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「頭文字D Second Stage」、「光と水のダフネ」、「特捜戦隊デカレンジャー」、「仮面ライダーブレイド」、「ふたりはプリキュア」。
「デカレンジャー」ははやくも6人目、デカマスター登場。やや詰め込み過ぎな気もするが、デザインも格好良いし、いいんでないですか。あとはまあ、今までなんで変身しなかったのか、とかその辺のあたりのお話を、おいおいと説明していただければ。それにしてもあれだな、ドギーさんの若い頃の渾名が「地獄の番犬」つーんでちょっと笑ってしまった。いや、千葉繁の顔が頭に浮かんじゃって。
さて「ブレイド」の方も新ライダー、レンゲル登場。ボルトガンダムかと思た。先週は変身できなかった(今週の剣崎君も弾かれてたよね)ような気がしたんだが、なぜ今週になって変身できるようになったんでしょ?
「プリキュア」はなぎさのお父さんフィーチャリング、行楽編。なんでこの季節なんだろう、こういうのは夏休みとか用じゃねえの? って思ったんだけど、そうだよなあ、よく考えたら世間はゴールデンウィークなんだよな。小旅行に出てもおかしくないよな。どうもこう、季節感っちゅうもんが欠落しておるな、最近のワシ。
巨大ジャスミン、電柱伝い3階屋上まで 東京・杉並(asahi.com)。いや、一瞬違う画を想像したのはオレだけじゃないはずだ、と思いたい。
管代表も辞めるんかー、ってニュースサイトうろついてて見つけたネタでした。
午後はサンテレビ→テレビ朝日リレーで阪神-中日戦。なんぼ下柳でも5点取られたらあかんよなあ、とあきらめかけてたところにぼこぼこぼこーんと打者一巡のつるべ打ちで逆転。結果は大勝だったけど中継ぎ投手がどいつもこいつも安心して見てられないのが不安だのう。中日がヘタな攻撃してくれたんで助かったけど、次は巨人だよな。心配だわあ。
「火の鳥」が全然面白くないので、「新撰組!」始まるまで、と思って女子バレーの日本-タイ戦なんてのも見たわけですが、んで、あの会場と観客のクソやかましさはなんとかならんのか、とも思ったんだけど、あれやね、最近のバレーの選手、可愛い娘がいてるんやねえ。相手との力の差とか、良くわからんのですけどなんか強いし、見てて楽しかったです。
ほんで9時からは、タクのセカンドロー記念にスタートぐらいはリアルタイムで見ておこうというわけでF1スペインGP決勝。地上波放送はまだだし、ワシも途中で録画に切り替えてるんであたりさわりないように書きますが、スタートでどびっくり、そのあとはうーんこんなもんかな、残り30周あたりでちょっと波乱発生か、このまま行っちゃうのかなあ、ってあたりの残り25周でチャンネルは「堂本兄弟」に切り替えられちゃった(つoT)。
とりあえずその時点で、ピットから「もっとプッシュせんかいオルァ」といわれてホントにペースを上げるタクに、川井ちゃんが感心してましたよ。
結果ありますんでご注意。
なんというか、幸福なグランプリだよなあ、と思った。北の湖級に、憎たらしいくらい強い王者がいて、それに果敢に挑戦しようとする地元の若いヒーローがいる、という図式は、これほどまでにグランプリを盛り上げるのだね。これと同じように幸福なグランプリを、秋の日本でも見たい物だと思う。
そんな中でしっかり勝ってしまう赤いお馬さんの強さはさすが。それに食いつくことは出来なかったルノーなのだけど、スタートでミハエルの前に出て見せたトゥルーリのうまさ、地元の期待を裏切らないアロンソの走りは見応えありました。そしてBAR、速さでは(フェラーリ以外が相手なら)遜色ないけれど、やはりチームの総合力でルノーワークスにはまだ一歩及ばないのかな、と思ってしまった。クルマの作りもそうだし、ピットワークを含めたレースの戦略部分もそう。3番手からスタートしたタクの5位は充分だし、14位から8位にまで順位を上げてきたジェンソンも立派なもの。BARは、ドライバーをサポートする側に今度はもう一歩の進化が必要なのじゃないかな。抜きにくいサーキットとはいえ、序盤タクは堂々とファンパブロを押さえきっていたのだからね。クルマの作りの細かいところ、それからレースの戦略部分、ピットワークの効率化が進めば、BARはまだまだ良いところに行けると思う。
