カテゴリ一覧
Anime | AV | Baseball | Books | CGI | Chinema | Comics | CS | Day | DVD | Event | F1 | Games | Hobby | HTML | Kindle | Misc | mixi | News | Oldbooks | PC | Photo | SpFX | Stage | tDiary | Tour | TV | web | 逸級介護士
CS 日本映画専門チャンネルで「タオの月」。1997年松竹。監督雨宮慶太、出演永島敏行、阿部寛、吉野紗香、森山祐子、谷啓、榎木孝明、半田雅和。こいつは公開当時に劇場で観ているワケなんだけど、感想はまあ、初見の時と同じ。見所もあるが、やはり全体に漂う間延び感はどうしようもない感じ。フトモモフェチとしては吉野紗香のそれ、なかなかに見応えあるんですけどね。
夕方からちょっと焦って仕事しなくちゃいけない羽目になっちゃって、やや、ながら視聴なんだけど中村獅童主演の「丹下左膳」も見てみる。左膳といえば個人的にはやっぱり月形龍之介、板東妻三郎、大友柳太朗といった時代劇の大スターのイメージがあるんだけど、獅童ちゃん(とカミさんは呼ぶのよ)の左膳は、そうだな、今まで馴れていた時代劇の世界に「無用ノ介」とか「木枯らし紋次郎」がやってきたような感じを彷彿とさせてそこは悪くない。予告を見たときにはただのチンピラちゃうのん、と思えた獅童ちゃんの左膳が案外ええ感じやったのは収穫かも。
ただ、長いわな、これ。きっちり2時間枠のドラマに収めることは充分可能だったと思うんだけどな。15分長くしたばっかりに間延び感が強調され、オチがずいぶん弱いモノになっちゃった、ような気がする。それなりに獅童ちゃん好きなうちのカミさんも、「いくら獅童ちゃんが赤襦袢姿を見せてくれても、長いもんは長いもんねー」て言うてましたよ(^^;)。中村獅童には積みはない(ちうか隻腕、かつ基本的に野良犬の剣士の戦い方、ってのを意外と上手く見せてたと思う)けど、それ以外の役者さんたちがちょっとなあ、ってのが失点かな。戸田恵子の怪演はさすがだったんだけど、それ以外があまりにもダイコン揃いでとほほ。
特殊メイクに原口智生さんのお名前があったんで、個人的には微少ウケだったりしたわけですが。
アン・ハリス 著/河野佐知 訳
カバーイラスト D.K(エルスウェア)
カバーデザイン WONDER WORKZ.
創元SF文庫
ISBN4-488-72001-3 \920(税別)
荒廃したデトロイト。今ここに暮らすのは、日々の糧に汲々とし、明日を知れぬ日々を送る者ばかり。あまりにささいな理由から家族の一人を喪ったとき、マグノリアはこんな暮らしに見切りをつけた。だが、生まれた街を飛び出したから、それで事態が良くなるはずもなく。マグノリアがニューヨークで出会った男は、ポルノフィルムの製作で日銭を稼ぐ街のちんぴら。だが、そのちんぴらを叩きのめすマグノリアの姿を偶然目にした男の一人が人口生命体研究の第一人者であったことから、彼女の運命は大きく動いていくことになるのだった…。
著者のアン・ハリスは解説によると、一貫してカオス理論とバイオテクノロジーをテーマにした作品を発表している作家なのだそうだ。本書でもその二つのテーマは重要な意味をもつ。特に本書ではカオス、というかフラクタルの方はかなりお話に深く関わってくる。ついでに女性作家、ということで特にそちら方面への意識が強く向くのか、ジェンダー関連に対してもそれなりの関心が向けられているようだ。
フラクタル、って言葉が初めて話題になったのっていつごろだったろう。マンデルブロー集合を描画するソフト、なんてのが話題になったのって、日本じゃあまだパソコンといえば即窮鉢を指していた時代だと思うんだけど、どうでしたか。フラクタル、が先でその後カオス理論の話が取りざたされた、ような記憶があるんだけどどうだったかなあ。
