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「デュラララ!!」、「おおきく振りかぶって 夏の大会編」。「おお振り」が地味ながら楽しい。高校野球をネタにしたマンガはたくさんあるけど、選手たちの父兄までちょこちょこ描写してくる作品ってのは案外なかったような気がして、そのあたりのさじ加減がかなり楽しかったりするんだった。このあたり、ちょいちょい挟んでって欲しいです。
調子が落ちた古いマシンの面倒見てる間に予選終わっちゃってたよ。とりあえず予選ではレッドブルが飛び抜けて速く、フェラーリ、マクラーレン、ちょっと遅れてメルセデスが続くのが今年の前半戦のパターンってことになるのかな? 明日は雨が降るかもしれないようですがさてどうなりますか。
ミハエルはこのまま、今の旬の若者たちの引き立て役のポジションに甘んじちゃうんでしょうかねえ…。
ディック・フランシス&フェリックス・フランシス 著/北野寿美枝 訳
カバーデザイン 末昭教(bookwall)
カバー写真 Pferderennen ©ogolne / champagne bottle ready for celebration ©Julian Rovagnati ©fotolia
ハヤカワ文庫HM
ISBN978-4-15-070742-2 \940(税別)
若くしてミシュランの一つ星を獲得したマックス。レストラン事業もレース場へのケータリングサービスも好調に進展していたある日、全てが一変してしまう。伝統のレースのプレ・イベントで彼が出したディナーによって、多数の客が食中毒に苦しむことになったのだ。通常通り、だがどこにも間違いなど入り込む余地のない態勢で供されたはずの食事でなぜ? だが、マックスに降りかかる災難はそれだけに留まらなかったのだ…
次男、フェリックス氏の協力態勢の元に再起した競馬シリーズ、新生第二弾。料理人が主人公、ってのはこのシリーズ初かな? ワイン商のお話はあったけど。
お話はどちらかというとミステリ部分強めというか、訳もなく理不尽な状況に立たされることになった一人の男が逆境の中でもがきながら、真実に近づいていく物語。挫折を繰り返し、それに屈することなく何度でも立ち上がる男の物語、というのは冒険小説の黄金パターンと言えるのだけど、挫折の部分で落っことされる距離の高さの表現が今ひとつその距離的な部分が掴みづらく、いったいどれだけの高さから叩き落とされたのかが読みづらいというきらいはあるかも知れない。落っことして這い上がる、その二つの状況の格差が大きいほど冒険小説は面白い物になると思うんだけど、そこの所の按配が少々手薄なんじゃないかな、とは思った。
もともと「競馬シリーズ」は、謎解き部分は割と控えめな所はあって、読みどころはむしろ、叩きのめされても屈しない主人公の頑張り具合ってあたりにあると思うんだけれど、そこの所のキャラの苦労の具合に今ひとつ、工夫が足りてないのじゃないかなと言う気はした。そもそも原作がそうなのか、翻訳の按配でそうなってしまったのかはわからないけれども、主人公のマックスの苦闘ぶりが「大変な事やってるなー」というよりは、「あらあら、ちょっと厄介ね」的展開でかなりの部分が進行してしまっているように見えてしまうのがちょっと残念だったかも。クライマックスまでの流れがやや冗長で、肝心のクライマックスには何かこうすっきりしないものが残る様な出来であったと言える。フランシスの作品としてはどちらかというと残念賞の側に入ってしまう作品、といえるんじゃないだろうか。
とはいえ「もっと凄いの書いてよ」とか言いたくても、そのリクエストはもはや著者に反映されなくなってしまったってのは、単品としての出来具合云々を別にしたところで残念でしかたがない所であるな。泣いても笑っても「競馬シリーズ」、残りは二作しかないんですもんね…
★★★
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