それにしても、ルノー、ウィリアムズと堂々と闘えるチームになったBARと、そのチームのドライバーとして、どこへ出しても恥ずかしくない仕事をしているタク、ってのは、なんかあれだね、見ててちょっと誇らしい気分になっちゃうね。アーバインは「タクよりジャックに走らせるべき」って言ってるらしいけど、エディ、それは言っても詮なきことだよ(^^;)。
倅が買ってきたジャンプ眺めて「ほう」と。ロック・ミュージカル「BLEACH」(テレビ東京)。浦原喜助役に伊藤陽佑。おやセンちゃんお久しぶり。
セシル・スコット・フォレスター 著/高橋泰邦・菊池光 訳
カバー 加藤直之
ハヤカワ文庫NV
ISBN978-4-15-041139-8 \860(税別)
1805年、武勲めでたい"ホットスパー"の海尉艦長の任を解かれ、ついに勅任艦長への第一歩を踏み出そうとするホーンブロワー。感傷とともに愛する艦と苦楽をともにした乗員たちと別れ、給水艦に同乗してプリマスを目指すホーンブロワー。だがかつての乗艦とその乗員たちとの再会は、あまりに早く、そして予想もしていない形で実現することとなった…。
海洋冒険小説の第一人者、フォレスターの未完の遺稿集。「ナポレオンの密書」は、あらすじを見れば一目瞭然、「砲艦ホットスパー」と「トルコ沖の砲煙」の間に挟まる作品で、この作品が完成していれば、なぜにビルニューヴ提督がトラファルガーの海戦で敗北を喫していたのか、その理由の一端がほの見えていたかも知れないような作品になっていたのかも知れない。ただ、著者の逝去でその辺の解釈を楽しむことは敵わず、言っちゃいかんことだがつい、「そこで終りかよー」と思ってしまうようなお話になっている。あとは、菊池さんの「テイブル」にいきなり再開してちょっと目頭が熱くなる、ミステリ風味の短編「マックール未亡人の秘密」、「ナポレオン…」と同じく未完で、功成り名遂げたホーンブロワーの許を訪れる謎の来客があって…というイントロ部分しか書かれていない「最後の遭遇戦」に、「創作ノート」を併せたファンサービス本。
そういう本なので、この手の本のファン以外には、全然お薦めできない本。さすがにフォレスターで、未完の小説を読まされて「おいおい、続きを読ませてくれよ」と熱烈に思わせてくれるあたりは作者の実力、と言う感じではあるのだけれどもね。
ただその上で不満を二点。「訳者あとがき」は2007年2月。この時期で菊池さんに対する謝辞がこの程度ってのはどうなんだ? もう一点はカバー。直之さんとは思えないぐらい、リキ入ってないイラストに思えるんだがなあ…
(これは評価するようなものじゃないと思いますので、☆はナシ)
始まったけどまだアグリの話を引きずる。まずはF1キンダーガーテンから、大島本田技研担当役員に聞く・1/4。1/4なので以下2,3,4と続くんだが、まあなんだ、全体としては木で鼻を括ったようなインタビューで、総じて何かが分かってくるようなものではなく、いみじくも続く覆面座談会座談会 見えてきたものと見えないもの(タイトルはママ)で、結局「オレが偉い」とも「オレが悪かった」とも明言できる人間が登場しないまま、プロジェクトだけはどんどこ前に進んでいく、今の日本のありようの一端が垣間見えるような気もしてくる。
全体に薄味な記事&座談会で、今回の騒動の末の一部始終が見えてくるようなものでもないけれど、それでも問題点のなにがしかは、かすかながらも浮き彫りになったんじゃ無かろうか。
今年は現地取材が激減してしまって淋しいけんさわ氏も、今のところは言える範囲で言えるネタもそれほど多くはないらしく、この騒動の裏側で何があったのか、全部が明らかになるのはまだ先の話、というかそもそも、全てが明らかになるような時も来ないのかも知れないな、と言う気はする。
それはそうと「覆面座談会座談会」(だってそう書いてあるんだもん)の"通りがかりの謎の人物K"の正体が、実は寸゛さんだったりしたら面白いんですが、さすがにそれはないか(^^;)。
ああ、あとバーニー、場所的な余裕ができた(F1通信)は、いくら何でもあんまりだと思うぜ(つoT)。
□ 寸゛ [それは、ないです。笑。まあ、大体我が意を得たりという感想ではありました。]
□ rover [残念(w。 そういえばけんさわ氏は、同じ大島氏のインタビューから、ホンダサイドもそれなりに一生懸命だったんだ、という..]
