ばむばんか惰隠洞

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2003-10-22 この日を編集

[web] 夢のコラボ

と言うわけで昨日の日記のツッコミを経由して、糞ボルト@落描道場。いやははは、こりゃいいや。特ヲタかつガノタなキミは早速ゴーだ。No.528ぐらいからが怪獣とモビルスーツのコラボ大会。

それにしてもあれだな、ザンスカールのモビルスーツとタロウ以降のおもしろ怪獣って親和性高いなあ(^^;)。

[Books] 秘められた伝言

本書カバー ロバート・ゴダード 著/加地美知子 訳
カバーイラスト 影山徹
カバーデザイン 岩郷重力
講談社文庫
ISBN4-06-273840-6 \876(税別)
ISBN4-06-273841-4 \876(税別)

その日もいつもと同じ、なんと言う事もなくただだらだらとなんの目的も、生き甲斐もなく過ぎていく一日のはずだった。ビールをちびちびやりながら、午後の競馬の勝ち馬を予想しているぼくの前に、ずいぶん長い間会っていなかった一人の老女が立つまでは。彼女、ウィニフレッドの年の離れた弟、ルーパートの消息が二ヶ月前から途絶えているというのだ。ルーパート、愛称はループ。小さな街でぼくとループは親友として少年時代を過ごしたのだ。その時代が過ぎ、おとなになった頃にはループは堅実な成功者、ぼくの方はまあ、どちらかといえば人生に失敗しつつある存在であったのだけれど。

やっかいな話になりそうだ、とも思いつつ断り切れずにロンドンに赴いたぼくだったが、ループの足跡を追ううちに、ぼくの知っていた、理知的で誠実なループ、というイメージとはかけ離れた、全く知らないループの姿が浮かび上がってくる。釈然としない物を感じつつループを追うぼくは、知らないうちにループの闇の部分と、そしてそれをはるかに上回る巨大な闇の中に、引き返せないぐらい深く関わっている事を知ったのだ…。

ゴダード文庫版最新作。今回は物語の展開に日本が大きく関わってくるって事もあって興味津々。

あと数週間で三十七歳の誕生日を迎えるが、これが四十五歳の男なら、そんなにひどい顔つきでもないのだが。要するに、ぼくにはもっときびしい自己管理が必要だった。それとも、ぼくのためにそれをしてくれる人を見つけることが。けれども、そんなことは起こりそうになかった。千年紀の変わり目でさえ、改善しようという決心を魔法のようにぼくから引き出せないのなら、何がそうできるだろう?

のっけからこれです。ゴダード得意中の得意のダメ中年男の主人公。開幕早々こんなダメ男が登場しては、この先どんな展開が待っているかとワクワクしてしまうではないですか。しかも今回は日本も舞台になってるって言うし。この先どんなゴダードの底意地悪さにつき合わされるのか、期待しまくって読み始めた訳なんだけど……、んー、これはゴダードにしてはダメ小説と言わざるを得ないなあ。

ゴダード作品の最大の魅力は、ダメ中年男がひょんなことから事件に巻き込まれ、その中で何度も裏切られ(ここで読者も裏切られる)、挫折し(ここで読者も打ちのめされる)、それでも無様ながらに自分の持てる力の全てをふりしぼり、事件の真相に迫っていく、っていうメインのお話の流れに、謎を秘めたさまざまな人物が入り乱れ、終盤には複雑に絡み合ってた謎があっちはここと、ここはそちらと、と言う具合にぱちぱちとはまっていって、その上で「そう来るかー」と思わせてくれるあたりにあると思うのだけれど、この作品では残念ながらそのあたりがあまりに浅い。ダメ男の無理しまくりのがんばりぶり、謎の人々の謎っぷり、その背後の謎の驚くべき正体。全てににツッコミ不足な感じがするんだな。いつものゴダードらしい、底意地の悪さ(褒め言葉)がもう一つ感じられないんだなあ。

仕掛けは大きいんだけど、大きすぎる仕掛けが却って逆効果になってる感じもするし、謎めいたキャラクターの魅力もあんまり無い。どちらかというと作品を量産するタイプのゴダード、たまにスカが混じるのはしょうがないところはあるんだけど、今回のはかなり期待はずれ。いつものゴダードの水準に達してない気がする。総じて歯の食いしばり具合が足りない、って感じ。新人作家のデビュー作、ってんなら絶賛もするけど、なんせゴダードだかんなあ。

(★★★)

[Baseball] 日本シリーズ第3戦

阪神、勝つには勝ったがこれはあれだよな、「甲子園の性能のおかげで勝てたのだ!」ってヤツだよな。これで阪神の選手が「あの人(誰)に……勝ちたい」と思ってくれたら多少は望みもあるんだけど。


