ばむばんか惰隠洞

最新 追記

カテゴリ一覧

Anime | AV | Baseball | Books | CGI | Chinema | Comics | CS | Day | DVD | Event | F1 | Games | Hobby | HTML | Kindle | Misc | mixi | News | Oldbooks | PC | Photo | SpFX | Stage | tDiary | Tour | TV | web | 逸級介護士


2014-02-01 [長年日記] この日を編集

[Anime] 定期視聴番組

「凪のあすから」、「鬼灯の冷徹」、「キルラキル」、「ハマトラ」。なんかトレンディドラマが好んで扱いそうな男女の人間関係を、ファンタジー要素の強いジュヴナイル世界に持ち込んできたなあ感満載の「凪…」、うんまあ、面白いとは思いますがいみじくも今回さゆちゃんが言った、「子供の頃の恋愛感情なんて所詮は一過性」(大意)って台詞が、こいつをトレンディドラマ的なオチに持っていく事に、あらかじめ壁を作ってしまっていると思うんだけど、そこにどういう解を持ってくるんだろう。「さらに5年後…」で〆、ではちょっとねえ(^^;。

「鬼灯…」はちょっと微妙なポジションになってきたかな。作り手が「おもしろいでしょ?」って言って出してくれてるものが、あんまりおもしろくないんだよなあ…。

「キルラキル」、先週が樋口真嗣で今週は前田真宏のコンテ、ってなんだこのガメラ繋がり(w。アバンで一気に総集編やっちゃう気合はなかなか。関さんグッジョブ(w。お話の方はあれだ、なんだか分からんけど無性に「カエアンの聖衣」を読み直したくなっちゃった。

「ハマトラ」、も今のとこヒキがちゃんと効いてる感じで楽しんでます。このぐらいの、良い意味で力が入ってないアニメ、週に一~二本、欲しいよね(^^;。


2014-02-02 [長年日記] この日を編集

[Anime][SpFX] 定期視聴番組

「黒子のバスケ」、「ニセコイ」、「世界征服 謀略のズヴィズダー」、「獣電戦隊キョウリュウジャー」、「仮面ライダー鎧武」、「ハピネスチャージプリキュア」、「マギ」。

土曜深夜はどれもいい感じにおもしろい。「ニセコイ」はもとは普通のマンガなんだよね? なんか敢えて4コマ原作をアニメ化するときの持って行き方みたいなものを採用しているのかな。一話の中でも割にストーリーがコマギレ化されてる印象が。「ズヴィズダー」は「ウドの大木」でちょっと笑ったけど、さすがに苦いコーヒーの話はねじ込めなかったか(^^;。

日曜日、盛り上がってまいりました、な「キョウリュウジャー」と「鎧武」、変身するときにみんなは敵の戦闘員の身体を使ってガブリボルバーを動作させてんのに、アミィだけは自分のフトモモ使うのね。わかってんなあ坂本浩一(w。それ以外にもまさかのジャスミン変身シーンやら、敢えて生身での名乗りシーンやら、見どころ満載でございましたな。勝手な持論なんだけど、緑がちゃんとしてる戦隊ものは見応えがあるものになる傾向がある(デカレンとかシンケンとかね)と思ってて、そう意味では今シリーズのソウジ君も、なかなか良いなあと思いながら見ています。

「鎧武」も毎回シフトアップして来てんなー。ジンバーレモン、ってのは陣羽織に引っかけてるのね。

新しいプリキュアは、

やかましい(w。

いやまあ、やたら弱い青さんとか結構斬新で、これはこれでおもしろいけど、っていうかプリンセスさん、あなた一つ前のシリーズだったらジコチュー認定されてもおかしくないのでは。

「マギ」は、お話が大きくなると絵が追いつかない感じ。マグノシュタットの暗部がどうしたこうした、ってスケールの時はそれほど気にならなかったんだけど、国家間の戦争、なんて大きな話になると、全体に死んだ絵が連続するような気がするんだけど。量的に、小さめのお話を作るなら何とかなるスタッフで回してるって事なんでしょうか…。


2014-02-03 [長年日記] この日を編集

[Day] DG君よお…

せめてメールもらったら、返事はよこそうぜ、話はそれからだ。やれやれ、週の初めから憂鬱物件一件追加とは。


2014-02-05 [長年日記] この日を編集

[Day] 冠付いても嬉しくない

その1

コーヒーを入れる。コーヒーメーカーにペーパーフィルターをセットして、豆を入れ、水を入れ、電源をコンセントに突っ込んでスイッチオン。

あんたサーバセットしてへんで。

結果、サーバをセットしてないので(ストッパーが効くから)ダダ漏れにはならないけれど、フィルタ部分に溜まったコーヒーは、いつかは溢れて大惨事。

すでに2回やらかした。

その2

古本発送。代引の場合本人確認のため、身分証明となるものを局員に提示する。まあ免許証だわね。で、無事発送を済ませて帰宅、したら局から電話。「すいません、免許証お返しするのを忘れていまして…」ってあっ、オレも完全に忘れてた。

夕方、買い物のついでに局に寄って無事回収。オレが忘れてたのが悪いのに向こう様の方が恐縮してて、使い捨てカイロやらポケットティッシュやらおまけに付けてくれたりして。抜けていたのはこっちなのにね

「アルツハイマーかなあ」つったらすかさずカミさん、「今ならまだ『若年性』がアタマに付くで」だって。

それは喜ぶところなのかね(^^;。

[Anime] 定期視聴番組

「ウィザード・バリスターズ」、「のうりん」、「ノブナガ・ザ・フール」、「とある飛空士への恋歌」、「魔法戦争」、「桜Trick」。

「ウィザード…」、こちらが期待していた魔法廷少女が大活躍、的萌えリーガルサスペンスロマン、みたいなものじゃなく、なんだろな、目指しているのはすごく上等な「魔法戦争」、って事なんだろうかね(失礼)。「のうりん」は相変わらずおかしなパロディぶっ込んできてる(ルパンにファーストガンダムとはね…)けど、お話そのものは「林檎の笑顔を取り戻す」的なテーマに農林ネタを上手く絡めて、それなりに良いお話になってたと思う。このくらいのテンションなら、歓迎できます。

月曜日の分。「ノブナガ…」、なんかグラハムさんみたいな人が出てきたなあと思ったら、中の人が同じだったでござる、みたいな。全体にノブヒロ殿(親父殿)の方針の方こそ戦国の中小国の領主的には、正しい方向を向いてるように見え、むしろノブナガのスタイルの方が単なる猪突猛進で、そんなノブナガが及び腰に見えたノブヒロの真意を知って一皮剥ける、みたいな話になるのかと思ったら、そういうものでもなく。ドラマ的に飲み込みにくい感はあるかもな。

