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昨日の晩、酔っ払ってついついポチッとやってしまったので、雨の中ハーバーランドまで。「ジュピター」観てきたんですが、なんかこんな天気なのに、ハーバーは結構人出多めで驚いちゃった。春休み、まだ継続中なんだね。
雨だったのでいい絵がなかったんだけどとりあえず一枚。左端の鳩さんたちが良い感じだったんだけど、ここまで縮小するとただの背景だな。もう一段絞り開いた方がよかったか。
スタッフ
脚本・監督・制作:ウォシャウスキー姉弟
製作 グラント・ヒル
製作総指揮:ロベルト・マレルバ/ブルース・バーマン
撮影:ジョン・トール
出演
チャニング・テイタム
ミラ・クニス
ショーン・ビーン
エディ・レッドメイン/ダグラス・ブース/タペンス・ミドルトン
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/jupiterascending/
ロシアを捨ててシカゴへと移住してきたジョーンズ母娘。だが彼女たちの暮らしは楽ではなく、娘のジュピターはそんな毎日に愚痴をこぼし続けるばかり。そんな彼女にある日巨大な運命の転機が訪れる。宇宙最大級の勢力を誇る一族アブラサクス家が彼女に接近していたのだ。なんとジュピターはアブラサクス家の正統な後継者だった。だが彼女に接近しようとする者たちの思惑は必ずしも好意的なものとは限らなかった。様々な事業で巨万の富を築いているアブラサクス家の三姉弟にとって、彼らより上の王位継承権を持つジュピターの存在は歓迎できるものと言うよりは邪魔な存在だったのだ…。
先日「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を観た時に予告編がかかってて(シネマ神戸とシネマズミントは連携PRをするようになっているんだね)、確かに派手は派手だが同時に妙に手垢感も感じてどうしたもんかと思ったんだけど、ウォシャウスキー姉弟最新作と聞いてはやはり放ってはおけん気もして。
冒頭、ジュピターの両親である英国人の天文学者とロシア人の数学者がロシアでロマンチックな出会いをし、結ばれ、妻のおなかにジュピターが宿っている状態でイチャイチャしている夫婦の描写があるんだが、すでに予告編や何かで、産まれてくる娘が後の銀河帝国の女王であることを知っている我々としては、この時点で何か普通の胎児とは違う兆しとか仄めかしとかがあるのかと思いながら見ていくんだけど、何の脈絡もなく乱入した強盗によって夫は射殺され、金目のものを漁りに来たはずの強盗たちはアンティークな天体望遠鏡一つを奪って満足して引き上げ、さらに脈絡なく妻は船に乗っていて、船上でジュピターが産まれる、と言う展開で、何となくイヤな予感がしてくるのはしかたないよね(^^;。
お話はここから、ジュピターを巡るアブラサクス家の一女二男のそれぞれのアプローチと、元は彼らに使役される存在であり、ジュピターのボディガード的存在となる狼と人間のハイブリッド、ケインとジュピターの冒険が繰り広げられ、その背景でそもそも人類とはアブラサクスによって地球にもたらされた種であり、その目的とは…、みたいな話が進んでいく。
人類が人類の思っていたような存在じゃなかった、なんてのは古典的なSF作品でいろんなパターンがすでに世に出ているし、では人類とは、ってのの作品内ネタばらしにしたって、観てるこっちが思わず「また人間乾電池かよ」と呟いてしまう(客少なかったし、大丈夫だよね)類いのもの。総じてお話としてのシカケはかなり古めかしい。
脚本もあまり練られているとは思えない。全体的に「そう来たか」感は皆無で、「ああ、まあそうなるよね」的な展開ばかりが続くので、お話を追っていく楽しみみたいなものは割に早い段階でスポイルされてしまうように思ったな。中盤の王位継承の手続きのシークエンスのコメディ仕立ても必要性がよく判らんし、そもアブラサクスの姉弟たちの勝利条件と最終的な信賞必罰も曖昧なまま行っちゃった感じはあるし…。
絵的なところはそれなりに観るべき所はあったように思う。とにかく全編を通じてヌケの良さは超絶的で、これは最近のスクリーンの質的な向上なのか、3D対応の映像作品を2Dで観るとこういうことになるのか、何か理由があるんだろうか。ただこちらも、たとえば「マトリックス」の弾よけとか、ああいうビジュアル的なサプライズがあったかと言えばそこまでのこともなく、最終的に設定、お話、絵、どこからも驚きをもらえなかった、と言うのが最大の残念ポイントだったと言えるかも。
総じて「普通」、ってスタンプ押しておしまい、な作品、なんだけどこれ、作っているのはあの「マトリックス」を作ったウォシャウスキー(当時は)兄弟なんだ、ってところで観ているこっちは何とも言えんモヤモヤ感が残ってしまうのだよな。というか作る側にも、なにがしかの「マトリックス」の呪いみたいなものは常につきまとっているのかもしれない。考えてみたら人間乾電池の一件だったり、何かに押さえ込まれた世界で新たな王となる、みたいな展開だったり、割に「マトリックス」でやったことを再びなぞっている感じもあるような気はするので、作っている側にも意識してるのか無意識なのかは判らないけど、「マトリックス」を超えなくちゃ、みたいなプレッシャーがなにがしかの影響を与えてしまった、なんて事情はあるのかもしれないな。
