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買取依頼で送っていただいた荷物に入ってた、原作・富野由悠季 漫画・長谷川裕一「機動戦士クロスボーン・ガンダム」。書影は外伝「スカルハート」だけど、今回お送りいただいたのは本編1〜6と、この「スカルハート」。面白いって話は聞いてたんですがここまで未読だったので読んでみた。
おお、なかなか面白いね。少年マンガとしての面白さをちゃんと保ちつつ、ガンダム世界のお約束的な部分への言及というか考察も、そこそこバランス良く織り込まれている、と思った。
自分が長谷川裕一氏の絵、特に人物の描き方がどうにも好きになれなくて(それぞれのキャラの歳相応の描き分け、が上手くない人だと思う。なので中年以上のキャラの絵的な説得力がかなり低いものになってしまうんだな)、そこへの不満はこの作品でも残ってはいるんだけど、お話が良い具合なのでかなり楽しめる。特にトミノ氏が係わった原作を一通り読んだあとに、長谷川氏主体で描かれる外伝がかなり楽しいね。
てことで本編の終章となる「鋼鉄の七人」も、機会があったら読んでみたいですな。あと長谷川氏と言えば、なんでもアムロとシャアとジュドーが共闘してイデオンに立ち向かう、というすごいマンガがあるらしいんで、そっちも読んでみたいわあ。
各地で話題騒然(でもないか。でも朝日新聞にも記事載ってたね)、Google Chrome。入れてみた。インストールは超簡単、つか簡単すぎてインストール先とかこちらで指定できない感じなんだがそういうもんか? オレはツールは全部D:に放り込むんだが(深い意味はないけど)、これだと強制的にC:に入れられちゃってる気がする。ちょっと気に入らんぞ。
レンダリングは速いと思うけど、Operaでもたつくサイトはこいつでもやっぱりもたつくわけで、取り立ててありがたいと言うほどのものでもない。<Link rel=……>でのナビゲーションとか、そーいうのは対応してないっぽい(キーアサインがちょっと違ってる可能性はある)、CSS2については一通り対応してるっぽい、CSS3については今のところシラネ、が基本スタンスなのかな。
なんだろ、基本的にパソコン買ったらIEがついてて、それを不満無く使ってきた人がほいちょと乗り換えるには最適なブラウザ(インストールの手間、移行の手間、使い勝手等々考えるに)、という気がするが、今までIEに不満が無かった人にとっては別に乗り換えるほどのこともないブツであるし、カリカリチューン大好きな人には物足りないことこの上ないブラウザって感じ。Googleの他のサービスとスムーズに連携できる(たとえば住所が書いてあったらそこを選択するとGoogleMapにデータ渡すとか)んなら意味もあるかも知れないけどね。
全体的にシンプルな作りには好感を持つけど、シンプルすぎて面白みもない感じだな。これならケレン味たっぷりなSafariの方が、まだしも使ってみようって気になるかも知れない。何よりマウスジェスチャー無いのが、オレにとってはダメダメすぎ。
ということで入れたは良いがこりゃ当分使わんな。Operaに戻りマッスル。
スタッフ
監督:クリストファー・ノーラン
キャラクター創造:ボブ・ケイン
原案:クリストファー・ノーラン/デヴィッド・S・ゴイヤー
脚本:ジョナサン・ノーラン/クリストファー・ノーラン
撮影:ウォーリー・フィスター
音楽:ハンス・ジマー/ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演
クリスチャン・ベール
ヒース・レジャー
アーロン・エッカート/マギー・ギレンホール
マイケル・ケイン/ゲイリー・オールドマン/モーガン・フリーマン
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/thedarkknight//
バットマンの活躍は、ゴッサムシティに明らかな変化をもたらしつつあった。ダメージを受けた暗黒街の勢力地図に大きな書き換えの時がやってきたのだ。その中心に位置するのはジョーカーという名の一人の悪党。彼の登場は犯罪組織の勢力図のみならず、ゴッサムシティにおける犯罪のスタイルにまでも変貌を強要する。時を同じくするように、"光の騎士"の通り名で知られる敏腕検事、ハービー・デントがこの街を担当すべく着任する。彼の登場はゴッサムシティに何をもたらすのか…。
ティム・バートン版の「バットマン」の1作目で、初めてバットマンを呼ぶためのサーチライトを煌々と照らしたのがハービー。この時ハービーを演じてたのはビリー・ディー・ウィリアムズ。乱土・軽石庵、じゃなかった、ランド・カルリシアンの彼でしたな(w。さてそんな彼が空に向けて投射したコウモリマークは実にくっきりはっきり、誰が見てもお空にバットマークが浮かんでるぜ、と判るそれだったのだけれど、今回の映画で夜空に浮かぶマークは、気象状態がイマイチ良くないのか、照明に力がないのか、どうにもエッジのぼやけたマークになってしまってる。つまりはバットマンの存在そのものが、人が空を見上げたら、そこに疑いようもない形でヴィヴィッドに認識できるようなものではなく、そういえばあれはバットマンだねと判るかも知れない、ような扱いになっているわけで、これはつまり正義の味方と、正義の味方が存在するために必要不可欠な存在である強力な悪との関係は、簡単にきっちりくっきりと区別できるようなものじゃないですよ、それをこれからお話しますよ、って事を映画の序盤で宣言しているように思えた。悪の側が揺るぎないときに、正義はどうしてもあやふやで、そして手遅れな対抗策しか持って来れないんだよな、がテーマの一環、なのかな。