「とある…」、ヒロイン側の事情を説明しつつ次の展開、でなぜか水着回という。話ちゃんとするかサービスに徹するか、どっちかに決めて欲しいっすね。「魔法戦争」はある意味マイペース。一周回っておかしなものに化けて欲しい気はあるんだけど、そこまでは行かない感じなんでしょうか。もう一声、ブッ飛んで欲しい気はすんだけど。

「桜Trick」は切ったもんだか、継続したもんだか、判断しづらいなあ(^^;。とりあえずメインヒロインの姉は一見良くできてるけど実はクレイジーサイコパス、ってのは最近の流行りなんですかね。


2014-02-06 [長年日記] この日を編集

[PC] 詰め替えインクその後

サードパーティー製詰め替えインク、一回目の詰め替え作業が10月末だったので、だいたい3ヶ月でインクを使いきった感じ。意外だったのは黒の保ちが意外に悪く、他のカートリッジと同じタイミングで使い切ってしまった模様。そんなに使い方が変ったわけではないはずなんだけど、何が問題なのか良くわからん。

とりあえず詰め替え用インクを使ってみた感想としては、悪くはないがベストアンサーではない、って感じかな。

印字の品質自体は悪くない。ただ、インク注入時の手順が拙かったのか、インクが付くべきでないところにちょいちょいシミ状にインクが乗ったりする傾向はある。後は先にも書いたけど、保ちが意外によろしくなく、補充が2回分とはいうものの、こちらの補充用インクでの2回が、純正の1回分と等価かそれ以下、という事になる、となると果たしてこれはお得なのかどうなのか、判断は結構微妙になるかも。おそらく単純なランニングコストだけを考えたら若干お得、にはなるんだろうけど、補充作業の手間と詰め替えインクで得られる印刷品質(特に黒)を考えると、若干「うーん」と考えてしまうところはあるかもね。

そこはさすがに純正ゆえ、というところなのだろうな、と言う気はする。とりあえずエレコムの詰め替え用インク、使えるのは2回までなので、次回は純正のカートリッジを用意するのがオススメなので、約4倍高いお値段の純正カートリッジにほんとにそこまでの価値があるのかどうか、改めて検証してみそ、ってことですな。

[Anime] 定期視聴番組

「銀の匙」、「中二病でも恋がしたい 戀」、「未確認で進行形」、「ウィッチクラフトワークス」。ここはいい感じで安定しておもしろい。どれも楽しく見ていますが、「未確認…」、OP無しで本題に入られるとちょっと淋しいっす(w。


2014-02-07 [長年日記] この日を編集

[Day] やっぱ抜け作はどこまで行っても抜け作だった

とりあえず決したはずだったDG君仕事、1月末に入金してないんでどうしたのかと思って確認してみたら、例によって返事なし。重ねて問い合わせると、「処理は完了しているので、改めて確認する」と。で、確認したらどうだったのかの返事がないから「どうなったの?」と聞くと「間に合いませんでした」ですって。

ま、ここまでの流れとDG君の抜け作ぶりを考えたら、この結果はある程度予想できてたので、対応もある程度は考えていたからそんなに腹も立たん…事もないな。やっぱ腹立つわ。

でも馬鹿を相手の仕事なんだから、こういう事もあると思って、必要以上に事を荒立てない方が良いんだろうな。上手い復讐の方法が見つかるまで、おとなしくしておきますわ。


2014-02-08 [長年日記] この日を編集

[Day] 雪だー

雪道だ朝からちらちら白いの降ってんなー、と思ってたんだけど、昼飯喰ってもいっこうに止む気配がないので、覚悟を決めて古本発送に出動。土曜なのでいつもの局はお休みだから、西鈴蘭台の神戸北局まで行かなきゃいけないのよね、軒並みスリックになってる靴を履いて。マシだろうと思われる靴履いて出かけたんだけど、

怖いっす。

会津生まれの富山育ち、気持ち的には雪なんて全然慣れっこなんだけど、何せ装備が街仕様。その上雪無しの暮らしが長くなっちまったせいか、ずりずり滑っておっそろしいのなんの。小降りになったところを狙って出たのに、自分が外に出た瞬間に雪は本降りになるし。なんとか局までたどり着いて発送を済ませたはいいけど、到底家まで歩いて帰る自信がなかったので、一駅だけど電車使うか、と思って駅に行ったところで、せっかく電車乗るんだから新開地まで出て髪刈ってもらったらいいんじゃね? という発想の飛躍が起きたので、それに従って久しぶりに街まで。長田あたりから南は雪じゃなく雨なんだなあ、と言う事がわかりましたわ。

[Day] 赤かったり黒かったり

ブンタ軍団ちょっと前にお目見えしてて、少しだけ気になってたセブンスターの姉妹品、黒の「リアルスモーク」、赤の「リアルリッチ」。出かけたついでに買ってみた。

味はそうだな。黒い方はマイルドセブン(あ、今は『メビウス』でしたっけ)をちょっとマシにした感じ。赤いのはクセが控えめのマルボロって感じか。どっちも本家の代わりに吸いたいタイプではないわいな。ブンタの個性の突出ぶりを改めて認識しましたわ。黒の「リアルスモーク」が「ランバージャック」ぽい味だったら、飛びついたかも知れないんだけどね。

[Anime] 定期視聴番組

「凪のあすから」、「鬼灯の冷徹」、「キルラキル」、「ハマトラ」。「凪のあすから」って、ほんわかしてるけど実は半村良あたりが書いててもおかしくない話なんだなあ、と思った。「鬼灯」と「ハマトラ」が少々失速気味かしらね。


2014-02-09 [長年日記] この日を編集

[Anime][SpFX] 定期視聴番組

「黒子のバスケ」、「ニセコイ」、「世界征服 謀略のズヴィスダー」、「獣電戦隊キョウリュウジャー」、「仮面ライダー鎧武」、「ハピネスチャージプリキュア」、「マギ」。

桐皇戦に決着がついた「黒子」、やあ、動く動く。いい感じに盛り上がりましたな。「ニセコイ」は水着&下着回。まあ艶っぽくはありました。「ズヴィズダー」はなんだ、ちょっと普通になっちゃった系?