□ 水上紫煙 [確かネットの書き込みだったと思うのですが、参戦初年度に鈴木亜久里は、 「本当はF1なんかやりたくなかった。電通とフジ..]
□ 寸゛ [覆面座談会座談会の言葉を借りますれば、その「一生懸命だったホンダサイド」とは「どのホンダなの?」ということなんでしょ..]
□ rover [>水上さん そしてフジテレビはあっさり一貴に鞍替え。さすがにシビアですね。 >寸゛さん そこは確かに。でも、桜井さん..]
梅田ピカデリーで13:05からの回って事でどうでしょう? 終了が15:30、小一時間ばかりお茶したら、あとは屋上って流れで。
おっけーでしたら例によって、こっちでチケット予約しときますよって、あらためまして参加表明の程、よろしゅうお願いいたしますです。
確保完了。何となく前の「ヤッターマン」の時とまったく同じ席のような気がします(w。集合はどうしましょ。インデアンカレーで昼飯喰うなら12:15ぐらいに阪急梅田駅・3階京都線側コンコース、昼飯どこかで済ませて合流なら13:00の10分前ぐらいに泉の広場、って感じでいかがでしょ? 途中参加、飛び入りできそうな人も随時連絡くださったら。
て事で明日お会いしましょう。明日の大阪は晴、降水確率0%、最高気温は29度の予想らしいですよ、やっほい。
「黒神」、「シャングリ・ラ」、「東のエデン」、「リストランテ・パラディソ」、「仮面の忍者 赤影」、「タユタマ」、「バスカッシュ」、「けいおん!」、「パンドラハーツ」。
「シャングリ・ラ」の電脳世界で國子が手にしている銃が「ヤマト」のコスモガンなのにちょっと笑った、というかそれがすぐ分ってしまう自分にちょっと絶望したかも知れん。それはともかく「シャングリ・ラ」そのものは割と面白いかも。消費財としての化石燃料に代り保持していくべき要素として、CO2の重要性が増した世界、みたいな設定はかなり面白いかも。
木曜深夜も、んまあそれなりに。
完全に忘れてた。ヨーロッパラウンド第一戦だっつーのに。
結果を見る限りはかつてのトップ4が勢いを失ってしまった感がいまだに持続している印象ですな。ある意味ここから逆襲があるかどうか、ってところが興味の焦点になりそうな気がするんだけど、いわゆる名門チームの中のどこが、この先持ち直してくるんでしょうな。本能で速いんじゃないかと思ってたライコネンが意外に苦労してる風に見えるのが少々意外かも。天性の速さというよりは、良いマシンを速く走らせるのが上手い人であったのだろうか。だったらちょっとがっかりかもなあ。
とりあえず最前列はブラウンにレッドブル。かなり目新しい絵ではありますな。
いろいろ便利なクリップボード監視(以外にもいろいろできる)ツール、ArtTipsとOpera10.5nの相性が最悪で、Operaから日記やら何やら書き込むときに、ArtTipsを呼び出すと、その時点でOperaが無反応になってしまって困ったなー、と思ってたんだけど、新しいバージョンが続々と出ておるじゃないの。
さっそく最新バージョン7.67をいただいてきてインストールしてみたらあら快適、Opera10.53でも問題なくクリップボードの履歴を切ったり貼ったり挟んだりできちゃうわ。良かった良かった。小さいけど何かと便利なツールなんで、Operaの方を10.10にバージョン下げて使ってたんだけど、これでOperaの方も最新版が使えるわ。
「Angel Beats!」、「けいおん!!」、「会長はメイド様!」、「聖痕のクェイサー」、「天装戦隊ゴセイジャー」、「仮面ライダーダブル」、「ハートキャッチプリキュア!」、「鋼の錬金術師」。
独特な味わいがあるのは認めるが、何となく乗り切れない感じの「Angel Beats!」、ああそうか、オレ、あずにゃんや憂や和が好みなんだな。なのでこの娘たちが毎回いろいろ難儀させられてるから「けいおん」あんまり好きになれないんだな(w。「メイド様」と「クェイサー」は落ち着いて楽しめるんで結構好き。
日曜朝は良作揃い。アラタ君の軽くて不思議ちゃんな所の魅力がいい具合に出ていた「ゴセイジャー」はいかにもこの時間帯の番組って感じの楽しさがあり、中島かずき脚本の「ダブル」はわかりやすく作りつつもシリーズとしての(大きなお友達向けの)ヒキも上手い具合に残した上で、ちょっと切ない話を作ってきてくれてて大変結構。そんでもって母の日テーマの「プリキュア」、こちらもすばらしくいい話。キイ・パースンとなる志久さん役の藤井ゆきよ嬢はアニメの仕事はプリキュアが初めて、ってレベルの人のようだけど、ちょっといいな。伊藤かな恵に花澤香菜をちょっと混ぜ込んだような感じで。