2004-10-22 この日を編集

[Hobby] 買った本

「モデルアート」12月号、「32ダイコン作品集」(モデルアート11月号臨時増刊)。MAの特集はヤマト、もとい大和。今時大和かよーとも思ったんだけど、最近登場のフジミの1/700大和(竣工時)を使って、知ってる人は知っている、建造中の大和を後方から捉えた有名な写真(これ、著作権的にいいのかなあ)をそっくりそのまま再現してしまうと言う力作ディオラマや、現在呉市海事歴史科学館(通称、大和ミュージアムだそうだ)で製作中の1/10(!)大和の写真など、これが意外にお腹一杯になる内容。お船好きなら、書店でぱらぱらと覗いて見られるのもよろしかろう。

32ダイコン表紙さてもう一冊の方。32ダイコンとは32回目の大阪SF大会とはなんの関係もなく、"1/32スケールのダイオラマ・コンペ"の略であるのだそうだ。これ、webで開催されていたものらしいが私、迂闊にもこの本見るまで知りませんでした。会場はこちら、http://www.miyatyan.com/。イヤもう皆さんすばらしい。本書には間に合わなかった作品の中にも、実は特オタ的に思わずニヤリとしちゃう作品なんかもあったりして楽しめまする。

ただね。

実はこの本の発売がMA誌でアナウンスされたときから、私とても楽しみで、思わずワークさんに1冊取っておいてくれるようにお願いしちゃったほどなんだけど、実際に手にとって眺めて行くにつれて、「なんか違うなあ」感も募って来ちゃったりして。どの作品もすばらしく上手い。アイデアもある。オレにはとても真似できん。でも。

でも見たかったのはこれじゃないンだなあ。

んじゃあ何かと言えば、それはもうあれです、荻窪東宝さんの世界。判っていただけるでしょうか、どこが違うか。室内撮影と自然光による撮影、という差ももちろんあるのだけれど、荻窪東宝さんのディオラマからはこう、いてもたってもいられなくなるようなノスタルジアが漂っているのですよ。で、それを私、この本にも期待していたの。でも残念ながらそれは得られなかった。皆さんすばらしく上手い。でも、私が見たかったものとは微妙に違う、ってあたりがちょっと残念だったなあと言うところで。もちろん、こっちの勝手な思いこみが外れたってだけで、本書で作例を発表されている皆さんにはなんの落ち度もない事なんですけど。

[Hobby] 大和と言えば

タカラがまたなんか凄い食玩を準備してますな。連斬模型シリーズ・戦艦大和だって。1/700スケールの大和を7つのブロックで輪切りにし、内部構造も見せちゃおうと言うもの。なんか凄いなこれ。でも見た瞬間わたくしが思ったのは、「あ、スーパー99」だった、ってのはみんなには内緒だ。

[Hobby] 増えてる

そんな事よりあれだよ、知らないうちに荻窪東宝さんとこの、あの、「生きてる」に作品が追加されてるよ。相変わらずお上手だなあ。でもなぜヤックン?(^^;)

[Day] すみさんと立ち呑み

台風とすれ違いざまに奈良について、ゆっくりと奈良観光を楽しみ、帰りがけに神戸に寄られた(なぜ奈良から愛知に帰る途中に、神戸があるのかは考えてはいけない)すみけんたろうさんといつものように新開地の立ち呑みで串カツ食って馬鹿話。なぜか話題は、昔のグインはあんなにも面白かったのに、いったい何でこうなっちゃったんだろう、ってとこに飛んで、「黒曜宮の陰謀」は面白かったよね、「アルセイスの秘密」の冒頭なんかすばらしかったよね、なんてな話で盛り上がればいいのかシュンとなったらいいのか。その他、酔い覚ましのために河岸を変えて"Voice"でコーヒー飲みながらわが青春の音楽はなんだったか、とか最初にハマったマンガはなんだったっけとか、他愛もない話で3時間ばかりだらだらと。いや、楽しゅうございました。無事実家に戻られたという連絡もいただいて一安心。機会があったらまた遊んでください。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

キャプテン・シライ [残念ながら私は見逃してしまったのですが、作者が先日NHK−BSの「熱中時間」という番組に出演されまして... その司..]

rover [おおう、そういう事だったのですか。うーん大人の事情(^^;)。 シライさん情報ありがとうございます。]

まなたけ [わーい、合体巨艦ヤマトだー!あれ〜?艦橋ロボムサシが乗ってないぞー!と思う世代です^^;;]

rover [おー、「ロボダッチ」世代(^o^)]