などと無駄話っぽく話を進めているのには訳があって、それは、この本、5年ばかり出るのが遅かったな、というところにあるのだな。原書の刊行は1996年。それから2,3年のタイムラグで翻訳されていたら、もっとこちらは盛り上がれたのじゃないかという気がしてしまう。カオスなりフラクタルなりに対しての解説部分が、今となっては少々余計なこと的ニュアンスを持ってしまっているのだね。良くわからんけどその話はもう聞いたよ、と。そこでちょいと、いやかなり"ワンダー"要素が削がれてしまった恨みがあってかなり惜しい。奇しくも「パラサイト・イブ」が同じ年に出ているのだけど、それと前後する形でこの本が登場していたら、評価はずいぶん変わったのではないかな。ちょっと寝かしすぎ、だったかも知れない。
ストーリーの方はSF的アイデア部分に比べると、ある意味ずいぶんと先取りがうまく行ってる感じで、パワフルな女性キャラとどうにもさえない男性キャラ、ってキャスティングは悪くないし、短い章立てでお話をたたみかけてくる手法も、(まあデビュー作なんだし)洗練されてるとは言えないけどそんなに悪いと言うほどの物でもない。重要なポジションにあるキャラクターが多すぎてストーリーが終盤に向けてうまく収束してない恨みはあるけど、それでもそこそこ楽しめる筋立てではあると思うだけに、SF的なアイデア部分で、ホントに知ってるかどうかは別にして、「あ、その話は知ってる」と読者に思わせてしまっては損だよなあ、というところ。とっちらかった所はあるけど、総じて悪くない印象だっただけにそのあたりは惜しかったな。最新(かつ比較的地に足をつけた)のサイエンス事情を取り込むタイプのSFが抱える弱点と言えるのかも知れないけど。
というわけでお話自体はそこそこ楽しみつつ、2005年に読むSFとしてはどうよ、という所に引っかかりを残すような一冊ではありました。惜しいね。
あと、このカバーイラストは絶対違うと思う。
(★★★☆)
CS 日本映画専門チャンネルで「今日もわれ大空にあり」1964年東宝、監督・古沢憲吾、出演・三橋達也、佐藤允、夏木陽介、当銀長太郎、稲垣隆、新珠三千代、酒井和歌子、星由里子。空自浜松基地の荒くれパイロットチーム、三上(佐藤)をリーダーとする"タイガー編隊"。自らの腕前に絶対的な自信を持つ彼らの前に現れた新教官、山崎(三橋)は彼らの未熟を指摘し、さらなる猛訓練へと彼らを駆り立てる。折しも空自はF-86に変わる新鋭機、F-104の本格的導入を前に千歳で結成される教育飛行隊のメンバー選出の話題で持ちきり。彼らは果たして、マルヨンのスティックを握ることが出来るのか……。
これが酒井和歌子のデビュウ作であるそうだが、もちろんこの映画の主役は彼女でも星由利子(キュート!)でもなく、ぶいぶいと空を飛ぶF-86、T-33、T-6、それからF-104。実機だけが持つ、魅力たっぷりなヒコーキの飛びっぷりを見てるだけでなんだか幸せな気分になってしまう。言ってみれば日本版の「戦略空軍命令」(ひでえ邦題だね)なんだけど、向こうはピカピカででっかいB-47が着陸する、その周りの風景もどこか文明的なんだけど、こっちのそれは空から下りたとたん、周りに広がるのは昭和30年代的日本の田舎だったりするあたりのギャップが、今見てみるとなんとも興味深かったりする。
映画はなにせ航空自衛隊全面協力で、ということは何があっても飛行機の墜落シーンなんてのはあり得ないわけで、そこは少々物足りないと思えるけど、なんですな、こっちはこっちでそれなりに東宝特撮映画のパターンにはなじんでいるわけで、自分で勝手に楽しみどころを見つけて勝手にウケられる、ってメリットはあるか。本作ならとりあえず、佐藤、夏木ときてなんで加山がいないんだー、とモニタにツッコミ入れてみたり、平田昭彦がマルヨン飛ばしてる時点で「うわヤバっ」と一人で思っちゃったり、藤田進と田崎潤が揃って自衛隊の基地司令やってるあたりで妙に安心したり、この健康な映画には土屋さんの出番はないんだろうなあ、とか独り合点したり、そんな楽しみ方ね(^^;)。