個人的に嫌いとまでは行かないけど、でもまあこれはダメ映画、ってジャンルに入る作品になってしまうんだろうな。いっそ「バトルフィールド・アース」ぐらいまで振り切ってくれたらよかったのだけどね(^^;。
★★☆
「クロスアンジュ」、「ガンダムビルドファイターズ トライ」、「アルドノア・ゼロ」。最終回ラッシュ。
「クロスアンジュ」は主人公のアンジュの性格付けが結構面白かった。意外に多くのものを突き放すタイプのヒロイン、ってのは結構新しかったんじゃなかろうか。「…トライ」は後日譚的バカ騒ぎ。これはよい広橋涼劇場でした(w。
「アルドノア・ゼロ」は総じて端正な印象の作品だったと思う。故にラストはこれしかなかったんだろうな、と。少年期を越えた若者たちの結末、と考えればこうならざるを得なかったんだろうな。いろいろ考えるところ込みで面白かったと思います。
S9-2T。山田のグランドスラムが余計だったよなあ。とはいえ打線の決定力不足はいつものことなので、ここをどう克服していくか。次節は巨人が相手なんだけど、頼まれもしないのに敵に勢いをつけて終わりそうな悪寒ばかりが…。
ジェイ・アラン 著/嶋田洋一 訳
カバーイラスト 筑波マサヒロ
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011987-4 \780 (税別)
2062年に勃発した第一次統一戦争。それはその後4分の3世紀近く続き、地球の全人口の75%が失われ、地球に残る国家は"列強"と呼ばれる八大勢力のみとなっていた。だが戦乱は収まることを知らず、さらにワープゲートの発見によって宇宙への新種が容易になった事が戦火をさらに拡大する。そして23世紀、やむにやまれぬ事情から安定した中流階級から放逐され、荒廃した都市部に移ることを余儀なくされたケイン一家。だが彼らの苦難はさらに続く。ある日ストリート・ギャングの襲撃によっておれ、エリックを除く家族全員は惨殺されてしまう。自暴自棄になったおれもギャングの一員となり、荒んだ日々を送っていた。そんなおれに救いの手をさしのべたのは、海兵隊だった。
ってことで、下層階級で辛い日々を送っていた主人公。しかも彼は実は銀河帝国の皇帝の血筋、とかでは無かったのでいきなりラッキーがやってくるようなこともなく、どうにかなりたいと思ったら自分でどうにかしないといけないわけで。そこにやってくるきっかけが海兵隊からのリクルート、と。で、ギャングとして死刑になるか、兵士となるかの二択を迫られ、当然兵士として生き延びることを選んだケインくんは、もともと兵士としての資質があったのか、着々とその地位を高めて行って…、と言うまあありがちなストーリー。
で、ありがちであっても何か新しい切り口が一つでもあれば、それなりに興味を持続させていくことは可能だと思うんだけれど、残念ながら本書にはそういう「ほう」と思える部分が皆無だったのが痛いかな。たとえば軍隊の組織とか、戦闘の手順とか、何か目新しい新兵器とか、そういう所での新機軸も特になく、300ページ少々と言うそれほど大部でもないお話の中で、街のチンピラから軍に入り、とんとん拍子で少佐まで昇進してしまう、というのはいくら何でも急ぎすぎなんじゃないのかね。普通に考えたら一巻では、せいぜい新兵が下士官になる、ぐらいで留めておくもんじゃないのかね。この展開の速さってのはアメリカにおけるライトノベル的な何か、みたいなもんだったりするのかしら。
本書はシリーズものの第一作で、ここ三年ほどの間に正史、前日譚などが10作以上上梓されているようで、その刊行ペースの速さも何となくライトノベル的なものを感じる。その多作のつるべ打ちの中で、それなりに主人公に大きな障害が立ちはだかったり、最初の世界観に何か大きなターニング・ポイント的なものが設定されてたりしたらそれはそれで面白いかも判らんけど、実際の所どうなんだろう。いずれにせよ本作のみで何かを決めつけちゃってはいけないんだろうとは思うけど、だからといって続きを待って、そこで何かを判断しよう、と言う気になるような本でもなかったのは確かなところで。
なんだろなあ、もっと他に訳すべき本はあると思うんだけどなあ。「危険なヴィジョン」はまあ、ほぼあきらめてるってのを別にしても、さ(^^;。
★★
もはや旧聞ですが、1日にニュースを見かけた時には4月バカを疑い、翌日は書こうと思ったら他に書くことが多くてバテちゃって。2日遅れの話題になってしまいましたが日本版『ゴジラ』総監督に庵野秀明!『進撃の巨人』樋口真嗣とタッグ!(シネマトゥデイ)。総監督・脚本を庵野さん、監督・特技監督を樋口さんという布陣。
いまさら初代「ゴジラ」と比較して云々かんぬん、と言うのもナンセンスだと思うので、とりあえずの比較対象はギャレス・エドワーズ版の「GODZILLA」ってことになるのかな。割にハードルは高いと思うが、どんなものができてくるのか楽しみに待ちたいとは思いますな。
