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週に一度は背取り旅しよう、と思いながらなかなかタイミング取れないんだけど、今日は仕事も一段落してるし、いっちょ行ってみるべえ、と。で、木曜日はあちこちの古本屋さんがお休みだぞ、と。古本よりも新刊物の本にお金を使ってしまった(つoT)。
というわけでいつもよりずいぶん速く新開地にたどり着いてしまったので、何の気なしにパチンコなどしてみる。京楽の「お竜さん」ちう羽根モノ。あっちゅう間に2000円持ってかれて、退却かのうと思ったあたりから地味ーに入り始めて、結局3時間ぐらい遊ぶ羽目に。気がついたら終了してますた。16000円ゲットだぜ。それにしても最近のパチンコ屋の店員って、応対が丁寧になっとるねえ。「お客様、そこで終了とさせて頂きます」とか言われたら、なんか背筋がぞわっとしますわ。やっぱオレは「にーちゃん、終了やでぇ、手ぇ離してやー」の方がしっくり来るなあ。
それはともかく。
小泉くん三宮に来てたのか。一目見とけば良かったな。
小川一水 著
カバーイラスト 前嶋重機
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫JA
ISBN4-15-030761-X \720(税別)
人類が故郷である地球を捨て、さまざまな惑星に移住し、独自の文明を発展させた時代。移民とそれに続く各星系ごとの軋轢などから、各星系の文明はいったんやや後退し、各星系がそれぞれ、ごく細い通商路のみで繋がれた緩やかな孤立状態にあった。そんな星系でも辺境に位置する惑星レンカ。強大な陸軍の力で複数の種族を併呑し、表向きはレンカ帝国の元、ようやく統一なったかに思えたこの惑星を突然の惨劇が見舞う。首都直下の超巨大地震。国を挙げての祭事の最中、しかも夕刻に発生した巨大地震は、王宮、議事堂を廃墟と化し、そこに集う王族と議員たちの大半の命を奪い取り、国家はその中枢を一瞬にして失ってしまう。危うく難を逃れた殖民地総督付き文官セイオは、亡き総督の遺志を継ぎ、崩壊した帝国の復興に立ち向かうが…
ガテン系SFの第一人者、小川一水最新作。「第六大陸」(1、2)では民間企業がなにもないところにとんでもない建造物を建てる、という「プロジェクトX」もかくや、という大ネタをかましてくれた著者が、今度は一度あったモノをむちゃくちゃに壊してしまって、そこからの再建プロジェクトに挑む人々を描いていく。全3巻の1冊目は、突然の災害の引き起こした惨劇と、そこからの復興を目指してバラバラに動き始める人々が、少しづつながらも共通の目的のために「組織」として集結しつつあるところまでを、人類が地球を離れたあとの経緯の説明なども織り交ぜて語る。
私「第六大陸」しか読んでないんであれですが、少なくともその限りに置いてはいかにもこの著者らしく、基本的に悪人が出てこなかったり、お話のテーマをひとつのプロジェクトに据えたときに必要なモノは何なのか、目的の達成に何が必要なのか、障害となるのは何なのか、あたりを明確にしてきてるあたりは好感が持てる。早い話が、東京で大地震が発生して皇居も議事堂も完全に破壊されてしまった、さあどうする、ってお話なワケだ。で、この困難極まるプロジェクトに、やや謎を秘めてはいるが実行力抜群の若い文官、王族としては継承権の関係で閑地に飛ばされていた王女、新設故に冷や飯ぐらいに甘んじている天軍(宇宙軍ですな)の軍人たち、強大だがその裏にさまざまな権謀術数うごめく陸軍の軍人たち、かろうじて難を逃れた野心に燃える政治家、そしてさまざまな姿勢の人々が入り乱れることになる、んでしょう、この先。「銀河帝国の興亡」で言うところの「風雲編」って感じですか。まずは期待を裏切らない面白さ。でも「第六大陸」ほどにはのめり込めないところもある。
