ばむばんか惰隠洞

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2004-03-11 この日を編集

[TV] また電波届かねえ(つoT)

 鉄人28号 公式サイトオープン(HK-DMZ PLUS.COM経由)。うおー、監督今川泰宏かよ、それは無駄にアツい鉄人になりそうだなあ、見たいなあ、ってこれもテレビ東京系列かい、とっほっほ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

まなたけ [今川…が横山氏の作品を作る!ってだけでご飯3杯は食べれます。 ジャイアントロボ大好き! でも「7人のナナ」が最後の作..]

ROVER [「ジャイアントロボ」、面白かったっすねー。あの、無意味に登場人物が声を合わせて叫ぶシーン、Gガンでも受け継がれててう..]


2005-03-11 この日を編集

[Day] 税務署行ってきた (16:29)

今年は兵庫税務署が改装中とかで、会場は湊川の神戸市管工ビル、とやら。前日カミさんが行ってたので地理はバッチリ、ってなぜに我々夫婦は、常に別行動を取りたがるのであろうか。

まあそれはともかく、会場に着いたのが12時前。玄関でバイトくんが「相談コーナーは1時からです」って連呼してる。でもその後ろの看板には「会場には入れます」って書いてある。ので、バイトくんの「1時にもう一度来てくださーい」を無視して会場に。受付は生きてる。つまり申告書の記載について、係員に相談したい人は1時まで待ってね、ってことみたい。

こっちはやよいちゃんと国税庁サイトで一通り数字出してるので全然問題なし。相談コーナーにあいたところが結構あるので、そこで清書して出せばいいや、と思ったんだけど、係のおっちゃんが入れてくれない。今午前の部の人が残ってるので、の一点張り。オレは相談する必要はなくて清書するだけだからテーブル使わせてよ、っつーのに聞いてくれない。ええいこの腐れ官僚がー。

しかたがないので入り口近くの空きスペースでしこしこ清書を始めたら、やっぱり相談コーナーは1時まで休憩、ってのに切れたんだろうね、おっちゃんが一人、いきなり怒り狂って、「いつまでたってもそんなんやから役所はアカンねや」とか、「お前らワシらの金で暮らしてんねやろが、ちゃんとサービスせんかい」とかなんとか、まあ怒鳴る怒鳴る。

税務署の職員も「まあまあ」とか適当になだめながらごまかせばいい物を「すいませんけど1時からの決まりなので」の一点張りなものだから、おっちゃんますます激昂して、怒鳴り散らしながら会場内を練り歩く。職員が2、3人増員されてなだめモードにはいるまで、15分ぐらいは喚き通しだったんじゃないかしら。

オレの近くで午後の部が開くの待ってたおばちゃんたちも、「まあ、いうてることは間違いないわねえ」と妙に共感してたのがおかしかった。実際お役所の人のやることは段取り悪いわね。一人ずつ抜けて休憩するようにしれば、別に対応を切る必要もないだろうに。どんなことがあっても休憩時間は12時から13時まで、じゃないといけないのかな。ま、お役所らしいっちゃらしいけど。

あ、ワタシの申告はノープロブレム、一発提出でございました。受付窓口は休憩取るでもないようなのがまた不思議。

[Comics] お買い物 (18:20)

プロメナ神戸内の宮脇書店で、紫堂恭子「王国の鍵」(3)、(4)、(5)、(6/完結)、まとめて購入。田舎に引きこもってると、こういう、ちょっぴり本流から外れたコミックスはまず手に入らない、というか出たことすらわからんわけです。やはり街の本屋には足繁く通いたいところですな。電車代がバカにならんのだけど。

で、家に帰ってみたら3巻までは購入済みでありました。うう。

お話はなかなか、よござんしたよ、ええ。

[Books] 銀河おさわがせドギー (24:35)

本書カバー ロバート・アスプリン&ピーター・J・ヘック 著/斎藤伯好 訳
カバーイラスト 橋本正枝
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN4-15-011503-6 \820(税別)

ちょこちょこと、SFしてるね

いまだ惑星ゼノビアに貼り付いている、ウィラード・フールと宇宙軍オメガ中隊の面々。どんな難問も意表をつく作戦で切り抜けて、世間の評判をうまうま勝ち取ってしまう彼らを、宇宙軍の上層部は快くは思っていない。なんとかその名声の失墜を画策する上層部、ここに全く別な方面からオメガ中隊の崩壊を狙う闇組織、さらにはフールの父で銀河系きっての大富豪であるヴィクターまでもが騒動に加わって……

