ばむばんか惰隠洞

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2003-12-09 この日を編集

[Day] 依然弱り中

うーん、やっぱり痛いのが引かないな。バファリンでちょっと痛いのが収まるって事は筋肉痛かいなあ、と思ったんだけどカミさん(いちおうプロ)には、「バファリンが効くっちゅー事はホネがイってる可能性が高いねんでー」などといわれてビビってしまった。ということでおろおろと従姉妹殿に電話して、明日診てもらうことに。まーなんですよ、わかったからってただちに直るってもんでもないんですけど。

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ひかり78(仮名) [うわ。私が指をつめている間に、乱土さまは胸を患っておいででしたか。(どちらも微妙にずれている…) ご注意下さいね。折..]

rover [なんかヤクザ者とサナトリウム系文学者の会話みたいで、そこはかと情緒がありますなあ(ないない)。 それにしてもあれです..]


2004-12-09 この日を編集

[CS] 今日のゴジラ (23:21)

「ゴジラ」。1984年。いわゆる「84ゴジラ」。んーと確か、徹夜のバイト明けの状態で、バイト仲間とみんなでナビオに行ったらお正月で満員で、500円余分にかかる指定席でなら見れる、ってことだったんで、頭もうろうとしてたしまあいいかー、で鑑賞して、「500円返せー」と思ったような記憶があった。あとはあれだ、映画が始まっていきなり聞かされる沢口靖子の腰砕けな唄と、エンディングの「グッバィマァガッジラー♪」なテーマソングばかりが思い出される。

んだけど、なんだい、久々に見たらこれ、ちゃんと作ってるじゃん。いや、全体に漂う雰囲気は紛れもなく昭和の東宝特撮のテイスト(そりゃそうだよ、昭和の東宝特撮映画だもの)だし、相変わらず"昭和の火薬馬鹿(©こたつさん)"、昭ちゃんの特撮は加減ちゅーものを知らんのだけど、全体としては大変に真面目に作っているなあ、と。小林桂樹をはじめとする内閣の面々の豪華キャストぶりなんかはちょっと感動的だ。田島義文に環境庁を任せて大丈夫か、とも思うけど。ゴジラを攻撃するのがF1だ、ってあたりもポイント高いよな。うんうん、地べたにいてる怪獣なんだから、当然支援戦闘機の出番になるよね。わかってやってるのか偶然なのかはわからんけど、なによりそういう、あちこちで見える丁寧さに好意を持ちますわ。昭和の東宝特撮のテイスト、も、決して悪いものじゃあないぞ、と思えてくる。

というわけで川北紘一登場以前の東宝特撮ってこうだったよな、この味を樋口真嗣とかは愛したんだよな、ってのが見えてくるあたり、うん、なかなかどうして貴重な作品ですよ。

これで映画が面白かったら、完璧だったんだけどな。

あ、そうそう、映画公開に併せて、1億円だかかけて作られたという「サイボット・ゴジラ」、JR吹田駅前で展示してあったのも見た覚えがあるぞ、そういえば。まあなんちゅうか、映画で使う物は、映画を通して見なくちゃいささか興醒めなものなんだな、なんて思った様な記憶がかすかに。

[Day] 割と真面目にお仕事 (23:57)

仕事の内容自体は別にどって事無いんだけど、やや連絡不行き届き発生につき昨日今日とちょっとだけ迷走気味。ま、おかげで間に古本屋業務を挟むことが出来たし、よくよく聞いてみればなんてことない作業だったのもわかって結果オーライだったんだけど。

ただ最近、クライアントさんが微妙にスタイルシートを理解しつつあるのが却って困りものだったりして。こっちが作った外部スタイルシートを特定のコンテンツにあわせてほいほいいじくられると、思いもよらぬところで不幸が起きたりするんだが。触るときは声かけてね、とは言ってるんだけど、なかなか徹底しないなあ。

つかオレも少々ここらの段取りが悪かった、とちょい反省。もう少し汎用性のあるクラスの設定とか、考えておくべきやったね。HTML書いてるときにほいほいクラス名を新造するんじゃなく、「継承」ちうスタイルシートの立派な考え方をちゃんと理解して、クラス名の嵐になるようなことは極力避けるべきであった。とはいえいまさら3年前には戻れんしな。金くれるんなら頑張ってサイト全体の構造を見直………すのも今となってはちょっとやだな。ファイル増えすぎだ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

まなたけ [84ゴジラ。 ちょうど中学生で、学校の教師に脅され、カツ上げされないように靴下にお金を入れていったら…落としてしまい..]

rover [あーびっくりした、教師にカツアゲされるまなてさんの図、が一瞬浮かんでしまったですよ(^^;)。 どこが、って言われて..]


