレベルには今一歩、だったかな。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

taoy@笹塚 [Firefox標準じゃないと思いますよ。少なくとも、ウチのFirefox 0.9.3 @ W2K ではこんな感じ> ..]

rover [うーん、ウチもFirefox0.8のときはこんなこと、ならなかったんですよねー。当然CSSはAutherモードだし。..]


2005-09-20 この日を編集

[Day] さておでかけ (10:51)

わたくしには大変珍しいことだが、お仕事の打ち合わせ。四つ橋筋か。今日はドーチカのインデアンカレーだな(^^;)。

んじゃ、行ってきます。

[Day] 足を棒にしてでもビール飲みたい (22:10)

湊川の立ち呑み打ち合わせは小一時間で終了。梅田のソフマップでデジカメ用のSDカード買って、んー、今日は梅田の立ち呑み行ってみようかなーと思いつつ、いや、やっぱりおおえすだべ、で電車に乗って新開地までびゅーん。で、改札をでたら地下街は右も左もシャッター下りてる……。ああ、今日は第3火曜(メトロ神戸は定休日)だったのねー(つoT)。こうなると意地でも立ち呑みでビールが飲みたくなってしまう。そうだ、新開地のアーケードの端っこに立ち呑みがあったはず…この時間(15:00)はまだ開いてない。新開地の商店街、何件か飲み屋はやってる(のもすごい話だが)けど、オレは立ち呑みでビールが飲みたいんだよう、とムキになってそのまま湊川方面まで歩く。ようやく見つけたのが地下鉄の湊川公園駅をあがったあたりにある、たぶん立ち呑みとおぼしき写真のお店。ビールケースが積み上がってますね。この上に板を渡してテーブルにしてるんですね。良いねえこういう感じ。

常連さんばっかりで一見さんは冷ややかに見られたらどうしよう、って心配もあったけど、「生」って書いてあるもんなあ。立ち呑みだもんなあ、で根性いれて入ってみた。

関西で良くある、酒屋さんがついでに酒を飲ませてくれる系に毛の生えたような感じだけど、生ビール置いてるよ。やっとたどり着いたよ。アテは……魚主体か(つoT)。

でもでも、厚揚げとシシトウあったからそれ頼んでぷはー。しやわせ。でもやっぱり生ビールには串カツじゃぼん、がいちばん合うよなあ、とも思た。


2006-09-20 この日を編集

[Day] ええと… (22:52)

「風潮」は「強まる」ものなんだろうか、「広がる」ものなんだろうか、もしかして「高まる」ものだったりするんだろうか、ううむ……。

[Books] 名機YS-11 零戦から生まれた国産旅客機 (23:33)

名機YS-11 : 零戦から生まれた国産旅客機(前間孝則/著) 前間孝則 著
カバー写真 青木勝
ブックデザイン 鈴木成一デザイン室
だいわ文庫
ISBN4-479-30050-3 \743(税別)

スカスカ

2006年9月30日、国内民間エアラインに在籍するYS-11はそのラストフライトを迎える。初飛行から四十有余年、未だ矍鑠たる初の国産民間機はいかにして誕生し、運営されてきたのかを追う。

前間孝則の本である。がっつりした読み応えを期待するなという方が無理だろう。でも期待するな。こいつは悲しいくらいスカスカな本だ。前間孝則ともあろう人が、何でこんなスカスカな本を世に出して平気でいられるんだろう。「富嶽」の前間孝則だぞ。「戦艦大和誕生」の前間孝則だぞ。日本の技術系ノンフィクションの最高傑作(と私は思ってる)「マン・マシンの昭和伝説」の前間孝則だぞ。そもそも前間さん、このネタに関しても「YS-11」という立派な本をすでに上梓しているではないか。その前間さんが何で…。あたしゃ情けないよ。

