カテゴリ一覧
Anime | AV | Baseball | Books | CGI | Chinema | Comics | CS | Day | DVD | Event | F1 | Games | Hobby | HTML | Kindle | Misc | mixi | News | Oldbooks | PC | Photo | SpFX | Stage | tDiary | Tour | TV | web | 逸級介護士
CS 日本映画専門チャンネルで「ゼイラム2」。1994年バンダイビジュアル。監督雨宮慶太、出演森山祐子、螢雪次朗、井田州彦、サブ、吉田瑞穂。開田あや氏が序盤にゼイラムに叩き殺されるバウンティ・ハンターの中にいてるってのは知ってたけど、旦那様の方も殺されていたんだな。知らなかった。それにしてもゼイラムに斬り殺され、ガメラには吹き飛ばされ、忙しい人妻ではあることだ。
さて映画の方はあれだ、前よりちょっと使えるお金が増えてうれしいな、な映画。ただ、そこで妙にデカいことやろうとせず、前作で決めてたルールをしっかり踏まえ、前作知ってる人にはニヤリとするようなカットを挟み、前作同様スカッとした結末に持って行く。シンプルで大変結構。ラストのサスペンスの盛り上がりは、正直一作目の方が良かったかなあとも思うけど、そこは森山祐子の可愛いおしりに免じて。
ところで、鉄平役の井田州彦さんって、「未来忍者」で次郎丸を演じてた井田弘樹さんに似てんなー、兄弟なのかなー、などとマヌケなことを思ってたら、なんのこたあない同一人物だったんですな。ちなみに今は井田國彦、と名乗ってはるそうで(しかも吉本興業に移籍、とな)。なんかマルチなタレントさんなようですよ(w。
「電車男」なんかもそうなんだけど、最近はいわゆる「まとめサイト」がぽちぽち出来てて結構ありがたいときがありますな。私、特オタなんだけど2ちゃんの特撮板ってあんまり見ないもので、こんな面白いスレがあったの、全然知らなかった。特撮の理不尽な点を強引に解釈するスレ(現在のところの最新版)。んでこちらがそのまとめサイト。いやあ、腹抱えて笑かして頂きました。こういうの大好き。私のお気に入りを一つご紹介。
- Q:バルゴンは冷凍怪獣のくせに、何ゆえ南の島で生息しているのでしょうか?
- A:あなたは夏と冬、冷房を使うのはどちらですか?
わーははは。もしかしてバルゴンって「冷房怪獣」?
田中哲弥 著
カバーイラスト 笹井一個
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫JA
ISBN4-15-030845-4 \620(税別)
よく考えたら宅配便ドライバーなんかじゃないのは一目稜線のはずだった。2メートルを超える筋骨隆々の大男、しかも着ているのはアロハシャツ。だが、おかしいと思う暇もなく男は守にひとつの荷物を渡し、「後は頼んだ」と言い残して忽然と姿を消してしまう。あとに残ったのはどこから見ても千両箱にしか見えない箱がひとつ。中に入っていたのは当然小判。ただ、どうやらこの千両箱には999枚の小判しか入っていないようだった……。
'90年代にごくわずかの作品を発表したあと、長く休眠状態にある著者の最後の著作の復刊。
前に北野勇作さんの一連の作品を読んだときに、「気持ちはすごく分かるんだけど、分かるが故にどうにも落ち着かない」、なんてな感想を上げた様な憶えがある。それは自分に近い世代の人が自分に近い趣味の分野について語るときに起きる、「やっぱりそうしちゃうよね」的「分かる」感じが良い方にも悪い方にも働いてしまって困ったな、ってコトだと思うんだけれど、この本も読み始めはそんな感じがある。こちらは趣味的な部分よりも地域的な「あーはいはい」的感覚、って違いはあるのだけれど。
