ばむばんか惰隠洞

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2004-05-18 この日を編集

[TV] ぎゃっ

「攻殻機動隊」、途中でテープ切れだあ。先週トグサが撃たれちゃって、どーなんだろ、わくわく、どきどき、な展開だっただけになんだかすごく悔しいぞ。テープの残りには注意しておかんとな。

[CS] アンツィオ大作戦

CS スター・チャンネルで「アンツィオ大作戦」。1968年アメリカ。監督エドワード・ドミトリク、出演ロバート・ミッチャム、ピーター・フォーク、ロバート・ライアン、リニ・サントーニ。激戦続く第二次大戦のイタリア戦線。アンツィオ上陸を果たした連合軍。従軍記者のミッチャムが少数の兵と共にジープで偵察に出かけてみると、なんとあっさりとローマまで到着してしまう。ドイツ軍の動員が間に合っていないのだ。だがドイツ軍の抵抗を必要以上に警戒する軍首脳はミッチャムの報告を信用せず、さらに貴重な数日間を浪費する。ようやく重い腰を上げた司令部の命により小規模のレインジャー部隊に前進命令が出されるがまさにその同じ時、ケッセルリンク指揮下のドイツ軍は迎撃準備を完了していたのだ。たちまち700名を超えるレインジャーたちは待ち伏せ攻撃でばたばたと打ち倒され、ミッチャムを含めた7名にまでその数を減らす。辛うじて生き残った7人は、生き残りをかけて司令部へと引き返すのだったが………

面白そうなスジですねえ。でもね、プロデューサーがディノ・デ・ラウレンティスなんですよ。なのでなんかこう、酔っ払った戦争映画になっちゃってるんですな。

何せ映画が始まるなり、シナトラかマーティンか、てな感じのアメリカンムード歌謡な主題歌*1が流れてくるんでこっちはずっこける。邦題には「大作戦」なんて仰々しい文字が躍るがとんでもない。基本的にこれは低予算映画。生き残りをかけた7人の男の物語。それならそれで作りようもありそうなんだけどそこもダメ。へたれたサスペンスが思い出したように挟まる、退屈な映画でしかない。

1968年の映画なんで、やはりこう、「オレたちベトナムで戦争してるけどさあ、戦争ってなんなんだろうなあ」感が世間に蔓延してたのかな。痛快娯楽作にも、重い反戦メッセージ映画にもなりきれないままだらーんと映画は進み、ミッチャムが戦争についてわかったようなわからんような短い演説を垂れて映画は終る。コロンボ刑事しか印象にないと、ピーター・フォークって案外鍛えられた身体してたんだなあ、ってのがわかるのと、同じくそのフォーク、いまや小池朝男さんの声があまりに強烈なせいか、地の声の妙な甲高さに少々違和感を憶えてしまう、あたりが見所でしょうか。さすがはラウレンティス。

*1 ジャック・ジョーンズの「世界は君のもの」という歌だそうだ。で、君って誰?

[Day] またも夜の来訪者

なんとか仕事も一段落したような気がしてほっとしてたら夜の8時過ぎにチャイム。同じマンションでトイレのリフォームやってる業者さんが挨拶したい、というのでドア開けると、若い兄ちゃんがこれこれこういうことで工事してましてん、ついては同じ棟のトイレとお風呂チェックしてるんで、見せてもらえまへんやろか、と。ドア開けちゃったのはこっちの負けなんで見てもらう。お風呂は少し前にリフォームしてるんで問題なかったけど、やはりトイレの方はそろそろヤバげだよ、とな。

カミさん、こういう、夜やってくる業者が大嫌いでいつもは追い返すんだけど、たまたま今日は出かけてたこともあるし(ワシも夜にやってくる業者はイヤだけど)、そろそろトイレも直す時期なのはわかるので一応話を聞いてみる。中古マンションだし、震災も経験してるし、ひどいことになる前に手を打つ必要があるのはわかるんだけど、出来たらこういう話は明るいうちにして欲しいなあ。夜はこっちが気分的に「今日はもうおしまい」な感じなんで、こういう、お金(それも高額の)がらみの話が舞い込むと、それだけで気分が凶暴な方にシフトしちゃうんだよね。遊びに出てて、気分良く帰ってきたカミさんもその場に遭遇しちゃったんでさらに険悪な雰囲気になっちゃって、おじさんフォローすんの大変だったですよ。

それにしても水回りのリフォームはお金がかかるなあ。やっぱ借家を転々とする方が気が楽だよなあ、と思う持ち家10年目の今日この頃。

[PC] デモCD付きか…

来ましたよ、LightWave[8]、アップグレード申込書が。今回はLW8の新機能などを紹介するデモCD-R付き…はいいけどデフォルトのブラウザをOperaにしてると、このCD見ようとするとマシンがハングしちゃうのは一体どういう了見でい(つoT)。

それはともかく、LW[6]からだとアップグレード料は71400円とおっしゃいますか、それはかなりキツいお値段ですなあ。クレジットカードでの分割払いも可能? そりゃいい(いや、よくない)けどオレのカード、Nicos VISAなんでVISA側での分割は出来ないしなあ。もろもろ考慮すると、今回のアップグレードも見送りかのう。実際最近、LightWave触ってないもんなあ。


2005-05-18 この日を編集

[Day] なんだなんだ (12:20)

急に忙しくなってきたぞ…。

[News] 性能詐称 (17:53)

イカリソース代表取締役ら逮捕へ 設備売却で8億円詐取(asahi.com)。テレビニュースを耳で聞いてるだけだと、「性能を偽っていた疑い」って言うもんだから、オレはまたイカリソースがソースの性能をごまかしてたのかと思っちまったよ。本業がうまく行かないんでリサイクル事業なんてものに手を出してて、それ用のキカイの性能を偽ってたって事なんだな、なるほど。

ニュースとしちゃあ、ソースの性能を偽ってくれてた方が面白かったんだけどさ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

りつこ [この会社になじみがない故かどうしても一瞬「イカ リリース」と読んでしまいます。 イカを放流するのか、イカがCDデビュ..]