全然ダメな本ではないのだ。確かに前半は「それはもう知ってるよ」のオンパレードで、前間さんの前作に当たらなくても、Wikipediaあたりで調べれば分かるようなことが並んでいるのだけど、後半に入り、YS-11の開発の経緯、直面した問題、それらをどうやって解決していったのか、という、「マン・マシン」の「マン」側に重きを置いたパートはそれなりに読みごたえが無いとはいわない。でもやっぱり全体に薄い。ページ数だけは生意気に300ページを超えてるけど、晩飯食ったあとお風呂の準備が出来るまでに読み切れるような本を前間さんに書いてもらってもこっちは嬉しくないのだ。しかも読むところは後半だけとあっては…。

装幀が妙に講談社文庫っぽいのに油断して買った自分もたいがい迂闊だったが、しかし前間孝則ってブランドはこんな、「知的生き方文庫」みたいな本を書くべきそれじゃないだろう。ええい、買うんじゃなかった、こんな本。

(★★)

マン・マシンの昭和伝説 : 航空機から自動車へ 上(前間孝則/著)4062631776

前間孝則の、そして日本の技術系ノンフィクションの最高傑作。何とこの名著が今は新刊では手に入らないのかい。イヤなご時世になっちまったもんだね、全く。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

すみ [yahooで辞書(大辞林)をひいたら、「ふうちょう」は載ってなかった! かざしお が出てきてしまった。びっくりしまし..]

rover [国語事典で引いてみても、「風潮がどうこう」みたいな文例は載ってないですよね。潮だけに上下したりするのはありかな、とも..]

技術者 [私も前間氏は技術系ノンフィクション最高作家と思っているのですが、YS−11は知っていることばかりで、前間氏にしては読..]


2008-09-20 この日を編集

[Stage] 怪談 牡丹燈籠

新神戸オリエンタル劇場で、花組芝居公演、「怪談 牡丹燈籠」鑑賞。三遊亭円朝による原作は、怪談と仇討ちのパートが交互に登場し、最終的には仇討ちの部分が最後に来るような構成になっていたのだそうで。今回の花組のお芝居も、円朝の原作をなるべく忠実になぞりつつ、全十五段のお話を、二時間半のお芝居に再構成したものになっている。早い話がやや駆け足。いくつかのシークエンスが少々目まぐるしいんじゃないかそれは的ペースで切り替わっていき、さらに花組だから、そこここにギャグが挟まってくる。もちろんシーンの切り替えなんかは手馴れたもので、そこがダメだとか言うのじゃないのだけれど、全体の味として、もうちょっとまったりしたところがあっても良かったんじゃないかな、なんて思ったり思わなかったり。

いやいや、全体としてはとても面白かったんですけどね。相変わらず八代進一氏の女形の薄気味悪さは天下一品だし(w。ただ、いくらせっかちな江戸っ子って言っても、今の生活リズムからしたら、さすがにもうちょっとゆったりしたところがあったんじゃないかな、って気もするので、逆にその辺を少し強調してみても良かったんじゃないかな、などとな。

[Day] そして呑み

芝居の前に映画、とか思ってたんだけど、ごそごそ仕事してたら結局そんな時間もなくなってた。画像の説明でも芝居のあとにたちきやにいくのは鉄板。

今回顔出してみたら、なんとまあ久しぶり(数年ぶり、な勢いのオーダーですかね)にノリタケ姐さん(あたしの知る限り最強の美人ウワバミ)とお会いできて少々話が盛り上がりすぎて、終電なんか知るかー、な勢いで酒飲んでダベってしまった。いやはや、久しぶりに楽しい呑みでやんした。出費も予想外だったけどな。久しぶりにタクシー代まで計上する羽目になるとは(w。


2009-09-20 この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (22:58)

「化物語」、「亡念のザムド」(×2)、「NEEDLESS」、「戦場のヴァルキュリア」、「侍戦隊シンケンジャー」、「仮面ライダーダブル」、「フレッシュプリキュア!」、「鋼の錬金術師」。