なので悪、とりわけこの作品ではジョーカーがたいそう魅力的だ。旧作でジャック・ニコルスンが演じたサイコなんだがスタイリッシュなジョーカーとはひと味違ったジョーカーをヒース・レジャー(合掌)が好演している。彼の表現するジョーカーはサイコで(セコい方向に)緻密。冷静に対応すればどうと言うことはないはずのジョーカーの悪だくみは、彼がとびきりのサイコであるが故に、何をしかけるか判らないという疑心暗鬼を正義サイドに植え付けて、対応のミスと被害の拡大を加速していく。このあたりの描写は怖い。ほんとに怖いのは「悪」の存在ではなく、「悪」に対峙する側の心根の動きと言うことか。「悪」に立ち向かっている側もまた、たやすく「悪」に転んでしまう可能性があるのが人間の住む世界なのだ、ということを、少々やり過ぎじゃないのかそれは、ってとこまで踏み込んで描写してみせるあたりの誠意ある残酷さはかなりキツい。目を離せない展開ではあるのだけれどやっぱりキツい。
で、その目を離せない展開の末に待っているラストがラストなので、少々複雑な感想を持って小屋を後にすることになる。アメリカ製の映画の最初の観客はアメリカ人なわけでね。最近何かと評判のよろしくないアメリカという国が、その評判のよろしくなさまでも、何かの糧にして頑張ろうぜ、ってメッセージが(意図したにせよ、しなかったにせよ、結果的に)あの格好良いラストに込められてしまったのだとしたら、それはそれでちょっと困るよなあ、なんて思った訳でした。
娯楽作品としての脚本の隙のなさ、絵造りの巧さ、キャストのお芝居、どれを取っても一級品で、見て損のない映画だと思う。ただ、このバットマンに何を投影するか、ってところにちょっとだけ、ヤバいかもなあ感が残るような映画、でございました。
(★★★★)
とり・みき/唐沢なをき「とりから 往復書簡 1」。ともに極めて実験的なマンガを描くことを怖れないお二人(どちらも大好きです)の往復書簡とな、そりゃ面白そうだと思って買ってみたんだが、まあなんだ、お互い「攻めて」ない感じではあるな。
ってそもそもオレ、ひでおと素子の頃からこの手の交換日記系ってのに嬉しくなれない体質だったのかも知れんと思ったりはした。なのでとりあえずお二人様、ピンで面白い作品、よろしくお願いします。
ただし一組だけ、熱烈に交換日記というか往復書簡を読んでみたいユニットはあって、それはにざとかななんだが、どうかなあ、あのお二人はそういうの、やってくれるかなぁ。やってくれたら、すごく殺伐としたやりとりが楽しめそうなんだけど。
ここ2、3日。あからさまに不調と言うんじゃないんだけれども、どうもこう、顔が終日火照ってる感じがあるというか、妙に頭痛が残ってるというか。
そりゃ一日中酔っ払ってるんだろうと言われると確かにそうかもな、とも思ったりもするんだが、この顔のぽやーんとした熱い感じはまたちょっと違うような気もしつつ、カミさんダウン中につきへろへろと臨時主婦やってたわけですが。
やっぱり顔熱いなあ。体温計的には平熱なんだけど、どっか調子悪いのかな。
これは貼っとこう、と。そこからtDiaryのニコ動プラグインを探しに行き、そこでtDiaryが2.2.1にアップデートされてたことを今ごろ知ってあたふたとアップデート。そのあとただただしさんの記事を参考に、nicovideo.rbを入れてみた。何かいろんなトラブルがあって、はたしてこれでちゃんと動作するのか心配なんだが…
あら、だめだわ。もうちょっと試行錯誤
んーむ、やっぱりダメか。どこが悪いのか判らない上に、自分と同じ状況で困ってる人も見かけないんで、ちょっと時間かけて原因究明していこう。
ちなみにそうまでして貼りたかったニコ動の方は、午後にはばっさり削除されちゃってた。その内容はというと、時々見かける"海外での評価"シリーズ、向こうのヲタク諸君が日本のアニメーションについてwebなどで述べたコメントを集めたものだったんだけど、今回のテーマは「ストライクウィッチーズ」。向こうのヲタ諸君も健全に道を踏み外しとるなあと思いながら見てたら、ラストが「ストウィ」のピンナップを背にほほえむチャック・イェーガー氏の写真だったわけで。
そりゃ夜明けのコーヒーも吹こうってもんだぜ。
一日遅れで観戦。ここまでタイヤに優しくないと言われ続けてたマクラーレンなんだけど、今シーズン最低気温に最低路面温度の今年のスパ、フェラーリの方がタイヤに熱を入れるのに苦労してしまってさあ大変、ってのが前日までのあらすじ。んで決勝は、スタート前にお湿りがあったようだけど、スタートからしばらくは雨が降ることはなさそうだ、ってコンディション。ネルシーニョ以外はドライのソフトでスタート。
