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「水戸黄門」2時間スペシャル。何でもこれで最後の水戸黄門らしいですが、前にもそんなこといわれたような気が。んまあこの手の裏切りは大歓迎ですんで、時々やって下さい。お話は六代将軍と目される甲府宰相徳川綱豊がしばしば刺客に狙われるという事案が発生。綱豊の側近から泣きつかれた光圀は刺客の正体をあぶり出すためと綱豊のさらなる成長のため、彼を漫遊の同行に巻き込んで…、みたいなお話。ここにいつもの柳沢吉保の陰謀と今回の新機軸、光圀と彼の息子、頼常との確執のようなものを持ち込んで、甲府、大阪、高松、再び甲府、そして江戸、とお話は進んでいく。
褒める所が二つぐらいある。一つは印籠を乱発しなかったこと。今回はなんと、2時間の間に一度しかこの紋所が目に入らない。しかもお話の前半部分で使うという割に大胆な構成をしてきてる。
で、印籠出さずに後半何するかというと、光圀と実の息子である頼常とのお話に父性愛とは、みたいなテーマを絡めてきてる。これが高松編のメインなんだけど、ここで突然傾き者になった頼常を巡って二人の藩の重臣の密かな争いが繰り広げられるんだけど、ここが二つ目の褒めどころで、キャスティングが効いてるの。田村亮と石橋蓮司なんですね。大岡様と柳沢吉保だよ。見てる方は当然勝手に田村亮の方が善玉だろうと思って見ていくと実は…、ってあたりはなかなか上手いな、と思った。
そこらはまあ良かったんだけど、でもまあ全体としては今ひとつではあったかな。お芝居が軽い、殺陣も軽い、かなりの部分スタジオ撮りで、そこに実景かもしかしたらCG映像をはめてるであろう画が何となく不自然、最後印籠出さないので、ラスタチが壮絶に取って付けた感満点なものになっちゃった、などなど。
加えて脚本もちょっと穴多かったぞ。頼常がバカ殿を演じるのは、とあるブツを入手するまでのカムフラージュなんだけど、そのブツが登場するのはつい最近。んじゃなんで2年も前からバカ殿やってたんだ、とか(w。
時代劇見れるのは嬉しいんだけど、新しく作られる時代劇がどうも「軽く」感じられる物ばかりなのは、時代なんですかね。
あああと、最後の最後に市井の人々が普通に「ご老公さまー」って声をかけて終わる、っていう掟破りやったってことは、少なくともTBSでは水戸黄門は金輪際作らんよ、ってことなんだろうかねえ…。
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