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ほんとは無線LANルータで手頃なのがあったら買ってみようかな、ぐらいの気分でソフマップに出かけたんだけど、気がついたら特価品のカメラバッグ買っちゃってた。X-CASE DESIGN CMBG476Cとやら、税抜き1980円。ルピーが2000円ぐらい貯まってたので、タダ同然で手に入れたんだぜ(写真の左のヤツ)。
上の写真の右のヤツがそれまで使ってたバッグ’で、ダイエーのバッグフェアで1000円均一で売られてた物。一本ベルトで肩から斜めにかけるタイプの物を普通に肩に引っかけて使ってる。そのままじゃ何かにぶつかった時に怖いんで、100均で洗車用とミガキ用のスポンジを買ってきて、バッグの底と側面に貼り付けてみた。
カメラを入れるとこんな感じで、これはこれでそれなりに収まるし、小ぶりなポケットがあって文庫本やらタバコやらの小物も一緒に入れられるんでそれなりに重宝してたんだけど、そもそも肩掛けタイプのバッグで、微妙に背負った感じが気になるし、撮りたい時にささっとカメラを取り出せない、という欠点もあって、んじゃあ専用のバッグってどんなだろ、ってことで買ってみたわけですが、うん、確かにちゃんとしているね。ポケットもいくつか用意されててありがたいんだけど、惜しいのは文庫本が収納できるポケットが無いって事かな。ま、しばらくこっちを使って見ようかね。
ちなみに今回買ったバッグにカメラ入れるとこんな感じ。文庫本はカメラの上かね(^^;。
G1-0T。藤浪きゅん11奪三振に88球完投で負け投手、と言う大変残念な試合。ポレダってそんなに打てない投手なのかな、そこそこ打ってたけど続かない感じなのか。
肝心なところで調子悪い打者に回ってしまうあたり、運なのかスタッフの配慮不足なのか、さて。
「パンチライン」、「シドニアの騎士」、「食戟のソーマ」、「魔法少女リリカルなのはVivid」。「パンチライン」はこれ、侵略SF方面にシフトしていくって事なんすかね。
「シドニア」は最初から最後までバトルシーンという大サービス回。「ソーマ」に「なのは」もおもしろいっす。
ZenCartのバージョン上げ作業。とりあえずXREA側に新規にディレクトリを切ってそこにフルセットをアップロード、インストールの下準備をして新しいデータベースを作成。
で、ここがXREAらしいと言えばそうなんだけど、複数のデータベースがある時にそいつをコントロールするためのPHPMyAdminの設定方法なんかは、「configファイルを弄ってね」で済まされちゃっててどうすりゃ良いのよ、と。当然困った人は巷にたくさんいらっしゃるわけで、XREAで複数のデータベースをPhpMyAdminで管理するための「config.inc.php」設定方法! (ぱんぶろ)なんて記事を割に簡単に発見。助かりました。
つーこってインストールの準備は完了、なんだけど何となくそこから先に進む踏ん切りがつかないんだよなあ。ちゃんとブラウザから新しい移転先を開くとインストーラへの誘導ページが開くんで、あとは"Click here"ってところをぽっちとしてやれば良いだけの話なんだけどね(^^;。
G10-3T。7回までは良かったんだけどねえ。いったん歯車が狂うと組織ってのはどんだけ脆いものになってしまうのか、ってのを目の当たりにした気分。古本発送した帰り、飲み屋で一杯やってる時にそこのお店のテレビでボコボコにされるところが映されちゃったのでね。負ける時ってここまで為す術ないものなのか、と思わされましたわ。
「終わりのセラフ」、「血界戦線」、「黒子のバスケ」、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」、「仮面ライダードライブ」、「アルスラーン戦記」。「ドライブ」が結構ドラマ的に複雑な方に話を持ってきているね。基本は「父と子」がドラマのバックボーンになるのかしら。
「アルスラーン…」、原作ではエラムくんを連れて行く時の流れで彼の料理の腕が云々、って話は無かったような。ここはコミック版で追加された要素だったのかな。んまあ荒川弘さんなら入れてきそうな軽い(けど効果的な)ギャグパートだったと思うけど(w。