それ程大きな起伏もない映画であるが、やはり実機の持つ魅力はステキだわ。いろんなところで戦技研究班(ブルーね)の華麗なテクニック(交差する状態でカリプソ決めるってのは初めて見たなあ、すげえ)を堪能できるだけでも見る価値ありますわ。
あ、あと個人的には、三橋達也のデスクの後ろの棚にスピップ号のミニチュアが飾ってあったのにかなりウケましたです。
本日中に形になってないといけない仕事、ってのが2本あってそいつをごそごそ。1本の仕事の方の相方が〔デザイナー〕(えーと、今後 〔〕 で括られたデザイナーさんというのは、私にとってお前のどこが(主にweb)デザイナーやねん、を意味していると理解してください。#ffffffの背景で#e5e5f0、幅1ピクセルのボーダーの角に半径2ピクセルのアールをつけることを「ボク(カタカナ表記)のwebデザイン上のこだわりです」とか言い切っちゃえる人間ですわ、ぶっちゃけ。まったくもう)さんなので、主にそこでいろんな事が停滞する。
とりあえず〔デザイナー〕が同時にディレクターでもあるお仕事スタイルってのは、非常に拙いです。仕事の優先順位がボックスモデルの角丸の再現順位、ドロップシャドウの再現順位、ToDoリストに照らし合わせた、現状の残り作業の優先順位付け、ってことになる(ホントなんですよ)ので、納期直前にいろんな積み残し事項が、かなり危険な状態で残ってることになる。花のお江戸でお仕事なすってる皆さんをよそに、わたしゃ神戸の山奥から生温く、ことの顛末に注目しているんですが、オレがクライアントだったらぶった切るけどなあ、こんな〔デザイナー〕。
いやまあ、ホントにぶった切られちゃうとあたしのギャラも無くなっちゃうんで、そこは頑張って食い付いていって欲しいとは思ってるんですが。
ゆうきまさみ「鉄腕バーディーEVOLUTION」(5)。アニメ版の重要キャラだった中杉小夜香をメインに回しつつ、クライマックスに向けてじわじわ進むお話、の中のまあダレ場ってことになるか。若干ネーム多め、かつ説明セリフが多いこともあって全体としてはイマイチな感じか。
ま、長いお話だとこういうところも出てくるし、必要なのも判るんで、まずは続きを待ちますって事で。
こちらは買ってないんですが紫堂恭子、「聖なる花嫁の反乱」、前の掲載誌が休刊になってしまった関係で一旦5巻で完結していたものが出版社を変え、新装版で登場。amazonのレビュアーさんによると、基本加筆などはせず、6巻以降が新規に描かれる、お話の続きってことになるらしい。ってことでそこまでは待たせていただきます。
S4-6T。というかですね、それ以上に今日は朝起きて朝刊開いて、昨日の試合が負けだったことにびっくりしたわ。序盤で5点リードしてた時点でさすがに今日は大丈夫だろうと思ってそれ以上見るのはやめてたんだけど。ひっくり返されとったのかい、ったく。今日もあんまり効率よく点取れなかったみたいだねえ。良くなりそうな要素が全くないんだよなあ。
月曜から木曜までの分。「謎の彼女X」、「アクエリオンEVOL」、「あっちこっち」、「さんかれあ」、「氷菓」、「坂道のアポロン」、「つり球」、「ヨルムンガンド」、「エウレカセブンAO」、「夏色キセキ」、「這いよれ! ニャル子さん」。「アクエリオン」、「ヨルムンガンド」、「夏色キセキ」、「ニャル子さん」が最終回、とは言え「ヨルムンガンド」は秋に2期をやるそうで、楽しみっすね。1期の終りはちょっとサービス不足っぽかったけど。あとはんーと、「アクエリオン」と「ニャル子」は勢いで突っ切った感じ、「夏色キセキ」は意外にオーソドックスに良い感じに終わったかな。