個人的にディザスターSFといえば、なんと言ってもニーヴン&パーネルの「悪魔のハンマー」がこのジャンルじゃあ白眉だと思う(いやまあラストの原発マンセーはさすがにちょっと引くけどさ)わけなんだけど、小川一水の作品は残念ながら、あるいは続く巻でここらにもさらにそうしただけの説明が追加されるのかも知れないのだけれど、そこまでのレベルには達していないように思う。ディザスターSFのキモとは、それまで平穏に、あるいは人間関係や何やかやでそれなりの問題は抱えているのだけれど、まあ一応生きてはいる連中が、ある日突然、同じタイミングですさまじい規模の災害に襲われる、その落差の面白さにあるわけだけど、残念ながらこの作品ではそこは甘い。もちろん書きたいテーマが違うのだし、そもそも「悪魔のハンマー」の隕石直撃メカニズムの説明に匹敵する隠し球を、地震の発生原因としてあとの巻で説明してきそうな気もするんで、ここはある程度保留しますけど。
もう一点、異世界を描くSFとしてこれはどうかなあ、という違和感もあってそこもちょっと引っかかりあり。一ヶ月が30日より多い世界で、夕方が地球と同じ5時台、ってのはどうか。度量衡としてあっさりメートル法が使われてるのはどうなんだろう、とか、そこらの些細なところが、妙に「SF読んでる感」を阻害されたような気がしちゃって。異世界を構築するってのは大変な作業だと思うんだけど、それだけに細部がこういう風におろそかになっちゃうと少々残念な思いを持ったりもする。
ついでに文体も。なんか妙に司馬亮とか、あっち系の、時代小説のノリを感じてしまって、そこも違和感感じてしまった。よく知らないんですけどもともとこういう文体の作家さんなんですか、小川一水さんって。
とまあいまのところ、「第六大陸」ほどには気分は高揚しない(神戸市民なんでね、やっぱり地震の描写は辛いよ)作品、なんですが、それでもやっぱり面白いね。続きが楽しみではあります。「第六大陸」同様、(なぜ突然地震が発生したのか、あたりで)「んあ?」といいたくなるようなおまけのオチが用意されてるんだろうなあ(^^;)。
(★★★☆)
今日は三宮に出たのでワークさんでF1 MODELING購入。パソコン雑誌ならいざ知らず、模型雑誌でDVD付きってのはすごいなあ。今年のマシンのうち、マクラーレン、ジョーダン、ミナルディを除く7チームの新車発表セレモニー(など)を収録したもの。パレルモ市街でデモ走行を見せるルノー(去年のマシンだけどね)とかやたらド派手なザウバーのお披露目会とか、それなりに見るところのある50分の大盤振る舞い。メルセデスのセイフティ・カーとメディカル・カーのディティル・フォトなんてのもあってなかなかタイムリー。そういえばラルフ、ケガの予後がよろしくないようで、少し心配ですな。去年のケガの後遺症とかもあったりするのかなぁ。
さて食玩がらみネタも。「武 MONONOFU」シリーズのPleasant Angelsさんの新シリーズ、「帆 HAN」と銘打った帆船モノらしくって。メイフラワーとサンタマリアはちょっと良い感じだよなあと思ったり。さすがにリギングはかなり簡略版みたいですけど。ちなみにこの8種プラスシークレットアイテムが1種、だそうですが、シークレットアイテムってなんなんだろうね。デルプラドにのっかってバウンティ、とか? ゴールデン・ハインド、なんてのは無い話だろうなあ。ティー・クリッパーから一隻、はありそうな気もするけどね。
個人的にはワサが欲しいぞ、熱烈に。
そう、tDiaryなのだからコメントではなくツッコミへのspam対策でなければならない。どうも似たようなspamはあちこちに来襲しているらしく、たださんの日記でもこの手のspamに関する記事があった。こちらを参考にkey.rbに一行追加。ツッコミの中に http: が5回以上入ってるようならそいつはspamだ、と判断する。これで止まってくれるかな。
と思ったらなんか新手が。全角ひらがなをどどーっと繰り返して、最後に「ばーか」、で終るようなツッコミ。おやおや。まあこっちはホントにただのバカなんだろうから、見つけたら削除、で良い…のかな。
