ばむばんか惰隠洞

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2004-08-29 この日を編集

[TV] 定期視聴番組

今週は「特捜戦隊デカレンジャー」(#29「アリエナイザー・リターンズ」)だけ。お話はテツ君の過去に迫るお話。いろいろ、深読みしようと思えばネタはいろいろ見えてくるような構成が仕込まれてたけど、まずはそつなくまとまってたんではないですか。小さいお友達には再生怪人(ちゃうちゃう)続々登場、ってヒキを作り、大きいお友達には「元ネタわかるかなー」でくすぐってみたりして。「多羅尾伴内」までやるかー、ってのと、尺の関係かテツ君の涙が光を反射する(光を反射するものがあればそれを使って移動できる、という能力を持つ悪人が出てくるんですけどね)、というシーンをはっきり見せられなかったこと、悪人が明らかにテツ君の涙を利用した、と、とっさにわかりにくい演出がされちゃったあたりが少しばかり惜しかったか。そんでもまあ、面白かったですよ。やるじゃん武上純希(w。

[F1] ベルギーGP決勝(結果あります)

例えば私、改修前のホッケンハイムがとても好きで、それは、そこには他のサーキットにはない見所があるわけで、つまりは森を抜けて突っ走る直線だよね。ガス欠で止まったプロストを、ピケが乗せて帰ってくることになったあの直線。あれがないホッケンなんてホッケンじゃないでしょー、と思わずいいたくなるのが最近のドイツGPだったりするわけだけど、そういう意味じゃあ、F1がここを走らなかったらダメでしょー、って言いたくなるのがスパのレースだよな。

んで復活のベルギーGP、レース本来の機微ではまだまだかとは思ったけれども、少なくとも展開という面においては、妙に近代化され、テレビ映えはするかも知れんけど面白みのない"近代的"サーキットとはひと味違う、走るクルマに容赦なく牙を剥く厳しいサーキット、という雰囲気を見せてくれて見応えあったなあ。

というわけでめまぐるしいレース。一周目であっさりタクが沈没、その後もデイヴィッドはどかんとバースト、フェルナンドもくるくるとスピンアウト、ポールからスタートしたヤルノも第2スティントが伸びずファンパブロに無理矢理さされる結果。これはレース後の審議だけどどうだろ、あれはタクでも突っ込まないんじゃないかなあって感じ。ヤルノ相変わらずついてない。

これで話は終らずに、残り15周でこんどはジェンソンのマシンの右リヤが大バースト、ミナルディを巻き添えに(つoT)リタイヤ。主要チームが続々と沈んでいく。

残り14周でセーフティカー、波乱はまだ終らない。直後にアントニアが沈み、ファンパブロも(またも)右リヤバーストでアウト、念の入ったことにここに来てデイヴィッドがクリスチャンにぶつかってウィングを吹き飛ばしてまたセーフティカー。ああもう。

これでも波乱は終らない。4位に付けてたリカルドもマシントラブルでリタイヤ。混戦を制して優勝したのはキミ。すばらしい。さすがはスパのレース。油断できない展開だったなあ。その中で2台ともつぶれなかったフェラーリ、なんとか二台完走できたマクラーレン、ボロボロながら一台生き残ったルノー、んで全滅のウィリアムズとBAR、これ、本日ただいまにおけるチーム力の具現なんだろうなあ。コンストラクターズの2位以降、まだまだ混戦になるかもね。

あ、忘れてた。ミハエル、ワールドチャンプおめでとう!


2005-08-29 この日を編集

[Day] 発作的にお出かけ (23:22)

4048538888別に昨日でも明日でもなんの不都合もないんだけど、何となく外に出たくなって荷物の発送したあとそのまま三宮へ。うろうろと古本眺めたり暑いさなかにラーメン食ってみたり(神戸ラーメンで腹こわす体質になってしまいました。情けなや)ようやくコミック新現実(6)購入したり。あとはシネリーブル神戸で「ヒトラー 〜最期の12日間〜」鑑賞。155分、一瞬たりともダレない映画というのはちょっとすごいと思う。重い部分もあるけど。

それにてもあすなさん関連の本を買ったあと、立ち呑みでぷはーとしてるときにあすなサイトの高橋さんから電話をいただいたりしちゃうのは、やはり西手新九郎の仕業であろうか。や、頑張ります(何を)。

さてその「新現実」のあすなさん特集、これはなかなか立派なものであった。臼杵三郎名義のあすな作品を読んだのは初めてのような気がする。微妙にあすなひろし臭くなくしようとしつつも、やはり紛れもなくあすなひろしの線がでちゃってるよなあ、これは。