前間孝則 著
カバーデザイン 間村俊一
カバー写真 富士重工業株式会社提供/誉エンジン
草思社文庫
ISBN978-4-7942-2120-9 (税別)
中島飛行機の若きエンジン設計者、中川良一。27歳の彼が初めて手がけたエンジン「誉」は、中島の前作、14気筒1000馬力級の「栄」をわずかに上回るサイズでありながら、18気筒2000馬力を実現した奇跡のエンジンだった。「誉」の高性能に驚喜した海軍は直ちに「誉」の量産を決定、すべての軍用機に「誉」を搭載しようとする。だがその高性能は徹底した精密工作とオクタン価の高い高品質の燃料が不可欠なものだった。そしてその条件は資源の調達も含めた日本の工業の基礎体力から見るとあまりにハードルの高いものであり、量産が始まると同時にそのハードルは「誉」に立て続けに起きる構造上のトラブルを引き起こすことになる……。
「マン・マシンの昭和伝説」など、技術系ノンフィクションの第一人者、前間孝則氏の久々の大作。コンパクトさと大馬力を兼ね備えながら、その限界まで「攻めた」設計故に全力を発揮することがほとんど無かった「誉」エンジンとそれを登載した機体については、これまでも戦記系や航空系の雑誌などでさんざん記事になっていて、そこそこの飛行機好きならエピソードの一つや二つ、すぐに思いつくだろう。「我二追ツクグラマンナシ」とか、戦後アメリカで、高オクタン価の燃料で飛ばした四式戦「疾風」があらゆるアメリカの戦闘機に対して互角以上の性能を発揮した、とかね。
高性能と引き替えにした量産性や冗長性が、結果的にエンジン不調に返ってくることになった、とはそういったエピソードのなかでも繰り返し語られるのだけれど、それではそのトレードオフがどういう理由で起きたのか、と言うところまで深く考察する本。本書ではその大元になるものは、航空産業においては新参である中島飛行機が業界でのし上がるために創業者の中島知久平が取った、徹底した性能第一主義と、それに伴っての古い慣習に囚われない若い才能の積極的な重用、そしてその姿勢がどうかすると性能第一主義が暴走してしまったが故に、性能のためなら生産性や入手可能な資源などの条件を無視してもいい、と言う風潮が生産者、クライアント共に蔓延してしまった、と言う流れに見る。そしてその風潮は戦時中のこのエピソードだけにとどまらず、戦後の日本の技術のイノベーションの流れにおいても、その潮流の奥深いところで未だに変わらず根付いている、と言うところが前間さんが一番強調したい部分なのだろうと思う。
このあたりは本書の本体以上にあとがきのパートでかなり熱く語られていて、実は本書の白眉はあとがきなんじゃ無いかと思ってしまったり。単行本刊行の後に東日本大震災が起きてしまった、と言う事情もあるのだろうとは思うけど。で、そこで伝えられる著者のメッセージは説得力もあるし示唆にも富んでいる。ただ、本読み的にはこれは辛いな、ってところもあって結構複雑な気分になってしまうんだった。
ここで語られるのは新興ゆえに無理を通す、投機的な経営者に率いられた一団と、彼らから持ちかけられる多分に甘いセールストークに易々と乗っかり、しかもそのことについて批判的な視点を持たない人々によってもたらされる、一国のマネジメントに対しての致命的なダメージを微に入り細に穿つ検証の過程。それはもちろん極めて示唆に富むのだが、一つ決定的に不足しているものがあって、それは、
ロマン。
様々な「誉」のトラブルとそれが原因の一環となった太平洋戦争の敗戦、そしてそこから、飛行機屋から自動車屋に転身し、そこでエポックメイキングなマイルストーンをうち立てた技術者たちを描いた「マン・マシンの昭和伝説」は一度打ちのめされた人々が再度立ち上がり、再び世界的な評価を得るまでのストーリィであって、そこには何とも言えんロマンの香りが横溢していたのだけれど、本書にはそういう香りは無い。なにせ失敗の研究と、そこを吟味した上での現代の我々に対する警鐘に満ちた本であって、そこにはどうしても明るい方向とか血湧き肉躍る系な展開は期待できないよね(^^;。
