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ウチの環境では3.0.1への移行はまだちょっと時期尚早だったみたいで、カテゴリリストやら最近のコメントやらが腐ったりでどーもよろしくないので2.2.2までバージョン戻してみた。
一応平和になったけど、やっぱりamazon.rbだけは上手く動いてくれないな。これは多分プラグイン側じゃなくサーバ側に何かありそうな気がする(前はちゃんと動いてたわけだからね)んだけど、さてそれが何なのかは全くピンと来ず。
最近更新に時間がかかる気がするので、なんかその辺に原因が潜んでいるような気はするんだけど…。amazonが供給しているリンクはちゃんと動くので、そっち使えばいいだろって話ではあるんだが。
ま、様子を見つつ。
一時の気の迷いでtDiaryのバージョンを3シリーズに上げたは良いが、やっぱRubyのバージョンが1.8.5って環境ではあっちこっちで上手くないことが起きるようで、やっぱ2.2.xまで戻そうって事でごちょごちょやったおかげであちこちにご迷惑をお掛けしてしまって申し訳ありません。tDiaryはVer3.x.xが日記データの文字コードをUTF-8で管理するようになってて、これは過去ログにも適応されるものだから、一度バージョンを3シリーズに上げてしまうと、開いた過去日記もUTF-8に変換されてしまうのだね。で、こいつを2シリーズに戻すときにはこっちでログを古いもので上書きしないといけないわけで、その絡みで古い日記データが新規データに化けてしまうような現象が発生してしまったようです。
基本的にここのところの試行錯誤、根っこにあるのはどうやらXREAのサーバ不調にあるみたい(Twitterのほうでたださんからも助言を頂きました。ありがとうございます)で、これはもう待つしかないって感じですな。一応「困ってんねんでウルァ!」ってメールは投げたので、それなりに早急な解決を待つしかないって事で。
ツッコミ入れるのも時間かかってるんじゃないでしょうか。しばらくはご迷惑をお掛けしますがどうか御容赦を。
マイクル・フリン 著/嶋田洋一 訳
カバーイラスト 加藤直之
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
創元SF文庫
ISBN978-4-488-69901-7 \940(税別) →amazon
ISBN978-4-488-69902-4 \940(税別) →amazon
14世紀ドイツ、上ホッホヴァルト地方の小村の神父、ディートリヒはその日、妙な胸騒ぎと共に目を覚ました。空気の何かがいつもと違った感じがするのだ。単に気のせいだろうと気持ちを切替え、早朝のお勤めに向かうディートリヒだったが、彼が感じた違和感は気のせいなどではなかった。村の外れの<大きな森>が閃光に包まれ、巨大な振動と雷鳴、疾風は村まで到達する。その日轟音と共に出現したものは、当時の人間達には想像することもできなかった、異星人の乗る宇宙船だったのだ…。
著者のマイクル・フリンというお名前、何となく聞き覚えがあるなあと思ったら、地球に墜落した異星人達をSFオタク達が助ける、というちょっとドタバタしつつも謎の感動を与えてくれた「天使墜落(amazon/中古のみ)」の共著者のお一人であった。で、今回も宇宙人達が地球に落ちてくるお話(w。今回宇宙人の味方になってくれるのは、中世ドイツに暮らすちょっとワケありのはみ出し神父と純朴な農夫達。
中世ドイツというとコニー・ウィリスの「ドゥームズデイ・ブック」、ちょっと時代が前になるけどクライトンの「タイムライン」なんてのもこちらの方向性か。絶対王制が確立される前、教会と各国の王たちの勢力争いと迫り来る黒死病の災禍で、一般の民衆達にとっては一種の暗黒時代的なイメージが持たれているころだけど、決してそう決めつけたものでもなかったよ、ってのは先に挙げた二作でも触れられていたけど、本書でもそういう方向からのアプローチがなされている。
主人公のディートリヒは、上という存在が絶対的なものであるこの時代にあって、驚くほどに論理的な思考のできる人物。神父という職に就いているところからも判るとおり、ディートリヒも基本的に敬虔なキリスト教徒であり、神の存在は絶対的なものとして信じてはいるのだけれど、その信仰の許す範囲内で意外に現代風な思考もできる人物として描かれている。神に仕える人物の前に突如現れた異星人達、しかもその容貌がややもすれば悪魔的なものであるのにも関わらず、そこで信仰から来る視野狭窄に陥ることなく、今自分の目の前にある存在を、論理的に解明していこうとする神職者、という描写がかなり面白い上に、彼と対称的な立場にいるもう一人の聖職者、ヨアヒムとの対比もなかなか印象的だったりするのだった(その上この狂信者ヨアヒム君、後々良い味を出してくれるんだ)。
お話は中世ドイツに迷い込んだ異星人達と、当時のヨーロッパのごく普通の人々の交流と、かつて彼らが暮らしていたと思われるあたりに関する伝説に興味を持った現代の人々のお話がカットバックで描かれていく。本来は現代サイドのお話のみが中編として発表され、そこに肉付けがなされてこの形となったそうなのだが、もとの中編部分はお話を短くまとめる必要性があるからか極めてキレが良く、逆に中世側のお話は、ややもっさりし過ぎなんじゃないかと思えるぐらいゆったりと、重ために進んでいく。そこの所の対比は、まあ正直うまく言っているとは言いがたいかも。ただ、そのゆったり感がこの本に得も言われぬ「味」を持たせているとも言えるだろうか。
その「味」の部分が、なんと言ったらいいのか、いかにも今風なSFのきりっとしたスピード感とは別のところの何か、懐かしいものを呼び覚ましてくれるようなところがあって、多分落ち着いて考えたらダメなんじゃない? って思えるようなところもいろいろあるんだが、読み終わってまず感じるのは、「なんだか良いものを読んだような気がする」ってことで、それって意外に貴重な読書体験と言えるんじゃないのかな。
アラも多いしとっちらかってるところもちょいちょいある。「ヒューゴー賞最終候補作」というのは「ヒューゴー賞を取れなかった作品」でもあるわけで、本書の最終的な評価って言うのは煎じ詰めればそういうことなんだろう。でも捨てがたい魅力がこの本にはあると思うんだ。割と読むのに苦労するし、最終的な読後感にもクエスチョンマークがちょいちょい湧いてくるんですが、わたくし個人はどっちかというとこのお話、好きです。
★★★★
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なんかRSSで大量に懐かしいレビューが飛んできましたな。<br>ただしリンクは切れてました。<br>実写サンダーバード映画のレビューがなつかしかったです。ごごごごーんどどーん。
ごめんなさい、過去ログを入れ直したので。そんな弊害が出てしまったんですね。
●なるほど、mixiの方にも謎の新着情報とか来てたのはそういうコトでしたか。なんか「ウルトラマンマックス」のミズキっちのスレンダーボディがええのう、とかそんな内容でしたが(笑)