脚本にちょっと不安があるんだけどねえ(^^;……
というか花雨降り。昼過ぎに傘なしでもいけそうなくらい小降りになったので、チャンスと思って古本発送に。ちょっと空模様的には残念だけど、桜は良い感じだったので軽くお花見しながら郵便局まで。途中で一枚撮ってみました。電車も入れたかったんだけど、バッグがさごそやってる間に走り去ってしまいましたとさ(w。
発送済ませて飲み屋で小一時間時間潰して外に出たら、鈴蘭台名物の霧が大発生して、もう花見どころじゃなくなってたけどね。
「終わりのセラフ」、「血界戦線」、「黒子のバスケ」、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」、「仮面ライダードライブ」、「アルスラーン戦記」。なんだかわからんウイルスのせいで13歳以下の子供と吸血鬼たちだけが生き残った世界。吸血鬼による支配から逃れようとする少年たちは…という出だしの「セラフ」。ミカエラ役の人のお芝居がウザいというか気持ち悪い(狙ってやっているのかなあ)のを除けば、割と血みどろ系で、うんまあ、いいんじゃないですか、普通に(^^;。
突如開いた「ゲート」によって異界と人間界がつながってしまい、ヒトと異形のものが混在することになってしまった、かつてニューヨークと呼ばれていた街にやってきた記者見習のレオが出会った相手とは…、ってのが「血界戦線」。なんというか、「ワイルドカード」+「ハマトラ」みたいなお話になるんですかね。こちらは一回目を見る限りは結構楽しそうな気が。「黒子」は中学編、ってことになるのかな。
日曜の新番組、田中芳樹原作、荒川弘コミカライズの「アルスラーン戦記」。面白そうではあるんだけど、この、日曜17:00~のファンタジー系アニメって、どういうわけだか失速しがちな印象があるんだけど、これはどうなるんでしょうね。
サンダーバードがCGでリニューアル!TVシリーズ『Thunderbirds Are Go』の予告編 (CGトラッキング)。TVシリーズとしてリブートされる「サンダーバード」のトレイラーがいくつか公開されている。見てみましたが、うん、リスペクトはあると思う。微妙にCG臭さを残しているのも、過去作のスーパーマリオネーション部分の不自然さみたいなものを今様に再現してみた、と取れるし。ただまあなんだ、これで自分の血肉が湧き踊るか、というと残念ながらそこまでは行かなくて…。
たぶんこれは自分の過剰なまでの贔屓目と、あとは同じく自分のメカへの好みのバイアス、ってことになるのかな、とは思う。やっぱオリジナルシリーズのサンダーバーズのメカとしての完成度が超絶的に高いものだから、何をどうアレンジしても、見てるこっちはうーんと首を捻ってしまうんだよね。あと、CG的な処理として、2号の垂直尾翼がただの板としてモデリングされてるのがちょっとなあ、とか、レディ・ペネロープはそんな蓮っ葉じゃねえだろ、とか(^^;ね。とはいえどんなものができあがってくるのか、てところは結構楽しみにはしてますよ。
堀越耕平「僕のヒーローアカデミア」(3)。快調に面白く、それなりに示唆に富む。本作の敵方である「ヴィラン」への考察がちょっと今様で。悪党たちの本質が「おとなこども」である、とする展開がなんというか、今の主にネットを介して暴れてる人たちの本質を突いてるような気がして。
んまあそんなのは措いといても、ジャンプ的ノリの良いマンガとして充分面白いと思いますけどね。
「長門有希ちゃんの消失」、「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」、「攻殻機動隊ARISE」。確かに長門はかわいいんだが、これが「ハルヒ」とどう繋がるのか、って方面にはハテナマークばかりが湧いてくる「消失」。何せ原作に全くタッチしてないので、何が起こるのか全くわからず、楽しみにしたら良いのかいい加減なところで切っちゃった方が幸せなのか、判断がつかないよ。
略して「ダンまち」、はまあ、深夜アニメスタンダード、かな。面白くなるのかもしれない。
「攻殻…」は劇場版をTV用に再構成したもので、なにせ絵は劇場版が元なんだから上質。お話は意外とオリジナルの第一作をベースにした上で、いろいろ今様なアップデートをかけてきたような。総替えになった声優さんたちも悪くないと思うので、楽しみにしたいと思いますよ。
時間が空いたらいろいろ回ってるんですが、今日見学させて頂いたのは真言宗別格本山 遍照光院 会下山別院。いわゆるお骨のマンション的な納骨堂なんだけど、ここは結構ハイテクで、お墓を模したモニュメントのような石碑があって、登録したIDカードをセンサに乗せると施設内に格納されてるお骨がその石碑にセットされ、登録された画像や音声なんかが石碑にはめ込まれているモニタに表示されると言う。
面白かったのは見学者用のサンプルとして用意されているのが、フリーアナの辛坊治郎さん(なんか取材で来訪されたことがある様ですな)だったこと。辛坊さんの顔がディスプレイに出て、(なぜか)BGMに「シェリーに口づけ」が鳴りだしたりするんで、なんか笑っちゃったよ(^^;
とりあえず見たことはお袋に伝えて、後はどうするか詰めていきましょうかね。