日曜日。「キョウリュウジャー」は大団円。うん、良い最終回でした。アミィとキングのこの先がどういう感じになるのか、ちょっと気になるけど、多分ここまで引っ張っといて案外キングは朴念仁だった、みたいなオチになったりするんだろうね。あと戸松っちゃん、最後まで美味しかったですな(w。

「鎧武」、完全にミッチがキイ・パースンになってしまった感じ。で、おもしろい。多分本来の視聴者層であろうと思われるお友達レベルでもわかる範囲で、徐々にではあるけど結構シビアな話を持ち込んできてるあたり、やるなあと思いますわ。「プリキュア」も「出来の悪いお姫様」ってキャラ設定がちょっと楽しい。とっ散らかった感も同時にある感じではあるんだけど。

「マギ」は話の大きさに絵がついて来てない感じだな。


2014-02-10 [長年日記] この日を編集

[Anime] 定期視聴番組

単純作業のBGVに日曜深夜分、「ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル」、「のうりん」。セシルちゃんがどうやら(オレの嫌いな)選ばれし者系の存在である事を匂わせつつ、お話的にはじいちゃん大活躍回だった「ウィザード…」、まあおもしろかったけど、こいつは法廷もののロジカルな部分の面白さ、ってのはハナから捨ててるんだな。逆に推してるのは、アクティブ弁護士が自分で真犯人を見つけちゃう、という、たまに二時間ドラマでみるようなノリなのね。そう思って見れば、まあこれはこれで。

そういえば今回の主役の霧ジイ役の茶風林さん、二代目波平に決まったそうで。いろいろ大変でしょうけど、頑張って下さい。

「のうりん」は、なんとなく慣れた。適当に流しておいて、パロディのところで半笑いする、ようなアニメなのね。つーか登場人物自身が「先週は割と良い話だったよ」って言ってたのにちょっと笑ったわ。


2014-02-11 [長年日記] この日を編集

[Day] 今日は寒かったー

画像の説明そこそこ日はさしてたけど、なんともはや、吹き付けてくる風が痛いレベルで。ちょっと買い物に出ただけなのに、思いきり冷え切って家に戻る羽目に。一昨日ちょっと雪が積もった時に、ご近所のあちこちでちっちゃな子たちが雪だるまをこさえてたんだけど、二日経って、道に乗った雪なんかは大方消えたけど、だるまさんたちはまだあちこちで健在な模様。寒いから融けきらないで残っているんだね。見かけるとちょっとほっこりしてしまいますな。

[Anime] 定期視聴番組

「ノブナガ・ザ・フール」、「とある飛空士への恋歌」、「魔法戦争」、「桜Trick」。「ノブナガ…」は割に有名な墓前に灰をまき散らすエピソード。クールの問題とかもあるのか、かなりな重要人物でも、結構大胆に切ってくるのね。貴重なロリ要員が退場しちゃったのは割に残念だったかも。

「とある…」シリアスと日常のバランスはこれで良いのかな。シリアス方向への言及がやや足りてない様な気がしない事もなく。

「魔法戦争」は割に普通になって来ちゃいました? 「桜…」はなんだか分からんけどこのノリに順応しつつある自分を見つめ直してみると、ちょっと怖いものがある(^^;


2014-02-13 [長年日記] この日を編集

[Day] また降るのかい…

列島、また大雪の恐れ 関東・近畿の平野部でも積雪か(asahi.com)。積もるんですかねえ、残るんですかねえ…。オレ、日曜日に「RUSH」観に行く予定なんだけど。もう席も取っちゃったんだぜ(w。

[Anime] 定期視聴番組

「中二病でも恋がしたい 戀」、「未確認で進行形」、「ウィッチクラフトワークス」。「中二病」は修学旅行に行く話。行き先が九州って、主人公達はどのあたりに住んでる人たちなんだろう。関東から九州、ってあるのかな、あるか。お話は「何やってんだコイツら」的な。や、とても可愛いです。

「未確認…」はいろいろネタが割れてきた上で割に普通にバレンタインネタをぶっ込んでくると言う。人外との付き合い、ってところは意外にどうでも良いのね(w。

「ウィッチ…」も割に、肝心なところは措いといて、とりあえずおもしろ方向を押していこう、的な。これはこれでおもしろいっす。


2014-02-14 [長年日記] この日を編集

[Day] 雪だった

朝起きたら結構な積り具合でうわあと思ったんだけど、その後はがんがん積もっていく感じもなく、夜半には雪も雨に変わったみたいで一安心。関西は天候が回復しそうな感じだけど、関東の方はまだ積雪の怖れがありそうなんですね。お気を付けて。

どうやら日曜日は、スリック靴履いて映画観に行けそうだな(^^;


2014-02-16 [長年日記] この日を編集

[Day] 映画観てきた

「ラッシュ/プライドと友情」。ハーバーランドのOSシネマは全体に小振りながら新しい劇場らしく強めの傾斜で前の椅子との高低差なんかも考慮されててまあ快適。喫煙コーナー探すのにちょっと苦労したけどね(w。感想はまだまとまってないのでちょっと時間下さい。「赤いペガサス」に燃えたクチにはいろいろ、厄介なんだよこれ(^^;

どうでも良いけど同劇場で「永遠の0」のパンフを持って、同名映画の等身大(つーのかな)POPの横に立って、奥様に写真撮ってもらってる、どう見てもオレと同年配(つまり戦争行ってない)のおじさんをお見かけしたんだけど、それはちょっとかなり気持ち悪かった。


2014-02-18 [長年日記] この日を編集

[Oldbooks] 大別便17

昨日の午後に何件かご注文をいただいて、そいつの準備を済ませてはあやれやれと一眠りしたら、翌朝にまたご注文が入っていて大発掘大会に。なんだかんだで終日古本発掘&梱包大会になってしまった。結局夕方までかかってしまったけど、なんとか発送出来てよかったよかった。

[Chinema] ラッシュ/プライドと友情

劇場版パンフ スタッフ
監督:ロン・ハワード
脚本:ピーター・モーガン
撮影:アンソニー・ドッド・マントル
音楽:ハンス・ジマー
出演
クリス・ヘムズワース
ダニエル・ブリュール
オリヴィア・ワイルド/アレクサンドラ・マリア・ララ
ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ/クリスチャン・マッケイ
公式サイト:http://rush.gaga.ne.jp/