序盤でライコネンが前に出て、そのままレースを支配。お天気も何とか持ちこたえて、最初の予想とは逆にフェラーリに有利にレースは展開してたんだけどそこはスパ。残り二周ってところでかなり強めの雨。最後のスティントにドライのハードをチョイスしてたライコネンがかなり走りにくそうな状況に陥り、ハミルトンとのコースをはみ出しまくりなバトルの末に、マシンをコントロールしきれずに壁直行、でハミルトンがチェッカーを受ける結果になったんだけど、このお二人さんのバトル、コースアウトして復帰したハミルトンがちゃんとライコネンにポジションを譲らなかったんじゃないかということで審議→25秒ペナルティでマッサが繰り上げ1位、という結果に落ち着いちゃった。
当然マクラーレンは激怒、さっそく控訴って流れになったみたいだけどさてどういう結果になるのか。確かにハミルトンの譲り方はウルトラ最小限度、って感じのそれで、人によってはフェアじゃないと取ってもおかしくないとは思うけど、レース終盤での直接バトルってことを考えたら、そこでたとえば、おとなしく1車分とか開けるようなヤツはそもそもレーシング・ドライバーじゃないだろうとも言えるわけで、かなりデリケートな話になりそうではありますな。
ただこれ、マクラーレンの前をフェラーリが走ってて、ハミルトンのバトルのお相手がBMWかルノーだったら、もしかしたら審議にはならなかったかも知れないね。
そのBMW、残り周回の少ないタイミングでピットイン、レインタイヤにチェンジして見事に表彰台をゲットしたハイドフェルドは良い仕事しましたな。最近ニックと(阪神の)シモさんの見た目の雰囲気が自分の中でオーバーラップしちゃってて、妙に応援する気満々なんですわ。
あとはなんだろ、後半戦に入ってトヨタのエンジンの開発ペースが落ち気味、つーかいろんなところをごまかして、"フジ・スペシャル"とか言うのを画策してるんじゃないかって疑いが少々上昇中。ウィリアムズが苦戦してるね。
まとめて見ようとするから逆に見る気が失せるんだな。ちょっとずつ見ていくと良いのかもしれない。というわけで「ブラスレイター」に「ストライクウィッチーズ」。ちゃんと終わるのか感満点な「ブラスレイター」、かなり地に足のついた感じで、かつダークな感じで始まったお話は、バイクから離れ、良く判らんスーパーテクノロジー満載なツヴェルフの表舞台への登場でお話のテイストに急激に偏向がかかり、かつこのツヴェルフが最初の押し出しほどには強力なものでもなく、むしろかなり見かけ倒しな集団だったことも明らかになってきていて、いろんなところでそれまでしっかり張ってたはずの根が、案外簡単に引っこ抜かれて宙ぶらりんな状態になっちゃったな、って印象はあるかも。
身内に困ったヤツがいたぜ、ってのが「ストライクウィッチーズ」。その困った閣下は、自分の耳がちゃんとしてるならマロリー、もしくはマロニーさん。ん? リー・マロリーか? したらこの先、ウィッチーズを助けてくれるパーク少将、なんてキャラが登場したりするのかね。エーリカちゃんのストライカーユニットに黒いチューリップが描いてあったり、坂本さんの眼帯にしっかり青線が一本入ってたり、妙なところが律儀だよなこのアニメ。
基本的にはサンリオ版の感想と変わりは無し(あたりまえ)。前に読んだときの感覚は、それなりに時間が経ってることもあるので、自分の中で妙な浄化作用が働いたのか、ブラウンアイズってこんなに押しの強い女の子だったっけ、ってところでちょっとだけ違和感みたいなものを感じたかも知れない。ブラウンアイズが自分の中で勝手に清純派ヒロインに勝手に仕立てられちゃってたのかも。
まあそれはそれで措いといて、やっぱりこの作品の持っている、どこか冷たいんだがそれが突き放すことになっていない、というあたりの微妙な距離の取り方の巧さは素晴らしい。単純に甘酸っぱいジュヴナイル、ってところでお話を畳んでしまってはいないあたりがもう、泣けるっちゅーねん。
というわけで夏休みは終わってしまいましたが、課題図書として読んでないお友達の皆さん、ホントに良いお話だから買って読んでみてくださいな。この本の売れ行きが本邦未訳の続編の刊行に繋がるかも知れないのでね。オレ、この続編読みたくてしょうがないんだよ。
さてこの本も読み終えたとあっては、いよいよレナルズのあのクソ分厚い文庫に向き合わねばならんようだな。
まるで自力で解決したかのような口ぶりだがそんなことはなく、ただただしさんからざくっとツッコミいただいたのを実行に移しただけなわけですが、おかげさまで無事動作確認できました。どうもありがとうございました。
てことで記念に貼ってみよう。血も凍るパン食い競争の動画。
Sorry, sm3922499 was deleted.これが懐かしいと思った時点でオッサン通り越してじいさまの域だよなあ、なんて思いつつ、「光文社のカッパ・コミックス 鉄腕アトム」、昭和40年の夏休み臨時増刊号。
