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仕事は全然一段落しないんだけど、日本人として月曜日に黄門様を見ないというのはいかがなものかとも思うので、「銭形平次」と「水戸黄門」はしっかり鑑賞。やたらと夫婦愛を前に持ってくる村上平次もどうかなあと思うし、黄門様の方も仕込みは良いんだけどそれがうまく活かされてない感じ、かな。
今週の黄門様、幼くして父とはぐれた少女、瞼の父と自分を繋ぐものは将棋のみ、そんな少女を支える娘…てな図式で、面白いお話になりそうだったんだけど残念ながら消化不良。例によって見た人じゃないとわからん話を書きますけど、このお話、父を待つ少女のお話ならば最後は父の気持ちを継いで娘が将棋で勝負する、様な話にすべきだし、まだみまえぬ親娘を支える娘の話、なら彼女(三船美佳。時代劇だと彼女は美しいなあ。親父様の遺伝子なのかな)と若侍の淡い恋を、もうちょっと前に持ってきて欲しかったなあ、と。今回はどちらかといえば、将棋ネタをもう少し突っ込んで欲しかったような気がしますな。
その、将棋の天才少女はアキ役の斎藤晶ちゃんの実姉、斉藤千晃。そういわれてみると目元なんかに血筋を感じますな。
TIMAKING ver.2さん。あの名作、「あふがにすタン」(書籍化おめでとうございます)に続いて世界史4コマシリーズ第二弾、「ぱきすタン」スタート。まずは続きを楽しみに。
なんかいろいろ録り損ねてたので週末分のみ。「バスカッシュ!」、「けいおん!」、「パンドラハーツ」、「戦国BASARA」、「亡念のザムド」、「神曲奏界ikry」、「戦場のヴァルキュリア」、「侍戦隊シンケンジャー」、「仮面ライダーディケイド」、「フレッシュプリキュア!」、「鋼の錬金術師」。良い最終回でした…と思ったらまだ続くんですね、「バスカッシュ」。わあ、アンプはマーシャルなんだー、とどうでもいいところに感心したのが「けいおん」、後一本は早送り、だったのが木曜日。
土曜深夜は相変わらず前半好調、後半は流し見。
日曜日。「シンケンジャー」は相変わらず楽しいんですが今回は、チャーリー…じゃなかったリチャード・ブラウン氏の自分勝手がやらかしたことに付いてのペナルティがなかったあたりに少々異議あり。どんな形であれ、シンケンジャーをピンチに陥れちゃったブラウン君は、一度は反省しなくちゃいけないと思うんだけどね。
ここに来てなんだか面白くなってる「ディケイド」、元が良かったものはそれのおかげ、元がグダグダだと自由度アップで面白くなる要素たくさん、ってワケでこいつはおいしいな、っつー話なんだろか。「プリキュア」も良い感じですな。「ハガレン」は可もなく不可もなく。
闇黒日記、10/5/16の記述から……
はてなとかのウェブログのシステムだと、古いデータをそつくりそのまゝ簡單にぶちこんでコンテンツ化出來るのですか。
MTなど、別のblogで作成したデータをどかんと読み込むというのはできるようですが、今回やろうかなと思ってるのは、改装前のSぱらに乗っけてたのと、さらに前、JPHにアップしてた感想文のログ(こっちはプレーンテキスト)なので、どっちにしても職人さんの手作業になるかと。
古本屋さんで入荷した本の中で、自分が読んだものがあったときにその感想にリンクする、と言う用途なんで、読んでくれる人にとって少々アクセス性が悪くても、それはまあそれか、とか思ってはいるんですが。
一番良いのはSぱらにHTML型式で1ファイルずつ追加するのが見通し良さそうなんですが、ASAHI-NETのメールとftpパスワードを忘れた上に、どこにもバックアップ情報が残ってないと言う、なかなか大きな問題が立ちはだかっていたりするんでした。
