ばむばんか惰隠洞

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2004-06-06 この日を編集

[web] いくぜぃフェチ! 合点だ!

えー、世にフェチネタはさまざまあるわけで、たとえば鼻責めフェチ(18禁)、なんてな方の存在はつとに有名だったりする訳だが、今回ご登場は実に珍しい、剃髪フェチな方のサイト、逆癒系列。なんつーか、普通に(いや、すばらしく)上手い方なんだけど、なぜにそこまでつるつる頭にこだわりますか。いろんな世界があるものだなあ。

[TV] 定期視聴番組

「頭文字D Second Stage」、「光と水のダフネ」、「機巧奇傳ヒヲウ戦記」、「特捜戦隊デカレンジャー」、「仮面ライダーブレイド」、「ふたりはプリキュア」。

デカレンジャーはキレイどころふたりフィーチャリング(#17 ツインカム・エンジェル)。揃ってマヌケぶり全開の男性陣、最後は人間餃子にされかかる、ってな展開も、ジャスミンたんウメコたんのサービスショットも結構なんですが、うーむ、子供番組、しかも朝っぱらから飲酒大推奨、ってそれ、大丈夫なのかぁ? ボスの「飲んだら乗るな!」には笑ったけどね。あと、変装はウメコの特技だと思ったんだけど、あれはキカイの力で誰でも使える物だったの? エンディングもお話に併せて女の子二人を前に出した新曲。仏頂面で「♪chu chu chuー」と合わせる青の人にややウケ。

ブレイド(#20 標的は虎太郎)の方はあれだ、わー、幼稚園バスー(^^;)。なのにその幼稚園バスが最終的にどうなったのかをちゃんと描いてくれないので激しく不満。本日から新しい上級アンデッドが登場した訳なんだけど、この方もやっぱり短命なんでしょうなー。

[Day] 酔っぱらいの言うことに真面目に反応してはいけない

…のは重々承知してたつもりだったんだけど。

買い物から帰ってきたカミさん、「なあなあ、もしかして『和』(と書いて"なごみ"と読む。昨日飲みに行った居酒屋)の大将、またお釣り間違えたんかなぁ。5千円札が一枚、多いんやけど」だって。

………あのなあ、昨日の帰り道、「勘定1万円超えたから半分だしてやー」と言ってワシから5千円ふんだくったのはお前だろうがよ。「そーやったー? 酔っ払ってたから憶えてないもーん」…ええい、40代もそろそろ折り返し点のおばはんがブッてんじゃねえぞこら。くそっ、酔っぱらいのあしらい方を間違えて5千円損した。


2005-06-06 この日を編集

[TV] 月曜時代劇 (22:41)

「名奉行 大岡越前」が微妙に面白い。閻魔大王のお像に罪ひっかぶせて本来の下手人(もちろん善人)の罪は問わない、とか、結構「大岡裁き」にトリッキーな要素持ち込んでたりするのが結構楽しい。大岡様が奉行所の職員たちからは割とけむたがられてたり、お奉行が裁きをやってるとき、フスマの後ろでその職員たちが盗み聞きしてたり、突然変なことをお奉行様が言うもんだから、書記官の手がふと止まっちゃったり、妙に細かいところが面白かったりするのね。加藤剛版の人情話もいいけど、こういうのも悪くないかも。いろんなところで「暴れん坊将軍」スタイルの流用ではあるんだけども。

んで将軍様よろしく街に出て自分で捜査を行うお奉行様の手足になって働くのが若い同心、池田大介。どっかで見たような、そうでもないような、って思ってたんだけどやっと判った。このおにいちゃん、カリスマ整体師ことアバレブルーでありました。お奉行様とはツーカーの老門番で恐竜屋のマスター、奥村公延(幻庵先生ですわなー)だったり、意外に爆竜な時代劇だったりするのも楽しいかも。まあ特撮役者さんが時代劇に顔を出すのは良くある話だけども。

それはそれとして、今日でいったん「水戸黄門」が終っちゃうのは悲しいなあ。お昼の将軍様の再放送が、本放送の時に放映時間帯が夜7時になっちゃって見ることができなかった、無印(順番の上では"X"になるんですが)シリーズが始まったのは歓迎なんだけどね。

[Comics] お買い物 (23:24)

ゆうきまさみ「鉄腕バーディー」(9)。うわー、ウフコックの大群だー。ちょっと萌えー(ぉぃぉぃ)。こういうノリはゆうきまさみ、うまいよなあ。

[PC] 何がいかんのか判らんのだけど (23:56)