吾妻さんのマンガも読めるんだけど、んー、こっちは正直ああそうですか、って感じで。大塚英志にはこれ以上、吾妻さんを引っ張り回さないで欲しいような気がする。

[Chinema] ヒトラー〜最後の12日間〜

劇場版パンフ表紙 スタッフ
監督:オリヴァー・ヒルシュピーゲル
制作・脚本:ベルント・アイヒンガー
原作:ヨアヒム・フェスト
原作:トラウドゥル・ユンゲ & メリッサ・ミュラー
撮影:ライナー・クラウスマン
音楽:ステファン・ツァハリアス
美術:ベルント・ルペル
出演
ブルーノ・ガンツ
アレクサンドラ・マリア・ララ
コリンナ・ハルフォーフ/ウルリッヒ・マテス
ユリアーネ・ケーラー/ハイノ・フェルヒ
クリスチャン・ベルケル/トーマス・クレッチマン
公式サイト:http://www.hitler-movie.jp/

1942年、ヒトラーの秘書候補として数人の女性が第三帝国の中枢、"狼の巣(ヴォルフスシャンツェ)"に集められた。なかの一人、ミュンヘン出身のトラウドゥルが、かつてのミュンヘン一揆を想起させたのかヒトラーの眼鏡にかない、彼の個人秘書の職を得ることになる。それから3年、ソ連軍の放談が直接落ちてくるまでになった1945年のベルリンで、彼女はまだ、ヒトラーの秘書として地下要塞のなかにあった。ますます悪化する戦局のなか、その死までの12日間のヒトラーは、そしてその側近たちの動きはどうだったのかを描くセミ・ドキュメンタリー

まずはなんと言っても、155分という長尺を一瞬たりともダレることなくラストまで持っていく、制作スタッフの努力と役者さんたちの熱演に拍手を。20世紀最大最悪の怪物の最期を看取る映画としていろいろ示唆に富んだ作品になっている。これをしてなぜ今ヒトラーの人間性などを斟酌する必要があるのか、などという批判も出ていると聞くが、どうだろう、ヒトラーを完全にタガがすっ飛んだ一種の狂人と捉えて済ますことは、もうめったな事じゃあんな人間は出てこないよ、と自分を無理やり納得させる行為に過ぎないような気がする。これほどまでに様々な書物が著わされている人部であるのだし、その何冊かを読んでみれば始めはごく普通の人間であった人物が、偶然が重なったことですさまじい妄想に取り憑かれてしまった、というのは比較的容易に想像できる事ではないかと思う。つまり、「あんなヤツはそうそう出てくるものなんかじゃない」はずがない、ということな訳で、戦争指導という部分を離れれば、犬を愛し、周りのスタッフに気を使うことのできる優しい人物が、一旦妄想の支配に取り憑かれると、想像を絶する行動を取ってしまう、ということ、そしてその時、その人物が権力構造のピラミッドの頂点にいたとして、そのピラミッドの底辺の長さがどれくらいあるかで、凄惨な目に遭う普通の民衆の数も決まってくる、という部分をもぬかりなく描いた作品であると思った。

 ヒトラーを演じるブルーノ・ガンツの"ヒトラーぶり"があまりに迫真で、それで観に行ってみたいと思ったんだけど、他にもゲッベルス、ヒムラーあたりは我々が本などで読んでイメージするそれにかなり近い感じがする。ゲーリングもそうだけど、まあ彼の場合はデブに白服着せとけばいいってところもあるし(^^;)。エヴァ・ブラウンを演じたユリアーネ・ケーラーは、イメージよりもこう、くたびれた感じなんだが、そのくたびれ具合が逆にこの良くわからん人物にリアリティを与えている感じがする。シュペーア(ナチ中枢にあってこの人物はかなり立派なひとであったと個人的には思っている)は、いけてるような、少々恰幅よすぎなような。鉤十字スキーな諸君には、天才女性パイロット、ハンナ・ライチュがかわいいぞ、と申し上げておこうか(^^;)。ただ、お芝居に関してはもう、ヒトラーもすごいがゲッベルス夫人を演じたコリンナ・ハルフォーフがでたらめに壮絶であった。強烈な電波キャラであるゲッベルスを演じたウルリッヒ・マテスもなかなかだったが、奥様のコワウツクシサにはちょっと太刀打ちできない感じ。うん、1キロを切った距離に敵の大群が押し寄せているという状況下で、それでもナチズムを信望し続けることができる人物、というそのオーラ(善悪は措く)というものには、見る方を引きつけて離さない力があるのだろう。

映画は、このおかしな世界に迷い込む羽目になったごくごく普通の女の子が見た末期の第三帝国中枢と、彼ら中枢が植え付けた思想を捨てられないまま凄惨な市街戦に巻き込まれていく市民たちの姿がカットバックされ、その二つのお話のキーパースンとなるキャラクターの物語が交差して、最期に辛うじてそれなりの救いがもたらされたところでエンドマーク、となるわけだが、ここまでのお話の持って行き方はかなりうまい。特に、決して(そこそこ)安全な地下要塞にはいることができない市民たちの描写が、この映画を簡単に"ヒトラーの人間性にスポットを当てた映画"などと言い切ることのできない説得力を与えていると思うんだけどどうだろう。いい人であれ悪い人であれ、指導者の下には大量の普通の人間たちがぶら下がることになる。そして迷惑千万な指導者個人は、死んでしまえば自分の物語はそこで終るのだけれど、彼の下にある人々にとっては、そこからがある意味本当の物語の始まりになるわけで、それはヒトラーに近い位置にいたゲッベルス夫妻から、ほとんど縁もゆかりもないベルリンの市民たちまで、温度差はあるけど問題ののっぴきならなさ、という点では等しく平等に降ってくる。ヒトラーの死までの物語ももちろん重要だが、ヒトラーの死が確定したあとの、それまでヒトラーにしたがっていれば良かった人達が、物語の新しい章に進んでいくときの辛さ、苦しさ、悲惨さ、そして希望をもまた、この映画は頑張って描いているのだと思う。そのためにこの長尺が必要だったのだろうね。