「氷菓」、「坂道のアポロン」、「つり球」、「ヨルムンガンド」。LDの値付けしながら(はかどりません…)見てたんであんまりしっかりとは見てないんだけど、「つり球」がなかなか良い感じ。「氷菓」はその画的な見せ方の巧さには唸らされるけど、それだけで「アニメすげー」ってところに着地しちゃったら、それはそれでいかんのじゃないかという気はする。その「お話」に対する舐めっぷりは、それで良いんですか? って思ってしまうのだよな。「アポロン」はちょっと展開速いかしら。いきなりお父さん帰ってきたりしてるし、お母さん絡みのお話とかも降ってわいてるし。このお話はもう少しゆったり目に進めてもらった方が嬉しいような気がするんだけど、いろいろ事情があるんでしょうか。「ヨルムンガンド」は面白いです。自分的には何気に、今期一番楽しめるアニメかも判らん。
T2-4H。若い衆がなんとも頼りない。大和はいい感じなんだけど、俊介と隼太がなあ…。俊介は一昨年シリーズ序盤の元気はどこ行った? 隼太はもう、守備がねえ…。
ま、総じていつもの阪神が帰って来かかり、なんだけど、このままずるずる行くとホントにそうなってしまい、例年通り振り返ったら交流戦が鬼門でした、って事になりかねないんだよなぁ。
で、そうなる可能性の方が高い気がしてしかたがないってのがなんともはや。
「惡の華」、「翠星のガルガンティア」、「断裁分離のクライムエッジ」、「RDG」、「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」、「革命機ヴァルヴレイヴ」、「DEVILSURVIVOR2」、あとニコ動で「這いよれ! ニャル子さんW」。
「惡の華」でどよーんと暗くなった後の「ガルガンティア」、優秀なパイロットほど平時には役立たず、を愉快目に振りつつちょっとお話を動かしてきた感じ。地球にも敵性種族(ヒディアーズ、でしたっけ?)がいたってこと(ついでにレド君がタコに過剰反応したのもコミで)は、敵自体がそもそも人類起源の何かで、今の地球が水没状態なのも、何かしらそれに関係している、みたいな流れなのかなー、とか。「クライムエッジ」と「RDG」はなんつーか、ふわっふわしてんなー(良くも悪くも)。
週中盤、ロボもの二本がちょっと面白くなってきた。つか「マジェプリ」のほうは今までもそこそこ面白いとは思ってたんですが、ここに来て「ヴヴヴ」の方もちょっと面白いかも、な気がしてきたぞ。単にロボがたくさん出てきてぶいぶい動くのを見るのが楽しい、ってだけの話かも知れんけど。2ちゃんのどこかのスレで「サキにヨーヨー持たせるとかwww」みたいな書き込み見かけて、ああそう言われれば、とか思った。「デビサバ」はまあ、うん…。科学と魔術の線引きが良く飲み込めない、かなあ。
R・D・ウィングフィールド 著/芹澤恵 訳
カバーイラスト 村上かつみ
カバーデザイン 矢島高光
創元推理文庫
ISBN978-4-488-29102-0 \1080 (税別)
冬も近いデントン。冷え込んだ街の公園の一角の公衆便所の中で、ヤク中の浮浪者がのたれ死んでいた。この時期、デントンの街には連続婦女暴行魔の存在が市民に不安を与え、さらに金満家の一人娘の行方が判らなくなり、夜の街には迷惑な暴走車が轟音を巻き上げる。次から次へと舞い込む事件の知らせにデントン署はてんてこ舞い。当然我らがフロスト警部も大忙し。しかも彼は、上司を殴ったかどで警部から格下げされて腐っている、ウェブスターなる新人巡査の面倒まで見てやらなければならないのだ。
買取物件に混じっていたので「どんなんだったっけ」と読み始めてみたら、やっぱり面白くて一気読み。創元の小さ目活字で700ページオーバーの本をどばーっと読む、ってのはやっぱり快感だ。本の重さ、(右手で持って左手でページを繰るんだけど)左手を添えたときに少しづつ変わっていく残りページの厚み、みたいなものを感じながら読み進めていく、ってのが自分にはまだ得難い楽しみに感じられる。電子書籍始めよう、ってなかなか思えないのは、これが無くなっちゃうからなんだよなー、などと無駄話。