水曜、木曜の分。ここは多いな。「ミカグラ学園組曲」、「トリアージX」、「プラスティック・メモリーズ」、「放課後のプレアデス」、「パンチライン」。主演が木村珠莉、製作が動画工房という、なにやらおいしいとこ取り感満点の「ミカグラ…」、よくあるド外れ学園コメディみたいなノリなのかな。作りはちゃんとしてますよね。巨乳とか爆乳とか以前に、それは畸乳だろう、と言いたくなる「トリアージ」。なんだけど乳以外は至極まっとうなヒーロー・アクション。特におかしなギャグを挟んでくるようなこともなく、真面目にやっとるだけにその乳がよりいっそうの違和感を(^^;。
水曜後半戦、これも動画工房なのか、な「プラスティック…」はなんだろなー、「イブの時間」とか、あっち方面の匂いを感じる。適当にギャグを挟みつつ、最後は泣かせまっせ、的な。で、その狙いが結構あからさまにこっちに伝わってくるんで、逆に乗りづらいと思っちゃうかもね。ガイナックスと富士重工、と言うよく判らんコラボ作品の「プレアデス」。こっちはなんだなー、ビビッド輪廻の勇者である、みたいな話なんですかね。ドライブシャフト、ってのがスバル車のフロントグリルをもしたデザインになってるんだそうで。ラスボスのドライブシャフトがスバル360だったら拍手してもいいよ(w。
アニメイズムが金曜に移動したのでノイタミナだけ見れば良いことになった木曜日。「パンチライン」はなぜかこっちの方がよほどガイナックスっぽいなー、的な。少し前なら新井里美がやってたであろう人外小動物に吉田有里、ってとこで続きも見るか。マリーナとゆーきちのラジオが面白いっすね。
ってことで。ここは意外と今のところちゃんとしてて、切り辛いのが並んでおりますなあ。
先日納骨堂の見学とか行って、一日仕事サボっちゃったのでその穴埋めに作業作業。作業しながら「シドニアの騎士 第九惑星戦役」、「食戟のソーマ」、「魔法少女リリカルなのはVivid」。
新シリーズスタートの「シドニア…」、なんかのっけからえらくお話が大きく動いておりますな。心中に虫が湧いた状態なのね。「ソーマ」はあれか、色っぽい方向に振った「味っ子」風味って事なのかな。最後の最後に味皇様みたいなのも出てきてたし(w。「なのは」は「A's」っぽいお話になるんすかね。スバルの人あしらいが妙になのはさんスタイルを受け継いでる感じなのがちょっと微笑ましかったっす。
投票には行ってきましたよ。今回は選挙期間中に自分に手を振らない人、握手とか求めてこない人、に票を入れようと思ってたんだけど、そうなると選択肢が結構気に入らん方面に絞られてしまう恨みが(^^;。
今開票速報見てるけど、関西における維新の人気ってなんなんだろうとは思ってしまうな。あれ、うさんくさいとは思わないの?
「終わりのセラフ」、「血界戦線」、「黒子のバスケ」、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」、「仮面ライダードライブ」、「アルスラーン戦記」。
今週からOPが入った「セラフ」、ってこれ原作知らないチームからしたら、第1回で見たモノに対するちょっとしたネタバレになってしまっているんじゃないのかね(^^;。「血界戦線」はまあハイセンス。それぞれのメンツの能力で、どんだけトンチの効いた事をやれるか、ってあたりに期待しとくか。「黒子」は中学編続行中。しばらくこのまま行くのかな。
日曜日。ニンジャ系チームのレッドが出張してきた「ニンニンジャー」。サスケも鷹介もたいして老けてなくてびっくりしたよ。「ドライブ」のほうは衆人環視のまっただ中で変身する、という割と掟破り的なことをやってきた。鶴ちゃん課長が拡散させた模様だけど、この人もいろいろ考えてるんだろうな。
「アルスラーン戦記」、10万規模の軍勢で斥候を一人しか出さないってどうなんだ? と思わなくもないけれど、まああれだ、リンダとレムスは身一つでノスフェラスに放り込まれなければ話は始まらんのだし、そこはまあ受け入れます(w。鷹の飛翔シーンのCGが結構良い感じだった(そこかよ)。
どの辺を引けばいいのかな、このへんか。お隣の話題ですが維新、府議会過半数の奪還ならず 都構想は住民投票焦点 (asahi.com)。維新の都構想のゴリ押し体制も、自民などによる維新つぶしも、ともに有効な議席数は得られなかったようで。こういうのもバランス感覚、つーんですかね。
一応お袋とも話をして、正式にお世話になるお寺を決定。本日電話を入れてみたら、一応納骨堂に余裕はある様なので、こちらのお世話になることに。ちなみに先日うかがったところとは違うところです。丁寧に説明していただいたのに、すいません。
ハイテク納骨堂は個人的には面白いと思うし、新しい施設は当然のように綺麗でそこは大変いい印象を持ったんですが、これが20年、30年経った時に、今新しい技術で作られた施設がその年々でアップ・トゥ・デートされていくのか、それとも古びるに任せていくのか、ってあたりが怖くて聞けなくてね(^^;。で、後者だったら、時代遅れになったハイテクぐらいうら悲しいモノはねえよなあ、だったら最初から少々オールド・ファッションドな施設の方が、年を経て加わる「古び」の味みたいなモノが感じられるんじゃないのかな、なんてね。