ツッコミspam対策ね。で、いろいろ回ってみると世の中ってのは良くしたもので、ちゃんと上等な道具を作っておられる方がいらっしゃる。紅玉日記さんのAnti Referer Spam プラグインとか、やまだあきらさんのspam対策フィルタとか。ふむ、いろいろ試してみよう。とりあえずAnti Referer Spam を入れてみた。
PJ版「キング・コング」のトレイラー。公式サイトから、で大丈夫かな。いやあすごいね、もしかしてほぼ完璧にオブライエン版をなぞってる? ちょっと期待してしまうな、これ。
スタッフ
監督:カレル・ゼマン
原作:ジュール・ヴェルヌ
脚本:カレル・ゼマン/フランチシェク・フルビーン
美術・演出:カレル・ゼマン
撮影:イジー・タランチーク
音楽:ズデニェク・リシュカ
出演
アルノシュト・ナヴラチール
ルボル・トコシュ
ヤナ・ザトロウカロヴァー
ミロスラフ・ホルップ
フランチシェック・シュレーゲル
ヴァーツラフ・キズリンク
今は人里離れた館で療養生活を送るロック教授。だが彼の頭脳は、今も究極の発明の構想でいっぱいだった。そんな彼の許を助手のハルトが訪れる。新発明に不可欠な資料を携えて。そしてその夜、事件は起きた。何者かによって拉致された二人は、ダルティガス伯爵なる人物の所有する孤島へと連れて行かれる。ここに伯爵は、教授の発明の完成のために必要と思われるありとあらゆる設備を用意していたのだ。驚喜して発明に取り組む教授。だがハルトは、伯爵の本当の目的に気づいて、なんとかこれを教授に、そして世界に通報しようとするのだが……。
「曳き船」ですよ「曳き船」。ヴェルヌSF史上、"ノーチラス"に匹敵するぐらい魅力的な電気推進潜水艦。確かガキの時に読んだ本(どこから出てたのか、憶えがないンだけど)の挿絵に使われていた曳き船のデザインが、このゼマン版のそれだったような記憶がある。で、ワクワクもので見に行ったわけですが、で、曳き船も惚れ惚れするぐらい格好良かったんですが、それ以上にこの映画のもつ、ミスマッチまでもが計算しつくされたイリュージョンの妙に唸らされる、1958年チェコ作品。
まるで銅版画か19世紀の絵入り新聞みたいな絵、ロングで見てるとその中の人物が動いている。カメラが寄っていくとその絵がいつの間にか生身の役者の芝居に入れ替わっている。その後の生身の役者さんのお芝居も、確かに役者さんは生身と知れるんだが、その周りの風景にはどこか絵入り新聞の挿絵風味が残っている。この画面設計というか構図のデザインというか、この凄さはただもんじゃない。もしかしたらテレビ画面ではこいつはイマイチ感動できないかも知れない。19世紀風味のコスチュームに身をまとった役者さんが手を置くヴィクトリア朝風味の豪奢な装飾がなされた階段の手すりの方は、銅版画風味の(もちろんそれなりに精緻な)絵、であることが判るようなそれなのですよ。で、全編にわたってそのスタイルはしっかりと統一されているのですよ。
なんというんだろうね、一種のだまし絵的な面白さ、みたいな物が全編にあふれかえった、映画が初めて登場したときがそうだったであろう、純粋に見る者を驚かせてやろうという意識(関西弁で言うところの"イチビリ"、っすかね)に、ちょいと洗練の要素を加えた、純粋にビジュアルを楽しむ映画として、今見ても高いレヴェルにある作品であると思った。
そういう映画なので、お話的なコクや味わいを期待してるとスカを引いちゃうって恐れはあるけどね。一幅の絵のような(いや、絵なんだが)、帆船に集う人々の姿が、気がついたら実写の芝居に置き換わってた、っていう冒頭部分で、あ、こういうモンなんだ、と気づけばしめたもの。原作のスジをだいたい知っていれば字幕すら不要かもしれない。どうせ紋切り型のセリフしか喋ってないんだから。だまし絵的な面白さに加えて、随所でくすくす笑っちゃうコミカルな部分も入っているあたりのサービス精神もお見事。
なんちゅーか、リュミエール兄弟が初めて映画を人様に見せようと思ったときの、そっちの気分ってこうだったんだろうなあ感に満ちあふれた作品。実に楽しい。良いモン見ました。
