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「地獄少女」、「BLACK CAT」、「ソウルテイカー」、「灼眼のシャナ」、「交響詩編エウレカセブン」、「魔法戦隊マジレンジャー」、「仮面ライダー響鬼」、「ふたりはプリキュアMH」。
えーと困ったな、仕事しながら流してたせいもあるのか、どれもパッとしねえや。「BLACK CAT」ってジャンプでやってたあれなのね。とりあえず原作より絵はマシかな。「エウレカ」は先週ラル隊長が自爆したんだから当然ハモンさんも特攻かけるよなあって話だったし、ヒビキさんはここに来てキャラの命が安くなっていきそうで心配だしキリヤ君ウザいし。
なんか数はあるけど低調だわねえ。
あ、そういえば水曜の深夜に「ガンパレード・オーケストラ」なんつーものもやってるんですな。はじめの方見損ねちゃって、第3話から見たんだけど、えーとこれもなんちゅうか。とりあえずまるでCGIのようなロボットの動きがちょっとイヤ。「マーチ」の方は結構好きだったんだけどな。
パトリック・オブライアン 著/高沢次郎 訳
カバーイラスト Geoff Hunt
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫NV
ISBN4-15-041094-1 \700(税別)
ISBN4-15-041095-X \700(税別)
あ〜ま〜ぞ〜ん
苦闘の航海のすえ、ようやくジャワ島にたどり着いたオーブリー一行。海軍本部も彼の功績を認め、直ちにオーブリーたちは快速船で本国へ帰還、そこで新たな乗艦を得る手はずは整えられていた。だが快適な航海が本国まで続くかと思われた矢先に彼らを襲う船火事で再び漂流の身となってしまうオーブリー、マチュリンたち。運良く英国艦に拾い上げられたのもつかの間、彼らは新たな戦場へ向かう羽目となる。折しも米英戦争が勃発、オーブリーたちを救い上げたフリゲート、ジャワ号の目的は一隻の米国フリゲートの捕捉だったのだ。敵は英国艦"ゲリエール"との一騎打ちに圧勝し、"オールド・アイアンサイド"の異名を取ったコンスティテューション号……。
今も米国軍艦籍にある、ほんでもって「宇宙大作戦」のエンタープライズ号のクラスネーム・シップでもある有名艦、"コンスティテューション"が登場するエピソード。今回のエピソードは史実に有名な"コンスティテューション"対"ゲリエール"、"チェサピーク"対"シャノン"というフリゲート同士の戦いと米英戦争を背景にした英語圏の人たちの様々な動きのなかで、われらがオーブリーとマチュリンがどんな活躍をするか、がテーマになっている……んだけど正直オーブリーもマチュリンもたいして活躍してないのよね。
これから読む人もいると思うのであんまり詳しくは書かないけど、とある事情でオーブリーはあんまり活躍できない。マチュリンの方は船医、という立場の他にもう一つ、彼が持っている腕利きの諜報員という「顔」をそれなりに使って活躍はするんだけど、解説やカバー裏、さらには帯で言われてるような八面六臂の大活躍をしているとはとても思えないんだけどな。ヤク中のスパイが色恋沙汰で悶々としつつ、とにかく自分が生き延びるために何とかかんとかやりくりつけてる姿を、その行動の合間に入る長口上につきあいながらしょぼしょぼと鑑賞する、ような感じの本。海洋冒険小説が持つべきわんぱたんな盛り上がりどころがどこにもないのよね。
このシリーズは毎回そうなんだけど、妙に資料の整合性とか歴史的意味合いみたいなものをヘンな風に重視する割に、エンタティンメントの盛り上がり、って部分の文脈みたいなものをことさら軽視しちゃってるように感じられる。「訳者あとがき」に曰く、
このシリーズの楽しみかたは、小説としての起承転結、めりはり、構成の見事さを堪能するというより、たとえば場面ごとの面白さ、スティーブンとジャックのやりとり、二人の周囲に集まってくる変人、奇人、そして生真面目な登場人物たちの生態を楽しむところにあると考えていただいた方がいいだろう。
苦しいねえ(^^;)。だったら訳者さんの技量も普通の作品以上に問われることになると思うんだけど、残念ながら格調って点でこのシリーズ、高橋、高津、高沢三氏ともあまりいい仕事ができてない気がする。スジで楽しめず、ディティールで首を捻っちゃう話を毎回読まされてる感じはしますわ。
(★★☆)
今日も終日お仕事。たぶんこれで一段落ついたと思うんだけど、どうかなあ。Flashムービーって超苦手なのよ。満足してくれるといいんだけどちょっと厳しいかしら。何とか月末で締めたいんだけど、ダメっていわれたら翌月に繰り越しだから、そうなったら月末締めの翌々月払いで上がりは来年になっちゃうなあ(つoT)。なんとか、おっけーしてくださいませ>クライアント様。
それにしても今月はよー働いたな。おかげで古本屋の方が全然手をつけられないままだった。来月はばしばし追加したいと思ってます。なんだかんだで500冊ぐらいは未登録の本があるんでね。横の写真みたいなヤツをはじめとして、そこそこいい感じの本も結構ありますんで乞うご期待。
ハヤカワが「異色作家短編集」を復刊してくださったのは、古本屋的には大いなる痛手ではありますが(^^;)
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