ばむばんか惰隠洞

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2014-03-07 [長年日記]

[Day] お仕事追加

前々からアナウンスはあった、ずっとやってた定期のお仕事の追加作業の詳細が出たんで、昨日はそいつのための情報収集で結構時間を取られてしまった。で今日からちょっとずつ実作業に着手中。むー、MovableTypeベースなのね。そこですでに厄介だなあ。とにもかくにも手順は掴んだのでちょっとずつ進めてみる。

んでも今週末は確定申告と格闘、が優先だな(^^;

[Anime] 定期視聴番組

「中二病でも恋がしたい 戀」、「未確認で進行形」、「ウィッチクラフトワークス」、「凪のあすから」、「鬼灯の冷徹」、「キルラキル」。「中二病」、実にありふれたボーイ・ミーツ・ガールにものっそいイフェクトをかけてきてるお話なのね。そう考えたらこれはこれで、微笑ましい。

「未確認…」はとても楽しい。比較的キャリアの浅い声優さんたちで回してるんだけど、この人たちがみんなかなりデキる人たちでなかなかいい感じ。「ウィッチ…」はまあ、深夜アニメスタンダード、っぽいな。

「凪…」は人魚姫的テイストも盛り込んできましたなあ、いろいろ痛い方に話持って来ているなあ、とは思う。「鬼灯…」は流し見、「キルラキル」は相変わらず勢いハンパねえ。

[Books] ボーンシェイカー ぜんまい仕掛けの都市

ボーンシェイカー : ぜんまい仕掛けの都市(Priest,Cherie/著 市田泉/翻訳 プリーストシェリー/著) シェリー・プリースト 著/市田泉 訳
カバーイラスト Shan Jiang
カバーデザイン コードデザインスタジオ
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011852-5 \1100 (税別)

進撃しないドリル

アラスカの永久凍土の下に眠ると言われる莫大な金鉱、アメリカへの譲渡話も持ち上がるタイミングで、ロシア政府はこの金鉱を採掘できるマシンを作り上げたものに莫大な賞金を支払うと発表する。次々と挑戦者が現れ失敗を繰り返していくなか、シアトルの発明家、ドクター・ブルーはロシア政府を説き伏せて多額の資金援助の元、一台のマシンを完成させた。圧縮蒸気で駆動させる3基のドリルと切削ヘッドを備えた巨大なマシンは「ボーンシェイカー」と命名され、ついに試運転の日を迎える。だがその日、「ボーンシェイカー」は突如暴走を開始、シアトル市街に多大な被害を与えて停止する。しかも「ボーンシェイカー」の暴走が何かの引金になったのか、マシンによって掘り返された土壌からは正体不明のガスが流出し始める。そのガスを吸ったものはたちまち死に至り、さらに恐るべきことに一度死んだ人びとは、生肉を食らうゾンビとなって復活するのだ。

人びとは「ボーンシェイカー」で破壊された旧市街を300フィートに及ぶ壁で囲い、ガスの流出を壁の内側に押さえ込み、その外側で細々と暮らし始めた。そして15年…。

南北戦争がさまざまな理由で20年の長きに及んでいるアメリカ、蒸気で動く超マシン、壁で囲まれた街には致死性のガスが充満し、その中を屍肉喰らいのゾンビが徘徊し、同時にそこを活動圏とする生者達も存在する。そんな場所にとある目的があって潜り込むことになった少年ジークと、彼を連れ戻すべく街を目指すその母ブライアが繰り広げる大冒険。スチームパンクの風味も按配良く、息子視点、母視点のカットバックもリズムが良い。母は強すぎだし息子はちょっとガーリィ過ぎね? って気もしないことはないがまあ許せる。タイトルにもなっている「ボーンシェイカー」が実はあんまり(ぜんぜん)活躍してなかったりするあたりは残念だけど、お話の展開そのものはスピーディーで大変楽しめる。

ただですね、この手のお話ってのはまず、冒頭で舞台設定である程度その世界観を飲み込んだ上で、お話に入り込んでいくのが一番良いんだと思うんだけど、このお話の場合、

  1. 自分達が知っているのとは違う時間線のアメリカで
  2. 一台の巨大なスチームマシンが暴走し
  3. 地面をほじくり返した結果
  4. 素性のわからん致死性ガスが吹き出した

ってのが前提になっているんだけど、その4.はいいのか? ドリルが地面をほじくり返したら突然良くわからんガスが出てきてさあ大変、って話なんだけど、それは何でシアトルの地下にあるの? 何が原因で出来たガスなの? そもそも「ボーンシェイカー」とはなんか関連するの? ってあたりがまったく語られず、ただ単に噴出するだけなんだよね。

で、この最初のツカミを受け入れられればその先は結構楽しく読んで行けそうな気はする。でも、「そのガスはなんやねん?」ってのが頭に残ってしまうと、もひとつ乗り切れないままお話に付き合う羽目になってしまうんじゃないのかな。自分は引っかかっちゃった口。なのでこのお話内のリアリティをいまいち信用できないまま最後まで行っちゃった感はあったかも。続編で説明があるのかもわからんけど、ここはもう一声、こっちを納得させて欲しかった。スジそのものはいい感じだったので、そこがちゃんとしてたらもっと拍手多めになったんだけどな。

★★★


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