ばむばんか惰隠洞

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2009-05-01 [長年日記] この日を編集

[Day][Event] 5月だ (23:31)

ちょいと買物があったので街に出かけたら、妙に子供さんの姿が多いんだが、これはどうしたことだ。最近じゃ学校も黄金週間中は連休にしちゃったりするのかい?

一部のお子様たちは何やら地図のようなものを片手に、数人のグループでうろうろしてたんで、こりゃ修学旅行なのかな? とも思ったんだけどみんな私服でうろついてるし。最近の修学旅行は私服でオーケーなのかい? そんな、善悪の区別も曖昧なプチアニマルの群を、制服なしで街に解き放ったりして大丈夫なのかね?

まーそんなことはさておき。映画見に行く話なんですけど、ゴールデンウィークも完全終了な、5/10(日)、なんてのはどうでしょうね。ほら、野宴もあいてるしさ(w。ここならは゜んさんも参加できたりするんじゃないかしら、と。できたらでしたさんのお顔も見たいんですが、やっぱり出張中なんでしょうか……。

二本立て要員で何かないかな、って思ったんだけど、その時期だと「エウレカセブン」は夕方からの上映しか無くなっちゃうんだな、ううむ…。

本日のツッコミ(全7件) [ツッコミを入れる]

TUX [●はーい、10日あけておきますですー。 ●ちなみに、件のプチアニマルさんたち、日本語を喋ってました?(笑)いえね、..]

でした [出張が延期になったり中止になったり、予定が二転三転してまして、よくわからんのですが、10日なら空けられるかもしれませ..]

rover [いやっほい(^o^)。良い方向に話が動くことを期待してますよ。 は゜んさんも日曜は何とかなりそうでしょうか…。]

は゜ん [10日は絶望的っす。 どうやら6月後半まで週末は自由時間なさげです、 すいませんです(;´Д`)]

rover [ぬおーん(つoT)]

TUX [●んで、やるですか?やるですね?  寒いとやだけど(爆) ●出し物は何がありますかねえ。エウレカ、グレンラガンあた..]

rover [やりたい(w。予報では晴のち曇り、最高気温は27度の予想だそうですよ。 エウレカはその週だと夕方からしかないんですよ..]


2009-05-02 [長年日記] この日を編集

[Hobby][PC] 艦隊標準キートップ その6 (23:48)

塗っちゃ乾かし前回から日にちがけっこう経ってますが、飛び飛びに作業はしてまして、一通りデカールを貼って乾燥。それからキートップを外して段ボール箱に両面テープを引いてそこにキーを並べ、Mr.カラーのスーパークリアをおおむね一瓶相当、数回に分けて吹いて乾燥、軽く2000番のペーパーかけて段差を馴染ませ、念のためもう一回クリア吹きしてみた、の図。

クリア吹きだの研ぎ出しだの、なんか久しぶりにやるもんで微妙に段取りがもたつき気味、つーかコンプレッサー回すのが久しぶりだったんで、レギュレータに残ってた水が黒くなって、しかもピースの方に回ってきて焦ったぜ(w。定期メンテを怠ってはいけないね。

キートッププラであるキートップとデカールの質感の差に蛍光灯の光の影響なんかもあって、微妙に青いところが見えたり、まだクリア吹きと研ぎ出しに甘いところもあったりするけど、人様に見せるようなものでもなく、自分が使う上で気にならなければそれでいいわけなので、こんなモンかな。こだわってるといつまで経っても終わらないような気がするし。

てことでこの状態で一日乾燥させて、いよいよメイン・エベント、こいつにウレタンクリアを吹いてみるよ。

なお、ウレタンクリア吹く前に研ぎ出しをやってるのは、今回吹こうと思っているのがつや消しのウレタンクリアだから。HHK墨バージョンのキーボードが全体に梨地っぽい仕上げなので、できたらキートップのツヤもそこに近づけたいわけで、ウレタンの方は吹いたあと、何もしないでおきたいわけですね。

問題はこれがどんなつや消しクリアになるかなんだけど、こればっかりは吹いてみるまで分らんわ。何せ2液式ウレタンクリア、一度液を混合させたら1日程度で固まっちゃって使用不能になっちゃう、開けたが最後使い切りが前提の塗料なので、前もってチェック、つーのができないもんでね。

[TV] 定期視聴番組 (24:27)

「シャングリ・ラ」、「タユタマ!」、「東のエデン」、「FNS地球特捜隊ダイバスター」、「仮面の忍者赤影」、「バスカッシュ!」、「けいおん!」、「パンドラハーツ」。ん? 「リストランテ」なんたらはどうした? なんかヤバい表現でもあったのかしら。まあ「ダイバスター」はあれはあれで面白いから良いんだけど。

「シャングリ・ラ」と「バスカッシュ!」はもしかしたら面白いのかも知れない。「東のエデン」はまだ良く分からん。いろいろ映画ネタが取り込まれてる、ってそもそもタイトルがそうやんか、と今ごろになって気がついた。

いろんなものをぶっちぎって「赤影」が面白すぎるってのは、なんかすげえよな(w。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

TUX [●赤影を見てると今の特撮やアニメに何が足りないのかよくわかりますね。  いや、よくわからなくなってくる、が正しいかも..]

rover [良く分からなくなってきますよね。息子も頑張れ、超頑張れ(^^;)。 卍党編も面白いんですがあっしも金目教編、もう一..]

とぅてぃ [一部って金目経編ですか? ちょっと前にやってますよ。]

とぅてぃ [↑soilです。(笑)]

rover [ぬお、金目教編もやってたんですかい。見たかったなあ…]


2009-05-03 [長年日記] この日を編集

[Hobby][PC] 艦隊標準キートップ その7 (23:42)

連邦用HHK天気もいいし風通しも良さそうだしカミさん外出してるしと好条件が整ったので、朝からクリア吹き。ちなみに使用したウレタンクリアはこちら、イサム製エアーウレタン・つや消しクリヤー。イサムとはまた懐かしい名前だな。タミヤパテ登場以前は、みんなここの赤茶けたパテを使ってたはずだ。ちょっと厚く盛るとなかなか乾いてくれないんだよね、って話がズレた。

軽く吹いては15分ぐらい放置、ってのを数回繰り返し。最終的に相当厚く塗ったかな、ってところで箱の蓋を閉めて2時間ばかり放置すると、一応表面のべたつきが無くなるので、そこからは蓋を開けて乾燥(閉めきってると気化した溶剤が飛ばないので、なかなか乾いてくれないみたいですよ)。そこそこ換気のいい状態に置いとくと、小一時間で普通に触っても大丈夫なところまで乾いてくれるんで、ぱっぱかぱーとキーをはめこんでみたらこんな感じに。

これ、意外とよくね?(自画自賛)

キートップのクローズアップ昨日の写真と比べてみると分るけど、キートップの質感とデカールの質感もいい具合にならされて、ぱっと見はデカールだと分らないぐらい……分るか(w。

イサムのサイトでも表記があるけど、乾燥開始に60分、完全に硬化するのには78時間程度かかると言うことで、実際この状態では、指の腹で触ってる分には問題ないんだけど、爪の方で触ってみると、まだ塗膜に爪が食い込む感じがあるので、完全に硬化するまでにはもうしばらく待たないといけないって事なんだろう。完全に硬化すると焼付塗装並の強度が得られるそうですがさてどうでしょう。

個人的にはこれで充分なので、あとは完全に硬化するのを楽しみに待つだけだ。連休明けぐらいから実際に使っていこうかな。

[TV] 定期視聴番組 (24:36)

「戦国BASARA」、「亡念のザムド」、「神曲奏界ikry」、「戦場のヴァルキュリア」、「侍戦隊シンケンジャー」、「仮面ライダーディケイド」、「フレッシュプリキュア!」、「鋼の錬金術師」。うわあ、本多忠勝ってモビルスーツだったのかー、すげえや「戦国BASARA」(w。「亡念のザムド」もまあまあ。土曜深夜の残り二つはまあ、見れなくてもそれほど悲しくないか。今期は野球中継がそこそこ延びてもへっちゃらな感じだな。

日曜朝。「シンケンジャー」は素でうるっと来てしまったぞ。マツリもお久しぶり。あんまり変わってないね。「ライダー」のほうはこれ、劇場版へのヒキも込みでのお話って事なのかな。まあまあ上手く作ってたんじゃないですか。「プリキュア」は案外おもしろい話が続くんで、これはこれで結構なんじゃないでしょうか。

「鋼の錬金術師」は、どうしても前作と比べてしまうところがあって、特に今回みたいにスカーとの最初の戦いみたいに、かなり激しい部分があると、さすがに「そこはもう見たよ」感が前に来るかも知れないな。初見だと印象は違ってくるのかも知れないけどね。真面目に作ってるな、ってところを認めるのにやぶさかではございませんのですが。