それは本書の罪では全くないし、本書の存在意義を減じるものでも無いのだけれど、個人的に前間さんの本には最後に技術屋たちがやり遂げた成果、みたいなものに心から拍手を贈って読了、としたかったものだから、そこの所だけ、ちょっと残念だったかも。とはいえ読み応えたっぷりの一冊であることは間違いない。読んで損なし、な一冊であることは間違いないと思いますよ
★★★★
軽石庵さんのカートプログラムをZenCart1.3.0.2から1.5.1にアップグレードする(というか上書きアップグレードはできないので、クリーンインストールする必要がある、のが厄介)作業、絶賛もたつき中、いや全体としては予想外の順調っぷりだったんだけど。手順としては、
と、ここまではあっけないくらい簡単に進行。実際の表示も確認。なんだ簡単じゃんと思ったら、やっぱりそのままさっくり移行とはいけなくて。支払い条件に郵便振替が選択できない、と言う不具合発生中。まあこれはたぶん何とかなると思うんだけどもう一点、相変わらず新規商品が追加できない状態が続いててこっちは本気で困ったな、と。
もちろん単品での商品追加はできるんだけど、まとまった数の商品を追加する時には、ZenCart用のプラグイン、EasyPopulateを利用してたんだけど、こいつがXREAのバージョンアップで使えなくなってしまったのが、そもそも今回のバージョン上げを決意させた原因なんだけど、そこが上手く動かないというね…。
中途半端に動いている感じで、なんか手がありそうな気はしてるんだけどどうしたもんだか。連休中に解決したいんだけどなあ。
Ver1.5.1への移行は相変わらずEasyPopulateで苦戦中なんだけど、このタイミング、というかゴールデンウィークの開始と同じようなタイミングで、なぜか古本を買いたい人よりも売りたい人の方がこちらにコンタクトを取ってくださって。三人の方からご連絡いただいたんで「古い三連星やなあ」なんて一人でウケてた(w。 とはいえ前回の買取からそんなに経ってないこともあり結構ヒヤヒヤだったんですが、とりあえずこちらなりの対応は、
ってことで。1勝1敗1分け、って感じですかね。前の買取も含め結構な数(たぶん500に近いぞ、これ)の未登録本ができちゃった。こりゃ何としてもEasyPopulate(かそれに代わる一括登録ツール)を動くようにしなくては。
とか言うてる間にも三連星を始末した後にマ・クベさんが出てきた的にさらに買い取り依頼が来て、こっちもどうしたもんかいな、と。一応値段は出しましたけどね。
T3-2D。1点ビハインドの9回裏、ノーランナー2死からゴメスがヒットで出塁、福留、マートンが四球で満塁、代打関本も四球で同点、前の打席でホームラン打った良太がサヨナラヒット、という何とも劇的な展開。虎ファンから見ても9回2死まで投げたバルデスを代える必要はあったのかな。そこは心中覚悟でバルデスに任せた方が、勝っても負けてもすっきりしたんじゃないかと思うんだけど。
ともあれ虎党には、これ以上無いくらい良いGWのエンディングでございましたな。
「長門有希ちゃんの消失」、「ダンまち」、「グリザイアの楽園」、「攻殻機動隊ARISE」、「響け! ユーフォニアム」。特に何かやらなくちゃいけない事とかない状態で見る限り、どれもそれなりに面白いな。「長門有希…」は、もとの「ハルヒ」がいろいろクセ玉だっただけに、ここからなにかびっくりするような展開が待ってるんだろうか、などとこっちが勝手に身構えてしまうところはあるかも。原作全然知らんからね。「ユーフォニアム」は美術の気合の入りっぷりと、そこで動くキャラクタ達の細かい仕草などが大変細やかで、やっぱ京アニってブランド力はたいしたもんだなあと思った。「グリザイア…」はたぶん今やってる軍人編が終わったら見なくなるんでしょうね(^^;
うああ、今晩になってオルテガさん(昨日の日記参照)からも「本送るで」ってメッセージいただいちゃった上にマ・クベ大佐からも「その値段で構わんよ」 (cv.塩沢兼人) って。結果的にオルテガ、マッシュ、マ・クベ大佐のジェットストリーム・アタックを受け止める事になってしまったよ(^^;。
んまあなかなか結構なアイテムたちなんで買い取らせていただけるのは嬉しいんですけどね。
こうなると何としてもZenCartへの一括登録手段を確保しなくては、だわ。