前作から待たされること3年。ひさびさの肩の凝らない、軽いSFシリーズとの再会は、そのタイムラグの長さのみが恨みって感じかな。軽めで楽しめるSFシリーズとして、こいつはそれなりに存在価値があるモノだと思っているのだけれど、今回もそんなにSF的にすげー、とか思うところは無いけれど、読んでる間はそれなりに楽しめるって部分には意味がある。すべてが山崎25年、てのはしんどいわけで、たまにはワシらはトリスも呑みたいのだよね。で、まったりと呑む感じじゃなく、うおりゃっとあおる酒。みたいな意味合いでこれはかなり良い。

基本的に安酒なんだけど、安いながらも外しちゃいけないところは外してないぞ、ってあたりは好印象。ただどうだろう、アスプリンの魅力はSFも良いけど「マジカルランド」などのファンタシィ作品の方に強く出て来ているような気はしないでもないな。悪くはない、と思うけどでたらめに楽しい、と言うほどのモノでもない、という感じ、ですか。

(★★★)


2006-03-11 この日を編集

[F1] バーレーンフリー2日目 (18:46)

とりあえずLiveTimingのみ。皆さんちょっと本気出してきましたな。タクも頑張って37秒切るところまでは持ってきてたし。ラスト5分ぐらいはちょっとめまぐるしい展開で、数字見るのに忙しかったですな。で、二発目のフリーを制したのはジェンソン。ルーベンスがぱっとしないのはどうしたもんだか。あと、トロ・ロッソが揃ってアグリの前に落ちてるのは、他のチームが本気出したからなのか、逆の意味での三味線なのか、さあどっちだ(^^;)。

とりあえず予選もLiveTimingで見てから、CSの方を鑑賞する予定。

なのでこっちを先に片付けておく。

[TV] 定期視聴番組 (19:52)

「ウルトラマンマックス」、「BLOOD+」。フィーチャリング・ミズキっちーばりばりの「マックス」(#37:「星座泥棒」星獣ケプルス登場)。完全にオトナ方向を向いた作品ではあれど、これは評価します。このロマンチックっぽさ(なんだその日本語ー)は、たぶんおこちゃまにも何かを伝えてくれるんじゃあなかろうか。5回に1回ぐらいの割で、こういうお話が挟まるのは歓迎します。が、残り2回っすね(w。

特撮的にも「ほう」と思う画が。たぶん黒い紙か何かを切って作っただだけのものなんだろうと思うけど、ビルの窓にそういうの貼り付けて、建物の中に何か(そりゃ、家具やらパーテイションやらがあるもんね)あるような感じ、を演出してた。こういうセコいちょっとしたアイデアはいいですな。

「BLOOD+」は、いまだに評価に困ってます。出来は悪くないと思うけど、なーんかこう、既視感ばりばりなシチュエーションやら何やらが続くもんだから。

などと言ってると……

[F1] あーそりゃそうだ (20:16)

ノックアウトモードの予選、赤旗が出るとそこで時計止めるわなー。そりゃそうだよなー。テープのケツが心配になるなあ、これ。

中断14分。むー。

[F1] てことで予選映像 (23:39)

きっちり1時間遅れで鑑賞。ふうむ、オレ、1台ずつタイムを計る予選方式もあれはあれで悪くないな、と思ってたんだけども、やはりなんだ、昔ながらのみんながクリアラップ取れそうなタイミングを計ってタイムアタック、って方式にもそれはそれで魅力があるよなあと思ってしまった。ノックアウト、という要素が加味されたことでさらにいろいろ考えることが増えたようだし、それは今回に関しては、見てる分には面白い要素になって返ってきたんじゃないかと思う。

もちろんやってる方にとっては堪らん、ってとこもあるわけで、今回ワリ食ったのはキミとラルフって事になるか。直接的にはキミは関係ないかもしれないけど、新方式って事でとりあえず早めにそこそこのタイムを、みたいな焦りがあったのかもしれない、とは思った。ここのところのマクラーレンなので、キミのマシンだけが呪われてるって可能性も完全には否定できんけど。

予選結果で注目はBMWとウィリアムズのがんばりですかね。ニコは第2ピリオドでのスピンが惜しかったよなあ。あと、今年はヘンな色眼鏡ナシでタクを応援できるかもしれないな、とちょっぴり思ってます。んであとは、ミハエルついに通算ポール数でエヤトン(津川さん風)に並ぶ。大偉業ですな。