ROVER [イカレスラーならぬイカシンガーですかー(^^;)。]


2006-05-18 この日を編集

[Day] ぬがー、ぬがー (19:05)

激しく錯乱中(つoT)

[Day] むふう… (22:04)

ちょっと落ち着いた。一息つくべ。

[CS] 電車男 (00:00)

錯乱しつつCS 日本映画専門チャンネルで「電車男」を鑑賞。例のアレですね。

ちゃんと劇中で「アパム、弾持ってこーい!」が流れたあたりでかなり受けた、といいますかこれ、基本的に良い映画じゃん。オレ、純愛映画なんてたぶん厨房の頃に見た「ロミオとジュリエット」(オリビア・ハッセーのヤツな)以来なんじゃないかと思うんだけど、うん、こいつは今風な恋愛映画として決して悪い出来じゃない。何よりセカイがどーしたとかいうクソうっとーしーことは一言も言わず、ひたすらあの娘が好きなんだけどどうしたらいいのか分からないの、うじうじ、って主人公を周りが一生懸命押してやる、んで、なんとか頑張ってみる主人公だけどやっぱり紆余曲折の末に「こんなボク、とてもあなたにはふさわしくないわ…」、「バカね、私は初めて会ったときからあなたが好きだったのよ」つー展開な訳で、これってあなた、少女漫画の王道パターンではないですか。男女の役どころが逆になってるだけで。見せ方さえ間違わなければ面白くならないわけがない。男の子向けの少女漫画として、まずは一級品ではないかと思った。

電車男を応援する巨大掲示板の住人たちの、それぞれの"成長"ぶりにも抜かりが無くて大変結構。お互いそれと知らないままに電車男を応援していた、やや冷めつつある夫婦、ひさしとみちこの描写が、実はこの映画の最大の見どころだったりするんじゃないかしら。あと、中谷美紀ってこんなに不思議系の人だったのかーとも思ったです。や、予想のかなり上を行く映画でございましたよ。

どんな予想してたんや。

[web] 生きるんだ、トトっ! (24:43)

もんちぃ師匠から教えていただいたコンテンツ、小さき勇者たち〜ガメラ〜の撮影について(リクガメを考える会)。

難しい話やね。

映画人なんてのは基本的に外道の集まり(ヤコペッティの人となりとその作品を見よ)な訳であって、名画と呼ばれる作品が一本できる裏で、いったいどんだけの外道な行為が行われていたのか、なんてのは余人のあずかり知らぬコトであって、外道なクリエイターが奇跡のように美しい映画を造ってしまう可能性ってのもまた、常人の想像力の埒外にあるわけで。

リクガメを愛する方の義憤は十分理解できるんだけど、その方面の"配慮"があまりにシビアになってしまっても、それはそれでなにかこう、本来見られるはずだったモノが強引にお蔵入りになってしまうような理不尽さみたいなモノも同時に感じてしまうわけで、んーやっぱり難しい。

まああの映画に関しては、そこまでやってアレかい、な出来であった、つーかコスト面を考えたら、畜生の皆さんには泣いてもらいましょう、って勢いがありありであったことは否定のしようもないのだけれどね。

ってそれが一番の問題だわなー。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

すみ [あああ。なんかお伝えしたことがあったのに、錯乱を見ているうちに忘れてしまった^-^]

すみ [校正「お伝えした」→「したい」]

rover [錯乱してしまって申し訳ない。「じーばーそだち」に喜んでいただけた、ってお話だったらしてやったり、なんですが(^^;)]


2007-05-18 この日を編集

[Day] 病院からただいま (10:01)

明け方、久しぶりに調子悪くなっちゃって、ぜえぜえいいながら病院まで。急患扱いで入れてもらって、みっちり吸入と点滴キメてきたぜ。今ちょっとラリッてるぜ、いえふー。

んじゃこれからハイテンションで仕事おっぱじめるぜ、やほーい。

[Day] おわたー (23:20)

うはは、毎週金曜日はほぼ一日拘束される仕事がやってくる日であるのに、別件でもう一つ、金曜日中に上げて欲しいって仕事の話が前日舞い込んできて少々凹んでいた上に、早朝の急患騒ぎでかなりいやーな気分での一日のスタートだったんだけど、数年ぶりに点滴打ってもらってハイになっちゃったのか、ばしばし仕事はかどっちゃったよ。晩飯前に二件とも完了。実はもう一件、早めにやってね、って言われてる仕事があるんだけど、こっちは薬物ハイの勢いでシカト(ぉぃ)。今日はここまで。明日は仕事しない。DoGA行くもんねー。

起きられるかなあ…。

[Anime] 運が良かったら視聴する番組 (24:01)

運良くテープに入ってたものは、「らき☆すた」、「ロミオ×ジュリエット」、「アイドルマスター XENOGLOSSIA」、「一騎当千 DRAGON DISTINY」、「ウエルベールの物語」、「DARKER THAN BLACK 黒の契約者」、「ひとひら」。結構たくさん入っておったな。晩飯食ったあと、久しぶりにぼけらーっとアニメ見てた。

