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わたくし胃薬(なんでもいい)と目薬(最近はマイティア フレッシュ40)と、あとバファリンが常備されてないとどうも不安な方でして。いつもは薬屋さんで病院納入用の袋入り(大量に入ってて割安)を買うんだけど、今日はそれ置いてる薬屋とは別のところでの買い物だったので通常の箱入り。んで帰ってみてみたら、「オリジナルミラープレゼント」とかで、携帯ミラーが付いてた。「インテリアデザインブランド IDEE」だって。
「いでー」? 頭痛薬のおまけに「いでー」? どうにかならんかったのかそのネーミング。
ついでに、鏡としても小さすぎて、通信用ぐらいにしか役に立たないような気もするんだけどなあ。ラッシュ時の電車とか、上りのエスカレーターとかでそれなりに活躍してくれるのかなあ。
webのはやり物。Map of Japan Ver1.3による個人の足跡塗り分け大会。遅ればせながらぺたぺたと。会津で生まれ、富山で育ち、大阪でセーシュンして神戸で中年男になっているわたくし。徐々に西に流れているのだな。萩あたりで老境を過ごす、つーのも悪くないかも知れないな。それにしても一泊以上した憶えのある場所、というのがおおむね仕事か修学旅行か社員旅行、てのがなんだか情けないです。
ところでこれ、飛行機で大阪から北海道に飛んだ場合、青森は通過したことになるのかなあ。
和辻春樹 著/野間恒 編
装幀 水木泰
NTT出版
ISBN4-87188-451-1 \2300
戦前に大阪商船で基本設計者として60隻以上の商船の設計に携わった著者による、船と海、そして工学技術から科学的精神にわたる様々なテーマを扱ったエッセイ集。昭和15年に刊行された本の2度目の改装新版。
商売ものに手をつけるシリーズ。これはまだ店には出してない本なんですけどね。
著者の和辻(辻、は本当は点が二つのしんにゅう)春樹氏は、京大医学部教授の父を持ち、従兄弟に和辻哲郎氏がいるという血統書付きインテリゲンチャ。造船関係としては彼の東大での14期上にあの高名な平賀譲がいる。日本帝国が進展していこうとする時期に、徹底的に科学的で論理的な立場と、それを背景にした自らの美学をゆるがせにしようとしない、若い国の新進技術者の矜持みたいなものがあちこちから香ってきて、さらにそれが昭和初期の人物特有の、文体のキレの良さの魅力みたいなものと相まって実に心地よい。もちろん今となっては、おいおいそりゃもうちょっと環境ってモノを考えた方が良いんじゃないか、みたいなツッコミを入れたくなるところもあるにはあるけれど、何せこのエッセイが書かれたのは70年以上前のことなんである。そのことを考えると、逆に70年という時の流れがありながら、日本人ってのは全然変わってないのだなあ、とちょっとがっくり来てしまうような記述もあったりするのだった。いわゆる「乗客としてのマナー」から見る文化の成熟度、なんてところではそこらの思いは強くなるばかりでありますね。「みんなで渡れば怖くない」的な、なし崩し的横車ってのは日本人からは払拭し得ない特質だったりするのかなあ、と暗澹としてしまう。
もちろんダウナー気分に浸るばかりでなく、ちょっとトリビア的な知識(トン、てのが元は酒樽がその基準になってて、空の樽を叩くとタンタンと音がするところから『トン』になった、ってのはなかなか、『へぇ』ボタンを押したい気分になったですよ)が得られたり、船舶と地上建築の対比があったり、もちろん船舶設計に関する様々なネタがあったり、それから、なんと言うんだろう、戦前の知識人たちが「当然その辺には造詣が無くちゃいけない」と思っていたんじゃないかな、と感じられる漢詩であったり日本の古典に対する知識であったりが、すいすいと出てくるあたりに古き(ってほどでもないですが)日本で物を書く人達の、個人のバックに積み重ねられた一般教養の奥の深さに恐れ入る。和辻氏は専門のモノ書きではないのだよね。にもかかわらず船の話を書くとなったとき、例えば宝船、というお題があれば、そこで江戸の川柳をさらりと引いてみせるあたりの懐の深さを見ると、「ゆとり教育」なんてのは決定的に間違ってるよなあと改めて思ってしまいますな。