「ハガレン」、原作は来月完結だそうですな。アニメの方にもしっかり反映されるのかな。
ゴミ出してコーヒー飲みつつ「日常」、「そふてにっ」。おかしなアニメの二本立てで、なんだかこれはこれで面白いんじゃないかと思えてきてしまうから不思議だ。キャンプの話で笑っちゃった。
レース自体はLive Timingで追っかけてたんだけど、映像の方は地上波録画版で。マシントラブルで最後尾スタートになっちゃった可夢偉。イスタンブール・サーキットはタイヤに厳しいサーキットってことで、最初からそういう戦略だったのか、そうせざるを得なかったのかは判らないけど、4ストップが多数派になった中で3ストップを押したバトンと可夢偉は結果的に苦労する結果になったか。その中で両者ともちゃんと結果を出したのは立派だった。特に可夢偉は24位から10位まで上がったわけだし。
それにしてもKERSとDRS、あとピレリタイヤがF1に持ち込んだ面白要素ってのはかなりバカにならないな。特にタイヤ。ブリヂストンの優秀なタイヤから、(意図的にそうしているところもあるのだろうけど)ヘタレやすいピレリタイヤになったことで、否応なしにレース戦略に幅を持たさざるを得なくなってしまった、ってところで生まれるレースのスペクタキュラが意外に見応えがあって。
それは多分に作為的なもので、「レース」としての面白さとはちょっと違うんじゃないか、って気はしないこともない(あらゆる点で全力尽くした上での結果、がレースだろ、って見方からすると、今のF1は何かが違う気はやっぱりするんだよね)が、でもこれはこれで、見ててやっぱり手に汗握っちゃうんだよなぁ。
C2-6T。ニックさん(高倉健の声で)にすぽーんと打たれた瞬間、あー、また爪楊枝一本挿したタコ焼き状態で負けるなー、と思ったんだけど、堂林のファウルフライ取り損ねをきっかけに珍しく怒濤の逆転に成功。堂林くんには気の毒だが、ま、あんたは前に阪神相手に痛い一発かましてくれたりもしたんだから、これにめげずに頑張って。主に阪神以外が相手の時に。
昨日に続いてベイスもがんばってたようだけど、今日の阪神以外での興味の焦点は、やっぱ久しぶりの井川の登板だよな。何かやらかすかなあと思ったら、ケガして途中退場した上に黒星もついちゃった(sanspo.com)みたい。ま、それでこそ井川、って気もしないことはないな。でもま、そこそこ良い仕事しそうな気もするよね。阪神でぶいぶい言わせとった頃みたいな投球は無理だろうけど。
突然Opera(12.17)を開こうと思ったらハードディスクが全力で回り、肝心のOperaは一向に立ち上がる気配がなく、数分待たされたあとにCannot intialize Opera due to lack of memory : module 25
なるメッセージを出してアボートしちゃう。特定のモジュールになんかエラーが入ったのかと思って、クリーンインストールしなおそうってことでOperaをアンインストールしようと思ったらそれもうまくいかず、さんざんディスクアクセスかました挙句、なぜかドライブをデフラグしてしれっとなんかやりきった顔で戻ってくる。
なんじゃいなと思って調べてみたらこんな記事、Opera が起動しなくなった > 解決 (パソコン・メモメモ備忘録)。
ふんむー、とりあえずvlink4.datなるファイルを検索して片っ端から削除してみたら、無事起動してくれました。一安心。
なんだけどこれは何でそういうことになるんだろうね。Win8.1とOperaの相性的な何かなのかしら。XP時代にはこんなこと、一度も起きなかったんだけどね。
録り損ね(意図的なのも込み)もありまして、「ブラック・ブレット」、「ノーゲーム・ノーライフ」、「棺姫のチャイカ」、「シドニアの騎士」、「悪魔のリドル」、「ウィクロス」。
ああそれ、「マルドゥック…」でもあったよなあ、だった「ノーゲーム…」、ちょうど「天冥の標Ⅵ」読んでたとこだったので、「おお、SCSだー」とか思っちゃった「シドニア…」、どこまで鬱行きよんねん、の「ウィクロス」が面白かったです。
小川一水 著
カバーイラスト 富安健一郎