あっしの部屋に同軸ケーブルを通じて来ているテレビ電波は、U局方面が画質が少々墜ちてしまう傾向があり、「アイドルマスター」と「ウエルベール」、「黒の契約者」とそれ以外で画質に差が出てしまうため、必ずしも公平に評価はできないのだけれど、つまみ見程度のレベルで見せていただく分には、「アイマス」が鼻一つ分前に出てる感じですかね。続いて「黒の契約者」、好みで「ひとひら」、んで「らき☆すた」、「ウエルベール」、で、「ロミジュリ」と「一騎当千」が同率最下位って感じだろうかね。

「アイマス」は、随所から香ってくる「ガンバスター」臭さが逆に好みなんですわ。「黒の契約者」は、ちゃんと真面目に作ってるのにどっかこう、食いつきのところで今一歩入り込めない、みたいな。あとはまあ、普通に面白い。ええ、つまらんなあと思うのはないな、今シーズン、とは思いますですよ。

それはさておき

ひだまりラジオ」が面白すぎる件についてはどうしたものやら(^^;)。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

P2 [ダイジョブか(;´Д`)全部終わってポックリとかナシの方向でおながいします]

美紀 [こんばんは、点滴とお友達の私です。 しかしながら心配しております。過労ですか?]

rover [わはは、喘息持ちなんで油断すると調子崩すんでございます。 久しぶりだったのでちょっとトリップ気味になってしまいました..]


2008-05-18 この日を編集

[Day] どたばたどたばた (10:04)

金曜日にもらった古本の注文の内の一冊がどうしても見つからなくて。今、軽石庵はマンションの6畳間に本棚6本、大小の段ボール約50箱(多少部屋からは溢れてますが)で、約7400冊の在庫があるんだけど、おおむねどの本がどこら辺にあるのかは、自分ではほぼ把握してたつもりだったんだけど、たまに「あれはどこに入れたっけ」な本が出てくる事はあって、今回の1冊がまさにそんなブツ。二日にわたって倉庫番よろしくあっちの箱をこっちに移してがさごそ、こっちの箱をあっちに移してがさごそ、途中でイヤになってニコ動に逃避、また探索、途中でイヤになって少し仕事(ぉぃ)、の繰り返しだったんだけどいっかな発見できないまま二日経過。これは「ごめんなさい、在庫切れてました」メールかなあと思いながら、昨日は酒飲んで映画観て寝て、今朝、最後にダメモトでもう一度捜してみたら…

あったね(^^;)。

マーフィーの法則ってのは確かにあるわ。失せものは一番最初に捜したところに隠れている可能性が一番高いのね、はあ。

てことで今日はお出かけですよ。昨日の晩見てたのは、黒澤版「隠し砦の三悪人」。ええ、予習も済んだのでこれから樋口版を観に行ってまいります。

[Day] ミニオフ

B000ZZFZ50本日はTUX導師とミニオフ。お題は「隠し砦の三悪人」。映画については改めて書きますが、樋口真嗣が抱える最大の問題点は、何をやってもそこそこ出来ちゃうんだけど、できたものが皆同じ、ってところにあるんじゃないかと思ったです。まあ詳しくは酒を抜いてから書きますよ。

今回のオフのコースは、(かわり映えしないけど)インデアンカレー→茜屋→映画→で、屋上行く気満々だったのに野宴は第3日曜は定休日だわ、それ以外の屋上はまだ稼働してないわでオジサン二名少々おかんむり。結局いつもの通り天狗→釜山コースでビールとマッカリをぐびりぐびり。何だかんだで楽しかったのでまあいいですけど、次回は絶対屋上に行きたいぞ(ちなみに来週の土曜の野宴、雨降ったら満席だそうですぜTUX導師)。

久しぶりに音楽CDなんてものも買ってみた。神戸のCDショップじゃ見つからなくてね。「キミキス」のOP、「ひだまりスケッチ」のEDを歌ってるmarbleのフルアルバム、「虹色ハミング」。三番街のジョーシンでようやくゲットしたんだけど、よく考えたらこの手のCD、三宮でもアニメイトあたりに行けば簡単に買えるんじゃないかと今ごろになって思いついた。いやまあ、あそこはちょっと恥ずかしくて入りづらいんだけどもさ。

[Chinema] 隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS

劇場版パンフ スタッフ
監督:樋口真嗣
脚色:中島かずき
オリジナル脚本:菊島隆三、小国英雄、橋本忍、黒澤明
音楽:佐藤直紀
出演
坂野友香
松本潤
長澤まさみ
宮川大輔/甲本雅裕/黒瀬真奈美
生瀬勝久/古田新太/上川隆也
高嶋政宏/國村隼
椎名桔平
阿部寛
公式サイト:http://www.kakushi-toride.jp/

キャスト順には私情が大いに入っています

隣国山名の侵攻に、敢えなく秋月の国は落ちた。君主も討ち取られ、城には山名の兵たちが殺到する。だがその時すでに、もう一つの隣国、早川との同盟のための軍資金、金100貫と今やただ一人の跡取りとなった雪姫の姿は城内にはなかった。直ちに雪姫と軍資金の探索を開始する山名勢だったが……。黒澤明の痛快時代劇のリメイク。

前と同じ脚本使ったからってリメイクが上手くいくとは限らないのは織田さんが証明してくれているんで、そこを大きく変えてくることは別に悪いことじゃない。オリジナルは多分、短気な現代の観客からしたら少々冗長に感じられる部分も無いとは言えないと思うし、そこを少し整理することで、展開がスピーディーになるならそれも良いだろう。オリジナルの冒頭部分をかなりカットして、いきなり崩壊した秋月のお城からお話を始めたあたりで、「ああ、そうくるのね」と思ったけれど、まあそれもありか、的に話は追っていける。問題なのはオリジナルから変更を加えたり追加したパートが、ことごとくつまらん、ってあたりではなかろうか。