[Day] (いやむしろF1カテゴリーだべか)いろいろダウナー要素が多くて (23:52)

ここんとこ低調だったんだけど、F1始まって、SAF1(なんかマクロスみたいだなあ)がちゃんとやってるのを見て少し元気出た。

しかし月曜アップ予定の仕事があってそれを済ませないことには確定申告に進めないわ、なのに源泉徴収票はまだ来てないわと相変わらず問題山積みではあったりするのだが。むー、しかしここはやはりあれだ、井手を見習って、どんなときにもいの一番にコースに出て行く気概を持たねばなるまいよ。

たとえ遅くて話にならない走りしかできなくても。


2007-03-11 この日を編集

[Day] 何となく格好はついたかな (21:53)

Photoshop CS2さまが「RAMが足りねえ」と弱音を吐きなさったときはどうしようかと思た。1Mbちょいの画像を16枚開いてただけなんだけど。んまあ画像そのものが重いってわけじゃなく、シェイプレイヤーの効果やらヒストリやらでメモリをバカ食いしたんだろうなーとは思うが。でも「メモリをクリア」しても状況は改善されない。恐るべしpsdファイル。

出来ればPhotoshop様におかれましては、「RAMが足りねえ」じゃなく、「そろそろRAMヤバいですよ」というワーニングを出すようにしていただきたいと思う。

とりあえずこれで一旦投げる。明日は仕事しない。ブルーな申告書作らなくちゃ。

[TV] 定期視聴番組 (24:37)

「地獄少女 二籠」、「ひだまりスケッチ」、「銀河鉄道物語」、「獣拳戦隊ゲキレンジャー」、「仮面ライダー電王」、「Yes! プリキュア5」。「静かな湖畔」のエピソードで天涯孤独になっちゃった拓真くん再登場だったのが「地獄少女」。前のシリーズでは柴田親子のネタがラストの盛り上げ役になってくれたワケだけど、第二期ではこいつがラストのための引きってことになるのかな? 次週もこのネタ引っぱるようで。

B000MGB48Y「ひだまりスケッチ」は、これはこれで微妙に面白い。「銀河鉄道」はまあ、水準作。

ゲキレンジャー(修行その4 ゾワゾワ! 五毒拳)はこれ、もしかして画期的です? 善玉より敵の戦隊(?)の方が数が多いっての。わざわざ八木沼純子さんに出てもらった割に、アイススケートがあんまり意味を持っていなかったような気がしないでもない。とはいえネコ師匠が異様に良く動くんで、そのあたりは見てて楽しかったですよ。

「電王」(#7:ジェラシー・ボンバー)は、えーと、朝っぱらから小さいお友達に、この展開はアリなんですかー? とちょっと心配になってしまったぞ。ちなみに朝からあわわな展開の片棒を担いでる、ちょっとくたびれ傾向の女性を演じているのは栗原瞳。うわあ、スマートレディやんけ、化ければ化けるものだなぁ、女優さんってのは。そこは感心したけど、やっぱり変身ヒーロー物に、火曜サスペンスのノリが乱入してきたような違和感は拭えないよなあと言うところではあるな。

「プリキュア5」は、時々「かんたん作画」モードがちら見えするのが辛いっすね。


2008-03-11 この日を編集

[Day][TV] 青色定期視聴番組申告 (23:16)

画像の説明10日フィックスと言いながら、なぜか全く緊迫感のないままその期日は過ぎ、少々ゆる目に作業が続く日々なんで、言われた事だけ受ける方向で、こっちからは積極的にコーディングに手を出さないでおく事にしてみたら、なんだ、使える時間結構あるじゃないの。

ということで、今がチャンスとばかり、録画した先週分を流しながら領収書の山と格闘してみた。うちは、冊子小包(ああ、郵政民営化で『ゆうメール』とかいう、まるで『米ライス』みたいな名前になったんだった)の発送が多くて、こいつのおかげで少額の領収書が無駄に増える上に、消耗品なんかも100均でちまちま必要な分を買っているモンですから、気がつくと細かい領収書やらが段ボールから溢れるぐらい溜まってしまうわけですな。こいつを入力するのは結構ホネですわ。今日は7時に起きて、午前中でコーディング仕事の残りを上げておいて、午後からぽちぽち入力してたんだけど、交通費関係がまだ入力できてません。さすがに飽きた。