2005-12-09 この日を編集

[Day] いろいろ小物収集の日 (23:30)

昼前に出かけて、まずはauショップでケータイの不具合解消作戦。交換ということでごちゃごちゃと小一時間。これで液晶の不具合が止まってくれると良いんだけど。B00008B9VK

それから三宮に出て安物のボールマウス(サンワサプライ製、せいでんで1280円だった)買ったり茶店でちょっと仕事したり(久しぶりに出かけた先でパソコンにさわれたぜ。ビバヤフオク)、ちょこちょこと古本屋覗いたり。夕方になって倅にメールしたら、晩飯はトリスケが良いというので一旦鈴蘭台に戻り。適当に(二人で9900円、は適当とは言えんよなあ)飲み食いして、帰ってからちょっと前に買ってきたオプチカルマウスを倅に譲って、わたしゃ今日買ってきた安物マウスに繋ぎ直し。んー、やっぱりマウスにはボール入ってないとあかんね。安定感が違うぜ。

なんて一人で満足してたら、倅のマシンが動かなくなっちゃったらしい。見てみたけどそもそもマウスもキーボードも認識してくださらない模様。まあなんだな、ワシがずいぶん前に使ってたPenⅡ450、なんて骨董品だからな。今まで持ったのが奇跡かも知れん。

つことでなるべく早く、死んじゃってるワシのマシンから無事っぽいパーツ集めて一台でっち上げる事を酔っぱらった頭で酔っぱらってる倅に約束。えーと、最低でもCeleron800、メモリ512、HDDは40Gあるんで期待してね。今度はWin98じゃなくWin2000入れたげます。元気があるときになー。

[Day] んでトリスケで飲んでたら (23:47)

隣のボックスにわらわらとやってきた、背広着たおじさんたちの一団、注文用紙に書き込む(トリスケは最初の注文は、備え付けの紙に記入するシステムになってる)段で「枝豆はタレですかねやっぱ」とか抜かしよる。思わず「なんでタレやねん、枝豆に」ってつぶやいたら、倅もぼそっと「小一時間問いつめたい」。そうこられては仕方がないので「おまえら塩やるからその場所空けろ、と」って返したらすかさず「枝豆ってのはもっと殺伐としてる物なんだよ」って返ってきた。

酒飲みながら吉牛コピペで盛り上がれる親子ってのは、どうなんでしょう人として。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

TUX [●しかも相手は未成年とゆー(爆)]

すみけん [うう。息子さん、成長したなあ。いろんな意味で。]

rover [まあ確かに、ナリはデカくなりましたけどねえ。]


2006-12-09 この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (15:39)

「コードギアス はんぎゃく日記反逆のルルーシュ」、「銀色のオリンシス」。植民地の原住民には麻薬をあてがって骨抜きにしてまえ、ってあたりが実に"ルール・ブリタニア"な感じだったのが「コードギアス」。調子に乗ると反乱を引き起こし、ひいては国力が削られることになるわけだがそっち方面の学習はしてないのかこの国の偉いさんは…って、ここはワシらの地球とは微妙に違う世界だからこれはこれでありでしょ、ってかね。まあ面白い。

「オリンシス」の方は、えーと、あれもやっぱり軌道エレベーターなんでしょうか。そんなもんの中でドンパチやると、大変なことになるんだが。全体にまあ、見たようなキャラが見たような芝居をする、実に既視感ばりばりのアニメでございます。

と言うか見てるこっちが恥ずかしい気がしてくるんだよね、これ。

[Day] お出かけ準備 (16:01)

久々にお芝居観るんで、もちっとしたら出かけるよ。ついでに例のあれを飲みに、こっちも久々になるんだけどたちきやにも顔出します。多分たちきや着は22:00過ぎぐらいになるかと思います。遊んでくれる人はそのあたりの時間帯に。誰もいなければ一人忘年会(^^;)。

[Stage][Day] お出かけしてきた (翌日追記)

年に一度のお楽しみ新神戸オリエンタル劇場で劇団PEOPLE PURPLE「ORANGE」。10年前の阪神・淡路大震災。想像を絶する規模の災害のまっただ中で、絶望感のなか戦い続けた男たち。彼らは今もその現場にある。神戸湊山消防署、特別救助隊…。

と、いうわけでまあ、「め組の大悟」とか「オレンジ特救隊」とか、その手のアツいテーマにさらに神戸の震災を絡めたお話を神戸でやるんだから、そりゃもうあちこちでハンカチをお使いになる方続々でございますよ。