OpenOffice.orgの不調なのか。そもそも使っているマシンが不調なのか良くわからないのだけれど、ここのところOOoのデータが前触れなしに吹き飛ぶことが多くてやや閉口。古本屋のデータはOOoで管理しているのでね。これが吹き飛ぶと大変なんですわ。とりあえずVer.2.00ベータ版であるところのVer.1.9.79から1.9.104に上げてみたんだがさてどうか。そう言えば仕事絡みでも、OOoのデータが、微妙に元(Excelの)データとは違う結果になっちゃって、そこで一手間余計に必要になってしまったりすることがあったりするし、てかそれでまさに今、ちょっとドタバタしちゃったし、オフィススイーツのデータの共用性ってのも、案外頼りにならんものだなあとは思ったり。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

りつこ [バーディ。何気なく買ったのがリメイク?前の物でしたわ。1巻で終わっちゃっいましたよね、あれ。 しかし小中千昭によるO..]

ROVER [ううむ、OVAは見たことないんですが、ゆうきさんの絵はアニパロ時代からかなり好きです。特にお尻の垂れ具合がわたくし好..]


2006-06-06 この日を編集

[Day] バテ中 (15:38)

先日カミさんがヤケに念入りにトイレ掃除してたのに触発されて(なんだそりゃ)、昼飯食ったあとにカビキラーまるまる一本ぶち込んで、大お風呂掃除大会。あー目がシブシブする。カビキラーの匂いしか感じねえ。ビール飲んでもうまくねえ。

一時間ぐらいかがんでごそごそやってたせいか、腰も痛いや。ビール追加な(誰に向かって)。

[Books] あ、あんた誰? (23:07)

4150115591 というわけで無事、「解放されたフランケンシュタイン」もお買い上げ頂きました(ありがとうございます)ので、また未読の新刊の方に移ろう……、ってことでニーヴン「リングワールドの玉座」を読み始めた訳なんだが、……キミら、だれ? ハミイー? あああのヘンなロボットの、ってそれはジャガーさん。

ああ、<話し手>の彼がそういう名前になったの……、ん? 何でオレは覚えてないんだ? ルイス・ウーとティーラ・ブラウンの名前は覚えてるのに他はさっぱりだぞ。

もしかしてオレ、「リングワールドふたたび」読んでなかったりする?

うーむ、そういえばオレ、「リングワールド」の続編といえば「リングワールド・エンジニア」だよなってずーっと思ってた(いや、そうなんだけど)もんなあ。読んだつもりでまだ読んでなかったりするのじゃろか。幸い古本屋に「…ふたたび」の在庫はあるけど。念のためにそっちをおさらいした方が良いのかな。

とはいえそうまでして読みたい作家でもないしなあ、ニーヴンって。コイツはしばらく放っといて、先に別のんに手をつけちゃおうかしらん。

[web] 今日のspam (23:14)

Subjectにウケた。"主婦と友"だって。内容はどってことなかったんだけどね。


2007-06-06 この日を編集

[PC] マウス買ってきた

B000E7PF5Eソフマップで物色、っていまやボールマウスなんてのは絶滅危惧種なんですね。ソフマップにはコイツと、その親戚で一回り小さいヤツしか置いてなかった。光学式って妙に調子出ないんで、やっぱりマウスはボール式が良いんだけどなー。昔々のASCIIの、ボールが鉄のヤツとか、懐かしいな。あの重さが結構良かったんだけど。

お値段お高めの重厚なボールマウス、なんてのには需要はないんですかね。年寄りの中には、喜んで買う向きも一定数居るような気がしないでもない……

いないか、そんな変なヤツは。

[Comics] お買い物

ひとひら 3巻(桐原いづみ/著)ひとひら 2巻(桐原いづみ/著)ひとひら 1(桐原いづみ/著)それでなくてもたまに「街行く(都会に出てきた富山県人がつい口にして失笑を買うフレーズ。『ま』にアクセント)」と、つい嬉しくて本屋に突撃してしまう難儀な正確な上に、深夜のアニメやら主役の麦ちゃん役の樹元オリエがやってるwebラジオやらのおかげで、どこかのスイッチが入ってしまったらしくて。桐原いづみ「ひとひら」(1)、(2)、(3)。もうすぐ(4)も出るんだったかな。アニメの方は今、3巻の途中あたりまで来てるのね。

んさて、感想はかなり微妙。「線」は大変きれいなのだが「絵」がとても上手いというわけではない(というか、あり得ないポーズが特に序盤は頻発している)。それ以上に困るのが、画面構成がかなり下手なこと、だろうと思う。フキダシの配置の具合がおかしくて、しばしばどのフキダシが誰のセリフなのかが掴めなくて混乱してしまうの。必要な絵が抜けているので、そのセリフは誰ですか? と思うこともあった。