オリジナルはまことにシンプルに、お家再興を目指すお姫様が、その目的の達成のための第一段階である同盟国への脱出行を成功させられるか、ってところに絞られているんだが、リメイク版ではその目的以外に、悪の親玉は倒さなくちゃいけないわ、サムライの手前勝手な都合で虐げられる民衆に思いをいたさなくてはならないわ、若手の美男美女が主役なんだから、恋愛成分のひとつも追加しなくちゃいけなくなっちゃったとか、いろいろやらなきゃいけないことが増えてしまい、それを律儀に全部入れるもんだから、オリジナルとは違った冗長さが生まれてしまったように思う。結果、2時間にわずかに足りないはずの映画が、どう見ても体感時間が2時間オーバーに思えるものになってしまっていた。よかれと思って足したものがことごとく、いらない要素だったって言うことだろうか。

絵造りも役者のお芝居も、単品の要素としてみたら間違ったことは何も(いや、ほとんど、ぐらいにしておこうか)やっていない。オリジナルに比べてはるかに進歩した音響効果も良い感じなんだけど、で、もっと言うなら一本の映画として見たときにも実はそんなに大きく"外して"はいないモノが出来ていたと思う。ぶっちゃけこれはこれで楽しめるんだ。お正月になんの気なしにテレビのスイッチつけたらやってた3時間スペシャル、だったら。でも、「隠し砦の三悪人」を名乗って、お客からお金を取って見ていただくとしたら、これは少々オリジナルに失礼なような気はしないでもない。

この映画は"三悪人"のお話であるはずなのだけれどね。オリジナルの三悪人は、二人の小悪党と一人の悪鬼だったはずなんだが、リメイク版の三人は虐げられてきた怒ってる若造とただのバカと忠義バカで、そもそも"悪人"がいない。オリジナルの三悪人のそれぞれの"悪"っぷりが鮮やかだから、お話に適度の緊張とユーモアが生まれ、それがラストの、言いようもない爽快感をうむ原動力になっていたと思うんだけどな。

あちこちで言われてるとおり、この作品はオリジナル作品を元にして、かつオリジナルから少なからぬインスピレーションを得た、SWNHにも色気を見せた作品になっているんだけれど、リメイク版を見た限りでは、「隠し砦の三悪人」のリメイクではなく、「スター・ウォーズ」にインスパイアされて時代劇作ってみました、で売った方が良かったんじゃないのかね、とさえ思えてしまう。詰まるところオリジナルへの敬意が感じられないんだ。これは「日本沈没」でも感じたんだけれど、樋口真嗣という人は、オリジナルを大好きなんだけど、尊敬していない、というか敬意の払い方が分からない人物なんじゃないだろうか。好きなものを面白がって、「なあ、こんな面白いものがあるんだぜ」的な表現は出来るんだけど、「なあ、こんなにすごいものがあったんだぜ」を伝えられない人、というか。

だって、ね、樋口さん…

「裏切り御免」のその使い方にOKを出したあんたは、ホントにそれで良いと思ったのかい? それで良いと思ったのなら、あんたは特技監督以上のことをしちゃダメだ。藤田進が「裏切り御免!」と言い放つシーンは、オリジナルで最高に気持ちが高揚するシーンなんだぜ。他にお客がいなかったら、ハン・ソロばりに「いぃぃぃーやっほぉう!」ぐらいかけ声かけたくなるシーンでのセリフなんだぜ? その新たな使い方があれで、それがなにか新鮮だと思ってるなら、あなたに本編の監督をする資格はないと思う。私は樋口真嗣が作る"絵"はものすごく好きなんだが、いまだに樋口真嗣の"映画"を絶賛できないでいる。この気持ちを裏切ってくださいよ、樋口さん。ファンからのお願いなんです、これ。

まあね、久しぶりに平成ガメラシリーズのヒロイン(え?)、雪乃に会えたのは嬉しかったんだけどさ。

(★★☆)

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

TUX [●ああそうか、この煮え切らない思いは「どこにも悪人がいねえじゃん」ということだったのですね(笑)深く納得。 ●あと..]

rover [小悪党(というか千秋実と藤原釜足)の存在感が圧倒的なんですよね、オリジナルは。最近の日本映画、ワキの人材不足が不足か..]

TUX [●人材不足、というよりは、ちょいとばかりご面相がいいだけのジャリタレを擁する阿呆プロダクションが妙に力を付けすぎて、..]

taoy@笹塚 [「日本沈没」レベルを覚悟して見に行ったので、「隠し砦の三悪人」は期待以上でした。 まぁキャストについては阿倍寛(なか..]


2009-05-18 この日を編集

[Day] 人が少ない… (16:26)

古本の発送がてらちょいと買物もと思って家を出てみたら、なんだかご近所が静かだわ。休校エリア、兵庫県全域に拡大 63万人対象(神戸新聞)ってことで、学校から子供の声が聞こえてこないわ、郵便局もスーパーも、従業員さんはみんなマスク姿だわ、そもそも通りを歩いてる人の数が妙に少ない感じだな。

今のところ神戸の山奥では発症者は出ていないようだけど、兄弟姉妹が中央や灘に行ってないとも限らないわけで、過剰に反応するのも仕方ないのかな、という気がする反面、そこまで大騒ぎする必要があるのかなあとも思えてしまうところではある。

ま、横浜・大矢監督が休養(sanspo.com)ってニュースで、お、とうとう東京にも感染者が出たのかと思ってしまったワタシには、緊張感も問題意識も微塵もない感じではありますが。

