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週初め。「ヒナまつり」、よく考えたらこのアニメの大人たちってほぼ全員クズなんだけど、そんな大人たちを遥かに凌駕するクズがメインヒロインのヒナだというね。
「デビルズライン」、吸血鬼側にもいろいろタイプがありまっせ、という。もちっとエロを、お願い(^^;。「ティラミス」が急にシリアス方向にどうしたこっちゃ、と思っちゃった。
冲方丁 著
カバーイラスト 寺田克也
カバーデザイン 岩郷重力+WONDER WORKZ。
ISBN978-4-15-031320-3 \780(税別)
マルドゥック
完結したところでまとめて感想を書こうと思ってたんだけど、で、第3巻だから当然これで完結だろうと思ったんだけどまだ終わりじゃなかったぜ(w。とはいえある意味ちょっと区切りがある巻でもあるので、ここで一度感想を。1巻から3巻までの分の感想をまとめていう感じで行きますね。ちょっと前の巻に関しては記憶が曖昧になってるところもありますけど(^^;
なんというか、新感覚SFアクションと言うノリが斬新だった「マルドゥック」のシリーズ、「…スクランブル」の他は前日譚だったり短編だったりで、いわゆる完全新作なのはこれが初めて、って言えるかも知れない。で、こちらで語られるストーリーはSF的なヒキよりはなんと言うんだろう、シチリア・ギャングの抗争に未来世界での山田風太郎忍術大戦を被せたような構造、と言えるだろうか。一応安定している世界を、それとは違うルールで書き直そうとする勢力、しかもその勢力の方法論は必ずしも平和的なものではない、そしてその勢力に対抗するのは、今ある世界を維持したいと思っている、それぞれに様々な事情を抱えた人びと。
第1巻の冒頭から結構ギョッとするような、主役であるはずのウフコックの描写から始まるこのシリーズ、その部分のディティルは一旦措いて、お話は<クインテット>の勢力拡大のための動き、それを感知し、対抗しようとするイースターたち09メンバーの戦いが描かれる。ここは先に述べたように、マフィアものとか韓国ノワール的というか、闇社会での男(ちがうな、男女だな)たちの暗闘をメインに進んでいく。ここに敵味方のエンハンサーたちの能力描写が加わってくるあたりはなんかもう、山田風太郎のエンタメ小説を読んでる気分。若干SF読んでる感はスポイルされてると言えないこともなかったけど、それでもそれなりに面白かった。これが第2巻までの感想ね。
そしてやって来た(これで完結と思い込んだ)第3巻、これは上がるね。ずっと引きずってきていたウフコックの不穏な状況、ここまでじっくりと積み上げてこられたシティをめぐる勢力争い、そしてここまで念入りに組み立てられた敵味方の関係性が、その個別の能力込みで一気に能力合戦になだれ込む、この快感は相当なもの。「伊賀の影丸」の敵味方の忍術合戦になだれ込んだ感じがあってそこもとても楽しい。
その上で降臨するバロット、って図式にはちょっと痺れたよ。なんだよ、3巻で終わりじゃないのかよ、じゃなく3巻かけてとうとうバロットキター!! っていうね。最強ペアがその立ち位置を交換してバトルに向かう、ってシーンに燃えないボンクラはいないだろ、ってなところで。
続きが猛烈に読みたいです(^^;
★★★★
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