3巻になってかなりこなれてきているかな? とも思えるので、ここらはこの後、良くなってくるのかも知れないけれども。ただ、ここまでは、よく考えられているストーリーが、上手く画面に反映されているとは言い難いって所かな。

そこそこ楽しいし、涙腺調節バルブが緩んでるワタシ的には、それなりにうるっとできる所もあるので、続きも買おうかな、とは思っていますが。

本日のツッコミ(全7件) [ツッコミを入れる]

もんちぃ [ここに居ります。未だにパソコン工房でバルクのIntelliMouthを買ってます。]

rover [マイクロソフトの(ナスビ型じゃない)小さい方のマウスがすごく好きなんですけどねー。ソフマップのマイクロソフト製品コー..]

P2 [しっかりしたボールマウスって絶滅しましたねぇ。かくいう自分は早々に赤外線式にした口ですが、お気にメーカーの製品&ドラ..]

もんちぃ [ボールマウスは初期位置に戻す際の着地にショックを吸収してくれる感じや、手の中で転がす感じが好きなんだけど光学のはそれ..]

タカハシ@ケイオーセン [さまざま記憶喪失状態でご無沙汰です。 私、ここ数年すべての作業をトラックポイントだけでこなしておりますので、マウスの..]

rover [そそ、転がす感じ、大事(^o^)。あとさ、光学マウスって突然カーソルがあさっての方向に飛んでいったりする感じあってそ..]

rover [>たかはしさん お忙しいようでご同慶(か?)。 そうそう、過分な賄賂をありがとうございました、と今中様にお伝え下さい..]


2008-06-06 この日を編集

[Books] ワイルドファイア (24:22)

97840627605159784062760522 ネルソン・デミル 著/白石朗 訳
カバー装画 久保周史
カバーデザイン 岩郷重力
講談社文庫
ISBN978-4-06-276051-5 \1048
ISBN978-4-06-276052-2 \1048

いろんなものがガレキに埋まっちゃった

「ナイトフォール」の事件から1年。今も連邦統合テロリスト対策特別機動隊に属するジョン・コーリーは、休日を前に同僚のちょっと不可解な任務の話を聞かされる。テロ、なかんずくイスラーム勢力からのテロに対する警戒活動を行うのが主任務のはずの彼の部署にあって、同僚にして友人の元警官、ハリーが受けた任務は、自国の経済界の大物の監視。イスラームとはなんの関係もなく、強いて言うなら少々極右傾向の思想を持つ人物、と言うプロフィルだけが明らかになっている石油王の監視を、今、なぜ? たまにはこんな軽い仕事もあるのかも、というハリーを送り出したジョンの心には、しかし微妙な引っかかりもまた、残っていたのだが…

ナイトフォール」のエピソードから1年、件のストーリーと直接的な繋がりはないが、同じ時系列で同じ主人公が活躍するサスペンス。毎回イヤっちゅーほどに軽口を叩きまくる特攻野郎、ジョン・コーリーなんだが、さしもの彼も、自分が玄関に到着した直後、その同じビルの上層に旅客機が突っ込み、瓦礫と、そして人間が降ってくるのを目の当たりにしては、さすがにその舌鋒にも少々翳りが出てしまうのだな、と言うあたりが見えてくるあたりは、"9/11"をテレビの画像で、外国で起きたこととしてしか認識していない自分らと、自分の国がテロの標的であることをかなり強烈な形で認識させられてしまった国の人間とでは、その受け取り方にずいぶん温度差があるのだな、とは感じさせられる。

本書のタイトル「ワイルドファイア」とは、とある条件下で発動する極秘の計画の秘匿名であるのだが、それが実在の何かの翻案であるのか、単なる都市伝説の類であるのかは想像するしかないのだけれども、そういうものがあったときに、それをある程度肯定する立場で、著者であるデミルが話を進めているあたりに、"9/11"ショック、みたいなものがアメリカ国民に与えた衝撃の大きさを改めて感じざるを得ない。デミルはそもそも兵士に対するシンパシィの強い人で、そういう意味ではまあ右寄りというか、どちらかというと保守的なスタンスの作家(元国務長官の息子が書いた小説に推薦文を寄せたぐらいですし)であるという認識もあるんだけど、それにしても、