そもそもことが結構重大だってことに気がついたのも、お袋からいきなり電話があって、「マスク足りないんなら送ろうか」とか言われたからだという…(^^;)。

[web][Anime] 定期視聴番組 web編 (23:52)

今日は朝イチじゃなく、おやすみ前の鑑賞ですが「真マジンガー 衝撃! Z編」に「グイン・サーガ」。先週は光子力ビームで30分引っぱった(かなりすごかったね)「マジンガー」、今週は漫画連載でもごく簡単に済まされていた、バードス島で何があったかってあたりに少々深く切り込んでくる話。青二才の頃に「ガクエン退屈男」読んでた身としては懐かしい名前であるところの、錦織つばさというキャラのウエートが案外大きめなのがちょっと興味深い、が、石森章太郎の系統って妙にスターシステムが成立しづらい傾向があるような気がするんだけど、この先どういう展開が待ってるんだろう。「ジャイアント・ロボ」で力技の前科実績を見せてくれた監督なんで、ちょっとだけ期待してます。

「グイン」は、ここは(短い間ではあるけれど)アストリアス君の一番の華パート。この先彼に何が待ってるかを知ってるトマトには、なんかこう、薄ら笑い付きで眺めてしまうパートではあるよな。

あ、アニメ本編のほうは大変真面目、かつ丁寧に作ってると思いますよ。このクオリティで「七人の魔道師」見てえなあと思えるぐらいにね。


2010-05-18 この日を編集

[Anime] 定期視聴番組

「WORKING!!」。山田の中の人は広橋涼。黒いタマちゃんって感じっすかね。まだちょっと探ってる感じがあるかもしれんなー。次回に期待。

[Books] イリアム

97841501175289784150117535 ダン・シモンズ 著/酒井昭伸 訳
カバーイラスト 生頼範義
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011752-8 \1100(税別)
ISBN978-4-15-011753-5 \1100(税別)

数千年の未来。ポスト・ヒューマンと呼ばれる新しい人類によって慎重に管理されるごく少数の古典的人類は、高度に発達した技術文明の元、安寧な暮らしに甘んじ、自分たちの住む世界以外の事を全く知らないまま、享楽的な毎日を送っている。同じ頃、木星以遠の太陽系の外枠星星域にはモラヴィックと呼ばれる機械生命体が独自の文明を築き上げ、そして火星にもまた別種の文明が繁栄していた。わずか120年程度で急速に火星のテラフォーミングを完了した彼らは、なぜかギリシアの神々の姿を持ち、地球の21世紀初頭に死んだはずの歴史学者たちを自らの下僕として復活させ、彼らを古代の地球に送り込み、今まさにクライマックスを迎えようとしているトロヤ戦争に、神々として介入しようとしていた。

火星で起きている不可解なこの現象に疑問を持ったモラヴィックたちは、小規模な調査隊を火星に派遣するのだが…。

文庫としては先に出た短篇集、「ヘリックスの孤児」に収録されていた「アヴの月、九日」に登場したキャラクタがかなり重要な位置づけをされて登場する。向こうは向こうで今ひとつ見通しが悪いと感じたものだが、こちらを読んでいくと「ああそういうことだったのか」と言うのがちょこちょこと見えてくるので、わからないまでも先にこちらの短篇を読んでおいた方がいいかも知れない。

さて、「ハイペリオン」シリーズにもそんなところがあったけれど、こちらもペダンティックな古典文学の引用と再構成にかなり緻密なSF考証を組み合わせ、そこに巧みなストーリーテリングをまぶして、凄まじくも豪快な読み応えの一作になっている。とっかかりは割と突き放し気味なのがシモンズの特長で、読みはじめに少し先に進みづらい感じがあるんだが、一旦シモンズの書くバイオリズムみたいなものを掴んだら、そこから先は割と一気呵成、ぐいぐいと読み進んでいける。

お話の背景にあるのは、世界に複数混在する一種のテレポート技術。おそらくこの技術の内のひとつの過去の乱用が、未来の世界の有り様に巨大な変容をもたらしてしまい、この巨大な物語の発端となったという事なんだろうが、この分厚い上下巻の文庫を読んだだけではその真相はわからない。終盤、何やら異様なまでの盛り上がりを見せた本書は、続きは「オリュンポス」でどうぞ、と言うところで終わってしまう。続きが激しく気になるぞ、どのくらい待ったら文庫になってくれるんだ? ハードカバーは2007年。速くて来年ですかねえ…。

どーでもいい上に別にシモンズが悪い訳じゃないんだけど、「QT」やら「ハッシュタグ」やら、最近は油断してると現実世界がSFに悪さ仕掛けてくるご時世なんだなあ…。

★★★★


2011-05-18 この日を編集

[Day] だらだらお仕事

シャカリキにならないとどうしようもないと言うほどせっぱ詰ってはいないけど、さりとてぼんやりしてる間に出来上がってしまうような仕事でもなく、と言うわけでなんだかだらだらと、時間ばかりが過ぎてしまってる今日この頃。

んまあお相手が厄介なお相手No.1、2なもんだからテンション上がりようもないんだけど。その上TRちゃんとやってる仕事に途中から入ってきた助っ人会社が、驚いたことに相当空気を読めないタイプの人間であるところのTRちゃんを疲れさせる存在であったってところで、うんざり感も5割増し。

敵の敵は味方、とは言うけど、今の状態は3人4脚でオレが真ん中で、走ろうとしてるのに右隣の人間が左足、左隣の人間が右足をおんなじタイミングで出そうとして結果一歩も前に進めない、って感じなんだよなー。