セコい作業しながら、「俗・さよなら絶望先生」(先週分)、「灼眼のシャナⅡ」、「機動戦士ガンダムOO」、「クラナド」、「ペルソナ」、「キミキス」、「炎戦隊ゴーオンジャー」、「仮面ライダーキバ」、「Yes! プリキュア5 GoGo!」、「俗・さよなら絶望先生」。「ガンダム」は、鳴り物入りで出現した後発のガンダムチームが、ただの噛ませ犬的扱いになってしまって何やら哀れ。最終的に壊れてしまったサジ君が、大団円に向いかけた話を台無しにするようなラストを期待してるんだけど、どうなるんでしょうな。

「ペルソナ」の妙なギャグセンス(長兄限定)がちょっと面白い、というか「クラナド」の置鮎、「ペルソナ」の小安、「キミキス」の福山、桜井と、みんな揃ってヘタレっぽい役に、無駄に良い声の声優を使ってくるあたりがちょっと面白いわ。

日曜朝は、今のところちょっと、(見てるこちらの)テンションが上がらない感じかな。「ゴーオンジャー」はまだちょっと馴染めない。「キバ」はいろいろ興味を惹く部分もあるにはあるんだけど、まだマイナスポイントを帳消しにする程に面白いとは思えない、ってところか。親子二代のライダー、と言うのじゃなく、親の代ではライダー誕生までの前史が描かれるのかも、ってあたりに、興味を惹かれる部分はあると言えばありますが。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●ようやく帳簿の入力が終わって、確定申告用紙への書き込みが始まりました。 ●レシートの山もさることながら、少額源泉..]

rover [こっちは何とかひと揃い、出来上がりました。ちょっぴりだけど還付金もありそうなので、ほのかにめでたい気分です(w。]


2009-03-11 この日を編集

[Day] でーきーたーでー (23:29)

いぇーい、確定申告準備完了だーい。

去年は歯医者通いをしたせいか、中途半端に医療費がかかってしまってなんだか悔しいぜ(さんざん領収書と格闘した末に、控除対象額には足りない、ってことが分った時の徒労感ったらないね)。

明日出しに行きまっす。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

ソノヤマ [●こっちも出してきましたー! ●源泉徴収でがっぽり持って行かれた分がちょっぴり還ってきそうでうれしー(笑)  あ、..]

rover [お疲れさまっしたー。 オレには何かの神さまが、「オマエに余分な金を渡すと飲み代に使ってしまうから、前年より余分に引い..]


2010-03-11 この日を編集

[Books] オペレーション・アーク3 セーフホールド戦史

9784150117467 デイヴィッド・ウェーバー 著/矢口悟 訳
カバーイラスト ウスダ ヒロ
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011746-7 \880(税別)

枢機卿会の暗躍とかねてよりチャリス王国の征服をもくろむ列強の思惑は、ついに400隻の連合艦隊となってチャリスを目指すことになる。約4倍の大艦隊を迎え撃つチャリス陣営の頼みの綱は、それまでのガレー船からは飛躍的な進歩を遂げたガレオン船とこれまた最新式の装薬式火砲。だが、頼みの綱のガレオン艦隊はこの時点でわずか30隻。圧倒的な戦力差を埋めるものは今や惑星セーフホールドでただ一人、宇宙航行種族であった時代の人類文明の残りを使いこなすことの出来るニュミエ=マーリンの存在と、進取の気風に富んだ勇敢なチャリスの人々の気概のみ…。

こちらでの刊行スタイルからついうっかり三部作なのかと誤解していたのだけれど、このシリーズは現在も刊行が続いており、しかも本国ではここまでの三作というのは一冊の本にまとめられていた模様。で、著者の構想的にはこのシリーズ、全八作となるもので、日本で刊行されたここまでの三冊が、その第一部にあたるものであるようだ。なるほど、だったら一冊にまとめて出して欲しかったような気はしないでもない、が、トールサイズ文庫の文字サイズだと、レナルズよりもぶ厚くなってしまったりするって判断があっての分冊化だったのだろうか。だから要らんことせずに文庫はちっちゃい文字をぎっしり並べろと思わなくもない(どうせこっちは老眼だ、多少文字が大きくなったって老眼鏡のお世話になることに変りはないんだもん)が、これは言うても詮無いことか。