2005-10-22 この日を編集

[tDiary] 落ち着けオレ (10:41)

ちょっと遅れたけど昨日の深夜、酔った勢いで Ver. 2.1.3 にアップデート…したらエラーになっちゃった。思わず「なんでじゃー」と花園のおっちゃんの声(まかせてイルか!参照)で喚いてしまったわけだが、酒入ってるときにあまりごちゃごちゃいじるのも良くなかべってことで一眠り。

一夜明けてリリースノート見直したらちゃんと書いてあるよね、plugin/01sp.rbがplugin/50sp.rbへ名称変更(旧名称のファイルは削除しないとエラーになります)って。モロにこれでした。あっさり問題解決。あと、amazonプラグインのお作法がちょろっと変わったみたいなのでスタイルシートいじって完了。まず取説をちゃんと読む、というのは物事の基本だよな、うん。

[TV] 定期視聴番組 (24:01)

ぐぐっとタマが減って、まずは「ウルトラマンマックス」、「BLOOD+」の二本。

で、マックス(#17:「氷の美女」宇宙古代怪獣エラーガ登場)は、先週予告を見たとき、これはもしかしてスペース・バンパイアみたいなノリになるのではないか、と思って密かに期待したのであるけれど残念ながらスカであった。あらゆるところが説明不足のまま終盤にいってしまっている。「マックス」はどうもその根っこに「セブン」リスペクツ、みたいなところがあるような気がするんだけど、その伝でいくとこれは「必殺の0.1秒」のものすごく出来の悪いオマージュなのかもしれない。とりあえずソガ隊員編な訳だ。が、どうにもしゃきっとしない筋立てではある。「サイボーグ009」の「天使編」が、009に向かって自分の目的と今後の方針を話す天使が加速装置を使ったジョウに瞬殺されてめでたしめでたし、で終わったとしたらどうなのよ、ってとこですな。怪獣が暴れてるってのにビルの屋上でソフビの怪獣ごっこしてるガキお子様、なんてあたりのあまりのご都合主義も、小さいお友達向けなのだから、ですませちゃうのはちょっとなあ、と思ったりして。

いやまあホシノ君たちがダイヤモンド・キックを窮地に追い込む話の荒唐無稽さとなんぼも変わらんやないの、といわれたらそれまでではあるんですけど。

[Baseball] 日本シリーズ 第一戦 (24:35)

濃霧によるコールド、で緒戦は負け。ペナントのときと同じ様にバント処理から傷口を広げるダッペ。同点に追いついた後に引き離された時点で勝負は見えた感じだね。私以上の阪神ファンであるカミさんも、「今年は4-2で阪神の負け」って言ってるし、おおむね想定の範囲内なのかなとは思いますな。

初戦落とすと先がしんどいんだけどね、どうなるかな。


2006-10-22 この日を編集

[F1] ブラジルGP フリー&予選 (17:37)

とてもリアルタイム観戦なんて無理な時間帯。ん? 721のサイトでは実況担当は西岡アナだが、フリー、公式共に担当は福永さん、とおっしゃる方に変更になっておる。なんか長谷川君の後継者の資格充分だなこの人。あんた隣に座ってるのが誰か、時々失念しかかってる? 川井ちゃんの言ってることの半分ぐらい、理解できてないんじゃない(あ、それは人間としては普通か)?

というかだな。

プロのアナウンサーがめったやたらに「〜のほう」を連発するんじゃないッ!

ああ、競争の話だ。フリー、予選共にフェラーリの速さがものすごい。わたしゃ何となく、何かが起きるなら予選なんじゃないかなあと思っていたんだけど、で、それはアロンソに対しての何かだったのだけど、なんとま、Q3で起きたのはミハエルのスローダウンであった。グリッドはフェリペ、キミ、ヤルノ、ときて次がフェルナンド。ミハエルは10番手。うーんどうなるんでしょこれは。美しいのはミハエル奇跡の追い上げで優勝、アロンソ二位で表彰台でがっつり握手、ですかね。

[TV] 定期視聴番組 (22:08)

「地獄少女 二籠」、「種デス(再)」、「BLACK BLOOD BROTHERS」…の途中まで、「轟轟戦隊ボウケンジャー」、「仮面ライダーカブト」、「ふたりはプリキュアSS」。ああ、日本シリーズがちょっと延びたのですね。新番組と今週でお終いの二つをちゃんと見れなかった。とりあえずまた戦闘吸血鬼モノなんですなー、で、今週の深夜枠は「地獄少女」(第三話「愛しのけいちゃん」)がちょっと面白かった。ええ感じにサイコ入ってます。ただ、あいの決め台詞、「いっぺん、死んでみる?」は前シリーズの時の喋り方の方が良かったと思うんだけどな。てことで「ボウケンジャー」(Task.34 遼かなる記憶)。