「赤ペガ」好きなら黙って観に行け

1976年のF1はふたりのドライバーを中心に動いていた。マクラーレンのジェイムズ・ハントとフェラーリのニキ・ラウダ。天才肌ゆえにトラブルも多いハントに対し、緻密なレースコントロールを身上とするラウダ。シーズン序盤は緻密なラウダが順調にポイントを伸ばすのに対し、新マシン、M23を擁するマクラーレンは、マシンのトラブルも続き、なかなか調子に乗れない。そして迎えたドイツGP、危険なウェットレースの回避を力説するラウダに対し、あくまで勝負を望むハント。ドライバーミーティングの結論はハント支持が多数を占める。そして迎えた運命の決勝レース…

F1の歴史の中でも最も劇的なシーズンであり、日本人にとっては初めて自国でF1マシンが走るところを見る事になった1976年。個人的にも生まれて初めてテレビではあったけれどもF1というモノを見た年でもあったわけで、なんだな、それだけでテンションだだ上がりな状態で見てしまった。ニュルブルの事故からわずか50日足らずでサーキットに帰ってきたラウダを「フェラーリの息子」とたたえたエンツォが、富士の一件で掌を返すような対応をするようになり、一気に関係性が冷え切ってしまったとか、この年は完全にモブだったロータスが、翌年グラウンド・エフェクト・カーをひっさげてF1界に旋風を巻き起こすとか、もういらんことまでいろいろ連想されてしまって、何とも言えんざわざわした気分で映画を見る事になってしまった。そういう意味では完全にゲタ履いた評になってしまいます。その上で言うけど、素晴らしかった。

ハントを演じたクリス・ヘムズワース、ラウダ役のダニエル・ブリュール、ともにそっくりというわけではないんだが、どことなく雰囲気のようなものがあって違和感が全くないのがかなりすごいと思った。多分これ、オレが「赤いペガサス」好きすぎて、リアルなハントやラウダとこの映画の絵の間に、村上もとかさんが描いたハント、ラウダのイメージがクッション役で挟まってくれるものだから、多少の違いみたいなものは誤差の範囲だよね、で済ませてしまえるようになってしまったんだろうな。特に映画の中で、この人は誰です、というのを説明するような事は省かれているんだけど、それでも何人かは、「あ、あの顔は」と思わせる程度に雰囲気を合わせてきててくれるあたりは心憎い配慮。あ、ケン・ティレルっぽい人がいる、あっちはジャッキー・イクスかな、って事はあれはパトリック・タンベイ? みたいな妙な芋蔓効果が楽しすぎる。雨のレースと来たらブランビラだろ、ってとこまでちゃんと押さえてくれてるんだよなあ(^^;

マシンの方もしっかり70年代、グラウンド・エフェクト・カー登場直前のマシンたちを堪能することができて大満足。そういえばハーベイ先生はヘスケスがキャリアのスタートだったんだなあ、とか、とにかくニヤニヤしてしまうネタが満載で嬉しくなってしまったよ。そうかー、ブラバムはこの時点でツインポッドになってたんかー、とか、ああ、JPS.MkⅢはこの翌年かあ、とかね。

ニヤニヤネタって事だと、ワキ方面でもそれはあって、ハント夫人のスージーがマシンを失って腐るハントに見切りを付けて転がり込む相手はリチャード・バートン。したら何か、ハントがそこで腐ってなかったらキャリー・フィッシャーの人生もまったく違ったものになってたかもわからんのか。レイア姫は別の人だったりしたのか、とか、後に夫人になるマルレーヌ(演じるアレクサンドラ・マリア・ララは「ヒトラー 最後の12日間」でヒトラーの秘書、トラウドゥルを演じていた人。いまやニコ動の「総統閣下シリーズ」でちょいちょい目にする羽目になっちゃうのがなんだか申し訳ない)とラウダが初めて出会うのはクルト・ユルゲンスのパーティ、なんてのもへえ、と。

そんなこんなで、作り手が緻密に積み上げてきたディティールがいちいち楽しくて、それだけでもお腹いっぱいになれる映画。この楽しさって言うのは、F1そのものに対しては初心者ではあったけれど、単品とは言え初めてテレビでそれを見る事ができたという経験と、その後連載がスタートした村上もとか氏のマンガ、「赤いペガサス」から得たF1シーズンを戦うという事のドラマティックさを追体験している、という事なんだろうと思う。だからつい、細かいところを思い出しては、やいのやいのと語りたくなってしまうんだよね。

そんなわけで素晴らしく楽しんだのだけど、映画としては一つ大きな欠点があるように思う。それは、ハントとラウダ、この二人がなぜにそこまで、一番になりたいのか、というモチベーションが奈辺にあるのか、というところをわりにぞんざいに、というかほとんど省いてしまって、映画が始まった時点で、「この二人は一番になりたいんですっ!」で済ませてしまっていること。一応それらしいセリフはあるんだけど、それ以上に「こういう事があってね」的な説明はなされていないので、なぜこの二人がF1チャンプを目指すのか、それが二人にとってどんな価値があるのか、そしてその栄冠はなぜ、ハントにとっては一度取ればいいものなのか、ってあたりが腑に落ちないまま映画は終わってしまうのだね。

まあハント側はそれでも、享楽的なライフスタイルの延長線上に「最速」への渇望がある、というところは飲み込めなくもないんだけど、ラウダのモチベーションの出発点がいまいち薄いかなあ、と。ニュルブルのクラッシュ以降のリハビリ(ものっそ、痛いです)に向かう覚悟の推進力がハントの快進撃、ってあたりの演出は上手いと思ったんですが。このあたりもう一声、二人がトップを目指すのはなぜなのか、ってところに納得出来る説明が一つ、欲しかったなあという気がする。

それでもこいつは見応え満点。それは自分のポジションがそうならざるを得ないところにいるから、なのかも知れないんだけど、そうじゃない人でも、タイプは違っても限界に挑戦せずにはいられない男達の物語として普遍的な魅力のある作品、と言えるんじゃないだろうか。余裕があったら「赤いペガサス」読んでから映画を見にいくといろいろ楽しいかも知れません。ケン、ベアード、ぺぺをラウダ、レガツォーニ、ハントに重ねてみる面白さ、みたいなのがあるかも知れませんよ(w。

B00CTL2FGA

今はKindleで読めちゃうんですね

(★★★★)

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

寸゛@たじまや [ラウダのモチベーションについて思ったことを一つ。未来の夫人と出会うきっかけになったパーティへ向かう車中で「レースはビ..]

rover [確かに映画がすべてを説明する必要はありませんよね。自分なりに思い返して見るに、ラウダの出発点は親の敷いたレールに対す..]