ジャック・キャンベル 著/月岡小穂 訳
カバーイラスト 寺田克也
カバーデザイン 岩郷重力+WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011999-7 \1160 (税別)
地球を訪れたダンサー族に随行するギアリー一行。地球の随行員に伴われ世界各地の歴史遺産を見学し、つかの間過去の戦史に思いをはせたギアリーたち。アライアンスと地球との間にもわずかながら門戸が開かれつつあると思われたのだが、いざアライアンスへ帰還、という段になってトラブルが発生する。ドーントレス号への帰艦を控えるギアリーたちを亡き者にしようとする一団があるという情報が届けられる。その上地球に降りたドーントレス号の士官が二人、刻限になっても帰艦しないのだ。状況から二人は何者かによって誘拐されたらしい。直ちに二人の捜索が開始されたが…。
というわけで。前巻から間を置かずに続いていくお話。地球でのひと騒動のあとアライアンスに帰還したギアリーを待っていたのは最愛の妻であり最も信頼する部下でもあるデシャーニ艦長のドーントレス号ではなく、彼女の同僚、ドゥエロス大佐指揮のインスパイア号を中心とした巡航戦艦戦隊1艦隊を率いて、シンディックの難民問題で揉めているアドリアナ星系の混乱を解決する、というもの。これが本書の後半を占める、というわけで割に「ボライソー」ものあたりの構成をうまいこと踏襲してるかな、なんてちょっとニヤリとする。前半で主人公チームの「出来る」ところを見せておき、その能力がフルに発揮できない状況下で困難な任務に立ち向かう後半で盛り上げる、みたいなね。
今回のキモはこの、後半で頼りになるメンバーに歯抜けが生じてしまっている、というあたりになるか。もちろん今回の相棒であるドゥエロス君もギアリーのチームではナンバー2的存在で、充分頼りになるんだけど、やはり正と負の面を担当している、という違いはあれど精神的な支柱になってくれるデシャーニとリオーネという二人の女性が傍にいてくれない、というのはやはりギアリーにとっては結構つらい状況。さらにシンディックとの戦争が一段落した今、単純に戦闘に勝てば(負けなければ)いい、という状況ではなく、戦術プラス政治向きの判断も要求される上に、さらに厄介な敵の存在として、すでに述べられてはいるけれどアライアンス内部にもギアリーたちの勢力を排除しようとする勢力があるらしく、そちらの動きも活発化している…と。
戦況というよりは政治的な勢力争い、みたいなものが前面に出てきつつある本シリーズだけど、ここに来てそういった状況下においてギアリーを助けるのが、今そこにはいない、そしてこれまで決してスムーズな関係とは言えなかったリオーネさん(デシャーニさんには『あの女』呼ばわりされちゃってて可哀想)との会話から得られた、ギアリーの政治的センス、ってあたりはかなり面白かったかも。
お話はこの先、ダンサー族をはじめとする異星人たち、アライアンス側内部にあってギアリーたちとは敵対する立場にあるであろう「黒い艦隊」、さらには外伝との連携なども交えて進んでいくんだと思うがさてどうなりますか。11巻と外伝3巻、どっちが先にくるんだろう。外伝が先の方が嬉しいのかしら。楽しみに待ってまっせ。
★★★☆
ずーっとZenCartのアップデート、なかんづくEasyPopulateの動作問題で週末はがっつり格闘。最終的に完璧な解決策は見えてないんだけど、一つこれかな? と思えたのは海外のどこやらのサイトで見かけた、「sql modeがStrictモードだとEasyPopulateが動かないみたいだぜ」という書き込み。確かにXREAのバージョンアップでMySQLが5.6になってから、Strictモードになっている事は確認したんで。これが原因なのかなあ、と。
ただXREAはMySQLの設定を勝手にいじれない仕様なので、何か別の方策を講じないといけないぞ、ってところで土日に入っちゃったので情報収集もペースダウン。週明けでおいしい情報が得られたら良いんだけど。
とりあえずそれ以外の見栄えをちゃんとする方向で作業作業。
「プラスティック・メモリーズ」が変な方向にいきかかってるなあとか、阪神どうしようもねえなあとか、他にもいろいろあるけど今日はもう寝る。