カバーデザイン 岩郷重力 + Y.S
ハヤカワSF文庫
PART1 ISBN978-4-15-031067-7 \720 (税別)
PART2 ISBN978-4-15-031080-6 \760 (税別)
PART3 ISBN978-4-15-031094-3 \880 (税別)
伝説の「星のリンゴ」を一度でいいから食べてみたい。外交使節の一員としてシリンダー世界を訪れた13歳の少女、イサリが一行から抜け出し、シリンダー世界、スカイサー3へ乗り込んだのは、そんな単純な理由からだった。だが、シリンダーごとに様々な地球の環境が再現されたこの世界の中、イサリが足を踏み入れたのは極寒の世界。大した装備もなく凍えて身動きもとれなくなったイサリ、そんな彼女に手を差し伸べる少年の影があった。だが、イサリには絶対に彼の手を取ることができない理由があったのだ…。
PART1が出た時点で「ああこれ続くんだ」と思って、それじゃあ揃ったところで読もうかと思ってたら、揃うまでに半年ばかりかかり、しかも買い揃えようと思ったら微妙に抜けがあったりとかで意外に揃えるのに苦労してしまった。ようやく読めました。
出だしはあらすじで紹介したようなお話で、実にまっとうなジュヴナイルSF風味でストーリーは展開する。で、こっちの勝手な都合でかなり間が空いてしまった状態で読んでいるものだから、「あれ、聞いたことあんぞ」的さまざまなワードにちょいちょい首を捻りつつ、基本は「あら、意外に甘酸っぱ系なのね」などと思いながら読んで行くと、だんだんとこれまでに発表された作品たちとの関わりが頭の中に帰ってきて、「アア、コレハアノオハナシノ…」的感慨が次から次へとやってきて、何とも言えん再会感に浸れること請け合い。で、その先に何が待っているのか、っていうお話になるわけです。
冒頭で登場する少年少女のイサリとアイン。二人はこの世界において極めて重要な意味を持つ「冥王斑」を持つ者と持たない者の世界において、それなりに重要な地位にある家系の子供たち。この二人を中心に、これまでの5作で語られてきた様々な事象や登場人物(とその係累)が次々と登場し、お話はちっちゃく可愛いラヴ・ストーリィから、いつの間にかテクノ・サスペンス風味を経てスペース・オペラに突入し、最後は壮絶なカタストロフに傾れこむ。正直PART2の中盤あたりでさすがにちょいと息切れしかかったか? と思えるところも無くはないけど、それでも終盤へ向けての勢いみたいなものはかなり強力。とにかくここまで読んできたシリーズの作品群にちりばめられていたいろいろな描写がここに来てもう一度意味を持ち直す、的な収束感が何とも言えず心地よい。これは長いシリーズを読んで行く上での得難い快感なのだろうと思う。
本作が最終的にどこに行こうとしているのか、自分にはまだよくわからんけど、とにかくその根っこにあるのは「種」とは何なのか、「種」が一つではない状況で、それぞれはどういう意識で他の種に向き合うのか、といったあたりに斬りこんでいくお話なのかな、という気はしてる。多分それはかなり苦味を含んだ結論を提示されることになるんだろうな、とは思うけれど、それでもその結論がどういうものなのか、知りたくて仕方がないと思わせる力がある作品ではあると思う。本作は多分このシリーズにおける折り返し点的な位置づけになる作品だと思うので、ここからは拡げた風呂敷を畳んでいく流れになるんだよね? どう畳んでくれるのか、かなり楽しみです。
最後に、本書からこれまでの登場人物や重要なワードについての簡単な解説が付録として巻末に付くようになったんだけど、これ、ものすごくありがたいです。これのおかげで思い出せたネタも結構あるんだよ(^^;
★★★★
ジェイ・アラン 著/嶋田洋一 訳
カバーイラスト 筑波マサヒロ
カバーデザイン 早川書房デザイン室
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-012060-3 \840(税別)
中央アジア共同体とカリフ国の連合体と西側連合が対峙する宇宙。グリーゼ250星系での艦隊戦には辛くも勝利した西側連合だったが、ここに来て中央アジア共同体は一見無価値に見える植民惑星に向けて大軍を展開しつつあるとの情報が入る。今や大佐に昇格したエリックを含む西側連合海兵隊は渦中の植民星への展開を命じられたのだが、なぜかここに来て一枚岩であった海兵隊に、上層部から不可解な異物が混入させられることに…。