先にも書いたとおり、70年の時間差はいろんなところで目に付くし、そこはやむを得ないところもあるのではあるけれど、そこを差し引いて見ても、半世紀以上前の若い(そして遅れた)国にあって、科学技術の進展と文明の成熟を強く望む一人のアーキテクトの主張と、自分がその世界に身を置いているのだという矜持。なかなか心地よい文章でございます。
(★★★)
もうちょっとで終わるとこだったのに……。まちがえてOOo閉じちゃった。しかもなぜか自動バックアップ効いてねえしorz。アニメ雑誌の書籍データって入力すんのすんげー面倒なのにぃ。
はあ、「OUT」60冊分、もう一回やり直しですか。まあATOKくんもガンダムとかガラットとかエルガイムとかダンバインとかバイファムとかオーガスとかウラシマンとか、一発変換できるようになってきたからちったぁ楽だろうけど。
やる気が出ないのでお芝居観てきまーす。
新神戸オリエンタル劇場で、演劇集団キャラメルボックス「俺たちは志士じゃない」(作 成井豊+真柴あずき・演出 マキノノゾミ)観劇。
幕末の京、士道不覚悟で新選組を抜けた松吉と竹次郎の二人。追われて逃げ込んだ旅籠の風呂場で拝借した着物が、事もあろうに坂本龍馬と中岡慎太郎のものだったことから、彼らを崇拝する岩国藩の若侍、鶴橋に本物の坂本、中岡と信じ込まれて匿われた先は……。
たいへんウェルメイドなシチュエーション・コメディ。あらゆるところに気が配られ、おかしなハッタリなどは皆無。安心して楽しめる2時間半であったけど、こうなると逆に、どっか一ヵ所でも良いからぶっ壊れたところがあって欲しいよなあ、なぁんて思っちゃうから人間ってのは難儀な生き物だわな。そんななか、ニセ龍馬たちが匿われる岩国藩御用達の菓子問屋の女中、こま役の渡邊安理の怪演がなかなか楽しかったです。素はたいへん可愛いらしい女の子に見えるんですが、お芝居は強烈でしたわ。
15日〆なんて先の話じゃんと思ってた時期が自分にもありました。気がついたらもうヤバいじゃん。
一昨日ブチキレかかった仕事の方は、日記に書こうと思ったグチを10枚くらいオブラート重ねてくるんで相手にメールしたらば、それ以降何も言ってこなくなっちゃったので、今がチャンスだってことでわふわふお仕事。一応形になったかなあ、ってことで。
ちょっと金にならん可能性の方が高い仕事なんだけどねぇ…。
2ちゃんのOperaスレでやや要領を得ない質問を投げてきた相手に対しての回答。Opera 総合スレッド Part98の#422。いいねえ、キーボードの上の方にある F3 を押せ
ってあたりにしびれちゃったぜ(w。
えらく溜まってます。昨日書くつもりだったことが、「宇宙ショー…」の感想で四苦八苦したもんで軒並みオレの頭がエンタングル・タイムアウトしちゃったのね。ってことで、今日もどれくらい書けるか判らんけど、いきますど。見たのは「あそびにいくヨ!」、「けいおん!!」、「会長はメイド様!」、「みつどもえ」、「仮面ライダーダブル」、「ハートキャッチプリキュア!」、「戦国BASARA弐」、「生徒会役員共」、「ぬらりひょんの孫」、あとニコ動公式で見れるようになってる「セキレイPure Engagement」、「ストライクウィッチーズ2」。