ようやく納骨堂の話が本決まりになったので、契約のために三宮からちょい東にあるお寺さんまで。世間話などしつつお金(割と持って歩くにはドキドキする金額)を納めてぽんぽんとハンコを押して、玄関のオートロックの解錠用のセンサに手の甲の静脈のパターンを登録する、というなにやらハイテクな儀式で契約の儀、完了。お骨は6月頃納めさせていただく予定。
いい陽気だし歩くかーってことで三宮までてくてくと。春日野道から生田川のあたりまで。
生田川の橋あたりから新神戸方面を見る。
さらにてくてく歩いて、加納町の交差点の歩道橋から三宮方面を。奥に向かって歩いて行くと三宮到着。ちょうどいい時間になったので久しぶりにSavoyでカレー。カレー食った後はちょいと西に移動して、シネ・リーブル神戸で「百日紅~Miss Hokusai」鑑賞。感想は改めて。後はいつものように新開地まで歩き、立ち飲みでぷはー、な一日。
やー、よう歩いた。
スタッフ
原作:杉浦日向子
監督:原恵一
脚本:丸尾みほ
声の出演
杏
松重豊・濱田岳・高良健吾
美保純・清水詩音・筒井道隆
麻生久美子・立川談春
入野自由・矢島晶子・藤原啓治
公式サイト:http://sarusuberi-movie.com/
江戸後期を代表する浮世絵師、葛飾北斎。絵を描く事だけが生きがいで、世の損得などには欠片の頓着も無いこの男を父に持ち、決して良い器量を持っているとは言えない上に気っ風は父譲りな娘のお栄、侍を辞めて北斎のもとに転がり込んできた見習い絵師の善次郞、何が気に入ったのか凝んな家に寄りついてしまった子犬…。癖のある人々を通して見えてくる四季折々の江戸風物詩。
杉浦日向子さんの原作マンガは未読で、完全に前情報なしで見たのだけれど、本作に関しては原作を読んでおいた方が楽しめるのじゃないかな? という気はした。勝手な話だけどこちらには「オトナ帝国」の原恵一、という先入観があるものだから、どうしてもある程度、ドラマとしての起伏というか、盛り上がりのようなものを期待してしまうのだが、そっちへの思い入れが強いと結構な肩すかしを食らう事になるかもしれない。
たぶんこれは、原作マンガが1話完結のショート・ストーリィの体をなしていて、一本、筋となるようなお話はないのだろうと思う。結果映画の方も、オムニバス形式といってもいいような体裁になっていて、ここ(この映画には一本通った筋はない、ということ)に早めに気がついたらそれ以降はそれなりに楽しめるんじゃないだろうか。お話を通じて何か達成するような目標がある、とか何かを失うお話である、とか、そういう風に映画を見ていってそれなりに感情の起伏をコントロールされて最後に何らかの感情的な盛り上がりをプレゼントしてもらうタイプの映画じゃないんだ、と気がついた後はそれなりに楽しめる、というかね。自分は映画が半分ぐらい進んだあたりで「あ、これは最後に盛り上がりが来る映画じゃないんだな」って思って、それからは絵の表現とか細かい演出とか、犬の成長っぷり(^^;っとかを楽しんで見ていけましたが。
そういう意味では断片的に、すばらしいところは一杯ある映画だったと思う。絵的な表現の美しさ、ストーリー上の現実と北斎の画業が融合していく演出、表現者として尖っている北斎とお栄に対してそこまで尖ってない善次郞との対比、辛うじて全編を通じてのストーリーのバックボーンになっているお栄の妹、お猶の物語など、見るべきところは結構あったと思うし、そのそれぞれの断片はすばらしいものだったと思う。
ただ、原恵一の映画を見に来てこれは無いだろ、って気になってしまうのも確かなところで、やっぱり一本「スジ」を通して欲しかったなあという気はしない事もない。原作へのリスペクト、も大事だとは思うけど、敢えて断片的ないくつかのお話をベースに、一本の「物語」を作って欲しかったんだけどなあ、って気持ちはやっぱり払拭できかねますわなあ。
一方的な思い込みが裏切られて文句をつけるってのもどうかと思うけど、裏切られたけどめちゃめちゃ面白かった、とはならなかった時点でやっぱり残念賞寄り、だったかな。
