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…などという物が発表されたのですな。ふうむ、解像度1680×1050ピクセル、ってのはちょっと微妙だけど魅力的だ。ディスプレイだけ欲しいなあ。iMacじゃあそうも行かんけど。
久々の占い物、ちるくるさんの日記経由で金持ち頭脳。詳しい結果はこんな感じなんですが、やあ、これはまた。
タイプ:測定不能型
乱土 労馬さんには超貧乏傾向があります。宝くじが当たっても安心できない貧乏体質です。特に「やる気」の無さが全体を覆っており、金銭面がどうこうという以前の問題に思われます。
また、乱土 労馬さんは測定不能型と分類されました。全体的に中途半端な傾向か、またはとてもレアなタイプなのかもしれません。まじめに回答しましたか?
乱土 労馬さんのお金持ち資質は、日本人口1億2千7百万人のうち第1億1949万8886位に位置します
乱土 労馬さんのお金持ちピーク予想は2006年です。ただしあまり期待できません…
特に「やる気」の無さが全体を覆っており
…。ううん、なんて鋭い分析(w 。それにしてもまじめに回答しましたか?
って………。真面目に回答しましたよう(つoT)。と、とりあえず私より貧乏な体質の人間がまだ日本には750万人ぐらいいるらしい、ってあたりで自らを慰めることにしよう(なんの慰めにもなってない)。
まだ2004年シーズンも始まってないっていうのに…、マクラーレン、モントーヤの2005年加入を認める!!ですってさ。ふうむ、してみるとデイヴィッドが来年一杯でマクラーレンを出るってこと? 意表をついてキミがフェラーリに行ったりはしないよね? で、ウィリアムズには誰が来るんでしょ。まさかジャックなんてことはないと思うけど。とりあえず2004年のファンパブロがウィリアムズでいびられたりしないと良いんだけどね。
テッド・チャン 著/浅倉久志・他 訳
カバー 岩郷重力+WONDER WORKZ.
ハヤカワ文庫SF
ISBN4-15-011458-7 \940(税別)
デビューと同時にネビュラ賞受賞作家になる、というとてつもない経歴を持った才人、テッド・チャンのこれまでに著した作品の全てを収録した中短編集。現在までに発表した八作品のうち三作がネビュラ賞を受賞し、その他の作品もひとつとして何かの賞の候補とならなかった物はない、という超高密度の作品群。
確かにすごい本だ、と思う。たとえばディックが執拗なくらいに「認識」にこだわり続けていたのとまるで対照的に、チャンの作品群はあらゆる方向にそのプローブを伸ばし、触れた物をワンダーに満ちあふれた物語に換えてしまう。驚天動地の数学SF「ゼロで割る」、切なくも美しい言語SF「あなたの人生の物語」、「種」に鋭く切り込む「理解」、「神」を再構成し、罪と罰、愛と赦しに迫る神学SF「地獄とは神の不在なり」、スチームパンクの香りもしてくる錬金術SF「七十二文字」とバラエティ豊か、かつどの作品も粒ぞろい。驚くべき作家だ、と思う…んだな、頭では。
ただ、んじゃあ読んでる最中「うおー」とか「うひゃあ」とか「う…ぐすん」とか、そういう派手なリアクションが伴うような、ページをめくるのももどかしい、ってな感じの本なのかというと微妙にそういうことではなかった。少なくとも私はどっぷりのめり込んで読むことはできなかった感じ。どれもこれも「ほう」と思わせる内容の、本当に密度の濃いSF作品集だとは思うんですけどね、でも同時に、妙に(鼻につく)才走った感じも同時に感じてしまって。
一人の人間が、これだけバリエーション豊かな、全く違う切り口のSFを書いてのける、その力には敬服するのだけども、で、読んだあとで決して裏切られたような気分になったりするようなお話たちではないのも確かなのだけど、それでも何か、才気が先走りすぎた、書く前から頭の中で完結してしまっているお話が活字になったような、そんな気がしてしまうのだなあ。天才的なピアニストがごくプライベートな集まりで、客からテーマをもらって軽くアドリブ演奏をしてみせる、ような感じ。
そのうまさ、豊かなバリエーションと裏腹に、なんかこうどこかで読んだお話が再構成されている、って印象を持ってしまったのものめり込めなかった理由かも。「バビロンの塔」には「リングワールド」の匂いがあるし、「ゼロで割る」はなんかイーガンSFを読んでる感じ。「理解」はサイバーパンク以降の「アルジャーノン」って感じだし「地獄とは………」はもう、「悪魔の星」だよねえ、って感じでね。そのあたりで、何かにとりつかれてページを繰ってしまう、みたいな本読みの楽しみを最後まで得られなかったのも確かなんでした。すばらしく面白い。でもその「すばらしい面白さ」がなんだか頭のいい人が「これぐらいの面白さでいいんじゃねーの?」と割と計算尽くで出してきたような面白さに感じられちゃって。贅沢が過ぎますか?