オープニング映像の新作で力使い切っちゃったのか、割と静止画の目立つ「化物語」。わたしゃこのぐらいでもまあアリかな、とも思った(んまあながら視聴だったこともあるんだけど)んだが、妙に目の肥えた海外のアニメオタク諸君には少々噴飯モノ(誤訳御免!!)の出来に映ったようで(w。あれですかね、ワシらが厨房の頃、瞬間的に盛り上がったBCLブームの頃、ラジオにかじりついてた頃(スカイセンサー5500、欲しかったなあ)のあの熱意に近い物に、今の海外のアニメファンは突き動かされてたりするのかしら。

終盤に向けて、かつ月末にも向いているんでいろいろ二本立て構成になってきておりますが、「ザムド」はわりかし面白く「ヴァルキュリア」はいろんなところがヌルい感じ、か。間に挟まってよそのことなんか知らんもんね-、な「NEEDLESS」がおバカで案外楽しい。

日曜朝。「シンケンジャー」はちょっと珍しいブルーとイエローメインのお話。ブルーの性格からしたらそう動くのかも知れないけれど、基本が潜入調査で、行く先々で自分の正体バラすような動きをしてしまってどうするんだよとか、糸で操っていることが分ったのなら、まずそれを斬るべきだろうとか、若干ホンに甘いところがあるかなぁって感じはあったかもしれん。

「ダブル」はかなりお馬鹿なんだが面白い。フィリップの方に弱点があるとか、事件の発端になる情報を流すFM局のパーソナリティが実は中ボスクラス、なんてな設定を上手い具合に持ってきていたね。


2010-09-20 この日を編集

[Day] 歯が痛い

抜くしかない感じだなあこれ。ちょっといろんな物に逃げたい気分。


2011-09-20 この日を編集

[PC] 交換だー

昨日買った複合機がカラー印字できないぞ問題、放っておいても埒があかないので、カスタマーサポートに電話してどうなってんの? って聞いてみた。それなりにちょいちょい発生する事象なのか、電話に出てくれたオペレータさんは速攻で「それではヘッドのクリーニングを行ってみましょう。お手数ですが乾いた綿棒と湿らせた綿棒をご用意願えますか?」ってことで、ヘッドの接点やらヘッドの受け側の端子部分やらを綿棒でゴシゴシと拭き取り作業をやって、かつプリンタ他の機能としてのヘッドクリーニングも実行してみたんだけど特に状況は好転せず。

と言う結果を伝えたら、ちょっと保留があって(と言っても数分にも足りない時間で)「それでは交換とさせていただきますので…」だって。似たようなトラブルは結構発生しているのかも知れないね。

向こうの指示に従って、購入時のレシートのコピーをサポートセンタにFAXして、こちらのキカイは返品用に梱包(箱に戻す、ってだけの話だね)して後は続報待ち。基本的にサポセンの対応は迷いがなく進んでいく感じでそこは良かったし、対応策に関する結論を出すまでの時間も大変迅速でそこは好印象。ただ、それが客相手の安全策って事なのかも知れないけど、「ありがとうございます」言いすぎだとは思った。

「綿棒をご用意できますでしょうか?」「できました」「ありがとうございます。それではインクカートリッジを全部外していただけますか?」「外しました」「ありがとうございます。それではカートリッジの上の方にくぼみがあるのは確認できますでしょうか?」「ああ、ありますね」「ありがとうございます。それでは…」って感じでね。

そこまで念を入れないとキレちゃうタイプの客がいるって事なのかも知れないけれど、あまりな低姿勢は却ってウザいぜ。お互い最終的なゴールはトラブル解消なんだから、そこまでの道のりはもうちょっとビジネスライクでも良いんじゃなかろうか、と思います。そこにイチャモンつけてくるヤツがいるから世の中厄介なんだよ、って事なのかも知れんけど。

[Day] 工事だー

さてこっちも早急に何とかしなくちゃいけない給湯器問題。ネットでいくつかの業者さんに見積もり依頼を出してたんだけど、その中で対応が速くて、かつ仮見ツの価格もかなり低かった業者さんに、「んじゃあ実際に見てもらえるだろうか」って連絡入れたら、「これから見にいきます」って。台風も近づいてるこの状況で、普通に業者さんはやってきてくれて、給湯器周りの現状をぱしぱしとデジカメで写真撮って、その場ですぐに修正版の見積もりを出してくれたんだけど、その値段も他所よりかなり低めだったのでその場でそちらに決めて、「都合の良い時に工事に来て下さい」ってお話したらば数刻後には電話があって「明日行けますけど」だって。