ダイボイジャー登場シーンにパッと出る文字は、あれは劇場版以降のスタトレ関連フォントに見えたけどどうなのかなあなどと、どうでも良いことが気になるわたくし。お話はごくごくストレートに突っ走る快作。ナツキは長くてカッコいい足してんので、レムリア文明はもうちょっと服装に気を使って欲しいと思った。

カブト(#38)は学校の怪談の後編。うん、これは許容範囲内。それなりに面白くまとまってたと思う。ワームにとりつかれたエースで4番の青田君が、いかにもな頭の悪い野球少年、の雰囲気をぷんぷんさせてて大変良かった(そこかい)。ただ、小林さんを救えなかったのはちょっとどうかと思うぞ、天道(そこかい)。

「プリキュア」も楽しく見てます。キントレスキー殿は毎週毎週、良いこと言ってくれるよなあ。気に入ったので名セリフに採用(w。


2008-10-22 この日を編集

[Books] 宇宙飛行士ピルクス物語 (24:28)

97841501168049784150116811 スタニスワフ・レム 著/深見弾 訳
カバーイラスト John Harris
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011680-4 \840
ISBN978-4-15-011681-1 \840

ようやく人類が太陽系以遠にもその足跡を付け始めていた時代。若き宇宙飛行士訓練生、ピルクスもいよいよ最終試験である飛行試験の時が近づいてきていた。飛行試験に赴いた訓練生は、試験の結果がどうであれ、二度と訓練所に戻ってくることはない。いったいいかなる試験が待ち受けており、その先に何が待っているというのか……。

東欧SFの巨匠レムが描く、宇宙開発史。10編収録。

これまた古本屋泣かせのアイテム。藤色のカバーの分厚いハードカバー、この先は古本屋においしい思いをさせてくれなくなっちゃうのね。とは言え世の中には「読んどこう」と思う間もなくお買い上げいただいちゃったものだから、今回の文庫化が結構ありがたいと思っちゃうマヌケが古本屋の中にもいるわけで。ああオレだ(w。

さて前説では「宇宙開発史」なんて括りを付けてみたけれどこれだけでは少々表現が不足しているとも思えるわけで、もっと正確に表現するならば、"マン・マシン・インターフェースに主眼を置いた、宇宙を舞台にしたSF"って事になるのかな。いわゆる"ハードSF"で括られる、理屈とテクニカルタームが溢れかえる宇宙とはちょっと違った世界がここにはある訳で、どこが違うかと言えば、レムはあんまり宇宙の方には目を向けず、あくまでも人と機械の関係性の方に注目しているところ、と言えるかな。数字や理屈が溢れかえる"ハードな"宇宙SFとは違い、こちらでは人と環境、人と機械たちとの間の関係性についてのピルクスの内省が溢れることになる。"ハードな"事象に対して理詰めの対応がなされるのではなく、ある意味哲学的な考証が加えられるのがレム的なハードSF、って事になるのだろう。うん、これもまた正しくハードSFであると思うのだよね。

この短編集では、オートマトンと呼ばれるロボットたちが、人間とともに宇宙開発の現場で重要な役割を果たしている世界が描かれるのだけれど、たとえばアシモフの陽電子シリーズに登場するロボットたちが、例の三原則の縛りの下でどういう動きをするのか、できないのか、そのことが起こった事件の中でどういう意味を持つのか、を解き明かしていく面白さがあったとすれば、レムのこのシリーズでは、その都度人間の都合で行動の可否を定められてしまったロボットたちと人間との関係性、みたいなところをああでもないこうでもないと考えながら真相らしきモノに迫っていく、非常にあやふやなところのあるハードSFとしての面白さ、みたいなところに魅力があるのかも知れない。

数字にいじめられることがない分、今度は雰囲気を醸し出すためのシチュエーションのワキを固めるための描写の多さなどに時々辟易しちゃうところもあり、手放しで「やっぱレムはすげー!!」なんて事にはならないんだけど、それでもここでレムがやってたこと(1970年代にこれを書いたわけだからね)が、士郎正宗-押井守ラインで形を変えて映像作品としてふたたびワシらの目の前に提示されていると思えるあたりに思いをいたしてみるならば、何だかんだ言っても結局、「やっぱレムはすげー!!」って結論に落ち着いてしまうのかも知れないね。今となってはやや冗長と思えるところも無くはないと思うが、それでもこいつは読んで損なし。かつての古本屋的スーパーサブなアイテムだった、ってところを別にしてもな(w。