「謎の彼女X」は丘がいい感じにおかしくなってきてるな。梅雨時に平気で正月ネタ持って来た「あっちこっち」、深夜アニメじゃしかたがないか。
火曜日、「氷菓」は面白いんだけどやっぱりミステリ部分の捌き方が割と感心しないというか、納得できないというか、雑というか…。そこを楽しむお話じゃあないんだろうけど、「青春ミステリ」を謳い文句にしている割に、ミステリ部分に納得できないんだよな。ノイタミナ枠の2本はどちらも面白いです。次回で終りなのねー。
一応月曜日にそこそこの数揃えないといけないんで、ちょっとがんばってお仕事したよ。一応必要な分は出来たかな。そして野球もF1も追っかけてなかったことに今気がついたわ。
虎は負け(まあ相手はマエケンだしな)、F1はかなり荒れた模様。NPBは統一球で揉め、F1はピレリタイヤで一悶着なのかしら。ロズベルグが2勝目、今年限りで引退を表明した(ほんとか?)ウェバーが2位、9番手スタートから3位ゲットのアロンソ、と言うトップ3。ライコネンもしっかりポイントゲットした模様。リタイヤしたベッテルは気の毒だったけど、シーズン的には面白さを持続させてくれる結果になった、のかな。
ま、そんなこんなでお仕事に戻って最終調整しましょ。
軒並み撮り損ねて、見たのは「ヤマト」だけという…。webで追っかけられそうなヤツは後追いする方向で。
んで「ヤマト」。たしか「さらば」で出たのは潜宙艦とかいうふざけたネタで、「3」で出てきたのが今作でも引き継がれた次元潜航艦だったっけ。UX号なんだね、ううむ、小沢チルドレンが仕事やっとるなー(w。前作にひっぱられる所のほとんど無い、オリジナルストーリーだったんだけどかなり面白かった。あと、ドメラーズⅢ世の艦橋部分って、のちの七色星団の決戦でドメルが使った円盤形母船のベースになってたりするんだろうか。シービュー号とフライングサブみたいな関係性とか、あるのかしら(その喩えもどうなんだ)。
ハンヌ・ライアニエミ 著/酒井昭伸 訳
カバーイラスト 前嶋重機
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011951-5 \1060 (税別)
脱出不可能な監獄惑星に捕らえられ、幾度となく死んでは再生させられる境遇の一人の男。かつては稀代の怪盗として名を馳せたジャン・ル・フランブールを名乗る男の精神は今、そんな境遇にあった。そんな彼の前に突然現れた、顔に傷を持つ美少女、ミエリ。彼女は監獄からの脱走と引き替えに、あるものを盗み出して欲しいと持ちかける。それは彼、フランブールにとっても全く無関係なものではなかったのだが…
という出だしから、お話はちょいと斜に構えた(どっちかというと三世よりな)ルパンと、(『敵は海賊』の)ラジェンドラ的なAI宇宙船を従えた戦闘美少女、天才的な学生探偵が入り乱れる、情報がそのまま財産と見なされるような未来世界でのピカレスク・ロマン的なお話が展開する。ちょっとこじゃれた泥棒さんの冒険活劇の背景に、最新のSF的アイデアがぶち込まれたようなお話、を期待していたんだけどそう言うものとは微妙に違っていて、基本的には量子論的な曖昧さが蔓延した世界でルブランの世界のトリビアを楽しむ作品、からそんなに先に行ってないようなお話に仕上がってしまっているなあ、と言うのが正直な所。
自分が「ルパン」シリーズについては素人同然なこともあるんだろうとは思うけど、ここで繰り出されてくるくすぐりの大半が全くこちらをちゃんとくすぐってくれないのがかなり辛い上に、ここで提示されてる未来社会の損得関係、なかんずく損の方のそれを損したら痛いよな、感があんまり伝わってこないので、ここでしくじったら取り返しがつかないぜ的な切羽詰まった感があんまりこっちに伝わってこないの。なのでお話を読み進めていく上での推進力が著しく弱いのだね、この本。