最後にパートごとにちょっと言わせてもらうなら、絵は文句なし、声はおおむね文句なし(お栄の杏さんをどう評価するか、だろうな。正味ヘタだけど、悪くは無いとオレは思った)、音楽はちょっとダメ、ですかね。時々音楽がうるさい、と思うところがあった。
★★★
明日が投票日だそうですが、何となくつい最近まで「都ってのは首都の都なんだから、日本に一つしか存在できねえんじゃねえの?」などというボンクラな感想しか持ってなかったんだけど問題はそこじゃなく、東京都だと東京都→各区、という行政のツリー構造が大阪だと大阪府→大阪市→各区、という行政の構造がムダだろう、って話なんだね。なんだ、そう言ってくれたらいいのに(言ってくれてたんじゃないかな)。
その考え方自体には一理あると思う。思うけどんじゃなんで大阪以外の区を持ってる市(それこそ神戸とか)でそういった話が出てこなくて、大阪だけでこういう話が出てくるってのはどういう理由からなんだろう。橋下さんの個性ってだけの話なんだろうか。
なんかよく判らんけど決めなきゃいかん日が来ちゃったよ、ってのは大阪市民の皆様におかれましてはなんだかお気の毒、な気もするけどルールはルール。まあ一票放り込んでみて、どうなるか見てみましょうやって話なのかな。
チャーリー・ヒューマン 著/安原和見 訳
カバーイラスト 鷲尾直広
カバーデザイン 常松靖史[TUNE]
創元SF文庫
ISBN978-4-488-75301-6 \1280(税別)
ケープタウン、ウェストリッジ高校。コンピュータルームがあり、弁論部があり、強いラグビーチームがあり、
、まあありふれた高校だ。ここで俺、バクスターは妖しいビデオを販売して利益を上げている小さな派閥、<スパイダー>のリーダー。学校を牛耳っている二大派閥の間で絶妙にバランスを取って渡り歩いているのだが、この状況をさらに強固なものにしようと画策しはじめた時に問題が発生した。恋人のエズメが突然失踪したのだ。折しもケープタウンには正体不明の殺人鬼が跋扈している。もしかしてそれとも関係があるのか…
手がかりを追い求める俺は、捜索の手がかりとなるかもしれない人物として、超常現象ハンターを名乗るドクター・ローニンに行き着くのだったが…
とても珍しい南アフリカ生まれのSFアクション。続々登場するクリーチャーたちの佇まいにアフリカンな不気味さみたいなものが存分に反映されている…化どうかはよく判らん。なにせそちら方面の知識は全く疎いものですから。反対に読み進めていくと感じられるのはどちらかと言えばライトノベル的な、スピーディーな展開と、そこに盛り込まれる様々なサンプリング、と言えるか。なにせ原題が"Apocalipse Now Now"、続編の原題が"Kill Baxter"って時点ですでにお察しって事になるんじゃないかな。
お話は主人公バクスターの一人称に、世間一般にはサイコパスと見なされている事から、時折はさまるバクスターのカウンセラーの所見がお話のミスリードを誘うための装置として機能していて、そもそもバクスターが語っている、バクスター視点の物語が本当に信頼に足るものなのか? という引っかかりを常にこちらに提示しながら、自分たちが見ているありふれた世界と、そこと微妙にシンクロした異世界を行きつ戻りつしながら、徐々に超常的な何かのウエイトが増し、それに伴ってフリークス続々登場の異形アクションが展開し、最終的にバクスターへのサイコパス診断が意味するものは、という流れからクライマックスに突入する。この流れ自体は(時々もたつくけど)かなり上手いと思うし、なかなか面白い。
そんなわけで中盤のもたつき感は結構気になるけど、総じて楽しい一冊ではあった。続編(原題がアレなら、「ヤッチマイナー!」的な展開が挟まるのかね)もまあまあ楽しみ。ただこの本のラスタチ、別の次元の話だからというエクスキューズがあるとはいえ、倫理的にどうなんだ? という気はしない事もない。倫理的、って話で言うなら主人公は最終的に、倫理的には非常にこぢんまりとした「良き事」(お話の流れ的に、それこそが一番良いんだ、という結論に持って行く事自体は間違ってはいないと思うけど)に落としてるだけに余計にそう思えるんだよな。そこはちょっと、気になった。
★★★