結果、最初の予定では去年のうちにひと段落すべきだったお仕事は、そろそろ半年目に突入しようとしておりますよ。参ったね。

[News] 訃報

テレビでニュース速報が出てたんで驚きましたけど、児玉清さん(asahi.com)。特オタ的にはやはり「キスカ」の実直な気象予報担当士官、福本少尉役が記憶に残ってる。

俳優、司会者としてのお仕事ももちろんだけど、本読み的にはミステリや冒険小説の分野で、非常に端正な書評や解説を読ませてくださった方、という面でもとても大きな存在だった人。だらだらつまらん感想文垂れ流してる身としては、一度はああいう、派手ではないけど押さえるところはしっかりくっきり押さえた文章を書いてみたいもんですな。

こちらは新聞で知ったのだけど、残念なニュースがもう一報。中村光毅さん(asahi.com)。自分が最初にお名前を意識したのは、やはり「ガンダム」の美術監督として、かな。「マッハGoGoGo」や「タイムボカン」シリーズにも関わってらっしゃった、ってのを知ったのはその後。たくさんのワクワクをありがとうございました。しみじみと合掌を二回。


2012-05-18 この日を編集

[Oldbooks] お別れ前に読んでみる

シャドー81(Nahum,Lucien/著 中野圭二/翻訳 ネイハムルシアン/著)ルシアン・ネイハム「シャドー81」。ご注文頂いたので棚(の割と深いところ)から引っぱり出してみたらちょっと読みたくなっちゃって。amazonの書影はハヤカワ文庫版だけど、自分が読んだのは新潮文庫版。で、やっぱり面白いねえこれ。

仕込みの部分が念入り(いや、穴だらけだろうって批判も甘んじて受けますが)なあたりが自分好み。そのうえで終盤の落ちに持って行くあたりでの筆の捌き方が正直上手くない、ってところもあるんだけど、それでもやっぱりこいつは航空サスペンスモノとしては、いまだに一級品だと思うね。

ってことで楽しく読み終えたので、荷造りするべ。


2013-05-18 この日を編集

[Oldbooks] 馬やらダンスやら

晩秋(Parker,RobertB/著 菊池光/翻訳 パーカーロバート・B./著)初秋(Parker,RobertB/著 菊池光/翻訳 パーカーロバート・B./著)9784152076724陽気も良いし急ぎの用事もないし、って事で久しぶりに活字三昧。真後ろの本棚から背が緑の文庫本(こないだちょっと剪定用大鋏をネタにしたんで、競馬シリーズが読みたかったんだ)引き抜いたらこれだった。「横断」。文庫版は94年だからなんだかんだで20年近く前に読んだ本か。カナダを東から西に横断する特別企画列車を舞台に、英国競馬界に巣くう悪党をいぶり出そうとする主人公。作品内で演劇がかなり重要な役割を演じる当たりに新機軸。とは言えシリーズ内での出来はまあ、並。なんだけど何せ基準が「競馬シリーズ」なんでね。読み味は極上ですわ。

一冊では物足りなかったので、もうちょっといい話を、ってことでスペンサーから「初秋」。こっちも久しぶりの再読。いい話なのはわかってて読むんだけど、先に競馬シリーズ読んじゃったので、比べちゃうと少々軽量感は否めなかったかも。

もうちょっと活字欲しかったので、ポール君のその後も読みたくて「晩秋」も。ポールが大人になった分、こっちらの方が味わい深さは少々上かもね。まあこの辺は、シリーズ物を読む楽しみ、みたいなものも加味されてのことではあるんだろうけど。

[Baseball]  カットッタデー!!

などと読書三昧してるあいだに試合が終わっとったわ。デーゲームだったのね。T9-5H。あちこちの球場で盛大にホームランが打ち上がった日だったようで、甲子園でも7発、打ち一本はグランドスラム(打ったのは良太)。今のうっとこに必要なのはこういうお祭り野球だと思うので、そういう意味じゃ良い勝ち。翌日につながったらもっと結構。

なんだけど明日はノーミサン。また見殺し打線に逆戻りしそうな気がしちゃうんだよなあ…。

[News] 多分みんなほんとはそう思ってるけど

ここのところの橋下発言とそれを巡るいろんな動き。本音と建て前の話で言えばここで橋下が言っちゃったことは、その根っこの部分(人間の根源的な欲望、って部分において)間違ってはいないと思う。ただそれは、人間が何とかして直していくべき負の部分でもある訳で、そこを「人間ってそう言うもんでしょ」で投げたら、テレビのコメンテーターとしてはありでも、政治家としたらダメダメでしょ、って話だわな。

もう一個、石原氏「あの戦争、侵略じゃない」橋下氏の見解とズレ橋下氏「いろんな考え方ある」侵略巡る石原氏の反論に(共にasahi.com)。こっちはたぶん、根っこの所ではこの二人、考えてることにそんなにズレはないんだと思う。石原が言いたいのは先の戦争は侵略戦争ではなく、国体を維持するための止むに止まれぬ防衛的行動だった、ということで、そのこと自体は間違っちゃおらんと思う。ただその防衛行動が他所の国から見たら侵略的行為だったってわけで、そこは見ないようにするのが石原、そこも見ようと言ってるのが橋下、って事なんだろう。

んでそういう意味じゃ、その一点においては初めて「橋下が良いこと言うておる」とは思ったことでしたよ。他があまりにダメダメなので、一個ぐらい良いこと言ったからって、この人物を支持しようなどとは毛ほども思わんのですけどね。


