ばむばんか惰隠洞

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2004-03-01 この日を編集

[Chinema] 指輪が11部門だそうで

とはいえむしろ日本のニュースの論調は渡辺謙さん、受賞逃す 「清兵衛」も落選 アカデミー賞(asahi.com)。ほんとに取れるつもりでいたのかよ、って気もするけど。

とりあえずここの写真見て、「なんで田中康夫がいるんだよー」と思ったのはオレだけじゃあない、と思いたい。

[web] webで漫画を読むと言うこと

たかはし@梅岡梅丘さんの日記経由でe-manga「ジョージ・ワシントンを射った男」。ページをめくる、コマ割りを追う、というのが紙メディアのマンガの読み方の基本ならば、そのためにデザインされ、構成された物をバカ正直に一枚絵のグラフィックの羅列としてそれをwebで陳列したところでそれはマンガにはなってないだろう、とも思うので、このやり方もありだろうな、と思う。かっこいいです。

んでもまあ、こうやって見せられると、やっぱり「本」の形で欲しいよなあと思ってしまうのもまた、事実なわけですが。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

ttakahasi [えー。Webの表現と紙の表現の違い、まっことおっしゃる通りと思います。最初ちょっと抵抗ありましたが、flash化した..]

ROVER [案外Illustratorとか使いこなして、超美麗なグラフィックを見せてくれたかも知れませんね、あすなさんなら。拡大..]

ttakahasi [そうです。いま仕事の合間にこれを  http://www.junkudo.co.jp/newevent/evtalk..]

bongo [weight loss phentermine http://www.network.axe.cc Phenterm..]


2005-03-01 この日を編集

[CS] 八岐之大蛇の逆襲 (昨日の25:22ごろ)

書いてる最中に眠くなっちゃって。てことで昨日の続きです。

CS 日本映画専門チャンネルで「八岐之大蛇の逆襲」、1985年ダイコンフィルム、監督赤井孝美、出演高橋香具美/永山竜叶/米良健一郎/武田康廣。「文芸」に菅浩江の名前があってひっくり返りそうになっちゃった。「のーてんき」とか「大日本」とか、一通りダイコンフィルムの作品は見てるんだけどこいつだけは未見だったので興味津々。で、

よく作ったねえ、と正直思いましたわ。特オタを集めた上映会ではたぶん、拍手喝采物の映画だと思う。普通に小屋でかけてお客さんに見てもらうにはつらい映画だとも思うけど、でもまあなんだな、それでも「ゴジラvsスペースゴジラ」よりはマシかも知れないな(w。

特撮、を考えるときに実はかなり重要なウエイトを占める部分に、「マズい画はなるべく見せない」ってのがあると思うんだけど、この映画はそこを実に巧妙にやっていると思う。アマチュア映画だもの、特撮パートのショボさは隠しおおせるわけがないんだけど、この映画ではそういうショボい映像を、大量のライブ映像に混ぜ込んでやることで、見てるこっちを「ショボいじゃんその絵」と思わせる手前で別のクオリティを持った映像に切り替えてみせることで、実はどうしようもなくショボい映像を、それほどショボくないじゃん、と錯覚させるような効果を上げることに成功している。カットの割り方が上手いのだね。貧乏ながらもいい絵を、ってスタンスが全編に浸みててそこはたいそう気持ちいい。

んでもって思うのは、やっぱりパイロって難しいんだな、ってことですな。この映画でも当然爆発シーンは結構あるんだけど、どかん! の迫力はあるんだけど、炎と煙の持続時間が短いのね。ぐわっと盛り上がった炎と煙が、次の瞬間には消えてしまっちゃう。この辺の火薬の選定とか爆発のさせ方のテクニックとかって、実は意外に奥深い物があるのかも知れない。あんまり一方的に火薬バカと決めつけたもんでもないってことですか。いやもちろん爆発ばかりで肝心の被写体の姿が全然見えねえ、ってのもどうかと思うけどさ。

それはそうと。

この作品を見た金子修介は、自らの初めての特撮映画の特技監督に樋口真嗣の起用を思い立った、とは自身が「ガメラ監督日記」の中でも書いていたけど、金子修介的怪獣映画のフォーマット、にもこの作品、実は結構な影響を与えたんじゃないかなあとか思ったりして。キワモノ系テレビクルーの位置づけとか、やや戯画化された戦車隊長とか、GMKのBSデジタルQや西村雅彦に通じる物を、この映画であらかじめ見てたのかなあ、なんて。まあ特撮物的にはどれもお約束に近いものでもあるわけですけど、ちょっとGMKの逆デジャビュみたいな物を感じちゃったりしたもので。

[F1] 今週末からF1ですよ (18:46)

さてさて、いよいよ今週末からF1開幕でございます。今年はずいぶんと大きなレギュレーション変更があったり、新しくトルコGPなんてレースが追加されたりする訳で、楽しみなような、なんか心配事たっぷりなような。先日721でやってた開幕直前スペシャルを参考に自分用覚書。