ただなあ…

そりゃこのテーマで話を作れば確かにお客の涙は絞れると思うし、実際結構うるうる来るんだけど、このお芝居、案外スジが弱いというか、やや役者さんに対する焦点のあて方みたいなものがボケておるというか。終わったときにはてなんのお話であったっけ、とふと思ってしまうようなところがある。

あと、多くの男優さん達の滑舌が非常に悪くて、何言ってんのかさっぱりわからなかったのが残念でございました。皆さん熱演であったことは認めますが。

お芝居のあとはギャラ先払いでもらっちゃった(と言うことは今書いたようなことは金輪際書いてはいけないことになる)んで、るんるんでたちきや。もちろん「石田屋」ですよ「石田屋」。今年もこいつが呑めたと言うことは、まあなんだ、そんなに悪い一年じゃなかったんだよ、きっと。

本日はやや遅めだったので、他に呑んだのは「豊盃」、「五凜」、「貴」の三杯。あ、一番最初にビール飲んでたか(新神戸からばりばり歩いてきたからね)。「五凜」がなかなかおいしゅうございました。


2007-12-09 この日を編集

[TV] 定期視聴番組

特番などもあってやや少なめ。「灼眼のシャナ Ⅱ」、「機動戦士ガンダムOO」、「キミキス Pure Rouge」、「ULTRASEVEN X」、「獣拳戦隊ゲキレンジャー」、「仮面ライダー電王」、「Yes! プリキュア5」。

SEEDからこっち、デキる女と見せて実は案外無能、ってのが艦長の必要条件になっていrんじゃないかと思った「ガンダム」。あとはいかにもガンダムな、思わせぶりなセリフ回しがちょこちょこ挟まり、強化人間的モチーフも出てきて嬉しいな、と。でもま、思ったほど旧作を引きずっているというわけでもなく、今のところは面白いと思います。システムはいくらでも完璧に作れるけど、システムを扱う人間は案外御しがたいものがある、ってあたりは興味深い、かも。そんなダメなヤツらをガンダムマイスターに選んだのは誰なのさ、ってのはまあいわない約束。

変身特撮ヒーローものと見せかけて、実は「プリズナーNo.6」あたりのテイストを狙っているのかなあと思わせてくれるのが「ULTRASEVEN X」。もちろんそのレベルはかつての名作とは比較にならんのだけど、情報ってなんだろうとか、組織って物が本来持ってるいかがわしさ、とか、そういう部分を頑張って描こうとする心意気は買います。おもちゃを売らなきゃいけない、って枷が外れると、案外いろいろ面白いことが出来るものなんだなあと思った。

日曜朝はどれも手堅く面白く。妙にコイバナの多い「プリキュア」が、実は密かなお気に入り。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

すみけん [ガンバランスdeダンスにけっこうやられました このMADも好きです http://www.nicovideo.jp/..]

rover [「ガンバランスdeダンス」は五條真由美が歌う「プリキュアSS」の方が好きなんですが、このMADはかなり良い感じですな..]


2008-12-09 そして石田屋の夜 この日を編集

[Day] 雨だ… (17:13)

ヤツが来る。

つことでたーさん迎撃シフト発動。

[Day] 雨男迎撃 (24:36)

石田屋いぇいっということで笹塚の雨男、たおさん迎撃のために夕刻から三宮へ。共通の友人の近況やら今年の映画や本(主にSF)で何が面白かったかとかの話(含バカ話)で盛り上がり。Voice→のんちゃん→たちきや、という定番コースだったんですが、たちきやに寄ったらば石田屋が入荷してたんでちょっとびっくり。なんでも流通ルートが一本増えたおかげで、今年は石田屋が3本も入ったのだそうで、お店のお品書きにもどどんと石田屋が出ていたぜ。

ということで今年も無事に石田屋が呑めました。今年は近年になく低調な一年で正直凹むことが多い一年であったと思うんだけれど、それでもなんとかこいつが呑めた。おっけー、まだがんばれる。

たーさんにも石田屋の威力を存分に味わっていただけてよござんした(ちょっと余分すぎる出費を強いてしまう結果になってしまいました、ごめんなさいね)。次は江戸の蕎麦屋で真っ昼間から酔いどれましょう(w。


2009-12-09 この日を編集

[Books] 東西扉絵事情 (23:12)

サイコドクターぶらり旅より、日米表紙対決。一目瞭然、見れば分るさ。というかまあ、日本版は、これはこれで最近固有のトレンドっぽい気もするけれど。あと、「時砂の王」が英訳されてるってのに驚いた。しかもカバーは昔のハヤカワ銀背的、オリジナルをちょっと弄ってみました的なイラストになるんだね。