(★★★★)
さてゼマンの映画は、神戸アートビレッジセンターのプログラムだったのだけれど、この施設があるのは神戸新開地。センターから道路を一本挟んだ隣にはボートピア新開地、なる競艇の場外投票施設があったりする土地柄。今回の映画もややレイト気味の上映で、映画が終ったら20時回ってたんだけど、さすがにその時間になると(今日は雨模様だったこともあり)、酔っ払ってびしょ濡れのおっちゃんが、"アート"を標榜する建物の玄関にやってきて、「ここは、なにを、やっとるとこなんでしゅかー」などと大声を上げ、周りのスタッフと思しき人々がそれに対してなんの対応もしないあたりはさすが新開地。映画が終って帰るときにおっちゃん目があっちゃって、思わず「雨ひどいなあ」とか世間話する羽目になっちゃったじゃないか(^^;)。んまあそういう無茶なところや、やや怖いな、と思うときもあるにはあるんだけど、新開地ってなかなか楽しいとこではあるんだけどね。ワタシもとても極めてるとは言えませんが。
ま、とにかく「悪魔の発明」があまりに良かったので、明日は朝から「ほら男爵の冒険」を見に行かずにはいられない気分。明日も新開地行きだなー
「ウルトラマンメビウス」、「BLOOD+」、「ツバサ・クロニクル」。
さて、公式によればその能力は"絶対音感"であったはずのマリナ隊員、いつの間にやらそいつが"特殊な聴覚"とやらにすり替わっちゃってたなあってのが「メビウス」(#13:風のマリナ)。ちょっととっちらかり気味のストーリーでしたかね。予告見た限りではレースにおいて自分のその能力故に人に言えない悩みを持ってた、ってのを克服する話なのかな、って思ってたんだけど、んでま、ある意味そうなんだけど、彼女が悩んでたことがわかるのはお話ももうそろそろ、ウルトラマンが出てきても良いくらいの時間帯になってから、ってのはどうなのかね。手堅くいくならまず悩んでるところを見せて、それをどうにかするためにシンジョウカドクラさんとツーリングに出かけて、ってのが定石だと思うんだが。さらに意味のわからんゲストキャラ(足捻挫しててもザイル使った崖の降下ってのはできるものなん? てのは言わない約束? いやしかし)の追加とかもあってやや散漫な印象だったかも。
んで今ごろになって思い出したんですけど、「ウルトラマン」がまだ「レッドマン」だったころ、変身する人ってサコミズさんだったんですなあ。なるほどなあ、いろんな意味で。
ロバート・B・パーカー 著/菊池光 訳
カバーフォーマット 辰巳四郎
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
カバー写真 ©Royality-Free/Corbis
ハヤカワ文庫HM
ISBN4-15-075688-0 \840 (税別)
どこから見ても非の打ち所のない、そして会う人が必ず好感を持つような親娘。ジョージア州ラマーの実力者であり、それなりの厩舎を経営するクライブ氏とその娘ペニイの第一印象はそんなものだった。彼らがスペンサーに依頼してきたのは、自らの厩舎で起きている銃撃事件の真相究明。南部に飛んだスペンサーがそこで目にするものとは…。
スペンサー・シリーズ文庫版最新刊。ハガーマガーとは本作に登場する、前途有望な競走馬の名前。ネタの元になっているのが競走馬ってことで、フランシスの「競馬シリーズ」のごとき重厚な展開があるかとちょっぴり思っちゃったけど、どこに行ってもスペンサーはスペンサーであって、やっぱりテーマは<愛>、相も変わらぬスーザンマンセーな展開が待っている。そういうもんだろ、と思って読んでく分には別に文句もない、それなりに楽しい時間つぶしの材料になってくれるような本。
