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商売モノに手を付けるシリーズ。今回もポケミスのモース警部ものから「ジェリコ街の女」。前作、「死者たちの礼拝」に続いて2作連続のシルバーダガー受賞作品。ちなみに本作を押さえてゴールデンダガーを取ったのは「ゴーリキー・パーク」だそうだ。
とあるパーティーで出会った女だった。とびきりの美人というのではないが妙に惹きつける力を秘めた彼女にモースは心を騒がせる。彼女の指に光るリングを目にして無理に気持ちを抑えつけ、パーティーを辞したモース。わずかに残る再会への希望を心の隅に残しつつ、モースが彼女に会うことはなかった。半年後のある日までは。そして半年ぶりの再会は苦渋に満ちた結果となったのだった…。
シリーズも5作目で、お話側の完成度が大変高くなっていて冒頭からすいすいと入り込んでいける。このシリーズの見どころは、自分の直感を異一番の拠り所にするモースが、捜査の序盤では多分に的外れなカンに頼ってあらぬ方向に捜査の手を伸ばして凹み、でもその直感が完全にズレていたわけでもなく、失敗を修整して真実に近づいていく過程を見ていくのが楽しい訳なんだが、その、本来のウリになるべき部分が少々薄くなってしまったかな、と言うきらいはなくもない。ここらはなんだろ、完成度と引き替えに根源的な面白さが少しばかりスポイルされてしまったかな、ってところか。面白いんだけどモースの魅力はシリーズ前作に比べて少し控えめになってしまって、そこはちょっと惜しかったかな。
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