新番組「あそびにいくヨ!」、まあ標準的なSF風味のハーレム系アニメ。とにかく登場するヒロインたちが全員ワケありで、しかもそれを話のとっかかりのところで隠す気もなく出して来ちゃう、なんてのは昨今のライトノベルの標準的な手順なのかしらね。「けいおん!!」はムギちゃん妄想回、なのかな。まあまあ。「メイド様!」はまあ、「前半の山場ですね!」(cv.フォックス・マクラウド)ってヤツですかね。鼻水に「にょーにょー」うるさい「みつどもえ」。うんちクンだのおしっこネタだのってのは確かに特定の年代には楽しい話題といえるけど、深夜アニメを見る連中に向けたターゲティングとは到底思えないんだが。テレ東あたりで平日の夕方にやるアニメなんでないの? これ。
日曜朝。「ゴセイジャー」は女子ゴルフの中継でお休み。宮里藍選手の苦戦ぶりが妙に気になって、早送りしないで観戦しちゃった(w。んで、翔太郎って実は切れる男だよな、ってのはしばしば感じるんだけど、今週もそんなエピソードだった「ダブル」。謎解き部分本体は(ミステリ的に)さほど凝った事をやってるわけではないけれど、演出が上手で楽しめる作品になっていた。この先フィリップは地球の書庫(だったっけ)で調べ物をするのにもいろいろ考えないといけない、という縛りが加わった訳だけど、これがお話にどう作用するか、ってあたりの捌きっぷりもちょっと楽しみにしてますよ。「プリキュア」はあからさまなミスリード誘発目的回。
「ハガレン」のあとは「BASARA」。まあこれはこういうもんだわな。一応前のシリーズで退場した人は出てこないのね。でも前作では木下藤吉郎は何か違う様子だったような気もしないではない。前作で信長に取り憑いてた何者かが今度は秀吉に憑いちゃった、ってこと? とりあえずお様と幸村の無駄に暑苦しいコミュニケーションが健在なのはめでたいこっちゃ。
月曜日。「生徒会役員共」はあれだ、「みつどもえ」の対象年齢上方スライドバージョン、って感じだな。真剣に見なくて良い分、却って楽しめるかも。「ぬらりひょんの孫」は脚本がかなり拙い出来。主人公の行動の裏付けになる部分への説明の大部分をサボっているんじゃないかって気がする上に、ネギくんが抜刀斎もどきに変身する理由や条件、トリガーになるものについての説明も全くない、ので、なんですかこれは? って話になっちゃってたな。
さてニコ動で第一話が見れる「セキレイ」と「ストライクウィッチーズ」、これは続きも見れるんでしょうか、だったら嬉しいな。基本的にどちらも前作のノリをしっかり継承している感じなので、安定して楽しめる番組になりそうかしら。ミサトゥスがちょいちょい声枯れてる感じなのが気にはなりますが。
ぱっと見のレイアウトで「なんだかコンパクトな鈴鹿っぽいな」と思った新生シルバーストーン・サーキット。実は本来の高速サーキットの部分も保持している上に、どうしたものだか路面の管理に雑なところがあったようで、予選からかなりタイヤに厳しいレースになっていたようで。
そんな中、空力で先を行っているレッドブルのマシンが前に来たスターティング・グリッドで始まったレースは、ウェバーがリードする形で展開、ベッテルには不運もあったかな。セイフティ・カーが入っても終始リードを譲らなかったレッドブル、やっぱり速いマシンなのだろうな。そんな中、可夢偉もがんばってくれた。本人のコメント(F1通信)が冷静を通り越して何か達観した感じなのもちょっと興味深かった。もうちょっとだけ戦闘力のあるマシン(ルノーあたりか)に乗せたら、すごく面白いレースを見せてくれる人なのかも知れないな。
一昨日のお話の続き。TRちゃん、一回目の講義を済ませたあとで電話かかってきて「結構キツいっす」だそうで。んまあ先生役は大変だよね。自分は経験ないけど知り合いで、専門学校のゲーム学科の非常勤講師をやらされた人物がいるんだけど、やっぱり前準備でかなり悩んでるのを目にしていたし。TRちゃんは多分、前準備とか無しのぶっつけ本番でいろいろ困ったんだろうな、って想像は容易にできるけど。
二回目の講義のお題はDreamweaverにおけるテンプレートの活用法だそうで、そういうのはオレに聞くな。オレもめったに使わん(w。