頭に"不思議"をくっつけた、それぞれタウン・ストーリー、学園もの、時代劇、近未来ハードボイルド、そしてむりやり分類するならもう一度タウン・ストーリーに戻ってくる五つの短篇で構成された本書に色濃く漂ってるのは"関西ノリ"。わたしゃネイティヴ関西人じゃないんだけどそれなりにこちらでの暮らしは長いので、やはりこの"関西系"シチュエーションの連発には「あるある」と思いつつも「そないに無茶な展開にせんでも」とも思いながら読み進んでいくことになったんだった。で、途中までは、というかラストの「千両は続くよどこまでも」(またベタなタイトルですな)まで読み進んでいく間は、んまあそれなりに会話やシチュエーションの面白さでふふふんと楽しみつつも正直「案外大したことねえなあ」なんて思っちゃったんだけど、んむ、最終話はかなり驚かせてくれる。
そこまで適当に、というか考え無しに(としか思えない)ばらまかれてきたネタの数々が、次々に収まるべきところに嵌っていき、最終的に一冊を通して見直してみてみると、ちゃんとした時間SFとして成立しちゃっているってあたりは驚くべき物がある。このショックのためには、「なんだかなー」テイストに満ちたそれまでの4編は決して外せない下準備であった訳なのだよね、いやお見事。ごくわずかですがじわっと来ました(^^;)。
田中哲弥さんって方を全然知らなかったので、コイツはなかなかの儲け物であった。最終話につながる4編の展開とかに、やっぱり少々収まりの悪さは感じるのだけれど、最終話のたたみ方がすばらしい。なかなか、ええもん読ませていただきました。
あ、あと本書に直接関係があるわけではないのだけれど、大森パパの解説は本文読む前に見ちゃいかんタイプの文章だとは思った。ノリノリで楽しいんだけど、いろいろ本書の楽しみを削いじゃう部分もあるので、本体読んでから目を通しましょうね。
(★★★☆)
商売モノに手を付けるシリーズ。今回もポケミスのモース警部ものから「ジェリコ街の女」。前作、「死者たちの礼拝」に続いて2作連続のシルバーダガー受賞作品。ちなみに本作を押さえてゴールデンダガーを取ったのは「ゴーリキー・パーク」だそうだ。
とあるパーティーで出会った女だった。とびきりの美人というのではないが妙に惹きつける力を秘めた彼女にモースは心を騒がせる。彼女の指に光るリングを目にして無理に気持ちを抑えつけ、パーティーを辞したモース。わずかに残る再会への希望を心の隅に残しつつ、モースが彼女に会うことはなかった。半年後のある日までは。そして半年ぶりの再会は苦渋に満ちた結果となったのだった…。
シリーズも5作目で、お話側の完成度が大変高くなっていて冒頭からすいすいと入り込んでいける。このシリーズの見どころは、自分の直感を異一番の拠り所にするモースが、捜査の序盤では多分に的外れなカンに頼ってあらぬ方向に捜査の手を伸ばして凹み、でもその直感が完全にズレていたわけでもなく、失敗を修整して真実に近づいていく過程を見ていくのが楽しい訳なんだが、その、本来のウリになるべき部分が少々薄くなってしまったかな、と言うきらいはなくもない。ここらはなんだろ、完成度と引き替えに根源的な面白さが少しばかりスポイルされてしまったかな、ってところか。面白いんだけどモースの魅力はシリーズ前作に比べて少し控えめになってしまって、そこはちょっと惜しかったかな。
ちょっと作業でゴタゴタしてたので、「図書館戦争」、「二十面相の娘」、「マクロスF」、「クリスタルブレイズ」、順序が前後するけど個人的に今期の一番のお気に入り、「ブラスレイター」も。
「図書館戦争」も「マクロス」も一息つくお話で、んまあ特に「マクロス」は、毎週初代のマクロスの「愛は流れる」級の作画やってたら、死人(さすがに人は死なんか。熱暴走するWS続出、みたいな?)も出るわな、って感じで、超弩級のメカアクションと少々ヌル目の"おとめちっく・ろまこめ"が交互に出てくるような感じで進むのだろうな。それはそれで別に文句ないので、続きを楽しみにしてます。で、ランカの髪の色がライムグリーンだったりブルーだったりしたのは、なんか理由があったのかな。オレが幻を見てただけ?