(★★★☆)
7時前起き。昨日の残りの一口カツ、ベーコン炒めを溶き卵でくるんだ卵焼き、冷凍食品のひじきの煮付け、ごはんに振りかけふって倅の弁当完了。なんか緑色が足らんような気がするが、まあいいか。新聞読んで二度寝。目が醒めたら昼前だった。うう。冷蔵庫にあった白ごま担々麺、とやらで昼食。
カミさんはまだ咳止まんない感じ。「医者行ったら?」「行っても治らんから、いい」だと。まあ元看護婦がそう言ってるんだし。
それより晩のおかずは何にしようかしら、困ったわね。
自分でスライス作って送ってくれるのは殊勝だが、「あちこち白い隙間がでてしまうのです、直してください」とか言われても知らんがな、んなもん。あとな、「なんとか今日の夕方アップしたい」コンテンツの内容、を今日の夕方送ってくるのはヤメレ。
ぶつぶつ、ぶつぶつ。
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 著/浅倉久志 訳
カバーイラスト 松尾たいこ
カバーデザイン 守先正+桐畑恭子
ハヤカワ文庫FT
ISBN4-15-020373-3 \560(税別)
中米、ユカタン半島を含むキンタナ・ローと呼ばれる地帯。ここはかつてマヤ族が住み、今は米資本が進出し、アメリカ人たちのための一大リゾートエリアに変貌を遂げようとしている。年老いて隠居同然の身でここに暮らすアメリカ人の「わたし」。だが蹂躙され、住処を奪われてはいても、一度も"征服されて"はいないマヤの末裔たちの中で、アメリカ人の蔑称である"グリンゴ"で呼ばれ、けして一定以上にうち解けられる事もなく日々を暮らすのはやはりどこか侘びしさがつきまとう。そんなわたしの毎日だが、それでも時として、にわかには信じられない不思議な出来事を見たり聞いたりする事もあるのだった…。
原題は"Tales of the Quintata Roo"。「キンタナ・ローの物語」ぐらいの意味か。これに、いかにもティプトリ風味だな、と取れる邦題をつけた人(たぶん訳者の浅倉さんだと思うのだけれど)の並々ならぬこだわりを感じてしまう。確かに、この邦題の方が、ここで語られる三つの、小さな物語を大変に上手く言い表しているとは思うけど。
収録された三編は、どれも愛らしく、そして少しばかりおどろおどろしい。中南米が舞台、と言う事で、例の"魔術的リアリズム"なんて言葉もふと思い浮かんだりもするけれど、それ以上に感じられるのは、なんて言うか、悲しさとあきらめ、みたいなもの。
本書の解説でも引かれているSFマガジン誌の'87年10月号のティプトリーのインタビューをわたしも読みましたが、その中で彼女が、しばしば人間の行く末に対して、かなり悲観的な見方をしている事、彼女が元はCIAの分析官という仕事に就いており、またある程度は実際的な諜報活動のような事も経験したらしいこと、そしてアメリカが常に政治的に注目し、隙あらば謀略をしかけていた地域の一つが、キンタナ・ローを含む中南米諸国であった事、さらにはその同じ地域が、今度は政治ではなく資本によって、古来からここに住む人々の思いを顧みることなく荒らされ続ける(余談ですが2006年から開催予定の、F1メキシコGPの開催地、カンクーンもまた、キンタナ・ローの一部だったりしますな)世界である事、を考えると、で、そのことにかつてCIAに在籍していた彼女が、積極的にではないにせよ関わらざるを得なかった自分の過去があったこと、を考え併せたときに、かつて自らが関与し(てしまっ)たかも知れない世界をまぼろしとして海に戻し、近代とか現代とか、政治とか謀略とか開発とか利権とかが幅をきかせる以前の時代の物語を、主人公の"わたし"にかいま見させる事で、作者自身もまた、その同じものを実は見たかったのかも知れないな、と思った事でした。
予備知識なしに読めば、ややホラーがかった美しいファンタジイとして読めるだろうし、ティプトリーという人、そしてこの思い入れたっぷりな邦題を目にして、思わずいらん事を考えてしまった人間にとっては、それなりにいろいろと深読みの楽しめる本、といえるかも。