マンガの方は「アルプスの決闘の巻」が収録されているんだが、こっちはオマケでメインは特集記事、「ロボットの科学」。「これがロボットだ」「ロボットの頭脳・電子計算機」「もうきているロボット時代」の三つのパートに分かれた解説記事なんだけど、真ん中のコンピュータとプログラムのしくみの解説が素晴らしく、今の学童諸君に対するテキストとしても充分に通用する内容になっている。プログラムフローの考え方とかコンピュータがバイナリで動くというのはどういうことなのか、ってあたりが、肝心なところをちゃんと押さえつつ、大変わかりやすい記事に要約されている。
執筆は福島正実さんと物理学者の菊池誠さん、さらにもう一人、加藤喬なる人物が担当されている。コンピュータの解説部分を菊池氏、それらを踏まえた未来への展望を福島氏と加藤氏が担当されてるんだが、加藤氏名義での記事が、ジョン・エッカートの言葉を引いて、人間はコンピュータによって多大な恩恵を受けるだろうが、逆に機械が人間を支配するような危険性もある、しかし人間は、コンピュータの電源を切ることも出来る存在だ、というメッセージで文章を締めくくるあたり、とても昭和40年に書かれた記事とは思えない。
加藤喬、とは福島正実さんの別名の一つだったはずで、これはとりもなおさず福島正実から、昭和40年の少年たちに向けて投げられた熱いメッセージだったのだな、と思わせられる。おじさんちょっと感動しちゃったよ。
福島正実の薫陶を受けた人間はプロ・アマ・ファンを問わずとてもたくさんいると思うんだけど、福島さんが持ってた、未来に対する熱く真摯な展望をちゃんと受け継いだSF者って案外少ないんじゃないかしら、なんて事もちょっと思ったことでした。実際ある意味SFマガジンの子供であるはずの自分自身、今になって感動してる時点で手遅れ感満点なわけだし。
SFファンってどこかスマートであろうとするあまり、熱い部分を敢えて遠ざけようとする意識が無意識に働くのかも知れないな、それがずっと、今まで続いているのかも知れないな。という気はちょっとした。それが日本のSFにとって良かったのか悪かったのかについて、結論を出すのはまだ速いんだろうとは思うけど。
それはそれとしてこの本、表3にどこぞのそろばん塾のスタンプがしっかりくっきり残ってたりしますな。
お客様、ご幼少のみぎりにやっちゃいました? ぱくっとな、と(w。
買取依頼の荷物の緩衝材代わりに入ってた、荒川弘「鋼の錬金術師」 1〜4。アニメの方は一通り見てたんだけど原作を読むのは初めて。ヒューズ中佐が殉職されるあたりまでなので、アニメだと20話過ぎぐらいまでのお話か。第一印象としては、アニメの方がかなりディティールに踏み込んだ作りになってたんだな、ってところだろうか。原作のマンガの方は、予想してたよりかなり、絵的にもお話的にも軽めなものになってるとは思った。
ただまあこれは、どっちが良いとか悪いとか言うものではなく、どちらに先に触れたかで、相手側への評価には大きな差ができてしまうようなもののように思う。原作を読んでた人がアニメを観たら、そのあまりの救いのなさに少々拒否反応が出るかも知れないし、先にアニメを観(て、それが激しく気にいっ)た人だったら、原作の展開には少々物足りないものを感じたかも知れない。
わたしゃアニメから入ったクチだが、あのウツ展開にはそこまでやるのかいと思わされつつも、4クールの連続シリーズとしての続き物としての完成度を、ある程度のレベルで維持しきったアニメ版製作スタッフの手腕は評価したい。コミックスの方ではチョイ役的な扱いだった何人かのキャラクタが、アニメ版の方ではかなり大きな役回りを与えられてたあたりも結構興味深かったし。そもそも原作の方はまだ終わっていないお話なので、まだまとまった評価はできないよね。
とはいえコミックスにはコミックスの面白さがあるので、こっちはこっちで少々気になってしまうアイテムではあるな。今のところ20巻まで出てるんだっけ? 追いつこうと思ったら割と簡単に追いつけちゃいそうなのが却って悩ましい(w。
録れてたら見るシリーズ、「セキレイ」、「ゼロの使い魔」、「マクロスF」、「鉄腕バーディーDECODE」、ぐらいかな。どこもラス前っぽい感じでそれなりに盛り上がり傾向。「マクロスF」のツン系アンドロイドさんの原型はランカのお兄ちゃんだったのかー、とか、「バーディー」はとりあえずいったんバーディーとツトムを分けるのかー、みたいな。そういえば「バーディー」はもうあらかじめ二期が約束されてたんでしたっけか、そっちにはどういう形で繋いでいくんだろうね。
個人的にはバーディーよりもセキレイの二期が見たいですが。
LiveTimingによると、金曜のフリーはmonsoon-likeなコンディションであったようだけれど、土曜になってもその状況はあまり変わらず、モンツァには珍しいウエット・コンディションの予選。マシンのポテンシャルよりも、チームのストラテジとドライバーの勇気がモノをいうような状況下で、ある意味予選慣れした有力チームのスキを突いた、中団以下のチームの頑張りがめざましく、そして見ていてなんだか楽しくなっちゃう。データオタクの川井ちゃんもなんだか楽しそうだったけど、そりゃさ、かつてのミナルディがブイブイ言わすんだもの、楽しくないわけがないわさ。
