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ピーター・ワッツ 著/嶋田洋一 訳
カバーイラスト 加藤直之
カバーデザイン 岩郷重力 + III.I
創元SF文庫
ISBN978-4488746032 (税別)
ISBN978-4488746049 (税別)
<テーセウス>が消息を絶って7年。今も地球の軌道上に65536個の謎のプローブたちは居座り続け、地球上では現生人類、吸血鬼、いくつかのカルト集団などが緊張状態にあった。そんななか、フィールドワークに出ていた生物学者ブリュクスはそんな様々な勢力間の抗争に巻き込まれることになってしまい…
猛烈に苦労させられた著者の前作、「ブラインドサイト」があったからにはこちらも苦労させられるんだろうな、と覚悟はしていたんだけど予想以上だった。とにかく徹頭徹尾、1ミリも面白がれないまま本を読んだ、と言う経験は本当に久しぶり。自分の記憶の中でもここまでの本は久しぶりなんじゃないかな。
「ストーリー」的にはちゃんと動きがあるし、それはそれなりに大きな振れ幅があることはわかるそこに様々なSF的アイデアが込められているのも(なんとなく)わかる。そこが「面白い」と思えたら良かったんだけどなあ、ってのが素直な気持ちだろうかね。いろいろやってくれているんだけど、それが全然こっちに伝わってこないのが痛い、と思う。「物語」として全く面白くないんだ、オレには。
もちろんSFというジャンルは「物語」とか「文学性」みたいなものを超えたインパクトを読者に与えてくれる文学ジャンルである、というのはわかる。それでも自分は自分が読むものには欠片でも良いから「物語」の味わいが欲しいし、そんなオッサンからしたら本書は「物語」を紡ぐことを端から放棄した作品、と思えてしまうのだった。。
そこを超えて楽しむのがSFの楽しみ方だろ、と言われたらそうなんでしょうね、としか言えないけど、それでも自分にはこれは判らない。好きになれないけどもしかしたらそれは自分のSF耐性が著しく落ちてるからそうなるんだ、と言われたらそれもそうかもなあ、とも思います。自分的には評価不能、ただオレには読むのが苦痛なレベルでつまらなかったです。
評価不能、ってことで
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