個人的にはティプトリーの作品の中ではこれ、かなり好きな部類に入ると思います。
(★★★☆)
カミさんはだいぶ調子戻ったようだが、とりあえず晩飯もワシ。ワシと倅はチキンカレー、カミさんには湯豆腐。カレーはジャガイモの投入タイミングがちょっと速すぎたかも判らん。
メシ食って、少し本読んでから仕事の続き、というか本格的には明日やるつもりなのでどういう仕事が必要なのかチェック。問題の「あちこち白い隙間」ってやつ、ソース見る限りは、別に変な事もやってないようなのでなんだかな。で、試しにスライスされた画像をPhotoshopで一枚絵に復元してみたら、なあんだ、最初っから白い隙間ができるような絵を作ってるンじゃん。あっはっはっは………ヌッコロス。
まあええわ、おっちゃんこっそり直しといたるさかいな。次から気ぃつけや。
つーてもカミさんの方の筋なので、あたしゃ外様。外様らしく隅っこでビールちびちび、お料理はむはむ。どうでも良いけどそろそろこういう催し物も、自分が主催者になる可能性があるんだよなあなどと思ったり。オヤジの筋の実家はお寺さんなんですが、自分の宗派もよく分かってない人間に、この手の催しなんて主催できるのかしら。ご先祖様に感謝する気はあるんだけど、適当に近所の坊さん呼んでどーもー、で済ます訳にはいかんのだろうなー。何かと面倒だけど、無碍にも出来んもんなあ。
とか言うことはめんどくさいから極力考えないようにして、ひたすらビール飲んでましたが。一応ばーちゃんの前では未成年な倅(いや、実際未成年なんだけど)が、ばーちゃんが部屋に顔を出すごとに素早くビール飲んでないふりするのが、見てておもしろかったのが今回の法事の収穫といえるかな。
ジェイン・アン・クレンツ 著/和爾桃子 訳
カバーイラスト 小菅久実
カバーデザイン 波戸恵
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011633-0 \940(税別)
"カーテン"として知られる時空異常によって見いだされた地球型惑星、セント・ヘレンズ。地球からの移民者たちを受け入れ始めた矢先、突如"カーテン"は閉じられ、セント・ヘレンズの入植者たちは地球との連絡を絶たれ、独自の進化を遂げざるを得なくなっていた。地球から持ち込んだ金属やプラスティック、シリコンなどがたちまち朽ちていき、高水準の科学文明が使えなくなった状態から文明を維持するために苦闘してきた人類は、この惑星で独自の進化を遂げていた。さまざまな業種に特化した超能力者と、その超能力を集中的に発揮させる触媒となる"プリズム"と呼ばれる能力者。そんな"プリズム"たちの中でも最高能力を持つ女性、アマリリスの元を訪れたクライアント、ルーカスが持ち込んだ案件とは……
つまり、二人が合体すると、いろんなところで(もちろん、うっふんあっはん込みで)最高級の能力を発揮するカップルの存在を、その存在自体には疑問が差し挟まれることが無く、でも文明のレベル自体は現在ただいまの我々が暮らしている世界のそれでとどめておいて、その中でちょいとサスペンス風味なラヴ・ストーリィを展開したいと思ったらどうするか。そりゃSF仕立てで行くしかないだろう、という話。SFをやりたかったのではなく、ラヴ・ストーリィに斬新な切り口を持ち込みたいと思ったら、SF仕立てにするのが良さそうだ、で出来たのが本書。なんだかんだで設定の詰めの甘さや、読んでる最中全く読んでるこちらが「SFを読んでる」感に浸れない恨みを感じまくってしまうのだが、基本的にこれらの問題の責任の根っこは、これを青いカバー背の文庫で出した早川書房にある、って気はする。
「SFではないのか?」といわれたら「いやそういうわけでは…」と思いつつ、「んじゃSFなの?」と問われたら、「んー、ワンダー成分が、ちょっと…」などと言い淀んでしまうような一冊で、これが"ハーレクイン・ロマンス"や"シルエット・デザイア"の中の一冊として出てたら、それなりにチャレンジングな一冊、みたいな評価も得られたかも知れないけれど、ハヤカワSFから出るとなると、いろいろケチを付けられてもしょうがないだろうなあとは思ってしまう。