少し前に買い取り依頼を頂いたんだけど、現状例の古い三連星の攻撃の影響などもあり、これはちょっと辛いなあと。ただ、ちょっと欲しい本でもあるので現状で出せる値段をお伝えはしたんだけど、これ、お客様からしたら「ふざけんな」な値段だよなあという自覚はあったんだ。ほぼあきらめムードの買い取り価格提案だったのね。なのに今日になって、
「その値段で異存ない」ってお返事を頂いてこっちが焦ってしまったよ。
いやどう見てもその値段で売って良い本じゃないでしょう、と思うんだけどそうでもないのかなあ。こっちは商売抜きで読みたい本があるのでとても嬉しい(ただし軽石庵の守備範囲からはかなり外れてる)んだけど、いいのかしらこれ。
これがブクオフに持ち込んでひでえ値段つけられた、けど苦労して持ち込んだ事情もあるからしゃあねえか、な事情でふざけた買い取り価格をのむ、とかなら理解できるんだけどwebだからね。相見積打つって手もあると思うんだけど、本を売ろうと思っている方にしたらそこまでの事はしない、ってことなのかしたら。だったらこれまでのオレ、かなりユルい古本屋だったって事になるんだろうかねえ。
こちらとしては大変ありがたいお話で、少々キツい状況ではあるんだけど喜んでお受けしようと思ってるんですが、この値段でいいのかな、申し訳ないな、って気分はやっぱり消えないよね(^^;。
今年はマンションの自治会の役員やってるんで、いろいろ世間向きの仕事なんかも増えていて。明日の住民総出の雑草引き大会の準備って事で、会長さん(は引かないように立ち回るくらいの悪知恵はある)の車で郊外型のホームセンターに出かけて草引き用の軍手やら、作業が終わったところでみんなに配るビールやらジュースやらのまとめ買いにおつきあい。オレ、今年一年の自治会の財布預かってるんでね。自分は免許持ってるけどクルマは乗らないのでよく判らんかったけど、確かにクルマがあると結構世の中便利なんやな、とは思った。歩きでは行けないけどクルマなら行けるところに、結構デカくて便利な店があるのな。食い物から日用品、電化製品までまとめて買えちゃうんだね。
っていうか一番感心したのはお店のカートだったりして。お店にはスロープ型のエスカレータがあって、そこに大量に買ったものを積んだカートをそのまま乗っけて駐車場のあるフロアまで上げられるようになってるんだけど、このカート、傾くとバックしない構造になっているのな。平らなとこなら普通に転がせるのが、スロープ型のエスカレータに乗せると、簡単には後ろに転がらない構造になってるんだね。よお出来てんなあ、とえらく感心した事でしたよ(^^;。
前日夜半から降雨、なんて予報も出ていてちょっと心配だったんだけど、良い方に予報も外れてくれて朝からマンション住人総出(ウソ、全世帯の6割ぐらい)で共用スペースの草むしり。1時間強の作業で一段落の予定だったんだけど、こういうときにやたら熱心になる人ってのはいるもので、他の住人さんが良いところで切り上げた後も、やたらこだわって作業する人数名。一応こっちは役員なので、そちらの気が済むまでは付き合う羽目に。予定より少々延びましたが、みんなに配って余った缶ビは役得で多めにもらえたのでまあいいか。
そして今、足腰肩が痛く、鎌握ってた右手の握力がやや弱ってる(^^;。
「終わりのセラフ」、「血界戦線」、「黒子のバスケ」、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」、「仮面ライダードライブ」、「アルスラーン戦記」。若干順番がシャッフルされてる部分もあるけど、「アルスラーン…」は今回でおおむね文庫版第一巻の内容を消化。この先は知らん話になるのでちょっと楽しみ、つか続きも読んどこうかな。今は新書版で出てるんだね。軽石庵さんにもうちょっとあるかと思ったんだけどなー。
その他、土曜深夜は安定して良い感じ、日曜朝は…、うーんどうだろう。「手裏剣」はお芝居が、「ライダー」はデザインがやっぱりちょっと受け入れがたいものがあるんだよなあ。
なぜに宅配便の業者さんは麺を茹でていて、そろそろ湯切りまであと一分を切ったところで荷物を持ち込んでくるんであろうか。ラーメン延びてまうやんけこら(いいがかり)。
というわけで本日、お昼前に届いた段ボール9箱。こないだ依頼のあった買取物件。こっちはもう交渉は成立しているのでそこは気が楽と言えるんだけど、問題は数。おそらく500近くありそうなんだよね。