前作にはあまり良い評価をしていなかったシリーズ第2作。なんだけど驚いた。かなり面白くなっている。前作が地球の貧民地区で育った寄る辺ない若者が、最後に残った拠り所と言うべき海兵隊に入隊、過酷な訓練の末、一人前の戦士になっていく姿が描かれていたんだけど、その描かれっぷりが少々とんとん拍子過ぎないか、なんて感想を付けてたんだけど、あれはつまり大忙しのイントロダクションであって、本筋はこの巻から、と言うことなのだろうね。
と言う訳で本作は出だしから見せ場満載。主人公はどこ行った? もあるけど迫力たっぷりの艦隊戦からスタートし、それからようやく主人公登場、最強の海兵隊にも何やら不穏な動きが見られつつも頼りになる同僚、信頼できる上官と共に前線へ。先に振った艦隊戦のその後の流れにも目配せを忘れず、最強ではあるけれどもどこか家族的な部分もある海兵隊という組織を逆に煙たく思う身内であったり、西側連合に対抗する側の策謀だったり、ヴィランサイドのファム・ファタールが登場したり、SFだからこういう展開もありだよね、と言うフックも追加されてたりと盛りだくさん。最初から最後まで楽しく読み進めていける本になっていて、こりゃなかなかどうして、バカにできんな、と(失礼)。
もちろんそのいろんなサービスのそれぞれは、個別に見れば何か目新しいものがあるという訳でも、ストーリーの展開に何か大きな捻りが加えられているという訳でもないのだけど、定番の戦争アクションの定番故の勘所をしっかり押さえた造りになっていて、そこが読んでて大変気持ちいい。あまり構えないで気軽に楽しく読んで、良い気分で時間をつぶせる一冊。前作読んでなくてもそれなりに楽しめるんじゃないかな。
★★★☆
3月末にちょっと大きな注文をもらい、浮かれて発送したはいいがその後の送金処理は音沙汰無し、という状態が続いてて。本は送ったけど金を払わない不届き者は、軽石庵14年やってる中で数件はあったんだけど、大きくても5000円ぐらいで、それはそれでひとつ勉強か、ぐらいに思ってたんだけど、内田善美の画集をかっ攫われるのはさすがに我慢の限界を超えている。ひとつ被害届ぐらいは出してやろうと思って、「被害届の書き方とか、教えてもらえますやろか?」って話をしに北鈴の神戸北署に出向いてみた。
受付の方(ちょっと可愛かったぞ)に事情を伝えたら、すぐに刑事課の方がやってきて、小さな面会室みたいなところに通されて面談。基本的なラインとしては、
ぐらいかな。webで少額訴訟や被害届の体験談なんかは何件か読んでたんだけど、なかなか上手く行った話は聞かないね。やっぱり事前の自衛が大事って事なんだろう。そう考えるとここまで、ウチは結構幸運だったんだな。なんなら2年後に「ごめんなさい、忘れてましたー!」って送金して下さったお客様もいらっしゃったもの(w。
なのでこれもまあ勉強、おそらく帰ってこないであろう28700円は授業料って事になるんだろうな。ただ、今になって思い返してみたら、踏みとどまれたポイントはいくつかあったような気はする。
ぐらいですかね。今から思えば結構ヒントはあったのかも知れないな。
んまあこれはこれでいったん踏ん切りつけてこれからどうするか、って話だけどこれが大変悩ましい。基本的にお金を払わないクソ野郎ってのは今のところ少数派なんだよ。その少数派への対策として料金先払か代引のみ、ってルールを敷くのはやっぱり嫌なんだよなあ。どうしたもんだか。
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□ TUX [・つい先日、こんなニュースを見て「へぇ」とか思ったんで、一瞬どころか、サイトを見に行くまで違う画(多分乱土さんとも違..]
□ ROVER [あっ、あっ、あうあうあうーーー(●^o^●)]
□ TrackBack [http://catcat.boo.jp/blog/archives/000133.html Kyan's BLOG..]
□ Kyan [初めまして。 拙宅へのコメントありがとうございました(^^) うちもEUCなんですけど,トラックバック化けてますね(..]
□ ROVER [こちらこそどうもでした>Kyanさん んでTrackback…ううむ、化けてますね。なんでやねん…。]