著者のジェイン・アン・クレンツはいくつかのペンネームを使い分けて、ロマンス小説を量産している人気作家で、そちら方面ではかなりの人気作家らしい。小説としての造りのしっかりぶりはさすがの職人芸。美人でナイスバディなのだけれど、倫理観ガチガチのヒロインと、ちょいとイリーガルな出自から、上流っぽい階級ではやや異端っぷりが目立つワイルドなヒーローのろおまんす、なんてのは間違いなくそっち方面の小説の定番パターン。で、そこは過不足無く押さえていると思う。過不足はないが、読んでるこっちに全然ワンダーがやってこないってのが問題なんだと思うけど。
あと、訳もちょっと気になる。なんつーか、「格調」みたいな物が統一されてない感じ。上手く説明できないんだけど、「そのキャラはそこでそういう口調になるのかな」的な展開が結構あるのと、シチュエーション的(潜入捜査の真っ最中とか)にそれはないだろ的場面で、「金切り声」をあげるってのはどうなのよ、とか思った。
全体として、軽く読み飛ばす分にはそこそこ上等。深く考えたら負け、みたいなお話かな。
★★☆
お昼前にマシントラブルという呼集がかかって、取り急ぎ堺行き。トラブル自体はなんつーか、「コンセントはしっかり差し込まれていますか」的レベルというかこの角度以上にケーブルが曲がると接続不良が発生するみたいな良く分からん判じ物的レベルでの事象で、解決したと言えば言えるが、同じことはこの先、いつ起こってもおかしくないとも言えるわけで、心底安心して現場を離れることもできなかったかな、と。
しかしまあそんなことはこの際どうでも良いんだ。
昼飯抜きでがさごそとやってきたので、立ち呑みでかなり遅めの昼ご飯というか少々早めの晩飯第一ラウンドを楽しんでたら、となりで飲んでた男女二人。同じ職場の上司と部下的関係か。男性の方は、あえてオヤジ臭い立ち呑みに若い娘を連れて来れるオレってちょっと渋くね? 的勘違いオヤジ、女の子の方は、オッサン適当にちやほやしとけばロハで飲み食いできてラッキーなんじゃね? ってな感じ(超私見)で妙にテンション高い。おっちゃんの方は一杯の酎ハイをチビチビ、女の子の方はそんなおっちゃんお構いなしに酎ハイがばー、芋焼酎(ここじゃあ二番目に高い酒だぜ)ぐびー、串カツを一本ずつ注文しながら(この行為もちょっと感心できないが)ご機嫌になって、妙に大きな声で釜前のおねーちゃんに言ったもんだ。
「今日あたりボジョレー、入ってません?」
オジサンつい心の中で、誰かこの小娘を立ち呑みから叩き出せと叫んでしまったのは言うまでもありません。
こちらは適当に飲み食いして先に店を出てきちゃったけど、あのおっちゃんと小娘のカップル、あの後どんな夜をお過ごしになったんでしょうな。おっちゃんの小さな冒険が幸多いものであったら良いのですけどね。
本日のわが家の晩飯のメニューは生野菜のサラダにハムステーキ、ポトフにパンの盛り合わせ。で、オマケにボジョレー・ヌーヴォ。カミさん曰く、「ペットボトル版があったからそれ買ってみたよー」だって。ボトルがポリ製になった分、若干お値段が抑えめになってるんだそうで。
そもそもがその年のワインの出来を予想するためのお酒がヌーヴォなわけだから、体裁よりも酒本体の方が重要なので、容れ物なんざどうでも良いと言えなくもないのかも知れないが、んまあ持つ手にちょいと力を込めると、ボトルがべこんと凹んでしまったりすると、それはそれで酒飲み的には淋しい気分になったりしなくもない。空けてしまったボトルはこんな感じ。後になってみると微妙に安物を飲んじゃった、感じはちょっと否めないかも知れないな。
赤ワインには癖があってナンボだと思ってる身としては、ヌーヴォの気合の抜けっぷりには毎年物足りないものを感じているわけではあります(とか言うてるけど、そないに酒の味が分るような人間でもないんですけどね)が、まあこれも一種の季節の風物詩。おいしく頂きましたよ。