さてお話の方はそういうわけで、(日本語版では)三冊かけてもまだとっかかりのお話であるわけで、三部作完結! 的な盛り上がりがあるという訳じゃあない。ウエーバー的にはこのシリーズ、一旦中世レベルまで落ちてしまった人類がふたたび宇宙航行種族としての文明レベルを再獲得し、仇敵ヶババとの再戦に臨むまでを描いていきたいと思っているのだろうから、出だしでそんなに大きなジャンプアップもできないし、多分宇宙に出るまでに書きたいことがたくさんあるってことなんだろう。ウェーバーは「ホーンブロワー」シリーズの大ファンらしいけど、今後のお話のスタイルはむしろ、ケントの「栄光の海兵隊」的なノリになるのかな、って気がちょっとする。進歩していく文明レベルごとの「戦争」を描いていく、と言う形。

そういうわけで、ここで徹底的に描かれるのはアルマダ海戦とトラファルガー海戦のおいしいところを盛り込んでみました的エピソード。ガジェットとしてのSFは多少盛り込まれてはいるけれど、全体としては18〜19世紀の帆走軍艦をメインに据えた、海洋冒険小説のテイストが極めて濃厚なものになっている。そういうのが嫌いじゃないオレはこれはこれとして楽しむことができましたけど、致命的な大敗からの捲土重来を期する人類世界、的展開を期待してた人にとってはどうなんだろう。著者の構想(8部作)ってのがホントなら、そういうのが読めるのは相当先になるってことになりそうだけれども。

SF的なワクワク感をいったんおいて、物語としての面白さを優先してきた本。ちゃんと続くのならば先が楽しみ。ハヤカワさん、続きもよろしくです。

そういえばさあ、関係ないけど「ユカイア・オレゴン」の続きは出してくれないの、ハヤカワさん? オレ、ああいうのも嫌いじゃないぜっ(キタエリ風に)。

★★★

[Anime] 定期視聴番組 (24:29)

「ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド」、「刀語」。「ダンス…」、わたしゃかなり面白い方だと思うんですが世間的はどういうものなんでしょう。「化物語」が文字通り化けちゃったのでいろいろ苦労してるんだろうな、ってのが「刀語」、なのかな。

どうやって刀を得るのか、つまりは勝負にどうやって勝利するのか、って所に原作者またはアニメ製作スタッフはあまり興味がなく(すいません、原作読んでないので)、その、一応のお話としてのクライマックスに持っていく過程でのダイアローグこそがキモであって、それ以外はおまけ扱い、って作りなのだろうか。確かに会話劇の部分は面白かったと思うけど、一応クライマックスとなるべき「刀を得る」部分にもうちょっと芸が欲しかったような気がしないでもない。


2011-03-11 この日を編集

[Day] 東日本で大きな地震

Skypeチャットで連絡取り合いながら仕事してたら、突然向こうが「地震ハンパねえ!!」とか書いてくるから、まーたこれだから東京モンは、事を大げさにしてからに、なんて思ったんだけど冗談ではなく相当大きな地震だったようで、ごめんよTRちゃん。

それなりに重量もあるだろう自動車が、大量に波に浚われるという、神戸の時とはまた違った意味でありえないものを見たような気がした。

相当広範囲で大変なことになっているようだし、まだまだ油断できない状況の所もあるとは思いますがどうかお気を付けて。被害に遭われた方には心からお見舞い申し上げます。とりあえずお見舞いぐらいしかできないのは心苦しいですけれども。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

TUX [●ちょっとマジで死ぬかと思いました@お台場の避難所。]

でした [テレビでも断片的な情報しか出てきてませんが 相当酷い事になってしまってるようですね。 言葉が出てきません。]

は゜ん [お台場て、またよりによってそんな処に(^-^;) ご無事そうでなによりです。]

rover [このタイミングで東京にいらしたんですか。無事で何よりです。元気で帰ってきてくださいな。]

TUX [●ご心配をおかけしましたが、昨日のうちに無事に戻って参りました。 ●乱土さんの「最後は笑い話で済ませることのできる..]