今週から母が検査入院するんで、納骨の儀はもちっと先の話になりそうですが。
ラヴィ・ティドハー 著/茂木健 訳
カバーイラスト スカイエマ
カバーデザイン 岩郷重力+WONDER WORKZ。
創元SF文庫
ISBN978-4-488-75201-9 \1000 (税別)
ISBN978-4-488-75202-6 \1000 (税別)
1932年、ドイツ人科学者フォーマフト博士の行った一つの実験は世界を大きく変貌させてしまった。特別な素養を持った人類の一部が、一種の超人に変化したのだ。各国は彼らを探し出し、それぞれに超人軍団を組織し、新たな戦争に備え始める。ドイツの"
突如発生する、様々な特殊能力を持った超人たち、戦争の世紀と言われる20世紀、架空の人物と実在した人物が入り乱れ、様々な戦争の裏表の舞台でうごめく人間と超人たちを時にコミカルに、時にシニカルに描いていく…、というところでやはり自分が最初に連想するのは「ワイルドカード」シリーズ。こちらのドクター・タキオンには可愛げが全くないのが残念だけどね(^^;。
シェアード・ワールドものである「ワイルドカード」と違って、こっちには一本筋が通っていて、それは恋愛の物語。ちょいとジュヴナイル風味も感じられる甘酸っぱ系と、ちょいと腐女子向けっぽいラブ・ストーリイをベースに、前述したような第二次世界大戦からベトナム戦争、アフガン戦争、さらには9・11までも視野に入れた歴史観のもと、英米独ソの超人たちがそれぞれの思惑の元に丁々発止を繰り広げる。ここのところのバランス感覚がかなりいい案配な上に、自分好みな戦史系のくすぐりとか、虚実の取り混ぜ具合とか、先にも書いたジュヴナイル風味の感覚とかが上手い具合にまとまっていて、そこでとてつもなく自分好みなお話ができあがったのだと思う。
いきなり変化させられてしまった人々のお話で、背景に戦争があり、そこにたとえばメンゲレやアウシュヴィッツ、レニングラード包囲戦といった、まずもって凄惨とか悲惨、というイメージが先に来るワードが用意されているにも関わらず、読後感は妙に爽やか。たぶんそこが勝手に自分がジュヴナイル風味、とまとめてしまっている部分なんだろう。時としてかなりキツい描写もあるにはあるんだけどそれでも読んでいくと、「ああ、無事だったんだ」と心底ほっとするようなお話の持って行き方の微妙な緩さ、が最終的に「なんかちょっと良いな」と思わせる読後感を残してくれる。
たぶんこういう気持ちにさせてくれる根っこの部分にあるのは、邦題の絶妙さにあるんだろうな、と思う。原題は「The Violent Century」。「暴力の世紀」、ひいてはそのものずばり、「戦争の世紀」、と言うタイトルだよね。これに「完璧な夏の日」という邦題を付けなおした訳者なのか編集者なのかはわかりませんが、その方のセンスに心から感謝の拍手を送りたいです。自分が常に思ってる正しいジュヴナイルの第一条、「ジュヴナイルは夏休みの始まりと共に開幕しなければいけない」を逆方向から見事に担保して見せた、と言えるんじゃないかと。おかげで読み終わって本を閉じた瞬間、オレの頭の中じゃ山下達郎の「さよなら夏の日」が結構な大音量で鳴りだしちゃったんだぜ(^^;。
傑作と言えるのかどうかは知らん。正直お話の持って行き方にとっ散らかったところ、書き足りないところ(肝心の恋バナパートとかね)は結構あると思う。でもこれ、オレは大好きだ。
★★★★
久々の古本の神様の強襲、買取物件、段ボールで11箱。前もってメールでご連絡いただいた時には、「ファンロードとB-CLUBで100冊くらい」ってお話だったので、「んじゃこれくらいのお値段で」ってお返事をさせていただき、「それで良いんで送ります」って事で本を送ってもらったんですが、これ、どう見ても100冊ではすまないと思うんですけど…
とりあえず箱から出してみたんだけど、これは結構な物量だし、ちょいちょいおいしい物件混じってるぞ、ってことで予価から3倍くらい上乗せしてみた買い取り価格をご提案させて頂いたんだけどさてどうなるか。実に軽石庵向きの本が並んでるので上手く行って欲しいんですけどね、つか交渉決裂で送り返す時の送料の方が怖いわ(^^;。
いずれにしても軽石庵のシステムのアップデートを真剣に考えなくては。今、新着商品を追加できない状態なのでね。何となくZenCartのバージョンを上げるしかないような匂いがしてるんだけどどうしたもんだか。1.3系からいきなり1.5系へのアップデートになるので、どうもアップグレードが上手く適応できなくて、新バージョンをクリーンインストールして、そこにデータベースの内容をリストアしないといけない感じで。
そんな厄介な作業、オレにできるのかね(^^;
一度外してちょっと用事してまたメガネをかけようとしたらペチ、つってツルがぽろりと外れちゃって。ツルを少し外側にも曲がるようにしてるバネの部分が外れたみたいで、ツル自体をそーっと差し込むと一応メガネの体裁は復活するんだけど、やっぱメガネってしっかりかけないと意外と物が見づらいのな。まあこいつも5年使ってるし、寿命っちゃ寿命なんだろう。レンズにも拭いても取れないくもりとか、できてたし。