ウチの環境では3.0.1への移行はまだちょっと時期尚早だったみたいで、カテゴリリストやら最近のコメントやらが腐ったりでどーもよろしくないので2.2.2までバージョン戻してみた。
一応平和になったけど、やっぱりamazon.rbだけは上手く動いてくれないな。これは多分プラグイン側じゃなくサーバ側に何かありそうな気がする(前はちゃんと動いてたわけだからね)んだけど、さてそれが何なのかは全くピンと来ず。
最近更新に時間がかかる気がするので、なんかその辺に原因が潜んでいるような気はするんだけど…。amazonが供給しているリンクはちゃんと動くので、そっち使えばいいだろって話ではあるんだが。
ま、様子を見つつ。
一時の気の迷いでtDiaryのバージョンを3シリーズに上げたは良いが、やっぱRubyのバージョンが1.8.5って環境ではあっちこっちで上手くないことが起きるようで、やっぱ2.2.xまで戻そうって事でごちょごちょやったおかげであちこちにご迷惑をお掛けしてしまって申し訳ありません。tDiaryはVer3.x.xが日記データの文字コードをUTF-8で管理するようになってて、これは過去ログにも適応されるものだから、一度バージョンを3シリーズに上げてしまうと、開いた過去日記もUTF-8に変換されてしまうのだね。で、こいつを2シリーズに戻すときにはこっちでログを古いもので上書きしないといけないわけで、その絡みで古い日記データが新規データに化けてしまうような現象が発生してしまったようです。
基本的にここのところの試行錯誤、根っこにあるのはどうやらXREAのサーバ不調にあるみたい(Twitterのほうでたださんからも助言を頂きました。ありがとうございます)で、これはもう待つしかないって感じですな。一応「困ってんねんでウルァ!」ってメールは投げたので、それなりに早急な解決を待つしかないって事で。
ツッコミ入れるのも時間かかってるんじゃないでしょうか。しばらくはご迷惑をお掛けしますがどうか御容赦を。
マイクル・フリン 著/嶋田洋一 訳
カバーイラスト 加藤直之
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
創元SF文庫
ISBN978-4-488-69901-7 \940(税別) →amazon
ISBN978-4-488-69902-4 \940(税別) →amazon
14世紀ドイツ、上ホッホヴァルト地方の小村の神父、ディートリヒはその日、妙な胸騒ぎと共に目を覚ました。空気の何かがいつもと違った感じがするのだ。単に気のせいだろうと気持ちを切替え、早朝のお勤めに向かうディートリヒだったが、彼が感じた違和感は気のせいなどではなかった。村の外れの<大きな森>が閃光に包まれ、巨大な振動と雷鳴、疾風は村まで到達する。その日轟音と共に出現したものは、当時の人間達には想像することもできなかった、異星人の乗る宇宙船だったのだ…。
著者のマイクル・フリンというお名前、何となく聞き覚えがあるなあと思ったら、地球に墜落した異星人達をSFオタク達が助ける、というちょっとドタバタしつつも謎の感動を与えてくれた「天使墜落(amazon/中古のみ)」の共著者のお一人であった。で、今回も宇宙人達が地球に落ちてくるお話(w。今回宇宙人の味方になってくれるのは、中世ドイツに暮らすちょっとワケありのはみ出し神父と純朴な農夫達。
中世ドイツというとコニー・ウィリスの「ドゥームズデイ・ブック」、ちょっと時代が前になるけどクライトンの「タイムライン」なんてのもこちらの方向性か。絶対王制が確立される前、教会と各国の王たちの勢力争いと迫り来る黒死病の災禍で、一般の民衆達にとっては一種の暗黒時代的なイメージが持たれているころだけど、決してそう決めつけたものでもなかったよ、ってのは先に挙げた二作でも触れられていたけど、本書でもそういう方向からのアプローチがなされている。