2012-03-11 この日を編集

[Day] それほど殊勝にはなっておりませんが

自分の中では何となく、「んじゃ1.17は置いてきぼりか」的な気持ちもなくはなく。もちろんどっちかをどっちかに対して差を付けて扱うようなものではないんだが。

なんのことはない、1.17に3.11の事も合わせて思い、同じように3.11に1.17のことも併せて思いを致せば良いだけのことなんだけど。

自分的にはもう一日、10.10も併せて、いろいろ考えたいと思います。こちらはごくごく個人的ながらかなり大きな喪失があった日ということで。

[Day][PC] インク交換、書類作成

B001GNZR76B001GNZR6WB001GNZR6Mとにかくこのままではどうにもならん上に古本用の書類やら宛名書きやらもやら(せ)んといかんので、午前中ソフマップに出撃。どのくらい保つものなのかわからんが、とりあえず増量タイプってのを3色まとめて。ソフマップは3本まとめて買うと5%余分に引いてくれるんだそうで、まとめて4500円でちょっとお釣りが来るくらいのお値段。一年ぐらいは保って欲しいけど、どうでしょうねえ。

て事でトンボ返りで戻って申告書類の仕上げ。印字して、源泉徴収票やら社会保険関係の通知書やら、お医者関係の領収書やらまとめて作成完了。

古本屋としての実績は前年比3割減、ぐらいになっちゃったかな。還付金が去年の2.5倍ぐらいある、ってところから見ても、つまりは本業以外で食いつないだ一年だった、って事なんだろうね。本業以外を頑張る→古本屋、疎かになる→古本売れなくなる、という負のスパイラルもあるのでしょうな。

古本が売れないこと自体に文句はないんだけど、古本屋としてのもろもろ(買い取り業務とかね)に手が回らないのはちょっと淋しいな。そこら辺に上手く折り合いが付けられたらいいのだけれども。

[Anime][TV] 定期視聴番組

「灼眼のシャナⅢ」、「偽物語」、「探偵オペラ ミルキィホームズ第2幕」、「モーレツ宇宙海賊」、「昔の吉田くん 秘密結社鷹の爪」、「特命戦隊ゴーバスターズ」、「仮面ライダーフォーゼ」、「スマイルプリキュア!」、「機動戦士ガンダムAGE」。

「シャナ」はまあ、盛り上がってます。正直相変わらず人間関係が良くわからんので、敵味方がどうなってるのか、いまいち掴めてないんだけど。「偽」はまあ、変態だわな。白石涼子の関西弁がかなり違和感。これは関西以外にいる人が感じる関西イントネーションだよなあ。「ミルキィ」は、えーと、それバリツやない、バリッや(w。

「モーパイ」はとても丁寧に作られていて面白いんだけど、形骸化しているとは言え海賊は海賊なんだよね? どこかでリアルに命のやりとりをやることもあると思うんだけど、そっち方面のシリアスさの表現が意識的に押さえられているような感じもして、どこかでゲームっぽいと言うか、どこかリアルから一歩退いた所でお話が進んでいるような気はしないでもない。こう言うのがラノベ的にはスタンダードな世界感、って事なんだろうか。

日曜日、「ゴーバスターズ」は快調。んでも病院とかは非常時用にバックアップの動力源とかの用意はされていないものなんだろうか。そこまでエネトロンに依存してるってのはちょっとマズい世界なんじゃね? って気もちょっとした。

「フォーゼ」、さすがに留年って形ではなかったのね。一貫校みたいな造りになってるんでしょうか。リュウセイくん、ちょっとデレてまいりましたな。「プリキュア」は「どれみ」の時のMAHO堂的なロケーションを追加してみようって事なんでしょうかね。

割と盛り上がり気味な展開だった「AGE」、単体で見るとそれなりに見どころはあると思うけど、ここまでにどういうことがあって、それが登場人物にどういう影響を与えたのか、ってあたりが結構稀薄なので、第二世代のガンダムの話なのに、故山田(違)を巡るフリットとデシムの因縁話ってところに落ち着いちゃった上に、ここに来てフリットとーさんが急にブライトさん化しちゃってそれはどーなんだ? と。いろんなものが唐突すぎるんだよなあ。


2013-03-11 この日を編集

[Day] しんこく!

