ばむばんか惰隠洞

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2014-11-03 にわか喪主ぐだぐだ週間 [長年日記]

[Day] もしゅもしゅの4日間

10/30に父逝去の報を受けて、一応長男なものだから、オレが喪主をやらなきゃいけないと言うことで。とにかく家に帰ろうぜと。当初はとりあえず自分だけ出向いて、様子を見てからカミさんや倅を呼ぼうかと思ってたんだけど、できることならみんなそろってた方が良いだろってことで、慌てて切符手配、時間差になったけど一応そろって行けることになったので、まずはそろって出撃と言うことに。以下簡単に。

10月31日
控え室

夕刻に高岡着。妹が迎えにきてくれたので、車でセレモニーホールまで。実は妹夫婦はここの関係者なので、いろんな段取りなんかは妹夫婦にお任せで全然問題なし。時間差でこちらに来たカミさん、倅共々俺らがやることは、父の前の線香の火を絶やさないようにする作業のみ。それなりの人数を引き受けられる控え室に3人ぽっちが放り込まれてしまって居心地悪いことこの上ない。とりあえず上の写真、左の方の障子に隠されたところに親父が寝てる訳です(w。

11月1日

お通夜。夕刻から式が始まったのだけど、その前に納棺の儀が。映画「おくりびと」のあれ。掛け物をしたままの状態で身体をお清めして死に装束を着せていく訳だけど、時折額の汗を拭きながらの結構な重労働なのだな。装束が整ったら親族で身体を棺に入れてあげるんだけど、父親に触れたときの身体の冷たさに、「ああ、死んでるんだ」なんてことを改めて感じた。その後棺はお通夜の会場へ。喪主は開始一時間前から会場前に立って来訪者様にご挨拶。そんなに集まるもんでも無いんじゃないかと思ったんだけど、結構人が集まったのは田舎故のことなのか。(新聞の)お悔やみ欄を見てとりあえず、という方も結構いらっしゃって「へえ」と。結局130名ぐらい集まって下さったのかな。完全に水飲み鳥状態でございました。

にしてもこんなに人が集まるとは。おじさん冷や汗出てきたよ。どうせ集まってもご近所メインで20人も来りゃ良いんじゃないの、と思ってたのに。この人らを前に喪主は挨拶をせんといかんのだぜ(^^;。

自分にとっても懐かしい人に久しぶりに会ったりして、それなりに感慨もあった。わざわざ秋田の叔父さんがやってきたのにはびっくりしたぜ。父の兄弟の長兄で今年91になるんだけど元気なもんだ。父の実家は秋田でお寺やってて、叔父はずっと住職やってたんだけど、今回もこちらで手配されているお坊様に混じって、自分も経を上げると言いだして(しっかり法衣も持参してきてるそうで)妹たちもちょっと焦ったみたい。とはいえ実際に読経が始まったらさすがにしっかりしたもんで、そこはすげえなあと思いましたが。

挨拶は…どうだったんだろうねえ。とりあえずお袋からは、「自分をダメ息子扱いするのも二回やると褒め殺しになってしまうぞ」とダメだし食らいましたが(苦笑)。

11月2日

お葬式。お通夜の後、いったん控え室に戻していた棺をもう一度会場に。死体も大変だな。妹によると富山の土地柄上、お通夜には結構人が集まるけどお葬式の方はそうでもないだろ、ってことだったんだけど、いやいや、確かに昨日よりは少ない感じだけど、結構集まっとるぞ。そして自分は段取りちょっと聞き違えてて、喪主挨拶は斎場に行ってやるもんだと思ってたんだけど、考えたらこんなに集まってる人、全員焼き場まで連れて行く訳もなく、お葬式を済まして、あとは身内で斎場に行くに決まっとるよな。と言う訳で自分が思ってたよりもかなり早いタイミングで挨拶する羽目になり、昨日と同じことは言えんし、そもそも昨日のはお袋からダメだし食らっとるし、で、なんか当たり障りないことをぼそぼそと。後でお袋から「後ろまで声届いてなかったんじゃないか」、妹からは「今日はお兄ちゃんヘン」、とダブルダメ出しを食らう羽目になりましたとさ(^^;

集まって下さったみなさまに改めてご挨拶して出棺、斎場まではリンカーンのロングボディー車。最近の霊柩車は例の派手な装飾は無しの純白ボディなんですな。ケバさはないけどやっぱそれなりに注目は集めるね。

斎場はえらくハイテクで、棺を乗せた電動カートについて炉まで進み、あとはずりずりと棺は炉に滑り込み、扉が閉まる、ところでちょっと「あ」と思った。なんだろね、これでホントに父親がほぼ跡形なくなるんだな、と言う感慨が来た、みたいな。そう思うのは自分だけかと思ったら、棺が炉に収まった後、喫煙室に行ったらあとから秋田の叔父(昨日も今日も割り込み読経活躍中)さんの長男、自分がガキの頃「にーちゃん」呼ばわりしてた従兄弟さんも喫煙室に入ってきて、「一本分けてよ」って。タバコはやめてたんだけど、自分が「あ」と思ったそのタイミングで彼も同じ気持ちになって、煙が欲しくなったんだそうな。従兄弟にーちゃんと煙吐き出しながら、父親と秋田の叔父さんが一番似てるよな、我の強いとことか、なんて話でしみじみ苦笑しながらダベっておりました。

2時間弱で火葬は済み、お骨を壺に収め、初七日の儀も併せてすませ、儀式は全部終了。実家に戻り、お袋も家事なんかやる気も出ないだろうから、カミさんと近所のスーパーに出向いて酒とアテを買い込み、久しぶりに精進料理じゃないものをパクついて就寝。ちょっと酒足りない気がしたのは、倅が意外に焼酎を気に入ったせいだな。

11月3日

帰ります。倅とカミさんの分の切符は押さえてたんだけど、自分は何か用事があるかも、と思って席取ってなかったんだけど、ご近所の挨拶回り以外は意外とやることもなく、んじゃ適当に切符取って帰ろうと思って一緒に駅に行って見たらば、運良くカミさんたちの乗る列車に席が一つ空いてたのでそこ取ってみんなで帰宅。ようやく全部終わったのでいい感じに酔っ払って帰りました。自分としては珍しく酒が過ぎたみたいで、読みかけの本をシートのポケットに置きっ放しにしちゃったみたいだよ(w。

そんなこんなの4日間。なんだかんだで足に来ました。結構だるいわ(^^;。


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