近所の眼鏡屋で適当に作ってもいいかな、とも思ったけど、やっぱ前作ったとこならデータ残ってるかもわからんし、ってことで三宮まで。ちゃんと記録残ってました(w。で、前のメガネも若干ピント合わん感じはあるんで、みたいな話をして、前のヤツより若干弱めな度のヤツと、中近両用、ってレンズを試させてもらったんだけど、中近両用の方は下を向く(近い方ね)はそこそこいい感じなんだけど、視線上げるとちょうどディスプレイがあるだろうあたりの距離がじわーんと滲んじゃうのでこりゃダメか、と。
てことで前のヤツより若干弱めなものに。お値段は前よりさらに安くなって7980円。おー、覚悟してたよりかなり安く上がったぜ(w。
「終わりのセラフ」、「血界戦線」、「黒子のバスケ」、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」、「仮面ライダードライブ」、「アルスラーン戦記」。OPでわかっちゃいたけどミカエルくん、生きていましただった「セラフ」。まあこの二人を軸にお話が進んでいくんだろうね。怪しげなゲームを通じてクラウスさんの人物紹介がされる「血界戦線」。まあしばらくはキャラ紹介編って事か。「黒子」は黒子や青峰たちがなんでああいう性格の高校生になったのか、ってあたりを説明していくお話。
日曜日。先週やっつけたはずの何とかウオッチ的化け物再登場の「ニンニンジャー」。こっちもキャラ紹介シリーズ。天晴くんの妹ちゃん、風花のエピソード。そしてもう新キャラ登場なのね。アメリカン・ニンジャ的なポジション? 額に三菱のマークとかはついてないのね(いつのニンジャムービーだよ)。「ドライブ」は三人目のライダー、チェイサーのお披露目。今回のライダーの中では締まった、よいデザインかなーと思ったら得物で半笑い。押しボタン式信号機なんだね。こっちはシンノスケ、霧子、チェイスの三角関係に剛くんのシスコンまで絡んだ人間関係と、ラスボスとおぼしきロイミュード001の正体は…、ってお話ですかね。
「アルスラーン戦記」、軽石庵さんに聞いてみたら角川文庫版の第1巻、「王都炎上」があったので読んでみたんだけど、なるほど、アニメ版というかコミックス準拠版は結構いろいろ補強が効いているんだね。アニメの方、戻ってきた鷹の羽根が湿気を帯びているのに気づいたアルスラーンが天候の変化を危惧する、なんてあたりは主人公がただの優男ではなく、知略を巡らすこともできる人物である、ってあたりを予感させてくれるあたり、上手いと思いましたよ。
軽石庵さん、今はZenCart1.3.0.2で動かしてるんだけど、XREAのシステムバージョンアップなんかの影響もあり、いろいろ不具合も出ているようで。現バージョンで何とかごまかせないかと画策してみたんだけど、そもそもEUCでの運用を想定してたバージョンをむりくりUTF-8で動かしてる状態自体が無理ありまくりだろ、ってのは明らかなんで、ここはZenのバージョンを1・5系に上げるのが一番良いんだろうけど、いわゆるアップデートが使えなく、クリーンインストールしてデータをコンバート、ってのが必須になるところで結構二の足踏んじゃうんだよな。
んまあここをクリアしないとせっかくスタンバってる300冊ぐらいの本を紹介できないので、何とかしないといけないんですけどね。
結構ハードル高いっす(^^;
DB3-5T。岩田6回までパーフェクト、って時点でイヤな予感がするのが阪神ファン(w。案の定7回、とっ捕まって1点差まで詰め寄られて安藤に交代。安藤はナイスピッチ(ラジオでシモさん絶賛しとった)で切り抜けたけれど、8回福原があっさりホームラン食らって同点に追いつかれる。この時点で負けを覚悟するのが阪神ファン(^^;。
なんとか9回、ゴメスが打ってくれて勝ち越し、呉もなんとか押さえきって勝ち。勝つには勝ったが投打共にいまいちパッとしないな。特にマートンですかねぇ。和田はんも「マートンは審判と戦ってる」つってたけど、たぶん球が見えてないんだろうな。こればかりは何かをきっかけにして立ち直ってもらうしかないからなあ。ヘタすっと今年限りかもね、マートンも。
「響け! ユーフォニアム」。おお、「海兵隊」…って高校のブラスバンドで手始めにやるにはちょっと難易度低くないか? オレ中学の時ラッパ吹いてたけど最初に練習したのが「海兵隊」だったよ。で、これは確かに比較的楽に合わせられたような覚えがある。
逆に壮絶に難しかったのが「国民の象徴」。これは第1トランペットには最初からクライマックスな曲で、出だしから(中坊には)高すぎる音がずらっと並んでて、えらく苦労した、というか最後までちゃんと吹けなかったなあ…、などとアニメと関係ない記憶がいろいろ呼び覚まされましたわ。ニコ動で見つけたんで貼っとこう。なお、後半の「海兵隊賛歌」は「海兵隊」とは別のものです。あ、アニメの方も楽しく見てますよー。オレの部活はたぶん、このアニメでの吹奏楽部にあの先生が来ない状態だったなあ、良い感じにヌルかったなあ、なんて思い出してます。30年以上前の話だよ(w。
Sorry, nm19188658 was deleted.
