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「サンダーバード」実写版にV6(スポニチアネックス)。まああの映画がどうなろうと知ったことではない気もするけど、それにしてもねえ。別にV6には恨みもなんにもないけど、なんか間違ってないかこのキャスティングはー?
父親のジェフを担当するのは“最年長”の坂本。以下、長男から五男までの「トレーシー・ボーイズ」に長野博(31)、井ノ原快彦(27)、森田剛(24)、三宅健(24)、岡田准一(23)と年齢順に配役が決まった。
………イノッチはゴードン*1にあてた方が良いんでないの?
*1 まあ原作版とはトレーシー家の人たちの性格とかも違う物になってるんだろうけどさ
さてこちらはたおさんとこで知った、実写版デビルマン。ふうむ、どんなもんなんでしょうな、こっちは。ダークヒーロー物の雰囲気はええ具合に出てる感じはするけど、最近のイケメン特撮シリーズにありがちな、主役級の見分けがつかないぞオルァ! みたいな部分もあるし、そもそも飛鳥了があんまり美形じゃないし(^^;)。
さて永井豪作品といえば、どろどろ、ぐちゃぐちゃ、あーんどハダカなおねいさん続々登場、が魅力でもあるんだけど、この映画はその辺どこまでやるんだろう。出てくる人物の大半はハダカにひん剥かれてむごたらしく死ぬ訳なんだけどね。R指定とかあるのかしら、これ。
マイクル・クライトン 著/酒井昭伸 訳
カバー写真提供 ギャガ・コミュニケーションズ
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫NV
ISBN4-15-041054-2 \840(税別)
ISBN4-15-041055-0 \840(税別)
若くして巨大な財をなした天才的物理学者、ロバート・ドニガー。今彼はその巨大な財力と自らをはじめとする最優秀の頭脳を結集した企業、ITCを設立して、あらゆるハイテク・ベンチャーに先立つことおよそ5年、という超最先端プロジェクトを進行中だった。ついに実現した量子コンピュータ、それが無限に存在する並行宇宙への人間の転送を可能にしたのだ。だが、プロジェクトに関わる一人の科学者が人里離れた砂漠に忽然と出現したときから、プロジェクトには微妙なきしみが生じ始める。同じ頃、ITCからの資金援助を受けて14世紀のフランスの遺跡の発掘調査に当たるイェール大学の研究チームは、自分たちの調査活動の背後に、ドニガーたちによって巧妙に隠された何かがあるのではないか、という疑念が拡がりつつあった。事の真相をただすべく、調査チームのリーダー、ジョンストン教授はITCに赴くのだがそれきり連絡を絶ってしまう。そんな折、募る不可解さの中で、調査を続行するチームの前に全く理解に苦しむひとつの発掘物が現れた。"Help Me"と読める一枚の羊皮紙。それは年代的には他の出土物と同様、14世紀の物であるのだが、そこに書かれた文字の筆跡は、彼らがよく知るある人物のそれだったのだ…
最新の科学理論を駆使してエンタティンメント作品を構成する、というクライトン得意のパターンの最新作。今回のお題は量子コンピュータ。時空を超える、てんじゃなく、そもそもこの世界という物は、無限の選択肢に分かれた宇宙が同時に存在しているのだ、と、だからその座標と、そこへ何かを送り込む手段さえあれば空間移動も時間移動も可能になる、という切り口のタイムマシンの理論が面白い。ここにさらに、人間を送り込むことはできないが、人間の「情報」なら送り込むことができる、というアイデアが加わってできあがったのがクライトン流タイムマシン。このあたりの流れが、読んでてなかなか楽しいんだな。このあたりがクライトン小説の真骨頂って感じで。
「ジュラシック・パーク」での琥珀に閉じこめられた蚊から恐竜の血液を見つけ出し、それを元に恐竜を復元しようという試みの過程の描写であったり、マルカム博士が嬉々として講釈するカオス理論の成り立ちとその振る舞いの描写みたいな物が、クライトンの小説の中ではかなり重要な位置を占めていて、で、それにさらにストーリー展開のうまさが加わるところにこの人の小説の魅力があると思うわけで、このお話も14世紀に転送された若者たちの冒険譚もそれなりに楽しめるものではあるのだけれど、それよりもむしろ、その冒険に出発するまでのいささか長めにも思える導入部(量子論を扱ったハッタリ部分)がまず、魅力的な物にできあがっている。過去に行った若者たちの冒険の方はむしろ「え? それだけ?」って気になってしまうくらいで。
いやね、現代人が過去に行く訳なんだから、「アーサー王宮廷のヤンキー」よろしく過去の人が知らない知識を次々と駆使して、胸のすくような大活躍を期待してしまうじゃないですか。んでもこの本、そういう方面は驚くほど控えめ。むしろこのお話で一番活躍するのは、14世紀に跳んでいった若者たちじゃなく、ぎりぎりのところで14世紀に行かないことを選択した若者の方であると個人的には思えちゃうくらいで。
クライトンの意図は、どうも"暗黒時代"と思われがちな中世という時代が、少なくともペストの流行が起きる(「ドゥームズデイ・ブック」の頃ですね)前までは豊かな、色彩に満ちた物だった、ということを述べたい、ってあたりにあったみたいで、たとえば「高い砦」よろしく専門知識を身につけた人間がそれまでにない戦術や武器で相手を翻弄する、みたいな面白さを描きたかったわけではなさそうだから、まあこうなるのもしかたのないところではあるのかも知れないけれど、んー、このへんはちょっとキャラクタの扱いに不満が残るかしら。
不満、といえばもうひとつ、お話の構成上の信賞必罰の付け方にも少々不満なしとしない、感じ。悪党は報いを受けなくちゃ行かんのだけど、その報いの受け方はなんぼ何でもあんまりじゃないのかなあ、と思ったわけですよ。個人的にはここもちょっと不満、かな。
まあそれはそれとして、さすがにクライトン、楽しませてくれますわ。「エアフレーム」がスカだったので、久しぶりに面白いクライトンを読んだ気分。続けて「ドゥームズデイ・ブック」を読む、てのも乙なものかも。
しかしなあ、この原作じゃあ映画の方はちゃんとした作りにするのは難しいだろうな。客は入ったのかね。
(★★★)
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うーむ、デビルマンは噂通り不発のニオイ。肝心の3DCGと実写部分の質感の違いもヤバめ。何と言っても俺的に1つもおおっと思うカットがないぞ。
一応、アモン対シレーヌの戦いあたりが美しく撮れてると良いなあ、という願望はあったりするんですが。それにしても既に不発説なんて出てるんですか(^^;)
トニセンと長野よりのV6ファンですが、それでも一瞬ギャグかと思いましたよ(^^;)キャスティングちゅーのは年功序列型で充てるもんですかい?と。年長組三人は下積み長かった分丁寧に器用に仕事をこなしますが、年少組はその正反対。あの滑舌の悪さでどうするのか。吉川こーじが三人揃うようなモンでしょう。
デビルマンは、肝心のシレーヌさんが、中途半端なコスプレねえさんにしか見えないのがちょっと・・。