2014-02-19 [長年日記] この日を編集

[Anime][SpFX] 思い出し定期視聴番組

見たのは週の頭なんだけど、「ラッシュ」がいろいろ邪魔して他のことを書けずにもう水曜日だ。とりあえず先週末の分、「黒子のバスケ」、「ニセコイ」、「世界征服 謀略のズヴィズダー」、「烈者戦隊トッキュウジャー」、「仮面ライダー鎧武」、「ハピネスチャージプリキュア」、「ウィザード・バリスターズ」、「とある飛空士への恋歌」、「魔法戦争」、「桜Trick」、「銀の匙」。もはやいろいろ忘れとるので新番組、「トッキュウジャー」についてのみ。

うん、今年は軽めの入りなのね。戦隊の五人の関係性みたいなものが後々のヒキになったりするんだろうか。あと、久しぶりに戦隊メンバーの名前に色が付いてないんだな、と思ったら「ゴーカイジャー」的な色のシャッフルがあるので、メンツはナンバーで見分けてね、ってことなんですね。そこはちょっと新しいかも、と思ったよ。


2014-02-21 [長年日記] この日を編集

[Anime] 定期視聴番組

「中二病でも恋がしたい 戀」、「未確認で進行形」、「ウィッチクラフトワークス」、「凪のあすから」、「蛍火の冷徹」、「キルラキル」。「中二病…」、いい感じに普通のラブコメになってんなー、好きだけど。「未確認…」、「ニャル子」のメガホンねーちゃんみたいなキャラがちょっとウザおもしろい。違う制服着てる女の子も人外なのね。「ウィッチ…」はあまり大きい話にする気はもとから無い、ってことなのかしら、「凪…」は海、陸双方のイケメン担当がなかなか良いね。「冷徹」はまあ、うん、ちょっとクスッとはできる。「キルラキル」はこのテンション高いシリーズの中にあっては、これでもダレ場って扱いになるんでしょうね。ガマ先輩とマコ、良いカップルっすね(w。

[Books][Oldbooks] 将軍たちの夜

将軍たちの夜(Kirst,HansHellmut/著 安岡万里/翻訳 美村七海/翻訳 キルストハンス・ヘルムート/著) ハンス・ヘルムート・キルスト 著/安岡万里 三村七海 訳
カバー・口絵イラスト 安彦良和
カバーデザイン 立山一大(角川書店装丁室)
角川文庫
ISBN978-4-04-298209-8 \895(税別)

「至誠」と「正義」のせめぎ合い

1942年、ドイツ占領下のワルシャワで一人の娼婦がナイフでめった刺しにされたむごたらしい惨殺死体で発見された。ドイツ軍のワルシャワ地区防諜責任者、グラウ少佐はポーランド側の警察官、リソフスキーとともに事件の捜査に当る。やがて捜査線上に一人の目撃者が。彼の証言は驚くべきものだった。事件現場付近にドイツ軍の軍人の姿を見たというのだ。しかも彼のズボンには赤のラインが入っていたという。赤いラインの入ったズボンを履くのはドイツ軍でも将官以上。容疑者はドイツの将軍だというのか? 当時ワルシャワには7人の将軍が駐在していたが、はっきりしたアリバイのあるのは4人。アリバイ不明の3人の将軍とは、ワルシャワ駐留軍の軍団長、ガープラー大将、特別師団『ニーベルンゲン』師団長のタンツ中将、軍団司令部主任カーレンベルゲ少将の3人。だがグラウたちの追求はそこまでで一旦頓挫してしまう。

それから2年後の1944年、ドイツの敗色が色濃くなりつつあるパリに、かつてワルシャワにあった人物達が再び集まろうとしていた…。

ピーター・オトゥール主演の映画が大変有名な原作の新訳版。商売ものに手を付けるシリーズです。ナチスもの、若干猟奇的な匂いもするということで、「地獄に堕ちた勇者ども」とか「愛の嵐」的な、なんかちょっとムフフなカホリもあるようなお話なのかと勝手に思っていた(映画の方は見てないんですわ)んだけどそう言うものでは全くなく、どちらかと言えばミステリ仕立ての社会派サスペンス。ここで問題にされているのは「誰かが唱えた理想に対する至誠」と「普遍的に存在しているはずの正義」のせめぎ合い。

一人の将軍の命令で何百、何千という人間が命を落してしまう戦争という極限状態において、一人の命を奪う行為に如何ほどの軽重が付けられるのか、その行動を国是と等価で語って良い物なのか、というところに斬り込んでくるお話。ある意味時代を問わず考えるべきテーマが通底していると言えるわけで、それはそのまま、現在ただいまの我が国のポピュリズムとリベラリズムの、割に温たい対立構造を反映しているのかも知れない、と言う気はする。「至誠」のために細かいところには目をつぶるか、「正義」を追求する上では「大義」や「至誠」に傷が付いてもやむを得ない、とするのか、さあどっちか、というお話と言えるかな。

登場する三人の将軍たちがそれぞれ、「大義」、「至誠」、「正義」を代表するようなキャラクタに描きわけられている。誰がどれなのかは読んでみてのお楽しみ。ここに「将軍」という絶対的な権力者に向き合うさまざまな人物達が配置され、ヒトラー暗殺事件のエピソードなども交えながらお話はクライマックスに向かっていく。ミステリ部分の面白さとか深さみたいなものはそれ程あるわけではなく、それよりは立場の違う人物達の対決、という部分の内面的なスリルで盛り上げていく感じ。

最終的に「正義」は勝利するのだが、その勝利も完全なものではなくどこか苦い味を残したまま、「正義」が遂行された後もなお、「大義」にしがみつき、そこに盲目的な「至誠」を捧げることにしか生きる意義を見いだせない人びともいる、という割り切れなさを残しつつお話は結末へ。本書が発表されたのは1962年。東西冷戦下にあってドイツも東西に分割されていた時代という背景を考えるといろいろ示唆に富む。が、同時にそれは、先にも書いたけど現在の我々の問題に投影しながら読むこともできる、ってあたりがとても優れている、と思ったことでした。映画はちょっと結末など変えているそうで、そちらも見てみたいな、と思わされたです。

B00FIXL7BK

最近のamazonは直で映画まで見れるようになってんだ…

★★★★


2014-02-22 翌日追記 [長年日記] この日を編集

[Books] 彷徨える艦隊 9 戦艦ガーディアン

彷徨える艦隊9 戦艦ガーディアン(ジャック・キャンベル/著 月岡小穂/翻訳) ジャック・キャンベル 著/月岡小穂 訳
カバーイラスト 寺田克也
カバーデザイン 岩郷重力+WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011939-3 \1100(税別)