いやまあ、「あおいろ!」でも「かくてい!」でもいいんですけど、とにかくひらがな4文字にしたらちったぁほんわかした気分で作業できるかと思ったんだけどそんなことはなかったんだぜ。

ってことで青色と確定の申告のためのデータづくりで丸一日潰れちゃった。相変わらず少額の領収書の大群が強敵やね。その日の分はその日のうちにデータにしちゃえばいい、ってだけの話なんだけど、それがなかなか…。とにかく15日までには出せそうかな。

今年は一応、ものすごく低いレベルで黒は出て… あ、お上に払うべきお金をちょっと滞納しているな。んじゃ赤だ。とほほ。

[Anime][SpFX] 定期視聴番組

レシートの山と格闘しながら「ビビッドレッド・オペレーション」、「絶園のテンペスト」、「僕は友達が少ないNext」、「ジョジョの奇妙な冒険」、「リトルバスターズ!」、「八犬伝」、「D.CⅢ」、「獣電戦隊キョウリュウジャー」、「仮面ライダーウィザード」、「ドキドキ! プリキュア」、「マギ」、「ささみさん@がんばらない」。「問題児…」、録り損ねちゃった。

週末深夜アニメ、「ビビッド…」、ローテンションキャラのひまわりちゃんがどうしたこうした、ってお話だったんだけど、自分勝手な娘どもがそれぞれに自分の勝手を通したら良いお話になったわ、ってこと? それはお話とは言わんでしょ。

そんな週末の深夜アニメでは、「絶園…」と「八犬伝」が意外に見どころあるかも。共に少々おかしなシチュエーションを作っておいて、そこにちゃんと真面目に向き合ってる、ってあたりに好感を持つのかも知れない。「ゲームやってたら知ってるでしょ?」 的な目配せはいったん措いて、ちゃんと作られてるってあたりに好感が持てる、って事なのかな。

日曜朝はそれぞれに楽しい。夕方以降はちょっとうーん… かな。「ささみさん…」は多分、最初のところがトリッキーすぎて見てるこちらを必要以上に戸惑わせちゃったんじゃないかしら。最高神、という存在にリアリティを持たせて、その力を使う権利がある人たちのあいだで起きる権利譲渡にまつわるドタバタ、みたいな方向に交通整理をするよ、ってのを匂わせるような序盤だったらもうちょっと取っつきやすいアニメになってたんじゃないか、って気はちょっとしたよ。

[News] 訃報

声優、納谷悟郎さん(asahi.com)。沖田艦長が本当に逝ってしまわれた……。存分にお仕事をなさった末のご逝去であるのだと思います。尽きせぬ感謝を。


2014-03-11 この日を編集

[Day] 申告爽快タチノミヤ

昨日ドタバタしたけどなんとか書類は揃ったので、本日湊川まで出かけて確定申告書類一式提出。特に困ったこともなく、さくっと儀式終了。牛丼食って(「アタマの大盛り」出来てから、並盛りの肉の量、減ってね?)ハーバーまで出かけてプリンタ用の純正インク購入。今日は1万円、使って良いことにしてたんだけど、ここまで黒だけだった増量バージョン、カラーインクも追加されたんだね。保ちが良くなるのは嬉しいのでこちらを選んで購入したら、最初に思ってた程には本代使えないことに気がついた(5000円ぐらい本買えると思ったんだけど、3000円ちょいでストップになっちゃうんだよね)。

とはいえ止まらんものはあるもんで、本の方はちょい予算オーバー(ミエヴィルとヴィンジを買いました)。ハーバーランドの大垣書店にはカフェが併設されていて、そこには喫煙室も用意されてるんで、ものっそ嬉しい。買い物した後コーヒー飲みながら一服できるところが一つ出来たのはありがたいね。

後は無事に確定申告済んだので、立ち呑みでぷはーして帰宅。

[Books] シップブレイカー

シップブレイカー(Bacigalupi,Paolo/著 田中一江/翻訳 バチガルピパオロ/著) パオロ・バチガルピ 著/田中一江 訳
カバーイラスト 鈴木康士
カバーデザイン 岩郷重力 + N.S
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011867-9 \880 (税別)

クリア・エーテル!

石油資源が枯渇した近未来。地球温暖化による気象の変動や政治体制の変動なども相まって、人類社会は極端な格差社会へと変貌している。そんな時代のアメリカで廃船や沈船に潜り込み、貴重な金属資源などを回収してわずかな賃金を得る子供たちがいた。ネイラーもそんなシップブレイカーとして厳しい日々を送っていたのだが、そんな暮らしが一変する事件が起きる。超弩級のハリケーンが来襲した翌日、ネイラーたちは浜辺に打ちあげられた豪華なクリッパーを発見したのだ。船内に収められたさまざまな貴重品たち。これを運び出せばネイラーたちの許には莫大な富がもたらされるだろう…。勇んで残骸に潜り込むネイラーたち。