「安かろう悪かろう」は昔の話。「安くて速いぜ」じゃないと今の世の中、やっていけないって事なのかな。

少なくともここまでの流れは、消費者側としては大変好印象なんで、こちらの格安業者さんに工事を依頼してみた。明日実際の仕事ぶりを拝見させていただきます。おそらく台風の真っ最中の仕事だってのに、ふっつーに来てくれるってだけでもかなり良い方に振れてはいるんですが。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●慇懃無礼、ってのはありますよね。あと、個人的には敬語・丁寧語の誤用は乱暴な言葉よりカチンと来ます。 ●ともあれ、..]

rover [あと、どこに向いてんのかわからん気遣い、もかなあ。hpのサポセンにフリーダイヤルで電話すると、最初に「このたびの東日..]


2012-09-20 この日を編集

[Oldbooks] 倉庫番

今週はここまで未分類のまま段ボールに詰めてた本をチェック、再分類してみよう運動をやってたんだけど、意外に積み残していたような、出せるものは大概出してたような。

とりあえず段ボール箱でも日がな一日上げ下げやってると、結構両手が擦過傷だらけになるもんだ、って事だけは分ったぜ。あと、腰もずーっと痛いまま。

[Anime][web] 定期視聴番組

週前半。「トータル・イクリプス」、「TARI TARI」、「人類は衰退しました」、「氷菓」、「DOG DAYS'」、webで「織田信奈の野望」、「輪廻のラグランジェ」…ぐらいかな。「人類…」と「氷菓」が最終回。最後までいい感じにほんわかかつ黒かった「人類…」。面白かった。

「氷菓」も質の高い作品だったと思うんですが、こちらは終始、その謎解きパート、要る? ってのが個人的にはノイズになってたかも。学園祭のエピソードはまあ有効に機能してた方だと思うけど、その他のお話ではなんつーか、「なんでそんなことにこだわるの?」としか自分には思えないんだけどな。そこが終始、引っかかりになってたです。


2013-09-20 この日を編集

[Day][Oldbooks] LDが売れたー

B003QUCXRO去年棚に並べたレーザーディスク、出してすぐぐらいのタイミングで「恐竜グワンジ」をお買い上げいただいて以降、全く動きがなかったんだけど、すごく久しぶりにご注文をいただいてなんだかちょっと嬉しかったぞ。

いそいそと荷造りして郵便局に行って来ました。

ちなみに売れたのは「オール・ザット・ジャズ」でございました。


2014-09-20 この日を編集

[Books] 彷徨える艦隊 外伝 1.反逆の騎士 / 2.星々を守る盾

彷徨える艦隊 外伝1 反逆の騎士(ジャック・キャンベル/著 月岡小穂/翻訳) 彷徨える艦隊 外伝2 星々を守る盾(ジャック・キャンベル/著 月岡小穂/翻訳) ジャック・キャンベル 著/月岡小穂 訳
カバーイラスト 寺田克也
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
1.反逆の騎士 ISBN978-4-15-011900-3 \1000 (税別)
2.星々を守る盾 ISBN978-4-15-011972-0 \1200 (税別)

敗者にもドラマはあるさ

百年に渡る長い戦いは、シンディックにとって必ずしも望んだ形とは言えない形で休戦を迎えた。"ブラック・ジャック"ギアリー率いるアライアンス艦隊によってほぼ完敗の形で戦いが終わったシンディック星系の各地で、これまであたりまえだったシンディックによる支配体制に異を唱える人々が現われ始める。複数のジャンプ・ポイントが集中し、宇宙航行における重要なハブとなっていたミッドウェイ星系でも、地上軍の指揮官だったドレイコンと、機動部隊の司令官であるイケニを中心に、シンディックの軛を断ち切り、独立した政治形態を作り上げようとしていた…。