この商売に身を置いているかぎり、いくら用心しても用心のしすぎということにはならないし、だれが自分たちの友人で、誰が敵かをつねに把握しておく必要もある。それがわからない場合には、銃につねにオイルをさし、実弾を装填して、いつも身近に用意しておくべきだ。

と主人公にいわせてしまう時点で、デミルもパックス・アメリカーナで世の中が動いていけばいいんじゃね? と思ってる人の一人でしかないんだな、と思わされ、そこで少々失望せざるを得ないかな。

お話の本体は、さすがにデミルで退屈はしないんだけど、何人かのキャラクタの造形(っていうか、それをいうならそもそも主人公、コーリーの描写自体がややあやふやになってしまってるんだけど)の突っ込みが甘いところもあったりして、その辺も併せてそこも少々失望。CIAの彼の正体が実は彼だった(すいませんね、わかりにくくて)、ぐらいのアクロバットを期待してたんだけど、構想やバックグラウンドのスケールの大きさが、ストーリーに上手く返ってこなかったような残念感はあるかも。

★★★

[News] 訃報 (24:32)

宇宙大元帥、野田昌宏さん(mainichi.jp)。わたしゃ多分、SFより先に、第二次世界大戦ブックスの中の一冊、「P51ムスタング」で野田さんの文章に触れていたと思う。どう贔屓目に見てもダメ訳な本のオンパレードな件のシリーズの中にあって、野田さんが訳した本は、そもそもネタが最強のレシプロ戦闘機と言うこともあり、リズムとテンポ、活きのよい文体でムスタングの活躍を存分に楽しませていただいた憶えがある。SFのフィールドで野田さんのお名前を認識したのは、その後でしたわ。

「SFは"絵"だねえ」。まことにもってその通り。人の一生なんて、他人からはあずかり知らぬさまざまな事情もあったのだろうとは思うけれど、諸事情などわかりようもない赤の他人から見たら、まこと"絵"になる一生をお送りになられた、と思える。「銀河乞食軍団」の続きが読めないのは少々悔しいものがあるが、それはそれとして本当に、いろいろなところでありがとうございました。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●野田昌宏さんのご冥福をこころからお祈りいたします。 ●野田さんの「べらんめぇ」な翻訳がなければ、キャプテン・フュ..]

こじま [なんだか、続くなぁ、と感じています。 トークショーなどで直にお会いしたかった方です。ご冥福をお祈りします。]


2009-06-06 この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (23:58)

本日も飛行機の本の表紙のスキャニングをしながら「黒神」、「シャングリ・ラ」、「東のエデン」、「リストランテ・パラディーソ」、「仮面の忍者 赤影」、「タユタマ!(野球延びたんで頭の10分だけ見れました)」、「バスカッシュ!」、「けいおん!」、「パンドラハーツ」。基本的に作業の手が止まらない感じのラインナップですな。「けいおん」のOPがちゃんと5人体制になってたのにプチ感心したぐらいか。

[F1] またうっかりしてた…(24:03)

今週はトルコGPだったかー。すっかり忘れてた。結果だけ見たらまあ、今年のシーズンらしい順番、かな。とりあえずフェラーリはどん底を脱しつつあるのかな? 逆にマクラーレンはいまだに苦労が絶えない様子に見えますな。


2010-06-06 この日を編集

[TV] 定期視聴番組

「Angel Beats!」、「けいおん!!」、「会長はメイド様!」、「聖痕のクェイサー」、「天装戦隊ゴセイジャー」、「仮面ライダーダブル」、「ハートキャッチプリキュア!」、「鋼の錬金術師」。

天使の真の目的を知り、なんとかこの世界の連中を成仏させようと行動を開始する主人公。今週成仏したのはガルデモの新入りヴォーカル。ああ、キタエリだったのか。いい話にしたかったのかも判らんけど、なんか唐突ね。「けいおん!!」は、本編かと思ってたらそれはただの京アニのCFであったことがいちばんの驚きであった。「メイド様」は激しく低調。「クェイサー」はラストに向けての定番パターン、「ここはオレにまかせて、お前は先に進め」な展開。ただこの先、もう一つ二つ、波乱があるんでしょうな。

日曜朝。新戦士、ゴセイナイト登場の「ゴセイジャー」。ん、声の人はレッドブレイバーではないですか。ライダーがバイクに変形するんだから、戦隊ヒーローがゴセイヘッダになってもなんも問題ねえだろ、って話(そうか?)。新たな敵、幽魔獣の幹部たち、「キングコング」は判るとして、マクインさんってのは元ネタは何なんだろ。スティーヴさん?