それにしてもTRちゃんが教えている相手はweb製作会社のスタッフさんなんだよな? 大丈夫か、その会社。
ここ惰隠洞のドメイン、bumbunker.comの有効期間が切れそうだよ、ってことで更新処理にValueDomainのサイトを見てみると、ただいま何かのキャンペーンで、レジストラをバリュドメ指定の業者に移管すると、更新費用が安くなるぞ、だそうで。自分はeNomを使ってドメイン登録してるんだけど、で、これはバリュドメ的にはデフォルトなんだけど、こいつをGMO(現在ValueDomain/XREAはここの傘下になっている)の管理下に移管すると、更新費用がちょっと安くなるよ、と。バリュドメだと年間990円のドメイン管理費用が、GMOだと880円で行けまっせ、ってことだそうで。
とはいうものの、素晴らしく良いタイミングで お名前.comが忍者TOOLSのドメインのDNS情報を消去/GMO大失態 (ほたるのブログ)なんてニュースが。ちょっと前にも何かやらかしてたよねえ。
さすがにこのタイミングでGMOはねえだろうって事で、990円の方で更新処理しておきました。んまあValueDomain/XREAが褒められたとこかと言えばそうでもない、ってのも確かなんだけど、多少はマシではあるんだよね。
火曜の途中から木曜までの分。「もやしもんリターンズ」、「夏雪ランデブー」、「DOG DAYS'」、「うぽって!!」、「アルカナ・ファミリア」、「エウレカセブンAO」、「じょしらく」、「貧乏神が!」あとニコ動で「TARI TARI」も。
ノイタミナ枠の二本はいかにもノイタミナ、って感じかな。アニメを楽しむ、というのじゃなく絵で描かれたお芝居を楽しむ、系の作品。月曜深夜がスーパー中原麻衣タイムなら、火曜深夜はスーパーさぁやタイムなのね。なんかポリープの手術を受けられるとかで、お大事になさって下さいウツボカズラさん。
「DOGDAYS'」は相変わらず抜け作。だけど楽しい。興行のイフェクトが若干スケールアップしたのは監督が代わったから? 「うぽって!」もどっちかというと抜け作系なんだけど、ちょいちょい変な方向でマジ方向に向いてたりして。今週はストッピング・パワーとは、ってテーマでしたね(^^;
木曜日、「アルカナ…」はまあ普通。「エウレカ」はやっぱ前作とのリンクがそこそこ出てくると、見てるこちらはやっぱりテンション上がるよね。レントンもこの先、出てくるのかな。
「じょしらく」、「貧乏神」の二本は尖りすぎず、いい感じに面白い。
あと、ニコ動で「TARI TARI」見たんだけど、これかなりいい感じなのでは? ちょっと好きかも。
…にはならんと思うけど、天皇陛下、生前退位の意向 皇后さま皇太子さまに伝える(asahi.com)。宮内庁側は「聞いてねえよ」状態らしいですが、ご自身の健康状態を考えられたのと、あとは昭和帝の下血騒ぎから御崩御に至るまでの自粛フィーバーみたいなものを考慮された上で、先に手を打っておこうと言うことなんだろうかね。
んまあおもいっきり下世話な陰謀論に振るなら、参院選も終わり、改憲勢力に力が付いたこのタイミングでどうかすると頼りないと思える次期帝(俺と同い年なんだぜ、教育の質はともかく教育を受けてきた時代の流れみたいなものは共通だと思うし、そこに通底してるのはどこかで責任を放棄したリベラリズムだと思う)のサポートに国が奔走することで、改憲に関する諸々が最悪の結果まで手が回らないようにしよう、という深謀遠慮が今上帝の脳裏には……ないよね(^^;