ローダウンフォース化
フロントウィングの最低地上高が5Cm上がり、リアウィングの始まりがリアタイヤの軸線と同じ位置からに。さらにリアタイヤまわりに大きな隙間ができることに。思ったほど効果(悪い方への、だけど)は上がってないらしいけど。
2レース1エンジン化
これ、聞けば聞くほど訳わからん規定だよなあ。ええと、フリー走行で壊したらエンジン積み替えて決勝グリッドは10番落ち、もう一回やったら20番落ち。予選一回目で壊したら問答無用で最後尾スタート。で、決勝で壊したら当然リタイヤで次のレースは新エンジンでオーケー、ついでに(壊さなくても)レースをフィニッシュできなかった(完走扱いとされなければ)交換オーケー。で、このエンジンは1レースでお役ご免、てこと? 川井ちゃんじゃないけど偶数レースだけ命かけてきそうなチームが出てきそうだよなあ。あんまり意味ないレギュレーションじゃないの?
タイヤ規制
予選、本選を通じて1セットのタイヤしか使えない。走行中危険と判断されたときはフリー走行で使用したタイヤに交換可能。ただしフリー走行で使えるタイヤも1セット……ってこれ、ヤバくない? 予想外のアクシデントで、去年までならまだ走れたクルマが問答無用でレース続行不可能、てことになりかねないし、どこかのレースでタイヤ自体がそこに耐えられない構造だったりしたら、そのタイヤ履いてるチーム全滅、とかになっちゃわない?
予選方式
去年の鈴鹿方式がウケたわけでもないだろうけど、土曜日に一回目、日曜日、決勝レースの4時間前に予選二回目、だそうな。確かに去年の予選の一回目も意味なさげではあったけど、何も決勝当日に予選しなくてもいいと思うんだけどなあ。
決勝方式
ハァ? スタートディレイは2秒後に再スタート? 無理だろそれ。赤旗中断中も時計は止めない? えー? 予選方式なんか見てるとテレビ局に厳しくないか? って思うんだけど、本選の方はかなーりテレビ中継向きになってるってことなのかな。でも去年のラルフの事故みたいなデカい事故があったりすると、実質レースが半分ぐらいのボリュームでハイおしまい、とかになっちゃわない?
各チームの新車
恒例の川井・今宮・津川採点ではフェラーリ、ルノー、マクラーレン、BAR、ウィリアムズ、トヨタ、レッドブル、ザウバー、ジョーダン、ミナルディの順。ウィリアムズ大丈夫か? 私ならフェラーリ、マクラーレン、ルノー、んでウィリアムズとBARがガチンコ、油断してるとレッドブルがひょいひょいポイント稼ぐんじゃないだろか(特に序盤)、な感じかな。トヨタはどうだろね、ドライバーは一級品だけど。今のところ「乗りやすい」って評価しか聞こえてこないのがなんちゅーかトヨタらしいというか。

なんてな感じ。やや不安材料が多いような気がするなあ。シーズン中のレギュレーション変更、なんて事態はありなのかしら。とりあえず今年のコスワースは結構良いらしいので、ミナルディ頑張れー、ということで。オーストラリアは曇り模様だとか。タイヤにはラッキー、かな?

[web] 今日のspam (22:23)

送り主は「ヒロシです」、Subjectは、

自身あります!

藻前はイラネ。

[Books] 魔法 (23:39)

本書カバー クリストファー・プリースト 著/古沢嘉通 訳
カバーイラスト 服部幸平
カバーデザイン 守先正+桐畑恭子
ハヤカワ文庫FT
ISBN4-15-020378-4 \920(税別)

爆弾テロの巻き添えになり、重傷を負ったプロカメラマン、リチャード。事故の影響で、彼は過去の記憶を失ったまま、入院生活を続けている。そんな彼の許に、いらだちの種でしかないジャーナリストに伴われてやってきた女性、スーザン。リチャードにとって初対面としか思えない人物であった彼女だが、彼女の言葉を信じるならば、かつてリチャードと彼女は恋人同士であったというのだ。自らの過去を解き明かすきっかけとなってくれるかも知れないスーザンに、徐々に惹かれていくリチャードだったが……

とまあ、まるでゴダード作品だなあこれ、と思ってしまうような困ったちゃん中年男と謎の美女の、過去にまつわるミステリの解き明かしの旅、そこにはロマンスもあれば不可解な幾つかの要素もまた混在して、ってあたりでそう思ったわけだけど、この、比較的まったりとじれったい(退屈、とも言う)導入部を我慢して読んでいくと、ある日突然話は急展開。ここをあんまり詳しく説明すると、未読の人に悪いような気がするので、ここではあれですな、発端から終焉までの一本のお話があったとしても、そのお話は語り手によってその見た目も、お話が語ろうとしていたことも、全く違うお話になってしまうこともある、と。さらにここに、読んでいると「え、どうして?」とこちらを混乱させる仕掛けが次々と登場し、「ワタシハカンジンナトコロヲヨミトバシマシタカ? 」と思わずページを繰り戻し、「ヤッパリソレデマチガイナイヨネ」と不可解な気分を引きずったままさらに読み進めていくうちに、「モシカシテアレハアレデコレモアレナワケデスカ? 」とやや薄気味の悪い(この辺でSF風味というかファンタジー風味が加算されてくる)予想が頭をもたげ、最後の最後でとんでもないオチが待っている、という。

ていうかマイトガインですかこれはー。わたしゃびっくらこきつつ、なんか微妙に笑いがこみ上げてきてしまったぞ。

いやそれはともかくこれは凄いわ。「奇術師」もたいがいだったけど、あちらはそれでも「瞬間移動」と言うテーマのSF的な味付けの部分で、やや俗な(と言っていいのかなあ)説明の付け方をしてしまった恨みがある(あるけど、最後の最後の最後でもう一回、でぇッ! って思わせていただいたので、あれはあれでそないに不満はないんですけどね)んだけど、こっちは徹頭徹尾、わからんもんはわからんままに、その存在感だけをじわじわと強めてくる。そして「奇術師」同様、もやもやとしていた物が終盤になって一気に、とんでもないどんでん返しと共に一旦吹き飛ばされ、その後にはさらに不可解で気になる物が残っている、というストーリーの組み立て方のうまさ。感服しますわ。ぱっと見には明るく穏やかに見えるエピローグが、実はたとえようもなく救いのない物である、というオチの付け方には慄然としますな。いやほんと、恐れ入りました。

あ、あと、読み終わってからこのカバーイラストを眺め直すと、なかなか味わい深いもんがあります。グッジョブです、これ。

(★★★★☆)


2006-03-01 この日を編集

[web] すぐやれバトン (21:05)

mixiにて。おりゃまたジェンソンの話かと思った、ってF1の話ならadramineさんじゃなく寸゛さんだったよなー。てことで不幸にも最後まで読んじゃったので、adramineさん@mixiの「すぐやれバトン」。マークアップはikry。