★★★☆


2009-10-22 この日を編集

[PC] Cが足りねえ

100Gオーバーなんて、壊れたときが怖くてよう使わん。なのであたしのメインマシンは相変わらず80GbのHDDでとろとろ運用中。webの仕事なんて、この程度のサイズの記憶容量でも充分対応できちゃうんでね。

で、Win95の頃から、HDDはWindowsとMS関連商品、その他のアプリケーション、データ、その他いろいろ、の4つにパーテイションを切っていて、Windowsを放り込むC:ドライブは常に比較的小さなサイズで使ってきてた。ちなみに現状は12Gb。これでもWin2000までなら余裕たっぷりだったんだけど、XPになってからかなりの速度で容量を圧迫し始めてきてかなり困ったな、と。ディスクの空きが2Gb切る状態だと、ちょっとつべあたりで動画を見てると頻繁に「ぽ」っつー音と共に「ディスクの空きがねえぞ」と文句を言われるようになっちゃった(キャッシュがどんどこ増えるからねえ)。

Windows Updateの復元ポイントを最新のものだけにしたり、アンインストール用の情報ファイル群(例の"$NtUninstall":…で始まるヤツね)をばっさり削除したりして対策を講じてみたけれど所詮は力石焼け石に水。

こりゃ根本的にパーテイションを見直すしかねえなぁってことで、出てまいりますのはPartition Wizard。存在は少し前から知っていて、導入もしてたんだけど何となく怖い気もして使ってなかったんですが、C:の空きが200Kb(!)しかないぞ、とか言われてしまってはさすがにどうしようもない。

と言うわけで覚悟を決めて弄ってみたが、拍子抜けするぐらい順調に作業は完了。各種のアプリケーション用に、大きめに取っていたD:が意外と空きが大きかったこともあり、ここから7Gbほどを空き領域とし、こいつをC:にくっつける。動いているアプリケーションもあるので、一旦Windowsを再起動、Partition Wizardが自動的にパーテイションの再構成をやってくれる。ウチの環境だと20分程度で作業完了。ドライブレターがおかしなことになって(サイズを縮小したDドライブにドライブレターが割り振られず、カードリーダーのドライブがDになっちゃってた)ちょっと焦ったけど、データが吹っ飛んだりとか言うことはなく、ひとまず無事終了。Cドライブは19Gbになりました。これでしばらくは大丈夫かな。

Partition Wizardには他にもいろいろ面白い機能があるので、そのうちまたお世話になるかも知れないな。詳しくはGIGAZINEの記事あたりが参考になりましょう。


2011-10-22 この日を編集

[web] 見るなって言われたー

ニコ動バナーぼやーんとニコ動につないでふと右上見たらこんなバナーが。見るなって言われちゃったよ。

もちろん正確にはこの「大画面」は一時的にズームしてるだけで、この後通常サイズに戻ると「動画を見るなら大画面!!」ってコピーが表示されることになるんだけど、ぼんやりしてると確かにこう見えちゃう瞬間があるんだよな。しかもこのバナー、念入りなことにこの後、同じ流れでもう一度、「ゲームをやるな」が見えちゃったりするんだよ(w。

んまあ最初に「動画を見るなら大画面!!」ってコピーがあって、それをバナー用のアニメに分解する時に、機械的に文章を最初から表示して、強調したい部分を拡大した、って事なんだろうけども、予期しない見え方になってしまう時が瞬間的にせよできてしまうってのは、やっぱりマズいんじゃなかろうか。

オレならどうするかな。先に「大画面!!」を出してズームのアニメーションをやったあとに「動画を見るなら」をフェードなりスクロールなりで表示するか、テキストの順番を重視するなら、「動画を見るなら」を画面右からスクロールインさせて、一度オーバーランさせて画面には「見るなら」だけが残るぐらいの状態にしておいてから「大画面!!」をフェード&ズームで大きく表示させ、「大画面!!」を標準サイズまで縮小させていく過程で、同時に「動画を見るなら」の方のオーバーランした部分を元に戻す(右にスクロールさせる)ような感じかな。一番大事なキャッチコピーは、どんな状況でもミスリードされてしまうような表現にはならないように気を使うべきだと思うんだけど。

[Anime] 定期視聴番組

「たまゆら hitotose」、「ペルソナ4」、「輪るピングドラム」、「The IDOLM@STER」。

今期はあちこちで山田みたいな女の子が出てくるんだな。「たまゆら」はパティシエ志望ののりえタンフィーチャー回。ウザやかましい女の子担当ののりえタンでも、さすがに小学生が相手だとそれなりに大人っぽいところを見せてくれるよね、ていうかやっぱりOVA版に比べて、みんなちょっと大人びた描かれ方しているような気がするな。ま、最高の小学生がああいう描かれ方するんなら、普通であっても女子高生、年の差はちゃんと見せつけないといかんよね(そうなのか?)。