あ、今は公社じゃないから「日本郵便」か。長いから以後JPと呼称。前にもちょっと触れたけど、6月の郵便料金の改定でゆうメールの価格体系に変更があって、これまで荷物のサイズは縦横高さの合計が規定値を超えなければどんな状態でもゆうメールとして取り扱ってもらえたのだけれど、6月からは縦横サイズがほぼA4で、厚さが3Cmを超えないこと、という規定になってしまった。あと重量も1Kgまで、という制限が付いた。この制限に収まる物が規格サイズ、ということで以前のゆうメールとさほど変わらない値段で送れるんだけど、この制限をひとつでも超えてしまうと規格外サイズの扱いになり、送料が100円ばかり高くなってしまうんだった。
どういう事になるのか、一か月ぐらい様子を見てみたのだけど、やはり古本屋的にはちょっと辛いな。写真は「comic新現実」一冊。本体サイズがA5サイズで厚さが3Cmあるので、プチプチでくるんだ瞬間に規格外サイズになってしまう。これで送料450円かかってしまうのです。
いろいろ対策も考えてはいて、たとえばレターパック(ライト、プラス)を併用するとかである程度価格を抑えられる場合もあるんだけど、今回のように代引で、という指定だとレターパックは使えない。あと、ウチ的に厄介なのが実は文庫本で、文庫本数冊、なんて場合だと縦横は充分小さな数値になるのに、厚さが度外れたことになるので即規格外扱いになってしまうのですね。二かたまりに分けて厚さ(というか薄さ)を稼ぐ手もあるけど、それにも限度があるし…。
たぶん「ゆうメール」という名称にした時点でJP的にはまとまった数の本を送る、とか言う用途は見捨てて、パンフレットとかカタログとか同人誌的なものを一冊、という用途により限定したいのだろうな、という目論見が見えてこないこともない。
それならそれでそこは受け入れるとして、JPさん、それとは別にかつての「冊子小包」というジャンルを復活させちゃもらえませんかね。世の中にはそこそこの数の本をまとめて送ることが多い業種、ってのもあるわけで。
送料の改定、も考えてないことはないんだけどどうしたものか。軽石庵は2003年のオープンから送料は一律300円でやって来ていて、考えたらそろそろこの辺を見なおしても良いとは思うんだけど、ここまでは何とかやれてるからこのままにしときたい気もするし、そもそも今回の価格改定で送料の場合の数が多岐にわたることになってしまい、一括で送料を上げてしまうとひどく損をしてしまうタイプのお客様も出てきそうだし…。
なんかいろいろ、悩ましいっす(^^;。
高橋良平 編
カバーデザイン 早川書房デザイン室
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-012230-0 \1080(税別)
人類の宇宙船「ランヴァボン」は深宇宙で謎の異星船と遭遇する。これは幸福なファースト・コンタクトなのか、それとも…。ラインスターによる表題作他、伊藤典夫の訳による宇宙SFを6編収録。
知らなかったんだけどこれ、伊藤典夫さんの翻訳傑作選の第2巻だった(第1弾は『ボロゴーヴはミムジイ』、自分はこれ、銀背の再録かと思って買ってなかった。うかつでした)。で、こちらは宇宙SFの古典的名編を収録。それではいきますど。
ツカミはあらすじの通り、で、ここから進んでいくストーリイはいわゆる普通のSFにおけるファースト・コンタクトの定番的なノリとは一味違ってて、一方的な強者が存在するでもなく、何かファンタジックな交渉が進むでもなく、ただひたすらに彼我の疑心暗鬼ばかりが増幅されていくお話、って事で言ってみれば60年代の米ソ冷戦の状態を(ユーモアも交えて)皮肉に描写した作品、と言えるのかも知れない。現代に移し変えてみるならそうだな、トランプと金正恩の米朝の関係性に投影されるのかも。
いまだ安全性に不安の残る長距離の宇宙旅行に参加することになった新妻、だがその宇宙船は航行中に致命的なトラブルが発生して…
全然違うんだけど、なんとなく「ロトの娘」を思いだした。まあこっちの方がかなりサイコホラー風味強めですが(w。
超光速航行中の宇宙船が消息を絶つ事故が頻発。原因を探るべく出発した宇宙飛行士、ギャラードに起きたこととは…。