今、どこに居る?
自分の部屋
今、一番近くに誰が居る?
距離的には倅、かな
今、どんな服装?
ゴムの伸びきったジャージに襟のくたびれ果てたトレーナー
今、何食べたい?
晩ご飯済ませたとこですから。
今、何飲みたい?
食後のコーヒー済ませたとこですから。もうちょっとしたら酒飲むよ。
今、真後ろには何がある?
本棚3号
今、まわりを見渡して、いちばん目についたものは?
古本
今、誰に会いたい?
あーそういえば、のぼー(大学時代の友人。北京原人と現代人のハーフのような風体の湘南ボーイ)どうしてるかなー。元気してるかのぼー。
その人に今伝えたいことは?
ぶつからずにちゃんと歩いてるかー?(目の前にある柱に気がつかず直進することをやめない男だった)
今一番歌いたい曲は?
つっまっみに、つーままっせてぇー♪
今頭の中でパッと思い浮かんだ言葉もしくは台詞は?
目がシブシブする
今の体調は?
疲れ目、やや腰痛。
今どんな気持ち?
ブツはアップしてるから、さっさとチェックして返事よこせよヴォグゥェ!
今すぐこのバトンやってもらいたい人
こっ、こんな目に遭うのは…俺一人で充分だっ。……ぐふっ。
いやいや、やるも自由、やらぬも自由。

[Games] すぱろぼ症候群 (21:39)

相変わらず時代錯誤にも「第3次」(α付かない方)、ちびちびと進めてます。一日一マップ、ぐらいの見当で。なぜカイがエマ中尉よりもスレッガーさんよりもコウよりもクリスよりもレベルが上になっちゃってるんだろう。成果主義のわがロンド・ベルでは、今やカイ君、ガンダムMk.Ⅱかなんか受領しちゃって、ぶいぶい戦場に出て行ってはぼこぼこに叩かれ、それでも毎回なぜか生き残ってたりするんですが。

それはともかく。

すぱろぼ(特に個人的に『第3次』、『第4次』、あとなぜか64版も結構スキ)ってやってるとハマっちゃうゲームなせいか、日常生活でもいろんな事をすぱろぼにたとえるクセが付いちゃって困りもの。

サターン版の「F」が出たころだったかな、初めてぎっくり腰になってエラくしんどかったころに、買い物に出かけたら歩くたびに腰にずきずき来る状態で、思わず買い物に付き合ってくれてた倅に、「今、頭の中でエヴァの『すちゃちゃすちゃ、すちゃすちゃちゃーちゃー』の音楽が鳴りまくってるよー」と言って爆笑された憶えがありますが。

無駄に長い前振りはこのぐらいにして、今日のお話。銀行の預金残高を見た瞬間、思ったこと(なお、わが家的には2月というのは住宅ローンにおけるボーナス月である、と言うのを踏まえておいてください。そう言ってるわたくし本人が、すっかり忘れてたわけですけれども)。

「おお、底力(回避と命中+10%、クリティカル+50%、HP1/8以下で発動)が発動してくれたんだなあ……」

ここで重要なのは「回避」のパラメータでございますよ。クリティカルじゃなく。あ、残高がいかばかりだったかについては、ご想像におまかせします。


2007-03-01 この日を編集

[web] 趣味のドキュメント (18:00)

ちょっと必要があってゆうびんホームページでキーワード検索してみたんですが、んで、知りたいことは分からなかったんですけどもそれとは別に。検索語がヒットしなかった時に表示される"検索のコツ"。最後の二つで軽く吹いた。

■フレイズ検索をしたが、そのフレイズを含まない文章までヒットしてしまった
これは仕様です。Namazuのフレイズ検索は精度が100%ではないため、ときどき失敗します。
■and,or,notを単語として検索したい
それぞれ、"..." とダブルクォウテイションマークで、あるいは {...} と中括弧で囲みます。

"フレイズ"に"ダブルクォウテイションマーク"……。

菊池光さん?

これは郵便局の担当者の趣味? それともnamazuがそういうノリなのかな。なかなか良い趣味だなあ(w。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

\0すみけん [そういえば、namazu作者の高林さんはメールをメイルと書く人でした。http://0xcc.net/blog/]

rover [ふんむー、もともとのnamazuにある文言の一部を郵便局側が書き換えただけで、オリジナルのままの分も残っているからあ..]

\0すみけん [「フレイズ検索をしたが」でググったら、いっぱい出てきました。おもろいですね。 高林さんにはお会いしたことがあります..]

rover [ホントだ、いっぱい出てきますね。検索語に手を加えたりしてる分、郵便局は良心的な方なのかも知れないな(w。]


2009-03-01 この日を編集

[TV] 定期視聴番組

「鉄のラインバレル」、「鉄腕バーディーDECODE 02」、「テイルズikry」、「地獄少女三鼎」、「とある魔術の禁書目録」、「夜桜四重奏」、「侍戦隊シンケンジャー」、「仮面ライダーディケイド」、「フレッシュプリキュア!」、「機動戦士ガンダムOO」。いきなり登場人物がたくさんできてビックリした「禁書目録」。残り話数も少ないのにまた新しいキャラが出るんですね。原作がそうだからしかたがないんだろうけど、もちっととーま君と一方通行君の絡みとか、見たかったような気はする。

日曜朝。殿様はそれなりに殿様としてすごいんだ、ってお話だった「シンケンジャー」、レッドがオレ様キャラ、ってのは「ボウケンジャー」以来? まだ殿の演技に殿様が内に秘めてるすごさ、みたいなものが見えてこないあたりにちょっとだけ物足りなさを感じる(鷹揚さというより、ぞんざいさが前に立ってしまってるんだよね)んだけれども、このあたりは今後の展開に期待、かな。

ごく近い将来、リアルワールドでも国民が遭遇することになるであろう裁判員制度に鋭く切り込んできたのが「ディケイド」…などと誰が思うか。まあ好きにしてくれ。この世界では「オレジャーナル」じゃなく「アタシジャーナル」なんだな。あと、この世界でもカニの人は不遇なんだな(^^;)。