[Day] なあなあ…

なんか無性に王将の餃子が食いたくなって、近所の王将で生餃子を買って家で焼いて晩飯のおかずにおいしく頂いたんだけど……

いつから王将の餃子って一人前6個になったんだ? 7個じゃなかった? 10人前の早食いも今は60個なのかい?(つーか今でも時間内に10人前喰ったら無料、の制度はあるのかね)。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●おおぅ、こいつはよいカンジだ。 ●よお仕上げなすった。]

rover [ヌルい作業すると、てきめんで返ってきますね。ウレタン吹く前の表面処理はもうちょっと根性いれるべきでしたわ。]


2009-05-04 [長年日記] この日を編集

[web][Anime] 月曜アニメ劇場 (23:47)

って程のモンでもないか。「真 マジンガー」と「グイン・サーガ」。「マジンガー」の方は相変わらず少々トリッキーな構成ながら、無駄にアツくて良いですな。「グロイザーX10」で、ちょいとばかり「ん?」 とか思ったけど。X10といえばキングダンだべさ。コミックでは強かったけどアニメでは一蹴されちゃったような気がするけど。

「グイン」はアムネリス様登場。金蠍宮でヴラド大公の後ろにおずおずと顔を出す少年が、ミアイル君なのかね。このあたりは原作知ってるといろいろ楽しめるな。美術周りがなんかすんげー頑張ってるので、見てて楽しめます。と言うかこの時期の原作は、ちゃんとやってたって話だわなあ(苦笑)。

[Day] ちゃぁぁじ、ちゃぁぁぁぁじっ! (00:08)

cv.高嶋のお兄ちゃんな感じ、とはなんの関係もなく、ネスカフェ・チャージのお話。わたしゃ朝起きて一杯目のコーヒーは、めんどくさいのでインスタントコーヒーにしてるんだけど、カミさんが買ってきてくれた、少佐も飲んでるゴールドブレンドにこいつがオマケで付いてたんで本日初補給。密閉容器を瓶の口に合わせてぐん、と押しつけるだけで封が切れて中のコーヒーがごそっと瓶に入っていくってのは、なんというかメカニカルな物好きなオトコノコ的にはちょっと嬉しいものもあるにはあるんだが、そんな歓びを帳消しにするくらい、不満の方が大きいぞ。

不満その一。こいつを使うためには瓶の方の口の紙蓋を全部剥がしてないといけないんだけど、オレ、ここは1センチくらいセコく開けた状態で使うのが好きなんだよ。全部剥いちゃうと早く湿気ちゃうような気がしてさ(貧乏くさい話ですが)。ここを全部剥くことを強要されるのは、なんだか気に入らん。

もう一点不満。この「チャージ」なパッケージ、紙とプラで構成されておるわけで…、

分別面倒なんだよオルァ

コーヒーを補給する→パッケージを紙部分とプラ部分に分けてゴミ袋に入れる、つー作業が面倒だっつーの。たかがインスタントコーヒーになんでこんな手間かけんとあかんのか。

ガラス瓶を何度も利用するってところはまあエコに留意した商品なのかも知れないけど、だったらコーヒーの方は普通に密閉したアルミパックでええのやないの、って気もするんだが。ギミックの面白さと引き替えにできるほどのモンでもないよなあ、ってところですな。


2009-05-05 [長年日記] この日を編集

[Chinema] これはタイプいくつのエンタープライズなんでしょ? (23:31)

JJ版の劇場版「スター・トレック」に登場する新しい(古い?)エンタープライズのデザインが見れますな。で、こいつにアーティストな人たちが独自の解釈で自由なデザインを施してみたモデルたちが、オフィシャルサイトで鑑賞可能。『エンタープライズ号』でアーティストが競演:画像ギャラリー(WIRED VISION)。公式ギャラリーはhttp://www.startrekmovie.com/modelgallery/

なんというか、日本の痛車デザイナーたちのセンスの良さをこんなところで再認識することになるとは思わなかった、ってところではあるんだが問題はそこじゃなく、劇場版エンタープライズ本体の方。

なんだこのカッコ悪いエンタープライズ

動いていると、印象はまた違うのかも知れないけれど、なんかこう、出だしは良いが途中からデザインポリシーが妙な方向に迷走しちゃったような印象があるな。第1船体から第2船体にかけてのラインは悪くないと思うんだけど、第2船体からワープエンジンのナセルにかけてのラインの薄気味悪さはどうしたことだ? ワープナセルのNCC-1701の文字が推力線と平行になってないあたりもすんげー居心地悪い。まさか前傾姿勢で飛行するワケじゃないよな?

STTNGのエンタープライズ(あれはD型、でしたっけ?)なんかもそうなんだけど、妙jに生物的にウニウニしたラインがメカニクスに持ち込まれるのが流行りなのかしら。

なんにせよテレビシリーズ版のエンタープライズ、あれは奇跡的なまでのグッドデザインだったよなあと思い知りました。ま、初期の劇場版バージョンも、個人的にはかなり好きですけどね。

B0027P8Z0I

こちらはこの夏登場予定のデジタルリマスター版のエンタープライズだとか。なんでもCGIでリニューアルされてるそうですが、どうしてわざわざそんな無粋なことをするのかねえ…。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

TUX [●なんか恐ろしくバランスが悪いですねえ、新エンタープライズ。  個人的には大嫌いな路線の「アーティストによる競演」の..]

rover [なんかディフォルメ・ヤマトのプラモデルみたいなイメージがありますよねぇ(^^;)。 これがどういう変遷を経てあの(T..]

おなみ [スタトレはまーったく知らないのですが、両肩に持ち上げた双発エンジンの合推力が重心を通ってないとまずい、とか考えたので..]

rover [あっしも「宇宙大作戦」世代で、あんまり詳しことは分らないのですが、あの2本はワープドライブのためのエンジンで、推力で..]

taoy@笹塚 [最初の建造時には予算も潤沢で「頑張って」作ったんだけど、度重なる戦闘による被害時の修理や改修があまりに面倒くさいのと..]

rover [ていうかさ、地上で作ったりするからあんなカッコ悪い宇宙船ができちゃうんだよ、きっと(w。]


2009-05-07 [長年日記] この日を編集

[Oldbooks] うーん……

しめて700冊か……。経済的にも物理的にも、ついでに商売上でもちょっとツラめのラインナップだよなあ、これ。

ってのを昨日からずっと、あれこれ思案中。あ、買い取りの依頼をいただいたって話なんですけどね。

思いきって行っちゃえ、と、いやいやここは心を鬼にして、って言う心の声の葛藤が続いてるんでした。どうしたもんだか。

[Day] それはさておき日曜日だ

屋上、屋上(そこかい)。

一応行く方向で考えてるんですが、皆様どうですかい? ネタ的には「GOEMON」なんだけど。なんかもう、映画すらもどうでも良く、単に屋上に行きたいだけって流れのような気もしないではないのですけどね(w。

ハシゴネタ、あります? 個人的に「グレンラガン」にテレビ版以上の何かを求める気はハナからないし、「エウレカ」はその時期だと夕方からの上映になっちゃうんでね。

どうしたものやら。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

TUX [●あたいも、ひたすら屋上に行きたい病が発症しているようなので、小屋の方はどうとでも(爆) ●あ、でしたさん参加なら..]

でした [今度こそ休めそうなので、参加させていただきます。 酒は飲めませんが、どこでも付き合わせてもらいます。]

rover [いやっほい(^o^)。つーことでしたらでしたさん、見たい映画、あります? そこに合わせようと思います。特に希望がなけ..]

TUX [●ひゃほうっ!アタシゃどれでも何時でもオッケーッスよ!]

でした [特にこれというのはありません。 GOEMONでもライダーでもおっぱいでもなんでも。 明日昼ぐらいから帰省する予定なの..]

rover [ういっす、したらとりあえず「GOEMON」で。何人分押さえておけばいいのかな…、オレ、TUXさん、SOILさん、でし..]