お話は先に挙げたような導入部から、とある事情でいったんそちらの捜査はストップし、間に別件のお仕事がひとつ舞い込み、そしてもう一度、ハガーマガーをめぐる(実はあんまりめぐってないんだけどね)事件にと話は帰ってくるような展開。凝った構成、とも言えるが、凝った割にはその効果が目覚ましいようなものでもなく、ってのもまあこのシリーズを読んでる方なら何となく予想できるものなんじゃないだろうか。21世紀になってもアメリカにはフラワー・ムーヴメントの生き残りが生息してて、スペンサーもスーザンもそれを激しく毛嫌いしてみたりとか、拓けているようで案外保守的なパーカーの思想みたいなものがお話の端々に顔を出す…のもまあ、読者にとっては先刻承知な展開、と言えるわけで、こりゃもうこのシリーズの<感じ>がわかってる人じゃないとちょっとしんどいよ、って一作ではあるだろうな。おなじみのメンツがあちこちで顔を出してたり、あえて欠席してたりするあたりも含めて。今回初登場のゲイのボディ・ガード、テディもなかなか魅力的、と思ったら次回作でも登場するらしいし。
と言うわけである意味、これは時代劇的マンネリ感を思う存分堪能するハード・ボイルドシリーズなんだろうな、と思う。そう思えば腹も立たん。が、本作に限っては一点だけケチをつけたいところがあって、それは訳。
なんかね、今回菊池光成分が異様に薄いように感じられるんですよ。「スペンサー」の楽しみのとても大きな部分として、菊池光的翻訳の面白さ(ヘンさ、と言っても良いような気もするが)ってのがあると思うんだが、本作ではそれがあんまり感じられないのが淋しいなあ。たまたまそういう文が続いてしまったのか、何か他の事情があったのか、さてどっちなんでしょ。
(★★☆)
「ラブ★コン」、「大江戸ロケット」、「銀河鉄道物語」(ラスト二本連続)、「仮面ライダー電王」、「Yes! プリキュア5」。つーか今日は午前中に明日納品予定だった仕事が上がったので、そのあと大きな声では言えない視聴手段を駆使して「ハヤテのごとく!」を一気に14話連続で鑑賞して、なんだこのオタ属性全開かつ、フィーチャリングアイドル声優アニメは、と大喜び唖然としたわけですが。
土曜深夜は品質良好。ゴルフで「ゲキレンジャー」がお休みになった日曜朝の方は、リョータロウのいい人っぷりが際だつ「電王」、けなげなんだけど腹黒い新キャラ登場の「プリキュア」、ともに面白かったです。でも今日は少々「ハヤテ」の毒気に当てられた気分(^^;)。
とりあえずタイミングモニタで観戦して、今録画したヤツで再体験中。タイミングモニタでは主にタクの周辺を注意してみているんだけど、第1スティントのタクのお相手はヴルツとスピード。セクター1はタクが速く、セクター2では遅く、セクター3は勝ったり負けたり。つまりはツイスティなコースでは、アグリのマシンはまだまだ改善の余地があると言うことなのかな。あとはなんだ、第3スティントでまんべんなく遅くなってしまった、ってのはタイヤチョイスのミス? まだまだいろんな所に向上の余地があるチーム(ピットワークとか、もうちょっとがんばらないとね)だわなあ。まあ、そこが見てて面白いって部分でもあるんだけど。
レースは珍しくもライコネンがクレバーなレースをし、アロンソにいろんな意味で焦りが見て取れてそこら辺が面白かった、と言えるかも知れない。あと、スコット・スピードってレーサーが良く分からんなと言うところでしょうか。もう一ランク上のマシンに乗ってたら、実はもっと印象的なドライブを見せてくれる人なのかも知れない、と思わせられる時があるのだよね。お腹弱いらしいですけど(^^;)。
今日から花隈の古書会館で古書即売会なので、雨が上がったら出かけようかと思ってたら、雨上がりと同時にぽろぽろと修正要望が舞い込んできたりして。んで一点、どうにも解法が見えない不具合があって一日頭を悩ましつつ現在に至る。さくっと解決して古本漁りに行きたかったんだけど、かなり根深くてどうにもならないっす。
一回寝て、一番出だしの部分から追っかけてみないとわからない感じだな、これ。
T10-1YB。久々の横浜銀行大口融資。そろそろ投手陣の調子が落ち始める頃なので、打って勝てるようになるのは大歓迎なんだけど、今日はベイのピッチャーがあまりにも調子悪かったって話だからなー。その上相変わらずの久保田劇場だし。