終盤が近づいてきていろいろ動いてる「ガンダム」。脚本家と監督の名前を見れば、多くのキャラクターが真っ当な老後は送れないんだろうな、って予想はできようってものだが、それにしてもがんがん行っちゃうものですな。これも面白いとは言えるけどね。

[Books] 海の底

海の底(有川浩/著) 有川浩 著
装丁・デザイン 鎌部善彦
メディアワークス
ISBN978-4-8402-3092-6 \1600(税別)

春の桜祭りで賑わう横須賀の街。勤務中の悪ふざけが元で潜水艦「きりしお」で謹慎状態の夏木と冬原にとって、その喧噪は指をくわえて遠くに聞く賑わいでしかない。だが、そんな空気は一瞬にしてかき消される。三分の一の乗員しか残っていない「きりしお」に突如届いた出港命令。タグボート無しでの出港が無理ならば直ちに艦を捨てよ、という異常とも取れる命令が意味するものは、やがて陸上から明らかになる。桟橋を疾走する赤い群。それはあり得ないくらい巨大なザリガニのような甲殻類だった。「それ」は逃げ惑う人々を次々と巨大なハサミで屠り、むさぼり食らう。市民を救助すべく上陸した夏木たちだったが、逃げ遅れた子供たちと共にふたたび「きりしま」に閉じ込められてしまう羽目に。乗員が全て退避した潜水艦に閉じ込められた2人の見習士官と15人の少年少女。街に氾濫したザリガニたちへの対応に手一杯な当局にとって、彼らは半ば忘れられた避難者たちとなりつつあった…。

買取物件からピックアップシリーズ、その5。「空の中」に続く有川自衛隊シリーズ第三弾、だそうな、といいつつ今回はあんまり自衛隊の見せ場はないけど。全体なノリは(星野之宣の)「海の牙」プラス(著者本人が言うてるとおり)「十五少年漂流記」。群体怪獣パニックものと、この人らしいええ按配のジュヴナイル風味が合わさって大変面白い。全体なノリは「空の中」と同様で、オトナがちゃんと責任を取る、ってところの描写が大変心地よいジュヴナイルで、かつ今回は少しばかり湾岸暑が頑張るような話が加味されていると言えるかな。

タイトルが「海の底」でメインになる舞台のひとつが潜水艦と来たら、読む方はてっきり「浮上せず」的深海パニックを予想してしまうのだが、作者は何を思ったのか潜水艦をあんまりばりばり活躍させる気を、お話のかなり最初の部分で捨てちゃっている。なのでこのお話では、桟橋に係留されたハイテク潜水艦(通常動力とはいえ日本では最新鋭、って事は多分世界でトップクラスの性能を持ってるはずだからね)が、否応なしに密室になってしまったという、考えようによってはかなりマヌケなシチュエーションのもとでお話が進んでいく。ある意味斬新ではあるな。

とはいえそこらで「もうちょっと潜水艦活躍させてくれよー」なんて気持ちが首をもたげないままどんどこお話を読み進めていけるのは、やはり作者の力量と言うことなんだろう。本書では潜水艦に閉じ込められた子供たちの物語と、ザリガニ軍団に対峙することになる警察組織の苦闘が並行して語られ、この、もう一方のお話の挟まり具合が上手なので、マヌケなシチューションについてあまり深く考える必要が生まれないですむんだね。全体的に「アニメだな」と思わせる部分も多いんだけど、そこはそれ、パワーバランス。わたしゃ基本的に「サ」の側の人間なので、あまりにストレートかつナイーブに警察や自衛隊の人々の行動理念や立ち居振る舞いを肯定されると、それだけで鼻白んでしまう傾向があるんだが、それでも全体としての読後感はなかなかさっぱりした爽快感をもたらしてくれる、楽しい読書の時間を提供してくれた本として高く評価させて頂きたい。

この作者の趣味なんだろうけれど、恋愛パートにおける乙女モード全開っぷりには賛否が分かれるところもあろうかとは思うが、んまあこれも、ニュアンス的に「図書館戦争」に続く、ってことだよと思えばまあ、ふふんと笑って本を閉じられるか。楽しめました。ヒール&スパイシー担当の中三トリオがなかなかいい味出しとるね。

★★★☆


2010-03-01 この日を編集

[Day] 種を撒いても… (23:59)

芽が出るまでにはちょっと時間がかかる、ってことでね。

去年いろいろコンタクトをとってたところから、今になってぼこぼこと仕事が舞い込んでちょっと困ったな。や、ひとつひとつはそれほど重量級の仕事でもなく(とか言いながらこないだは徹夜する羽目になったけど)、落ち着いてやれば片付くようなボリュームなんだけど、いきなりまとめて舞い込んできて、結構ケツ並んでるとちょっと焦る。

んまあ仕事が無くてヒマしてるよりははるかにありがたいので、頑張りまっす。


2011-03-01 この日を編集

[HTML] 判ってしまえば、なんて事なかった(いつもの事だ)

昨晩からずーっと訳が分からずイライラばかり募っていた事が、突然ポンと解決したので忘れないようにメモしておこう。

企業サイトなどでワークフローなどをそれなりにデザインされた画像で表示したい時。そのままwebページに表示しても良いけど、それでは画像が大きすぎてそれ以外のコンテンツを見るのがちょっとちょっと面倒くさい。ページ側にはサムネール的な画像を置いておき、Javascriptでウインドウをポップアップさせる手はあるけど、できたらそこでちょっと洒落たマネをしたい、なんて時にはまあ、LightwindowやLightboxの出番って事になるけど、これだと下のコンテンツを閲覧しにくくなってしまう。

と言うわけで「フローティングポップアップウインドウ」なるものの登場。ちょっと探してみたんだけど、そのものズバリ、フローティングポップアップウィンドウを簡単に実装する(CSS-EBLOG)なるものを発見。解説も丁寧だし、ページに乗っけるのにたいした手間もかからないという優れもの。さっそく使ってみたんだけど、どういうワケだかウインドウサイズをautoに設定(つーかまあ、デフォルト値ってだけなんだけど)で使ってみると、表示位置が妙に右下方向にずれて表示されてしまう。一度そのウインドウを閉じて、もう一度表示させてやると、今度は正しくウインドウの中央に表示される。あっるぇ?