「彷徨える艦隊」シリーズと同じ時間軸で語られる敵方、シンディックサイドのお話。本編サイドではディフォルメされた共産主義体制的な描き方をされていたシンディックだけど、もちろんどうしようもないヤツもいれば立派な人物もいるわけで、そんな、ちょっと思考停止状態にあった体制下にあってそれなりに開明的な思考を持つ二人の軍人、ドレイコンとイケニを主人公に、シンディック勢力下でも地勢的に重要な位置にあるミッドウェイ星系を、どうにかしてシンディック支配から逃れ、独立した星系として新たな政治体制を確立していこうとする姿が描かれる。

きわめて硬直した政治体制下で、ある意味思考停止した状態に慣れてしまった人々に、新しい、開けた考え方を授けていくことの難しさ、あたりがお話を通しての面白さの根底になっている、といえるか。もちろん思考停止というのはギアリーが登場する前のアライアンス側でもご同様だったのだけれど、まさにその、ギアリーさんがいないが故にシンディック側の状況の厄介さは根が深い。ここをドレイコンとイケニがどう克服していくか、が見せ場になる訳。で、更にここに、いかにも共産主義体制的な、どこに密告者や裏切り者がいるか判らない的な疑心暗鬼の要素がスパイスとして加味されて、お話にいい感じの先の見えなさも追加されていると思う。ジャック・キャンベル、やっぱ腕あるよね(w。

ドレイコン、イケニともにきわめて優秀かつ忠実な副官が付いていて、二人の苦闘を支えてはくれるんだけど、シンディックという体制が植え付けた疑心暗鬼もあって、完全には信頼できない上に、副官たちにもそれぞれなにやら事情や思惑、対立感情のようなものもある様子。ここらあたりがお話にいい具合に奥行きを作ってくれている。特にドレイコンの二人の副官、マーリン、モルガン両大佐の関係性がかなりおもしろく、かつちょっとびっくりさせられたりもする。

その上で本編の方でもあった、主人公に絡んでくる女性関係的なドロドロ感のようなものを、しっかり外伝の方でも継承しているあたり、キャンベルさん、こういうの好きなのかなーなどと邪推もしちゃったりして(^^;。本編でのギアリー、デシャーニ、リオーネのドロドロ・スタイルが、こちらではドレイコン、イケニ、(有能だが今のところ底知れない感もあるドレイコンの副官)モルガン大佐の三角関係にしっかり移植されてるあたりは結構楽しいな、と。

お話は2巻までで、とりあえずミッドウェイ星系の独立と最低限の防衛体制は整ったけれど、先のマーリン、モルガンの関係性など、獅子心中的な諸々はまだ未解決。この先、このあたりが少しずつ解きほぐされていくんでしょうが、これ、もしかしたら結構な大河ドラマとなり、最終的には本編と融合するような形になっていったりするのかもね。本編共々、続きが楽しみです。

彷徨える艦隊 8 (無敵戦艦インビンシブル)(Campbell,Jack/著 月岡小穂/翻訳 キャンベルジャック/著)

ドレイコンたちが苦労してる同じころ、ギアリーさんたちはこんな感じです。

★★★☆


2015-09-20 この日を編集

[Anime][SpFX] 定期視聴番組

いろいろ。終わったヤツ。「乱歩奇譚」。最後のエピソードが何だかわからん話になっちゃった。究極の数式とやらは一体何なのか、それがあると何にどういう影響を与えるのか、ってあたりが何も語られないので、どの程度重大なことなのかとかがさっぱりわからんままにお話が進んでいってしまった感じ。最終的に尻すぼみで終わった感じだな。