宇宙、FTL、そしてそれに伴う謎の現象…とまあハードSFの要素てんこ盛り、なんだけどハードSFとしてはその「ハード」の部分の情報量が現在から見たら相当乏しいものだから、肝心のハードSFとしてのキモの部分が現代の基準からするとややニュアンスに逃げちゃったかな、って感じもあるかも。本作の罪ではないのだけれど。
宇宙を航行する貨物船のクルーに巻き起こったトラブル、その背後にはとある惑星特有の病気が関係していた。その原因を探る船医が見たものとは…
クセ者ファーマーによる、そうだな、
巨大な宇宙病院船、そこにはヒューマノイド以外にも様々な生物たちが収容されている。そこに勤務する医師が出会った生物とは…
ちょっとした口直し(^^;、とも言えそうなドタバタ・スラプスティック。なぜそれをそうする(すいませんね、ワケ分からなくて)、ってところにはあまり深い説明はないけど絵面はやたら面白い。
「分身処置」と呼ばれる一種の遺伝子の優性部分と劣性部分を分離する処置が一般化した社会で、その処置が効かない少数の人間は社会から隔離されてしまう世界。そこで一人の「分身」が効かない男が選択した方策とは…
こういうの読むとつい、「あ、良いカークと悪いカークのお話だ」と思ってしまうワタシはロートルですね(w。人間の中の「悪」の部分を捨てられない人間のサバイバルと、謎の超文明の遺物を巡る、生きると言うことの可能性に関する物語、と言えるだろうか。ダイアスパーから一歩踏み出す人間のお話、と言えるでしょうかね。
異性間文明の中、先進的技術文明を築いている
SFに限った話ではないけど、物語というのは時代を超えて何か寓話的な教訓を時代を超えて残していくタイプのお話ってのがあると思うんだけど、本作は間違いなくそういう一作。読んでもらったら判ると思いますが、本書の造りはおそらく冷戦時代の二大陣営の衛星国になるということがどういう事なのか、をベースにしたお話だと思うんだけど、それは現代でも通じるテーマを内包していた、ということだろうか。古いのに新しい、と感じるお話でした。
あと、SF小説としては地球人類が一番進んだ文明を展開しているって設定は、結構珍しいかもね(^^;
てことで。なんでしょうね、とてもホッとしたよ。自分が安心して楽しめるSFってたぶん、このあたりなんだろうなって気はした。古いっちゃ古いんだけど、たまにはこういうのも読ませてよ、としみじみ思ったことでした(w。
★★★☆
「ゼロワン」と「キラメイジャー」。「ゼロワン」、今週も天津社長はボコボコだ(w。ただ、彼もまた飛電を愛する一人で、だからこそ芸人志望で開発も経営もずぶの素人の高校生(だっけ?)に、自分の好きな会社を適当に回されてたまるか、って事だった、と。飛電はヒューマギアの前にドッグギアなんてものを造っていたのだね。子供の頃、彼の大事な相棒がそのドッグギアで、名前がサウザーでした、ってことで。いろいろあって彼もアルト君側についたようだけど、この先ずっと仲間になってくれるのか、どこかでまた袂を分かつのか、さて。とりあえずこれで疾風迅雷とアタマ数は揃ったってことか。
「キラメイジャー」はシルバーが正式に仲間になる話。登場する怪人が何とも言えんゴレンジャー感で、思わずコイツはゴレンジャーストームでトドメさして欲しいなあ、なんて思ってたらホントにそれやってくれたんで笑っちゃったぜ。できれば最初に「いいわね、行くわよ!」って言って欲しかったけど(^^;。
それにしてもあれだね、サポートメカにまさかゴミ収集車が採用される日が来ようとは(w。あとあれね、グリーン役のおねいさん、アスリートって設定なんだそうだけど、いかにもそれっぽいお御足が大変魅力的ですね(ぉぃ)。
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