一度信じてしまったことが間違いであったことを知るために、人はどれほどの犠牲を払わなければならないのか、そしてその間違いを正すために、さらにどれほどの悲惨を罪化さねばならないのか。一人の独裁者の死以上に、安易に一人の独裁者を奉ってしまった民衆が、その後どんな目に遭う可能性があるのかをシビアに描いて見せた映画と言えるんじゃないだろうか。それで「ヒトラーも考えたら可哀想なヤツだよな」と思ってしまう危険性も確かにある(し、実際可哀想な人間なんだろう)のだけれど、ある時期にはその「可哀想なヤツ」を心の底から信じていた膨大な人間がいたことも事実な訳で、で、その膨大な人間のなかに私たちもまた含まれているわけで、ヒトラーの戦争犯罪を糾弾する、というのはつまり、誰がヒトラーを作ったのか、という問題にも繋がってしまうよな、それはとても難しい問題だよな、というところに話は落ち着くことになるのかな

そんなもやもやを一時的にせよ晴らしてくれるかのようなさわやかなラストシーンも好印象。常にヒトラーの側にあったトラウドゥル(今まで書きそびれてましたが、大変キュートです)と、始め少年の単純な思いこみでナチズムに心酔していた少年の心の移り変わりと、それを態度に示し、そして最期には硝煙を抜けることに成功するくだりはすばらしい。良い映画でした。

(★★★★)


2007-08-29 この日を編集

[Day] スライムが あらわれた! (22:53)

マヨネーズカミさんは芝居見物で東京に出かけたし、暑くて晩飯作る根性もないし、ってことで適当なところで作業は切り上げてトリスケにゴーだ。とりあえず親子でお気に入りのニコ動のカミングアウトなどして盛り上がる、って倅や、あなた的には「ひぐらしのく頃に」って面白いのかい、ううむそれはまたなんと言ったらいいのか……。

写真はウズラのベーコン巻き頼んだら、出てきた皿に盛られていたマヨネーズ。これがどう見てもスライムで、酔っぱらい親子大ウケ。ちょっと皿を揺らすと、先っぽがぷるぷる震えるあたりがまた、なんともスライムぽかったです。


2008-08-29 この日を編集

[Day] 免許更新

おー、最近はえっちらおっちら明石まで出かけなくても、三宮で更新できちゃうんだな。てことで午前中、県警の別館とやらに出動。優良ドライバーなので小一時間で更新終了。今回から「普通」じゃなく「中型」になるのか、へえ。今後履歴書書くときは、「中型免許(条件付)」とかになるのかしらね。やや寝不足っぽい、人相の悪い写真にちょっと凹むわ。

仕事の修正要望は多分今日の夕刻以降になりそうだったので、パルシネマしんこうえんで、「大いなる陰謀」と「ハンティング・パーティー」の二本立て。なかなかこう、どっちかはちょっと観たいんだけどもう一本が…的カップリングが続いてたパルシネマなんだけど、このセットはなかなか良いね。今日までの上映だったようで、間に合って良かった良かった。たまには真面目な映画も観ないとな(w。感想は改めて。

[Chinema] 大いなる陰謀

B001B4V9LS スタッフ
監督:ロバート・レッドフォード
脚本:マシュー・マイケル・カーナハン
製作:ロバート・レッドフォード/マシュー・マイケル・カーナハン/アンドリュー・ハウプトマン/トレイシー・ファルコ
製作総指揮:ダニエル・ルピ
音楽:マーク・アイシャム
出演
ロバート・レッドフォード
メリル・ストリープ
トム・クルーズ
マイケル・ペーニャ/アンドリュー・ガーフィールド
ピーター・バーグ/ケヴィン・ダン/デレク・ルーク
公式サイト:http://movies.foxjapan.com/ooinaru/

共和党の気鋭の若手上院議員、アーヴィングはとある思惑を秘めて旧知のベテラン・ジャーナリスト、ジャニーンとの単独インタビューをセッティングする。その目的は、マイナス評価ばかりが続く現在の米国外交において、一気に失地回復をねらった極秘の作戦の内容を部分的に公表することで、国民の間にアーヴィングの行動力とその成果を強く印象づけることにあった。彼が企画した作戦の舞台はアフガン。今まさに目的地に向けて、空挺部隊の一個小隊を乗せたヘリコプターが飛んでいる。その機内には大学院への進学の道を捨てて兵役に就いた二人の若者の姿が。