フィリップの本名がライトらしく、園崎家とも何やら因縁のある存在だってのは、これまでにも仄めかされてはいたけど、そこをはっきり描いてきた「ダブル」。この辺の事情はあれですか、劇場場を見てないと分りづらい系なんでしょうかね。今のところは辛うじてついて行けてますけども。所長がどんどんいいキャラになってますなあ。

「プリキュア」はやたら暑苦しいキャラが彼我で入り乱れる、みたいな。完全に浮世離れしたお母さん役に17歳の人、その息子さんが初代傷の男。おっかさんはすぐ判ったけど、置鮎さんの方はクレジットみて「ああそうだったか」と。

いよいよ最終局面の「ハガレン」、後はどう話を畳むのか、ってところだけって事になるか。ガイア理論みたいなもんでうやむやにしないでくれることを期待しておきますです。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●鋼の錬金術師はコミックス最新刊を追い抜いてしまったようなので、今週から見ないことにしました(笑)いや、録画はするん..]

rover [ああそうか、コミックスで追いかけてると逆転現象が起きてしまうんですね。割とその辺気にしない方なので、今月発売のガンガ..]


2011-06-06 この日を編集

[Books] 地球移動作戦

地球移動作戦 上(山本弘/著) 9784150310356 山本弘 著
カバーイラスト 鷲尾直広
カバーデザイン 電光肋骨団 + S.I
ハヤカワ文庫JA
ISBN978-4-15-031034-9 \660(税別)
ISBN978-4-15-031035-6 \660(税別)

存在の耐えられないことはない軽さ

ミラーマターと呼ばれる、光学的にも電子的にも極めて認識が難しい物質で構成された小惑星、2075A。その調査に向かった宇宙船のクルーによって、ようやくその存在が確認され、新たにシーヴェルと呼ばれることになったその星は、調査が進むにつれて人類最大の脅威となることが明らかになってきた。地球の620倍の質量を持つシーヴェルは秒速290キロで太陽系方面に進んでおり、しかもその軌道は24年後に、わずか40万キロの距離で地球軌道と交差するのだ。このままでは地球は壊滅的な災厄に見舞われる。人類に生き延びる術はあるのだろうか…

「妖星ゴラス」のプロットに最新のSF的フカシをちりばめて、「ゴラス」をより意味が通るような形に再構成した作品。「ゴラス」しってるひとは時折ニヤリと出来るって特典があるけれど、別にそちらを知らなくても充分楽しめるものになっている。ただし自分的には、山本弘が作り上げた未来社会はすんなりとは受け入れづらいものになってしまっている。

ここで山本弘が構成したおおむね70年ばかり先の社会とは、ボカロとアイマス的メディアがニコ動に乗っかって人口の隅々まで膾炙して、そこに新しいメディアとしてのビジネスモデルが確立されている世界だ。その基本的なモデルの是非については自分も「あり」だとは思う。でもここで山本弘が描いているのは、現在ただいまのその世界が楽しいから、それはそのままこれからも残っていって欲しいなー、という彼が希望する世界だ。しかも悪い事に、ここにさらに、これまでも何度か彼の作品に関して言及した、「作家・山本弘」ではなく「と学会会長・山本弘」のアジテーション的ニュアンスも絡みあってしまっている。で、それはかなり、

気持ち悪い。

この気持ち悪さは本書の特に上巻には蔓延していて、読んでくこっちは「なんだかなあ」という気分で、なかなか自分のヨミススム・エンジンにしっかり火が入ってくれないところがあり、「これ大丈夫なのかなあ」って気持ちばかりが大きくなってきてしまったんだが、後半にはいってあんまり自分の戯言(失礼!)を絡める余裕が無くなってきたあたりから、お話はかなり燃える展開に移っていってくれたので一安心。

本書と「ゴラス」の一番大きな違いは、クライマックスにおける人類のふるまいだと思う。映画の方はやることを全てやった人類は、最接近するゴラスに対して、ひたすらじっと我慢するという形で描かれるんだけれど、本書ではここで、もう一度人間たちが圧倒的な力に対して抵抗する姿が描かれる。この改変に関しては全然文句なし。少々ベタな展開ではあるけれど、ベタだからこそ刺激できる涙腺もあるってものでね。そこの所はとても良い。

