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あちこちで話題になってたみたいだけど、これ大阪版では読めない記事だったのかな。見直したけどなかったよ。日本のSF厳しい現実 海外でウケても本が売れない(asahi.com)。まあいかにも朝日らしい、よく知りもしねえくせに上から目線な記事で「ふーん」としか思わないんだけど一点、これは完全に外野で、気が向いた時しかSFしてない自分がどうこう言えるようなものでもないような気もしてるんだけど、本文中のクラブの創設当初は「SFの浸透」を掲げていたが
ってのはどうなんだ?
SF作家クラブがどうかは知らんけど、いわゆる日本SF第1世代がテーマにしていたのは「SFの浸透と拡散」ではなかったのかね? で、「拡散」の方は(最初にそれを目指した人たちの意向に沿うのもだったかどうかは別として)例えばライトノベルだったりアニメだったりというジャンルにしっかり拡散し、その上で浸透も果たしているのではないのかね?
んで問題なのは、この浸透と拡散ぶりが、早川と創元を軸にSFを語りたい、と思う(実際オレもそうなんだけどさ)層からしたら目を瞑っておきたい流れになってしまったんじゃないのかと。「厳しい現実」に直面しているのは一人日本SFに限らず、紙メディアの出版業界全般に言えることで、日本SF自体はそれなりに前に進んでいるんじゃないかしら。それを快く思えない、早川・創元原理主義者みたいな存在がグダグダ言ってる感じはあるよな、と思う。
自分もそっち側でグダグダ言いたい方に属してると自覚してるので、偉そうなことは言えんのですが。
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私自身も今は早川・創元原理主義者ではあるのですが、小松半村眉村平井辺りを浸透拡散させたのは角川春樹さんだと思っています。あの当時の角川文庫の国産SFの充実振りったら凄かったですよね。今や小松半村眉村平井を読もうと思ったらほぼ古本屋で探すしかないわけで。<br>ただ、今「この人の作品は読みたい!」と思う日本SF作家が私は思い当たらなかったりします。小松左京作品や半村良作品を読んだ時のような「なんじゃこりゃ」を感じさせてくれる作家が見当たらないような気がします。ま、海外作家もそういう点ではあまり変わらんしなぁ。ストロスとレナルズぐらい…。
あと、山田正紀さんも角川からでしたね。早川が自爆した、って事情もあったけど、確かに日本SFに関しては角川(それと徳間)の功績も大きいですよね。<br>それでもやっぱり早川と創元にはもちっとしゃんとして欲しい気はするわけで。ま、何が言いたいかといえば、<br>「オレはいつになったら『ブルー・マーズ』を読めるんだ?」ってことですよね(w。
そうそう、しゃんとしろ、と。<br>『ブルー・マーズ』もそうだし、バチカルビとかチャンとかイーガンも良いけどベアはどうした、とか、旧作の再発をもちょっと頻繁にやって来れても良いのじゃないかとか。