去年のフジでもウエットレースで良いところを見せながら、肝心なところで(若さ故?)キッついポカやっちゃったヴェッテルがポール、チームメイトのボーデも予選4位な上に、ハミルトンとライコネンがQ2でノックアウトされるというオマケまでついちゃって、明日の決勝が楽しみだわ。
コンディション的には今日よりひどいことにはならないだろう、ってことらしく、そうなると下位からのスタートであってもハミルトンやライコネンのポテンシャルは油断できないだろうなあ、と思うんだが、それはそれとしてなかなか見れるもんじゃないこのスターティング・グリッド、前にいる人には頑張って欲しいよね。
なんでもトヨタのマシンはダウンフォースを大きく取ったときに比較的良好なパフォーマンスを発揮するらしいので、明日もヘヴィー傾向のウエットだと、台風の目になるのかも知れないな。
ってそれはあれかい? 今年のフジもウエットだ、って前提の上でマシンの改良に向かってるのかい? ってな気分になったりしなくもないな。
土曜の深夜はサッカーやってたようで、「ひだまりスケッチ×365」、「炎神戦隊ゴーオンジャー」、「仮面ライダーキバ」、「Yes!プリキュア5GoGo!」、「コードギアスikry」、「ブラスレイター」。「ひだまり」はゆののパパママがやってくるお話。「ゴーオンジャー」はこのタイミングでドーピングネタが来るのは、妙にタイムリーやなあ、と。お話もなかなか面白かったんじゃなかろうか。「キバ」はまあ、こんなもんでしょ。
「コードギアス」に「ブラスレイター」も終盤。いろいろ盛り上がっとるような、訳が分からん展開になっているような。それはそうと「ギアス」の後に来るガンダムOOの情報がちょこちょこ出てきてますな。あら、ロックオン兄さん、死んどらんかったのかい。
んでさあ、メカ設定のページ見てて思ったんだけども、デュナメスの後継機って扱いのガンダム、セラヴィーガンダム。「それが人生だガンダム」? つーツッコミはともかく、これ、絶対ニコイチガンダムだよねえ(w
改めてCSでやってたヤツを鑑賞。タイミングモニタではスタート前は雨は降ってない表示だったんだけど、実際にはまだぽつぽつ来てたみたいで、そりゃペースカー先導にもなるわな。
実際のレースはモニタでタイムの変遷を追っていく時にはかなりはらはらしてしまったものが、実際に絵がついた状態で観戦してみると、少なくともトップを走るヴェッテルは全く危なげないように見えたな。むしろ後方でなんだかいろいろ危なっかしいことが起きてた感じだ。
すでにいろいろ言われてるけど、ハミルトンのドライビングに不満なライバルたち(F1通信)なんてのが代表的なところか。自分はけんさわさんのエントリ(K-GamiGami!!/ハミルトンのドライビングマナー)が、一番同意できる部分が多いと思える。付け加えるなら、レースコンディションも併せて考えようぜ、ってところかな。ウェル・コンディションでならめざましいバトルと見えるものが、ウェット・コンディションだと、おいおいそこまでやっちゃいけねえよ、と見えてしまう、ってのはあると思う。
ここに来てF1には、ヴェッテルという大変わかりやすいベイビィ・フェースが登場したこともあり、この先ハミルトンをヒールとして扱う流れは加速しそうな気はするんだけど、それに負けずに、プロストやミハエル並の帝王風味を身につけるところまで、彼は生き残っていけるんだろうか。他のスポーツと違って、F1は個人の資質だけではどうにもならないところで、かなり大きな要素が影響するから、個人の頑張りだけではどうにもならないところがあるんで、先を予想するのはとても難しいよね。
少し前から受けていたお仕事。残り一つだなあと思っていたらば、最後の一つにぶら下がってる作業量がシャレにならんことに気がつくのに少々時間がかかり、今になってひいひい言いながら仕事する羽目になっちゃった。一昨日、昨日で考えることはひとまず終わったので、この先は単純作業ってとこまで仕事の内容を落すところまでは完了。後は作業作業、なんだけど台風が近づいてるせいかどうもテンションあがらんな、と。
んまあ頑張って片付けますよ、とか決心しつつ、明日はお芝居見に行くんだ。夕方からだから、それまでに映画の一つも見ておこうかな。「超ウルトラ8兄弟」、評判なかなか良いみたいっすね。
阪神大ピンチ(もちろんこんな展開は、阪神ファン自虐派にしてみれば当然織り込み済みだがな)の影響で、いろいろ録りそこねがあったりしたけど、そこは超法規的処置を駆使しつつ、「ストライクウィッチーズ」、「セキレイ」、「RD」、「マクロスF」あたりまでフォロー。「魔法遣いに大切なこと 夏のソラ」も結構良いんですが、いっつもCSに予約入れるのを忘れてしまう今日この頃。
ここに来て「愛・おぼえていますか」を流してくるわ、次回予告に初代テレビシリーズのエンディングのノリを持ち込むわといろいろかましてくれてる「マクロスF」、「ナウシカ」には金を払わなかったけど「マクロス」はちゃんと金払って劇場で鑑賞してきたオジサン的に、かなりうれしくなっちゃう絵があって、そこは堪能させてもらった。後は落とし所か。海原雄山(違)のニヤリが結構気になりますな(w。