木曜深夜。「ペルソナ」はまあ、順調にペルソナ持ちを増やしていくエピソード。それぞれのキャラが自分のペルソナを得るまでのお話で、それはつまり自分の中の弱い部分と折り合いをつけていく、という流れになるんだと思うんだが、テーマは違うけどプロセスが同じなので、「前回とおなじ事やってんなー」って気になってしまうのでした。

なんかいろいろ危なっかしい方向に手を付けてるなあって気がする「ピングドラム」、能登(すいません、もはや役名を把握できません)のお父さんが作ったと言うタワーがミケランジェロの「ダビデ」だ、っちゅーのは、なんかおかしな方向に行っちゃったマチズモへの皮肉? しつこいくらい挟まれるスローモーションのヘリコの飛行シーンは、大災害におけるマスコミの過剰報道に対する異議申し立て? 深読みしようと思ったらいくらでもできるけど、実は簡単な話なんだぜ、なんて制作者側からしたり顔でカウンター食らいそうな気もするのが、この作品の厄介なところなのかも知れん。

「アイマス」は生放送でみんな頑張れ、的な。2クール目なので765プロの女の子達ってこんな感じなんですよ、を再確認してね、ってお話だったのかな。宅急便の蓋が突然跳ね上がって受け取り主の顔を直撃、ってのは中の人のネタでしたっけ? そこはちょい笑った。んだけど良くわからん展開で結局報われなかった響さんがちょっとかわいそう。

Sorry, sm15962034 was deleted.箱のネタ。そっちが先にありきだったんかーい(w。


2012-10-22 この日を編集

[Day] 捗らねえ…

まいったな、こんなに仕事下手だったっけ、俺。

しょうがないな、明日から本気だそう。今日は寝る。


2013-10-22 この日を編集

[Oldbooks] 失敗してる人たちの元締め達のお話

9784769822943もちっと失敗ネタ。吉田俊雄「作戦参謀とは何か 海軍最高幕僚の秘密」(光文社NF文庫 書影はamazon)。著者、吉田俊雄氏には1984年に「四人の連合艦隊司令長官」という著作もあり、そちらは読んだ憶えがある。本作はそちらと対になるような、長官たちを支えた参謀達のかつての戦争における動きを追った本。取り上げられるのは伊藤整一、中沢佑、富岡定俊、福留繁、宇垣纏の四人。

基本的なラインとしては(陸軍に比べれば、という条件付きにせよ)理知的であり、先取の志向に富んでいたと思われる日本海軍の軍人達でありながら、先の戦争ではなぜ有効な方策をとれなかったのか、さらに言うならそもそも勝ち目の薄い戦争をなぜ止められなかったのか、というあたりを、対馬海戦の勝利からの戦訓のみを絶対のものとし、情報を軽視し、第1次大戦、さらには自らが切り拓いたはずの航空戦力を中心とした海戦への思考の切り替えが全く出来なかったところにあった、というのはまあ、前に読んでた「小失敗」シリーズとも通じるものがあるかも知れない。

そんな中、興味深かったのは二人目に上げられた軍令部作戦部長、中沢佑のエピソード。思考停止の傾向にあった日本軍においても、情報の重要性を正確に把握していた人物がいた、というのは収穫だったかも。計画段階の「大和」級戦艦に、今後は空母機動部隊との連携行動が必須であるところから、30ノット以上の速度を要求していた、なんて話は初めて知ったので大変印象的だった。旧軍にもそういう思考が出来る人がいたんだね。

んまあそういう人が何人かいても、そういった人材を活かす事が出来ないくらい硬直してしまった組織のまま、臨機応変な対応が必要なイベントに突入してしまったところに、あの戦争の悲劇性があった、とも言えるんだろうけど。

もう一つ。先に「四人の連合艦隊司令長官」を上げたけど、そちらに比べて著者、吉田氏の文体がかなり変わっていてそっちの方がむしろびっくりだったかな。なんというか、大変リズミカルな、読みやすい文章を書く方になっていて、結構びっくりしたんでした。