どういうことなのか判らない上にこの現象、ポップアップするウインドウのタイプが画像の時にだけ起きるみたい。2回目以降は正しく表示されるって事は、最初には足りなかったデータが、一度読み込みが起きた時点で補完されたって事なんだろうなーと思い(わたしゃプログラマじゃないので、厳密な事は判りませんけど)、表示する画像のサイズを放り込んであげたらば、今度はウインドウの右端が切れちゃう。あっるぇぇぇ?

この辺で頭が完全にテンパってしまってたんだと今なら判る。指定されるべきはウインドウ全体のサイズであって、それはウインドウ右サイドの画像+メインコンテンツ+ウインドウ左サイドであって、なおかつコンテンツ部分にpadding指定があったなら、その数字も足してやらなきゃダメじゃんか、ってところに気がつくのに半日かかってしまったぞ。

右が切れた、ってところでメインが大きすぎたと思い込んでしまったのが敗因でした。この先おんなじところで躓かないように、メモっとく。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●もうどこの異国のおはなしかと(笑)]

rover [そして「やっぱりLightboxにして下さい」ってメールが来てブチ切れですよ(T^T)]


2012-03-01 この日を編集

[Anime] 定期視聴番組

「未来日記」、「ブラック★ロックシューター」、「ギルティクラウン」、「あの夏で待ってる」。ありゃ「D×D」録り損ねてる。黒い方に行った分、ゆっきーがようやく主人公に見えてきた「未来日記」。目はくりぬかれるわ腕は落すわ、ミネネ様は大変だな。

ものすごい勢いで鬱方向に話を振ってきている「BRS」、なんだろなー、「まどマギ」以降と言うべきなのか、3.11以降というべきなのか、喪失感とか閉塞感とか、そう言うものに対してこれまでになく真正面からぶつかってみようって作品が増えてきたと言えるのかな。心に生まれた黒いものを消去することと引き替えに、そこまでの記憶がリセットされてしまう世界ということ? だとすると主人公であるマトに待っているのは、かなり厳しい結末って事になりそうな気もするんだけどその辺はどうなるんだろう。まあなんだ、「まどマギ」以降、引っ込み思案なメガネっ子は不憫って図式が出来上がった、とは言えるのかも知れない(そうか?)

鬱方向って意味ではこっちも大概な「ギルクラ」は、終盤戦闘モードに入ったいのりさんを見て、「あれ? 歌わないの?」と思った俺は何かが壊れているような気がする。

「まどマギ」以降って括りでいうなら、青の子は不憫、ってのを引き継いだのかなあってのが「夏待ち」(それも違うだろ)。いろいろ話が動いてきましたな。哲朗くんがちょっと前にこさえてたイーグルのプラモとか、ちゃんと意味あったのね。あと檸檬先輩、何年ダブってんだ?(^^;。


2013-03-01 この日を編集

[Day] 下がる→上がる→下がる

昨日は2月中に片づけておかなくてはいけない用事が一つあって、これが結構大きな用事であるにも関わらずどうにも進展がはかばかしくなくて、久しぶりに胃がキリキリする感じを味わった(おかげで酒の量が増えた)訳なんだけど、今日になってその件はちゃんと処理されていたことがわかって一安心。仕事関係も全く手がつかない状態の一日だったんだけど、良い方に向いてくれたみたいでよかったよかった。

と、気分が良い方に向いたタイミングでTRちゃんからいつものように意味のわからん修正要望メールが届いてまた気分はダウナー。とりあえずダウンロードすべきファイルが20000超ってどういう嫌がらせですか(^^;。

いちお、対応はしたけど、せっかく上がった気分にがっつり冷水浴びせられた気分だわ。


2014-03-01 この日を編集

[Day] 3月だ

うむ、そろそろ少額領収書群との格闘を始めねばなるまいて。面倒だなあ。面倒と言えば4月から消費税が8%になるんでしたっけか。(古本屋としての)ウチ的には面倒だから内税でやってて、そこで何かを変える気はないんだけど、考えてみたらこれ、結果的に値下げって事になるんやな、なんて事をちょっと思った。値段変えたりはしないんで、ほんのちょっぴりお値段お安くなった軽石庵、今後ともよろしくです。

それとは別に、青色申告作成用のアプリの方は更新せんとあかんよな。ま、次の申告までに買えばいいんだけど、こっちも面倒な話じゃ。

[Anime] 定期視聴番組

「未確認で進行形」、「ウィッチクラフトワークス」、「凪のあすから」、「鬼灯の冷徹」、「キルラキル」、「ハマトラ」。あれ、一個撮り損ねてるぞ、ああ、「中二病」。

「未確認…」は安定して楽しい。「ウィッチ…」のほうはちょい昔話。首のスジが結構気になりますわ。

木曜深夜はどれも面白いっすね。「キルラキル」、ガイナックスだなあとしみじみ思いましたです、いろんな意味で。


2015-03-01 この日を編集

[Anime][SpFX] 定期視聴番組

「黒子のバスケ」、「SHIROBAKO」、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」、「仮面ライダードライブ」、「七つの大罪」。どれもおおむねいい感じ。「七つの大罪」がちょっと、とっちらかってる感じだったかな。

[Day] 不思議相席

土日に古本を発送した時は、ちょっとだけ遠方の局で発送を済ませてから、その近くの飲み屋で軽く呑んで帰るんだけど、今日の発送(雨の中4Kg持って歩くのは結構キツかったぜ)のあと、近所の焼き鳥屋に入って呑んでたら杖をついたおじいさんが一人店に入ってきて、一人で飲んでたオレのテーブルまで歩いてきて、なんの迷いもなく対面に座り、お燗を注文して煙草吸い始めて。それ見たお店のお兄ちゃん達が気を遣ってくれて、自分らがまかないを喰う席を空けて、こっちでどうぞ、って言ってくれたんだけど、こっちも一人だし、酒飲んで本読めたらそれでいいんで「オレは別に良いよ、そちらさんが気にならなければ」つったらおじいさん、こっち見てちょっとニコッと。こっちも軽く会釈してその後はお互い話すこともなく小一時間、徳利を空けたおじいさんが御愛想頼みながら「ごめんな、身体悪いんで」って。