まあこの安心出来なさこそが阪神の魅力っちゃ魅力なんだけどね。
木曜深夜は「電波女と青春男」二本立て。んーと、多分この作品ってより正しい新房昭之スタイルを継承しているタイプの作品なんだろうと思う。「まりあ†ほりっく」とか「夏のあらし」とか、あの方面ね。それはたぶん注意深く見ていくといろんなところが面白い作品なんだろうけど、適当に手を止めずに見ていると、いろいろ大事なところを見逃してしまう、みたいな。
新房監督作品って、そこで見る側に「すいませんけど手を止めてくださいねー」を先に要求してくるタイプの作品が多いような気はするな。ちゃんと見るといろいろ凝ってる、みたいなね。
ただなあ、オレは基本(たとえ深夜という冠がついていたとしても)、アニメって「テレビまんが」と捉えているんでね、手を止めてみないと面白くない、ってのと、面白くってつい手が止まっちゃう、ってのは全然別物なんだよな。で、新房監督作品ってどっちかというと前者のほうが多いような気はするんだよなあ。
「黒子のバスケ」、「アクセルワールド」、「モーレツ宇宙海賊」(×2)、「特命戦隊ゴーバスターズ」、「仮面ライダーフォーゼ」、「スマイルプリキュア」、「機動戦士ガンダムAGE」。
土曜深夜。サッカー中継などでお休みだった「モーパイ」は二本立て。なんか急にお話が動いてきたけど、そのせいで良くわからん人がわらわらと出てきたような気も。バトルシーンはなかなかの迫力だった。「黒子」は快調(やや話がうまく行きすぎ感もあるが、元は少年マンガなんすよね? じゃあまあいいか)、「アクセル…」はやっぱりちょっと気持ち悪い。
日曜日。ニックさん回の「ゴーバスターズ」、子供時代のヒロム君が可愛かったっすね。「フォーゼ」、ヴァルゴ=江本先生はともかく、ヴァルゴ=江本=タチバナさんってのは予想外でしたな。んー、最終的にゾディアーツ側の良心キャラ的な立ち位置って方向に進むって事なのかな。「プリキュア」は中盤のヤマ場、的な。
「AGE」は、まあねえ、「雑」。この一言だよなあ。
大森望 責任編集
カバー装画 西島大介
カバーデザイン 佐々木曉
河出文庫
ISBN978-4-309-41230-6 \1200 (税別)
完全新作、書き下ろしのSFアンソロジー第10弾。なんと33年ぶりの山野浩一の新作、160ページを超える、もはや短編とはいえないんじゃないか的ボリュームの瀬名秀明さんによる小松左京「虚無回廊」トリビュートなど話題作多数。
というわけでようやく完結までたどり着きました。ちょっと時間がかかったのは、先にもちょっと紹介した瀬名秀明さんの中編に取り掛かるのにちょっときっかけを掴みかねていたから。途中で切らずに一気に読みたかったもので。ということでいつものようにそれぞれの短い感想を。
ヴァーチャルリアリティを取り入れたジムで、戦闘美少女、楓子になりきってエクササイズをする時だけが本当の自分だと思える奈緒花、50代。厨二をこじらせたまま老いていくとどうなるか、それは痛いのか、意外とそれもアリなのか。アリだよ、と思ってしまえる俺も50代(w。
近未来のエネルギー事情や介護や障碍者保護、みたいなところにSF的なアイデアが効いている。ちょっとニヤリとしつつ、意外と前向きな気分にさせてもらえた。
ああ、「思い出のコペンハーゲン」がいろいろ邪魔をする。今となってはいい思い出です(^^;。もちろんそちらとは全然関係なくて、なんというか、願いが必要以上に影響力を行使してしまう、不条理なセカイ系のお話。若干の訳の判らなさも込みで印象的。
味噌樽→蟻塚はかなり苦しくないか(w。いかにも北野勇作らしいおとぼけ不条理グロ、と見せかけて実はその裏で結構本格派な侵略SFが進行していた、という。でも北野SFだから「本格」の部分はわりと投げっぱで終わっちゃう、みたいな。
いろいろあってゾンビと普通の人間がごっちゃになって生きる(半分死んでるのも多いわけだが)ことになっちゃった世界。自分の意思が無くなってしまったゾンビにとって、その行動の規範になるのは人間だった時の生活パターンだから…。本来感情移入できないはずのキャラクタに、読み終わると何だか同情しちゃう。
