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久しぶりに三宮に出かけて、SAVOYのカレー喰ってUSBカードリーダー買って映画なぞ見て帰る。ところで、とうとう神戸電鉄までもが女性専用車両なんて物を導入するんですな。神鉄の場合、長くても4両編成なわけで、そのうち一台を女性専用にする、ちゅーのは他社のそれに比べて、極めて女性優先度が高そうな気もしますなあ。
つか乗客のみなさん、ちゃんと守ってくれるのかな? ラッシュ時とか、大丈夫か?
スタッフ
監督/脚本:押井守
原作:士郎正宗
音楽:川井憲次
製作:石川光久
プロデューサー:石川光久・鈴木敏夫
声の出演
大塚明夫
山寺宏一・田中敦子
榊原良子
竹中直人
公式サイト:http://www.innocence-movie.jp/index1.html
急速に業績を伸ばすロクス・ソルス社の高性能アンドロイド、"ガイノイド"が突如暴走、所有者を惨殺したあと自らも"自殺"する、と言う事件が頻発。被害者の中に公安関係者の名前があった事から、公安9課も独自の調査を開始する。"人形使い"事件以降、その振る舞いにやや翳りが見えるバトーには、トグサがパートナーとして共に捜査に当たる事になった。バトーが最も信頼したパートナー、"人形使い"事件でネットの広大な世界にその姿を消した草薙素子がスカウトした人物こそトグサだったのだ…。
というわけで正真正銘「攻殻機動隊」の続編。ストーリー的には単行本第一巻の第6話、"ROBOT RONDO"がベースになっているようだが、お話のトーンはかなり大きく変わっている。いかにも押井守好みな方向に、といえばははーん、こんな感じかな、と思う人は多いと思いますけど、ええ、だいたいそんな感じですね。時に饒舌、時に不安になるくらいに観客を放っておく、あのスタイルでございます。
「攻殻機動隊」が昔のアニメだねー、と思えるぐらいにグラフィックの完成度はすばらしいし、スカイウォーカー・ランチまで出かけて録ったという効果音も、おなじみ川井憲次の音楽も高品質。テレビCFなんかが少々誤解を招きそうな宣伝のしかたをしているのは気になるけれど、一種の電脳ハードボイルドとしてみれば充分楽しめるんじゃないかな。押井作品につきまとう、見ている側が妙に落ち着かなくなるようなカット割りというか1カットの長さというか、そういうところでの、妙にこうケツが落ち着かない感覚はあるし、いきなり登場人物が饒舌になっちゃう、いつもの押井作品のクセも健在(まあ今回は、電脳に接続する事でトグサみたいな俗な人間でもとっさに気の利いた言い回しを検索できる世の中になってる→その分饒舌に語られる言葉は実は軽い、みたいな意味が込められているのかも知れないけれど)で、そこらで「ああまただよ、弱ったなあ」と思ってしまうところもあるにはあるのだけど、総じて高品質な映画を見せていただいた気分。
ただなあ、ジブリの鈴木さんの仕掛け、それからマーチャンダイズの方向性、どっちもそれでいいのかな? って気はする。これを「イノセンス」という独立した映画と見せかけるような宣伝のしかたはどうかな、と思うわけです。私の隣に座ってたアベックさん、映画が終るなり「ねえ、結局『少佐』ってだれやったん?」「そりゃあのじいちゃん(たぶん荒巻さんでしょうな)やろー?」なんて会話してましたよ。そういうお客も取り込めた、といい方に解釈すべきなのか、訳のわからぬ感想を持たされる事になる多くのお客を作ってしまった、と悪い方に解釈すべきなのか、さてどっちでしょう。
(★★★)
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