ただ、これは作家の哲学なのか、単に筆力が足りていないのかがわからないので何とも言えないんだが、全体として(前述した気持ち悪さ、ってところにも少々関連するのかもしれないけれども)描写が薄いと感じる個所も多くそのあたりで(燃える展開はありつつも)物足りなさも感じたかな。たとえばシーヴェル最接近、というカタストロフ・シーン、ニーヴン&パーネルだったら相当壮絶なシーンをたたみ掛けてくれたんじゃないかと思うけど、本書ではクルマに閉じ込められ、増水と戦う一般市民の描写のみ(や、もちろんこの前の震災で、それがどれほど恐ろしいものであるかはわかるのですが、それはそれとして)。全体に理屈で説明できる「手段」の部分の説明に隙はないけど、エモーショナルな部分やスペクタキュラな部分についての描写をするのは、この作家はあんまり好きじゃないか、得意じゃないのかなあとは思ってしまうのだった。結果としてはいくらでもディザスターSFの超大作に出来たであろうものが、出来上がってきたのは割と軽めのパニックSFに留まってしまっている、みたいな。

「妖星ゴラス」は自分にとって最高に好きな東宝特撮作品であるって事もあって、ちょいちょい「そうじゃないんだけどなあ」的気分になっちゃった、って事情は当然あるんだろう。それでも存分に燃えられる要素もあるし、総じて悪くない出来だとは思う。ちょいちょい挟まる原作映画リスペクト的描写(「金井! レバーを引け!!」も入れて欲しかったなあ)も楽しいし。でもなあ、やっぱり「面白いんだけど、何か軽いな」ってのが自分の感想です。

★★★☆

B00011P8LO

元ネタになった作品はこちら。昭和の東宝特撮のミニチュアワークの最高峰だと思います。


2012-06-06 この日を編集

[PC] iPadエミュレータ

TRちゃんがまた変なこと言ってきたのでなんじゃいな、と。基本的にこの人は必要な情報のごく一部だけを抜き出してこっちに投げてきて、こういうの出来ますかねー? って聞いてくるんだけど、そもそも彼の言う「こういうの」がどういうものなのかがさっぱりわからんところから話が始るので、そこを探るのが交渉の第一歩だったりするんだけど、三度ほどメールのやりとりをした結果、以前にやったサイトのトップのFLASHムービー部分をiPadでも見せたいと。でもiPadだからFLASH使えないので(最近はそうでもないらしいですが)、他の手段で実現させたいと。で、最初の「こういうの」ってのは、FLASHムービー的な処理をjQueryあたりで実現しているサイトを参考にしちゃくれまいか、って事のようですね。

とりあえずやって欲しいことは判ったし、それ自体はまあウチでも対応は出来そうだけど、一応iPadっぽい環境があった方が良いんだろうなってことでエミュレータ探してみた。割りと一般的なのはこれ? iBBDemo3。Adobe Air必須な上に若干日本語に不自由なところもあるらしいけど、まあいいか、動いてるから。

[News] 訃報

レイ・ブラッドベリ(→早川書房Twitter)。91歳はまあ大往生ということになるのでしょう。自分はあまり良いブラッドベリ読者ではなかったと思う。一番最初に来るのが「霧笛」で、それが取りも直さず「原子怪獣現わる」の原作で、この映画の特撮を担当したのがレイ・ハリーハウゼンで、この原作と特撮担当の二人のレイがハイスクールのクラスメートだった、ってところに妙な因縁を感じた、という…。

次に来るのがモー様のコミカライズ、ってあたりもヘナチョコで申し訳ないです。お詫びに「たんぽぽのお酒」…読まねえだろうなあ(^^;。

自分のことはともかく、たくさんのステキなお話をありがとうございました。安らかに。


2013-06-06 この日を編集

[Day] 仕事こねー

「あるで」って話からそろそろ1週間なわけですが、何の展開もないという。DG君仕事は毎度こうだから、こっちも半ばあきらめてはいるんだけど、前みたいに気がついたら1年近く経ってた、とか言うのはナシにしてよねー。

[Baseball] カッタデー!!

T2-1L。8回裏に勝ち越すことが出来なかった時点で、こりゃ延長だなと思って台所に立って洗い物をしている間に、マートンがサヨナラ本塁打でゲームセット。一番良いところを聞き逃しちゃったんだぜ。しかたない、テレビで良いとこだけ見せてもらうことにする。

先発メッセは出だし少々不安だったが徐々にいい感じに軌道修正していった感じ。立ち直ったのかなあ。打線は相変わらず。もうちょっと工夫しようぜ、特にそこの兄弟。まあ今日は西武の牧田投手が素晴らしかったってのもあるんだろうけど。

それにしてもパは油断できんチームばっかりであることだなー。楽天とかオリとか、何となくのイメージでお荷物球団みたいなイメージ持ってたけど、全然そんな事なかったぜ。どこもセの球団より、はるかにちゃんと野球してるよね。