なんと「NW-SF」の山野浩一氏、33年ぶりの新作SF。日本におけるニューウェーヴSFの推進者の草分けだった山野さんなんだけど、本書に収められた作品は、世が世なら眉村卓さんあたりが書いててもおかしくない、ある意味端正でオーソドックスに見える短編。これが時の流れという物なのか、などとちょっと思った。
大正ロマンに、ペテンのかほり、みたいな。落語テイストのコン・ゲーム。綺麗にオチてます。
なんというか、「涼宮ハルヒ」的SFテイストのライトノベルのキモをもう一度SF側に引き寄せてみました、的な。これ実は相当凄い事やってるんじゃないだろうか。かなり好き。
時代は百合なのか? まあいいけど。こういうのを書く人だし、なんだかんだ言うても笑えるし。
「AKIRA」の金田や山形がもうちょっとかわいげがあったら、こんな話もあったかも、なんて。自分が思う「ジュヴナイル」の範囲に収まりつつ、その中でかなりエッジ立ってるような。「かみ☆ふぁみ!」と並んでお気に入り。
ダウン症の青年が自らの人生の幕引きにあたってやろうとしたことは…。自身ダウン症のお子様を持つ著者による、自分がどう見られるか、自分をどう見せるのか、への考察。重くなりかねないテーマだけど、そこは上手に回避して、さわやかに終わってくれる。
「俺だったら、台詞ではじまるような話は書かない」、という台詞ではじまるお話(w。自分にとって円城塔さんという人は控えめに言っても苦手な作家、なんだけど、で、本作も正直「何言ってんだあんた」って言いたくなる類のお話ではあるんだけど、だからと言って簡単に放り出していいとも思えないあたりが何とも悩ましい。
えーと、他人の都合で勝手に生かされたり焼き殺されたりする猫の側にもそれなりの事情はあるんだよ、たまには猫だって箱の中で暴れるんだぜって話、で合ってますかね?
小松左京の未完の大作、「虚無回廊」へのトリビュート、かつ現時点での瀬名秀明という人のSF的な末来視みたいなものをがっつり盛り込んできた作品。端正で、誠実で、美しく、それゆえに刺激的じゃない。
多分瀬名さんという人は徹頭徹尾誠実な人なんだろうと思う。その誠実さはしばしば、作品の突破力みたいなものをスポイルする方向に働いてしまうんじゃないだろうか。小松左京作品へのリスペクト、瀬名さん自身のSF的ビジョン、どちらも過不足なく盛り込まれていると思うし、それはいちいち飲み込めるものとして提示されている。ただ、それは常に端正で、抑揚が効いていて、その分破壊力に乏しい。何かこう、完成度とか知るか―、的に突っ走ったところを読みたかった。特にこの分量のお話ならね。
これが「小松左京トリビュート」の掉尾を飾る作品だったら絶賛ものだったのかもしれない。でも「NOVA」のトリとしてはどうなのかな? という気はしてしまったです。
ってことで。8、9がやや低調かな? と思ったこともあり、シリーズラストの本書はフィナーレを飾るにふさわしい完成度はあった、と思う。ただ、トリの「ミシェル」はどうだったのかなあ、という気はちょっとだけする。代わりはあんのか? と言われたら何とも言えませんけど。
んでもまあ、「かみ☆ふぁみ!」と「トーキョーを食べて育った」を読めたのは自分にとっては大変な収穫でした。この二編で、終わり良ければすべて良し。
★★★★
S5-6T。昨日もそうだったけど、最終回に要らん失点かましているねえ。マテオもドリスも抑えとしてはちょっと怪しくなってきてるのかな。ノーミサンをクローザー、はさすがに無理あるかねえ。ここぞという時に三振取れるタイプでもないだろうしなあ…。
いろいろ最終回。「銀英伝」、アムリッツァ前で放映は終了。あとは劇場で三部作やるからそっちを見てね、と。そっちも結構無理ありそうですね。キルヒアイス亡くなるまでで一本、ヤンが亡くなるまでで一本、んでラストまで、とか? あれ、ロイエンタールさんは?