西海岸の同時刻。ヘリに乗り込んだ二人の若者の元教官だったマレー教授は、担当学生たちとの個別面談に臨んでいた。最初の学生はかつて優等生であったのが、最近全く授業に出てこなくなってしまったトッド。何が彼の覇気を奪ってしまったのか…

原題は"Lions for Lambs"。第一次大戦中にドイツ兵が英軍の将兵を表した言葉、「ライオンの群れを羊が指揮している」にちなんだもの。指導者の資質とはどうあるべきなのか、本来優れた能力を持っているはずの"ライオン"たちが、安易に(無能な)羊たちに良いように振り回されないようにするにはどうあるべきなのか、を、作った側は割とスマートにまとめたつもりだろうけど見る側からしたらバレバレだろうそれ、みたいな形で伝えてくるような映画。監督のロバート・レッドフォードは民主党支持の人なんで、基本的に共和党に任せておくとあたら有能で意識の高いアメリカ国民が無駄に死んじゃうことになっちゃうぜ、それを回避するにはどうすればいいのか判るかい? 事なかれじゃダメなんだぜ的メッセージがそこそこあからさまに伝えられる。割を食ったのが中庸を旨とすべきジャーナリスト役のメリル・ストリーブだったかな、と。

トム・クルーズ対メリル・ストリーブ、ロバート・レッドフォード対アンドリュー・ガーフィールドの対話劇が見もののはずなんだが、どちらも残念ながら最高級にテンションが"張った"状態のそれではなく、そこそこのテンションは感じるが微妙に突っ込み切れてないまま終わってしまったような映画、と言えるかな。

個人的にこの映画を観て思い出しちゃったのは、シカゴの「アット・カーネギーホール」というアルバムだったりする。ビニール盤4枚組、カーネギーホール全景のポスター、アメリカの選挙法に関する解説ブックレットなど、なんか猛烈にいろんな付録がついてたこのライブ・アルバムは、当時シカゴの連中が民主党のマクガヴァン候補支持の立場にあったが故に、かなり強烈な反ニクソンのスタンスを取っていた(一部の歌の中で、「ニクソンを支持してたら、どうなると思う?」なんて堂々と歌ってたりする)のが良く判るアルバムだったんだけど、そのあたりの、微妙に"ナマな"感じを久しぶりに味わったような気がする。大統領選を控えたアメリカには、こういうメディアが生まれやすくなるような土壌があるのかしら。

いろんなところでいろんなモノを差し引いて鑑賞した方が良い映画ではあると思う。役者さんたちの頑張りはなかなかのモノ。ただそれらが上手く有機的に影響しあって別な何かを産み出すところまではいってない、ような映画だったと言えるか。悪くはないが改めて賞賛すべきでもない映画、って感じで。

(★★★)

[Chinema] ハンティング・パーティ

B001E1VMB0 スタッフ
監督・脚本:リチャード・シェパード
製作総指揮:マーティン・シュアーマン/ボー・ハイド/ポール・ハンソン
エリオット・ファーワーダ/ビル・ブロック/アダム・メリムズ
製作:スコット・クルーフ/マーク・ジョンソン/ポール・ハンソン
音楽:ロルフ・ケント
原案:スコット・アンダーソン
出演
テレンス・ハワード
リチャード・ギア
ジェシー・アイゼンバーグ
リュボミール・ケレケス/マーク・イヴァニール/ジョイ・ブライアント
ジェームズ・ブローリン/クリスティナ・クレペラ/ダイアン・クルーガー
公式サイト:http://www.huntingparty.jp/

かつては最高の戦争特派員だったのに、ボスニアで目にしたとある光景が原因で戦争報道自体にキレ、今は二流のケーブルテレビ局を渡り歩くサイモン。ともに戦場を駆け巡ったカメラマンのダックの方は順調に出世を重ね、危険な現場からは遠ざかっている。そんな二人が五年の時を経て再開することになった。奇しくもその場所はボスニア。サイモンは今もなお一人の男を追っていたのだった。最重要の戦争犯罪人であり、国連や各国の諜報機関が探索を続けているにも関わらずその足取りがようとして掴めない男、通称"フォックス"、サイモンはそのフォックスの居場所について、確実な情報を得ているといい、ダックにかつての名コンビの再結成を持ちかけるのだったが…。