読みやすさ、ってところは良いと思うんだけど、どうだろうなあ、そこで「軽くなっちゃった」と思ってしまうところもあっていろいろ微妙ね。


2016-10-22 この日を編集

[Chinema][web] ガルパンはいいぞ

突然ガルパンの劇場版が見たくなったので、あまぞんでレンタル視聴をぽちっとな。540円で48時間視聴できるヤツね。

久しぶりに見たけど、やっぱ面白えなあこれ。いろいろ細かいところでも面白いネタ仕込んでるんだね。自動車部のソアラのドライバーズシートだけベルトがサベルト(だよな?)になってたり、ダー様のヴェルレーヌの詩、受信した黒森峰チームの紙片にはちゃんと正しい文章が書かれている(ように見える)し。

ただやっぱパソコン再生、というかご家庭で再生する限り、劇場で心底度肝を抜かれた、カール臼胞の初弾弾着のサウンドのびっくり具合を味わうのはかなり困難だよな。ここはやっぱり劇場で、しかもなるべく音響のいい小屋で愉しみたいところ。自分は爆音上映とかは未経験なんだけど、さぞかし凄いんだろうなぁ。

なにはともあれ、時間切れになるまでにあと2回ぐらいは観ておきたいね(w。


2017-10-22 この日を編集

[Day] 台風&総選挙

一応投票には行ってきましたが、神戸市長選挙もあった、ってことを完全に忘れてて、投票所で一瞬固まっちゃった。その他はまあ、決めてたんでよかったんですけど。おやつ時に出かけたんだけど結構な風雨で、300円傘の骨など軽くへし折られてしまった。この天候なのにポケGOはハロウィンモードでゴースト系のモンスター(新種含む)が結構出てくるもんだから、ずぶ濡れになりながら狩りもする羽目に(^^;。

台風は夜半に近畿に最接近したようで、スマホはピヨピヨうるさいわ、神戸電鉄は21時以降の運転を順次見あわせる、なんてアナウンスするわ、そうなると倅はまたただ働きかな、なんて思ってたんですが、さすがにこの天候で中華食いに来る客もいなかったのか、電車がある時間帯に返してもらえたようで良かったな。今の時刻は23日の0:30すぎなんだけど相変わらず外はびゅうびゅう言うておりますな。神戸で最大風速34m超を記録したそうで、相当大きな台風、これから関東方面に進んでいくようなんで、当該地域の方は充分なご注意を。

そんな中実施された総選挙は自民の圧勝ということになりそうで、そりゃまあそうだよな、としか。対抗勢力が軒並み自滅してるんじゃ、どうしようもないよな。強固な対抗勢力、ってのはどうやったらできるんだろうね。

[Anime][SpFX][TV] 定期視聴番組

「ボールルームへようこそ」「宝石の国」「血界戦線」、「魔法使いの嫁」録り逃し。「血界戦線」がなかなか一本の話に絞ってくれない感があってちょっともやっとした感があるかな。楽しいですけど。

日曜朝。「ビルド」、敵方にもいろいろ事情があるらしい、が見えてくる話。「キュウレンジャー」、ナーガの話に絡めてハミィのキャラを掘るお話。「キタコレ」だけのガールじゃないよ、とね。

「直虎」、久々にユキロックに傑山さん露出多め。大御所様、実は出来る人。


2018-10-22 この日を編集

[Anime][SpFX] 定期視聴番組

土曜深夜から日曜朝まで。「やがて君になる」「ゴブリンスレイヤー」「SSSS GRIDMAN」「RELEASE THE SPYCE」「ソードアート・オンライン アリシゼーション」「とある魔術の禁書目録Ⅲ」「HUGっと! プリキュア」「仮面ライダージオウ」「ルパパト」。

えっと、「やがて…」は脱落、「リリスパ」はもうちょっと様子を見ます。「ゴブスレ」「グリッドマン」、どちらも面白いですね。「SAO」と「とある…」はまあ、安定銘柄なので。

「プリキュア」、スーパー戦隊大集合、の時にも感じたけど、なんかヒーロー大集合の図式って、ある程度の人数を超えると、その絵はギャグにしかならないな、と思う。あと、聴きたい声が聴けなかった、ってのは結構大きいかも。ほっちゃん、ゆかりんと来て奈々様の声は聴けないってのはちょっと、どうだろなあと言う気はした。ってのは本来想定されてるファンには向いてない、と言えるのかも知れんけど。

「ジオウ」、なかなか面白い。来週はあの自称天才が登場なのね。「ルパパト」、圭一郎さんいい人。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

まなたけ [^^;🖖🏼 や!脱落あ" いえいえ。気になるのを見れば良いんですが 「からくりサーカス」も、ちょっと入れてあげて欲し..]


