ばむばんか惰隠洞

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2015-12-17 [長年日記]

[Anime] サブマリン707R

B0000AFOQL割と早めに仕事が済んだので、GYAOで無料公開している「サブマリン707R」を鑑賞。

開幕早々、謎の潜水艦を追跡する米(かな?)艦艇が登場するんだけど、こいつの描写がなんというのか、やたら太めの筆で描いたような、有り体に言って古い絵柄でいきなりずっこける。きょうび連装砲を積んだ軍艦(とりわけ駆逐艦クラス)はそうそう無いと思うんだけど。対する謎の潜水艦、というかUX号なんだけどこちらはCGできっちり作られているんで大変シャープ。さらに、PKOならぬPKNの旗艦としてアポロ・ノームが登場するんだけど、こいつはモロにぬえ的ディティール満載の描画で、一つの作品内に3パターンのメカ描写が混在する状態に、見てるこちらは少々クラクラ来てしまう。2003年の作品と言うことだけど、当時のレベルってこの位なのか? でも「青の6号」は1998年だけど、絵的なクオリティははるかに高かったような気がするぞ。完全オリジナル新作、というアドバンテージはあったのかも知れんけど。

絵的には原作者の小沢さとるさんの絵柄に合わせようという方針があったのかも知れんけど、それにしてはキャラクタの方も、速水艦長はかなり原作に寄せてるのにそれ以外は結構今風だったりと、ちぐはぐ感は否めなかったかな。

お話の方は、まあこんなものか。U結社の統領がウルフじゃなく(ムウ潜団編の)レッドさんになっていて、かつ(新作『青6』の)ゾーンダイク的な味付けになってるあたりは今風(つっても10年ばかり前だけど)、ってコトなんだろうね。

あと707の三少年、原作とは違って最初から船乗りになるべく訓練を受けている、と言う設定になっていてそこはまあ妥当だと思うけど、キャスティングはちょいアウトか。五郎に石田彰、千太に阪口大助はいいとして、賢次役の小野賢章君が完全に力不足。今や「アルドノア・ゼロ」や「黒子のバスケ」なんかで押しも押されもしない仕事をしている小野さんだけど、この時点ではただの子役でしかない演技でかなり辛い。作画的にはなんかCLAMP風味なんだし、くまいもとこさんとかの方が良かったんじゃなかったのかな(^^;。

ってことで。あまり期待はしていなかったし、無料で見せていただいたのでそんなに悪い印象はないですが、諸手を挙げて大絶賛、と言うほどのものでもなかったです。これは自分が「サブマリン707」を少年サンデー誌上で読んでた層である、という事情もあるのかも知れんけどね。


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