実録(実話に非ず)手記を元に作られた社会派エンタティンメント。ちょっとダメっぽいはみ出しジャーナリストが、国連や各国の諜報機関が全力で捜査しているにも関わらず、五年もの間逃げおおせている戦争犯罪人のシッポを掴んじゃおうというお話。シリアスとコミカルが良い按配に配置されていてなかなか楽しめる上に、凸凹三人組がのし歩くその場所は、少し前まで酸鼻を極める内乱の最中にあった土地だったことをさりげなく思い起こさせるような絵造りにも抜かりはなく、社会派な部分に軽くではあるけれど言及することも忘れない。そもそも国連だのCIAだのが本気出したら、犯罪人の一人ぐらいどこにいるのか、目星ぐらいはつけられそうなものなのに実際はそうはなっていない。そのこと自体がなんか変じゃないのかい? ってあたりからして、裏を勘ぐったら、いくらでも深読みや邪推は可能な話なわけなんだし。敢えてそっちに深く突っ込むことはせず、「なあ、なんかいろいろ怪しいよな」と軽く突っ込むぐらいに止めておいて、本線はあくまでも「個人」のお話としてストーリーを展開していくあたり、基本的に作るのはエンタティンメントなんだ、ってラインを外してないところに好感を持つ。

その上で、一応実話っぽい原作を元にしているが故に、映画としてのウソくさい面白さや、ちょっと鼻白むような、ナマのメッセージ性みたいなものがうまく織り込めないままお話が展開していったが故に、映画としての完成度って部分で少々いびつなものが残ってしまったのは残念だったかな、と言うところだろうか。一点、どうにも残念なところがあって、それはダックの扱い。カメラマンであるダックが、サイモンに引き込まれて一緒にフォックスを追う旅に出る時にカメラを持っていないのだよね。休暇を利用してサイモンに付き合うつもりだったダックだから、リアルと言えばリアルではあるんだけど、かつてサイモンとともに戦場を駆けずり回ったときのダックはカメラマンだったわけで、ここはウソでも良いし、結局はそれを手放さざるを得なくなってしまっても良かったと思うんだけど、それでもサイモンとの凸凹道中を始める段階では、彼は昔からのサイモンの相棒の戦場カメラマンであって欲しかったなあと言う気はする。そこがちょっと残念だったかな。

現実の重さは疑いようもない題材だけに、「敢えて作っちゃった」部分はあっても良かったんじゃないかな、と言うところではありますが、総じてなかなか楽しめた。楽しむ、とか言っちゃ、ホントはいけない題材なんだろうけど。ああ、あと、フォックスを演じたリュボミール・ケレケスが実物のカラジッチに猛烈に似てたのに軽くウケました。

(★★★)


2010-08-29 この日を編集

[TV] 定期視聴番組

「あそびにいくヨ!」、「けいおん!!」、「会長はメイド様!」、「みつどもえ」、「天装戦隊シンケンジャー」、「仮面ライダーダブル」、「ハートキャッチプリキュア!」、「戦国BASARA弐」。今回はダッジ・チャレンジャーが出てきた「あそびに…」、原作者がお好きなのか、スタッフに好きな人がいるのか、沖縄って今でも古いアメ車がごろごろしてるって事なのか、さて(最後のはないよなー)。「けいおん!!」は何となくみんなの進路が決まるお話。ま、落ち着くところはここだわな。一応高校卒業まで描くって事なんでしょうかね。ちゃんと踏ん切りをつけようって事なのかな。着々と叶くんの株が上がってる「メイド様」、終わりも近いってのにここに来て恋敵登場、みたいな。上条さんなにやってんすか(w。「みつどもえ」は三女の黒さがなかなか良いですな。

日曜朝、今回は何やら敵幹部の入れ替え具合がめまぐるしい「ゴセイジャー」。敵側のお話がいろいろ動くのは面白いけど、終盤に向けた盛り上がりってところでこの先大丈夫なんだろうかという不安も。ゴタゴタするばかりで強さと怖さが増してこない敵、では困ると思うんで。最終的に一番怖いのはブレドラン、って事になるんだろうけど。

「ダブル」は大団円。ハードボイルドというか、犯罪がらみのドラマのラストにはこのテイスト欲しいよね、ってな展開でなかなか結構。若菜姫がらみのミスリードの作劇もうまかったんじゃないでしょうか。これはつまり、先週のラストの段階で生き残った若菜姫はすでにフィリップの容れ物になってしまっていて、それから一年かけてフィリップを再構成する手段を追っていたところに、若菜姫の復活を目指しているエグゼだかなんだかな連中が、ガイアメモリの力を一時的に引き出そうとしたがゆえに、再構成のためのエネルギーを得ることができた、って解釈であってますか? わたくし的には平成ライダーで一番の完成度のシリーズでございました。楽しかった。

次のライダーは「オーズ」。やっぱorzからきてるんですかね、これは。

「プリキュア」は「プリキュア」というよりも「どれみ」色がかなり強い感じでございましたな。

[F1] ベルギーGP決勝

タイミングモニタで観戦。ザウバーの二人は予選でコンディションを読み切れずに下位に沈んだんだけど、前のレースのミハエルの無茶やら何やらで10位以下のポジションにはかなり変動があった模様。可夢偉は17番手。前の方はウェバー、ハミルトン、クビサ、ヴェッテルの順。

