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毎度おなじみサンエイムック、GP Car Story、今回のお題はマクラーレンMP4/5。少し前に書店で見かけてどうしようかな、と逡巡したんだけど結局勝っちゃった。マシン自体は傑作4/4をV10エンジン用にリファインした、と言ってもいいくらい新しい所は少なくて、当然本書の読み所はマシンの面白さではなく、このマシンで戦ったセナとプロストの確執について、と言うことになる。
とはいえ当事者の片方はすでに故人になってしまっている以上、どうしても一定の好意を込めた形に成らざるを得ないのはしかたがないところか。まあ徹底的にエキセントリックなセナとプラグマティックなプロストの対比、みたいなものを再確認できた、という感じかな。
あと、4/5、これはこれで意外と美しいマシンなんだな、って思えたのは収穫かしら。まあ、問答無用に格好良かった4/4がベースなんだからそれも当然っちゃ当然なんだろうけど。ただ、圧倒的なホンダパワーがあるが故、車体側の革新がスローペースになり、それがマクラーレンの後の凋落に繋がる、その第一歩でもあったってのは皮肉な話ね。
最後に、当時のマクラーレンはロン・デニスの意向でニール・オートレイとスティーヴ・ニコルズが毎年交代でマシンのデザインに当たっていた、って話はちょっとほう、と思ったです。ちなみに4/4はニコルズ、4/5はオートレイが主任設計者だったそうで、いずれもマーレイはそれほど深くコミットしてなかったみたい。へえ。4/4のあのローシルエットはブラバム時代のマーレイの資産がたっぷり注ぎ込まれたものと思ったんだけど、そうでもなかったのか…。
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