2009-05-08 [長年日記] この日を編集

[Oldbooks][F1] 今日の古本を見て一言 (24:17)

GPX 1989年プレ・シーズン号山海堂の雑誌、「GP XPRESS」、通称GPXの'89年プレ・シーズン号の表紙。レース終了から一週間で速報を出してくれるこの雑誌、一号あたりのボリュームは少々控えめながら、その初期にはホンダF1第一期のリーダーも務められた中村良夫さんの文章も読めたりして、なかなかのコスト・パフォーマンスの雑誌であったように思う。途中で書店売りを止めて、定期購読者に郵送、ってパターンに切り替わったんでしたっけか。

そんなGPXの表紙で必死にママチャリを漕いでいるのは「大英帝国の息子」ことナイジェル・マンセル。モータースポーツの最高峰とされるF1も、時代の変遷に影響を受けずに来られたわけではなく、ここまで何度も大きな分岐点を通過しているわけで、んでまあありていに言って分岐が来るたびにF1はいつも、面白くなくなってきたような歴史があるように思う。最初の大きなターニング・ポイントはたぶん、ロータスがグラウンド・エフェクトカーを持ち込んだときで、その次の大きなそれはターボ時代とその前後って事になるんじゃないかと思うんだけれど、そんな第二弾の大きな大きな転換期にあって妙に「古武士」の風情を漂わせてくれたトリックスターが、マンちゃんことナイジェル・マンセルであったなぁ、と。

そんな彼のキャラクターが良く出た写真と言えるんじゃないでしょうかね、これ。とても好きですよ。

少し時間が経ってから見直してみたら、また違うのかも知れないんだけれど、今のF1に欠けているのが、こういうキャラなんじゃないかなあという気はしますな。ヴェッテルあたりに少し期待してるところはあるんだけど、マンセルほどのお騒がせキャラ(だけど速さは文句なしにある)ってのは、今のF1では望んでも得られないタイプのそれなのかも知れない。

懐古しはじめたら終わりなんだろうとも思うんですけどね。


2009-05-09 [長年日記] この日を編集

[Day][Event] 明日のご相談ですよ (18:15)

梅田ピカデリーで13:05からの回って事でどうでしょう? 終了が15:30、小一時間ばかりお茶したら、あとは屋上って流れで。

おっけーでしたら例によって、こっちでチケット予約しときますよって、あらためまして参加表明の程、よろしゅうお願いいたしますです。

[Event] つーこって(24:08)

確保完了。何となく前の「ヤッターマン」の時とまったく同じ席のような気がします(w。集合はどうしましょ。インデアンカレーで昼飯喰うなら12:15ぐらいに阪急梅田駅・3階京都線側コンコース、昼飯どこかで済ませて合流なら13:00の10分前ぐらいに泉の広場、って感じでいかがでしょ? 途中参加、飛び入りできそうな人も随時連絡くださったら。

て事で明日お会いしましょう。明日の大阪は晴、降水確率0%、最高気温は29度の予想らしいですよ、やっほい。

[TV] 定期視聴番組 (24:58)

「黒神」、「シャングリ・ラ」、「東のエデン」、「リストランテ・パラディソ」、「仮面の忍者 赤影」、「タユタマ」、「バスカッシュ」、「けいおん!」、「パンドラハーツ」。

「シャングリ・ラ」の電脳世界で國子が手にしている銃が「ヤマト」のコスモガンなのにちょっと笑った、というかそれがすぐ分ってしまう自分にちょっと絶望したかも知れん。それはともかく「シャングリ・ラ」そのものは割と面白いかも。消費財としての化石燃料に代り保持していくべき要素として、CO2の重要性が増した世界、みたいな設定はかなり面白いかも。

木曜深夜も、んまあそれなりに。

[F1] スペインGP予選 (25:08)

完全に忘れてた。ヨーロッパラウンド第一戦だっつーのに。

結果を見る限りはかつてのトップ4が勢いを失ってしまった感がいまだに持続している印象ですな。ある意味ここから逆襲があるかどうか、ってところが興味の焦点になりそうな気がするんだけど、いわゆる名門チームの中のどこが、この先持ち直してくるんでしょうな。本能で速いんじゃないかと思ってたライコネンが意外に苦労してる風に見えるのが少々意外かも。天性の速さというよりは、良いマシンを速く走らせるのが上手い人であったのだろうか。だったらちょっとがっかりかもなあ。

とりあえず最前列はブラウンにレッドブル。かなり目新しい絵ではありますな。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

TUX [●参加でありますッ! ●えーと、事前のインデアンカレーオプションはありですかッ!?(笑) ●野宴の予約もいるのか..]

でした [了解ッス]

soil [残念です。明日はリハで参加できません。orz 楽しい時間をお過ごしください。]

rover [>SOIL師匠 むうん、残念。またの機会を楽しみにしてますよー。]

TUX [●ひゃほう!いつもありがとうございます。 ●12:15阪急梅田駅コースでお願いします(笑)]


2009-05-10 [長年日記] この日を編集

[Day][Event] オフでした (24:31)

梅田で「GOEMON」見て屋上で宴会だー! オフ。実にお久しぶりのでしたさん合流で、大変楽しゅうございました。が、今回はなんかいろいろゴタゴタしてしまって皆様ご迷惑をおかけしましたですよ。劇場の座席を予約しておいたは良いが、その予約番号を控えたメモを家に置きっぱにして出動して、途中で慌てて引き返すことになるわ、

デジカメ落っことすわ

で、相当凹みましたですよ、って言うか今でも凹んでますよ。焦ってたのでどこで落したのかさっぱり分らないもんであれなんだけど、とりあえず神鉄の届いてそうな駅で「落とし物なんすけどー」と問い合わせはしてみたんだけどとりあえず今のところそれらしい拾得物はなし。基本的に神鉄では、落とし物はまとめて月曜日に総合案内所に集められるらしいので、詳しくは月曜日にまた問い合わせてみてくれ、ってことらしい。届いてると良いんだけど、どうかなあ。戻ってきてくれたら嬉しいんだけど。

あ、宴会の方は大変楽しゅうございましたよ。映画はまあ、いかにも紀里谷クン作品って感じで、上映終了後、小屋をあとにする人々の顔が、見な一様に疲れ切っているように見えたのがとても印象的でしたわ(w。

映画のあとはお茶→屋上(今年初だぜ、いぇい!)→久々のカラオケの定番コース。元映像(放映当時の、ね)付きのカラオケって盛り上がるよねー。

ドタバタしてしまって昼飯食えなかったもので、屋上でがつがつ飲み食いしたもんだから今猛烈に腹が苦しいです。

映画の感想はまた改めて。

[Chinema] GOEMON

スタッフ
プロデューサー:一瀬隆重・紀里谷和明
監督:紀里谷和明
脚本:紀里谷和明・瀧田哲郎
原案/撮影監督:紀里谷和明
出演
江口洋介
大沢たかお
広末涼子
ゴリ・要潤・玉山鉄二
中村橋之助
寺島進
平幹二朗・伊武雅刀・奥田瑛二
公式サイト:http://www.goemonmovie.com/

信長、秀吉の活躍によってようやく戦乱の世に一応の終止符が打たれたかに見えた時代。だがその平和はあくまでかりそめ。信長によって持ち込まれた楽市・楽座によって市場は賑わう一方で、貧富の差は拡大し、また、信長の急死によって新たな天下人となった秀吉は、覇道のみを求め王道を顧みることはない。そんな時代に生きる二人の男がいた。共に織田信長の元で超人的な忍としての技を叩き込まれた石川五右衛門と霧隠才蔵。今二人はそれぞれ、自由気ままな暮らしと士官の道を求め、片方は盗賊、もう一方は秀吉配下の武将、石田三成の子飼いとして日々を生きていた…

なんてな出だしだったかなあ。紀里谷クン自身にはたぶん、自由とはなんなんだ、自由であるということ引き替えに、何を差し出さなければならないのか、そこの所の損益分岐点は奈辺にあるのかってあたりに大胆に切り込んだ作品である、と言う自負はあるのだろうと思う。自由を求めるものとそれを抑圧しようとする、いわゆる権力者との関係性みたいなものに、「キャシャーン」同様、少々(ナマで未成熟故の)気恥ずかしいメッセージを、派手なビジュアルと共に垂れ流す、ような映画。

それ故になんだな、スンゲー痛い若造がスクランブル交差点の真ん中でギターかき鳴らしながら尾崎豊風のメッセージソングをがなり立てているのを、少し離れたビルの二階の喫茶店から苦笑混じりに眺める楽しみ、はある。ただそういう楽しみは続いてもせいぜい10分なのでね。理屈っぽいジャイアン・リサイタルを2時間やられたらそりゃ聞く方も消耗するだろうってもので。映画が終わって小屋を後にするお客さんたちの表情が、一様に疲れ切ったそれだった、ってのが全てを物語っていたような気がする。

見た目の破綻はそれほどないし、切り取って眺めてみたらそれなりに見れる画もあるかも知れない、と思う反面、全ては今までに見たことのある映画の印象的なシーン(香港系ハリウッドには負けないぜ映画、にかなり対抗意識燃やしてるんだろうなあと言う気はした。だったらチェ・ホンマンじゃなくドニー・イェンぐらい呼んでみろよ、なんて思ったけど)の焼き直しにしか見えないわけで、そいつはどうしたものかいな、と。

紀里谷フィルムである、ってことがどういうものであるのか、ワシらはある程度覚悟完了して観に行ったんで、そこはある意味期待を裏切らない出来であったと言えるんだけど、連休のラストに派手な映画を見たい、と思って小屋に足を運んだお客様にはご愁傷様な映画、だったんじゃないかな。どういう人に勧めたらいいのか良く分からん映画ではある(その手の邦画、増えてるよね)が、まあ「キャシャーン」で怒らなかった人の内の何割かは、「ああ、またやっちゃったんだなあ」と苦笑できる作品に仕上がっていると言えるかな。後ろ向きに楽しめる大作でありますな。

(★★)

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

TUX [●やあ、今回も楽しかったです。 ●「がんばれGOEMON(違)」は前回の「ヤッター・ドラゴン(違)」よりもずっと期..]