2014-06-06 この日を編集

[Books] ブラインドサイト

ブラインドサイト<上>(ピーター・ワッツ/著 嶋田洋一/翻訳)ブラインドサイト<下>(ピーター・ワッツ/著 嶋田洋一/翻訳) ピーター・ワッツ 著/嶋田洋一 訳
カバーイラスト 加藤直之
カバーデザイン 岩郷重力+WONDER WORKZ。
創元SF文庫
ISBN978-4-488-74601-8 \840 (税別)
ISBN978-4-488-74602-5 \840 (税別)

一人称の陥穽

地球を包囲した65536個の流星群、それは異星の生命体が地球に送り込んだプローブだった。やがて太陽系の外辺に異星人によって作られた巨大な構造物が確認される。自らを"ロールシャッハ"と名乗る異星生物たちの調査に発進した宇宙船<テーセウス>に乗り組むのは吸血鬼、四重人格の言語学者、サイボーグ化された生物学者、極めて有能なのに平和主義者の軍人、そして脳の半分を除去された「統合者」たる主人公。彼らと"ロールシャッハ"の遭遇は人類に何をもたらすのか……。

恐ろしく読むのに難儀した本。こいつのせいで日記とかまで滞りまくった約一週間でありました。ワイドスクリーン・バロックならぬワイドスクリーン・プログレッシヴロックとでも形容したらいいのかね。トリッキーな構成、ハナから感情移入を拒否するようなキャラ立て、次々と投入される最新の科学情報を基にした、と思われるSF的なアイデアたち。それらがかなり無定見とも思える勢いでぶち込まれる本書は、

読みにくいことこの上ない。

先にも書いた通り、出てくる登場人物たち、それなりにSF的アイデアも盛り込まれていて決してつまらないわけではないんだけど、やはり感情移入できない、という一点において読み進めて行く上での困難はずっしりのしかかってくる。ここの辛さは終始付きまとうことになり、本書のイメージをよろしくない物にしてしまったんじゃないか、という気はしないでもない。自分はそっち組で読んでる間中「あんた何言ってんだ?」感ばかりが先に立つ読書感覚であった、ことは否めない。

なんだけど、印象が変わったのは巻末の著者の「謝辞」を読んでから。いくつかのことが読み終わって、この「謝辞」を読んで初めて「ああ、そういうことだったのか」というのがわかって、で、そこがわかる(というか取っ掛かりがもらえる)と逆に本書の方の評価がちょっと上がるような不思議な本。

本書は言ってみれば「意識」と「無意識」ってなんなんだ? ってところに斬りこんだ作品といえるんだと思う。で、そのキモになるのは「一人称で語られていることどもの人称は本当にそれで正しいのか?」ということだと言えるのかな、と。巻末の「参考文献」で語られる、なぜ仮想的な一人称の語り手が、特定の認知システムにおいて突出した存在になるのかというのは、かなり本書のテーマに深く斬りこんでくるようなテーゼたり得てるのではないか、と。

正直しっかり読み切った、とは到底言えない本だし、小説本体を読んだ限りでは何とも言えん消化不良感ばかりが残るようなお話。ただ、オマケ(参考文献の話とか、テッド・チャンの解説とか)を読んでみると、意外に侮れない何かがあることもなんとなく見えてくる本、とは言えそうな気が。口が裂けても「面白い!」とは言えんけど、「なんか凄い事やろうとしてるんじゃないかしら」的な引っ掛かりは、本を閉じたときにしっかり残るような本ではございました。

★★★


2015-06-06 この日を編集

[PC] 深刻なデータクラッシュ

割に真剣に心折れてる。


2016-06-06 この日を編集

[Oldbooks] 古書神が通りすがった

かなり小さめだけど買い取り依頼が。多分女性だと思うんだけどちょっと毛色がおもしろい方向にシフトしてて、こういうのもアリかな、ってんで予価を提案させて頂いたら快諾して頂けて一安心。楽しみに待たせて頂きますよ。


2017-06-06 この日を編集

[Baseball] カッタデー!