さてフロスト警部。緻密な推論の組み立てからくる論理的な帰結、みたいなものとは無縁、あくまで直感に重きを置いて捜査を進めるんだけど、往々にしてその直感はスカを引くことが多く、そのたびに捜査はふりだしに…、という展開は、例えばモース警部ものなんかを彷彿とさせるけど、あっちがなんというか、どうにも鼻持ちならなくて好きになれないオッサンなのに対して、フロストって人はかなり好きになれるキャラ、ってのが大きな違いといえるかな。
もちろんこの「好き」は見てるのが好き、って類のそれで、絶対このオッサンと一緒に仕事をしたいとは思わないけど、でもこのオッサンがなんか泥臭く、一歩進んで二歩下がって(あかんやん、それ)は何かの偶然でその後ずさりを回復する様子を見るのはとても楽しいし、その流れの中で読者は必ずこのオッサンを好きになる。多分おんなじことが作品内のキャラクタたちにも起こっていて、一度シリーズのどれかの感想で書いたと思うけど、いい加減に見え、どちらかといえば冴えてなく、しばしば自分の思い込みで捜査を迷走させてしまうんだけど、少なくとも警官の矜恃、というところには一切ブレがないが故、少なくとも現場サイドからは欠点はあっても信じられる上司、という扱いがされてるあたりが読んでて何だか嬉しくなってくるのね。シリーズ第2作の本作では、まだその辺の描写は控えめだけど、それでもちょいちょいその「感じ」は伝わってまいりますですよ。
そんなこんなで読み返してみてもやっぱり面白かった。自分が警察小説大好き、ってのもあるんだろうけどね。未訳があと1作しかない、ってのが何とも残念ですわ。
★★★★
カミさん、お腹の具合が良くないようでリハビリパンツの消費量が半端ない(^^;。追加買ってきたり、お風呂に入れる時に身体洗うのサポートしたりで一日経っちゃった。ご飯もお粥に戻っちゃったし、どうしたもんだか。介護保険の申請も認定までにもうちょっと時間がかかる、ってハガキが来てたりでどうにもこうにもですわ。いろいろ、我慢我慢っすね(苦笑)。
グレッグ・イーガン 著/山岸真 編・訳
カバーイラスト Rey Hori
カバーデザイン 早川書房デザイン室
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-012223-2 \1040(税別)
洞窟で目覚めた彼女は、そこが極めて不可解な物理法則に支配された世界であることに気付く。この世界は一体どういう物なのか…。表題作を含む6編を収録した日本版オリジナル短編集、
自分が苦手にしている作家の筆頭級がイーガン。自分が頭悪いのがいけないんですけど、それと時々それでも「お」と思う時もあったりするのでやはり一方的にスルーって訳にもいかないあたりがまた辛いあたりで(^^;。それでは雑に各短編の感想を。
生まれつきの視覚障害者にとって福音となるかも知れないインプラント。それがもたらしたものとは…。
一種のバイオSFと言えるのかも知れないけど、新たに得た知覚がもたらす光景の面白さ、同じ感覚を持つものとの出会い、そしてその後、みたいな展開はちょっと良い感じ。最終的に主人公たちがつけた「折り合い」はちょっとほろ苦い。
タイトルからしてロボット(というかAI)ものなんだな、って予想は付くけど、こちらでは不気味の谷に棲んでいるのはロボットではなく人間の方、と言えるのかも。徹頭徹尾ロボット側の方がはるかにまともに見えてくるあたりは少々皮肉な話と言えるのか。こちらのラストも少しばかりのほろ苦さをたたえているのが良いですね。
イーガン版「ソードアート・オンライン」……いやむしろ「転スラ」の方に近いのかな、ってのはもはやネタバレか(^^; なろう系なら転生した電脳世界でやることは「オレつえー」だけどそこはイーガン、こちらがやるのはやって来た世界自体に対する積極的なコミット、と言うことなのね。出だしの物理法則がらみのいろんな描写で少々混乱したけど、読み終えてみたら案外ストレートなアイデア・ストーリーだった、と、思う。
