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「ヒナまつり」、フィーチャリング・ホームレス&バーテンダー。こういう人達を支援してくれるのは結局やーさん、っていっちゃったらマズいんだろうけど、「必要悪」って言葉をちょっと考えてはしまうな…。
ジョシュア・ダルゼル 著/金子司 訳
カバーイラスト 加藤直之
カバーデザイン 早川書房デザイン室
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-012170-9 \940(税別)
"ファージ"の強襲を老朽駆逐艦"ブルー・ジャケット"と自らの片足を犠牲にして退けたジャクソン・ウルフ大佐。彼らの活躍にもかかわらず"ファージ"の攻勢は途絶えることがない。それから4年たった今も地球人類と"ファージ"の死闘は続いていた。今、シーアン星系、地球連合艦隊と"ファージ"の艦隊の死闘は地球側に不利な状況で進展している。人類が敗北を覚悟した時、ワープアウトしてきたのはウルフに率いられる新造駆逐艦、スターウルフ級5隻で構成される新鋭の第9艦隊だった…。
前作が意外とオーソドックスに帆走軍艦の冒険小説風味を踏襲していたとするなら、第二作となる本作ではいろいろ新機軸を持ち込んで来たかな、という感じはある。それ故に唐突感も結構ある訳で、それは本書のオープニングでも顕著かも。いきなりどうした? って感じは否めないし、これを最初に持ってきたからにはそりゃどこかでこいつに対する説明も加わるんだろうね、なんて予想を含みながら読んでいく訳でね。そこのところの処理はまあ、ちょっとビックリした(w。
前作では少々厄介者扱いだったウルフが、実は人類にとっては最後の希望だった、んだけど彼に全権を譲渡することで面白くない事になる勢力もありまっせ、というのはまあ、この手のミリタリ・スペースオペラでは常套手段と言えるんだけど、ここに何というのかな、企業のフィロソフィーみたいな物が追加されてるのは少し新しいんじゃなかろうか。ネタバレしないようにバラすなら、チュウヨー社という存在って事になるだろうか。これをどう例えるのか、ってのはなかなか難しいんだけど、そうだな、ちょっとブラック(かもしれない)なアナハイム、ってことになるのかなあ(^^;。
お話自体は比較的オーソドックスな展開であるんだけど、ちょっとヒキはあるかもな、と言う気はした。あと、この手のシリーズ物としては恋愛成分が意外に控えめなのはちょっと新しめかも。新しいのといつも通り、二つが良いバランスでまとまってはいるな、と言う気はしましたよ。本気で新しいものはないですけどね(^^;
★★★☆
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