2014-05-18 この日を編集

[Anime][SpFX] 定期愛聴盤組

「キャプテン・アース」、「ニセコイ」、「魔法科高校の劣等生」、「ジョジョの奇妙な冒険」、「烈車戦隊トッキュウジャー」、「仮面ライダー鎧武」、「ハピネスチャージプリキュア」、「ハイキュー!」。

「キャプテン・アース」はなんか良く判らんままに主人公チーム結成しました、的な。とりあえず主役ロボにもうちょっとノリのいい名前を付けてくれんかな。こう、勇者シリーズ的な名前が欲しいような気が。「ニセコイ」は次が最終回? 一応いろんなコイバナに最終的な仄めかしのようなものを付けておきたい、というところもあるとは思うけど、で、あくまでヒロインは千棘だよ、ってことにしたいんだろうけど、それにしても小咲のその扱いはあまりといえばあまりなんじゃなかろうか。「魔法科高校…」は悪役がかわいそうに思える、というある意味珍しいエピソード。なんでも最近のライトノベルにおいては、挫折したり苦悶したりする主人公というのは読者に好まれない傾向がある、とかいう話を見かけたような覚えがあるけど、にしてもこの主人公無双ぶりはすごいなあ。ここにさらにキモウト無双も加算されるわけで、そりゃ半笑いで見るしかないよね。一回りして面白い系、だな。「ジョジョ」はまあ、原作がしっかりしてるから。

日曜日。「トッキュウジャー」友情以上恋愛未満のあたりでいろいろお話が動いてる感じが。ライトを中心にしたメンバーの信頼関係みたいなもののいい感じ感、が割に気持ちいい。「鎧武」は劇場版「キカイダー」のプロモを無理やりねじ込んできた、的な。お話的には大きな破綻もなく、上手にまとめてきたと思うけど肝心のキカイダー、これ、金払って劇場に観に行きたいと思えるものに仕上がっているかなあ。基本的に自分、等身大ヒーローにあんまり感情移入できないタイプの人間なので点数辛くなりがち、ってところもあるとは思うんだけど、そこを差し引いてもこれ、2014年に観たい画なのかね? ってところはあるんだよなあ。


2017-05-18 この日を編集

[web] 今日のspam

んまあPOPFileが弾いてくれたので特に影響はないんだけど、ちょっと新手感があるなあと思ったのでご紹介。Fromが"日本郵便株式会社 <deliverypost@post.japanpost.jp>"、Subjectは「EMS配達状況の確認 - 郵便局 - 日本郵政」。内容は以下の通り。

からのお知らせ日本郵便株式会社

配達員が注文番号 7364550190484506 の商品を配達するため電話で連絡を差し上げたのですが、つながりませんでした。 従ってご注文の品はターミナルに返送されました。 ご注文登録時に入力していただいた電話番号に誤りがあったことが分かりました。 このメールに添付されている委託運送状を印刷して、最寄りの郵便局 - 日本郵政取り扱い郵便局までお問い合わせください。
このEメールアドレスは配信専用です。このメッセージに返信しないようお願いいたします。 EMS(国際スピード郵便) - 郵便局 - 日本郵政

で、拡張子.docのファイルが添付されているという。こいつを開いたらアウト、って事なんだろうかね。ちなみに注文番号7364550190484506をゆうびんホームページの追跡サービスに食わせてみたら、お問い合わせ番号の入力桁数に誤りがありますと言われましたよ。ま、見るからに桁が多すぎますわな。とはいえからのお知らせ日本郵便株式会社などという出オチがなかったら、うっかり真に受けちゃったかも知れないね(^^;

[Baseball] マケタデー!

T1-2D。久々のタコ焼きスコア。メッセ12奪三振の力投だったんだけどジョーダン相手の打線の決め手の無さの方がダウナー方向で上を行ってしまったか。故障明けの上本に期待かけすぎじゃ無かったかね。好調だった選手と今好調な選手なら、今好調な選手を優先した方が良いと思うんだけど。

明日から神宮でヤクルト相手、初戦は岩貞投手、嫌な予感しか無いんだよなあ…。


2018-05-18 この日を編集

[Baseball] カッタデー!

D1-2T。新人高橋遥、よく頑張ったと言えるのでは。ロサリオはなんか掴んだのかねえ…。

[Anime] 定期視聴番組

水木分。「グランクレスト戦記」、テオ様の狙いは世界を三国志状態にして、そこから何らかの和平策を探っていこうと言うことなのかな。残り話数、あんまり無いですけどどうなるか。

木曜深夜、「多田くん」、多田くんは恋をしないかも判らんが多田くんの妹は恋してた、ってお話。他のキャラクタの恋バナで肝心の多田くんとテレサの恋バナにお話を追い込んでいく、って狙いなのかしらね。

「ヲタクに恋は難しい」、このオタク・スタイルはかなり理解できるし共感もできるんですが、これって今風なオタクの基準からしたらレア・ケースなのかしら。普通に生活してる人のオタク・ライフって案外こんな感じなんじゃ無いかと思うけど、これがユニークだ、と思うオタク諸氏はどの程度いらっしゃるのだろう。画やお芝居で、これはこれで面白いものになっているとは思うのだけれど。

「こみっくがーるず」、吉野家先生怖浦先輩のアドバイスでかおすが何かつかんで一歩先に進む…話があるのかと思ったらそこは割といい加減で、むしろメガネ女子萌え、エピソードに行っちゃうという…。こゆめちゃんも連載が決まって、いよいよかおすだけが取り残されて…ってところは割と先延ばしの方向なのね。

[News] 訃報

女優、星由里子さん(asahi.com)。「先生、双子です!」があまりにも印象的。あと、「世界大戦争」の「コウフクダッタネ(これは宝田明さんの方ですけど)」も…。74歳は早すぎでしょう。残念です。