政治が前に出てきたぞ

異星人との遭遇、混乱状態にあるシンディック内部の抗争とそれに伴う独立勢力の出現と、ギアリー率いる遠征艦隊にふりかかる苦難は絶えることを知らない。今、ギアリーの艦隊は拿捕したベア=カウ族の巨大戦艦を伴って、シンディックからの独立を宣言したミッドウェイ星系にある。だがここでも、ミッドウェイ星系の独立を認めないシンディック側の勢力との間で緊張状態が続いていた。長期の遠征で装備も兵士達も疲労困憊状態のギアリー艦隊がアライアンス宙域に帰還出来るのはいつになるのか…。

前巻でわらわらと登場した異星人たちについての突っ込みは割と控えめで、本書で語られるのはそこは一旦措いといて、一旦は休戦なったアライアンスとシンディックの関係が、そう簡単に収まったりはしていないよ、むしろ事態は一層ややこしくなっとるよ、と。シンディックの影にいると思われる謎の異星人の情報を得るため、未踏星域に踏み込んでみたら異星人は一種類じゃなかったり、シンディック自体も一旦休戦は受け入れたけれども完全にあきらめたわけではなく、どうにかしてアライアンス、ひいてはギアリーの勢力を削ぎ、あわよくば一矢報いようとさまざまな手を打ってくる。しかもそれは、シンディックなりにギアリーの作戦を研究したものだったりする皮肉。そんな中で相変わらずのギアリー、デシャーニ、リオーネの泥沼未満の三角関係的、もしくはツッコミつきの夫婦漫才が展開する。このへん、読んでるこっちがシリーズ物ゆえ慣れちゃった、ってとこもあるんだけど、やっぱ楽しいやね(w。

そんな苦労満載の公開のはて、ようやくアライアンス宙域にたどり着いて一安心かと思ったら、今度は味方である筈のアライアンス側にもギアリーの一行の凱旋を快く思わない勢力があって、というのが本書の後半、で、ここでギアリーたちの障害となるのは味方の筈のアライアンスの政治家達。基本的にこのシリーズでは、高位のものはおおむね理解力と想像力に欠け、旧来の体制保持のみに躍起になる者たち、という描かれ方がされているのだけど、その代表的な連中として政治家、しかも指導的立場にある者たちがギアリーの前に立ち塞がることになる。

ただ単に忠実な軍人でありたいと願っているにもかかわらず、次から次へと望まぬ立場での戦いを強いられるギアリーなんだけど、本作ではとうとう政治的な駆け引き、ってやつをこなさなくてはならなくなる。で、実は本書で一番おもしろいのはこの部分かも知れない。ただ忠誠であればよい軍人と違い、場合によっては自分の意志に沿わない行動なり決定なりをなさなければならないのが政治であって、それを一概に不誠実と決めつけることもできないだろ? って問いかけがなされるわけで、それは取りも直さず、ギアリーにとっての成長のためのハードルとして設定されているのだと思う。政治家達の中でも比較的「わかっている」人物、サカイ評議員のこんなセリフはなかなか示唆に富む。

わたしは政治家です、元帥。真実を口にする政治家がどうなるか、わかりますか? 再選されないのです。政治家は有権者に嘘をつかなければならない。真実を言えば罰せられ、嘘をつけば褒美がもらえます。その結果、政治家は大昔の実験で使われた犬のように、褒美がもらえる行動をとるようになります。なぜか体制はぐらつきながらも発展し、アライアンスは崩壊をまぬかれます。

さてこの先、ギアリーは清濁併せ呑むと言うことを学ぶのか、あえてそこには距離をとっていくのか、そこは以下次巻、とういうことで。

最後に一点、前巻でも意外に古風な味があって、なんて話をちょっとしたけれど、本書のラスト付近、ギアリーたちが遭遇した比較的人類に友好的な異星人ダンサー族。彼らはなぜか理由を告げずひたすら人類すべての母星たる地球への訪問を希望するのだが、その理由とは… ってのがわかる瞬間は、かなりグッド・オールド・SFな風味を感じてなかなかぐっと来ましたです。

★★★☆

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

taoy@笹塚 [「彷徨える艦隊」、なかなか良いですよねぇ。そうそう、スコルジーの「レッドスーツ」、とても良かったです。新ハヤカワSF..]

rover [今、同じキャンベルの「月面の聖戦」を読んでるんですがこっちもなかなかで。これ読み終えたらプチスコルジー大会に行こうか..]


2014-02-23 [長年日記] この日を編集

[Day] ちょいお出かけ

そういや三宮にできたブクオフ、見てなかったなー、ってことでちょっと偵察。やたら入り口がわからないんだよね。SportsWorld33が入ってるビルの5階なんですな。規模的には大規模店舗なんだけど、この手の新古書店じゃしょうがないっちゃないんだけど、背が青かったりピンクだったりする本は品薄でやんすね。

戻りは高架下を歩いたんだけど、一軒新しい古本屋さんが出来てて、そこで状態が良いとは言えない「梅田地下オデッセイ」を見つけておばちゃんに「これいくら?」って聞いたらば、本をぱらぱらめくって「100円でええよ」ですって。

ごっつあんです(w。

[Anime][SpFX] 定期視聴番組

「ハマトラ」、「黒子のバスケ」、「ニセコイ」、「世界征服 謀略のズヴィズター」、「烈車戦隊トッキュウジャー」、「仮面ライダー鎧武」、「ハピネスチャージプリキュア」、「マギ」。

「ハマトラ」、ありゃ、ヒロCキャラ退場ですか。全体に絵の質が低いとこで安定してますな。お話そのものはそんなに悪くないと思うんだけど。

土曜深夜、「黒子」は安定。「ニセコイ」がいかにもシャフト、なことをいろいろやってて見ている分にはかなりおもしろい。「ズヴィズダー」は自分のストライクゾーンからはちょい外れてる感じだな。

日曜日、「トッキュウジャー」、抜け作なようで意外に背景には深いものがあるのかも、とは思わされたかも。ただ、「イマジネーション」という割と曖昧なものをお話のキモに据えるのは、少々難しいんじゃないかと思わなくもないので、この先どういう展開になるのか興味津々かも。「鎧武」はいよいよきっついところにお話行きますよ、ところなのかな。