たぶんカウンターだとちょっと座りづらかったのと、他のテーブルが若い人で埋まってたんで、オッサン一人のテーブル見つけて、これ幸いと席を取ったんだろうね。こっちは立ち飲みとかで知らん人が近くで呑んでたりしても全然気にしないし、どうかしたらそういう、知らん人の動きとか会話を見聞きするのが好きなんで全然気にならんのですが、向こうは自分の身体の我慢できる限界とか知らん人と顔を合わせる事の厄介さと、一杯やる喜びをそれなりに秤にかけてたんだろうなー、なんてことは思ったです。

勘定済ませて帰るおじいさんに「気ぃつけて帰って」つったら、軽く手を上げてくれましたよ。


2016-03-01 この日を編集

[Kindle] アップデート来た…けど

画像の説明Amazonが電子書籍リーダーKindleの大型アップデートを2016年2月に実施、新機能はこんな感じ(Gigazine)。昨日ぐらいから順次行われていたみたいだけど、ウチは今日だった。一冊ダウンロードした後電源落としたんだけど、Wifi接続してなくても、電源オフにしてても、それ以前に何かのスイッチが入って強制的にアップデートに進むってことなのかな。ちょっと怖いかも。その気になったらamazonは電源オフってる端末でも強制的に電源入れて、Wifiに繋いで必要な情報引っ張り出せるってことになるんじゃ……。機内モードはオンにして(Wifi接続モードはオフにして)電源切ったつもりだったんだけど気のせいだったのかなあ。

アップグレード自体は、便利になったところもあれば邪魔っぽくなった部分も増えた、的な? ちょくちょく使う「機内モード」のオンオフが一手間減ったのは歓迎できる。ただそれ以外は別に便利になった感じはないなあ。画面の結構な部分を占める「読みたい本のリストを作成」も、いっこうに自分にヒットする本が来ないんでイラッときて途中で設定作業アボートしちゃったし(^^;。

それほど歓迎できるアップデートとは言えん感じやね。

ていうか前にも出てきたけど、この「機内モード」ってのがちょっと気に入らない。機内での閲覧時には電波のやりとりをしない→Wifiを切り替える、ってことなんだけど、Kindle手にして最初に混乱したのが、このWifi のオンオフをどこでコントロールするのか、ってとこだったんでね。「Wifi接続の設定」みたいなメニューがどこにもなく、かなり困ったんですよ。これさ、普通の人がKindle手にして「機内モード」ってメニュー見た時に、「ああオレ飛行機乗ってねえから機内モードはオフでいいよな」って早とちりしたりしないもんかね。で、そこで機内モードをオフにしておくと、Wifi接続が有効なままになってしまうのでバッテリの減りが早くなってしまうんだよね。

なので「機内モード」って、みんなにわかりやすい機能説明に見えてじつは結構誤解を招きやすい表現になってしまっているんじゃないかしら。「機内モード(Wifi接続)」とか「機内モード(オフだとバッテリの消費が高くなります)」とか、そういう注釈はあっても良かったんじゃないかなあ。


2017-03-01 この日を編集

[Day] 申告したったー

青色申告、確定申告ともに出来上がったので朝から出ようかと思って朝刊見たら、元町映画館の「人魚姫」、今週は19:20~の上映だったのね。午後から観れるのは来週なんだ。むう、んならもっとのんびり用意してもよかったな。ま、出来てるんだから出しちゃおうと言うことで出動。割と早めに出たんだけど結構な列が出来ていて驚いた。なんでも今年から、マイナンバーの確認の手間が増えていて、提出する側がこいつを忘れて来ていて、そこで提出に時間がかかる人が意外に多い、という状態になっていた模様。

一応国税庁のサイトから書類を作成すれば、このあたりは念を押されるので問題ないけれど、自分で記入するようなタイプの人だとここらを忘れちゃうこともあるんだろうな。自分はマイナンバーの通知と免許証をコピーして貼り付けておいたので、すぐに受け取ってもらえましたよ。

B00HWRHEC6それからのんびり散歩がてら。ふらふらとソフマップに入って、気がついたら買ってたよ、M.ZUIKO DIGITAL 25mm f1.8(^^;

さっそくえむてん君にセットして、ハーバーから新開地方面を散歩。あれやね、地下街に入りたくなくなるね、これ持ってると(w。

〆はいつものように立ち飲みでぷはー、してたら隣に学生服着た男の子が入ってきて、やたら甲高い声で「うずらとアジをください」などと。前にもそういえば塾帰りの小学生とおぼしき男の子が串三本ぐらい食って出てったことあったし、そう言うもんかなあと思ってたら、さすがに中学生は小学生よりカネ持ってるな(w。二本食って出て行くのかな、と思ったらその後串やらおでんやら、二回ぐらい追加で注文しやがる。隣がおっさんならこっちも気にしないけど、中学生ぐらいだとさすがに横でタバコもふかせねえよなあ、と思って自重してたんだけど、結構長時間居座ってくれたもんだからこっちのストレスも溜まっちゃったぜ(^^;

ようやっと勘定済ませて出て行った男の子を尻目に、オレと店員のお姉ちゃん、思わず「やりづれぇなあ」と声を合わせたことでしたよ(w。

[Day][Photo] えむてん君で撮ってみた 3

というわけで、M.ZUIKO DIGITAL 25mm f1.8でいろいろ撮ってみました。割と順不同。

画像の説明まずは小手調べ。路地のどんずまりのお社(なのかな?)明るいです(w。

画像の説明もういっちょ、お社の横に停めてあった、とてもキレイなST250。と可愛い箒。なんだろね、このレンズは妙にバイクとか自転車を撮りたくなるね(^^;