でした [久しぶりに参加できて楽しかったです。 映画の方はまあ、うーん。あれなら 才蔵を主役にしてシナリオまとめた方が 綺麗..]

rover [お疲れさまでございましたー。次は何にしましょうか。とりあえずもう少し大人数で屋上に行きたいですね(w。]

noki [やはりそうでしたか・・・・・・・・ いや、、GWが今年は普通に休みだったので映画を久々に と思っていたのですがなかな..]


2009-05-11 [長年日記] この日を編集

[Day] ぬうん…… (24:11)

神鉄の総合案内所にも電話してみたけど、今のところ該当するアイテムは届いてないみたいだな。

うー、これは諦めるしかないか(つoT)。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

でした [警察の方に届いてるという事はないんですかね。]

rover [ビ・ン・ゴ (w]


2009-05-12 [長年日記] この日を編集

[Day] あったどー (23:12)

でしたさんのツッコミで、あー、警察って線もあるなあと思い、近所の交番に行ってみたら、あったね。「それらしいのが北警察に届いてるから、確認してみ」って言われて行ってみたらビンゴでしたわ。お帰り、オレのCX1(^o^)。

警察に届いてたってことは、電車を降りてから落っことしちゃったってことか。気づかなかったなあ。

何はともあれ見つかって良かった良かった。なんたってまだ支払いも済んでないブツだったんでね。このタイミングで無くなってしまったら、落ち込み具合もハンパねえワケで。

ま、届けて下さった方にお礼の電話を入れたらば、お相手の方が妙に偏屈なのか、はたまた虫の居所が悪かったのかは分らないんだけど、お礼の口上についてダメ出しを食らいまくってしまい、別な意味で今、凹んでるんですけどね(w。

[TV] 定期視聴番組 (24:53)

「戦国BASARA」、「亡念のザムド」、「神曲奏界ikry」、「戦場のヴァルキュリア」、「侍戦隊シンケンジャー」、「仮面ライダーディケイド」、「フレッシュプリキュア!」、「鋼の錬金術師」、「黒神」まで。モビルスーツ・タダカツ、瀑散しちゃいましたな(w。「ザムド」はそこそこ結構、残り二つはまあ、有象無象の一歩手前、か。

日曜朝、「シンケンジャー」はフィーチャリング女の子チームなエピソード。たいへんよく練られたシナリオで面白かった。5人のキャラが上手い具合に立っているのが「シンケンジャー」の良いところだと思う。「ディケイド」も、どーなってたら面白いのか、が何とはなしに見えてきたのかな、と言う感じはある。「プリキュア」もおんなじ感じで割と良いかな、つーところで。

アームストロング少佐のいい味ぶりばかりが目立つ「ハガレン」、なんなんでしょ、より原作に近い作りになっているという今期を見てみると、逆に前作が案外良く作られていたものであったのだなあ、という気がしてしまいますな。たしかピナコばあちゃんのところに向かう途中、アルがちょっとした騒動に巻き込まれるオリジナル・ストーリーが挟まってたと思うけど、あれはあれで悪くない話だったよなあ、なんて妙な感慨を憶えてしまったことでした。原作リスペクトも良いけど、アニメにするならするで、オリジナル要素での挑戦って部分もあってしかるべきだよな、って気はした。成否は水モノなんだけどね。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

TUX [●おおおおおっ!よかったですねえ。訊いてみるモノですねえ。 ●それにしても、御礼の口上についてのダメ出しというのが..]

rover [あっしにも悪いところがあったんだとは思うんですが、電話で初めて話す相手には、自分つい早口になってしまう傾向がありまし..]

でした [ああ、良かったです。 ちゃんと届けてくれる人がいるとは、 まだまだ捨てたモンじゃないですね。 (洒落か)]

は゜ん [おお、見つかってよかったですね。 中のデーター見られて パソコンとオモチャ好きの子供だと思われてたりして(笑)]

rover [大丈夫、SDカード間違えてゴミ箱に落っことしちゃったんだ(w。]


2009-05-13 [長年日記] この日を編集

[Day] お礼してまいりました (23:27)

やっぱ人間、「顔を見ればそんなイライラ、すぐに忘れるよ」(ハサウェイ・ノアさん 談)って話だよな。会ってみたらば普通に気の良い方で、しばらくあれこれお話して、お礼をお渡しして「拾得物件預り書」なる書類をいただいてまいりました。こいつに受領した旨の署名捺印をして、警察署に届けたらば、今回の落とし物騒動は状況終了、って事になりますな。

ってことで昨日の電話でのやりとりでムカついて、お礼としてお渡しするつもりだったビール券、最初の予定より一枚少なくお渡ししてしまったことを、ちょっとだけ後悔しておりまする(^^;)。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

加賀須野 旭 [お疲れ様でした(主に心が)。この問題結構面倒だなと私も見てて、警察に拾得物を届ける時は謝礼放棄、連絡不要にしてます。..]

rover [自分は今回、落した側なので弁解の余地なしなんですが、気持ち的には感謝してるんだけど、それが伝わらないと、こっちにもそ..]


2009-05-14 [長年日記] この日を編集

[Books] レインボーズ・エンド

レインボーズ・エンド 上(Vinge,Vernor/著 赤尾秀子/翻訳 ヴィンジヴァーナー/著)レインボーズ・エンド 下(Vinge,Vernor/著 赤尾秀子/翻訳 ヴィンジヴァーナー/著) ヴァーナー・ヴィンジ 著/赤尾秀子 訳
カバーイラスト 瀬戸羽方
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
創元SF文庫
ISBN978-4-488-70505-3 \940(税別)
ISBN978-4-488-70506-0 \940(税別)

世界的な大詩人、ロバート・グーは今、重度のアルツハイマーにさいなまれながら、そう遠くない死の時を待っていた。そんな彼に突然もたらされたのは、まったく新しい治療法だった。記憶力や知性に加え、肉体的な外見までも若返ることに成功したロバートだったが、急激な自身と環境の変化に戸惑うことも多い日々。すでに暮らしに浸透したユビキタス・コンピューティング環境と自らの詩作の勘を取り戻す目的で同じような境遇の老人たちも通う、ハイスクールの成人教育コースに通い始める。ロバートが勝手の分らぬ世界に飛び込んだ時と同じ頃、世界の別の場所ではまったく新しく、そして場合によっては世界の有り様を一変させるかも知れない陰謀の一端が姿を現しつつあった…。

現在の我々が享受しているIT環境がさらに進化した世界、ICBMに変わる脅威として存在する(かも知れない)YGBMなるアイテムの存在、みたいなヒキがかなり魅力的で、そこらの世界説明メインになる上巻はかなり楽しく読んでいけた、んだけどね…。話が動き始める上巻の終盤から下巻に進んでいく展開がかなりこう、少々グダグダな感じがあった上に、ちょうどデジカメ落っことしたりして少々凹んだ状態で一番のヤマ場になるであろう部分を読んで行ってたもんだから、肝心なところがまったく頭に入ってこなくて、こりゃちょっと困ったな、ってなっちゃって、なかなか続きを読む気が起きなかったんだけれど、放ったらかしじゃいかんだろ、ってんで続きを読んでみたんですが…

自分の精神状態に改善があった(デジカメ帰ってきたからね)せいもあるのかも知れないが、終盤の読み味は結構いい感じで、ヤマ場で感じたグダグダ感っていったい何だったろう、こりゃもう一度、下巻だけでも読み直した方が良いのかもしれない、なんて思ってしまった。

今現在の我々が使っているものからさほどかけ離れたものにはなっていないテクニカルタームとか、ユビキタスとネットワーク環境の世界の、進んでいるけど斬新とは言えない世界感と、その上に被さる感じにある世界情勢や、YGBMなる作品世界的切り札のスケール感の大きさから来るバランスの悪さはあるんだが、こいつはたとえばギブスンの電脳世界的な、どこか突き放された感じを残しつつもその存在自体がクールな、新しくて別な世界のお話ではなく、基本的にアリモノのテクノロジーが正常進化した世界で暮らす人間たちの、世代や経験から来る「今」との違和感に対して、それぞれが折り合いの付け方を模索していく姿を追いかけていくようなお話である、と言うような見方で読んでいくと、これはこれでなかなか味わい深い、と言える。思いきり乱暴に言い切っちゃうならこの作品、

図書館コイル

なのだよね。実は相当大がかりな話が進んでいるんだけれど、そこの所は割と放ったらかし気味に、偏屈爺さんのアイデンティティ再獲得の方の描写に重きが置かれてるあたり、案外有川浩っぽい部分があったりするかも、なんて思ったりもした。エッジなところで突っ走るSF、ってあたりを期待するといろいろがっかりしちゃうけど、先端技術に翻弄されるオールドタイプが、「今」と折り合いをつけていくストーリー、と捉えるとこれはこれで、いろいろしみじみと来るところのある作品と言えるのかも知れない。