2014-02-25 なんでこの程度の文章に二日もかかるのか [長年日記] この日を編集

[Books][Oldbooks] 月面の聖戦

97841501185189784150118662月面の聖戦 3 (永遠の正義)(Campbell,Jack/著 月岡小穂/翻訳 キャンベルジャック/著) ジャック・キャンベル 著/月岡小穂 訳
カバーイラスト 寺田克也
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
1. 下士官の使命 ISBN978-4-15-011851-8 \860 (税別)
2. 指揮官の決断 ISBN978-4-15-011866-2 \880 (税別)
3. 永遠の正義 ISBN978-4-15-011881-5 \880 (税別)

兵士の価値を問え

人類で最初に月に到達したアメリカ。だが彼らはそこに価値を見いだすことをせず、月の所有権も曖昧なままに地球での覇権を追求、21世紀のある時点で、地球の権益をほぼ独占するに至っている。ここに至りアメリカ以外の諸国は月に注目。続々と月に進出した諸外国は、やがて月に眠る膨大な資源をもとに、徐々に利益を上げ始めていた。遅ればせながらアメリカも月に目を向けたのだが、すでにそこは各国によってほぼ占拠されている。ここで利益を得るためには先行している諸外国の施設を強奪するしかない。

こうして平和維持活動の名目のもと、月に送り込まれたアメリカ陸軍。その中にイーサン・スターク軍曹の姿もあった……。

ジャック・キャンベルが「彷徨える艦隊」の前に発表したミリタリイ・SF。一種の海洋冒険小説のテイストを下敷きにした「彷徨える…」シリーズに対し、こちらは陸戦もののテイスト、というか根っこは「宇宙の戦士」あたりになるのかな。ただ、本作では「軍隊」ってやつが、ハインラインが描いたような、上から下まで完全に信頼でき、服従するに足りるだけの強固さを持った組織とはちょっと違った描かれ方がしていて、そこが案外新鮮。

この時代の米軍は、相変わらず世界最強の戦力を保有してはいるけれど、その力の保持のためには関係するさまざまな企業からの資金提供が不可欠。そのためにこの時代の軍隊は、国民ではなくスポンサーが満足する戦いを行わなければ無くなっている上に、士官達の思考が完全に硬直化してしまっており、現場を知らない上官達がスポンサーを満足させるための戦いを企画し、それを下士官達に強いる世界になってしまっている。結果、戦争は下士官、兵卒達にとっては過酷なものになっていき、そのことに疑問を持つ一人の下士官が登場するまで、無為な戦いばかりが繰り返されることになってしまっている、というのがお話の前提。

この世界での軍隊は基本的に世襲制。軍人は代々軍人として生まれ、軍人の生活圏で育っていき、民間人とは一種隔絶された人生を送るのだが、たまには例外もあり、民間人から軍人にクラスチェンジする変わり者もいる。本作の主人公、スターク軍曹もそんな一人。で、そんな出自のスタークが、前述したような軍の体制に疑問を抱き、軍曹として最低限、自分の分隊の部下の命だけは無駄にすまいと(いろんな裏技も使いながら)奮闘するのだが、士官達の不定見と無能ぶりはとどまるところを知らず、あたら貴重な兵士達の命ばかりが失われていく。ここに至ってついにスタークは…、というのが第1巻。続く第2巻では、結果的に反乱を起こし、下士官だけの軍隊を作ってアメリカのコロニーを防衛することになったスタークたちの苦闘を描き、最終刊でどういうオチがつくか、という流れになっている。

基本的にこれまでいろいろあったミリタリイ系のお話では、主人公を補佐する頼りになる下士官というポジションにあるものを主人公に据え、下士官以下はしっかり者、尉官以上は総じて抜け作、という構造がちょいと新しい。上官達の抜け作ぶりのディフォルメのされっぷりがキツすぎて、戯画化のレベルまで行ってしまっているのが何だかな、と思うけど、それがあるからこその第1巻の終盤のスタークの決断の盛り上がりに繋がるとも言えるんだろうな。シリーズを通じて一番上がるのがここだと思う。

そこから先は、一兵士としてではなく、組織のリーダーとしてのスタークの戦いが描かれていくことになるんだが、こういう場合普通なら、新しい組織を作り、それなりに序列を改めて、なんて流れになりそうなものだが、ここに至ってもスタークたちが、自分の階級はあくまでも軍曹である、ってところにこだわるあたりはちょっと面白い。

軍曹ズな軍隊、ってところにスタークたちが固執するのは、彼らが望むものがあくまで「正しいアメリカ」であるから。何かを改革しようというのではなく、本来正しいものであり、それが何らかの理由でねじ曲がってしまったものを元に戻そうとするときに、現在ただいまの自分達の立ち位置を恣意的に変えていくのは間違っているだろう、という思想のもとの行動だと思う。で、この考え方は少々新鮮だったかも。もちろんその根っこにあるのは「本来アメリカは正しい」というものなわけで、そこはちょっとどうかと思わなくもないけれど、切り口としてはなかなか面白いな、とは思った。

全体としてはやや起伏に乏しく、特に主人公達が真に危機的状況に陥るような描写が薄いので、大団円におけるカタルシスも少々地味目、という不満もなくはない。SFでなくても良いじゃん、とも言えるし。ただ、前述したような組織論的なところの面白さは結構あって、そこで楽しく読むことはできた。SFとして、と言うところで言うなら、スタークたちが自分の理想とする軍のあり方を取り戻そうとする行動の上で、意外に重要な働きをするのがSF以外では出せないものである、というところでかろうじてSFしている、とも言えるんだろう。

いつものミリタリイSFなんだろなー、ぐらいの気分で読み始めたら意外に新鮮なことやってて驚いた、って点でかなりコスト・パフォーマンス高かった。ジャック・キャンベル、なかなかデキる人ね。

★★★☆

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

taoy@笹塚 [キャンベルとスコルジーはそれぞれちょっとひねった感じが面白いですよね。で、なんというか二人共とても地に足の付いた感じ..]

rover [上司が無能だから自分が上司になる、んじゃなく、あくまで自分はヒラだがヒラの矜持を通すんだぜ、ってのが自分的にはツボで..]