画像の説明こちらは絞り気味で、広角レンズ風に撮ってみる。

画像の説明標準レンズのボケ味満喫、その1。これが欲しかったのよ(^^;

画像の説明も一つボケ味礼賛。神戸駅の近くの喫茶店の軒先の看板の上の小物。

画像の説明毎度おなじみ湊川公園。

画像の説明もう二歩、前に出るべきだったか? んでも「美容」の文字も入れたかったのよね。

画像の説明一番前の看板にピントを合わせて、その先をぼかしてみる。

画像の説明ボケ味検討。

画像の説明ボケ味検討その2。これ撮れたらなんも文句ないんじゃないかな。ちょっと嬉しくなっちゃうね(^^;

ってことで。大変気に入りました、このレンズ。しばらくこいつをメインにしていこうかな、と思ったことでしたよ。


2018-03-01 この日を編集

[Anime] 定期視聴番組

週はじめ。「りゅうおうのおしごと!」「学園ベビーシッターズ」「オーバーロード」「宇宙よりも遠い場所」。「りゅうおう」、ニコ動ネタで草大量発生、「ベビーシッターズ」、兄ちゃんがラブレターをもらう話と夏祭りのお話。ラブレター、なんかひねりがあるんかと思ったんだけどホントにラブレターだった。にちゃ、モテるのな。「オバロ」、セバス様最強説(w。「よりもい」、ようやく南極到着。砕氷船って氷を割って進む時に船首から結構な放水するんだな。あれはどういう理屈なんだろう。まず水を溜め込んで重くした船首を氷に乗せて氷を割り、船首を持ち上げるために排水してる、ってことなのかしら。

[Day] お出かけ

画像の説明映画の日なんでなんか見ようと。「シェイプ・オブ・ウォーター」も考えたんですが今日公開だし混むかなーと思って、マリー初監督作品、「さよならの朝に約束の花をかざろう」をチョイス。感想は改めて書きますが、お客さん、オッサンばっかりだった(^^;。デル・トロさんの映画の方はシネ・リーブルだから来週の水曜あたりに、行けたら行きますわ。

写真は新開地のパチンコ屋の前に止まってた、これはなんだろう、4輪バギーってこと*1? 操縦系はバイクっぽい感じだけどね。とりあえずカッコいいな。

*1 これっすね。ATVバギー QUAD-X14SPORT。オレのニュースギアより安いやんけ(^^;。んまあ中国製ってことでそれなりに知識がないと苦労しそうですが…

[Chinema] さよならの朝に約束の花をかざろう

入場者特典ポストカード スタッフ
監督・脚本:岡田麿里
副監督:篠原俊哉
絵コンテ:篠原俊哉・平松禎史・安藤真裕・小林寛・塩谷直義・橘正紀・岡田麿里
演出:篠原俊哉・平松禎史・長井龍雪・許琮・橋本昌和
キャラクター原案:吉田明彦
キャラクターデザイン・総作画監督:石井百合子
音楽:川井憲次
出演
石見舞菜香
入野自由
茅野愛衣
梶裕貴・沢城みゆき・細谷佳正
佐藤利奈・日笠陽子・久野美咲
杉田智和・平田広明
公式サイト:http://sayoasa.jp/

メトセラの娘

10代半ばで身体の成長が止まり、その後数百年の長きにわたって生き続ける種族、イオルフ。彼らは自らの言葉をヒビオルと呼ばれる布に編み込み、その長い歴史をひっそりと過ごしていた。だがある日、その長命の血を求める人間たちによって安寧の日々は破られる。村は焼かれ、ある者は斃れ、ある者は捕らえられ、そして多くの者がちりぢりになってしまう。その中の一人、マキアはただ一人森の中を彷徨うなかで一つの出会いをすることになる…。

「あの花」の岡田麿里初監督作品。その並外れた長寿ゆえ、常人とふれあっても先にそちらは天寿を全うしてしまうことから「別れの一族」と呼ばれる希少種の少女マキアが、生まれたての(常人の)赤ん坊と出会い、慣れないながらも「母」として彼エリアルと付き合っていく。気弱で不器用な少女は、内面の成長は確実に遂げているのだけれども見た目はいつまでも美少女のまま。一方のエリアルは年々成長し、やがてはたくましい青年となっていく、その間に二人の関係性には少しずつ変化やすれ違いも生まれてきて、とまあそういうお話。

ま、似たような構造のお話はファンタシイにもSFにも結構ありそうな気はする。「ジェニーの肖像」とか、これの逆パターンかもね。ただ、通常こういう構造のお話にはロマンスが絡んできそうなものだけれど、で、本作にもその匂いはあるけれど、それ以上に強調されているのが親と子の愛情、ってあたりが新しいと言えるか。最初は親子に見え、やがて姉弟に見え、いつしか恋人同士のようにも見え、ついには母を息子が見た目の上で追い越してしまっても、それでも二人の関係の根っこは母と子である、という流れ。そこは随所にギャグも挟みながら展開し、「別れの一族」にとって必要な心構えである「忘れる」ことの是非を、何人かの登場人物に託して見つめていく、と。そこのところは良くまとまっていたと思う。

特筆すべきは圧倒的なまでに美しい美術だろうか。「君の名は。」に負けてない、というか場合によってはあっちを超えてるんじゃないですかね。向こうには現代社会ゆえの大量のイルミネーションという武器があるのに対して、こっちは基本、自然描写で勝負しなければならない訳ですから。ただ、その超絶美麗な背景に比べると、登場人物たちはなんというかな、少々パサパサした感じが強いのは少し気になった。特にロングになった時のキャラクタたちのパサパサ感は、ちょっと…。もしかしたら過剰なまでのシズル感に溢れた背景上で動かすには、逆にやや平坦なぐらいの色使いや影の落とし方の方がよく見える、と言う判断があったのかもわからんけど。