SF的アイデアはいろいろ面白いと思う。「携帯時計」に「サイフ」とルビを振る感じとかはかなり好き。んでも全体的には、SF的なアイデアのつるべ打ちを楽しむのか、しゃれた泥棒さんの活躍を楽しむのか、どっちに針を振ったら良いのかわからないままお話が進んで行ってしまった感じはあるかも。たぶんよくできたSFなんだと思います。思いますが自分にとっては1ミリも楽しめなかったっす。つか久しぶりに読むのが苦痛だった(^^;。
★★
スタッフ
監督・脚本・編集・VFX:岡誠
脚本補作:川浪ナミヲ(劇団赤鬼)
テーマ音楽:土井淳
エンディングテーマ:にこいち「君をつれて」
原案・制作総指揮:岡田誠司(KOBE鉄人PROJECT)
出演
(劇団赤鬼)
岡本拓朗
橋爪未萠里/山口尋美/土性正照
原敏一/下村和寿/掛江つばさ
酒井渚羽
藤井祥平
SOEZIMAX/梶田一成/吉岡幹夫
公式サイト:http://nigeron.jp
というわけで、先日の日記でもちょっとネタにした、たぶん相当ヘナチョコであろうローカル怪獣映画。出演者に10年ばかり前にいくつか観劇経験のある劇団赤鬼の役者さんたち(もちろん自分が観た頃とはメンツも大きく変わってはいるんでしょうが。個人的には2006年のCrazy Crazy For Youはかなり好き)が出ている、ってのとなんと言っても「怪獣映画」だからね。しかもいろんな物が潤沢ではない条件で作られる映像作品(予算は150万らしいですぜ)ってところも結構興味津々で。
で、鑑賞してみた率直な感想って事でいうなら、意外とこれ、直球勝負で怪獣映画に立ち向かってきたな、という感想かな。たとえば「大怪獣東京に現る」みたいな、怪獣が出ました、というファクトだけを提示して怪獣自体は表現しない、という逃げ方もできたと思うんだけど、そういう事はせず、「怪獣が出た」からには怪獣を見せる、というところは逃げてない、ってあたりは評価できるんじゃないだろうか。もちろんその造りや映像的なカタルシスってところであまりにも物足りない、というのは仕方がない所ではあるのだし、そこは減点するところじゃなく、軽く苦笑して見逃してあげるべきところなんだ、ってのも理屈としては完全に納得できる。個人的にはそうは言ってもせめて1ヶ所ぐらいはパイロ大活躍、なシーンは見せて欲しかったけどね(^^;。
それでももとが小劇場系のお芝居である、と思って見ればそれなりに許せる範囲に収まっている、とは言えるのかも知れない。舞台であれば面白い、であろう、と思えるような演出がちょいちょい挟まるのも、まあ我慢できる。なぜならどんなにしょぼくても、怪獣映画で怪獣を見せているから、ですね。そこを逃げなかった、という所は拍手します。そこは良いんですが、最終的にこの映画が伝えたかったテーマ、という部分がエンディングテロップのあとに文字情報で流されるだけ、というのはどうなんだろう。
今日が上映の最終日なのでぶっちゃけますが、この映画を作ったスタッフが本当に伝えたいのは、「未曾有の災害ではヒーローは現れない」、つまり大災害が起きた時に一番重要なのはご近所の助け合いなのだ、ってことですよね? であればこの映画、ニゲロンに立ち向かう二毛留家のオッサンに究極的な力が伝わるまでに、神戸市民の様々な、一つ一つは小さいかも知れんけど無駄じゃない尽力があった、という表現があるべきでは無かったのかね。そこはわりと普通の怪獣パニックもののフォーマットの中で収まってしまったのはかなり残念だったと思う。そもそも絵的な所で人を驚かせることは不可能なのだから、お話で捻りとうならされる展開をひとつ、盛り込んで欲しかったな、という気はしましたね。口が悪いですが予算がない以上豪華さで他の映画と競うことはできないわけで、そこでスジで一声、制作者の心意気を見せて欲しかったような気はしましたよ。
★★★