主人公のディートリヒは、上という存在が絶対的なものであるこの時代にあって、驚くほどに論理的な思考のできる人物。神父という職に就いているところからも判るとおり、ディートリヒも基本的に敬虔なキリスト教徒であり、神の存在は絶対的なものとして信じてはいるのだけれど、その信仰の許す範囲内で意外に現代風な思考もできる人物として描かれている。神に仕える人物の前に突如現れた異星人達、しかもその容貌がややもすれば悪魔的なものであるのにも関わらず、そこで信仰から来る視野狭窄に陥ることなく、今自分の目の前にある存在を、論理的に解明していこうとする神職者、という描写がかなり面白い上に、彼と対称的な立場にいるもう一人の聖職者、ヨアヒムとの対比もなかなか印象的だったりするのだった(その上この狂信者ヨアヒム君、後々良い味を出してくれるんだ)。
お話は中世ドイツに迷い込んだ異星人達と、当時のヨーロッパのごく普通の人々の交流と、かつて彼らが暮らしていたと思われるあたりに関する伝説に興味を持った現代の人々のお話がカットバックで描かれていく。本来は現代サイドのお話のみが中編として発表され、そこに肉付けがなされてこの形となったそうなのだが、もとの中編部分はお話を短くまとめる必要性があるからか極めてキレが良く、逆に中世側のお話は、ややもっさりし過ぎなんじゃないかと思えるぐらいゆったりと、重ために進んでいく。そこの所の対比は、まあ正直うまく言っているとは言いがたいかも。ただ、そのゆったり感がこの本に得も言われぬ「味」を持たせているとも言えるだろうか。
その「味」の部分が、なんと言ったらいいのか、いかにも今風なSFのきりっとしたスピード感とは別のところの何か、懐かしいものを呼び覚ましてくれるようなところがあって、多分落ち着いて考えたらダメなんじゃない? って思えるようなところもいろいろあるんだが、読み終わってまず感じるのは、「なんだか良いものを読んだような気がする」ってことで、それって意外に貴重な読書体験と言えるんじゃないのかな。
アラも多いしとっちらかってるところもちょいちょいある。「ヒューゴー賞最終候補作」というのは「ヒューゴー賞を取れなかった作品」でもあるわけで、本書の最終的な評価って言うのは煎じ詰めればそういうことなんだろう。でも捨てがたい魅力がこの本にはあると思うんだ。割と読むのに苦労するし、最終的な読後感にもクエスチョンマークがちょいちょい湧いてくるんですが、わたくし個人はどっちかというとこのお話、好きです。
★★★★
昨日の件、やっぱりそこそこ面倒みないといけないみたい。一応費用は出るらしいのでそれなりにお付き合いはしますが、めんどくさいなあ。HTML的にスカタンなところ直すのは楽しいけど、SEO絡みのキーワード埋め込みとかはあんまりやりたくないんだよね。あと、意図的にキーワードになるワードを<strong>で括るとかいう処理も、それは違うだろうって気がしちゃうんで、お仕事に向かうテンションががくんと下がっちゃうんだけど。
ま、文句は言うけどチェックは結構ザルなクライアントさんだって事は分ってきたので、自分なりの落とし所は、わりと手近なところにありそうな気はしてきたんだけども。
今日初めて気がついたんだけど、Dreamweaver(ウチで使ってるのはCS5)のftp転送機能って、タイムゾーンの設定変更できないのな。これ、場合によっては致命的に不便だと思うんだけど。
しょうがないなあ、普通のftpツールでごまかすしかないのかしら。
土曜日だったかな、株式会社ワイズ、なるところから電話がかかってきて、うちが入ってるマンション、NTTフレッツの1Gbpsサービス提供が可能になったので乗り換えませんか、1,000円ぐらい安くなりまっせ、と。安くなって速くなる(今はauのマンションタイプなんで、実質30Mbps程度だしね)なら、そりゃ結構な事だと思って話を聞いてみたんだけど、いろいろ要領を得なくって、とにかく「安くなる」一辺倒で押してくるんで、なんだこれと思って「ちょっと考えさせてくれるか」、つーたら「そういうことでしたら資料FAXしますんで」、と言うのでFAX送ってもらうことに。