ほぼ終わったヤツ。「仮面ライダードライブ」。次期作「ゴースト」へのブリッジ的なお話が来週あるって事なんでしょうか。本編の方はきれいに畳んだと思う。ちゃんと刑事モノのテイストを保ちながら「ライダー」やってたし。ただ、ライダー本体のデザインは最後まで好きになれなかったなあ。「W」の時は最初なんじゃこりゃ、って思ったものが、最後にはこのデザインしかない、と思えたんだけど。次回作「ゴースト」も今のところちょっと着ぶくれた感がしてなんだかなあ、と思ってますけどね。

そろそろ終わるヤツ。「Classroom…」、第一話の渚くん誘拐チームのその後が描かれててちょっとニヤリ、相変わらずSFにはならないんだけどそこそこ楽しんでる。

「オーバーロード」も同様。「WORKING!!!」は佐藤くんと八千代さんが落ちつく話。あとはかたなし君の方を片付けて大団円、って話なんだろうね。

「アイドルマスター」は島村さんの追い込み加速中。彼女の「笑顔」がどんだけ唯一無二なのか、ってところに納得できる説明が来たら拍手する。「GATE」はなんか落ちついてきた感じ。分割2クールなんですね、これ。

こんなとこかな。「GANGSTA.」は相変わらず面白いけどちょっと絵が怪しくなってきた感もあるかなあ。

[Baseball] カッタデー!

T8-1S。いつもは後半失速する岩田が8回まで完璧な投球。打つ方もちゃんと打って快勝。こういう野球をもっとやってくれよう(^^;。

明日は藤浪きゅんか。どっちの藤浪きゅんだろうなあ…。


2016-09-20 この日を編集

[Books] 彷徨える艦隊 外伝3 勝利を導く剣

彷徨える艦隊 外伝3 勝利を導く剣(ジャック・キャンベル/著 月岡小穂/翻訳) ジャック・キャンベル 著/月岡小穂 訳
カバーイラスト 寺田克也
カバーデザイン 岩郷重力+WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-012082-5 \1120(税別)

インテリが始めなかった革命

シンディックからの一応の独立を獲得したミッドウェイ星系。だが、この宇宙で重要なジャンプ・ポイントを持つこの星系を奪回しようとするシンディックの動きは止むことがない。さらにシンディックから離脱して独裁者となったハリスの支配下にあるウリンディ星系も、ミッドウェイ星系への侵攻をもくろんでいると思われる。ここに至りイケニとドレイコンは、侵攻するシンディック艦隊を撃退し、さらに限りある戦力を割いてウリンディ星系への侵攻を企画するのだが…

前作でひと息ついたとは言え、イケニとドレイコンを取り巻く状況は相変わらず厳しい。何しろこちらはギアリーたちアライアンス勢力とは違い、体制に叛旗を翻して独立した、という時点でとにかく使えるリソースの量に限りがある上に、これまでとは全く違う政治体制をベースにいろんなことをやっていかなくてはならなくなった、という事情が引き起こすさまざまなトラブルにも対処していかなくてはいけないわけで、とにかくお話のはじめから登場人物に用意されている縛りのキツさが本編以上なのね。で、これがドラマを面白くする上でとても良いスパイスになっているんだと思う。

一種の洗脳状態だったシンディックの「人民」たち、というのは言ってみれば現状、北の首領様に率いられている国家のカリカチュア。ここからどう、いわゆる自由主義的な国家の運営スタイルを導入し、浸透させ、強化していくか、というのがお話のキモになっていくんだと思うけど、そこの所の描写はまあ、悪くない。現実世界だったらそう上手く行くんだろうか、と思える所もいくつかあるんですがそこはまあ、お話ですから。

そこらあたりの予想通り感、が無いとは言えないけれども、それでもこいつはやっぱり読んでる間は文句なしに楽しめる一作になっている。本編の方がSF的な味付けをストーリーラインに入れ込んだことで、少々とっちらかり方向に迷い込みそうな危惧が湧いて来つつある、って心配はあるのだけれど、外伝側はそこをあまり考慮しなくて良い分、本来のミリタリSFのあるべき姿をかなり忠実に実現させてみせた作品に仕上がった、と言えるのかもしれない。多分ミリタリSFが背負うべき世界観の重さ、みたいなのはこのあたりが重量制限いっぱい、ってことなのかもしれないな。