いろいろヒキを残しているように思えるんで、続き書いて下さい、ヴィンジさん。

★★★☆


2009-05-15 [長年日記] この日を編集

[Books] 新艦長、孤高の海路 海の覇者トマス・キッド 7

9784150411855 ジュリアン・ストックウィン 著/大森洋子 訳
カバーイラスト Geoff Hunt
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫NV
ISBN978-4-15-041185-5 \980(税別)

アブキール海戦とそれに続くアクレ包囲戦において、ナポレオンの破竹の進撃にも一旦歯止めがかけられた。重要なこの二つの戦いに参加し、与えられた場所で目覚ましい活躍を残したトマス・キッド。乗り組んだテネイシャス号でも順調に地位を上げていく彼だったが、それもつかの間のことだった、新たな艦長としてテネイシャス号に着任してきたのは、かつてのアルテミス号の航海でキッドにその無能ぶりをさらけ出したロウリー艦長だったのだ。言いがかりにも近い形で彼から叱責と艦隊本部への報告がなされたことで、キッドの将来は完全に閉ざされてしまったかに見えたのだが…

捨てる神あれば拾う神もある、ってことで若いながらも将来有望な士官に対し、無碍にその未来を閉ざすこともあるまいと考えたお偉いさんの手回しで、マルタに赴いたキッドには小さいながらも新造のスループ艦が与えられ、落ち込んでいたキッドも俄然やる気を取り戻すんだが、新造艦にかき集めの乗組員、単身マルタに赴いたが故に心を許せるただ一人の友であるレンジとも引き離された環境で、新米艦長がどう頑張っていくか、ってお話。ホーンブロワーやボライソーが一種のサラブレッドで、こうした重責についてもある程度、前もって覚悟というか認識が出来ているのに対し、元が街のカツラ職人で、そこから叩き上げでここまで昇ってきたキッドにとっては、直面する全てのことが初めての体験。一隻の船をちゃんと動くようにするまでに、いったいどんな苦労があるのか、なんてところを細かく描写した話は、これまで案外無かったかもしれないわけで、そこの所は新鮮味があって興味深い。ついでに、どんなにデキる奴であっても、新たなポストに新たな失敗はつきもの、ってあたりの描写にも抜かりはない。

お話はそんな躓きつつもテンション高く頑張る新米艦長のお話が前半、後半はつかの間の和平(アミアンの和約のあたりっすかね)によって、一時的に昇進の機会を失ってしまい、将来設計に苦労するキッドと、親友であるレンジの、彼なりの苦労話がメインになる。いわゆる帆船モノの海洋冒険小説としては、お定まりのフォーマットを微妙に外してしまっているところがあってそこはちょっぴり残念だった(定番ってのは案外大事だと思うんだ)けど、このシリーズで過去に登場したキャラクタとの再会やら、この時期に発見された新大陸オーストラリアにまつわる史実の上手い具合の絡め方なんかも手際よく、なかなか結構。

キッドとレンジ、二人の関係性にもあらためての見直しがあったりしてまあまあ楽しめた。ラストの盛り上がりにはもうひと声、欲しかったんだけどね。あと、今回はジェフ・ハントのカバーイラストが素晴らしく良い。この手のイラストを描く人って、彼以外だとクリス・メイジャー(とても好きです)ぐらいしか知らないんだけど、本書のカバーイラストの、何より空の色が大変印象的で、こういうジャンルで、こういう色合いのイラストは初めて見たなあ、と言う感じです。

蒼海に舵をとれ(Stockwin,Julian/著 大森洋子/翻訳 ストックウィンジュリアン/著)

序盤の問題人物、ロウリーくんが登場するのはこちらのお話。マイ感想はこちら

★★★


2009-05-16 [長年日記] この日を編集

[Books] 冷たい銃声 スペンサー・シリーズ 32

9784150756994 ロバート・B・パーカー 著/菊池光 訳
カバーデザイン 戸倉巌
ハヤカワ文庫HM
ISBN978-4-15-075699-4 \840(税別)

ホークが撃たれた。それも背中から。新来のウクライナ系ギャングから自分と自分のシマの警護を依頼された矢先の出来事だった。ホークがホークである、その拠り所となる「生き様」に泥を塗られたままにはしておけない。ホークは自分を撃った者たちへの復讐を誓い、スペンサーはそんなホークと行動を共にする。だが事態は、単なるギャングたちによる新旧勢力の小競り合いにとどまらない事情を含んでいた…。

というわけで。前にスペンサーが撃たれた話があったけど、それと微妙に対をなしつつ、シリーズ中でも印象が強い割にいろんなところが分らないホークというキャラクタにちょいと掘り下げがなされるような、ちょいとばかり番外編的な味わいも有りの一冊で、これが意外に面白い。

スペンサーとスーザンの間での、シャレのめしつつもまあそれなりに深い目に切り込みそうな会話が魅力だったこのシリーズで、ある意味孤高の男だったホークという存在について、その特異性とスペンサーと共通する部分に関しての考察、また、いわゆる「マッチョ」であることに関しての深めの考察、あ、違うか、あくまでダイアログだな。その方面への切込みというか彫りこみみたいなところに案外深い部分があり、そこに意外な読み応えがある。

スペンサーであること、ホークであることというのはどういうことなのか、ってところにかなり切り込んできている感じがあって、そのあたりがかなり興味深い。根っこのところにあるのはパーカー的マチズム賛美なのかも知れないし、そこの所を100パー容認は出来ないとは思うんだけど、それでも今、逆に(主にポリシーとしての)「マッチョ」であることを積極的に肯定するスタンスを表明するってのはそれなりに勇気のいる行為なんではないかと思うわけで、そこに切り込んできたパーカーさんの思惑、どういうものがあったんだろうとちょっと興味を惹く部分があったりはする。どこまで(一般的な、西部劇のヒーロー的な)マッチョが受け入れられるのか、その境界線がどの辺にあるのかの判断材料になるような本なのかも知れない。

★★★


2009-05-17 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (23:29)

なんかいろいろ録り損ねてたので週末分のみ。「バスカッシュ!」、「けいおん!」、「パンドラハーツ」、「戦国BASARA」、「亡念のザムド」、「神曲奏界ikry」、「戦場のヴァルキュリア」、「侍戦隊シンケンジャー」、「仮面ライダーディケイド」、「フレッシュプリキュア!」、「鋼の錬金術師」。良い最終回でした…と思ったらまだ続くんですね、「バスカッシュ」。わあ、アンプはマーシャルなんだー、とどうでもいいところに感心したのが「けいおん」、後一本は早送り、だったのが木曜日。

土曜深夜は相変わらず前半好調、後半は流し見。

日曜日。「シンケンジャー」は相変わらず楽しいんですが今回は、チャーリー…じゃなかったリチャード・ブラウン氏の自分勝手がやらかしたことに付いてのペナルティがなかったあたりに少々異議あり。どんな形であれ、シンケンジャーをピンチに陥れちゃったブラウン君は、一度は反省しなくちゃいけないと思うんだけどね。

ここに来てなんだか面白くなってる「ディケイド」、元が良かったものはそれのおかげ、元がグダグダだと自由度アップで面白くなる要素たくさん、ってワケでこいつはおいしいな、っつー話なんだろか。「プリキュア」も良い感じですな。「ハガレン」は可もなく不可もなく。


2009-05-18 [長年日記] この日を編集

[Day] 人が少ない… (16:26)

古本の発送がてらちょいと買物もと思って家を出てみたら、なんだかご近所が静かだわ。休校エリア、兵庫県全域に拡大 63万人対象(神戸新聞)ってことで、学校から子供の声が聞こえてこないわ、郵便局もスーパーも、従業員さんはみんなマスク姿だわ、そもそも通りを歩いてる人の数が妙に少ない感じだな。

今のところ神戸の山奥では発症者は出ていないようだけど、兄弟姉妹が中央や灘に行ってないとも限らないわけで、過剰に反応するのも仕方ないのかな、という気がする反面、そこまで大騒ぎする必要があるのかなあとも思えてしまうところではある。

ま、横浜・大矢監督が休養(sanspo.com)ってニュースで、お、とうとう東京にも感染者が出たのかと思ってしまったワタシには、緊張感も問題意識も微塵もない感じではありますが。

そもそもことが結構重大だってことに気がついたのも、お袋からいきなり電話があって、「マスク足りないんなら送ろうか」とか言われたからだという…(^^;)。

[web][Anime] 定期視聴番組 web編 (23:52)