2019-10-22 まーたサボってた この日を編集

[Day][逸級介護士] いろいろ

ま、いつも通りなんだけど、最近は透析よりお風呂に強迫観念が働くようで、先日も夜、風呂に入ってたらいきなりカミさんが入ってきてびっくりした(カミさんは夕方風呂に入れてる)。40年ばかり前だったらそれなりに桃色な展開もあったかもわからんけど、もう60なんでな、そういうことにはならんよ(w。

もう服脱いじゃっているので、無碍に追い出す訳にもいかず、お湯に浸からせて上がらせたけど、どういうんだろうなあ、身体の問題と言うよりは、日々やることがないって事の方が問題なのかなあ、なんて思った。とはいえ出来ることもそんなにないしなあ。なにか意識を向ける物があると良いんだけど…。

[Anime][SpFX] 定期視聴番組

割と多めに見てます。なんせBDレコーダが頑張って仕事してくれるので(^^;。今のところ一番のお気に入りは「本好きの下克上」、あとはダンゴか。当落線上は…いくつかある(w。

[News] 訃報

漫画家吾妻ひでおさん(asahi.com)。おそらく現在世間に広まっている「萌え」だったりロリ愛好だったりのスタート地点にいたのはこの方だと思う。個人的には「失踪日記」以降の作品にはさほど強い印象は持たなかったけど、それをカバーして余りある’70年代後半から’80年代前半の活躍ぶりは、未だに思い出してもニヤついちゃう。「陽射し」「海から来た機械」、少し時間が経ったところで「夜の魚」あたりはとても印象が強かった。まあホントに好きなのは「どろろん忍者」とか「贋作ひでお八犬伝」とかなんですけどね( ̄▽ ̄;)。

ともあれ自分の人生の中で、これほど大きな影響を与えてくれた漫画家さんはそう多くはないと思う。享年69はちょっと早すぎるとは思うけど、それも人生。お疲れ様でした、どうか安らかに。

[Books] パラドックス・メン

パラドックス・メン(チャールズ・Ⅼ・ハーネス/著 中村融/翻訳 Q-TA/イラスト) チャールズ・L・ハーネス 著/中村融 訳
コラージュアート Q-TA
カバーデザイン 坂野公一(welle design)
竹書房文庫
ISBN978-4-8019-2004-0 \900(税別)

奇想のおもちゃ箱

帝国となったアメリカ。オハイオ川沿いを彷徨うひとりの男は記憶を全く失っていた。帝国に対抗する組織<盗賊>に属する二人の大学教授によって保護され、アラールと名付けられた彼は旺盛な知識欲を示し、正式に大学教授の職に就く。そしてその裏で、彼もまた<盗賊>の一員として活躍していた。ある日、帝国の大物の屋敷に潜入したアラールだったが、些細なミスから侵入を察知されてしまい……。

初刊行は1953年という年代物。発表された当時はさほど話題を集めなかったものが、後にブライアン・オールディスが本作を激賞し、本書のために「ワイドスクリーン・バロック」という言葉を作ったとされる作品。つまりこいつがワイドスクリーン・バロックの嚆矢というわけです。

ワイドスクリーン・バロックとはなんぞというと、諸説あるかもわからないけど自分的には様々な奇想を矢継ぎ早にぶち込んで、訳がわからんうちに話はどんどん大きくなっていって、最後は「え?」もしくは「何で?」で終わるようなもの、みたいに理解している。バリントン・J・ベイリーが代表格と思うけど、自分が初めてこのジャンルの名前を知ったのは多分、サミュエル・L・ディレーニイの「バベル17」かクリス・ボイスの「キャッチワールド」あたりかと思う。ね、なんとなく「え?」で終わる感、って判ってもらえるんじゃないかしら(^^;。

というところで本書。記憶を失って保護された青年、彼には特殊な能力が備わっていて…、から始まるお話は、帝政に移行したアメリカ、トインビーの名を冠した宇宙船、<盗賊>の創始者にまつわるミステリー、時間旅行にブラックホールといろんな要素がてんこ盛り。それらが次々と繰り出され、お話は2転3転、細かいスジなんぞ知るかー、な勢いで展開し、ややもすればお話のつじつまも怪しくなってくる(w。

なので「あれ?」と思うことはしばしばあるんだけど、それでページをめくる手が止まるようなこともなく、ぐいぐい読み進んでいけるパワーに満ちた作品。個人的にはなぜか、ワイドスクリーン・バロックというよりは「なんだかゼラズニイっぺーなー」なんて思いました。理由はよく解らん。とにかく退屈しないし、それほど古さも感じないって言うのは、元々がそうなのか、訳者の中村融さんが頑張らはったのかどうなんだろう。何はともあれ楽しみました。お得感は、あるよね(w。

★★★★


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