お話の方は、先にも書いたとおりちゃんとまとまってはいたと思う、けど、どうだろな、何カ所かそれはどうだろ、と思うところも無くはなかった。一番気になるのは、割と機械仕掛けの神様が勤勉に働いてるな、と感じられてしまうところだろうか。マキアちゃんが必要な時に必要なところにちゃんといるよ問題、とでも言いますか(^^;。あと、世界観の説明が割と希薄だったかも。この世界にはいくつの国があって、それぞれがどういう力関係のもとに成り立っているのか、ってあたりはほぼ説明がないまま国同士の戦争が起こってしまうので、見ている側としては「そりゃ戦争になるわ」と思う暇がないのだね。超美麗な背景画像とは裏腹に、お話の方の背景は少々手薄なまま、済まされてしまったかも知れない。そこは残念でした。

とはいえ絵の美しさは第一級。声優さんたちも良い仕事をなさってたと思うので一見の価値はあるかと。それにしてもサトリナが肝っ玉母さんを演じる時代になったんだなあ(しみじみ)……。

★★★☆

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

たじまや [なるほどー、マキナちゃんってそういう意味のネーミングでしたかと膝を打ちました。たいへんマロリー先生らしいです。]

ROVER [な、なんだってー(錯乱)。んまあ、いるにはいるが役には立ってないんですが(^^;]

たじまや [あ、でもマキアちゃんでした(汗]

ROVER [返す返すぎゃー。こっそり直しとこ(^^;。]

たじまや [自分も違和感なかったのでセフセフ]


2019-03-01 この日を編集

[Day] 医者の話を聞いてきた

入院して2週間ぐらいで、一度担当のお医者様から状況は聞いたんだけど、久しぶりに患者、家族、担当医が集まっての状況説明会。基本的に約2か月、治療と検査を繰り返した結果、カミさんの病気の大元は、IgA血管炎と言うものであって、これが引き金になって腎臓をはじめ血管、肺、十二指腸と、体内の臓物の多くに障碍を発生していたものであるらしい。

で、ステロイド剤の投入でほとんどの臓器の不調は改善したんだけれど、腎臓だけは回復せず、ここは透析で対応するしか無いと思う、と言うのが担当医の見解。不勉強で良く知らなかったんだけど、人工透析というのは使い物にならなくなった腎臓の働きを外部で代替するような処置で、これは「治療」とは言えないんだね。それで腎機能が復活するようなものでは無いってことなんですね。一度始めたら、この先ずっと付き合わないといけないものであって、そうなると日常生活の部分まで含めて対応しなくちゃいけないぞ、と。

入院中はそれでもまだマシだけど、退院後も透析はやらなくちゃいけないので、(血液透析を前提にしますが)週に何度か、通院する必要があるし、透析すればそれで体調復活、とはならない以上、家での生活にもある程度のサポートが必要になる、ってことになる。

クルマがいるのかなあ、とか、多少なりと家のリフォームもやらんといかんのかなあ、なんてとこまで考えが行っちゃって、夫婦でわりと考え込んじゃったりして(^^;。

従姉妹殿が「まだ慌てて決めなくてもいいんだぜ」ってフォロー入れてもらえて助かりましたが、決めんといかん事があるのは事実なので、いろいろ考えないとね。


2020-03-01 この日を編集

[Day] 3月だとう

誰の許しを得て、ってまあ誰の許しがなくても3月は来るか。そろそろ確定申告やらんと拙いんだけど、なかなかやる気が出ない、と思ったら今年はコロナの影響で1ヶ月締め切りが延びたのね。ちょっと助かる。今年は医療関係の出費が(領収書的に)膨大な上に、部分的には高額医療費の還付なんて物も発生しているので、ここらの記入をどうしたもんだか、苦労しそうだよ。

何にせよぎりぎりまで伸ばす理由もないので、ちょっとずつ埋めていこうと思います。

[Anime][SpFX][TV][Chinema] 定期視聴番組

ぽつぽつと。録るだけ録って先送りにしてる物もあるんでね。順不同ですがまずは「リュウソウジャー」。うん、いい最終回でした。最後もアスナが持って行った感じでしたな。エラスは倒したけどプリシャスまで消えたわけじゃなく、クレオンとワイズルーに連れられて新たな人生を、って流れも良かった。クレオンが幸せになりそうでそこも良かったよ。一点残念だったのは、ういのキャラクタが最後まで立たなかったことかなあ。終盤、完全に要らん子だったよね、そこだけはちょっと惜しかった。

「ドロへドロ」、突然草野球をする話。「リケジョ」「ハイキュー!」は安定銘柄。

晩に「ランペイジ 巨獣大乱闘」やってたんで観てみたらこれが結構面白くて(w。意外と真面目に造ってたと思う。ホワイトエイプのジョージのラストのギャグセンス、最初はいけ好かないヤツに見えたラッセル捜査官(若本ボイスが良い感じ)のキャラとか、意外と見所があったと思う。ただまあどうだろ、これは「怪獣映画」ではないよねえ、動物パニック、のジャンルには収まるとは思うけど、怪獣映画ではない、と思う。多分「怪獣」に必要なキャラクター性が少々希薄に過ぎたんじゃないかな、って気はしたな。映画の出だしで「?」が出なかったら、そこそこ楽しめるんじゃないかしら。でも、しつこいけどこれは「怪獣映画」ではないと思うんだよねえ(^^;。

大河にも付き合ってますが、これはあれか? 本能寺の変の真相は、信長、光秀、帰蝶(お市)の三角関係のこじれだったんだよ! な、なんだってー!? ってところに落ち着く気なのか? それはそれで面白そうではあるけれど(w。


2021-03-01 3月…だとう? この日を編集

[Day] 今月から本気出す

決意表明(^^;

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

まにたけ [乗った!オラもそーしよー!^^;🖖🏼]

taoy@笹塚 [おー。 (ここんとこまったく小説読めてないです - 通勤しないので)]

ROVER [早くも怠け癖が(^^;… >たおさん 本はそこそこ読んでるんですが、感想書くのをサボっているんですねえ、左手痛..]


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