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太田垣康男 「MOONLIGHT MILE」(18)。いまや月はフリッツ・ラング版「メトロポリス」のような世界に変貌し、吾郎は自らの理想とはかけ離れた日々を送っている。いま、月世界を統べ、さらに地球での覇権を再度奪取しようともくろむ一団の正体とは…、みたいな。イスラム系テロリストの美形のリーダー君はかつてのアマチュアロケット小僧だった子? それとは別人?
比較的地に足のついた感じだったルナ・ネクサス建設初期に比べて、いろんなものがやや飛躍し過ぎちゃったかなあと言う気はしないでもない。ロストマンの再登場にはちょっと驚いた、し、ここにもちょっと違和感感じてしまったかな。
ハーバーランドのソフマップでやっすいヘッドセットなんてものも買ってきたです。時々仕事回してくれるところが、ちょくちょく「Skype入れてくださいよう」って言ってくるんでね。んまあウチもマンションの一階と言いながら、崖を背に建ってるもんだから、一階といいながらその実半地下五階、みたいな環境で、どーかするとケータイもプチプチ切れちゃうんでちょっと申し訳ないなあとも思ってたんで。
ヘッドセットは買ってきたけど、肝心のSkypeはまだ入れてないんですけどね。
つかそもそもSkypeってどー言うものなのか、良く分かってないところもあったりするし(w。
ジャック・キャンベル 著/月岡小穂 訳
カバーイラスト 寺田克也
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011712-2 \840(税別)
シンディックの包囲をかろうじて突破し、この戦争の戦局を一気に覆すかも知れないハイパーネット・キーをアライアンスの本拠に届けるべく、知略を尽くして逃避行を続ける"ブラックジャック"ギアリー指揮下の寄せ集め艦隊。追跡するシンディックの裏をかくため、大回りで艦隊本部を目指す彼らが遭遇したのは、シュトラー星系の捕虜収容所。首尾良く解放に成功した数千のアライアンス軍人たちの中には、ギアリーより後の時代に伝説的な英雄となったファルコ大佐の姿もあった。二人の英雄を戴くことになって意気上がる艦隊だったが……。
前作で100年のギャップを抱えて現場に復帰したギアリーが、その100年の間に失われてしまった、主に精神的な部分での乖離を埋めつつ、硬直化した戦術論に風穴を開けて行く過程で、徐々に賛同者を集めていく過程が描かれていたんだが、その伝で行くと本書は起承転結の「承」のパートと言えるわけで、言ってしまえば主人公の腕の冴えをたっぷり楽しんでください的なパート、と言える。ノリとしてはイケイケなものになっているのも、それはまあそれでしかたないところか。大きな挫折はもうちょっと待ってね、ってことですね。なので本書は、基本的に気分の良い勝ち戦のお話になっている。
前作でも軽く引きを作っていた、アライアンスとシンディック、そしてそれとはまったく別であるらしい何か、の関係性に軽く触れつつも、基本ラインは肩の凝らないエンタティンメントSFになっていてそこはなかなか楽しめる。お話の中で主人公が直面する挫折の部分が、少々弱いんじゃないだろかって気がしないでもないけれど、シリーズ物なので、このあたりは続きを読んでね、って話なんだろうな。
お話の展開が少々都合良すぎる感じはあって、どうなんだろうなあと思わなくもないけれど、まあこれはこれでいいか。波瀾万丈は次以降に期待、かな。あああと、邦題の付け方はもう一工夫して欲しかったかも。確かに「旗艦ドーントレス」に「特務戦隊フュリアス」の話なんだけど、艦の名前の元々の単語の意味にも引っかけて、それぞれ「不屈」に「怒り」が結構大きなウエートを占めた物語でもあったのでね。
★★★☆
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