Bs4-11T。金子投手相手で初回に2点先取された時点で今日は負けかな、と思ったんだけどそんな事はなかったぜ。球界屈指の名投手を打ち崩して大勝。ABCラジオじゃ解説の岡田はんがキャッチャーの優劣で分析してはったけど、なるほどなあと。

なんにせよ交流戦負け無しのオリックスに緒戦で勝てたのはよかったよ。これで3タテはなくなったわけだもんね(^^;。

明日はノーミサン。期待しても良いのかなあ。


2018-06-06 この日を編集

[Day] 雨やまねえなあ

画像の説明でもレンズキャップがないのはイヤだし、特に喫緊なタスクもないのでお出かけ。レンズキャップはハーバーのソフマップにあったので助かりました。あと、ちょこちょこ小物買って撤退。こういう路地にも勇気出して入ってみたいんですけどね。まだちょっと、そこまでは……。

[Anime] 定期視聴番組

「ひそねとまそたん」、いきなり「君の名は。」が始まったのかと思ってビックリしちゃったぜ。ここまで張ってきた伏線の一部を回収する話。陸軍がラバウル? なんて思ってんですけどちゃんと陸軍も部隊は配属していて、その中には百式司偵もあったんですね。へぇボタン連打しときます(^^;

[Books] メカ・サムライ・エンパイア

メカ・サムライ・エンパイア 上(ピーター・トライアス/著 中原尚哉/翻訳)メカ・サムライ・エンパイア 下(ピーター・トライアス/著 中原尚哉/翻訳) ピーター・トライアス 著/中原尚哉 訳
カバーイラスト John Liderto
カバーデザイン 早川書房デザイン室
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-012179-2 \720(税別)
ISBN978-4-15-012180-8 \720(税別)

熱血ボンクラ成長譚

日独が勝者となった第二次世界大戦から約50年。1990年代半ばの世界では勝者のはずの日本とドイツの間のしこりが大きくなっていた。建前上は八紘一宇を唱える日本と、アーリア人至上主義を唱えるナチス・ドイツとの間の軋轢は修復不能なところまで来ていたのだ。アメリカ西海岸で暮らす少年、誠は戦乱の影響で両親を失い、政府が指定する後見人の元であまりおもしろいとは言えない毎日を送っていた。勉学も疎かにゲームに耽溺する誠だが、それでも彼の目標は日本軍の精鋭、メカ・パイロットになること。だが現実はそう甘くはなく、試験はあえなく落第。それでもなんとか民間の警備会社に潜り込むことができた誠だったが…。

前作は割と「スカスカしてんなー」って感想だったんだけど、一応の続編になる本作はぐっと読み味は変わってて、かなり密度の濃い、少年の成長物語になっている。一人のボンクラが、キツい鍛錬を経て一人前の兵士に成長していく、というテーマがあまりブレないので、お話をしっかりと追いかけていける構造になっている、ってところが大きいのだと思う。まずお話としてしっかりしているのだね。

その上でそのお話の彩りとして様々なガジェットがふりかけられていて、そこには一種のディストピアSF風味や、昨今のSFの大きな潮流のひとつになっているヲタク趣味満載状態ってところが今風と言えるか。

一種の時間改変SFの味わいとしては、日本とドイツが世界の支配者となり(んでもって、どうも何かあった時の調停役がイタリアらしいですぜw)、一方は皇国史観で世界を総べようとし、もう一方はアーリア人純血種が至高、の観点からそこに属さない種族に対しては圧倒的に無慈悲になれる世界、そこは前作でもちょっと語られた、もしかしたらあったかも知れない自由の国アメリカ、のニュアンスも介入した一種の混沌が浸透している。ここに表向きは友好国でありながら水面下では激しく敵対している日本とドイツ、そこでは互いに相手を打倒すべく新たな戦力の開発競争が行われている。そこで両陣営が選んだ方向性は、ってのは読んでのお楽しみ。ざっくり言うならあれだ、悲しみの王子vs怒りの王子(w。

さらにここに、様々な日本ネタが、これ日本人以外にわかるのか? ってレベルでぶち込まれてるあたりが本書の特徴と言えるのかな。この日本で読むべき小説家はアンノだったりミヤザキだったりするし、世界的なメカ・イラストレーターにナオユキ、なんて人がいたりするのね(^^;。

そんな、ある意味目配せを抜かりなく配置しつつ、先にも書いたようにお話自体はシンプルな少年の成長物語、ってところから足を踏み外すことなくその範囲内にとどまってお話を進めてきたその按配は、読むには楽しいが何かを伝えてもらうには何かが足りない、って感じかな。すばらしく面白いのですがそれだけです、という…。それの何が悪いねんと言われたら返す言葉はないのですが(^^;。

★★★☆

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まなたけ [あら良い写真。 実家に帰って、撮る写真は、更に自然ばかり、になってますけど、 こーゆー、雑多な、人間が作った街の、、..]

ROVER [こういう路地に一軒か二軒、馴染みの店があるとちょっと良いんですけどね。でも新開地なんだ。ほろ酔いになったあと電車で帰..]


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