2014-02-26 [長年日記] この日を編集

[Anime] 定期視聴番組

日曜から火曜まで。「ウィザード・バリスターズ」、「のうりん」、「ノブナガ・ザ・フール」、「とある飛空士への恋歌」、「魔法戦争」、「桜Trick」、「銀の匙」。

日曜日、「ウィザード…」はアメリカ編(?) うちあけ話を通じて穂樽さんとの距離がちょっと縮まるエピソード。「のうりん」が意外にちゃんとしててびっくりした(^^;。ハナザーさんをぽっちゃり(で済まんことになってたけど)幼なじみにしてヒキを作り、後半はちゃんと農林関係ネタで良い話になっていましたな。

月曜日、あちこちで人死に大会発生中。割にあっさり信玄公、亡くなっちゃうのね、だった「ノブナガ…」、逆に死んだと思ったヒミコ様はどうにか一命とりとめそうな。「とある…」も死傷者多数。お話の展開的にこの人死には理由はないと思えるのでそこはいいんだけど、固定武装を持たず、ライフルもどきの小銃で、固定翼に固定武装を搭載した(我々が良く知る『戦闘機』の形態をとる)航空機に対抗できるものなんだろうか、というところになんとも言えん違和感が。Me109対デファイアントより割の悪い戦いが繰り広げられるんじゃないのそれ? って気がしてしまうのだよね。「魔法戦争」、真の名前がかなり多くの部分を規定する、というのはファンタシイでは割によくあるルール設定ではあると思うんだけど、それをここまで雑に展開してきたところにある意味感心した。この雑さは案外新しいです。「桜Trick」はそれなりに慣れてきてる自分がちょっと情けない(^^;。

「銀の匙」、学祭前にぶっ倒れた八軒君のお話。これ、素晴らしく良かった。ちょっとうるっと来ましたよ。


2014-02-27 [長年日記] この日を編集

[Books] アンドロイドの夢の羊

アンドロイドの夢の羊(Scalzi,John/著 Scalzi,JohnB/著 内田昌之/翻訳 スコルジージョン/著) ジョン・スコルジー 著/内田昌之 訳
カバーイラスト Andreas Rocha
カバーデザイン 岩郷重力+A.T
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011875-4 \1040 (税別)

あの子がただのIBMだったときから知っているのよ

数百の種族が加盟する大銀河連邦。今や地球とそのコロニーもその一員となっている。だが、下から数えた方がはるかに早い、連邦内では格下の地位にある地球は、やや格上の異星種族であるニドゥ族とのゆるやかな同盟関係なしには連邦内での生存も困難な状態。にもかかわらずニドゥ族との関係は必ずしも良好とは言えない。ニドゥ族との同盟関係を解消させようと暗躍する一団があったのだ。不幸にして彼らの企みは功を奏し、地球とニドゥ族との関係には緊張が高まる。

状況を打開するためにニドゥ族が要求してきたのは、彼らの極めて重要な儀式で生け贄として使われる、「アンドロイドの夢」と呼ばれる極めて特殊な羊。だが、暗躍組織もこのことは予想し、地球に存在する「アンドロイドの夢」は今や絶滅寸前。国務長官の指令を受けた補佐官ジャヴナは一人の男に「アンドロイドの夢」の捜索を依頼する。人類が初めて経験した凄惨な宇宙戦争の生き残りにして凄腕のハッカー、今は冴えない国務省の異星人担当の役人、ハリー。自らが作り上げた超AIを相棒に、捜索を開始するハリーだったが…。

いまだかつて、おならによる殺人で幕を開けるスペース・アドベンチャー、なんてものがあっただろうか。スコルジーってこんなに軽いノリの人だったっけ? 訳者あとがきによると、スコルジー自身は割とそっち方面をやりたいと思っていて、実は本書でも彼にしてみたらユーモアのパートは控えめ、な方ってことらしいですが(w。同じ訳者繋がりってわけでもないけど、スコルジーよりはソウヤーっぽいものを感じてしまったよ。

お話はこの、謎の羊をめぐって超絶的なスキルを持った元兵士、彼が作り上げた超AI、謎の羊への糸口となる、ペットショップ経営の女性、反ニドゥ勢力や謎のカルト教団まで入り乱れ、超AIと電脳世界、遺伝子操作、銀河文明やさまざまな異星人たちの異質感、みたいなものをスパイスに、ノンストップで突っ走るサスペンス・アクション。若干キャラの描き分けがとっ散らかってたりもするけれど、軽快なノリでさまざまなSF的アイデアがこれでもかと注ぎ込まれ、小洒落たセリフなんかもちりばめられ、オチは痛快極まりない。

というわけで大変楽しく読んだんだけど、同時に引っかかるところもなくはなく。

なんというのかな、先に読んだキャンベルのミリタリイSFとの対比になるんだけど、その因果応報はそれで良いのか? ってところでちょっと割り切れないものを感じてしまうことが多々あって。ネタバレしないように説明するのが難しいんですが、たとえば先に読んだキャンベル作品では、結構な善男善女の無駄死にが起きているけど、それはその後に続くクライマックスのカタルシスのために必要不可欠なパートとして機能しているんだが、本作のいくつかのシーンにおいて、そこまでの表現は必要だったかね? という気がしてしまって…、てもう、ぶっちゃけるか。

「ア」で始まるキャラのその扱いは、ほんとに必要だったのか?

味わい深いシーンではあると思う。でも気持ちよくはないし、いくらでも回避してさらに味わい深くすることができたと思うんだけどな。こういうシーンが他にも何ヶ所かあって、全体的には(不謹慎込みで)軽く楽しいお話に仕上がっているのに、せっかくの疾走感にちょいちょい水を差されてる感じも残ってしまうんだけど。

★★★


2014-02-28 [長年日記] この日を編集

[Day] 終わらんなあ

IG女史、というか彼女を引き継いだYR女史担当のサイトの英語化、仕事自体は軽いものなんだけど、入ってくる修正要望のパターンが妙にDG君っぽいなあと思えてきた今日この頃。DG君ほどではないけど、妙に「あんたただのメッセンジャー?」って思える局面が結構あるんだよな。で、この状況は無駄仕事ばかりが増えることになってしまうんだけどねー。

さっさと終わって欲しいぞ、こういう仕事は。


Google search
www.bumbunker.com
Web
2014年
2月
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

ここ1週間分の話題

なかなか、オツなもんです

懐かしさ満点

グッド・オールドSFのかほり

ジュヴナイルとしてなかなか良質

バナーが必要ならこちらを
バナー素材

古本屋やってます
特殊古本屋 軽石庵

2003年9月までのサイト

巡回先
ROVER's HATENA

あすなひろし追悼サイト
あすなひろし追悼サイト

twitter / karuishian
最新 追記
©1996-2020 乱土 労馬:l-rover@kobe.email.ne.jp