で、「ブラスレイター」。デモニアック、と呼ばれる現象が、いわゆる悪魔憑き的な現象などではなく、ナノマシンの暗躍によるものだった、というのが分かるエピソード。相変わらず鬱成分多めだが面白い。移民であるという理由だけで虐められていたマレクにデモニアックへの変身手段を与える謎の美女に崇の姉さん、デモニアックとなってしまったマレクに惨殺されちゃう、鼻持ちならない学生の一人が崇、ってところでちょっと笑いました。
T7-1F。藤浪きゅん先発、大谷選手が5番ライトスタメンという、日曜日にふさわしいお祭り試合は、日ハムファンの方には申し訳ないけど虎祭り。1回に大和の出塁から6連打を連ねて6点先取、藤浪選手もオトコマエの構えた所には球が行ってない感じだったけど、それが却っていい感じの荒れ具合で、多分そんなに調子は良くなかったけど、そんな中でも7回を失点1で押さえちゃうあたりは凄いもんだ。球数87、無四球ってのも立派だし、後半に行くにつれて悪いなりに修正して来た感じだね。
一方の大谷選手も凄い選手だな。確かにこりゃ、二刀流でどこまで行けるか、見てみたい気もするわ。自分は多分、この人は打者で行った方が良いんじゃないかって気はするけどねえ。
うむ、録画予約してても番組予約してなきゃ、何も映りゃせんわな。という訳で日曜朝の分を録画失敗。見たのは「進撃の巨人」、「変態王子と笑わない猫。」、「とある科学の超電磁砲S」、「よんでますよ、アザゼルさんZ」、「波打際のむろみさん」、「宇宙戦艦ヤマト2199」、ニコ動で「革命機ヴァルヴレイヴ」。ちょっと前のエピソードでエレン君はお父さんに何かされたような描写があったような気がするけど、その影響なんだろうか。巨人に喰われたはずのエレン君が巨人を使役するような力を持って復活しました、みたいなお話だった「進撃の巨人」。ふむ、まあそもそも巨人ってものが良くわからんものである以上、何が起きてもおかしくはない展開ではある訳ですが。「変態王子…」は意外に動きが大きいな。「超電磁砲」は意識したダレ場というか、次のヤマ場に向けた「溜め」のエピソードっすね。15分アニメ二本は快調にバカやってる。
「ヤマト」は前作のオリオンのあたりのエピソード。シュルツさんに絡めてのアステロイド・リング防御は、今回のシリーズではナシって事になるのかな。ま、前シリーズでも一回こっきりの登場だったからな(ドメル艦隊との決戦あたりでもう一回使って欲しかった気はしたんだよ)。そこはまあ良いけど、ここまでシュルツさんのキャラ立てて、その末路の扱いがちょっとかわいそ過ぎやせんか、って気はした。もうちょっと正々堂々とヤマトに立ち向かって欲しかったような気はするな。
「ヴヴヴ」、ヴァルヴレイヴと契約(?)したら不死の存在になるから200年先もなんかやってる、のはわかるけど全体としては相変わらず、どこまでが本気でどこからがネタなのか、良くわからんアニメだな。
「キャプテン・アース」、「ニセコイ」、「魔法科高校の劣等生」、「ジョジョの奇妙な冒険」、「烈車戦隊トッキュウジャー」、「仮面ライダー鎧武」、「ハピネスチャージプリキュア」、「ハイキュー!」。
「キャプテン・アース」はなんか良く判らん。「ニセコイ」は最終回。先週ちょっとそれはどうなんだ、と思った小野寺さんの扱いがちゃんとしたものになっていたのでまあよかった、のかな。何かがどうにかなった、とかいうのはほとんどない、刹那的ラブコメではございました。音楽の感じがちょいちょい「ひだまり」っぽかったな。「魔法科…」は半笑い物件。「ジョジョ」はまあ安定銘柄、か。
「トッキュウジャー」、消防烈車やらパトカー烈車やら、もはや「鉄道」の面白さ、カッコよさみたいなものからはどんどん逸脱しちゃっているような。んまあそれがイマジネーションだべ、と言われれば返す言葉はないわけですけど、できたら現実の鉄道のいろんなモノたちを想起させるようなネタが欲しいような気はしてる。「鎧武」はシドさん退場回。なかなかむごたらしゅうございました。今年の「プリキュア」は恋愛ネタもまぜまっせ、みたいなことが言われていたんだっけか。ヒメの方でそっちの話を進めていくってことなのかしら。「ハイキュー!」、ぬぼーっとしたエースの人登場回。主人公がいきなりエースに仕立て上げられるような流れではないのね。