だが、船内に残っていたのは金銀財宝の類だけではなかった。嵐でかき回された船室の中に調度品の下敷きになった一人の少女の姿が…。

基本的に映画評なら根岸泉さんのSCRIPT SHEET、SF評ならTHATTA ONLINEあたりが自分にとっての信用銘柄で、毎度興味深く読ませて頂いてるんだが、THATTAではこの本、あまり高い評価はされてないみたい。そう言うもんかなあと思って読みはじめたんだけど、んまあ確かに出だしは若干もたついてるかも。まあやたら面白い隣人に出くわした、って事情もあるんだけどね。

でもこれ、そんなにダメかなあ。確かにお話のスジは貧しい少年がお姫様と出会って彼女の願いをかなえるために頑張る過程でそれなりに成長を遂げていく、という実にオーソドックスなジュヴナイル(本書はヤングアダルト向けの作品として刊行されている)なんだけど、で、正直そのラインからは三分の一歩ぐらい足を踏み外しはするところがあるんだけど、でも総じて極めてオーソドックスな構成のジュブナイル作品。で、んなもんバチガルピにゃ期待してねえんだよ、というのもわからなくはない。前が「ねじまき少女」だったわけだからね。

なんだけど、これはこれで結構いい味、出していないかなあ。かなり高く評価したいところがあって、それは「死」への向き合い方。通常ジュブナイル作品においては、主人公は人の死に積極的にコミットすることはない(『バルス!』はどうだろうねえ、とも思うけど)ものだけど、本作ではここは結構シビアに描いてる。特筆したいのはこのラインにおいて、「父殺し」まで踏み込んでお話を描いているわけで、ここはかなり頑張ったと言えるんじゃないだろうか。

もたついてる、と先に書いたけど、で、これは確かにそういうところはあるんだけど、それも半分をちょっと過ぎたあたりからちょいとシフトアップ。テンポも上がり、かつここでネイラー君の成長、って部分も抜かりなく描かれる。ここからラストまではかなり楽しいんだよ。しかもこの、楽しくなるきっかけが、

ドーントレス号の登場

ってところでもうね、厨房で「レンズマン」と遭遇したオレにとっては盛り上がり感がハンパねえ。そりゃあなた、ドーントレス号が来てくれたら無敵じゃん、ここからはイケイケだね、って思うなって方が無理だよ(w。バチガルピさん、狙ってやったのかねえ(ねえよ…多分)。

バチガルピでこれかよ、もわかるけど、バチガルピ、こんなのも出来んだぜ、と思えばこれはこれで楽しいんじゃないかな。自分がジュヴナイルに甘め、ってのもあるのかも知れんけど割に楽しめました。同じ世界観でのお話があるようなのでそっちも楽しみ。本書でもいい味出してる"半人"トゥールが登場するそうです。

★★★

あーでもこれ、同じ舞台にシチュエーションでフィリップ・リーヴが書いたら、すんげーキッツい話が出来ただろうなー、なんて事はちょっと思った(w。

2016-03-11 この日を編集

[Day] 申告したで

前日に準備は完了してたので、ファイル抱えて申告書類提出会場へ。バイトのお姉さん、ざっと必要なとこ記載されてるかどうかをチェックして、ハンコをぽんぽん、で終わり。いつものように5分とかからず提出完了。2015年の軽石庵、売り上げは前年よりやや減少、支出というか買取が前年の4倍以上になっていて、これが収支に影響しているのかな、と。ただこの買取ラッシュの影響は半年ぐらい後から効果が出ているところはあって、5月の買取ラッシュは10月以降の売れ行きにそれなりに影響を与えている感じはあるなあ、と。5月以降に追加した本、10月以降にぽつぽつ注文をいただいているんですね。web古書店、やっぱ仕入れが命なんだなあと改めて思いました。

自分としては主力と思ってたSF文庫関係が意外と低調で、むしろアニメ、特撮のムック関係にご注文が多かったのも去年の特徴か。電子書籍がそれなりに普及してて、文庫についてはあまり需要がなくなって行きつつあるのかも知れない。ここらへんをどう見るか、まあ当面なにかのアクションは起こしませんけど。自分としてはオールドファッションドな古本屋でいたいと思っているので(^^;。

などという雑感はともかく、申告を済ませて、あとはちょっと買いたいものがあったので三宮に移動して久しぶりに、「安兵衛」でカツ丼食って、高架下で軽くセドリつつ髪など刈って新開地まで流れて立ち飲みでぷはー。これにて確定申告の儀、完了。


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