ばむばんか惰隠洞

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2015-04-02 [長年日記]

[Anime] 定期視聴番組

「クロスアンジュ」、「ガンダムビルドファイターズ トライ」、「アルドノア・ゼロ」。最終回ラッシュ。

「クロスアンジュ」は主人公のアンジュの性格付けが結構面白かった。意外に多くのものを突き放すタイプのヒロイン、ってのは結構新しかったんじゃなかろうか。「…トライ」は後日譚的バカ騒ぎ。これはよい広橋涼劇場でした(w。

「アルドノア・ゼロ」は総じて端正な印象の作品だったと思う。故にラストはこれしかなかったんだろうな、と。少年期を越えた若者たちの結末、と考えればこうならざるを得なかったんだろうな。いろいろ考えるところ込みで面白かったと思います。

[Baseball] マケタデー!

S9-2T。山田のグランドスラムが余計だったよなあ。とはいえ打線の決定力不足はいつものことなので、ここをどう克服していくか。次節は巨人が相手なんだけど、頼まれもしないのに敵に勢いをつけて終わりそうな悪寒ばかりが…。

[Books] 真紅の戦場 最強兵士の誕生

真紅の戦場 最強戦士の誕生(ジェイ・アラン/著 嶋田洋一/翻訳) ジェイ・アラン 著/嶋田洋一 訳
カバーイラスト 筑波マサヒロ
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011987-4 \780 (税別)

オープニングにこそハッタリは必要だろ?

2062年に勃発した第一次統一戦争。それはその後4分の3世紀近く続き、地球の全人口の75%が失われ、地球に残る国家は"列強"と呼ばれる八大勢力のみとなっていた。だが戦乱は収まることを知らず、さらにワープゲートの発見によって宇宙への新種が容易になった事が戦火をさらに拡大する。そして23世紀、やむにやまれぬ事情から安定した中流階級から放逐され、荒廃した都市部に移ることを余儀なくされたケイン一家。だが彼らの苦難はさらに続く。ある日ストリート・ギャングの襲撃によっておれ、エリックを除く家族全員は惨殺されてしまう。自暴自棄になったおれもギャングの一員となり、荒んだ日々を送っていた。そんなおれに救いの手をさしのべたのは、海兵隊だった。

ってことで、下層階級で辛い日々を送っていた主人公。しかも彼は実は銀河帝国の皇帝の血筋、とかでは無かったのでいきなりラッキーがやってくるようなこともなく、どうにかなりたいと思ったら自分でどうにかしないといけないわけで。そこにやってくるきっかけが海兵隊からのリクルート、と。で、ギャングとして死刑になるか、兵士となるかの二択を迫られ、当然兵士として生き延びることを選んだケインくんは、もともと兵士としての資質があったのか、着々とその地位を高めて行って…、と言うまあありがちなストーリー。

で、ありがちであっても何か新しい切り口が一つでもあれば、それなりに興味を持続させていくことは可能だと思うんだけれど、残念ながら本書にはそういう「ほう」と思える部分が皆無だったのが痛いかな。たとえば軍隊の組織とか、戦闘の手順とか、何か目新しい新兵器とか、そういう所での新機軸も特になく、300ページ少々と言うそれほど大部でもないお話の中で、街のチンピラから軍に入り、とんとん拍子で少佐まで昇進してしまう、というのはいくら何でも急ぎすぎなんじゃないのかね。普通に考えたら一巻では、せいぜい新兵が下士官になる、ぐらいで留めておくもんじゃないのかね。この展開の速さってのはアメリカにおけるライトノベル的な何か、みたいなもんだったりするのかしら。

本書はシリーズものの第一作で、ここ三年ほどの間に正史、前日譚などが10作以上上梓されているようで、その刊行ペースの速さも何となくライトノベル的なものを感じる。その多作のつるべ打ちの中で、それなりに主人公に大きな障害が立ちはだかったり、最初の世界観に何か大きなターニング・ポイント的なものが設定されてたりしたらそれはそれで面白いかも判らんけど、実際の所どうなんだろう。いずれにせよ本作のみで何かを決めつけちゃってはいけないんだろうとは思うけど、だからといって続きを待って、そこで何かを判断しよう、と言う気になるような本でもなかったのは確かなところで。

なんだろなあ、もっと他に訳すべき本はあると思うんだけどなあ。「危険なヴィジョン」はまあ、ほぼあきらめてるってのを別にしても、さ(^^;。

★★


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