なにせスパ、天気がどう変わるかってあたりが大きなファクターになるんだけど、スタート直後にいきなり雨が来そうになったところでペースカーが入り、ここで可夢偉はギャンブルに出てタイヤを固い方に変更してコースへ、ここでは大きな雨が来なかったのでウェット履いたクルマはだだ下がり、可夢偉ポイント圏付近まで上昇、その後も着実にラップを刻み、気がついたらトップ10。前の2台がピットインしてないメルセデスの2台って事もあり、さらなるジャンプアップも可能なんじゃないかと思ったところでふたたび雨模様、で終盤に混乱ふたたび。ウエットへの換装でさらなるジャンプアップはできなかったけれど、それでも8位完走は立派。作戦と可夢偉自身のポテンシャルが掴んだ結果だと思う。メルセデスと遜色ないタイムで走ってた(ミハエルよりは速く、ニコにはちょっと負ける、ぐらい)ものね。

レースはハミルトン、ウェバー、クビサがトップ3。フォース・インディアが5位に入ってるのがかなりすごい。

って事で実際にどういうことが起きてたのかは、この後の地上波の放送で確認してみますです。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

DOOM [EXEが言ってた「今は街で静かにしているあの方を迎える」っていうのも若菜のことだと思わせるミスリードで、 実際はあの..]

は゜ん [放映前はWのデザイン見て失望してたんですが、毎回楽しませてもらいました。 終わってみれば平成ライダーで一番の出来だっ..]

rover [>DOOMさん なるほど、確かにペットショップのおっちゃんに力送ってた、って解釈も出来ますね。そこで力の動きの変化を..]

rover [>は゜んさん ワシも最初はどうなることかと思ったんですが、左右に分かれたデザインにもちゃんと意味があるってあたり、な..]


2011-08-29 この日を編集

[News] また替わりました

民主新代表に野田氏 決選投票で海江田氏を逆転(asahi.com)。いくら何でもオザーさんの手の者をあからさまに総理に据えるのはマズかろう、ぐらいには空気は読めました、ということだわね。最悪手ではなかった、ってところだろうな。

誰も大して期待していない状態で、責任を背負わされる新しい総理大臣の人(どういう人なのかいまいち見えない感じはあるな)にはそれなりに同情はする。今現在のこの国、政治家のレベルも下がってるけど、我々有権者のレベルもどうしようもない事になってると思うから。

基本的に民主主義ってのは、数え切れない失敗を積み重ねた上に正しい道筋を見つけていくモノであると思うので、考えられる最大公約数の国民がまあまあ満足できる世界を手に入れるには、それなりの時間がかかるのはしかたがない。それがイヤだっていうなら、独裁者を戴くしかないわけで。

そういう意味では菅さんにはそれなりに期待していたんだけどな。現在の自民党と民主党なんて、ハマーンのネオジオンとシャアのネオジオンぐらいの差しかないわけで、そこでポストを昇ってきた人間なんていうのはどっちにいようと大した差はない。それに比べればスタートラインで凡百の政治屋さんとは若干違う出自を持ってるイラ菅さん、もしかしたら経験を積んでいくことで化ける可能性はあるんじゃないかと思ってたのね。ただ彼を取り巻く環境はエウーゴじゃなくネオジオンだった上に、予想外の震災でそれどころじゃなくなっちゃった。試行錯誤を繰り返して正解を探す時間が奪われて、代わりに突然(期限付きにせよ)強力な指導力を発揮することが要求されちゃった。そこでちゃんと動ける政治家がいたら、そもそも日本は今みたいな体たらくには陥っちゃいないわけで、そこの所は菅さん、ご愁傷様ってところではある。

いずれにしても今重要なのは「我慢」なのだと思うけど、で、確かに今の政治家さんたちのラインナップを見てみると我慢ならん連中がずらりと並んでいるのも確かなんだけど、それでもここで辛抱できない国民が、自分の国を自分らの不平不満で、どんどんどうしようもないモノにしていっちゃうような気がしてちょっと憂鬱です。

何はともあれ野田さん、がんばって下さいね。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

tamakai [いいんじゃないですか、行き着くところまで行き着いてようやく変ることができるんですよ。]

rover [いろいろな変化を受け入れていこー、自体は構わないと思うんですけどね。問題はひとつひとつの変化を、少なくとも区切りの良..]