「GGO」も最終回。うーん、なんか品がないなあ、ってのが正直なところかな。「パンドーラ」はまだ続くのね。
日曜日。初代プリキュア、めっちゃ強いんですけど(w。それにしても時が経つにつれて、ずいぶん装飾過多になるもんなんだねえ。「ビルド」、幻徳さんが普通の服着てる(w。いまだに万丈のハザードレベルを気にしてるって事は、この先まだここらで一波乱あるんだろうか。「ルパパト」、どっちにとっても二重スパイ状態のノエル君、この先どうなりますことか。
予定にはなかったんだけど、お昼過ぎに従姉妹殿来訪。たいしたことはなかったんだけどやっぱり先週からこっち、気候の関係もあるのかやや調子悪いようだし、様子見てもらえるのはありがたい。お昼食べて食休みしたらお風呂に入れるつもりだったんだけど、そこは従姉妹殿が見てくれるってことなのでありがたく甘えて自分は原チャばびゅーんでお買い物。
毎回来てもらってるんだからって事で、今日はカレー作るけど一緒にどう? ってことで。一応大失敗じゃなかったと思います。ということで臨時の清掃大会とカレーパーティーの一日でした(w。
タイトルごとにコメントするのサボってたけど、春クールもそろそろおしまいっすね。完走は「盾の勇者の成り上がり」「賢者の孫」「川柳少女」「ぼくたちは勉強ができない」ぐらいかな。「盾…」はなかなか良かったですね、一種のダークなビルドゥングスロマン的な味わいはあったかも。「賢者」は良い感じの半笑い枠。最終的にシシリーにピンチが、なんて展開を予想したんだけど、そこまでも行かなかったという…。「川柳…」は完全なざーさん物件、「僕勉」は分割2クールらしいんで続きに期待。「鬼滅」とかはまだ続くんだよね?
ニチアサ特撮はどっちも楽しく見てます。「ガンダムORIGIN」も面白いとは思うんだけど、これはどの辺までやってくれるんだろうね、ORIGIN最後まで面倒見てくれたらちょっと嬉しいんだけど。
いろいろやってみたけど埒があかないので、三度掲示板でご相談(何度もすみません)。たださんにも完全には把握できてない模様で、困ったものです(売り上げが少ないヤツには書影が出ないとか?)。
んでその流れで、たださんから紹介して頂いたのがopenBDのプラグイン、なるもの。利用規約を読んでて気づいたんだけど、これはつまりopenBookData、ってことなのかな?。早速取得してインストールしてみたけど、おお、書影が表示された!
これはISBNコードを読み取って、版元ドットコムから書影を取得する、というスタイルなので、今のところ残念ながらASINコードには対応していない(当たり前)。なので書影以外のイメージは今のところ表示されない、のでいわゆるNo Image画像があった方が良い、ってことで簡単にでっち上げといた。「ちょっと尼まで」ていうふざけた画像があったら、そこからamazonに飛びますんでひとつよろしく。
現状、版元ドットコムに書影がない本はなぜだかamazonに飛んでエラーを吐くようになっている模様。ここは一応報告した方が良いのかもわからんけど、GitHubってオレには敷居高いんだよなあ(^^;…。
Fireでマンガ読むの止まんねー、って感じで少し前に話題となっていた笹生那実(ずっと"さそういくみ"だと思ってた、すみません)「薔薇はシュラバでうまれる」もダウンロード。美内すずえ、くらもちふさこ、山岸凉子、三原順、萩尾望都…… そうそうたる女流作家たちのもとでアシスタントを勤めた著者が語る少女マンガ制作の現場。ご本人もプロの漫画家なので、各先生方の絵柄をかなり上手になぞってくれてる。久しぶりにサーニンに会えたぜ(w。
多分本当の修羅場はここに描かれているエピソードよりも壮絶なものがあったんだろうけど、そこはまあ、面白おかしくやや薄味で。それでも結構興味深い話があった。特にすごいな、と思ったのは山岸凉子の「天人唐草」にまつわるエピソード。ここで明かしちゃうのも野暮なので、興味があったら是非。
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□ ROVER [普通のコメントは、入るよね]
□ ROVER [ふむふむ、それっぽいspamを作ってツッコミ入れてみたけど、ちゃんとフィルタが効いてる感じだ。わんだほ。]
□ TUX [●キングコング、なんか凄く画面に奥行き感を感じるんですが、劇場で見ると、すっげえ迫力なんじゃないかと、期待したりして..]
□ ROVER [年末のお楽しみ、ですね(^^;)。そのころのハシゴネタってなんなんでしょう。「ゴジラ」…、はまさか……いやしかし……..]
□ Rダニすみ [おそまきながら、キングコングようやく見ました。 恐ろしく色のいいフィルムですね。その色と、解像度のよさに圧巻されまし..]
□ bongo [weight loss phentermine http://www.network.axe.cc Phenterm..]