んで送られてきたFAX見てみたら、確かに安くなる感じではあるんだけど、前提として今使っているプロバイダを解約して、指定のプロバイダを利用しなくちゃいけない、みたいな縛りもちょいちょいあるようで。
月曜日にまた電話が来たので、「プロバイダ解約しなくちゃいけないの?」って聞いたら、「そうだけど前に使っていたメールアドレスはそのまま使える」、「どういう理屈で?」、「とにかく使えるんです」、とか、
「複数のパソコンで接続できるの?」、「出来るはずです」、「こちらでルータとか用意しなくちゃいけないの?」、「大丈夫なはずです」、「はずじゃなく、そこは機器の構成とかを教えてくれたらわかる話でしょ?」、「技術担当の者から一時間以内に電話させます」って流れになって、そこから音沙汰無し(w。
なんだったんだろうねえ。ほんとに速く、かつ安くなるなら多少の不便は受け入れても良いか、って思ったんだけど、向こうの対応がヘナチョコ過ぎだわ。あんま舐めんなよ。
火曜深夜の分、「暁のヨナ」、「クロスアンジュ」、「アカメが斬る!」、「甘城ブリリアントパーク」。相変わらずのまったり展開の「ヨナ」、第一回で顔を出していたチームメンバーはいつになったら揃うんだろうね。
一応それなりにチームが機能し始めた「クロスアンジュ」、意外にオーソドックスな面白さがあるような気がしてきた。これ、クリエイティブプロデューサーを務めている福田己津央氏的に、道を踏み外しかけて持ち直したシン・アスカのお話を描きたいのかな、なんてことをちょっと思ったり。
「アカメ…」、貴重なコメディ・リリーフのラバック君も殉職。なんか「伊賀の影丸」(古いな)的ペースで敵味方の顔にバツ印がついて行くな。そして主人公のアカメの出番が相変わらず少ない(^^;。
「甘城…」はかなり楽しいけど、これ前に書いたかな、自分の好み的には可児江君がもう少し有能であってほしかったような気はしてる。序盤では彼の打つ手がことごとく決まり、甘ブリの行く末も明るいか、と思わせたところででっかい壁にぶち当たって、みたいな展開ね。そこで打ちのめされてる可児江君を尻目に、それまでダメ野郎の集まりと思われてた甘ブリのキャストたちが意外な活躍を見せて…みたいな。今のところそこまで可児江君が「できる」人物に見えず、なんか毎回ドタバタで終わっちゃってる(それ自体は楽しいんだけど)感じがして、ちょっとそこは残念だなあ、と。
インクが無くなったとかそういう事じゃ無く、これはプリンタヘッドが瀕死なんだな。新しいカートリッジつけてもカスカスの印字しか得られないもんね。考えてみたら5000円でお釣りの来る複合機を5年使った (しかもたぶん年賀状シーズンしか使わない、なんて人から比べたらかなり酷使してる方だと思う) 訳だから、そろそろ寿命、と言ってもいいのかもわからんな。
とはいえこの金のない時期に、これはちょっと痛いなあ。明日ソフマップに行ってみる(古本屋的にプリンタは絶対に無くてはならん道具なので)けど、手頃なのがあるといいんだけど。スキャナとしてならまだB110a、使えるので、プリンタ専用機で安いの、なんて選択肢も無くは無いですが。
なんにしても予想外の出費が発生してしまうので、「この世界の片隅に」はあきらめるしかなさそうだな(つoT)。
週末分。いろいろ作業しながらだったのであんまりしっかり見ていない。とりあえず土曜深夜は「ボールルームへようこそ」と「魔法使いの嫁」が見れたらまあいいかな、的な。「宝石」も「血界」も別に嫌いな訳ではないですけど。
「ビルド」、バンジョー君がライダーの力を得る話。現状ベルトは一本しかないのに、ライダー候補はふたりって状態をどう解消するんだろ。あと、スパイとばれた人を怪人化して、って機密保持の上であまりにもザルなんじゃないかしら、ってのは言わない約束かな(^^;。「キュウレンジャー」はここのところ影が薄くなっていた司令のフィーチャリング回。ここは楽しく見て来週、チャンプとアントン博士のちょっと重いエピソードに繋ぐって感じですかね。
