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床に伏せって呻吟するほどでは無いんだけど、何か身体重い感じ。一応テレビも見てますけど日にち経ちすぎだな。今日はかなり元気あったので、三宮まで出て映画観てきました。感想は改めて。家に戻ってきたらやっぱり身体が重たい感じでいやはやうーん(^^;。
スタッフ
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本:ハンプトン・ファンチャー/マイケル・グリーン
原案:ハンプトン・ファンチャー
音楽:ハンス・ジマー
原作・キャラクター創造:フィリップ・K・ディック 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
製作総指揮:リドリー・スコット
出演
ライアン・ゴズリング
ハリソン・フォード
アナ・デ・アルマス
シルヴィア・フークス
公式サイト:http://www.bladerunner2049.jp
高性能だがピーキーすぎるレプリカント、ネクサス・シリーズで世界を混乱させてしまったタイレル社は倒産、その資産を受け継いだ天才科学者、ウォレスによって無制限の寿命と極めて落ちついた性格を持つ新型レプリカント、ネクサス8型が登場していた。ウォレスによって開発された合成食料の量産も成功し、人類は2020年の「大停電」の危機も乗り切り、なんとか平和を享受している。この時代、旧型で人類にとって潜在的な危機となりうる旧型のレプリカントたちの捜索と排除にあたる警察官たちは、ブレードランナーと呼ばれていた。
そんなブレードランナーの一人、Kは与えられた任務を無事遂行するのだが、その過程ですでに死んでしまったレプリカントの遺骨を発見する。調査の結果そのレプリカントの遺骨には驚愕すべき傷跡が残っていた……。
そもそもソフトが様々なバリエーションが存在し、K・W・ジーターによる続編小説などという(厄介な)物が存在し、その上監督のリドリー・スコット本人が「デッカードもレプリカント」なんて発言をかましたりと、巨大なカルト作品故に様々な後付け情報が加味されて訳分からんことになってしまった巨編の続編、なんて物が造られる訳はなかろう、もしくはそんなことしたら大火傷だろう、と思っていた作品が本当に造られるとは。しかもそれが結構良い出来になっていようとは思いもしなかった。これはかなりの拾い物かと。
大ヒット、もしくはカルトになった作品の続編というのは、ともすれば前作の見栄えの良い部分をなんとかして、少しでも多く引き継いでそこを見せ場にしよう、なんて目論見が入り込むもので、それが続編の出来を逆に低い物にしてしまいがちなんだけど、今作はそこはかなり控えめで、むしろ前作で用意されてた様々な魅力的なパーツを意識的に排除し、それとは違う、新しい世界観を構築しようとしている感がある。あらすじでも触れた「大停電」という世界リセットがありましてね、でかなり豪快に旧作の世界観をさっぱり消し去って、その上で新たな物語を構成する、という形。その上で前作、というかそもそもの原作であるディックの世界観であるところの、「俺は本当に俺なのか?」ってテイストの部分は改めて、かつ新鮮に作り込まれている部分が本作の魅力なんだと思う。
非常に思わせぶりな描写が多く、前作同様カルト作品的に語りがいのある要素てんこ盛りなのも魅力と言えるか。アドバンスト・ミクとも言えそうなバディAIのジョイとか、ジョイの起動音が「ピーターと狼」なのは何か意味があるのか、とか、ロス警察の公式印刷物にだけはなぜ日本語の表記があるのか、とかね。ただ、そういうヒキは色々あるけど前作なみにカルトな巨塔としてそびえ立てるかと言えば、そこはどうなんだろう。前作も欠点が無かった訳では無いと思うけど、本作は前作以上にそういう部分が多かったと思う。結構気になるところもあるんだよね。たとえば、
とかなんとか。こういう、良く分からんことを含めつつ、お話はかなり凝った、だが華やかではない映像が続き、しかもそれが結構長めで、かつ見ている側の生理を気持ち良くしてくれるような展開をハナから捨てている感じがして、見ている間になんだかタルコフスキーのSF映画を見ている気がしてしまったんだった。深いことをやっているんだな、とは分かるが何でそんなにそこに時間を割くんだろう、って気になってしまって意外と映画本体にのめり込めない自分がいたのも確かなところで。悪くはないんだけど、諸手を上げて大絶賛、までは行かない感じだったかな。観る人を選ぶ映画なのかも知れない。
とはいえ随所で挟まれる前作への目配せとか、良いところもあったんですけどね。ガフ君に再会できたのは全然予想してなかったので、ちょっと嬉しい驚きでしたよ(^^;
★★★
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