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まるで自力で解決したかのような口ぶりだがそんなことはなく、ただただしさんからざくっとツッコミいただいたのを実行に移しただけなわけですが、おかげさまで無事動作確認できました。どうもありがとうございました。
てことで記念に貼ってみよう。血も凍るパン食い競争の動画。
Sorry, sm3922499 was deleted.これが懐かしいと思った時点でオッサン通り越してじいさまの域だよなあ、なんて思いつつ、「光文社のカッパ・コミックス 鉄腕アトム」、昭和40年の夏休み臨時増刊号。
マンガの方は「アルプスの決闘の巻」が収録されているんだが、こっちはオマケでメインは特集記事、「ロボットの科学」。「これがロボットだ」「ロボットの頭脳・電子計算機」「もうきているロボット時代」の三つのパートに分かれた解説記事なんだけど、真ん中のコンピュータとプログラムのしくみの解説が素晴らしく、今の学童諸君に対するテキストとしても充分に通用する内容になっている。プログラムフローの考え方とかコンピュータがバイナリで動くというのはどういうことなのか、ってあたりが、肝心なところをちゃんと押さえつつ、大変わかりやすい記事に要約されている。
執筆は福島正実さんと物理学者の菊池誠さん、さらにもう一人、加藤喬なる人物が担当されている。コンピュータの解説部分を菊池氏、それらを踏まえた未来への展望を福島氏と加藤氏が担当されてるんだが、加藤氏名義での記事が、ジョン・エッカートの言葉を引いて、人間はコンピュータによって多大な恩恵を受けるだろうが、逆に機械が人間を支配するような危険性もある、しかし人間は、コンピュータの電源を切ることも出来る存在だ、というメッセージで文章を締めくくるあたり、とても昭和40年に書かれた記事とは思えない。
加藤喬、とは福島正実さんの別名の一つだったはずで、これはとりもなおさず福島正実から、昭和40年の少年たちに向けて投げられた熱いメッセージだったのだな、と思わせられる。おじさんちょっと感動しちゃったよ。
福島正実の薫陶を受けた人間はプロ・アマ・ファンを問わずとてもたくさんいると思うんだけど、福島さんが持ってた、未来に対する熱く真摯な展望をちゃんと受け継いだSF者って案外少ないんじゃないかしら、なんて事もちょっと思ったことでした。実際ある意味SFマガジンの子供であるはずの自分自身、今になって感動してる時点で手遅れ感満点なわけだし。
SFファンってどこかスマートであろうとするあまり、熱い部分を敢えて遠ざけようとする意識が無意識に働くのかも知れないな、それがずっと、今まで続いているのかも知れないな。という気はちょっとした。それが日本のSFにとって良かったのか悪かったのかについて、結論を出すのはまだ速いんだろうとは思うけど。
それはそれとしてこの本、表3にどこぞのそろばん塾のスタンプがしっかりくっきり残ってたりしますな。
お客様、ご幼少のみぎりにやっちゃいました? ぱくっとな、と(w。
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