今日は朝イチじゃなく、おやすみ前の鑑賞ですが「真マジンガー 衝撃! Z編」に「グイン・サーガ」。先週は光子力ビームで30分引っぱった(かなりすごかったね)「マジンガー」、今週は漫画連載でもごく簡単に済まされていた、バードス島で何があったかってあたりに少々深く切り込んでくる話。青二才の頃に「ガクエン退屈男」読んでた身としては懐かしい名前であるところの、錦織つばさというキャラのウエートが案外大きめなのがちょっと興味深い、が、石森章太郎の系統って妙にスターシステムが成立しづらい傾向があるような気がするんだけど、この先どういう展開が待ってるんだろう。「ジャイアント・ロボ」で力技の前科実績を見せてくれた監督なんで、ちょっとだけ期待してます。

「グイン」は、ここは(短い間ではあるけれど)アストリアス君の一番の華パート。この先彼に何が待ってるかを知ってるトマトには、なんかこう、薄ら笑い付きで眺めてしまうパートではあるよな。

あ、アニメ本編のほうは大変真面目、かつ丁寧に作ってると思いますよ。このクオリティで「七人の魔道師」見てえなあと思えるぐらいにね。


2009-05-19 [長年日記] この日を編集

[Baseball] もう交流戦なのか (23:19)

こんなに早い時期に始まるもんだったっけ。去年は交流戦でどっか調子っぱずれになってしまい、それをその後ずーっと引っぱって、ついでに今年になってもそのダメっぷりが絶賛持続中の虎さんたちだが、さて今年はどうなるんでしょ。去年とは逆のパターンだと良いんだけどね。

それはともかくこのタイミングでの新型インフルエンザ騒動。阪神、甲子園"名物"ジェット風船を自粛(sanspo.com)なんてな記事も見かけましたがどうなんでしょう、さしもの甲子園にも空席が目立つ交流戦序盤、みたいな事になるのかな? それとも一斉装着のマスクメン&ウイメンで満員の甲子園、なんて絵が見れたりするんだろうかね。

[Oldbooks][F1] 今日の古本を見て一言 (24:19)

画像の説明オレが青二才の頃は、今と違って簡単にいろんなメディアでF1の情報が得られたりはしなかったわけで、当時の自分にとってF1マシンのスタイリングなんてのは、漫画雑誌に掲載されるタミヤのプラモのボックスアートぐらいしかなかったわけで、そこで普通に見慣れていた葉巻型のマシンたち(ロータス49とかホンダRA273とかフェラーリ312BとかマトラMS11とかの頃ですね)に換わって、ウエッジシェイプのロータス72DやらマクラーレンM23(化粧品メーカーがスポンサーについたヤードレー・マクラーレンは上品で好きですよ)が出てきたあたりで一度「お?」と思ったもんだが、写真のこいつのボックスアートを見た時は、マジで「SFか」と思ったもんです。

ソニーマガジンズの「F1グランプリ特集」(今は『GRAND PRIX SPECIAL』って言うんですね)に連載されてた、「1000分の1秒のヒーロー列伝」って小さなコーナーが結構好きだったんだけど、データづくりの最中、バックナンバーの中にこいつを見つけた時にはちょっとだけ小躍りした。F1デザイナー界のトリックスター、ゴードン・マーレイの手になるブラバムBT44B。このかっこよさはただ事じゃないと思うんだ。

記事を読んでみると、マーレイが意図した部分とは別のところで高めのポテンシャルが生み出されたマシンで、ここを押し進めていくとまた面白いマシンが産まれた可能性もあったらしいが、チームオーナーのエクレストンはコスワースから多気筒エンジンへのスイッチを画策(翌年からアルファの12気筒に換わったんだよね)したが故に、ここらの煮詰めが出来ないまま、少々中途半端に終わってしまった残念なマシンであったと言うことであるらしい。

どうもこのマシンの三角断面に、マーレイも予想していなかった空力的なエフェクトの一環があったらしいんだけど、そこをマーレイが追及していったら、どういうマシンが出来上がっていたのか、興味が尽きないところではありますな。

それにつけてもカッコいいマシンだよなあ。あたしゃこいつがあるから、いまだにゴードン・マーレイの大ファンなんですよ(w。


2009-05-20 [長年日記] この日を編集

[Day] ライトぉああ? (24:19)

100円ライター前にデジカメ落っことしたとき、デジカメと一緒にタバコとライターも一時的に落っことしちゃったんで、しょうことなしにタバコと100円ライターも新たに買い込む羽目になったんだけど、そこで買った(阪神梅田駅の売店だったかなあ)ライターに、良く分からん機能が付いてたことにさっき気がついた。このライター、なぜかぱっと見、どっちが上なのかがちょっと分りにくいデザインになってて、毎回火をつけ損なうことが多かったわけなんだけど、その理由はライターの下側に秘密があって、ここんとこにポチッと付いてるボタンを押すと、なぜかライターのケツについてるランプ(結構明るい)が点灯する仕掛けになってるんだった。

ライターのケツにライトがついてて、どんな効能があるのか良く分からんけど、仕掛けとしてはなんだか面白い。こういう無駄なギミックは嫌いじゃないんでね。

ただ、このギミックのおかげでこのライター、本来の用途であるライターとしては、ガスの量がどう見ても半分以下にしかなってない感じで、そこはどうなんだろうなあと思わなくもないな。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

加賀須野 旭 [面白い情報ありがとうございます、早速100円ショップに探しにいって買って来ました。 ちょうど社内で「株式会社大日向」..]

rover [い、いったいどんな用途で役に立つんでしょう、これ(^^;)…]

TUX [●うわははは(笑)こいつはもう見事に「ライタン軍団」の仲間入りですね(爆) ●マジメに考えると、暗がりで鍵穴とかを..]

加賀須野 旭 [やはりキーライトでしょうね。それにしては随分明るいので、ちょっとした懐中電灯に使えます、すごいです。 早速分解してみ..]

rover [そうそう、電池3発奢ってるんですよね。そこはスゴいなあと思いました。たかが100円ライターでどんだけ根性いれてるんだ..]


2009-05-22 [長年日記] この日を編集

[Day][Comics] お出かけお買い物 (23:13)

聖なる花嫁の反乱 vol.4(紫堂恭子/著)アオイホノオ(島本和彦/著)ハヤカワの新刊が出る頃であるけれど、どうせ鈴蘭台の山奥では買えやしないのが分ってるんで、雨の中三宮にお出かけして、島本和彦「アオイホノオ」(2)、紫堂恭子「聖なる花嫁の反乱」(4)、その他いろいろ。

「アオイホノオ」はビッグコミックスピリッツ創刊あたりの時代のお話。そうそう、吾妻・いしかわ抗争真っ盛りの頃だったよなあ、「青の戦士」面白かったよなあ、あれ、「軽シン」は創刊からじゃなかったっけか、なんてな。その他、松本零士絶頂期に宮崎(さん付け)アニメに金田イフェクトとかなんとか。当時オレは何やってたかなあと思ったら、たぶんのちにカミさんと呼ばれる女の人に会って舞い上がってたころじゃなかろうか(w。なんだかいろいろ懐かしいわ。

新型インフルエンザの影響で閑散としているのかな、とも思いましたが、んでまあ確かに人出は少なめではあったけど、新聞なんかで見かけるような、がっらーんとした繁華街、ってとこまでのイメージはなかったですよ。普段よりちょっとお巡りさんの姿が多いような感じがしたのは、休校で暇をもてあました高校生諸君を、さっさと家に帰そうってミッションでもあったんでしょうかね。

[Books] 渚にて 人類最後の日

渚にて : 人類最後の日(Shute,Nevil/著 佐藤竜雄/著 シュートネヴィル/著) ネヴィル・シュート 著/佐藤龍雄 訳
カバーイラスト 加藤直之
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
創元SF文庫
ISBN978-4-488-61603-8 \1000 (税別)

オーストラリア海軍の予備役少佐、ホームズに久々に軍役の指令が下る。アメリカ海軍の原子力潜水艦、「スコーピオン」に連絡士官として乗り込むのがその任務。「スコーピオン」には残り少ない人類文明世界の現状を確認するという、実りはないが重要な任務が課せられていたのだ。

中ソの緊張状態に端を発した紛争は、様々な国家の思惑が複雑に絡み合い、最後には4000発を超える核弾頭が地球上を飛び交う最終戦争という、最悪の結果を引き起こした。北半球はほぼ完全に破壊され、そこで撒き散らされた放射能は今、徐々に南半球をむしばんでいる。今や人類文明は、南半球のさらに南部で、なすすべなく破滅の時を待っている状態だったのだ…。

グレゴリー・ペック主演の名作映画の原作の新訳版。映画の方は憶えがあるが、原作の方はそういえば初めて読んだような気がする。映画の方もそうだったが、極めて静謐なムードに満ちた作品で、いわゆる終末パニックもの的な作品が持つえげつなさのようなものが皆無なのが素晴らしい。この「味」とはつまり、著者ネヴィル・シュートの持ち味なんだろうと思う。

