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アレステア・レナルズ 著/中原尚哉 訳
カバーイラスト 鷲尾直広
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011674-3 \1600(税別)
連接脳派の創始者のひとり、ガリアナを載せて深宇宙探査に赴いたはずの宇宙船の突然の帰還。だがその帰還は人類にとって朗報ではなかった。宇宙航行可能なレベルにまで達した知的生命体を抹殺して回る超種族、"ウルフ"と呼ばれる彼らがついに人類文明をその目標に定めたことが明らかにするための、悲劇の始まりを告げる使者としての帰還だったのだ…。
「啓示空間」の直接的な続編にあたる本。なんだけどむしろ、関連性という点では"レヴェレーション・スペース"のシリーズ名でまとめられた短編集、「火星の長城」のいくつかをあらかじめ読んでおくと幸せかも知れない。もちろん「啓示空間」を読んでおけばさらにいろいろ「ははん」って思えるところはあるんだけど、何せ長いからね。ま、長いのは本書もご同様(1200ページ超えて、あんた)なので、「啓示空間」を読んでない方は、ダン・シルベステというええしのボンボンがいらんことしたせいで宇宙に一騒動起こったらしい、って事だけ、前もって頭に入れて置いていただけたら(w。
んで本書。例によってクソ分厚く、何よりもまず1ページ目を開くまでにかなりの心構えが要求される訳なんだけれども、覚悟を決めて読み始めたらあら不思議、障害になるのは本の重さだけで、お話自体は実にオーソドックスで読みやすい物になっている。オーソドックス、というよりもむしろノリとしてはSFアイデア的に「枯れた技術の水平思考」をかました大作、って感じで、あんたはSF界の横井軍平かい、と。膨張する知性体を抑圧する超文明、とか人類を助けるスーパーアイテムの出どころが実はッ! とか、次々と繰り出されるネタがどれもこれも「おお、そういうのあったなあ」と思わせてくれるあたりがなんともこう、言っちゃ悪いがかわいらしい。とどめはなんと言っても、青二才の頃に「レンズマン」に夢中になった人間なら思わず口の端がぐにょーんとだらしなく下方向に下がっちゃうあのワードだろうな。
いろいろ勿体付けてるけど、根っこは「なあ、SFって面白かったよな、あれもこれも最高だったよな?」って素直に言いたいんだけどつい、膨大なシノプシスとテクニカルワードで武装してかっこつけて見せた大作、と言えるかな。
ってそれ、「ツンデレ」やん(^o^)
★★★★
XREAの不調は一向に改善されず。基本的に(チョー後ろ向きだが)ftpとメールサーバのタイムアウトまでの時間を長く取ることで利用可能な状態なので、まあしばらくこれで我慢してくれや、こっちも直すから、ってのが向こうの基本スタンスのようね。値段を考えればそれもありかとは思うし、XREAってそもそも金は取らんが口も出すな、なレン鯖なんでそういう対応でもしょうがないかな、と思いつつそれでも「へい、様子がおかしいのは認識してます」ぐらいのメッセージは公式に出してくれても良いんじゃないかと思うんだが。今のところユーザーさんの個別の質問にしか返事してない感じなんだよね。みんなに向けて「ごめんよー」って謝った方が手っ取り早いし、お客の感情的にも理解を得られそうな気がするのに、頑なにそれをやらんのが少々不可解だわ。
また引っ越し考えんといかんのかねえ。XREAとVD、割と気に入ってるんだけど。
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