降ってきた物件を何とか整理しようと思ったら、それ以前に到着している本たちを何とかしないといけない、という至極まっとうな結論。とりあえず下準備をしようと思ったところにご注文。一点自分でも格納場所があやふやな本があってそいつを掘り出す時間が必要だ、ってことで今日は早起きして朝イチで病院に行ってお薬もらって帰ってきてそれから倉庫番。予想通り一冊見つからない本があって、こいつを掘り出すのに4時間かかった。
たぶん収納する時には、基地祭のパンフだから映画のパンフとかと同じ箱に詰めておけば連想ゲームが働くだろう、って思ったんだろうけど、それから時間が経過すると、基地祭、ってことは飛行機ネタだから、そっち系の箱だろうと思って、全力で関係ない箱を開いておりましたわ。
一時は本気で諦めかけてて、何年かぶりにミスで在庫ゼロでした、のメールを出さなくてはいかんのか、と思い始めてた時に前述の連想ゲームを思い出して発掘成功したんだけど、
疲れたわ。
在庫整理は先延ばしになってしまいましたね(^^;
魔法少女と巫女さん。「俺」、そうか、お母さんは魔法熟女なわけか(w。んで次週、新たな魔法少女登場。「サイト」、お兄ちゃんキター! 女物のパンティ穿いてイキるという、可笑しいやらグロいやら。それはともかくお兄ちゃんはどうやって魔法少女のアイテムが使えるようになったんだろう。あれは持てばそれでオッケー、ってなものだったっけ?
「巫女」はまあ巫女さんだから、当然神の依り代でもあるわけで、ってな話、かな?(^^;
デニス・E・テイラー 著/金子浩 訳
カバーイラスト EVILVIT
カバーデザイン 早川書房デザイン室
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-012178-5 \1000(税別)
革新的なソフトウェアで財をなしたロバート(ボブ)・ジョハンソン。彼はその財を使い、自らにアクシデントがあった時に備え、その人格や知識をデータとして保管し、来たるべき技術革新があった際にその人格を再び再現する契約を締結する。心配事のなくなったボブは友人達とともに念願のSF大会に参加するのだが、その会場での移動中、コントロールを失ったクルマが彼の目前に…。
再びボブが目覚めた時、世界は117年の時が過ぎ、彼は機械知性となり、とあるミッションの遂行のためのユニットの候補となっていた。
出だしこそ「お、天使墜落的な話なのかな?」なんて事を思ったんだけどそういう物では全然なく、むしろ近頃流行りのギーク趣味満載の、ノリとしては明るく軽めのスペース・アドベンチャー。なんだけどそれだけじゃなく、おっそろしくサービス精神に富み、意外なくらいスケールがでかい。
肉体を持たず、精神と知識をデジタルデータに置き換えた存在。それは通常の人間を遥かに超える速度の思索ができて、なおかつデジタル・コピーが可能な存在。故にボブは自らの電子的クローンを造り、最初に設定されたミッションを超える様々な活動を開始する。そこで展開するのはスペースオペラ風味あり、ファースト・コンタクトSF風味あり、終末(からの脱出)SF風味あり、オーヴァーロードものありとまあ盛りだくさん。
ここに、本来差異がないはずのデジタル・コピー人格達に、それでも個性のようなものができてくる、って味付けもおもしろい。なんでしょうね、量子的な揺らぎはデジタルにも何らかの影響を与える、みたいな? ボヴァ・フェットとストームトゥルーパーの根っこが同じなんて信じられるかい? とか(^^;。
というわけでサービス満点のこれまた三部作の開幕編。お話は種としての人類の救済(大変なピンチなのです)、執拗にボブをつけ狙う旧ブラジル軍人のAIとの確執、ボブ達が遭遇した異星の生命との関係性、そしてもしかしたら居るかも知れない我々を超えるかもしれない星間文明との遭遇等々、いろんな軸が交わるような、そうでもないような感じで進んでいく。なにせコピーとればいくらでも主人公は増やせるんでね。ユニヴァースならぬ
★★★☆
前 | 2004年 5月 |
次 | ||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 | 31 |
□ TrackBack [http://catcat.boo.jp/blog/archives/000262.html Kyan's BLOG..]