「ミカグラ学園組曲」、「トリアージX」、「プラスティック・メモリーズ」、「放課後のプレアデス」、「パンチライン」。作業しながらなのでちょっと雑ですが、んー、全体に漂う「作ってます」感を何と判断したものか。「こう言うの、面白いと思うんやろ?」的な作りのオンパレードというか。細かく見れば意外と直球勝負してきてる「トリアージ」とか、なんだかんだいうてもここはノイタミナやで、的矜持を感じないこともない「パンチライン」とか、楽しめそうだな、と思えるヤツもないことはないんだけど、全体としては野球中継で時間が押して録り損ねてもそれほど残念じゃないのが並んでる週中盤、という感じかなあ。
日本語版ZenCart、長いことVer1.3.0.2で更新が止まっていて、この間に英語版の方は1.5.4とやらまでバージョンが上がっている状況で、日本語版開発チームの方も今後1.3シリーズはサポートするのを控え、1.5シリーズの方に合わせていく、と言う流れになってきている、と言うところまでは把握してたんだけど、実際に自分のところで不具合が起きてないなら今のままでも良いかな、なんて思っていたんだけど、XREAのバージョンアップでApacheやMySQLのバージョンが上がり、DBが基本UTF-8になったということで、現状で目立たんところでDBがちょいちょいエラーを吐いてる感じもあるので、ここは腰を落ち着けてアップデート作業をやってみようかと。
基本的には1.3とインストールの手順は同じなので、そこは悩まないんだけど、新旧ZenCartを平行で運用する事の危なっかしさとかもあって割と二の足を踏むところもあるんだよな。
とにかくインストールまでは、と最初は思ったんだけど、結構(売れたりして)無駄なデータもあるので、そこを一度整理した方が良いよな、ってことでそっちの作業を続行中。
本格的なアップデートはGW中、ってことになりそうですね(^^;。
と言うか正確には移行準備で一日消費。売り切れ商品のデータをDBから削除する作業。こういうのは入金確認した時点でやっとけば良いのにほったらかしにしとくから、500件近く溜まってた。一応管理画面からぽちぽちと。これでデータベースと書影用のディレクトリからは無駄データが一掃されたはず。
次は新しいデータベース作成して、新しいディレクトリを切ってそこに新しいバージョンのZenCart放り込んでインストーラを実行、と言う流れ…は来週っすかね。
ピアース・ブラウン 著/内田昌之 訳
カバーイラスト 諸賀岳志
カバーデザイン 岩郷重力+A.T
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011994-2 \1200 (税別)
全人類が色でカースト分けされた世界。世界を統治するのはゴールド階級、以下、金融を扱うシルバー、宇宙航行に携わるブルー、快楽を提供するピンク、そして最下層に位置するレッド。彼らは火星のテラフォーミングのため、この星の深層部で資源採掘の作業にあたっている。労働条件は厳しく、上層階級からの差別も厳しい中、レッドの若者、ダロウはこの条件下、与えられた環境の元で最善の結果を出そうと日々を過ごす。だがそんなダロウの生き方は、彼の若妻、イオからすれば単なる逃げにしか見えないものだった…。
与えられた環境を受け入れ、その中でよりましな待遇を得ようとするダロウと、そんなダロウの生き方に異議を申し立てる妻、イオ。愛し合いながらも心の一番深いところにわだかまりも残す二人。だがそんな二人を待っていったのはあまりにも過酷な結末だった。そしてその結末の果てにダロウが目にしたものとは…。
帯に火星SFの新たな金字塔
なんて書いてあるから、またキム・スタンリー・ロビンスンのあのシリーズとか、最近だとアンディー・ウィアーのアレとかを連想するけど、そういうものではなくて、どちらかというとピカレスク・ロマン的な何か、みたいな物に仕上がっていると言えるか。ハード寄りのSFと言うよりはSF的な舞台設定の元で繰り広げられるサバイバル・アクション的なお話なのね。
あらすじでざっと述べたようなお話の流れで、酷使され、搾取されているレッドたちに秘匿されていた巨大な秘密を知った時、ダロウはとある組織からの申し出を受け、レッドである自分の肉体をゴールドのそれに改造することを了承する。目的はゴールドたちのエリート養成校にエリート候補生として潜り込み、ゴールドたちの中でも高位の存在まで上りつめ、ゴールドによる支配体制を内側から破壊すること。で、この、レッドであるダロウを取り巻く環境の描写、一度は折れたダロウが新しい目的を得て自らを改造していく過程は、SFとしても普通のお話としてもかなり面白い。ただ、この面白い部分は本書の中では3割強を占めるのみ、ってのが何とも残念というか何というか。
頑張ってゴールドになりすますことに成功したダロウは、ゴールドたちのエリート候補生が火星の表面に点在する12の寮のどこかに配属され、そしてその寮同士の覇権争いのまっただ中に飛び込んでいって…、と言うのが本書のメインで、で、ここのところが、
書きすぎだろう