新神戸オリエンタル劇場で、花組芝居公演、「怪談 牡丹燈籠」鑑賞。三遊亭円朝による原作は、怪談と仇討ちのパートが交互に登場し、最終的には仇討ちの部分が最後に来るような構成になっていたのだそうで。今回の花組のお芝居も、円朝の原作をなるべく忠実になぞりつつ、全十五段のお話を、二時間半のお芝居に再構成したものになっている。早い話がやや駆け足。いくつかのシークエンスが少々目まぐるしいんじゃないかそれは的ペースで切り替わっていき、さらに花組だから、そこここにギャグが挟まってくる。もちろんシーンの切り替えなんかは手馴れたもので、そこがダメだとか言うのじゃないのだけれど、全体の味として、もうちょっとまったりしたところがあっても良かったんじゃないかな、なんて思ったり思わなかったり。
いやいや、全体としてはとても面白かったんですけどね。相変わらず八代進一氏の女形の薄気味悪さは天下一品だし(w。ただ、いくらせっかちな江戸っ子って言っても、今の生活リズムからしたら、さすがにもうちょっとゆったりしたところがあったんじゃないかな、って気もするので、逆にその辺を少し強調してみても良かったんじゃないかな、などとな。
日曜日ぐらいからぼちぼちと、「鉄腕バーディーDECODE」、「ひだまりスケッチ×365」、「ToLoveる」、「炎神戦隊ゴーオンジャー」、「仮面ライダーキバ」、「Yes! プリキュア5GoGo!」、「コードギアスikry」、「ブラスレイター」ぐらいまでかな。原作よりずいぶん早く、つとむとバーディーが分離できちゃった「鉄腕バーディー」、ほとんどラス前なんだろうけれどオリジナル要素を持ってきた部分がようやく効いてきて、幾分面白くなったんじゃないかと思う。第二期も決まってるってことだから、最後の最後でつとむ君はまたも殉職、なんですかね。
「ゴーオンジャー」はちょっとトウの立った三人娘のアイドル話で、サキたんのお足がなかなかキレイだったのが大変よろしかった。で、マジでイベントやるんかい。びっくりだぜ。
「キバ」は、最終的に誰が誰の子供だったのか、ってところに興味の焦点が移ってきてる感じ。タイガ君とワタルは異父兄弟ってことになるんでしょうかね。
突然アメリカ批判に走っちゃった「ブラスレイター」だけど、基本的にデモニアックを産み出したのはツヴェルフなんで、連中がその押し出しの割にあまりに無能だからドイツ全土が世界の患部になっちゃった訳だから、今回ばかりはまた同じ過ちを繰り返し
てる(シドーさん・談)のはドイツ人なんじゃないのかね、って気になってしまうんだが。とりあえず来週で最終回。
島本和彦「新・吼えろペン」(11/完結)、紫堂恭子「聖なる花嫁の反乱」(3)。久しぶりにヒーローに会えたと思ったら、お話は何やらものすごい勢いで良くわからん方向に突っ走り、なにやら爆笑モノの超悲劇で大団円。ある意味今のマンガ業界に一石を投じたは良いが、投げた先が妙に大当たりで、逆に話は甘くもヤバい方向に暴走してしまって、グダグダで終わっても仕方がないところをどうにか勢いで乗り切った、みたいな。んまあご本人が続きは描けないだろう、って仰ってるんでそういうものなんでしょう。んまあ良い落とし所なんではなかったかな、と。
「聖なる花嫁…」の方はまだまだ続くぞ。紫堂恭子作品は良い時と悪い時で、あからさまに見た目のノリが違うんだけれど、今回の作品は今のところ良い時の紫堂作品。出だしよければすべて良いのが彼女の作品だと思うんで、続きがたいへん楽しみだわ。今回は時々、非常にエロいのも良いね(w。
野球ネタは久しぶり。星野が監督になってから、あんまり真剣に阪神の応援してないんだけど、少し前の新聞に11連勝以上した時の巨人の優勝確率は100%、ってな記事があった(参考までにスポーツ報知の記事を)んで、「お?」と思ってスポーツ新聞の過去記事を漁ってみると、60試合までに40勝したセのチームは過去10度すべて優勝してる(スポニチ大阪)ってデータもあるそうで。
さてどっちのデータが強いんでしょうね。
「スーパーコミックメーカー」Vol.2。1994年の本。もう少しあったはずなんだけど、残念ながら発掘できたのはこの一冊だけ。表紙を見たら分かるとおり、この号の巻頭は「ゴジラ対バークリー」。この雑誌は他の号でも大魔神を微妙に引っぱった「ゴジラ対ゲキドジン」とか、妙なタイトルが並んでたんだけど、その中でもこいつのヘンさは群を抜いている。何せ街でゴジラが暴れてると、突然魔法のコインで巨大化したチャールズ・バークレーがワン・オン・ワン勝負でゴジラを負かし、特注のナイキのシューズをゴジラに履かせる、というすごい話なわけで。
この号は他にも「キャプテン・スーパーマーケット」、「タンクガール」、「エイリアンvsプレデター」(後編)と、そこそこ注目作が載ってて結構お買い得な感じ、かも分かりませんな。
他の号はどこにいっちゃったのかなー。数冊のストックはあったはずなんだけど。みんなカルガッソーの餌食か?