そのうえでシリーズを読んで来ている人へのサービスも抜かりなく、本作でも「あの人」は結局どうなったかな? ってヒキはちゃんと作ってくれてるあたりは大変結構。ネタバレになったら申し訳ないので「モルガンさん」だけ言っときますね(^^;。ここにもう一匙、追加があることを期待していますよ(w。

★★★☆


2017-09-20 この日を編集

[Oldbooks] 古書神ごたごた

昨晩の依頼。440冊の買い取り依頼だったか(^^;。ちょっと値段を出すのに苦労したぞ。依頼主様がおそらく売りたい本主力とは、別のところにちょっと魅力を感じたんで買取自体は成功したら嬉しいんだけどさて、どうなりますか。

[Baseball] マケタデー!

T0-2G。だから巨人にだけは勢い付けさせたらあかんのだってば。


2018-09-20 この日を編集

[Day] おでかけ

画像の説明朝日新聞が賄賂をくれた(契約延長につきVISAギフトカード16000円分。カミさんと折半)ので、本でも買うべと三宮へ。ハーバーでも良いんだけど、大垣書店はヴォネガットの「人みな眠りて」が入ってないか売り切れちゃってたみたいなので。ジュンクにあることはhonto.jpで確認できるから安心。どの店舗のどの棚の何段目にあるかまでわかるからね(w。

久しぶりにSAVOYでカレー食って、ジュンクで本を6000円分ぐらい買い込んで(^o^)、あとは歩いて新開地方面へ。雨がちょっと強めなのでアーケードのあるところ重点で、元町~高架下をてくてく。JR元町駅隣のジャパンブックスが閉店してたんでちょっと驚いた。そこそこ人も多く集まる駅横の書店でも閉店しちゃうんだね。書店には厳しい時代になっているのかな。

そういう意味では高架下もこの先どうなるか。西に向かって1~7まである高架下商店街、より三宮寄りの東のほう、1、2あたりはまだ若い人向けの面白げな店が入ってて、それなりに明るい雰囲気(立ち飲み屋が増えてるな、いっぺん迎え撃っておかないと…)があるんだけど、3から先はやや昏く、シャッター下りっぱなしの店も増えてくる、し、怪しい店も増える。前から言われてるJRとの交渉の影響か、高架下に入っている店舗さんにもそれなりの危機感みたいなのはあるのだと思うが、積極的なのは3、かなあ。こんな感じの意見広告が、いろいろ吊り下げられてました。これ以外にも色々ありましたよ。

高架下全通して、ちょっとハーバーの方も偵察して、それから新開地の立ち飲みでぷはー。よく歩きました(w。

[Comics] お買い物

銀河英雄伝説 11(藤崎竜/著 田中芳樹/原著)文庫SFに混じってコミックスも一冊。田中芳樹/藤崎竜「銀河英雄伝説」(11)。ついにリップシュタット戦役勃発。原作、旧アニメ版よりもジークの有能な忠犬ぶりが強調されてる感じだね。あと2巻ぐらいでジークも退場かと思うと、いろいろ思うところもあるわけですが(^^;


2019-09-20 この日を編集

[Anime] 定期視聴番組(アストラ最終回)

「彼方のアストラ」終了。1時間スペシャルということでちょっと期待したんだけど、これはアストラ号のクルーみんなのハッピーエンドにそれなりの尺が必要だった、ってことなのね。最後にもう一波乱、は待ってなかった。相手はそれなりに政治的、社会的に相当な力を持った存在であるはずなのに、投稿一発で失脚って、SNSで失言吐いて炎上する政治家じゃないんだから(^^;

とはいえそこまではそこそこ楽しめました。今期は少年マンガ原作のアニメ化作品がいくつかあって、割にみんな活きが良いんだけど、それらに比べるとちょっと、上品に過ぎたかもしれないね。


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ここ1週間分の話題

傑作です

懐かしさ満点

妖精を観るには…

ジュヴナイルとしてなかなか良質

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