と思ってしまうんだった。お話の流れみたいな物は納得できるし、お話自体がつまらないとも思わない。ただ、ここでじっくり語られるのは、レッドであるダロウを絶対的な力で押さえつけてきたゴールドたちになりきることでしか生き残ることができない世界に放り込まれたダロウの物語で、それはダロウが本来一番拒否したい存在になりきっていく過程を念入りすぎるくらい念入りに描いていくことになる。それはお話の流れ上不可欠なものであるというのは理解できるけど、読んでて気分が良いものではないわいな。
もちろんこの気分悪い展開があるから、ラストの次巻への希望を持たせるシーンが活きるわけで、そこは判るけどやっぱちょっと念が入りすぎだよなあと思う。ここをもうちょっと刈ってくれたら、素直に次巻を楽しみに待とうって気になったのではなかろうか。あ、言い忘れてましたけどこれ、三部作なんだそうです(w。
内田昌之さんの訳者あとがきで、続くお話は宇宙が舞台になるってことで、辛うじて興味は持続してるかもしれない。続きが出たら読みたいと思ってますが、ちゃんと続いてくれるかなあ…。
★★★☆
ただの庭の草刈り作業なんだけど。やんなくちゃなーと思いながらひと月ばかり放置してた分、作業量が増えちゃってたんだぜ。昼飯をはさんで4時間ばかり。おかげでお庭はしっかり枯れ野になってくれましたが、引き替えに足腰肩指が痛かったり力入らんことになってしまったり。酒がよお回るわ。
「ミカグラ学園組曲」、「トリアージX」、「放課後のプレアデス」。ここはどれも切ってもいいけどなんとなく切れずに見てる感、はあるのかも。「ミカグラ…」、ウザい系の主人公がちょっとアレだがまだ多少は引っ張り力はあるか。あとこれ、なぜかアクションシーンの描画スタイルが妙にガイナックスっぽくなるのはなんか理由があるのかな。「トリアージ」は案外オーソドックスに面白いんじゃ無いでしょうか。「プレアデス」も、BGV的に流しておく分には結構心地よい絵を作ってくれてはいるんだよなあ。
T5-1S。正しい勝ち方だったと思う、が、それに隠れて結構首を捻る和田はんの采配もあったと思うぞ。点が取れたから良かったけど7回、左対左ってだけで打撃好調の隼太に代打を出します? 確率の問題より先に、選手を信じてないんじゃ、って気がしてしまうんだけど。打撃不振だからって大和を外すってあたりも含めて、勝利のための自転車操業感満点なんだよなあ。それで選手が育つものなのかねえ。
ジャスパー・T・スコット 著/幹遙子 訳
カバーイラスト EVILVIT
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011998-0 \840(税別)
人類が別の銀河に向けて開いたスペース・ゲート。だが、ゲートの向こうにはサイジアンと呼ばれる異星人が潜んでいた。自らの宇宙船を隠匿する技術を使い、奇襲に次ぐ奇襲を繰り返すサイジアンによって人類はわずか9ヶ月で数兆の人命を失い、ごくわずかの生き残りと数隻の宇宙艦が暗黒星域に逃げ込んでようやく生きながらえている。そんな状況下でも人間の営みは続いていた。明るい面でも、暗い面でも。
イーサン・オルティンは最高レベルの技量を持つパイロット。だがその腕を見込まれて密輸に協力し、妻子と引き離され流刑星に収監されてしまう。折悪しくそのタイミングでサイジアンの侵攻が始まり、家族とは離ればなれ。家族に再会するためにもと生計を立てべく偶然であった若い女性、アレイラと共に始めた運び屋もトラブル続き。闇社会の顔役、ブロンディからの借金が返済できず、場末のステーションに潜む二人は状況を好転させるため、わずかに残った帝国軍に入隊しようとするのだが……。
滅亡寸前の人類、ただ一隻残った宇宙空母、謎の異星人、生き残りをかけた大航海(が始まるかもよ、ってところでこの巻は終わってるんだけど)、主人公は凄腕パイロットのアウトローと、何となく「ギャラクティカ」っぽい要素が詰め込まれてる。その上で最近のやたら分厚いミリタリSF大流行りの中、割に軽めのヴォリュームにかなりスピーディーな展開、ちょっとしたどんでん返しなどもぬかりなく用意されていて、そこの所はかなり好ましい、と言えるかもしれない。
ただしその好ましさはさくさく読めて良いね、ってところで止まってしまっていて、それ以上先に進んでくれないのがなんとも。軽いヴォリューム、ってのはしばしばご都合主義を招き、スピーディーな展開、ってのは言い換えれば説明不足、ってことになる。どんでん返しの部分だけはちょっと「お」って思ったけど、だったらそこに至る150ページほど前の描写には、もう一つネタを仕込んでおかんといかんのじゃないの? って気もするし。
ほら、設定上はいろいろ壮大な背景をぶち上げておいて、実際にはそこそこ作り込んだセットの中だけでお話を進めていくタイプの映像作品ってあるじゃないですか、ああいう低予算感がじわじわ伝わってくるんだよな(w。
いろいろ盛り込まれてるけど総じてどれもこれも寸足らず。最後のどんでん返しから来る次巻以降へのヒキは辛うじてあるにはあるけど、この本ってシリーズ物の第1話なんだね。訳者あとがきによると本国ではすでに5巻まで刊行されてるそうで、だったらなんかシリーズタイトル的な物をつければ良さそうな物を、なんでこいつではそれ、やってないんだろう。もしかしてハナから続きを出せるほどの自信は無い、とかですか?
★★☆
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□ ks1234_1234 [インターネットの8割はネコ写真でできている。]
□ rover [やっぱりそうだったか……]