ええと、「ストライクウィッチーズ」、「RD」、「ゼロの使い魔」、「マクロスF」、「鉄腕バーディーDECODE」。いろいろ終わりましたな。
先週「愛・おぼえていますか」でオッサンを釣り上げて、今週は劇場版「マクロス」のプロットと絵的なレイアウトの流用(といっては失礼か、オマージュ、ちうの? セルフパロディ? ……おっとっとw)をぼっこんぼっこん盛り込んできたのが「マクロスF」の最終回。何はともあれ全編通してムービークオリティのメカ関係の動画を見せつけられて口あんぐり、な30分。終盤の人物の作画がええ具合にヘタレてて、逆に「ああ、これTVアニメだったんだ」ってちょっと安心した。
「鉄腕バーディー」も、まあこういうところに落ち着くんだろうな。そして第二期でゴメスさんがいよいよ暗躍、っつー流れになるんでしょうかね。
タイミングモニタで見るともなく見ていたので、キモが全く分からない。初のナイトレースと言うこともあり、ここは録画したヤツを観戦してみないと何とも言えないな。とりあえずフリーでも見づらい箇所があって、そこに捕まってしまうマシンもあったようで、完全にアンダー・ザ・サンでのレースとイークォル・コンディションでの実施、ってのは難しいのだろうな、とは何となく思える。予選でもマクラーレンがフカシこいてるのかホントに答えが掴めないのかわからないまま、かなり予選の序盤で苦労しているように見えた。
最終的に残ったのは、おおむねいつものメンバーだったけど、アロンソがQ2で落ち、中嶋と、今ノってるヴェッテルがQ3に残ったのがちょいと新鮮か。何かとアクシデントが心配な決勝になりそうな気はするな。
先の話になるんだけど、バーニー的には日本GPもゆくゆくはナイトレースで(F1通信)、なんて野望も密かに抱いてるようだけど、どうなんだろうなあ。夜のレースが一番映えるのって、モンテカルロ市街地コースだと思うんですけど、そこは絶対考慮の埒外なんですよね? バーニーさん(w。
昨日の晩から様子がおかしいな、と思ってたんだけど、一夜明けても状況はいっかな改善しない模様。惰隠洞を置いてるs78、某オレがお手伝いをしているサイトを置いてるs243は無事。軽石庵を置いてるs191とお仕事用スペースのs198はFTPとPOPがずーっとお亡くなりの模様。2ちゃんでいろんな悲鳴を眺めてると、CGIやMySQLも動かなかったりするところある模様なんだけど、ウチではそこは無事で、軽石庵も今のところはどうにか生きてる。
機械のやることだから、時に不調になるのはしょうがないんだけど、こう言う時にユーザーから連絡があっても迅速な反応が期待できず、かつ気がついたら、あら直ったわ、ってオチが付くのがXREAの困ったところなんだけど、今回も一番最初に反応したのは2ちゃんでしたな(苦笑)。
今回は不調を訴えてるサーバが50個以上あるのにもかかわらず、すでに丸一日になろうというのにXREA側がなんのアクションも起こしてくれないあたりで、さすがにのんきなオレもコラコラと思ってしまう訳なんだが、XREAさんは日曜日は動かないんでしょうかね。
明日までには直ってね。明日、ちょっと軽石庵のメンテやりたいのよ。
「ひだまりスケッチ×365」(×2)、「ToLoveる」(×2)、「炎神戦隊ゴーオンジャー」、「仮面ライダーキバ」、「Yes!プリキュア5GoGo! 」、「コードギアス」。こっちもいろいろ最終回。
2期ってことでついつい「後の話」と思って見てしまって、あれあれそうだったっけ? と思ってしまう「ひだまり」。あくまでこれは1期と同じ時間軸で起きているお話を、1期の隙間に挟み込んでいくスタイルなわけで、同じ一年間の中にどんどんエピソードが増えていく、って形になっている。早い話がひたすら先に進まない時間の中でのお話を綴っていくわけで、これは悪い言い方をすれば、究極のモラトリアム・パラダイスだよなあ、なんて(かすかに)思ったりして。「ToLoveる」もうまいこと終わりましたな。
日曜朝。「電王」で培った技術のフィードバックがやって来ますぜ的な「ゴーオンジャー」。宝探し一家が最終的に「東京に帰ってやり直します」、でちゃんちゃん、なのがちょっと気に入らん。(信じてついて来てるとは言え)子供たちに苦労をかけてまで夢を追ってたオッサンの行為について、わかりやすい決着はつけられているのかな? このお話で、ってあたりが少々気になった。怪人のオヤジギャグは……、まあいいや。
「キバ」はいよいよキバって存在とワタル君のおっかさんって誰なんだい、って方向に話が向かうのかしらね。あと、どうでも良い話だけどロック、つーモノにかなり古い認識しかないオジサン的には、あんだけロックロックいうてた健吾くんに何があったのかはわからんが、あっさりロックってワードをあっさり捨てちゃうあたりで少々ムカッと来たりして。基本的にロックのスタンスってのは真摯な抗議であるべきだと思ってるので、そこを茶化されると少々ムッとしてしまうのだよね。