2014-08-29 この日を編集

[Anime] 定期視聴番組

「Free!」、「アルドノア・ゼロ」、「白銀の意思 アルジェヴォルン」。ここまでクールキャラだったハル君が意外と豆腐メンタルだったことが判っちゃった「Free!」、サービスカット満載に火星側も一枚岩じゃなかったよ、もわかった「アルドノア…」、あからさまなフラグ立てが逆に笑っちゃう「アルジェヴォルン」、って感じですか。

ま、そこそこ楽しんでます。


2017-08-29 この日を編集

[Oldbooks] 買取完了

こちらの提示した買い取り価格、ご快諾いただいたのでさっそく送金。120冊ほどの買取で、どうだろう、すぐに動くタイプの本では無いかも知れんけど、軽石庵的には手薄だったところなのでちょっとありがたいです。今週末ぐらいに第一弾、投入しましょうかね(元気があったら)。

[Books] レッドスーツ

レッドスーツ(ジョン・スコルジー/著 内田昌之/翻訳) ジョン・スコルジー 著/内田昌之 訳
カバーイラスト 工藤稜
カバーデザイン 早川書房デザイン室
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-012134-1 \1000(税別)

船長、それはドラマ的ではありません

宇宙艦隊旗艦、イントレピッド号に配属された5人の新人。特殊な宗教とその言語に精通したダール、地上部隊勤務だったデュヴァル、大富豪の息子のハンスンなど、変わった経歴を持つ5人だったが、彼らが配属されたイントレピッド号もまた、どこかおかしな所のある艦だった。調査任務に就く関係上、危険との遭遇率が高いのは仕方がないにしても、そこでのクルーの死傷率に極端な偏りがあったのだ。本来であれば死んでもおかしくないほどダメージを負ったはずの士官が一週間もすれば完全に治癒している反面、あり得ないくらいの簡単さで死んでいく乗員もいる。この状況に何かがあると感じたダールたちは真相をさぐろうとするのだが…

ハヤカワ・SFシリーズ版がどちらかと言えばなつかしの銀背のテイストのカバーイラストだったのに比べると、文庫版のカバーはより、「ははん」と合点が行ってしまうデザインになっている。そう、これは「スター・トレック」、というか「宇宙大作戦」への悪意と愛がないまぜになったクセ弾スペースオペラ。「宇宙大作戦」を見てた人なら何となくピンとくると思うけど、スター・フリートのヘヴィ・クルーザー、コンスティテューション級2番艦、エンタープライズに搭乗するクルーはその役職、担当に応じてユニフォームの色が違うんだが、赤いシャツは機関部、保安部、その他庶務的なポジションにつくクルーが着るシャツ。まあそのぶん数も多いんだろうけれど、そのせいかあらずか、件のシリーズにおいて、赤シャツクルーの死亡率は異様に高いんだとか。

丸屋九兵衛さんの「解説」によると、「宇宙大作戦」全79話で死亡したエンタープライズのクルーは59人、そのうち43人が赤シャツなんだとか。んまあお話の構成上、どうしても人死には避けられないわけで、となるとシリーズレギュラーではない、それまで知らん人だったキャラが登場して、その人物が亡くなって皆がその死を悼む必要が出てくるわけだけど、ドラマの必要で舞台に引っ張り上げられて、あっさり死んでしまうキャラの立場はどうなのさ、ってのは確かにやむを得ない話ではあるけれど死んじゃう人からしたらたまらんわな(^^;。

お話は「現実」の宇宙艦隊で起きていることが、実は過去に放映されたテレビ・シリーズに支配されているのでは? と言う疑念をいだいた主人公が、どこぞの脚本家の都合で登場させられ、あっさり殺されてたまるものか、と思ったところから展開していき、「現実」とそこに繋がっているかも知れない「過去」を繋ぐ、一種メタな構造になっている。そこのところの構造的な面白さ(あるある的な、ね)を愉しみつつ、ついでに「宇宙大作戦」でも何度かやってくれた、過去の地球にタイムワープするエンタープライズ、のエピソードを今風にアップデートしてくれてたりとサービス満点終始ニヤニヤしながら読んでいける、んだが…

真夜中の戦士(ミッドナイト・ソルジャー)」的、「お前なんかに将棋のコマにされたものの気持ちがわかってたまるかー!」みたいなオチを持って来るのかと思ったらそこはさすがスコルジー。メタな視点で行き来する時制の、え? そっちに戻って話をまとめる持って行き方になんというのかな、感動した、とか感心した、とかとはちょっと違うな。一番近いのは多分、涙腺を奇襲された、って事になるんじゃないだろうか。本編が一旦終了し(これはこれでちゃんとまとまっている)、「終章」というパートが始まるわけなんだけど、ここのところの味わい深さが絶品で。おじさん王将で瓶ビール飲みながら読んでたんだけど、終章の途中でビール切れちゃって、普通はそこで本を閉じて帰るんだけど、ここで読むの止めたらマズい、と思って生中追加して続きを読んじゃったよ(w。

で、読み切って良かったです。ラストのしみじみ感が素晴らしかった。佳品にして絶品ですな。

★★★★

[Anime] 定期視聴番組

日曜深夜。「ナイツ&マジック」、話が大きくなってきた、けどエルきゅん本気出したらまとめて一掃だろうなあ、そこがこのお話の快感部分になるんだろうけど。

「プリンセス・プリンシパル」、みんな薄々思ってた、アンジェとプリンセスの関係性が明らかになるお話。とても良かったですね。

[Baseball] カッタラシイデー!

T3-0S。小野投手初勝利おめでとー! しっかし広島は負けねえなあ(^^;。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

まなたけ [あれ?レッドスーツ!?知らなんだ! れでスタトレなら、レッドドワーフしか、知らん!とか、書いてたや、やっぱりDCD欲..]