さてこれらの本、当の著者様たちはどんな風に思っているんだろう。日本版とかも献本されたりするんですかね。スコルジーはネタにしてたみたいな話を内田昌之さんのブログでだいぶ前に読んだな。あと、ウェン・スペンサーはかなり気に入ってたはず(w。他の方々はどんな風に思うんでしょうね。

[Baseball] 赤星引退かぁ… (23:27)

阪神・赤星が引退を表明 5年連続盗塁王(sanspo.com)。まだ33、どうにかなったんじゃないかという気もしてしまうが、本人が決めたってことは、自分にしか分らないところで重大な何かがあったんだろうな。もう一回ぐらい、おかしな格好でビールかけやって欲しかったような気がするんだが、今のところはお疲れさまでした。

[F1] こっちはまだ引っ込みません (23:34)

リンク張って大丈夫かな。まだあんまり大きく騒がない方が良いのかな。可夢偉、どうやら来年もF1に乗れるみたいですね。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

P2 [ジャパンイズ「おっぱい!おっぱい!」ですかのぅ。]

TUX [●もう日本版のおぱーいしか目に入りませぬ(爆)]

rover [いえーい、おっぱい! おっぱい!! ……仕事しよ。]


2011-12-09 この日を編集

[Day] 今日は寒かった

ここ2、3日ちょっと温めだったんで油断してたんだけど、今日は真剣に寒かったな。古本発送しようと思って外にでたら、空気が少々痛かったぜ。普通に歩いてると鼻水がつつーっとでかかって、あわててポケットティッシュを探すぐらいの寒さ。

そりゃそうだ、もう12月だもんね。

[Anime] 定期視聴番組

木曜深夜の分。「ペルソナ4」、「輪るピングドラム」、「The iDOLM@STER」。出だしでなんかすごい危機的状況が来るかもよ、なんて仄めかしがあった割には割と肩すかしな感じだった「ペルソナ」、もはや何が起きているのかさっぱり分らんことになってきた「ピングドラム」、クリスマステーマの良いお話だった「アイマス」って感じですか。

んでもって「ピングドラム」の分らなさって言うのは、たぶんその作品世界のスケール感が掴めない、ってところにあるんだろうな、って気はしてる。男と女の話なのか、ファミリーのレベルのお話なのか、「世界」とやらをネタにしたお話なのか、そこらの見分けが全くつかないままにお話が進んでいるからなんだろうね。たぶんそこも造っている側からしたら、狙ってやっている部分であるのだとは思うけど、いろいろ難儀な話ではあるよ。この辺は「ウテナ」あたりを見てたらそれなりに耐性が付いてたりするものなのかしら。残念ながら見てなかったんで、良く分からないんだ。


2012-12-09 この日を編集

[Day] おしごとおしごとおしごと

というわけで今日は終日Dreamweaverのテンプレートを弄ってた。ちょっと甘くみてたよ。これ、かなり便利だな。

まだちゃんと理解できてはいないんだけど、条件分離はかなり便利な感じだ。カテゴリごとに変わるナビゲーション部分の処理やアクティブなページ専用の表示といったところが、かなりシスティマティックに管理できる感じ。まだ根っこのところが理解できてなくて、「こうすれば、こうなる」的な理解しか得られていないんだが、それでもちょっとおもしろい。

下手を打つと超巨大なテンプレートが出来てしまいそう(分離条件ごとのパーツを羅列することになるからね)ではあるんだけどね。そこでネストを活用しろって話か。ここら辺のさじ加減がちょっと難しいのかも知れない。

とか言うのを弄ってたら時間が過ぎる過ぎる。今日はアニメも特撮も全然見れてねえや。


2014-12-09 この日を編集

[Books] 日本海軍400時間の証言 軍令部・参謀たちが語った敗戦

日本海軍400時間の証言(NHKスペシャル取材班/著) NHKスペシャル取材班
カバー写真 NHK提供
新潮文庫
ISBN978-4-10-128373-9 \750 (税別)

バックステージにもドラマあり

2009年に放送されたNHKスペシャルの担当スタッフによる、同番組の取材にまつわるエピソード、放送には乗せられなかった証言などで構成されたノンフィクション。

この番組は放映時にちゃんと見てて、なかなか良かった覚えがあったのでおさらいの意味で、と思って購入したんだけど、番組を再録するというものではなく、先に書いたように番組を作ろうとしたきっかけから、それぞれ(全3回)の取材の模様などを交えながら、各エピソードを追体験していくような本。なのでこの本を読めば件の番組の内容がわかる、と言うようなものではなく、あくまで副読本的位置づけになると思う。