んで「ギアス」。いろいろ予定外なこともあったけど、ブリタニアの旧統治を破壊し、少々形は違えどナナリーの騎士としてスザクを据えることが出来た、ってあたりでルルーシュの野望はほぼ達成されたと言うことなのだろうね。わたしゃラストでルルに刃を向けるのはシーツーで、双方共倒れでエンディングになだれ込むのかと思ったんだけど、それだと話の救いのなさ成分が強すぎるってことだったのかな。1期より2期の方が見てて面白かったので、このシリーズはかなり良かったんじゃないでしょうか。楽しませてもらいました。
タイミングモニタで観戦。出やすいのではと思われたセーフティー・カー出動が意外に控えめだったみたい。序盤期待させておいて肝心なところでがっかりの連続って、低迷期に(こっちもお家騒動とかばかりが話題に上ってた頃の)阪神に喩えられてた頃のフェラーリに戻っちゃってるなあというイメージが出来上がってしまったかもしれない。ミハエルがいた頃なら、マッサのピットでのアクシデントなんてまず発生しなかったんじゃないだろうか。ま、こうなると逆に、どこにもひけめを感じることなくフェラーリを応援できるんで、もはや手遅れかも知れないけれども声援を送っちゃおう。頑張れキミ、まだチャンスはある、かも知れない(^^;)。
それはともかくアロンソおめでとう、ウィリアムズのダブル入賞もとても良かったですね。
アレステア・レナルズ 著/中原尚哉 訳
カバーイラスト 鷲尾直広
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011674-3 \1600(税別)
連接脳派の創始者のひとり、ガリアナを載せて深宇宙探査に赴いたはずの宇宙船の突然の帰還。だがその帰還は人類にとって朗報ではなかった。宇宙航行可能なレベルにまで達した知的生命体を抹殺して回る超種族、"ウルフ"と呼ばれる彼らがついに人類文明をその目標に定めたことが明らかにするための、悲劇の始まりを告げる使者としての帰還だったのだ…。
「啓示空間」の直接的な続編にあたる本。なんだけどむしろ、関連性という点では"レヴェレーション・スペース"のシリーズ名でまとめられた短編集、「火星の長城」のいくつかをあらかじめ読んでおくと幸せかも知れない。もちろん「啓示空間」を読んでおけばさらにいろいろ「ははん」って思えるところはあるんだけど、何せ長いからね。ま、長いのは本書もご同様(1200ページ超えて、あんた)なので、「啓示空間」を読んでない方は、ダン・シルベステというええしのボンボンがいらんことしたせいで宇宙に一騒動起こったらしい、って事だけ、前もって頭に入れて置いていただけたら(w。
んで本書。例によってクソ分厚く、何よりもまず1ページ目を開くまでにかなりの心構えが要求される訳なんだけれども、覚悟を決めて読み始めたらあら不思議、障害になるのは本の重さだけで、お話自体は実にオーソドックスで読みやすい物になっている。オーソドックス、というよりもむしろノリとしてはSFアイデア的に「枯れた技術の水平思考」をかました大作、って感じで、あんたはSF界の横井軍平かい、と。膨張する知性体を抑圧する超文明、とか人類を助けるスーパーアイテムの出どころが実はッ! とか、次々と繰り出されるネタがどれもこれも「おお、そういうのあったなあ」と思わせてくれるあたりがなんともこう、言っちゃ悪いがかわいらしい。とどめはなんと言っても、青二才の頃に「レンズマン」に夢中になった人間なら思わず口の端がぐにょーんとだらしなく下方向に下がっちゃうあのワードだろうな。
いろいろ勿体付けてるけど、根っこは「なあ、SFって面白かったよな、あれもこれも最高だったよな?」って素直に言いたいんだけどつい、膨大なシノプシスとテクニカルワードで武装してかっこつけて見せた大作、と言えるかな。
ってそれ、「ツンデレ」やん(^o^)
★★★★
XREAの不調は一向に改善されず。基本的に(チョー後ろ向きだが)ftpとメールサーバのタイムアウトまでの時間を長く取ることで利用可能な状態なので、まあしばらくこれで我慢してくれや、こっちも直すから、ってのが向こうの基本スタンスのようね。値段を考えればそれもありかとは思うし、XREAってそもそも金は取らんが口も出すな、なレン鯖なんでそういう対応でもしょうがないかな、と思いつつそれでも「へい、様子がおかしいのは認識してます」ぐらいのメッセージは公式に出してくれても良いんじゃないかと思うんだが。今のところユーザーさんの個別の質問にしか返事してない感じなんだよね。みんなに向けて「ごめんよー」って謝った方が手っ取り早いし、お客の感情的にも理解を得られそうな気がするのに、頑なにそれをやらんのが少々不可解だわ。
また引っ越し考えんといかんのかねえ。XREAとVD、割と気に入ってるんだけど。
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□ P2 [ある意味長谷川氏は数多いガンダム漫画家の中で一番1stをよく解ってるんじゃないかと個人的に思います(笑) イデオンは..]
□ rover [これが南米大河ではアホか、って値段で取引されてるようで(^^;)。 ちょっと地道に探してみようかって気はしてます。た..]