ROVER [おもしろかったですよー。「宇宙大作戦」ネタだと、映画「ギャラクシー・クエスト」も良いっすよね(^o^)。]

まなたけ [ギャラクシークエストは、もう、あの宇宙人の健気さに😭泣いちゃう!後に、宇宙人ポールみて、シガニーウェバーの凄み、、と..]

まなたけ [今週末はティガ最終回辺りを見るんだった! だって昨日、、8月30日は、16年ぶりにテレビに復活したウルトラマン。ティ..]


2018-08-29 この日を編集

[Day] 免許更新

うかうかしてたらもうすぐ9月じゃん、誕生日じゃん、ってことで早起きしたし免許の更新に出かけてみた。まあ優良ドライバー(^^;なんでね、簡単な書類の更新と視力検査、写真撮影と30分の講習で、小一時間で免許の更新は終了。今年は原チャ乗るようになったので、二輪の安全講習とかはちょっと真面目に聞いたりして。あと、子供の交通事故死の違反原因の1位が違反無し、ってのはちょっとやるせないなぁ、とか思いました。何も悪いことやってないのにクルマに突っ込まれる、なんてのはかなわんよね。

んで新しい免許証もらったんですけど、一応免許的には平成は35年まで有効なんですな。これ、来年になったら修正パッチとかが流れてくるものなのかしら。あとオレ今日、5年前に更新した時とおんなじ服着とった(w。

[Event][SpFX] 「特撮のDNA」展

画像の説明昼前に免許証の更新は済んだので、そのまま阪神電車に飛び乗って明石へ。明石市立文化博物館で開催中の「特撮のDNA」展を見てきました。一応いろいろ写真撮ってきたのでちょっとだけご紹介。ここからはサムネをクリックしたら大きな写真(640×480)が表示されます。

画像の説明スピップ号、JX-1隼号と並んで展示されてたP-1号。意外とずんぐりしてるのね。

画像の説明とっても大好きムーンライトSY-3号。ブースター付き。

画像の説明SY-3号のメイン部分。

画像の説明メカゴジラ・ヘッド

画像の説明ガンヘッド。ちょっと新MOGERAが見切れてる。

画像の説明割と展示会の目玉的存在の大型メカゴジラMk.Ⅱ。あ、足ちょっと切れちゃった(^^;。

画像の説明一番多いのはこういう、トルソータイプの怪獣モデルの展示でした。これはミレゴジっすね。

画像の説明こちらは撮影用ゴジラヘッド、さて何ゴジかな?

画像の説明かわいそうなカメーバ(w。

画像の説明これは初めて見た。「ゴモキ」(だったかな?)の時のアンギラスの検討用モデル。アンギラスと言うよりはドドンゴっすね。これが動くところはちょっと見てみたかったかも。

画像の説明会場にはご家族連れも結構いらっしゃったんですが、子どもたちの人気、一番はこいつでしたね。「あー、じいちゃんの手とおんなじやー」ですって(^^;。

画像の説明割とプラグマティクな展示として、怪獣スーツ造りの解説があって、そこのサンプルで展示されてたゴジラの皮膚部分のサンプル。

画像の説明同じくこちらはキングギドラ。なんか壁紙のテクスチャに使えそうね(w。

てな感じで。いろいろ展示物のバリエーションも数もあったし、それぞれ見応えのあるものではあったのですが、「特撮」のストーリーみたいなものが伝わってこないのと、ホンちゃんなのか副次的に造られた物なのかの区別がはっきりしてないあたりはちょっと薄味かなあ、とは思った。ただまあこういうのはオレらみたいに、いい加減にスレまくった厄介なヲタクの言い分で、普通に「かいじゅう」が好きなチビッコには嬉しい展示会なんだと思う。実際ご家族で見に来てる人達はとても楽しそうでしたもの(w。

画像の説明博物館に隣接している明石城趾が公園になっててそっちも散策しましたよ。今は天守などはなく、櫓が二つ残っているだけですが、本格的な石垣は残ってるし、おそらく縄張りの多くの部分が残っていると思われるので、もうちょっと涼しくなったら散策が楽しそう。

画像の説明

画像の説明

画像の説明軟式高校野球に参加してたらしい男の子たちに混じって明石駅まで戻って、ショッピングモ-ルで涼んで喫煙コーナーで一服して戻ってまいりました。「特撮のDNA展」明石は今週末で終了なので、興味がある人は出かけてみては? 大人は1000円です(w。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

まなたけ [佐賀県に去年の秋に、「特撮のDNA」来てて、オラも行きました。 佐賀県用の催事幕が、素敵でした。 やっぱそろそろ、ぶ..]

ROVER [おー、やっぱり行っておられましたか(^o^)。意外に話題にならないのは何でなんでしょうね。明石も7月から開催されてい..]


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ジュヴナイルとしてなかなか良質

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