「直虎」、ついに築山殿事件に決着。徳川家最大の痛恨事を背景に、直虎と万千代の間のわだかまりが一つ溶ける、様なお話、ってことで。
うん。病人にまともに腹立てたらいかんのは判ってる。我慢する。けどストレスは溜まるな、やっぱり(^^;。ちょっと酒量増えてる(正確には酔うスピードが速くなってる)んで、自重したいところですな。
あんまり見れてない、つか酒飲んで見てるから見ても忘れちゃってるんだな(w。あとフィギュアスケートが割り込んできたり、NHKのドラマ10、「ミスジコチョー」が意外と面白かったりで邪魔も多かったってのもあるとは思うけど。そろそろまとめて見ないと二週分溜まっちゃうね。
鷹見一幸 著
カバーイラスト 太田垣康男
カバーデザイン 早川書房デザイン室
ハヤカワ文庫JA
ISBN978-4-15-031400-2 \660(税別)
墜落した救命パレットの救出ミッションを成功させ、さらに先住民族であるオルクルたちの文明化にも成功して基幹基地、シェイヨルに帰還した恵一たち。そこでは上級所属であるケイローンによる途上種族たちの評価試験が行われていた。地球軍の中心になるのは、あの気弱だったパイロット、ウィリアムたちだった。
前作でいろいろ振ったネタはいったん措いといて、お話は新展開。粛清者艦隊の猛攻を予想し、人類側もまた大規模な反攻作戦を計画する。その中心になるのは人類を含む途上種族、彼らに新機軸の作戦を実行させるべくシミュレーションが繰り返されて、って展開。こちらは先にも述べたウィリアムたち若者たちのお話。一方でその途上種族艦隊を率いるべくさらなる昇進が告げられたことで、微妙に変化していく恵一サイドのお話の二本立て、って感じか。
そこはいつものように快調ではあるし、昇進に伴って恵一君に身を固めなさいよ、なんて言ってくる上司やら、そこから出てくるちょっとした恋のさや当てとか、クスリと出来るところも用意されてて楽しめる。ただ、一点このシリーズには気になるところがあって、それは継続性に少々乏しいと感じられるところがある、ってところだろうか。前にもちょっと書いた覚えはあるけど、前巻でヒキ的に残された要素が、続く巻では割と投げられちゃって、新しいお話が始まっちゃう事が多いように感じられるんだよな。もちろん本書でも前巻のオルクルの一件なんかに関連して、ケイローンたちよりさらに上の種族の登場、なんて描写はあって、完全に捨てられているわけではないというのは判るし、そのあたりがさらに後になって効いてくる、という用意もされてはいるんだろうけれど、それでもちょっと物足りなさはあるかもね。
ま、終わってないお話なんでそこらはまあこれからのお楽しみと言うことで。今回はまともな戦闘はなかったのが残念だったけど、次巻はちょっと派手な展開になりそうっすね(w。
★★★
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30 |
Before...
□ ちるくる [3年後になんかあるそうですし、下に750万人ぐらいいるんならまだまだだいじょぶですよ!w 真面目に答えなかった私が悪..]
□ adramine [私も「測定不能型」ですた…。]
□ rover [個人的には「おっしゃるとおりでございますー、へへー」なんですけどね(w 。]
□ おおた [第1億1665万8501位でした。]
□ rover [のほほ、同志ですね>おおたさん(^^;)]
□ noki [家に戻ってログをチェックしたらやぱり「測定不能型」でした。 ピークは2022年らしい・・・・うわ。。。。60近くなっ..]
□ もんちぃ [第1億2036万9532位ですた。質問が直接的すぎかもね。f(^^;]
□ でした [測定不能型、第7182万5143位.. 「特にバランス感覚よりも生命力の低さでかなり損をしている感があります。活発さ..]