おかげでこの体たらく。玄関開けたら一目でご本というね(^^;。まあ以前に別の方から送っていただいたものも併せてフルヘッヘンドしてる状態なんですけどね。
とにかくこれで当分買取は勘弁な。溜まった本のデータ化、結構大変そうなんだよ。数は結構あるしジャンルも結構多岐にわたってるし、今まで扱った事のない(しかも俺が大好きな)本とかも結構あるし。がんばってデータを作り、何よりこれが重要なんだけど、この古本の大群の収容場所を確保しなくてはだわ。
そろそろ嫁さんの視線が怖くなってきた(^^;
降ってきた物件を何とか整理しようと思ったら、それ以前に到着している本たちを何とかしないといけない、という至極まっとうな結論。とりあえず下準備をしようと思ったところにご注文。一点自分でも格納場所があやふやな本があってそいつを掘り出す時間が必要だ、ってことで今日は早起きして朝イチで病院に行ってお薬もらって帰ってきてそれから倉庫番。予想通り一冊見つからない本があって、こいつを掘り出すのに4時間かかった。
たぶん収納する時には、基地祭のパンフだから映画のパンフとかと同じ箱に詰めておけば連想ゲームが働くだろう、って思ったんだろうけど、それから時間が経過すると、基地祭、ってことは飛行機ネタだから、そっち系の箱だろうと思って、全力で関係ない箱を開いておりましたわ。
一時は本気で諦めかけてて、何年かぶりにミスで在庫ゼロでした、のメールを出さなくてはいかんのか、と思い始めてた時に前述の連想ゲームを思い出して発掘成功したんだけど、
疲れたわ。
在庫整理は先延ばしになってしまいましたね(^^;
んまあいつもの950円床屋さんで、適当に世間話などしながらだったんだけど、話の流れで歳の話になった時に、向こうから「ニイさんは今いくつ、58ぐらい?」って言われたのにはちょっと凹んだ。
いやまあ55なんで誤差の範囲なんだけど、自分としてはそこそこ若いつもりだったんだけどなあ。年相応に見られてた、ってのがある意味ショックでしたわ(^^;。
「ダンまち」、「攻殻機動隊ARISE」、「響け! ユーフォニアム」、「トリアージX」、「パンチライン」。最終的にここまで整理されました(w。「ユーフォニアム」のセリフ回しの感じがかなり好き。リアルではないと思うけど、フィクションの中での説得力、みたいなものは満ちておるよなあ、などと。「パンチライン」はここまでかしらね。作り手側の気持ちが全然伝わってきてないと思うよ。
とにかく溜まった本を整理しなくてはってことで、ジャンルごとにそこそこまとめ、まとまったものが出来たものから書影をスキャンしてデータを入力、という作業。「ファンロード」約100冊、航空関係で80冊ほど、で続いてアニパロ関係のアンソロジーコミック本、60数冊のデータ化に着手。これでようやく未登録分の四分の一ぐらい消化した事になるのかな。先は長いぜ。
L9-4T。L1-4Tの段階で今日はノーミサンだしこのまま行ってくれるかな、と思って古本発送してビール飲んで帰ってきたら、きれいさっぱり負けているというね(^^;。二日続けて九点失点で負けという、ある意味後を引かない負けっぷりとも言えるけど、そりゃ一回に限ってなら、って話だよなあ。
それにしてもパの打線は強烈ですなあ。
「シドニアの騎士」、「食戟のソーマ」、「魔法少女リリカルなのはVivid」、「終わりのセラフ」、「血界戦線」、「黒子のバスケ」、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」、「仮面ライダードライブ」、「アルスラーン戦記」。「血界戦線」がスタイリッシュすぎて逆に響かんかもなあ。あとはなんだ、刑事ものの定番、殉職ネタでぶっ込んできた「ドライブ」、予告を見るとゴウくんにも彼なりの思惑がありそうな感じが見て取れるんだがそこはどうなるか。
「アルスラーン戦記」はちょっと原作の方を追いかけてみたい気はしてる。んでもアニメがおもしろいのはたぶん、荒川弘力、なんだろうなあとも思うけどね。
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