いたずらに本能や欲望にかられて暴走するのでなく、どんなときにも一定の抑制を忘れない登場人物たちが織りなす物語、ってのがシュートの小説の持ち味なのだろうな、という印象を改めて感じさせられた。こんな風に思うのはたぶん、初めてがっつり読んだシュートの作品が、「パイド・パイパー」だったからなのかな、なんて思いもするけど、それでもこの味わい自体は悪くない、というかかなり良い。こいつを読んだあと、もう一度例の映画を見てみたいと思ってしまったことでした。とても良い本です。

パイド・パイパー : 自由への越境(Shute,Nevil/著 池央耿/翻訳 シュートネビル/著)

こちらもぜひどうぞ、なのが「パイド・パイパー」。泣くよ、マジで。→マイ感想

★★★★


2009-05-23 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (23:34)

なんか結構あるぞ。「黒神」、「シャングリ・ラ」、「東のエデン」、「リストランテ・パラディーソ」、「仮面の忍者 赤影」、「バスカッシュ!」、「けいおん!」、「パンドラハーツ」。あ、広橋涼出てたのか、な「パンドラハーツ」。残念ながらあんまり面白くないけどな。

つーわけでやっぱり「赤影」が面白いんだ。猩猩左近が大まんじに連絡するシークエンスで、左近の遠眼鏡の動きが、幻妖斎側のカットを画面に引っ張り出してくる動き(富野アニメで、戦闘シーンでモビルスーツ搭乗者の絵が部分的にカットインしてくるような感じ、で良いですかね)をあっさりやらかしてるあたりで、こんなすごいこと平気でやってたのか、と少々驚いた。マンガでコマの枠線を登場人物が握っちゃうようなトリッキーなことを、こんなに昔からやっていたのかと。単に偶然、そう見えただけの話なのかも知れないけどね。

あとはなんでしょ、一本でくぎゅの、かぁいいおにゃのこと少年声が聞ける「バスカッシュ!」が本編とは別のところで楽しめますな、みたいな?


2009-05-24 [長年日記] この日を編集

[Oldbooks] 今日の軽石庵 (22:56)

航空ファンの群れその惨状威容。段ボール4箱でお送り頂いた「航空ファン」、'70年代と'00年代で170冊ばかり。ウチ的にはここまで扱っていなかった年代の分なので少々嬉しいかも。ぱらぱらめくってたらなんだか面白くて、結局終日読み耽ってしまったぞ。今や世の中では、コンフォーマル燃料タンクを装備したF-16などという奇怪な飛行機が飛んでいるのだな。ここ10年以上、飛行機ネタとか仕入れてなかったんで、いろいろ新鮮でございましたよ。

それにしても今回'70年代と'00年代、30年ほどの隔たりのある同じ名前の雑誌をみて思ったのは、印刷技術ってものすごい勢いで進歩していると言うところだな。近年のグラビアのカラー写真なんて、解像度良好すぎて、逆にミニチュアを使用した特撮写真に見えちゃうぜ(w。

そうそう、今回はCX1のウリの機能、DRモード(絞り値の違う二枚の写真を撮って合成することで、暗い側の映像を鮮明に見えるようにしてくれる)を使ってみた。同じポジションから、左がDRモード、右が通常の撮影。共にISO100換算の感度です。意外に良い感じだなこれ。

[TV] 定期視聴番組 (23:58)

週末編の「戦国BASARA」、「亡念のザムド」、「神曲奏界ikry」、「戦場のヴァルキュリア」、「侍戦隊シンケンジャー」、「仮面ライダーディケイド」、「フレッシュプリキュア!」、「鋼の錬金術師」。やるだろうなあと思ってたことをおおむねやらかしてきた「ディケイド」の響鬼編、まあいいけどねってのと、それはいくら何でも悪ふざけが過ぎるだろ、ってのがヌルくせめぎ合う感じかな。ひさびさにあきらに会えたのでまあいいや、ってことにしておきます。

[F1] モナコGP決勝 (24:18)

タイミングモニタで観戦。んまあ場所がモナコなんでね、予選の結果が猛烈に重要になるのだけれど、ここに来てフェラーリに復調傾向があるのか、単に低速サーキット故にKERSが上手く働いたということだったのか、さてどっちか。マクラーレンとBMWがかなり苦戦傾向なようですな。

蓋を開けてみたらばおおむね波乱もなく、予選の結果が全て、って話になってしまったかも知れない。予算削減の話が何やら賑やかしいけれど、ターボ時代に比べたら明らかにマシントラブルでリタイヤしてしまうマシンが減っているのは、それなりに良い傾向なのかも知れないな。

レースはオーソドックスな作戦を採用し、上手いドライバーが運転しているクルマの順でゴールラインを通った、ような結果に見えた。ブラウンのワンツーに続いたのがフェラーリ、ってあたりは今後のヨーロッパラウンドに期待が持てると言うことなんだろうか。

どういうレースだったのか、地上波で見てみようと思ったんだけども、なんかもっさりした元野球選手が出てきて鬱陶しかったので、テレビ観戦する気は見事に失せてしまいました。


2009-05-25 [長年日記] この日を編集

[Anime][web] 定期視聴番組 web編 (23:36)

月曜朝の日課。今日は久しぶりに結構な数の発送があった(連休前後ってのは古本買う人は減るのかねえ)ので、荷造りしながら「真マジンガー 衝撃! Z編」、「グイン・サーガ」。アニメ版ではどうだったか憶えがないけど、そういえばDr.ヘルは、マンガ版では案外あしゅら男爵をかわいがっていたよなあ、なんて事をちょっと思い出した「マジンガー」。あとはなんだ、錦織つばさってキャラが、自分の中ではチェッカー柄のメットかぶったバイク乗りのお姉ちゃん、ってイメージ(だったよね?)しかないもんで、いろいろ違和感は拭えないもんがあるな。

「グイン」の方は、ああ、原作通りだなあ、と。アストリアス君のヘタレな部分がちょっと前に出てきてて、そこがちょっと楽しいな。何せこっちは彼がこの先どうなっていくのか、先刻承知なわけだからね。公式サイトではかなりの数の新キャラが紹介されているけど、どうでしょね、リギア姐さん、厄介な女フロリー、ベック公、スカさんはじめ草原の人々、あとラゴンの人々あたり、ちょっとこっちが持ってるイメージと微妙に見解の相違があるかなあって気がしないでもないな。

声の方はなんか知らんけどあちこち豪華ですな。さすがNHK。


2009-05-26 [長年日記] この日を編集

[Day] 明日は出張だー

久々に岸和田だ。お、阪神なんば線初体験かなっ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●というコトはお昼は久々にインデアンカレーですね(笑) ●そういえば、久しく食ってないなあ、インデアンカレー。  ..]

ROVER@ケータイ [今日は阪神なんば線経由なので、梅田は通らないんですよー。 地下鉄でもまれないので、とっても快適(笑)]


2009-05-27 [長年日記] この日を編集

[Day] 南大阪ドサ周りツアー (22:30)

ってことで。通常は新開地から阪神か阪急で梅田まで出て、地下鉄御堂筋線でなんばまで行って、南海に乗り換えて岸和田まで、ってコースを取るわけで、時間は短いんだけど、この真ん中の地下鉄が結構疲れるわけですな。座れないし、混んでるし。そこで3月20日開通の阪神なんば線ですよ。新開地からってわけにはいかないんだけど、三宮で快速急行に乗り換えれば、座ったまんま、なんばまで連れてってもらえちゃう。尼崎からなんばまでの区間が各駅停車になっちゃうのでそこがちょっとかったるいけど、それ以外は大変快適。座っていけるし、お値段も安くなるしね。おかげでがっつんがっつん本が読めてしまいましたわ。

作業自体はおおむねルーチンワークだったので、大した問題も発生せず、サクサクとこなして家に戻ってきたらば驚いたことに…

[News] 訃報 (22:49)

中島梓/栗本薫(asahi.com)。享年56。年の差的にみてもいまやある意味、他人事とは思えない気分だ。ここのところ、身体のあちこちに不調を抱えられておられたようですが、早すぎますね。

毀誉褒貶相半ばするというか、最近はどちらかというとバランスが一方の方に傾いてしまった感は否定できない気はするけれども、'80年代の、妙に賑やかでかつカラ騒ぎ感満点な日本SFシーンの中で、間違いなくもっとも輝いた一人であったと思う。自分も青二才の頃、書店で「グイン」の一巻を見かけたときに、「日本人作家が書くヒロイック・ファンタシィが読めるようになったんだ」と、それなりに気分が高揚したことを憶えています。

ご本人がどこを目指していたのかは知るよしもないが、一読者としてはやはり、グログロぬちゃぬちゃな異形のものの描写と、市井の人々の躍動感、それらを含めた「世界」を描かせたら天下一品の人ではあったと思う。同じ時期の高千穂遙の「美獣」が、キャラクターの方により強く視線を向けたが故に、「世界」の拡がりを描写し損ねてしまったのと対照的に、「グイン」はいろんなところに穴があるけど、それでも欠点をひっくるめてひとつの「世界」のあちこちを見て回る楽しみ、のようなものを提供してくれたシリーズであったと思う。文句や呆れた気分も含めて、次にこの世界に何が起きるのか、を楽しみに待ちたいと思う気分を与えてもらえたと思うのだな。

んまあここ最近は文句ばっかりつけてましたけど、それでもやっぱり新しい本が出た時に、完全スルーしてしまうことも出来ない存在であったことも確かなわけで、亡くなられる直前まで、最前線で活躍されていた作家であったと思います。お疲れさまでした。ありがとう。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

asano [乱土さん、ご無沙汰しております。 阪神なんば線のご利用ありがとうございます。 岸和田出撃の際には便利にお使いいただけ..]

rover [asanoさんどうもです。記事、興味深く読ませていただきました。今回乗ったのが完全な新車両なのかどうか分らなかったん..]


