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週末からずっと体調悪くてね。鼻づまりが酷く、それが理由なのかどうかわからんけどモノを食いたい気分が酷く減退した上に、何か知らんが奥歯の付け根がじわじわ痛んでそれも食欲減退に拍車をかける。最初は鼻炎かなんかかと思って鼻炎用カプセルなんぞ飲んでみたけどあんまり好転しない。もしかして風邪引いたのかね、と思って風邪薬に切り替えて二日ぐらいおとなしくしてたらどうにか症状も緩和された模様。ただ、奥歯の方はやっぱり痛いので、こんだ口内炎用スプレーなんぞ買ってきてぷしゅぷしゅやってる日々。
気がついたら週明けとるじゃないですか。確定申告も済ましてないのに。書類はおおむね出来てるんだけど、先週頭に「オレは家売ったけど利益なんか出てないぜ」通告ハガキに対して何のリアクションも返ってこないんだがそういう物なのか? 何も言ってこないんなら、明日書類出しちゃうよ?
てことでとにかく冴えない気分で見てた定期視聴番組編。えーとどこからだ?
つこって。追い付いたかな。実はこの間に古書神の強襲もあったんですが、流石に書く根性がない(^^;。
グレッグ・イーガン 著/山岸真 訳
カバーイラスト Rey.Hori
カバーデザイン 早川書房デザイン室
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-012160-0 \1220(税別)
2万年先の未来。量子グラフを研究する科学者、キャスが地球から370光年離れた研究施設、ミモサで行った一つの実験が、宇宙に決定的な変化をもたらした。既知の宇宙とは全く異なる新たな時空が発生したのだ。「ミモサ真空」と名付けられたその時空は、人類が居住する惑星を呑み込みながら拡大を続けていく。「ミモサ真空」に対して既知の宇宙を明け渡すのか、何らかの防衛手段をとるのか。対立する人びとはそれでも一つの研究施設に集結していた…。
開戦劈頭、「はじめにグラフありき」と来る時点でいやーな予感はしたんだよ(^^;。オレがいちばん苦手なタイプのSFの匂いがぷんぷんするぜ。徹底的に脳みそを搾らなければいけなくて、かつ搾られる側にそれなりの蓄えがないとどうにもならんタイプ。そこを楽しめる人には堪らん物があるんだろうけど、そういうスマートな資質を持ち合わせていない自分にとってはおおむね苦行(w。
それでも頑張って読んでいくと、極めて漠然としていながらも何となく見えてくるのは、「宇宙を解き明かす」ことこそが人類に残された最後のフロンティアなのだ、と言うテーマを、最先端の研究成果を装甲がわりに身につけた上で、あまり押しつけがましくなくこちらに提示してきている、と言うことなのかな。良くわからんけど。
一応お話は、異なる時空を探査し、何かを発見し、そしてコミュニケーションをとろうとする、という、言ってみれば宇宙SF、なんならこれもまたスペースオペラじゃん、と言えなくもない作りで、実際読んでいくと途中で、「ああ、これは『数学ミーツチーラ人』みたいなことなのかな」なんて気にもなったりするんだけれど、イーガン本人にはそういう風にしたいって訳でもなさそうで、お話はどんどんわからん方向に進んでいき、こっちの頭の中には大量のハテナマークが湧くことになるんだった。
巻末に前野"いろもの物理学者"昌宏さんの相当詳しい解説が付いているんだけど、これ読んでもやっぱり良くわからん様な人間にとっては、読むのは相当な苦行になると思う。オレがそうだったもんね(^^;。
でも時折、「お」と思ったりする瞬間もあるのが厄介なんだよなあ(苦笑)。
サルンペトが自分の目標に合致する単純で美しい原理を発見したのは確かですが、数学は同様に美しいけれど、宇宙で起こるあらゆることを統べることはできない原理で満ちています
えへへ、数学にも限界があったぜ(^o^)。
★★☆
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