ここからは映画とは関係ない話。ま、それなりにおもろいもの観たな、って気分で新開地まで出て、(座って呑める)串カツ屋さんに入って良い感じに酔っ払って、湊川公園まで出て、ポケGOのジムバトルなどやってたら隣のベンチにやたら良い感じの学生さんカップルがやって来てね。オジサン酔っ払ってるから「写真撮って良い?」って声かけたら揃って良い笑顔向けてくれちゃって(w。ぱしぱし撮らせていだきましたが、うん、ちょっと壁欲しかったよ(w
こっちが酔っ払ってた(生中二杯にポン酒4合はさすがに…)のが悪いんだけど、この後に彼女さんがスカートの裾をちょっとつまんでポーズ取ったのが猛烈に可愛かったんですけどね。オジサン思わず「今のもう一回やってくんない?」って頼んだんだけど、それはやってくれなかったです。何やってんだオレ(^^;
晩飯食うまではそれほどしんどそうにも見えなかったんだけど21時くらいに様子を見にいったら、ベッドに斜めに寝転がって、なんとなく眼も白濁しているように見えてちょっと焦る。今日は午後から少し長い時間家を空けてたんだけど、その間にも一度ベッドから転げ落ちたりしてみたいで…
普通に休めば何とかなるのかも知れないけど、ちょっと表情も虚ろだし、何かあったらマズいと思って渋るカミさん説得してタクシー呼んで中央病院へ。採血の結果は今週半ばに透析先で採った時の結果とさほど変わらないので大ごとではなさそう。もしかしたら水分があまり取れていないのかも知れないので念のため点滴してみよう、ってことで処置室へ。
結局3時間程かかったけど、少し気分も良くなったみたい。タクシーに来てもらって家に帰ったら、もう1時前だよ。ま、大したことなかったんでホッとしたけど。
事の顛末を従姉妹殿にメッセージ送ってシャワー浴びてゴミまとめて酒飲んでたらもう2時だ(^^;
午前中に大雨警報、午後に入って暴風警報も出されてえらいこっちゃ。午前中、Amazonから届いたFire用の防護フィルムを受け取りにコンビニまで行ったんだけど、びしょ濡れになった上に風で傘の骨をへし曲げられてしまってさんざんだったぜ。
この風の中でもう一度買い物に行くのはさすがに躊躇われたので、晩飯はありものでごまかし。
なぜか今日はカミさんがそこそこ食欲あるみたいで、ご飯は残してしまうんだけど間食で林檎やらポテチやらを要求するので、注意しつつちょっとずつ提供。最近の方向性として、あんまり塩分やらタンパク質やらの量に神経使わず、食べたい物を出してやった方が良さそうだ、って側に向いてるんで、一応「ほどほどにしとけよ」って念を押して、食べさせてます。ひどく痩せてきてるんで、まずは肉つけないと(w。
とはいえ昨日の宴会が効いたのか、昨日の夜から今朝にかけて、ちょっといろいろ失敗してしまったようで、今日は3回洗濯機を回す羽目に。怒らないから失敗した時にはすぐ言ってね。シモの処理なんてへっちゃらだから( ̄▽ ̄;)。
前 | 2004年 6月 |
次 | ||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 |
□ 加賀須野 旭 [ROVER様はじめまして。いつも楽しく読ませて頂いております。 フラクタルと言えば「.fif」ファイル形式が印象深い..]
□ ROVER [懐かしいですね、デイジーアート。私もしばらく使ってました。画像フォーマットはカタログデータ的な得失とは別の所で淘汰さ..]
□ TrackBack [http://blog.livedoor.jp/ichimi_10/archives/27014168.html 日..]
□ 主婦いちみ [はじめまして! 自分ちの記事を書くために放浪してたら、こちらの記事にめぐり合うことができました。 私も労馬さまのよう..]
□ ROVER [ご丁寧にどうもです。知的と言うよりは恥的、もしくは痴的な所ですが、気が向いたらまた覗いてやってくださいませ。]
□ bongo [weight loss phentermine http://www.network.axe.cc Phenterm..]