2009-05-28 [長年日記] この日を編集

[Books] スパイダー・スター

97841501171089784150117115 マイク・ブラザートン 著/中原尚哉 訳
カバーイラスト 鈴木康士
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4ー15ー011710ー8 \780(税別)
ISBN978-4ー15ー011711ー5 \780(税別)

双子座のβ星ポルックスを主星とする惑星アルゴ。人類が植民して約200年の歳月が経っているこの星には、およそ200万年前にすでに現在の地球人類の科学技術をはるかに凌ぐ文明を築き上げた異星人たちの遺跡が数多く残されていた。惑星の名前を取ってアルゴノート族と名付けられた彼らは、200万年前のあるタイミングで突如消滅してしまう。その理由はまったく不明だった。だが、いまだに残る多くの遺跡の内のひとつに人類が踏み込んだとき、200万年以上にわたって眠っていた何かが目をさましたのだった…。

帯に曰く、現役天文学者が描く迫真の宇宙SFだそうで、なんだか小難しい理屈をたたみかけられるのかな、などとちょっと心配したんだけれどそこは杞憂で一安心。もちろんハードSF的素養は充分あるんだが、それはあくまで下敷きで、お話自体は手堅くまとまった地球外世界における冒険物語になっていて、そこはしっかり楽しめる。比較的ライトにまとめられた「リングワールド」みたいな感じのお話、と言えるだろうか。

ハードSFとしてのキモのひとつは、赤色巨星を主星とする太陽系において、人類に近い生命体が生物が生存できる環境を維持できる軌道を取る惑星、をどうやって実現させるか、ってあたりだろうか。良くハードSFで出てくるネタにフライバイがあるけど、これをちょっと見方を変えて実行してみる、ような手法で時間をかけて惑星の軌道を変えていく、と言うアイデアは、確かに現役の天文学者ならではのものなのかも知れない。さすがにひとつの惑星の公転軌道を変える、ってプロジェクト、それなりに時間もかかるものであるわけで、この辺でやはり天文学なんて学問に携わる人ってのは、気が長くないとつとまらないのかな、なんて思ったり。あと、その反面で本書、やたらに登場人物が尿意を催す描写が目立ち、時として我慢できずにお漏らししちゃったりすることも多いのが少々気になったぞ。天文学ってのは常に尿意との戦いな学問だったりするんだろうか(それはないだろ)。

お話そのものは先にも書いたとおり実に手堅くまとまっていてそれなりに楽しめる。天文学を修めるかたわら、有名なクラリオン・ワークショップに通って小説の書き方を学んだ人だそうで、本書は彼のキャリアにおける第二作。良くも悪くも学んだことをしっかり守ってます的な作品と言える。それなりに楽しめるが、こっちのハートをがっつり鷲掴みにしてくれる何かがあると言うほどのものでもなく、って感じですか。天文学者としての引き出しをもっとぶちまけてくれたら、もしかしたらすごく面白いお話を読ませてもらえるのかも知れないね。

それはともかくこの作品、一点どうにも気になるところがあって、ネタバレにならずに言うのが難しいんだけど、お話の冒頭から前提になっていた200万年というタイムスケールのオーダーが、あるポイントで突然数百年オーダーにすり替わってしまっているとしか思えないのだよな。で、この数百年、が結構大きな意味を持ったりするから話はちょっとややこしい。オレは頭のいい読者じゃないので、もしかしたらどこかで重要なポイントを読み飛ばしちゃっているのかも知れないんだけど、もしそうじゃなかったらこれ、作者が自分で考えた設定を途中でど忘れしちゃったって事になるような気もするんだよな。これはこれで辻褄は合ってるんですかね? 辻褄が合ってるとしたら、どういう説明でそういうことになるんでしょ? 教えてSFの偉い人。

★★★☆


2009-05-30 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (23:25)

大量の飛行機の写真をスキャニングしながら、「黒神」、「シャングリ・ラ」、「東のエデン」、「リストランテ・パラディーソ」、「仮面の忍者赤影」、「タユタマ」、「バスカッシュ!」、「けいおん!」、「パンドラハーツ」。

一応ゲームの規則のようなものが分ってきて、少し面白くなってきたかな、ってのが「東のエデン」、気が急いてないときに見てみると案外良い感じだなあと思ったのが「リストランテ…」、そしていつものように「赤影」は面白い。

木曜深夜は、どれも割と面白いんじゃないですかね。「けいおん!」の時間の進み方の猛烈さにちょっと当惑いたしましたが。

[F1] なんかいろいろゴタゴタしてる (24:03)

先週ぐらいからいろいろネタが湧いてる感じだけどね。「F1通信」から拾ってますが、FIA vs F1チーム コスト制限チーム規約での対立関連記事リンク集。4000万ポンドで台所を切り盛りするチームには、いろいろ優遇措置があるかもよ、って話に有力チームが噛みついた、って話ですね。今日の新聞で、一応全チームが参加申請はしたようだけど、火種が完全に消えてしまったわけでもないみたいで、もう少しゴタゴタするのかも。

あふれんばかりに金をつぎ込んで来るチームと、いろんな意味で厳しいやりくりをしながら、有望なドライバーを発掘してくるチームがいい具合に共存できる世界が自分にとっての理想のF1(フェラーリだのマクラーレンだのがブイブイ言わしてる陰で、ミナルディが楽しそうにレースに参加してる、ようなF1が好きなんだ)なんだけど、この予算制限はそういう世界を作るための装置として機能してくれるのかな? (まあ無理だろうね)

なんによらず、必要以上の規制はその世界を息苦しいモノにしかしないと思ってるんで、こういう、妙に定量化された規制が加わることがF1に良い結果をもたらすとは思えないんだけれど、さてどうなることやら。

人件費やら何やら、いろんなところに馬鹿みたいに金がかかるいまのF1が良いものだとは思わない反面、そこに規制を掛けて何か面白いことが産まれるのか、と問うてみるとそれもそれでどうかな、と思ってしまうところもあるわけで、難しい問題だわこれ。

もう一件、こっちは少々情けない。トヨタ、F1開催(富士スピードウェイ)から撤退か、昨日の夕刊でこの記事は見てて、おやおやと思ったんだけどもね。

たぶん欧州でのそれと、日本でのそれはかなり根っこのところで別種のものであるってのが前提なのだろうな。ちなみに「それ」の正体はモータースポーツの捉え方、みたいなところにあるような気はする。品格のあるスポーツであるという認識か、企業のプロモーションの一環としての認識しか出てこない状況下での価値観の違い、みたいな差があるのかも知れないって気はするが、それにしてもこいつ(FISCO撤退ね)がホントの話だったとしたら、なんかこう、「それをどう見ているのか」的価値観の違いがモロに出た結果だったのかも知れないな、なんて事をちらりと思ってしまったことでした。


2009-05-31 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (24:06)

「戦国BASARA」、「亡念のザムド」、「神曲奏界ikry」、「戦場のヴァルキュリア」、「侍戦隊シンケンジャー」、「仮面ライダーディケイド」、「フレッシュプリキュア!」、「鋼の錬金術師」。土曜深夜はま、こんなもんすかね、な感じ。どれも面白いと思いますよ。

黒子さんありがとう、な「シンケンジャー」。舞台における装置としてじゃなく、積極的に地域と交流を積み重ねる黒子さんたち、ってのはなんかすげえな。外道衆とは闘いたいけどモジカラが無いから実戦部隊には配備されない人々、ってのにはいろいろドラマが生まれそうな気がするんで、中の一人にスポットライトを当てたような回があっても良いかもね。

「ディケイド」は響鬼編終了。こっちの世界ではあきらと轟鬼君がラブラブなんだな。んまあいっても詮無い話ではあるんだけどさ(つoT)。

手術前のワガママなガキは事態をいろいろややこしくする、ッつー話の「プリキュア」。セブンのアレ思いだして少しニヤニヤしてしまった。

「鋼の錬金術師」はまあ、真面目に作っとるね、ぐらいかな。


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