時空を超えた難民問題に巻きこまれた主人公、彼の身に降りかかるものとは…。
ツカミの部分で語られる部分がSFっぽいと言えるけど、その後に語られるお話はなんというか、じつに現代的な問題提起を、イーガンらしからぬストレートなメッセージ性を込めて語られる。オーストラリアって難民政策に関してはかなり塩対応な国なんでしたっけ? そのあたりに対するかなりナマな主張が込められたお話と言えそう。そのSF性の希薄さが逆に好感を持つ。本書の中ではこれが一番好きです。
長編「白熱光」と同じ世界での長大なタイムスパンで語られるクエストの物語。イーガン的ハードSFの真骨頂と言えるのだと思う。それ故に自分にとっては一番歯ごたえがキツい。噛み切れないんだよね(^^;。ン千年のスパンで生きる人間に、今の人類と同じ精神性は残るものなのだろうか、ってあたりから割と首捻ってしまうんだよなあ。
これも「白熱光」と同じ世界観での一種のファースト・コンタクトもの。「白熱光」で感じた「重力の使命」感みたいなものと似たような感じはあった。そこはまあ良かった、と言えるのだろうか。そういう捉え方で良いんでしょうか? とちょっと不安になってしまうあたりがまた(^^;。
って感じで、うん、イーガンとかワッツとかは酒飲みながら読んだらいけない作家なんだろう。しばしば何が起こっているのか解らなくなってしまう時がある。そこをクリアな脳味噌で受け取れることができたら、読後感はまた違ったものになるのかも知れない。でもオレ、酒飲みながら本読むの、好きなんだよ。そこら辺、どうしたら良いんだろう(自分で考えろ)。
★★★☆
土曜日にNHK Eテレで放映されたもの。古本の発送があったので録画しといて翌日鑑賞。評判は常々聞いていたのですがいろいろあって恥ずかしながらここまで未見。で、観てみたんですがなるほど、これはたしかに素晴らしい。なんというのかな、子供向けの作品なんだけど子供を舐めてないって所に好感が持てる。「どれみ」なんかで良くある、少女が少し背伸びして「なりたいもの」に向いて進む、が基本なんだけど、主人公おっこにはひとつ大きな(そして辛い)過去があって、それを気丈に押さえ込んで進んでいくのだが、12歳の少女にとってそれはあまりにも重たいもので…、という部分が不穏なサスペンスとして通底している。で、このサスペンスが一度中盤で弾けるんだけど、これでこの件は一段落と思ったら、という英国製ジュヴナイルもかくやと言う展開。これは原作にもある流れなんだろうか。厳しくも優しく、最後には明るい未来を提示してぱん、と終わる。素晴らしいストーリーだと思った。
包丁に映った卵焼きとやたらこだわったポルシェの作画が話題になってたけど、そこだけじゃなくて全体にわたっての画がとてもリッチでそこも素晴らしかったです。上手く説明できないんですが、色使いだったりその色の濃淡のつけ具合とかからくる画面全体から来る印象が、豊かだなあと感じるのね。ここもとても良かったです。
あと声優さん。ピンフリこと真月を演じた演じた奈々様、こんな声(とお芝居)出せる(やれる)んだ、ちょっとびっくりした。割と今まで舐めてました、お詫びします。あと出てきただけで「あ、なんか不穏なことが始まる」と思わせてくれる山ちゃんもさすがでございましたね(w。
と言うことで大変結構な映画でした。個人的には「若おかみになる」ことへの必然がやや薄いかもな、と思わなくもないけど、まあそこはなんだ、こんくらいの年頃の子供にとって、きっかけなんてのは取るに足らないものでしかなくて、最初は巻き込まれるように入り込んだ世界が、いつの間にか自分にとってかけがえのないものになってしまう、ってのもそれはそれでアリ、だと思いますし。うん、観て良かったです。
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