さらに早すぎの63歳で逝去された西城秀樹さん(asahi.com)。オレと4つしか違わないんだ、ってところでおののいてます。オレもいつ死んでもおかしくないゾーンに来てるんだなあってことで。


2019-05-18 この日を編集

[Day] とうとう保育園児になっちゃった

昨日から少々下痢気味だったカミさん、今日は透析の日なのでお医者様にお腹のことも話しなさいよ、って言って送り出したんだけど、帰ってきたらカミさん、「先生が中央(病院)に連絡してくれたんでこれから送って」と。中央病院はカミさんがずっと入院してた病院で、担当医の先生にお腹の件、看てもらえるように手配してくれたのかな、なんて思ってタクシー呼んで中央へ。

救急外来で「電話あったと思うんですけど」って声かけたんだけどなんか一向に要領を得ない。「聞いてないんですけど、念のため(透析受けてる)クリニックに確認してみます」って。待つことしばし、クリニック側の担当者の方からオレに「お腹の調子が悪い、と言うお話は聞いたので頓服は出しておきましたが、中央に連絡、というのはこちらからはしていないのですが…」ですって。

早い話、カミさんがそう思い込んでしまったと言うことのようね。

薬の影響なのか、入院中から記憶が飛んだり、ちょっと判断力があやふやな時はあったんだけど、今回はお話が結構リアルだったのでこっちもうっかり信じ込んでしまった。結果、2000円払って病院での休憩含む30分のドライブでおしまい、というね。クリニックの担当者さんからは、「これからは連絡ノート作って、今日何をやったかはお伝えしますので」なんて言われちゃった。妻よ、キミ保育園児並の扱いになっちゃったぞ(苦笑)。

[Books] 天空の防疫要塞

天空の防疫要塞(銅大/著) 銅大 著
カバーイラスト 浅田隆
カバーデザイン 早川書房デザイン室
ハヤカワ文庫JA
ISBN978-4-15-031369-2 \900(税別)

上質のジュヴナイル

銀河系に広く播種を行った未来の人類。ある人びとは冷凍睡眠状態で辺境の惑星へと移民を行い、またある人びとは宇宙を巡る採掘船団を故郷として…。ある時、人類は<空食い(コスモファージ)>と呼ばれる謎の機会生命体と遭遇、交戦状態に入っていた。<空食い>たちには人類のような征服戦略のようなものはなく、ただ自然災害のように周りの星団を我が物として進むだけの存在。コミュニケーションの取れない異物との戦いは数次にわたり、人類側の資源は枯渇気味。そんな時辺境の惑星、プリルにも人類側の使者が<空食い>との戦いのための協力を要請するためにやって来て……

で、プリルに住む移民団の少年マックスと、採掘船団の少年エランが出会い、仲間たちと共に<空食い>と戦う防疫団のメンバーになって、<空食い>との決戦に臨む第一部と、それから300年後、一応の平衡を保つことに成功した人類社会で、(いろんな事情で)冷凍睡眠から醒めたマックスたちがある意味硬直してしまった人類社会に風穴を開ける第二部、と言う構成。著者の(あかがね)大さんは鷹見一幸さんの「宇宙軍士官学校」シリーズに設定協力で参加されている人。んで本書ではその鷹見さんが解説を書いていらっしゃる。お互い通ずるところがある、って事なんだろうかね。まあギャグが少々オヤジ方面に流れがち、ってあたりは共通してるかも知れんけど(失礼)。

その上で本書、ジュヴナイルとしてとても良い出来に仕上がっている、と思う。少年が自らの資質を精一杯発揮して南極に立ち向かう、と言う図式とか、あまりナマな方面には行かない程度の恋バナとか、良い感じに抑制が効いたお話に仕上がっていて大変好感が持てる。良き指導者(メンター)、尊敬できる年長者、外道過ぎない悪役たち、とキャラの立て具合が非常に良い感じなのだね。

その上でケチを付けるなら、第一部と第二部にほぼ関連性がない、ってところだろうか。第一部の強大な敵である<空食い>が第二部ではまったく顔を出さない、って構成はどうしても物足りなさがある。ここはどうかして第二部にも繋ぎを残して欲しかったな、とは思います。

それでもジュヴナイルSFとして、とても良い作品だと思う。これはこれできれいに終わっていると思いますけど、続きがあるならそっちもぜひ読みたいと思います(w。

★★★☆


2020-05-18 この日を編集

[Day][逸級介護士] お掃除魔神、来襲

三週間ぶりに従姉妹殿。ここのところカミさん全体的に不調で、食欲もあまりないしお風呂も1週間入ってないしで、こっちが言ってもなかなか言うこと聞かないんだけど、そこは生まれた時からつきあいのある従姉妹殿の言うことは聞くのね(^^;。一応適当に掃除したり、買い物行ったりしてる間に従姉妹殿がカミさんの面倒みてくれて、髪染めたりお風呂に入れてくれたりしたんでとても助かりました。

晩飯はオレ、倅、従姉妹殿がカトーケ・フライドチキンに大根サラダと赤ワイン、カミさんにはほうれん草のおひたしと焼き鮭に白ご飯、チキンもちょっとつまんでそこそこ食べてくれた。

自分は毎日見てるから気がつかないけど、久しぶりにカミさん見た従姉妹殿は、「痩せすぎだな」と。そりゃ食わんからねえ…。コロナ禍もあるけど、ちょっとずつ体動かして、お腹空かせてなんか食わさんといかんな。いきなり食べると吐いちゃうこともあるんで、注意が必要なんですけど。


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懐かしさ満点

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ジュヴナイルとしてなかなか良質

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