そこを踏まえ、例の番組を思い出しながら読んでいくと大変面白い。制作に当たったスタッフたちと膨大な数であっただろう証言者たち、それぞれのドラマは大変に豊かなものであると思う。複数のスタッフがそれぞれ独自に番組製作のエピソードを語っていくのだけれど、それがどこかのタイミングで交差するあたりも興味深い。特に証言者サイドではなく、取材スタッフ側に起きたとあるエピソードは、かなりぐっとくるものがある。そして他の書籍などでもしばしば取り上げられた何名かの著名な海軍軍人(特に名は伏す)たちの、何とも言えん胡散臭さがこちらでも健在なあたりは、巷間言われていることはかなり真実に近いのかもな、などとも思ったり。

番組を見ていたときにはスルーしていたいくつかの証言者のお名前を、活字で改めてみてみたときに、「ああ、あの本書いた人だったか」と改めて思い出して見たりもできて、そこもなかなか興味深かった。本書で紹介される「反省会」の出席の中でも最も先鋭的な意見を述べていた鳥巣健之助さんや妹尾作太男さんの本、前に読んでましたわ。そこのところの感慨もあった。

その上で感じるのは、先にリンクを張ってある番組を見た感想のところでも書いている、人の命の大切さ、と言うあたりを着地点にしてしまっている所からくるウェットさが逆にノイズになってしまう、ってことだろうか。そのテーマは確かに本質的なものではあるのだけれど、そこをプッシュしすぎると、それは思考を遮断して一種の盲信を強要する結果になってしまうのではないかと思ってしまうのだけど。

取材、番組製作にまつわるエピソードが満載の本書だと、確かにクルーと証言者の距離が近い分、メンタルな方面での思い入れのようなものはより強く残ってしまうのだろうけれど、そこはぐっとこらえて、ほんとに言いたいことは読み手が自分で見つけ出す、ような構造になっていた方が良かったと思うんだけどな。そこだけちょっと残念だったかもしれない。

B006T698RA

とか何とか言ってますけど一見の価値のある番組だと思いますよ。

★★★☆


2019-12-09 この日を編集

[逸級介護士] 今日も歩いた…のはいいんだけど

昼飯食って一息ついたところで「歩く」とカミさん。ちょっと古本発送の準備があったんでしばし待ってもらって、おやつ時ちょっと前に出動。今回の目的地はローソンなので往復で1.5Kmといったところか。

いつもだと行きも帰りも途中にある公園で一休みするんだけど、今回は行きは休みなしでローソンまで。明日の朝昼のメシ買って帰宅。帰りはさすがに少し疲れが出たのか、こっちの腕掴んでの歩き。とはいえがっつりしがみつくんでもなく、まあ転倒防止ぐらいの掴まり方で割とゆるめに帰宅。

んで、なんで急にリハビリに励みだしたんだろうと思ったら…

どうやらカミさん、1月下旬の片岡愛之助の舞台のチケットを取ってるみたいで、そいつを観に行くために体力をちょっとでもつけようって事みたい。しかしなあ、ラブさんの舞台、難波の松竹座なんだよ。そこまで電車で行くつってんだよ。もちろん友達が一緒にいてくれるんで、ある程度サポートはしてもらえると思うけど、神戸の田舎と違って梅田経由で難波て。自分たちが気をつけてても意味も無く突き飛ばされたりする(なんせ歩きはトロいんだから)可能性も無くはないと思うんだよなあ。「止めた方がいいと思うぞ」って言ったけど、本人は「行きたい行きたい」の一点張り。

何でもかんでも禁止するのも良くないとは思うけど、これはちょっと考え直して欲しいところ。あんまりしつこく言うのもなんなので、ちょっと様子を見ますけど、どこかでちゃんと話し合わないといけないだろうなあ。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

まなたけ [全く外野の、ノー天気な発言としてご笑覧下さい^^;🖖🏼 凄いなぁ〜奥様。オラ、倒れた後は、趣味の観劇に、行きたいとも..]

ROVER [周りから見たのと本人の意識には差があるんでしょうけどね。でもなあ、4ヶ月以上ほぼ寝たきりだった人間が、いきなり結構な..]

まなたけ [そなんですね-。車イスとか、、奥様嫌かなぁ〜^^;]

ROVER [車椅子にはそこまで拒否反応無いですけど、そのまま小屋に入れるのかというと、そこはどうなんだろうなあ、と。一応本人も劇..]


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傑作です

懐かしさ満点

妖精を観るには…

ジュヴナイルとしてなかなか良質

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